PR
カレンダー
カテゴリ
コメント新着
キーワードサーチ
観ようかな、やめようかな? ひいきの 元町映画館 の 2019年 秋の大型企画、 ハンガリーの巨匠 (?)、 タル・ベーラ監督 の 「サタンタンゴ」 です 。7時間を超える 、 ブットンダ映画です 。 今回見逃せば、二度と観ないことは間違いないでしょう。
「あ、今日、映画行ってくるわ。」
「いうてた長いやつ?行く決心ついたん?何時になるの?」
「お昼前からやから、8時には帰ってくると思うけど。」
「阪神勝つかなあ?」
「帰ってくる頃には負けてんのとちゃうか。」
「トルコ軍がやって来た」 と繰り返し呪文のように唱えながら、男が鐘を撞いていました。風景を横に映してゆく、長い長いショットが続くのですが、いつまでたっても、あるはずの 牛舎 も、その近くにあった、横にうねうねと続くみすぼらしい 民家の影 も映りません。
「フタキは鐘の音を聞いて目を覚ました。一番近い礼拝堂は8キロ離れているが、そこには鐘がなかった。」
「しまった、雨が降り始めた。世界が滅ぶぞ。」 そう呟いて、 中央郵便局 の交差点の赤信号で立ち止まり正面のビルを見上げました。古い外観だけ残したリニューアルビルの改築工事の現場です。古いビルの内部が明るく照らされている不思議な光景を見ていると、納得が渦を巻くようにやって来まし た。
「そうか、そうだったのか。あれは滅びの鐘だったんだ。これはすごい。現代の黙示録なんだ。あの、飲んだくれは、飲んだくれている間に世界 が滅んだことに、最後に気付いたんだ。 ネタバレの考察は(その2)で書きます。
監督 タル・ベーラ
共同監督 フラニツキー・アーグネシュ
原作 クラスナホルカイ・ラースロー
脚本 クラスナホルカイ・ラースロー タル・ベーラ
撮影 メドビジ・ガーボル
編集 フラニツキー・アーグネシュ
音楽 ヴィーグ・ミハーイ
キャスト
ヴィーグ・ミハーイ (イリミアーシュ)
ホルバート・プチ (ペトリナ)
デルジ・ヤーノシュ (クラーネル)
セーケイ・ B
・ミクローシュ (フタキ)
ボーク・エリカ (少女エシュティケ)
ペーター・ベルリング(医師)
1994
年 438
分 ハンガリー・ドイツ・スイス合作 原題「 Satantango」
2019・10・07・元町映画館no21
追記2023・12・27
ネタバレとやらの感想は、とうとう書かれませんでした。この映画の筋書きに沿って感想を書くなんて、ボクには無理なことだったようです。で、5年経ちました。暗い道を歩いていく男たちの姿は浮かびますが、さて、どんなお話だったか、さっぱり覚えていません。機会があれば、また、挑戦するしかないですね(笑)
タル・ベーラ「ファミリー・ネスト」元町… 2022.03.14
タル・ベーラ「ダムネーション/天罰」元… 2022.03.08
バルナバーシュ・トート「この世界に残さ… 2021.01.22