2007~映画・ホラー 0
全88件 (88件中 1-50件目)
久しぶりにDVDの感想などを。とは言っても1月に見たDVDなので思い出しながら・・・☆ラスト、コーション☆(2007)アン・リー監督トニー・レオンタン・ウェイストーリー1942年、日本占領下の上海。抗日運動に身を投じる美しき女スパイ、ワン(タン・ウェイ)は、敵対する特務機関のリーダー、イー(トニー・レオン)に近づき暗殺の機会をうかがっていた。やがてその魅力でイーを誘惑することに成功したワンは、彼と危険な逢瀬を重ねることに。死と隣り合わせの日常から逃れるように、暴力的なまでに激しく互いを求め合う二人。そして、二人のスリリングで危険に満ちた禁断の愛は、時代の大きなうねりの中で運命的なラストへとなだれこんでいく・・・。濃厚な性愛描写が話題になったこの映画^^;)確かに一人で見る映画だわ(笑)しかし、この複雑な心の移り変わりを演じたタン・ウェイはすごいね。最初はちょっとおさなっぽい顔すぎるんじゃないかと思ったんだけど、徐々にしっとりした女性らしさも出てきてね~~。夏休みの間の学生たちの遊びのようなイー(トニー・レオン)殺害計画に乗ったチアチー(タン・ウェイ)この学生のリーダーに心惹かれたからだ。彼のため自分を犠牲にしてもいいとさえ思ったのに、この企てはイーが上海に行ってしまったことで、本当に単なる遊びのように終わってしまった。ただ、彼らは殺害計画を知られたことで殺人を犯すことになったのだが・・しかし、そこで一番傷ついたのがチアチーだった。彼女はイギリスにいる父が再婚することを知り、自分が見捨てられたことを感じる。それも一つの原因だったのかもしれない。そしてその後、再びイーを殺害する計画に参加することになるのだ。彼女を再び引き入れたのは、彼女が心惹かれたクアンからの誘いがきっかけだった。クアンも、意気込みだけは相変わらずなんだけどあんまり役に立たないんだよね・・・クアンなどこの組織の中では捨て駒みたいなもんだもん。チアチーとイーの危険な逢瀬。暴力的とも言える。お互いが征服しようとしているようだ。チアチーの心に「愛」が芽生えたのはこのイーの孤独な心ゆえだろうか。誰も信じられないという、孤独な姿を自分にも照らし合わせたのだろうか。また、父親の姿もイーに求めたのだろうか?嬉々として指輪を作らせるイーって、完全に若い愛人にメロメロなヒヒ爺みたいなもんだ(笑)でも、そんなイーに対するチアチーの言葉が切なかったなあ。そして、その言葉を聞き脱兎の如く逃げ出すイーも、またおかしくも悲しいのだ。トニー・レオンって強い男を演じるのもうまいけど、こういう男の弱さも演じるのもうまいんだよねえ。採石場でのラスト、チアチーは毅然と顔をあげ最後を見つめている。傍らのクアンに「あんたのせいでこうなったのだ」と一言言ってやればよかったのにね(笑)そうそう、イー夫人がチョイセレブなお仲間たちとマージャンをするシーンが多いのよね。この婦人たちの会話が、戦時下とは思えない。やっぱり、金持ちには戦争なんて自分には関係ない世界って思うんだろうかねえ。ただ、彼女たちに力があるわけではなく旦那がたまたま勝ち馬に乗っているというだけなんだけどね。どこの国でも、いつの時代でもこんなもんなのかなと思うのだ。
2009.02.06
コメント(4)
なんだかね、年末という気がしないうちにもうこんな時期になってしまいました。温かいせいだねえ。とはいえ昨日は雪も積もったんですよね。(もう溶けましたけどね)やっと12月って気持ちになりましたw。映画に関しては、ここに来てテンション下がっちゃいました。11月ぐらいまでは面白かったんだけど、12月は不作だな・・・あんまり見たいものが無くて、ちょっと残念。もう今年は映画館に足を運ぶこともないし、DVDは手元にあと2枚あるんだけど、まあそれはそれで置いておいて、もう今年のまとめをやっちゃえってことになったのでした(笑)では、私的2008年洋画をば面白かったものを、とりあえず並べてみます。魔法にかけられてクローバーフィールド王妃の紋章ノーカントリーシューテム・アップダークナイト宮廷画家ゴヤは見た私がクマに切れた理由(わけ)ブーリン家の姉妹レッドクリフ・パート1落下の王国捨てがたいものばかりですけど。1:ブーリン家の姉妹歴史物としては豪華絢爛「王妃の紋章」、スペインもの「宮廷画家ゴヤは見た」、三国志を映像で見せた「レッドクリフパート1」があるわけです。このブーリン家はやはりナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンの二人が演じている点もポイントが高いわけです。時代にもまれてそれぞれの生きざまを見せるという女性の宮廷もの(まあ大奥的ではあるかもしれないけど)でもあります。ポートマンは「宮廷画家ゴヤは見た」の演技もすごかったですけどね。私としてはイギリスの歴史を知るいいきっかけにもなったんですよね。どろどろした王家の話は実は大好きだったりして(笑)レッドクリフはパート1ということでこれ一つでは評価はできないということですよね。また「宮廷画家ゴヤは見た」も良かったんですけど・・ハビエル・バルデムは「ノーカントリー」の方が強烈でしたからねえ(笑)2:クローバーフィールドこれはね、手ぶれの気持ち悪さがかなり斬新でした(笑)こういう実況中継的な感じって、今まであるようでなかったと思うんですけど(私が知らないだけかもしれないけどね^^)怪獣は目新しいもんじゃないけど、でも実際にその場にいたらこんな風に見えるし逃げ惑うんだろうなって思うんですよ。続きができるようですけど、どんな話になるのか楽しみですね。3:ダークナイトやっぱりね、やっぱりヒース・レジャーですよ!!すっかり新しいジョーカーを作り上げてしまったんですよね。紫のスーツにひび割れピエロメイクのジョーカー。また見たかった、このジョーカーの姿を。そして、ヒースが次にどんな演技をするのかどんな役を演じてくれるのか見たかった!改めてご冥福をお祈りします。もうひとつ「ノーカントリー」やはりこちらは、ハビエル・バルデム!!マッシュルームカットのハビエル。圧縮ボンベを持っている殺し屋なんてよく考えついたよね(笑)そして、それがまた情け容赦なくてね。4:落下の王国これは映像がすごく美しいんです!見てください、とにかくいいです~~♪そして、主役の女の子がぽっちゃりと可愛いの^^)もうほっぺたをつんつんしたくなるような女の子なんですよ(〃⌒ー⌒〃)5:魔法にかけられてディズニーがセルフパロディを作るなんてね~~^^)そして、かわいいし楽しいし最高でしたね♪家族そろって楽しめる映画でした。と以上6作品に絞ってみました。さて他の作品について。「私がクマに切れた理由(わけ)」これはスカちゃんが、普通の女の子っていうのがいいんですよ。がんばろうって気持ちになる明るさもあるしね。「シューテムアップ」これはね、ガンアクションが楽しいんです。クライブ・オーウェン、人参かじりながら鮮やかなガンアクションを見せるわけですよ。ロドリゲスやタランティーノ好きにはたまらない楽しさがある映画です♪という結果になりました。皆さんは、今年はどんな洋画を見られましたか?来年も楽しい映画に出会いたいですね~~。【邦画】はまた次回アップします。
2008.12.27
コメント(18)
重い映画ばかりだったので、やっとこの映画の感想がかけると喜んでます♪映画館に行こうと思ったら、DVDで借りられたのでDVD鑑賞になりました。せっかく地元の映画館で上映してくれたのに申し訳ない~~。☆ホット・ファズ☆(2007)エドガー・ライト監督サイモン・ペッグニック・フロストストーリー 首都ロンドンで日夜市民の安全を守り続ける勤勉な警察官、ニコラス・エンジェル巡査。その活躍ぶりは誰もが認めるところ。しかし、あまりにも優秀すぎるがゆえに同僚たちの反感を買い、ついにはのどかな田舎町サンドフォードの警察署に左遷されてしまう。事件らしい事件も起こらず途方に暮れるニコラス。おまけに、無理やり組まされた相棒のダニーは脳天気な上に無類の警察映画オタクで、映画と現実を混同してはニコラスを辟易させる。そんな中、突然彼らの周囲で明らかに不審な死が相次いで発生する。ところが町の人々は事故だと言って心配する様子もない。仕方なく、単独で捜査を進めるニコラスだったが…。もちろん、わたしは「ショーン・オブ・ザ・デッド」の大ファンです♪ゾンビから今度はポリスものです。マニアックであります。「リーサルウェポン」や「ダイ・ハード」「バッド・ボーイズ・2バッド」など事前に見ておくとより楽しめます。私はたぶんそういった映画らしいシーンを全く忘れてしまったので、そこら辺がもったいなかったかも。でもね、それでも後半など十分に楽しめたのですよ~。こういう映画大好きって感じはタランティーノ監督みたいだよねえ。私はタラちゃんの「レザボアドッグス」はやっぱりオタク度がよく出ていて好きだなって思うのですよね。そんな気持ちに通じるところがあって好きな人には大いに楽しめると思うのよ^^)しかし、大笑いするというタイプではないかも。思わず「にやり」ってする感じかな。後半の村人たちの変貌ぶりが、面白かった~♪これは「ショーン・オブ・ザ・デッド」にも通じているよね。そうそう、思ったんだけどイギリスの田舎ってやっぱり閉鎖的なのかしらね。邦画で「松ケ根乱射事件」でも思ったんだけど、田舎って閉鎖的でしょう。なんか、そういったところも皮肉っているのかななんて思ったのでしたよ。このおばちゃん、強かった~~♪正直、私的には「ショーン・オブ・ザ・デッド」の方がおもしろかったんだけど、サイモン・ペッグの超エリート警察官という設定はなかなか面白かったよ。まじめ~にやっているのがまたね(笑)ほらね、かっこいいでしょ~~~♪そうそう、結構すごい俳優さんたちが出演しているのですよ。ティモシー・ダルトンとか、ビル・ナイ(彼はこういう映画好きそう(笑))とか、クレジットなしだけどケイト・ブランシェットとかね~~。この映画を見て「ショーン・オブ・ザ・デッド」を見てない方はぜひご覧ください。面白いですよ~~♪ショーン・オブ・ザ・デッド(初回限定生産)(DVD) ◆20%OFF!
2008.12.25
コメント(4)
メリークリスマス~♪我が家は何にもクリスマスらしきことしてませんが^^;)それに今年見た映画をアップしておかなければ・・・☆大いなる陰謀☆(2007)ロバート・レッドフォード監督ロバート・レッドフォードメリル・ストリープトム・クルーズアンドリュー・ガーフィールドストーリー 対テロ戦争の持論を展開している上院議員アーヴィングは、大統領への野望を抱き、その布石として世論の支持を得るため、ニュース番組の女性ジャーナリスト、ロスへ言葉巧みに情報操作しながら売り込みをかけていた。だが、アーヴィングが掲げた戦略の裏には“仕組まれた真実”が潜んでいると確信した彼女は、逆にその真相を明らかにすることが自分の使命だと決意する。そんな中、対テロ戦争に命をかけることを選択した2人の若者アーネストとアリアンは、その戦略に従って戦地であるアフガニスタンに赴く。一方、彼らの恩師である大学教授マレーは、教え子たちの選択に誇りを感じると同時に戸惑いを隠せないでいた…。~~~~~~~~~~~~~~~大御所が出てますよねえ。レッドフォードが監督ですし。問題を投げかける映画です。アメリカに問いかける・・・・でもアメリカだけの話ではないですが。トム・クルーズが野心あふれる上院議員。その彼に呼ばれて彼の執務室でインタビューするのがメリル・ストリープ。一方大学の自室で最近出席してこなくなった生徒と会話するのがレッドフォード。その生徒がガーフィールド。そして、アフガンへの作戦に志願していった二人の若者。この二人の若者が志を持って志願したのですよね。国のために、世界のためにという大きな心意気で。実際の彼らの戦場は、悲惨でした…上院議員の部屋の壁にあったルーズベルトの言葉「正義と平和なら、正義を選ぶ」テロリストに勝ちたいか?イエスかノーか、どっちなんだ?ふと思う、選択は果たして「イエスかノー」の二つしかないんだろうか?レッドフォードが生徒に言いたい事って、政治に無関心になるなということだよね。その無関心が自分たちの知らない間に「こんなことになっちゃいました」ってことになったんじゃないの?で、それを政治家のせいにしてしまうけど、無関心を装っていた自分たちに否が無いのかって。アメリカだけの問題ではなく、私たちももっと国の動向をよく見極めなくてはいけないってことだと思ったのでした。
2008.12.24
コメント(2)
今日も映画に行こうと思ったんですけど、いやいや、そんなことしていちゃいかんと自分を戒め、せっせと年賀状作りをしていました。どうも昨日見た「この自由な世界で」が今年の映画館での見納めになるのかな。「K-20」も見たいんだけどね~~。どうなりますか、でも今年はなんだか正月あたりの映画ってそれほど「これが見たい」という映画が無いような気がしますねえ。27日あたりから何か始まるのかなあ??むしろ正月明けの方がおもしろいものが見られそうですが。さてどうも社会派ドラマ系が続きますけど☆ハンティング・パーティ☆(2007)リチャード・シェパード監督リチャード・ギアテレンス・ハワードジェシー・アイゼンバーグストーリー 一流戦場レポーターとして活躍したサイモンは、ボスニア紛争の生中継で感情的になって大失敗を演じ局を解雇されてしまい、以来消息を絶っていた。そんな彼が、かつての相棒である戦場カメラマン、ダックの前に突然姿を現わした。そして、すっかり現場から遠ざかっていたダックに、最大級のネタを持ちかける。それは、“民族浄化”の名の下に行われた大虐殺の首謀者で、500万ドルの賞金が懸けられた大物戦争犯罪人フォックスの潜伏場所についての情報だった。再起を懸けるサイモンの熱意に押し切られ、渋々同行を決意したダック。さらに、野心に満ちた新米プロデューサーのベンも加わり、一行は世紀のスクープを狙って危険な旅に出るのだったが…。リチャード・ギアがヤサグレレポーターですね。有能だったけど干されちゃった。まあそれにはそれなりのわけがあったわけですけど。社会派ドラマ・アクション・サスペンスって感じです。ドキハラの展開もあり、その割に重く見せていないかもです。実際の現実では、ラストのようにはならなかったわけですけど・・・こういう風になったら、少しは溜飲が下がるだろうという気持ちはわかります。しかし、もし本当につかまっていたなら再びボスニアは混乱に陥るのは目に見えていると思うのです。今ある平和を維持させるというのは、理想とはほど遠いものがあると思います。正義を貫き通すのが正しいとは限らないということですね(場合によってはね)。あ~、難しいものですよねえ。ホント憤りを感じますけどね。リチャード・ギアのヤサグレ度もいいですけど、私はテレンス・ハワードがいいですねえ~♪何のかんの言いながらリチャード・ギアと共に行動を共にしちゃうって男の友情みたいなのも(でも命がけだけど)見どころだと思いますよ。
2008.12.23
コメント(2)
雨か~~、徐々に気温が下がってきていますけどそれでも今年は暖かい。「地球が静止」する前になんとかせにゃ~って思わされるよね・・・さて、今日はお休みを取ったので映画に行ってきました。もちろんのお掃除やら年賀状やら、やるべきことはあるけれども^^;)まずは、映画。平日ゆっくり映画に行けるなんて幸せ♪幸せだけど、見た映画は社会派ケン・ローチ監督。年の瀬で、しかも社会情勢が厳しくなっているこの時期に見るのは、結構しんどいぞ~~。8月から公開中です。☆この自由な世界で☆(2007)ケン・ローチ監督カーストン・ウェアリングジュリエット・エリスレズワフ・ジュリックストーリー 一人息子のジェイミーを両親に預け、職業紹介所で働くシングルマザーのアンジーは、ある日突然解雇されてしまう。そこで彼女は、ルームメイトのローズを誘って、自ら職業斡旋の仕事に乗り出すことに。こうして、行きつけのパブの裏庭を集合場所に、外国人労働者の斡旋業をスタートさせたアンジーだったが、ある時、不法移民を働かせるほうが儲かると知り、気持ちが大きく揺れてしまう…。~~~~~~~~~~~ケン・ローチ監督作品としては「明日へのチケット」「麦の穂を揺らす風」だけなんだよね・・今回リベンジ(っていったい何にリベンジでしょうか(笑))女性が主人公でもあり、入り込みやすいということもありますけどね。普通にがんばっている女性なんですよ。右がアンジー、左がルームメイトのローズ。シングルマザーでさらにセクハラで解雇されたアンジーが、この競争社会で生き抜こうと始めた仕事が移民を対象とした職業あっせん業。日雇労働者たちの仕事先を決め、バンに乗せ職場に送る。彼らから手数料をいただき、さらに宿泊施設も提供してその宿泊代もいただく。こういった事は、あっせん業の誰かがどこかでやっている仕事。アンジーの息子はアンジーの両親と暮らしているが精神的に不安定。問題行動を起こして学校に呼ばれたりもする。アンジーの父は「息子と一緒にいてあげるべきだ」と意見するのだが「一緒に暮らすにはお金が必要。今はとにかくお金を稼がなくては」と聞く耳を持たない。決して息子をないがしろにしているわけではない、ただ生活するためにまずは稼がなくては!父と娘の意見の溝は埋まることがない。アンジーの父と、息子のジェイミー自分の仕事を軌道に乗せなくてはと、アンジーが頑張る姿は応援しようかなって気にもなるのだ。エネルギッシュにバイクで走り回るしね。ただ、きわどいところすれすれでやっているのが最初から見えるのだ。う~ん、大丈夫なのか?と心配にもなる。彼女が稼ぎをよくするために移民たちから法外な手数料を取る。さらに不法入国してきた外国人たちをあっせんするようになっていく。守銭奴のように、と言ってもいいかもしれない。しかし、彼女に対して好意を抱くポーランド青年への優しさ、不法入国したイラン人一家に対してなんとかしてあげようという気持ちもまた、真実の気持だってわかるのよね。移民たちに同情もするが自分の成功も捨てられない、この気持ち。どこで割り切るのか、どこで満足できるのか。決して白黒つける映画ではない。ラストのアンジーを見てあなたはどう思うだろうか。私は、死に物狂いの彼女が破滅へ突き進むのかなと気の毒になった。そして、イギリスに仕事を求めて外国人たちがあふれている現実は変わらないのだとよく分かったのだ。この映画に出てくるイギリスは移民であふれている。イギリスではないみたい。って、イギリスに行ったことがあるわけではないので私の知っているというのはTVなどで写されるロンドンぐらいのもんだろうけど。あ、そういえば今までも移民を扱った映画を見たなと思いだした「堕天使のパスポート」もそうだったよね。トレーラーハウスに住んでいるポーランド(移民全体の半分以上を占めるようだ)、アフガン、イラン・・・などなどの人々。その彼らが仕事を求めてやってきた。しかし実際の仕事は安定したものとは言えない。そして、アンジーのような公的ではないあやしいあっせん業にでも押しかけなくては生きていけないのだ。搾取する者がさらに下の者から搾取する、現実だ。金持ちは自分の手を汚さないんだろうな~~。昔から、変わらないのよね。そして国もたいして役に立たないな・・・日本もこういう状況はあるのではないか?日本では移民とは言わないけど。外国人労働者に対して、決していい状況ではないでしょうね。とはいえ、周りにそういった人がいないとなかなか良く分からないのも事実だ。そして、世界的な不況はあらゆる意味で非常に厳しい状態になる(>_< )う~ん、年末に見ると身に沁みるな~~
2008.12.22
コメント(4)
さて今日はキアヌを見に行くぞ~~♪で、吹き替えを見てきちゃいました…ヾ(@^▽^@)ノわはは吹き替えだからかな、小中学生も多く見てましたよ。そうそう、ドラゴンボールの予告編を初めて見ました!「おら、ゴクウ」って言わないんだね~~(笑)でも「カメハメハ~!!」は、言うわけね。世界で愛される「ドラゴンボール」なんだねえ~~。でも、アニメの「ドラゴンボール」とは別物と頭に入れておかなくちゃ駄目ね。まあ、当たり前か…あのアニメのまんまではハリウッドでは作れないでしょう(笑)主人公をもっとアニメのゴクウに似せてくれたら、親近感がわくのにな~。☆地球が静止する日☆(2008)スコット・デリクソン監督キアヌ・リーヴス ジェニファー・コネリー ジェイデン・スミス キャシー・ベイツ ストーリー ある日、猛スピードで地球に向かって飛んでくる謎の巨大な球体が発見される。アメリカ政府は厳戒態勢を敷き、あらゆる分野の専門家を集めて対策チームを組織する。亡き夫の連れ子ジェイコブと2人暮らしの生物学者ヘレンも強制的に招集される。やがて、球体はセントラルパーク上空で静止し、中からは人間の姿をした宇宙からの使者クラトゥが現われる。すぐさま軍の施設でクラトゥに対する尋問が試みられるが、クラトゥは特殊な能力で拘束を解くと平然と施設から姿を消してしまう。クラトゥの目的も判らぬまま世界中がパニックとなる中、クラトゥは協力者にヘレンを選び接触を図る。そしてついに、ヘレンはクラトゥから衝撃の事実を告げられるのだったが…。~~~~~~~~~~~~~~キアヌ、エイリアン似合うわね~~^^)一切笑顔を見せないのもGOODでしたw実は、ちょっとあちこちのブログを流し見して割と辛めの感想が多いなということで、あまり期待せずに見に行ってきたんですよ。で、私はどうかというと、これはこれで楽しめました。前半の引きつけ方、中盤の盛り上げとなかなか面白かったですヨ^^)キアヌ演じるクラトゥが連れてきたロボットが、不動の姿勢で立っている姿にペプシマン(でしたっけ?)みたいだ~~って思ったりしました(笑)なんだかわからない物に遭遇すると人間ってパニクってすぐに攻撃しちゃうもんかなあ。だから銃とか持っていると危険なんだろうな・・・エイリアンクラトゥは、すごい能力があるんですよ~。小出しにするんですけどね、もしかしたらヘレンの手助けもいらないかもしれないです。でも、ヘレンがクラトゥを手助けし義理の息子ジェイコブがくっついてきて物語を膨らませてくれるのです。ヘレンはかなり勇気のある人物です。ほとんど何もエイリアンのことを知らないうちから友好的な雰囲気でしたしね。一方息子のジェイコブは、この義理の母親に対して反抗的。かなり小うるさい息子です(笑)子供がエイリアンに出会うというのは、一番いいのかもしれない。過去のエイリアンものの例もあるしね~。親子の絆はここでは義理の関係というのが目新しいかなあ。しかし、クラトゥ以前にすでに70年も前からエイリアンが調査に来ていたというのもすごいよね。エイリアンって結構地球人に紛れているって言う話はよくある話だけど^^)実際にいるかもしれないよね・・・^^;)そんな仲間の情報により決断されたことが、クラトゥが一日二日いただけで変えることが出来るというのは簡単すぎるなあ。それだけクラトゥに衝撃を与える出来事があったのかというのもちょっと弱いしね。それなら70年もいた爺ちゃんの方がもっとたくさん、そんな出来事を見ていただろうにって思うよ。地球上の人間をどんなふうに一掃するんだろうって思っていたけど、あの方法はへ~~って思いました。予告編で見たシーンがそういうことだったのねって^^)ゴートが変身していくのもなかなか良かったわ。チェンジか~~。確かに次期大統領みたいだね。でも、どう変わるのかって具体的な事は何もわからない。どう変わればいいのかは、見ている私たちが考えようということなのかな。でも、そういうメッセージを見せたい映画にしてはメッセージが伝わってこなかったのも痛かったね。これ見て、じゃあさっそく地球のために何かしようと実際に行動をしたかというと、行動してないもん(私の場合ですが)環境破壊の問題だということだけど、私は昨日見た「ワールド・オブ・ライズ」の影響かアメリカがちょっかい出して泥沼になっているあの状態をちょっと思い浮かべちゃいました。エイリアンもちょっかい出しに来るなよ…なんて思ったり(笑)しかし、人間以上に力のある「誰か」に言われないと私たちはいうことを聞かないということなのかもね。
2008.12.21
コメント(7)
久しぶりだわ~~、映画館に行くの♪二か月ぐらい行ってなかったような気がします。あ、いやいや一カ月の間違いだわ(笑)でも、相当長く映画館に足を運んでなかったと感じるわけです。「地球が静止する日」キアヌを見るか、ワールド・オブ・ライズ」のディカプリオを見るか、はたまた「K-20」の金城武を見るか~~♪迷っちゃいましたけどね^^)本当はね単館系で見たいものがあるんだけど、こっちでやらないしね~~(T△T)そんなわけでとりあえずディカプリオに行ってきました。☆ワールド・オブ・ライズ☆(2008)リドリー・スコット監督レオナルド・ディカプリオラッセル・クロウマーク・ストロングストーリー 世界中を飛び回り、死と隣り合わせの危険な任務に身を削るCIAの工作員フェリス。一方、彼の上司はもっぱらアメリカの本部や自宅など平和で安全な場所から指示を送るベテラン局員ホフマン。そんな生き方も考え方も全く異なる彼らは、ある国際的テロ組織のリーダーを捕獲するという重要任務にあたっていた。しかし、反りの合わない2人は、フェリスがイラクで接触した情報提供者をめぐる意見でも対立。やがて、命懸けで組織の極秘資料を手に入れ重傷を負ったフェリスに、ホフマンは淡々と次の指令を出すのだった。フェリスは強引かつ非情なホフマンに不満を募らせながら、資料による情報のもと、次なる目的地ヨルダンへ向かうのだが…。~~~~~~~~~~~~~~~~~007も来年公開されるけど(楽しみ♪)こちらのディカプリオのスパイは、かなり骨太で現実的で生々しいですよ。髭面ディカプリオと、メタボ・クロウですね^^)ディカプリオは顔でかいですけど、演技はうまいとやっぱり思うのですよん♪最近、骨太な感じで言うと「ブラッド・ダイアモンド」を思い出します。ま、少々方向は違うかもしれないけど・・・娯楽性の面から考えると「ブラッド・ダイアモンド」の方が面白かったですが・・・^^;)すっかりメタボおじさんになったラッセル・クロウは、リドリー・スコット監督の作品によく出ていますよね。「プロヴァンスの贈り物」「アメリカン・ギャングスター」今回はまた今までとまた違った役柄ではあります。しかし役柄上、体を張った活躍は見せません。ま…それだからこそこのメタボ腹なんですよ~~。メタボ腹はアメリカの象徴か~~!さてメタボ・クロウよりもこちらのマーク・ストロングの存在はなかなかでしたよ♪ぎょろりとにらまれると、裏切ったら何されるかわからんと思いますもんねえ。アメリカのハイテク装置というのはすごいねえ。上空からすべてが監視されているのですよ。しかし、しかし、テロリストたちは携帯もコンピュータも使わない。そのためCIAのハイテク装置に引っ掛からない!!ハイテク、ハイテクと言ってもそこにも盲点があるんだよね。ディカプリオは流暢にアラビア語を操り現地で暮らし肌でアラビア世界を理解しようとしている。それに対してラッセル・クロウは平和なアメリカの日常にありながら、現地の思惑はばっさり切り捨て、割り切って指示を出すわけ。マーク・ストロングはヨルダン情報局のトップ。ディカプリオに対して「嘘をつくな」とくぎを刺しながら、協力を約束する。文化、風習の違い、それってやっぱり遠く離れていたらわからないよ。アメリカにしろヨーロッパにしろ、白人の思想、文化、思考で何事も推し進めようとするのは、いかがなものかとやっぱり思う。かといってテロリストの彼らがどんな教えを受けてテロに走るのかわからない。あまりに長く続くと、そこには私利私欲が多く混じってきて、末端の殉教者に仕立てられる人たちはいいように使われてしまっているのではないかと思ったりするのだ。平和ボケしている私たち。「フィクションだけれども、世界でこんなことが起きているかもしれない」って教えてくれる。日本だって何が起きるかわからないのだ…しかも、CIAで活躍するディカプリオ君のような人物が日本にはたぶんいないだろうし。日本を救ってもらおうって思ってもディカプリオもクロウもアメリカの為に働いてるしなあ~~。いったいどんな嘘が世界を救うのか(これで救われるのはわずかだろうけど)確かめてくださいね。原題は「BODY OF LIES」なんだけど、なんで「ワールド・オブ・ライズ」にしたのかしらね。原題のままでいいんじゃないかなあ。あ、ディカプリオの拷問シーンは、かなり見るのがハードだったよ(>_< )やっぱりPG-12だもんね。実際はもっと悲惨なんだろうな・・・怖いよね・・・
2008.12.20
コメント(2)
本日WOWOW無料視聴日ですね。なにげに新聞を見たらそんなことだったので、さっそく見ておりました。上映後の映画が早めに見れるという楽しみもありますが、何よりもやっぱりドラマがおもしろいものね~。CSIも面白かったですし、クリミナルマインドも面白い。グレイズ・アナトミーはもうインターンじゃなくなったのねえ~~。と言っても私の場合何かのDVDに付録で付いていた「グレイズの第一話」を見ただけなんだけど(笑)これは確かに面白いと思うなあ^^)デザイナーの登竜門的なランウェイも「どうなる、どうなる?誰が優勝?誰が落ちるの?」って気になるよね。映画は「ローグ アサシン」幸いこの映画まだ見ていなかったので見ちゃいました♪映画館で見なくてもいい映画だけど、DVDで借りるのも…という感じでちょうどTVで見るのにいい感じ^^)☆ローグ アサシン☆(2007)フィリップ・G・アトウェル監督ジェット・リージェイソン・ステイサムジョン・ローン石橋凌デヴォン青木ストーリー様々な人種による、ギャング抗争が続くサンフランシスコ。FBI捜査官のジャックとトムは悪名高い伝説の殺し屋ローグを追い詰め、銃撃する。しかし、数日後、トムと彼の家族はローグに惨殺され、トムの家は焼け落ちた。三年後・・・サンフランシスコはチャイニーズ・マフィアとジャパニーズ・ヤクザの闘いの渦中にあった。そんな時、ジャックの前にローグが甦った。ジャックをあざ笑うかのように、抗争を激化させていくローグ。果たしてローグとはいったい何者なのか?そして、ローグの真の目的とは?ジャックとローグが対決する時、運命が引き起こす驚愕の真実が明かされる・・・!~~~~~~~~~~~~~~~~~~アクションは生々しい(ちょっと言い方が変か(笑))感じだったなあ。やっぱり、ジェット・リーが出ているからかな。体を使ったアクションとガンアクション、さらに刀での戦いもあり(ニッポンヤクザが絡むものでね^^)車でのカーチェイスもあり…よく考えれば盛りだくさんよね。あのジェイソン・ステイサムって日本語が話せるの?吹き替えじゃないよね、しっかり台詞を覚えたのかしら。チャイニーズ・マフィアとニッポンヤクザかあ~~、何かありえないんだけどまあいいやね。日本の描き方は、まあまあかな・・?料亭で見かける「標語やことわざ」のような日本語には思わず笑っちゃったけどね。とりあえず日本語はきちんと日本語だったし、芸者風の女性も出ていなかったし^^)まあ、ニッポンヤクザがいまだ日本刀で日々鍛錬を積んでいるかどうか、また忍者のように忍び寄ってくるのかどうか、そこら辺は知りませんけどね(笑)ケイン・コスギ君、ヤクザの子分だよ~。こちらの彼女、どこかで見たかな?と思ったら「シン・シティ」に出ていた女の子なのね。ジェット・リーと石橋凌が日本刀で戦うシーンを見て、ああ日本刀で戦うって難しいんだなあと思った。どうしても西洋風に刀を使ってなぎ倒す、たたき斬るって感じだもんね。ジェット・リーにも美しい殺陣をやってほしかった気もするけど、ま、話はアメリカだから仕方ないか・・(笑)実際に刀を使ったら本当はあんな感じになるのかもしれないもんね。黒づくめのジェット・リーは、相変わらずかっこいいですよね^^)彼のワードローブが見られるシーンがあるけど、まったく同じスーツが並んでいたのは、その芸の細かさに笑えるかなあ。そして、ラストにはどんでん返しが待っているのよ♪でも、え~~~!って思っちゃう。そのわけはね→整形で顔かたちが変わっても、目は変えられない。なんて言いながらすっかり親友トニーに気がつかなかったクロフォード。それが実はローグは死んだはずのトニーだったというじゃない。何でもありじゃん・・・(笑)さらに言わせてもらえばさ、確かに3年たっているから肉体改造もできるかもしれないけど、ジェット・リーぐらいまでの強さを手に入れることができるのかしらね。トニーとあまりに別人だから、そりゃちょっと無理があり過ぎるんじゃない?って思っちゃったわ~。そしてクロフォードが実は裏切り者だったというのは、もう少しちらちらと見せても良かったかもとも思う。トニーが死んでから裏切りをやめたんだろうか?そんなに簡単にやめさせてはくれまい・・・ただ、トニーがローグとなりクールな男になったというのはラストの車に乗って町を出て行く姿で分かったけどね・・・←マフィアとヤクザがお互いに殺しあっている分には、別に警察が手を出さなくてもいいような気もしたなあ。お互いにつぶれてくれたら、楽だものね。とにかく、ジェット・リーのかっこよさを楽しんだ映画でした~~♪
2008.12.06
コメント(4)
ニュースでインフルエンザが今年は早めに流行しているって。新型ウィルスの脅威も話が出ますし、これはインフルエンザの予防注射をしなくちゃいけないかなって思ったんですよ。仕事帰りに病院に行って、熱を測り口をアーンとあけて体調を確認してもらったら「あ、のどが赤いね。風邪ひいてるよ~~」ですって!あらあら~~、自分では体調が悪いと思っていなかったのでびっくり。しかし、その言葉を聞いたとたん熱が出そうな気になってきましたよ、┐(´-`)┌ それにしても今日の気温の変化はね、体にしんどいですね。ぽかぽか陽気から一気に冬になる気配。この週末はおとなしく家にこもっていることになりそうです。☆スルース☆(2007)ケネス・ブラナー監督マイケル・ケインジュード・ロウストーリーアンドリュー・ワイク。 初老の推理小説家。スタイルにこだわる知性的な紳士。尊大で無慈悲。 マイロ・ティンドル。 若い俳優。女はもちろん、男も惑わす美貌の持ち主。野卑にして繊細。二人の関係は“夫"と“妻の浮気相手"。ロンドン郊外にあるベストセラー推理作家アンドリュー・ワイクの邸宅に、招かれたのか、押しかけたのかティンドルが現れる。作家が、若い男にある話を持ちかける。「妻が欲しいなら、私の提案に乗らないか?」それはひとりの女をめぐってふたりの男が、エゴとプライドをかけて挑発しあう高貴で不健全なゲームの幕開けだった…。この映画はリメイクなんですね?「探偵 スルース」が1972年にあるのね。そちらは見たことが無いんですけど、ストーリーとしてはそちらの方が分かりやすそう。あ、もともとは舞台劇なのかあ。なるほど、舞台劇らしいといえば舞台劇らしいですよね。場面はアンドリューの屋敷の中だけですしね。今回は、マイケル・ケインとジュード・ロウの対決というのが話題。ネタばれありですマイケル演じる小説家が妻の愛人ティンドルをあざ笑おうとゲームをしかけ、第一幕は小説家アンドリューの勝ち。二幕目はティンドルが俳優らしさを十分に発揮して、ティンドルの勝ち。そして三幕目。これがね、よくわからん。第一幕のアンドリューの「宝石仕掛け」、第二幕の警察仕掛けが面白かっただけにラストをどう決着をつけるのか気になったんだけどね。でもね、宝石を取らせてどうのこうのっていう話に、ひょいひょいと乗っかっちゃうティンドルってお馬鹿だねえと思っちゃったわ。姿の見せない小説家の妻って相当に浪費家なわけね?第二幕は仕掛けもありで、面白い場面だね。でも、してやったりとすぐに正体をばらしちゃうのは、ちょっと早いんじゃないかしら。まあ、あくまでもティンドルはゲームのつもりだからかも。男のプライドが「どうだ、やったぜ!」って言わせちゃうんだろうな。マイケル・ケインが出ている以上、マイケルが勝つんだろうなって思っていたの。だって芸能界の大先輩なんだも~~ん。ジュード・ロウが大逆転で勝つとしても、マイケルに華を持たせるってもんだろうなって。でもね、うまいバランスでこの新旧を戦わせているよね。小説家アンドリューがティンドルを殺しちゃうから彼の勝ちかというと、そうでもないと思う。アンドリューのプライドを突き崩したのはやっぱりティンドルなんじゃないのかなあ。アンドリューの「老い」とか「孤独」をえぐったんだろうなって思う。プライドを傷つけられたアンドリューがそれを笑って鷹揚に認め、家からティンドルを送りだしたらアンドリューの勝ちだったのになあ。殺され損だと思うけど、ティンドルも絡まなくてもいいのに絡んで命を落としたって気がするわ。でも絡んでしまいたくなる、そんなゲームだったのかもしれない。それとも、ティンドルはあえて挑発したのかなあ??浪費家のアンドリューの妻に捨てられたのはアンドリューではなく、ティンドルの方だったのかな?とにかく、妻が問題なんだと思うけどいったいどんな女性なんだろうねえ~。男達ちのプライドを一番傷つけていた犯人は、この浪費家の妻なんでしょう。う~ん、書いているうちに、よく分からなくなってしまったわ(笑)妻は電話でなんといったのかしらねえ?アンドリューとよりを戻すのか、若いティンドルとの関係を続けるのか・・・あらら、またチャンスがあったら見た方がいいかも^^;)とはいえ、二度見するのは少々しんどいのも事実ヾ(@^▽^@)ノわはは途中かったるくなるかも~~。とにかく、ジュード・ロウの色ぽさが堪能できる、ということだけは言えると思うよ。後、せりふの応酬に耐えられるかどうかがポイントだね^^)
2008.12.05
コメント(4)
☆幻影師アイゼンハイム☆(2006)ニール・バーガー監督エドワード・ノートンポール・ジアマッティジェシカ・ビールルーファス・シーウェルストーリー 19世紀末、ハプスブルグ帝国終末期のウィーン。イリュージョンが見せ物として隆盛を誇る中、天才と評され絶大な人気を集める幻影師、アイゼンハイム。ある日、評判を聞きつけた皇太子レオポルドが観覧に訪れる。ショーの途中、皇太子が同伴していた婚約者を舞台に招いたアイゼンハイムは、彼女が幼なじみのソフィと気づき動揺する。かつて2人は互いに愛し合いながらも、階級の壁の前に引き離されてしまったのだった。そんなアイゼンハイムは王宮に招かれた際、皇太子の前で挑発的な態度に出る。これに逆上した皇太子は、自らに仕える警部ウールにアイゼンハイムの追い落としを命じるのだったが…。~~~~~~~~~~~~~~この映画、ちょうど同じようなイリュージョン映画(といっていいのか?^^)ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベイル共演の「プレステージ」とかぶるんかいな?と思っていたんですよねえ。こちらでは上映してくれなかったので、やっとこさ、DVDで鑑賞♪↓「プレステージ」は男のどろどろ、執念を感じさせる映画でしたよね。「アイゼンハイム」も一途な気持ちっていうのは、まあ似たようなものかもしれません。しかし、見終わると「やったね」って思えるこちらに軍配を上げましょう。いや~~♪、おもしろかったわ^^)予告編をちらっと見ただけでは、こりゃ見るのがつらいのではないだろうかって思っていたのですよね。子供のころの初恋の相手が皇太子の婚約者ですよ。悲恋の王道ではないですか!このまま、王道一直線になるのかと思っていました。それが・・・いい意味で裏切られました♪つらいだろうっていう原因のひとつには、このエドワード・ノートンの顔にも原因がありますよね(笑)常に泣き顔っていうか・・・ヾ(@^▽^@)ノわたし、この顔はそれほど興味があるわけではないんですけど、エドワード・ノートンの映画って結構好きなんだなあ。「真実の行方」「アメリカン・ヒストリーX」「ファイト・クラブ」「スコア」「25時」「レッド・ドラゴン」・・・ちょっと気の弱そうな、優しそうなこの顔にだまされちゃうんですよね(笑)そんなわけで、今回もノートンにうまくやられちゃいました^^)あっぱれです♪お髭の皇太子ルーファス・シーウェルと、婚約者でありアイゼンハイムの初恋の相手ソフィ役はジェシカ・ビール。皇太子は、奇術師として人気のあるアイゼンハイムを何とか貶めようとするんですよね。権力の象徴ですね。ジェシカ・ビールは「NEXTネクスト」でニコラス・ケイジと共演していましたよね。それ以外での記憶は「ブレイド3」ぐらいかな・・・「テキサス・チェーンソー」を見ていないんでセクシー女優といわれてもよく分からないのでした(笑)ここでの彼女は、じわじわと彼女の良さが分かるという感じ。派手な美女ではないけれども、そこがいいなあと思ったのですよ^^)そして、なんといっても、ポール・ジアマッティですね!最近ジアマッティの出ている映画多いですねえ。そして、どの映画でもジアマッティがいい味出しています。今回は「権力と対抗しても仕方ないんだ」としきりとアイゼンハイムをなだめつつ、皇太子の命令でアイゼンハイムを逮捕しようとしている、悩み多い警部です。彼の行動に、思わず「やったね!」と思いました。そして、ラストね♪ああ、そうなのかあと一緒に楽しんでください。
2008.12.03
コメント(8)
☆オルランド☆(1992)サリー・ポッター監督ティルダ・スウィンストンストーリー男性から女性に不思議な変身を遂げたエリザベス朝の貴族オルランドの四百年にわたる時空を越えた旅の物語。原作は二〇世紀イギリス文学を代表する女流作家ヴァージニア・ウルフの長編小説。バージニアウルフと言えば、二コール・キッドマンが出演した「めぐりあう時間たち」がある。これもなかなか私には難しかったわ^^;)今回のこのオルランドもわからんと言えば、わからんのです。しかし、雰囲気的にはなんとなくわかったような気にもなる。男でもなく女でもない、生と死も関係なく、もちろん時代も超越しちゃう、そんな自由を求めたのがバージニア・ウルフなんでしょうかねえ。特にオルランドが女性になっちゃうというのは、へ~~って感じ。私的に楽しかったのは、それぞれの年代の豪華な衣装ですね。男性も縦ロールのついた「かつら」をすっぽりかぶる貴族の華美極まりない衣装。時代がすすんで、横にパ~ンと張り出したドレスなどなど・・楽しいです^^)そうそう、エリザベス1世が相当よれよれしているおばあちゃんなのよね(笑)偉大なる女王、ああ~ブーリン姉妹を思い出すなあ。ところで、やはりこの映画ティルダにばかり目が行きます。若き貴族のオルランド、それが急に女性になっちゃうわけですよ。中性的な若き日のティルダだからこそできたのでしょうねえ。そうそう、ティルダは本当に肌の色が白いのね、改めて感じます。最初の方は宝塚的な感じをぬぐえませんでしたけど(笑)、でももし逆に男性がこのオルランドを演じたら、今度はドラッグクィーン的なイメージを私は描いてしまったかもしれないなあ(笑)ティルダを見る、豪華な衣装を見る、そんな楽しみがある映画でしたよ。ただ、メイキングが面白くなかったのは残念。オルランドが大使として東洋の国に行くのだけど、その場面を取るのがいかに大変だったかというメイキングでした。別にそんなことはどうでもいいわなんて思ったけどね(笑)
2008.12.02
コメント(2)
ここのところ映画館に通っていないなあ。たいていは週末に映画館に行くのだけれども、11月中旬・下旬はなにも触手の動く映画がこちらで上映されないのです。あ、でも、あちこちブロガーさんのところを覗いていたら「1408号室」は見てもいいかなって思い始めたんだけど^^)「SAW5」が始まっているよね。1はDVDで見て、それ以後は映画館で上映されるようになり(ファンが多いものね)2からは映画館で見ているのですが、今回はDVDにしようかなって考えているのです。というのも、3・4あたりからの話をすっかり忘れちゃったから(笑)特に4は今回の5につながるのでしょう?できれば4を見てから5を見たいじゃないですか、しかしDVDで4を見る機会が無さそう。レンタルしてくればいいのだけど、最近はDISCAS一本で賄っているもので(賄うっていうのも変だけど(笑))4を見ている余裕がないのですよね~~。ケーブルTVで「SAW1~3」までやるようなんだけど、4はやらないのか・・・な?とりあえずケーブルTVで今までのお勉強をし「SAW5」を映画館で見るかどうか考えます。12月になると、結構楽しみな映画が来るようです。「地球が静止する日」「ワールド・オブ・ライズ」キアヌとディカプリオ。どちらかというとディカプリオの「ワールド・オブ・ライズ」の方に興味があるかも^^)でも、キアヌの宇宙人というのもいいかも~~♪こちらで遅ればせに上映してくれるのが「ホットファズ」♪リクエストしたんですよねえ、映画館に。その願いがかなって上映されることになりました(よかった、よかった^^)楽しみにしているのです♪それから「ブタがいた教室」も上映されます。こちらも見ておこうと思ってます。あとはDVD鑑賞で、見逃したものをみておきますかねえ~~。
2008.11.30
コメント(8)
寒くなりましたよね~~。☆譜めくりの女☆(2006)ドゥニ・デルクール監督カトリーヌ・フロデボラ・フランソワパスカル・グレゴリーストーリー 物静かな少女メラニーの夢はピアニストになること。その実現に、並々ならぬ情熱を注いできた彼女だったが、コンセルヴァトワールの入学試験で、審査員を務める人気ピアニスト、アリアーヌの無神経な態度に心を乱され、散々な結果に。これによって夢を諦めたメラニー。十数年後、美しく成長した彼女は、アリアーヌとの再会を果たす。2年前に交通事故の被害に遭い心に傷を負ったアリアーヌは、演奏に対する恐怖心を拭えず苦悩していた。やがてメラニーはそんな彼女の信頼を勝ち取り、演奏会での“譜めくり”役に抜擢されるのだが…。譜めくりの女 デラックス版(DVD) ◆20%OFF!監督はヴィオラ奏者で国立音楽院教授でもあるのですね、音楽も映画もなんてすごいですね~。メラニー役のデボラは「ある子供」でセザール賞新人女優賞を取ったんですよね。そして、カトリーヌ・フロは先日見た「地上5センチの恋心」「女はみんな生きている」のフランスを代表する実力派ですよね。ちょいとネタばれしてるかも。↑こうやってアリアーヌの譜面をめくったことで、譜めくりとして必要とされるようになったわけです。入学試験の時にたまたまアリアーヌが自分の写真にサインを頼まれた(まあ確かに試験の最中にサインを頼む方もどうかと思うけど)のだけど、その試験がメラニーの番だったのよね。メラニーは急に集中力が途切れ演奏をやめてしまうのです。促されて続きを演奏するんだけど、もうメタメタ、ボロボロ・・・自分が試験に失敗したとわかっているメラニーは、帰宅してピアノにもう触るまいと決意するのです。もうこの子の、目つきの鋭いこと!!これだけのプライドと自信があれば、何もやめなくてもと素人は考えちゃうわけですけどね。そして大人になって彼女はこのアリアーヌの家に入り込み、譜めくりをすることになるのでした。心理サスペンスですねえ。メラニーの意図がはっきりしないうちから、このメラニーの視線の鋭さ、そっけなさ、じっとりと暗いところとか、もう「何かある、絶対何かある」ってゾクゾクさせられます。しかし、いやな話でしたよ~~。かなり根に持つタイプなんだね、メラニーちゃんは。そこまで引きずるの?・・・と思うけど、最近の事件でも昔のことが原因でというのがあるしね~~、ないとは言えないんですね。それが怖いところですよ。それに、私はカトリーヌ・フロが好きなんですよね。ですから、じわじわと迫りくるメラニーのわなにはまっていくアリアーヌが気の毒でね(>_< )唯一、すっきりしたのはメラニーがローラン(アリアーヌと一緒に仕事をしている)の足にチェロの支えている先端の棒を突き刺したときでしょうか~♪やったね!と思ったけど、やっぱり怖い女だと見せつけてくれました。↑このシーンも、ゾワゾワさせられましたわ。復讐するメラニーには全く同情できないけど。彼女がそれで幸せなのか、よく分からないなあ。でも、よく考えるとやっぱりフランス映画らしく、「愛」ですよね、この映画は。かなり歪んじゃってますけど。カトリーヌ・フロには、やっぱりもっと陽気なおばちゃん役が似合うんじゃないかと思います。また、デボラ・フランソワは、この目つきの鋭さなどこうした役は似合っているのかも。とはいえまたもっと違った役を見てみたいですね。
2008.11.27
コメント(6)
そういえばこの映画映画館で上映していたんですよね。その時は「ここに幸あり」って、てっきり邦画だと思いましたよ。でも考えてみたら「ここに幸あり」という昭和の歌の題名を思い浮かべていたんですね。懐メロですよね(さすがに私も生まれていませんでしたよ(笑)懐メロというのも死語だね)昭和生まれにはちょっと紛らわしい邦題ですね。☆ここに幸あり☆(2006)オタール・イオセリアーニ監督セブラン・ブランシェミシェル・ピッコリストーリー大臣のヴァンサンは、ある日突然辞任に追い込まれ、仕事も住む家も愛人も失ってしまう。別れた元妻にも相手にされず、行き場を無くした彼を迎え入れてくれたのは老いて尚頼れる母と昔の友人たちだった。地位も財産も関係なく、仲間たちと飲んで食べて歌って過ごすうちに、今まで気づかなかった小さな喜びや、素敵な出会いが巡ってくる。色んなものを失ってはじめてヴァンサンは自由気ままに人生を謳歌し始めるのだった。人間賛歌ムービー。ミシェル・ピッコリはこのヴァンサンの母親役です。なぜに?彼が老母役?と思いつつ、老いてなおピンシャンしているお母さん役を演じています。さすがだね~。辞任になってあっという間に妻も愛人も去っていくその簡単なこと(笑)なるほど、女にとってこの大臣は地位と名誉とお金があってこそだったのねえ。まあ、それにしてもあっさりとしたことでしたよ。昔の友人たちのところに戻って、その生活に溶け込んで行くヴァンサン。ほとんど、飲んで騒いで、喧嘩の巻き添えをくって殴られたり、女のところで慰められたり・・・その繰り返しなんだけどヾ(@^▽^@)ノ仏人の幸せって、こんな感じかしらねえ(笑)フランス、イタリアの雰囲気がぷんぷんするなあって思った。でもとにかくヴァンサンにはたくさん友人がいる。それが人生を楽しむポイントなんでしょうね。そんな彼の日常がうらやましいと感じるのも確かなのだよね。私はこの監督の「月曜日に乾杯!」しか見たことが無いんだけどね。やっぱり、どちらにも通じるものがあるよね。↓こちらは監督のコレクションボックス
2008.11.23
コメント(0)
フランス映画ですねえ、でもって劇場未公開です。☆UV-プールサイド☆(2007)ジル・パケ=ブランネール監督ストーリー人気作家原作の新感覚ミステリー。海辺の別荘で休暇を過ごす裕福な家族のもとに、突然息子の友人を名乗る男が現れ、たちまち娘たちを惹きつける。やがて息子が帰還するが・・・。未公開というのは、わかるようなちょっともったいないような・・それなりに面白かったですよ。ミステリーとして新感覚かどうかはね???息子の友人ということですんなり受け入れられる若者ボリス。こういう家族に入り込んでくるやさしく気さくな侵入者って、どこか違う映画でも見たような気がするよね。そういうことを思い出しちゃうから、この友人を素直には見られないのよ。この先入観がなければ、もっと素直に見れるかなあ?娘二人のうち長女はすでに結婚していて、婿は農園を管理している。婿はこの一家にどうもなじんでいない様子。子供も二人いて一見落ち着いて見える長女も、この農園を継ぐために結婚した自分にイライラしている。次女は未婚。しきりと携帯で誰かと通話している。(これって誰だったんだろう…最後まで分からなかった)この二人の娘たちは若くてたくましいボリスにひきつけられるわけね。そんな二人の様子を父親は見ている。彼は一家の長だ、そう、観察しているって感じかなあ。母親は娘たちいわく「息子が大事」な母親。その肝心の息子フィリップはなかなか出てこない。一体いつこの島に来るのか、家族のだれも分からない。本当に来るの?いやいや、生きているの?見ながらいろいろ考えてしまう。ボリスのことを胡散臭く思って、それを態度に表しているのは娘婿アンドレだけだ。アンドレはボリスを毛嫌いして、家族から(特に自分の嫁)ますます浮いてしまう。このアンドレが普通の感覚ではないかと、少々アンドレに同情する。しかしこの一家、みんななんだか怪しい行動ばかりするのよねえ。娘たちもそうだけど、お父さんもそうだし。わかりやすいアンドレも何か秘密を抱えているし。あ~~、フランス映画だ~~、この思わせぶり^^)ラストを見終わると「お父さん、強い!」と思うはずです^^)けだるい夏のプールサイド、なるほどという題名でした。
2008.11.18
コメント(0)
こちらも9月から上映中。☆落下の王国☆(2006)ターセム監督リー・ペイスカティンカ・ウンタルーストーリー 1915年、ハリウッド。撮影中の事故で重傷を負い病院のベッドに横たわるスタントマン、ロイ。身体が動かず自暴自棄となり、自殺願望にとらわれていた。同じ病院に入院中のアレクサンドリアは、家族を手伝ってオレンジを収穫中に樹から落下して腕を骨折した5歳の少女。じっとしていられず敷地内を歩き回っていて、ロイの病室へと辿り着く。ロイはアレクサンドリアを呼び寄せると思いつきの冒険譚を語って聞かせる。ロイの語るめくるめく物語にすっかり引き込まれていくアレクサンドリアだったが…。映像が美しいと評判なのですよね。確かに!!最初の方の赤と白の砂漠の映像から始まって、ロイが語る物語のシーンは本当に写真集を見ているようでした。ちょっとこの作り込みは「HERO」みたいな色彩の美しさです。あ、でもCGは使ってないって~?それも驚き。また「パンズ・ラビリンス」「パコと魔法の絵本」のように少女がお話に入り込んで行く話でもあります。「パンズ」ほどダークではないし「パコ」ほどキッチュではないですけどね^^)何が「落下」何だろうって思って見ていたんですけど(ロイもアレクサンドリアも落下でけがをしたことはしたんですけど)、ラストに「あれ?そういう映画だったの?」って思っちゃったですよ(笑)自殺願望のロイが5歳の少女アレクサンドリアを巻き込んでお話を作っていくのですけどね。最初のうちはアレクサンドリアは聞き役。ハッピーハッピーにならないのは、ロイの心情が負の方向に向いているからですけどね…でも、後半のお話はアレクサンドリアの「応援」があってこそ作られるのです。ロイがこの幼い少女をうまく使って自分の望みをかなえようとするのですけど、彼女の純真な好奇心と無邪気な心がギリギリのところで彼を変えるのですね。まあ、そういってしまうとよくある話になっちゃいます・・・とにかくこの映像美は映画館で見て堪能してもらいたいですね。24カ国でロケしたそうですねえ、すごいわ。衣装もいいです♪この衣装は石岡瑛子さんです。そして、このアレクサンドリア役のカティンカ・ウンタルーがかわいいの!♪とにかくかわいい!!ぽちゃぽちゃとしたほっぺから始まって、鼻をくちゅくちゅとこするしぐさ、もう自然なんですよね~。台詞を言わされているというよりも、本当にごく自然に「何で?」って聞いたりお話に入り込んでいる様子がうかがわれます。この看護婦さん役のジャスティン・ワデルも美しいですねえ。物語の中でお姫様になりますよん。抱かれているアレクサンドリアちゃんは腕を骨折しているからギブスです。こういうギブス初めて見ました。このかっこで固定されるとかなり大変そうね。この映画のサイトを見ていたらこの純真無垢さが失われないように舞台となる病院でのシーンを先に集中して撮ったとか。なるほどですよ。
2008.11.15
コメント(3)
ミッシェル・ウィリアムズってブロークバック・マウンテンでヒース・レジャーと共演して、その後彼との間に一女をもうけたって、初めて知りましたわ!☆彼が二度愛したS☆(2008)マーセル・ランゲネッガー監督ヒュー・ジャックマン制作ヒュー・ジャックマンユアン・マクレガーミッシェル・ウィリアムズストーリー ニューヨークに暮らす真面目な会計士、ジョナサン。友だちもおらず、職場と家を往復するだけの退屈で孤独な人生を送っていた。そんなある日、監査員として派遣された大手法律事務所で弁護士のワイアットと知合い、意気投合する。ジョナサンとは対照的に、セレブを絵に描いたような優雅な生活を送るワイアット。そして、ふとした偶然から、ジョナサンはエグゼクティブのための会員制秘密クラブを紹介され、美女との一夜限りの関係にのめり込んでいく。やがて、かつて地下鉄で見かけて一目惚れした女性とそのクラブで再会する。名前が“S”から始まることしか分からないその女性に溺れるジョナサンだったが…。サスペンス、ミステリーということであんまりストーリーは書けないんですけどね。そんなに複雑なミステリーではないので、見ているうちに「そうなるだろう」と思うように進んでいきます(笑)ユアンは結構こういったサスペンスに出ていますよね。ちょっとB級、もしくはすれすれぐらいの雰囲気の映画。「氷の接吻」とか「ステイ」「猟人日記」とか・・・つまり、いろんな役ができるユアンということですね^^)今回は七三分けの髪型もびしっと決まった、まじめ~な青年です。真面目なんだけど、孤独なの。会計士という仕事柄、いろんな会社に行くけれどそこで友人ができるわけでもなく、自分の会社にはほとんど行かないからそちらでも仲間がいるわけでもない。あ~、孤独だ(>_< )そんなところに、ピシっと決まったヒュー・ジャックマンが登場するのだよね。しかも、親しげにユアンに話しかけてくる。人とのかかわりに飢えていたユアンは、もちろん喜んじゃうよねえ。ま、ここまで見た時点でヒュー・ジャックマン、あやしすぎる…って思っちゃうわけですよ(笑)そのあとは、この映画の見所でもある「会員制秘密クラブ」の話が出てくるわけ。「今夜、暇?」っていうのが合言葉。ここでシャーロット・ランプリングも出てきます♪相変わらず、びしっとしたランプリングです^^)さすがに彼女とのベッドシーンはありませぬ(笑)そして、「S」に出会うわけです。このミシェル・ウィリアムズ。可愛いんだか可愛くないんだかよく分からないんですよ(私の中では)それほどの魅力を感じないので、どうも冷めた目で見てしまうんですね。でも、彼女は「ランド・オブ・プレンティ」「ブロークバック・マウンテン」でなかなか良かったと思っていたのです。ほら、こうしてみるととってもキュートです♪なんで、今回は可愛くなかったのかしらん。時々は可愛いと思ったところもあったんだけど、この「S」の役にはもう少し色気も必要だったのかも~?ヒュー・ジャックマンは制作にもかかわっているのですねえ。今回思った事は、ヒュー・ジャックマンて手が大きい!ということですかね。でも、なかなかカッコ良かったですよん^^)だんだん、ヒュー・ジャックマン渋くなってきたなあって思います。
2008.11.09
コメント(8)
☆地上5センチの恋心☆(2006)エリック=エマニュエル・シュミット監督カトリーヌ・フロアルベール・デュポンテルジャック・ウェペールファブリス・ミュルジアストーリー 早くに夫を亡くしたオデットは、昼はデパートの化粧品売り場で働き、夜は踊り子の羽根飾りの内職をして2人の子どもを育てている。つつましい生活ながらも、持ち前の明るさで楽しい毎日を送るオデット。そんな彼女の一番のお気に入りは寝る前に読むロマンス小説。ある日、憧れの作家バルタザール・バルザンのサイン会で緊張のあまり彼への気持ちを伝えられなかった彼女は、思いの丈をファンレターにしたため、別の日のサイン会で手渡すことに成功する。一方、最新刊を批評家に酷評され、挙げ句にその男が妻の浮気相手と知り打ちのめされていたバルタザールは、オデットのファンレターに励まされ…。カトリーヌ・フロってかわいいんですよね~。彼女は年に逆らうことなく、うまい具合に年を重ねている女優さんだと思います。顔のふっくら感とか、首のしわとか隠すことなく(笑)自然なんですよ。でも、体形は見事にスリムですw彼女が下着姿で踊っちゃうシーンとかあるんですけど(陽気なカリブの娘のイメージね)、体の線が崩れてません!!彼女の「女はみんな生きている」も面白い映画でしたよねえ~♪まだ見ていないんですが「譜めくりの女」ではピアニストの役ですよね。こちらはまたちょっとイメージが違うみたいだなあと思って予告を見ていました。今回の「この地上5センチの恋心」では、二人の子供を育てながらデパートで働く女性。息子はゲイの美容師、娘はというとだらしな~い男を連れ込んで来て一緒に暮らしています。そんな狭いアパートでも、彼女の部屋はなぜかタヒチ♪そこが面白いですけど~。ごく普通のそんな彼女のあこがれのロマンス作家がバルタザール。ひょんなことからこのバルタザールが彼女の家に転がり込んでくるんですよ。こんなことありえな~~いわけですが、彼女はごく自然に彼を招き入れるんですね(笑)バルタザールって、繊細でやわで傷つきやすい・・と本人は言っているのです。新作を酷評され、さらにその酷評した相手が妻の浮気相手ときては、もう身も心もボロボロ。でもね、自分は結構な女好きで隠れてこっそり浮気していたんですよ~。なのに妻の浮気にはショックなんですねえ。なんともな男なんです^^;)オデットはすんなり彼の居候させるのですけど、表面はちょっとクールにしているけど、実のところ彼女は空を飛んでいるようなウキウキ、ふわふわの気持ちなんです。彼女の空想だったり、浮き浮きした気持ちがふわふわ飛んでいるシーンだったり化粧品がクルクルまわったりするシーンであらわされます。可愛いですよ^^)このシーンはバルタザールの新作を読んですっかりほんわ~~かしているオデットです^^)そんなにお金があるわけでもないし息子や娘がものすごく出来の良い子というわけでもないそんなオデット家で暮らすうちに、とってもいやされるバルタザールなんですね。そうですねえ、時にはオデットは母親のような大きな愛で包み込んでくれるということなのかもしれないです。そして時には少女のように可愛い…そしてそれがごく自然なんですね。ささやかな幸せに気がつくか、つかないか・・「足元にある幸せ」なんですね。私は、オデットのバルタザールに向ける気持ちに泣けました~~。「あなたは通りすがりの人よ。また出て行くわ」っていうところですねえ。彼女のこの幸せな時間はいつかは終わりが来ると良く分かっているしっかり者のオデット、地に足をつけて生きてきた彼女だからこそだと。ラストもいい感じでした~→(でも彼女が倒れた時、ブラジャー売り場の伝説が頭をかすめ、これで彼女が死んじゃうのかと妙に納得したんですけどね。これで彼女が亡くなってジ・エンドになってもおかしくなかった展開ですよね。)カトリーヌ・フロの魅力をぜひご覧ください♪******************女はみんな生きている譜めくりの女奥さまは名探偵…これはそれほど面白くなかったですが・・・
2008.11.07
コメント(2)
久しぶりに韓国映画(DVD)見ました~。☆今、愛する人と暮らしていますか?☆(2007)チョン・ユンス監督イ・ドンゴンオム・ジョンファパク・ヨンウハン・チョヨンストーリー偶然にもパートナー以外の相手を愛してしまった2組の夫婦。しかも浮気相手がお互いのパートナーであるという驚くべき真実を知らずに。結婚生活の3年間、胸をときめかせたことがなかった夫婦ヨンジュンとソヨ。一方、友達のように仲の良い夫婦ミンジェとユナ。ミンジェは、ソヨに妻とは正反対の魅力を感じ、ユナはミンジェの愛を信じながらも、ぶっきら棒なヨンジュンに惹かれてしまう。4人の男女がソウルでそして香港で繰り広げる熱く切ない極上のラブストーリー。久しぶりです~韓国映画。今回は、多分女優さんの大胆なベッドシーンが話題になったのかもしれないと思われる映画ですね^^)あ、イ・ドンゴンはたいそう人気があるのだとか、この彼はその人気のため(だろうと思う)ベッドシーンは無し。危ういシーンはあるけれども、結局無し。←しつこい?(笑)イ・ドンゴンの妻ソヨ(ハク・チェヨン)はなかなか、清楚な感じ。ところが、夫とは全く正反対の男ミンジェに惚れてしまうのだ。そして、彼女が大胆なベッドシーンを見せているのですねえ。清楚な顔の裏に秘められたもう一人の彼女の姿。かなり情熱的なのですね~~。ファッションアドバイザーのユナは、いつも言いたいことを言い男勝りという感じ。ところが、この彼女がなかなかイ・ドンゴン扮するクールで時に厭味な社長に傾かないんですよ~~。心はこの若いヨンジュンに向いているんだけど、自分の方が年上であることや夫の存在を思い素直にならなんですねえ。清楚なお嬢様の方が、簡単に落ちるものなのか~~?そうそう、友人の結婚披露宴で誤ってソヨとユナが水に落ちちゃうんですよね。それぞれの夫は、あわてて助けに飛び込むんだけど、はたして二人は誰を助けるのでしょうか~~?ま~~、意地悪な設定でもあり見ているものを引き付けようとするストーリー展開は、さすが韓国という気がしますねえ。二時間ドラマっぽい作りではありますが、それなりに面白く見てしまいました。ラストは、まあさわやかに終わってめでたしめでたしでしょうか。ロータリーを車でグルグル回るのは、優雅ですがしつこいですね・・・(笑)
2008.11.07
コメント(0)
☆パラノイドパーク☆(2007)ガス・ヴァン・サント監督ゲイブ・ネヴァンスストーリー16才のアレックスははじめたばかりのスケートボードに夢中だ。今日も「パラノイドパーク」へ出かけていく。しかし、ふとした偶然から、誤ってひとりの男性を死なせてしまう。目撃者は誰もいない。おびえ、悩み、不安に駆られながらも、アレックスはまるで何事もなかったかのように日常生活を送っていく。そして、心に隠し持った自分の気持ちを手紙に書き綴っていく--。公園、カフェ、レコード店…。くすんだ空、光の束、冬のにおい…。恋に恋する彼女。離婚調停中の両親。ストレスで病んでいる弟。たくさんの僕をとりまくもの。うまくバランスがとれない…。心の奥底に眠る傷のかさぶたが、ゆっくりとはがされる。胃が痛くなるような話だった。自分がこの少年の立場だったら?この事件現場のシーンはホラー映画みたいだった・・・少年に起こった事件を彼が隠し通そうと考える、その気持ち。心の中で天使と悪魔がささやいている。隠し通したらうまくいくのではないか、そんなことも彼は考える。しかし、たとえ彼の罪があばかれなくても彼は一生この罪を背負って生きなくてはならないのだ。それが彼にできるだろうか?こういう若者、だれかが手を差し伸べてあげなくてはいけない・・・・罪を認める勇気を与えてくれる誰かが必要だ。もちろん自分が背負わなくてはいけないのだが、人間は弱いものだから。彼が罪を認めることで、彼を救ってあげて欲しい。あ~~、本当に重い映画だった。
2008.11.06
コメント(2)
☆レッドクリフ☆(2008)ジョン・ウー監督トニー・レオン金城武ストーリー 西暦208年。帝国を支配する曹操は、いよいよ劉備軍、孫権軍の征討に向け80万の大軍を率いて南下を開始した。最初の標的となった劉備軍はわずか2万。撤退が遅れ、曹操軍に追いつかれてしまい全滅の危機に。しかし、関羽と張飛の活躍でどうにか逃げ延びることに成功する。軍師の孔明は、劉備に敵軍である孫権との同盟を進言、自ら孫権のもとへと向かう。しかし、孫権軍では降伏論が大勢を占めており、孔明は若き皇帝孫権の説得に苦心する。そんな時、孔明は孫権軍の重臣・魯粛の導きで、孫権が兄と慕う司令官・周瑜と面会することに。最初は互いに警戒心を抱いていたものの、次第に2人は相手への尊敬と信頼を深めていく。三国志もよく知らない私ですが、見てまいりました。我が家の子供の方がよく知っているなあ。ゲームにあるのでしょう?観客の年齢層も幅広かったですよ。まあ「三国志」ですからね。三国志を好きで好きでという方ならどういう感想になるのかわかりませんが、私のように「よく知らない」という観客のためにわかりやすくしてくれてあるようで、大変面白く見ました^^)誰が悪役かわかりやすく、観客の気持は完全にトニー・レオン、金城武に傾くというものですよね。そして主要なキャラが立っているのはさすがです。まあ、それはこれだけ読み継がれてきた三国志ですから、あたりまえかな?読むのも簡単ではないうえに書くのも大変なのが登場人物の名前・・・(笑)でも見ている時はちゃんと説明が入るので親切ですよ。見終わって記憶にないのは私の記憶力のせいです^^;)劉備の「民を守る」という姿勢に「さすがだ!上に立つ者はこうでなくては」と思います。その劉備の臣下、趙雲、関羽、張飛もいいですよね~。そうそう「ロード・オブ・ザ・リング」の雰囲気にも似ていますね。漢(おとこ)だねえ~っていう感じ、ぷんぷん♪そこがまた惚れちゃうところでしょう^^)そして主役のトニー・レオン、金城武。今回トニー・レオンよりも金城武に魅力を感じましたけど、どうでしょう?なかなか、今回の金城君いいと思うんですよね^^)いい役をもらったということですかねえ。中村獅童さんはまあまあですね。他の武将達とはちょっと違うので仕方ないかなと思ったりします。でも活躍してましたよ~^^)トニー・レオンの奥さんですが、台湾の女優さんなんですね。なんか、こんな雰囲気の日本の女優さんがいたような気がするんですけど・・??思い出せないなあ~。そしてこちらも、まあまあかな…。見る人の好みの問題になると思うんですけどね(笑)この彼女が絶世の美女で、曹操が彼女を手に入れたいというのもこの話のポイントになるのですかね。美女というのは罪ですねえ^^)歩兵たちエキストラは、本当にエキストラだよ~~ンという感じで素朴^^)当時こうして村人が戦いに駆り出されたことを考えれば、あれくらい素朴な方がいいのかもしれないですねえ。しかし、この数ね!やっぱり実際にこの数を見るとぞくぞくします。チャン・イーモウ監督がオリンピックの演出にものすごい人を使った理由として、あれだけの人員が集まるということ、それだけで高揚するものがあるというようなことを言っていたんだけど、それと同じですね。CGでは出せない熱気、高揚感を感じました。(それが怖いと言えば怖いけど、それはまた別の話ですよね)戦術も面白かったですねえ。あの「亀甲の陣」は、へ~~って感じだったなあ^^)今回は赤壁の戦いの前まで。Part2は4月公開ですね。やっぱりここまで見たら、しっかり後半も見ますよ~~♪あ、そうそう、しっかり白い鳩も出てます♪監督のこだわりですね^^)
2008.11.03
コメント(14)
☆ペネロピ☆(2006)マーク・パランスキー監督リース・ウィザースプーン制作クリスティナ・リッチ・・・・・・・・・・・・・ ペネロピ ジェームズ・マカヴォイ・・・・・・・・・・・・ マックス キャサリン・オハラ・・・・・・・・・・・・・・ ジェシカ・ウィルハーン ピーター・ディンクレイジ・・・・・・・・・・・ レモン リチャード・E・グラント・・・・・・・・・・・ フランクリン・ウィルハーンストーリー イギリスの名家、ウィルハーン家の一人娘として生まれたペネロピ。彼女の鼻と耳はなんと豚のそれだった。ウィルハーン家に古くから言い伝えられてきた恐ろしい呪いが、現実となって彼女に降りかかってしまったのだった。これにショックを受けた母ジェシカは、世間の好奇の目を遠ざけたい一心で、ペネロピを死んだことにしてしまう。以来、屋敷から一歩も外へ出ることなく成長したペネロピ。そして18歳となった彼女は、真実の愛が呪いを解くと信じるジェシカによってお見合いをさせられる。しかし、次々と現われる求婚者たちも、ペネロピの顔を見た途端、恐怖に駆られて逃げ出してしまうのだった。それから7年、ウィルハーン家が必死に守ってきた秘密はついに破られ、記者レモンはスクープ写真を狙って、名家の落ちぶれた青年マックスをペネロピのもとに送り込むのだったが…。可愛いですねえ~~♪ペネロピのブタ鼻♪楽しくて、勇気ももらえるいいお話だと思いました^^)呪いがかかるという昔話は数々あるけれども、それを現代に持ってきてうまくまとめてあると思います。現代版はこうでなくっちゃという「呪い解き」も良かったです♪この映画をウィザースプーンが製作してますよね、それを知った時、もし彼女がもう少し若かったら自分でこの役をやりたかったのではないかと思いました。雰囲気がクリスティナ・リッチに似てませんかねえ?それにウィザスプーンはちょっと鼻が上向いているしね^^)(かわいいという意味ですよん)特殊メイクは、観客が受け入れる程度の感じで、これもいいです。寓話ですから、あんまりグロくてはいけません(笑)ほとんどブタ鼻のシーン連続のクリスティナ・リッチは、すごくブタ鼻が似合っていて本来の彼女の顔だと違和感を覚えるくらいです。本当のクリスティナの鼻はもっと上向いていると思っていたら、ごく普通だったので実はがっかりしたのは私です(笑)あ、でも写真の角度によってかもしれないですよねえ。アダムスファミリーの時は確かにちょこんと上向きでした・・まあ、とにかくそれくらい似あっていてかわいいんですよ、ブタ鼻ペネロピが。さて、王子さまになるかどうかという相手がジェームズ・マカヴォイですね。ナルニアのタムナスさんであり、ウォンテッドのウィスリーですね。私この人の顔色が悪いような気がしてならないんだけど(笑)色が白いから?…白人だから仕方ないか^^;)でもこのペネロピではたくましくなる前だから、ちょっと繊細そうでこの役にあっていてよかったですわ♪ウォンテッドのマカヴォイ君はだいぶたくましくなってますよ。ペネロピの母親、父親、さらにスクープ写真を撮ろうとするレモン…みんな良かったですね。自分を認め、自分を愛すること。これがやっぱり大事です。思春期の女の子とか見てほしい映画です。
2008.11.02
コメント(4)
ブーリンちゃんを、見ないわけにはいかない!☆ブーリン家の姉妹☆(2008)ジャスティン・チャドウィック監督ナタリー・ポートマン・・・・・・・・・・ アン・ブーリン スカーレット・ヨハンソン・・・・・・・・ メアリー・ブーリン エリック・バナ・・・・・・・・・・・・・ ヘンリー8世 ストーリー 16世紀、イングランド。国王ヘンリー8世は、王妃キャサリンとの間に男子の世継ぎが出来ず焦りを感じていた。そこに目を付けた新興貴族のトーマス・ブーリンは、長女アンを王の愛人に仕立てようと画策する。ところが、ヘンリーが見初めたのは、商家の息子と結婚したばかりの次女メアリーだった。ほどなくヘンリーはブーリン一家を宮中に住まわせ、メアリーを愛人に召し上げる。先に嫁いだ上に、王の愛人の座まで横取りされてしまったアンは、次第にメアリーに対して嫉妬と憎しみを抱き始めるが…。面白かったですね~~♪衣装も豪華、俳優もお見事。恋する女性(男性もね)は自分を磨け!あ…そういう話ではないかもしれないけど、この部分は注目でした(笑)私は、ヘンリー8世が自分が再婚したいがために「英国国教会」を設立したというぐらいしか知識がありませんでした^^;)映画を見終わってから、あれこれ調べてさらに面白く思ったのですが、それはまたあとで書くとして、とりあえずは感想から。当時の貴族や王族の結婚というのは、自分たちの領土、財産を増やすためのもの。いかにうまい結婚をして、取り入るか。庶民から財をなして貴族になるという成り上がりもまた当たり前だったようですね。つまり恋愛と結婚は別物なんですよね~。さらにどこの家でもそうですけど、後継ぎが必要です。ことに王家ともなれば男子必須です。イギリスには王を継ぐ者は男子でなくてはならないというのは、当時からなかったようです。これって他の国には見られないことかなあ?よくわかりませんが。でも、それでも男の子がいたらそれにこしたことはないわけで、ぜひ産みたい!と王に近づく女性は思うわけですねえ。アン・ブーリンは確かに2番目の王妃として名前が残っています。メアリーの方はそれほど詳しくは残っていないようですけど。野心家のアンをナタリー、控え目なメアリーをスカーレットが演じています。ナタリーは割といつものナタリーって感じかな・・・目をキラキラさせ、挑戦的な目つきをする気の強そうな感じはナタリーっぽいでしょ?「宮廷画家ゴヤは見た」でのナタリーの表情は珍しい方なんでしょうね。一方のスカちゃんは、いつものスカちゃんなんだろうか~。口半開きのスカちゃんを久しぶりに見ましたヾ(@^▽^@)ノうまい配役ということでしょうね。アンは自分から恋の駆け引きをしてヘンリー8世が自分に目を向けさせるように仕向けるのですね。頭の良い彼女のことですから、恋に関してはうまいもんだと思います。メアリーは偶然彼女の優しさと、平凡さが王の目にとまったという感じですね。実際にはメアリーの方が美人だったらしいので、そこにも惹かれたんでしょうね。アンの方は「中肉中背、浅黒く首が長くて、口が大きい。でもって胸も大きくない」という取り立ててひきつけるものがあったわけではないようです。つまりはとにかくアンは野心と才覚で自分の地位を手に入れようとしたのだと思います。まあ、それが不幸と言えば不幸だったわけですけど。映画はメアリーとアンの二人がヘンリー王をめぐってもっとどろどろするのかと思ったのですが、それほどでもなかったです。メアリーも王宮に上がった時には結婚していたんですけど、まだまだ恋も愛も知らない少女だったのでしょう。見ているとアンの王妃になりたいという熱意に比べるとやはり希薄だったようですね。メアリーはヘンリーを本当に愛しているのかどうか、ただの思い込みではないのかという気がします。ちょっと優しくされたら、誰でもうれしくなってしまうというのと同じことかも。アンの方はなぜメアリーを!という気持ちが表れていたとは思うのですが。メアリーにいじわるしたりしますけど、それほどのものでもなかったかな~~。最もアンにとっては、メアリーよりも王妃キャサリンの存在の方が面倒だったのではないでしょうかね。王子を産めなかったという負い目はあるものの、取り立てて自分に否があるわけではないと凛とした態度の王妃は、素敵でした。それに比べるとアンは単なる野心たっぷりの小娘みたいでした。この王妃キャサリン・オブ・アラゴンをアナ・トレントが演じています。スペインの女優さんなんですね。キャサリン王妃もスペインの女性なので女優さんもスペイン女優にしたんでしょうねところで、王の世継ぎまで生んだというのに、つれなくされるメアリー。私としてはその子供が、王家に生まれて血みどろの争いに巻き込まれなくて良かったと思ったりもするのですが、史実はどうだったのでしょうか。その裏にはアンが王に対してアプローチしていたのですが、彼女の見事な作戦にうまいこと引っかかった王はメアリーなど目もくれなくなっちゃうのには、ほんとうに「男ってやつは!」と思うわけです。エリック・バナがヘンリー8世ですけど、もう少し好色そうでも良かったかもと後から思いました。だってヘンリー8世は6人の妻を娶ったのですよ、しかも大体が恋愛ですからね^^)でも、中世の衣装はエリック・バナに似合っていました。衣装について。あのヘッドドレス。気になりますね。当時の女性は髪の毛を出さずに、ああした被り物をしていたのですね。「チューダー・アーチ」というそうです。ドレスは、ブラはないのでコルセットでウエストを絞り、胸は寄せて上げてをしています^^)四角くあいた胸元がよりセクシ~に見せる効果があるとのことです。なるほど~♪でも、ナタリー・ポートマンはぺちゃんこでした・・・・スカちゃんはネグリジェ姿になると、おお~豊満って感じがしますね。普段のドレス姿でも寄せて上げては見事でしたよ^^)アンとメアリーどちらが好きですか?という風に提示されたような気がする映画だと思うのですが、さてどちらがお好みですかね?恋をするにはアンのようなコケティッシュで頭の回転の速い女性がいいのではないかと思いますが、きっと長年連れ添うにはメアリーの方がいいのだろうと、いうことを言いたいわけでもないでしょうが(笑)そうそう、私はアンのメアリーに対する嫉妬を抑え、自分をどう相手に見せたら効果的なのかという恋の戦術が現代女性の恋にも通じると思うのですよね。どちらかというと、ただなすがままのメアリーよりも好感が持てました。ただ、その後の展開はアンちゃんすっかり地位や名誉に目がくらんでしまって怖い女になってしまったのが悲しいけれども。メアリーの真の姿は、後半の方に表れているのかもしれません。彼女も王室のどろどろにまみれかけたのに、きっぱりと縁を切ってくれました。そんな彼女は素敵だと思います。ところで、あとからいろいろヘンリー8世と6人の妻たちを調べると、本当にヘンリー8世は精力的に女性を求めています。キャサリン・オブ・アラゴンはヘンリー8世の兄嫁でしたが、兄が亡くなったことでヘンリーと結婚したのです。(ヘンリー8世の方がぞっこんだったらしいですよ)娘メアリーがいます。このメアリーは王女だったり庶子として扱われたり、かなりかわいそうな子でしたけど、ちゃんと女王になってますよね。ただカソリック復帰を強烈に押し付けた結果「血塗れのメアリー」と呼ばれています。ごそっとプロテスタントを処刑したからです。まあ、プロテスタントに直接の恨みはなくても、母親のことを思うとねえ。そうそう、「ブラッディ・マリー」はこのメアリーから来ています。血の色のようなカクテルだから・・・二番目がアン・ブーリン。エリザベスを産みました。男子を産もうと頑張ったんですが、流産したりヘンリーが浮気したりで相当精神的にも追い詰められたようです。まあ、自分もキャサリン・オブ・アラゴンを追い込んだわけですから、自分だけは大丈夫とは思っていなかったでしょうが…いや、自分は大丈夫と思っていたのかな?男の子を産めばですけどね。これでもし、男の子を産んでいたらもっとアンは長生きできたのでしょうか。アンとヘンリーの気質は意外と似ていたのかもしれません、強引で暴力的なところ?次にヘンリーが求めたのは、これまた正反対な女性。政治にも興味がない家庭的な女性。心の平安を求めてということでしょうか。ジェーン・シーモア。ジェーンは唯一男の子を産んでいます。エドワード6世。エドワードはもちろん父の亡き後王となるのですが幼くしてなくなってしまいました。このエドワードの後にジェーン・グレイ→メアリー1世(先ほどのキャサリンの娘)→エリザベス1世となります。ジェーンは出産後亡くなってしまいます。もし彼女が生きていたらその後の結婚はなかったかも?次にヘンリーが選んだのはドイツからの花嫁唯一の政略結婚です。でも、会って即離婚を決意。早~~!!ドイツから来たアン・オブ・クレーフェもまた離婚にOKしたもので、すんなりとことは運んだようです。このアンは離婚によってお金も領土ももらったので、一番悠々自適の生活を送ったようです。5番目がキャサリン・ハワード。アン・ブーリンとは従姉妹だそうです。かなりの年下。キャサリンには恋人がいたのだそうです。ま、二人いたのでどちらにしようかなと決めかねていたようですけど。そんなキャサリンは何もなければ恋人と結婚していたでしょうから、これは彼女にとってやっぱり悲劇としか言いようがないですね。引き裂かれた恋人との不倫が発覚して(ぶくぶく太ってきたヘンリー8世よりゃ、若い恋人の方がいいに決まってます)反逆罪で処刑されてしまいました。かわいそうに~~(>_< )6番目もまたキャサリンですが、当時はキャサリンばっかりだったんかいと突っ込みたくなりますね(笑)キャサリン・バー。彼女に求められたのは、母親のような立場でしょうか。リューマチまたは梅毒を病んでいたヘンリーを看病するというのが目的だったようです。彼女はヘンリー8世の死を看取り(と言っても感染を恐れて(って、どんな病気なんだ?)見舞いにも行けなかったようですが)彼の死後再婚もしています。彼女はやさしい人柄だったようで、メアリーやエリザベスにも親切にしてあげたようですよ。でも、その再婚相手がエリザベス(後のエリザベス1世)に手を出してしまったので、死ぬ間際にはエリザベスを相当恨んで亡くなったようです。あ~~、本当に愛と憎しみのヘンリーちゃんでした。でも、こういう妻を娶ったことはわかったんですが、今ひとつヘンリーさんの心がよく分からないです。子孫を残すために妻を次々と娶ったということでもないようで、「あの子もいいな♪この子もいいな♪」ということなんですかねえ。本当は彼は女性に何を求めていたんでしょうか。なにも求めていないただ力を誇示したいだけの、戦利品のようなものだったのでしょうか…金と権力があれば、女性も寄ってくると・・・・そういうことも確かにあるというお話です。
2008.11.01
コメント(14)
☆パリ、恋人たちの2日間☆(2007)ジュリー・デルピー監督/脚本ジュリー・デルピーアダム・ゴールドバーグダニエル・ブリュールアルベール・デルピーマリー・ピレアレクシア・ランドーストーリーフランス人のマリオンとアメリカ人のジャックは、付き合って2年になるニューヨーク在住のカップル。盛り上がりに欠けたベネチアでのバカンスの後、2人はマリオンの故郷・パリに立ち寄った。やがてマリオンの両親に会ったジャックは、自由奔放な2人に圧倒され、街ではマリオンの元カレに次々に遭遇。元カノとは二度と会わない主義のジャックは、元カレと親しげに話すマリオンの姿に戸惑うばかり。それが引き金となって、2人の関係はさらにギクシャクしてしまい…。面白かったです^^)アメリカ人のジャックのカルチャーショック。フランス人ってこんな感じなのかなあと思いながら見ていた。マリオンの両親は元ヒッピーということで、今はそれなりの家庭を持っているけれども過去には華々しい関係があったようで~~。それがところどころ出てきてはジャックを驚かせちゃうのよね。そして、フランス人はアメリカ人が嫌い(笑)やっぱりそうだったか(笑)言葉が通じないのをいいことにマリオンのパパなど「アメ公」呼ばわり^^;)そうそう、この両親は実際にデルピーのご両親なのですね。俳優一家ということですよ。こうしてみると、日本人にはアメリカ人の方が身近かなあ?ジャックがその代表としてみていいものかどうか分からないけど。すぐに具合が悪いと訴えて薬を欲しがるジャック。そう、確かに「アスピリン」ってよく飲んでいるよねえ・・さらに清潔さを求める。「自分のものは自分のもの」他人と共有するなんて…恋人ならなおさらだよね。意外とまじめなアメリカ人?誠実じゃない?フランス人の本当かうそか分からないオープンさ(性的な物に)も、結構カルチャーショックを受けていたし。マリオンがフランス人女性の代表と見ていいのかってところもあるけど、オドレイ・トトゥも不思議ちゃんだしなあ(笑)恋に生きる女性なのねえ。2日間で昔の男があれこれ出てきて、ジャックは言葉が分からないので猜疑心に悩まされるのだ。もう関係ないただの友達と言いながら、何やら雰囲気があやしく見えたりしてね。7年前に別れた男とカフェで偶然出会って、その男をののしるマリオン。お~、何やらすごい!(たまたま見ていたらTVで過激にののしる小○さんの元妻がいた。あんな感じかな・・・(笑))でも、その元男といいタクシーの人種差別運転手といい、マリオンの言動に「そうだ、そうだ、言ってやれ~!」って思ったりもしたのだけどね。言われるだけの男だったりするもの(この映画ではね)マリオンとジャックは喧嘩してそれぞれ別々に行動する。ジャックがハンバーガーショップで出会うのがダニエル・ブリュールなのだ。どんな役で出てくるんだろうと楽しみにしていたら、まあ面白いチョイ役だった。よくわかんない役だったけど・・・自称「妖精」なんだって~(笑)そしてマリオンとジャックは部屋に戻って、今まで二年間付き合っていてお互いの事をちっともわかっていなかったと、話し合うのだ。話はどんなものなのか台詞はないから分からないけど、お互いの過去、話していなかったことをいろいろ話したんだろうなってわかる。このシーンがなかなか良いなあと思ったのよね。マリオンの表情の変化で、どんな話になるのかって見せている。どうなるんだろう、どうなるんだろうって。ラストはご覧になって確かめてくださいねえ^^)時々入るイラストも面白かった。言葉の分からないジャックに同情したり「でもどこでも英語が通じると思うなよ!」とも思ったり(笑)フランス人って面白いなあ。でも、受け入れてもらうには結構ハードルが高そうだわとも思う。お国違えば、文化も違う。日本を舞台にしたらどんなふうになったかなあ~~?ジュリー・デルピーと言えばこちらですよね↓淡々としているし、せりふばかりだけど面白い映画でしたよね。
2008.10.29
コメント(4)
☆ミスト☆(2007)フランク・ダラボン監督スティーブン・キング原作トーマス・ジェーンマーシャ・ゲイ・ハーデンローリー・ホールデンアンドレ・ブラウアーストーリーのどかな田舎町を襲った激しい嵐の翌日、デヴィッドは湖の向こう岸に発生した異様に深い霧に懸念を抱きながら息子と共にスーパーマーケットへ買い出しに出掛けた。するとやはり、その濃い霧は間もなく買い物客でごった返すマーケットに迫り、ついには町全体を飲み込むように覆っていく。人々がマーケットに缶詰状態となる中、霧の中に潜む不気味な触手生物を発見するデヴィッド。彼を信じた者たちはただちに店のバリケードを作り始め、武器になる物もかき集める。その一方、骨董品店の女主人カーモディは狂信めいた発言で人々の不安を煽ってしまう。そして夜、突如として霧の中の生物たちが襲撃を開始、店内は大混乱となるのだが…。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~この春、結構話題になった映画ですよね^^)それとなく、レビューは読んでいたのですがなるべく知らないでDVDを見てみたいと思って、詳しいことは知らずに鑑賞。予告編は見ていたから、霧の中に何かいるんだ~~、閉じ込められた人間が怖いんだ~~ってわかっていましたけどね。いや~、怖いですよね。外も内も!そして、ラストも!スーパーの中で怖いのは、やっぱりこのマーシャ・ゲイ・ハーデンですよね。主人公の決断も彼女の怖さを見ると納得できますもんね。彼女が→殺されたときはホッとしちゃったですもんね(笑)←そんな気持ちにさせるくらい怖いんですよ。外の怖さは、やっぱり「良く見えない。情報が入らない。」そういう怖さがより恐怖心をあおります。普通に見せたら場合によったらただのパニック映画だったのが、霧でよく見えないという相乗効果でより怖くなってました。実際の怪物は「あ~~、それね~~」という感じのものではあります。もちろん、「あ~、それね~」という怪物でも襲われたくはないです、ハイ^^;)そして、やっぱりラストですね!怖いというか、なんというラストなんだ~~!ハリウッド映画はいつもハッピーエンドばかりだと文句を言っているくせに、こうして実際にアンハッピーで終わると気持ちがなえますねえ。やっぱり、映画はハッピーがいいのかも~~(急にハッピーエンド派になる私(笑))大きなスクリーンでこれを見、劇場を後にした観客の皆さんのためいきが聞こえるような気もしました(笑)いろんな人間の姿を見ることができ、自分がその場にいたらどうするんだろうかと考えさせられる映画でもありました。さすが原作がスティーブン・キングのことだけはありますね。怖面白い映画でした♪
2008.10.22
コメント(2)
というわけで二本目はスピルバーグ監督が製作総指揮をとり「ディスタービア」の監督が、再びシャイア・ラブーフと組んだ「イーグル・アイ」です。☆イーグル・アイ☆(2008)D・J・カルーソー監督スティーブン・スピルバーグ制作シャイア・ラブーフミシェル・モナハンロザリオ・ドーソンマイケル・チクリスアンソニー・マッキービリー・ボブ・ソーントンストーリーシカゴのコピーショップで働く青年ジェリーはある日、米軍に勤める双子の兄弟が急死したと知らされ実家へ呼び戻される。そして自宅への帰途ATMに立ち寄ると、何故か口座に75万ドルもの大金が振り込まれており、帰宅したアパートには大量の軍事用機材が届いていた。その直後、見知らぬ女性から電話が入り、FBIが迫っているのですぐその場から逃げろ、と警告される。すると間もなくFBIが現われ、ジェリーは何も把握できずに拘束されてしまう。一方同じ頃、1人で遠出することになった幼い息子を送り出すシングルマザーのレイチェル。その後、彼女にも謎の女性から着信が入り、これから指示に従わなければ息子の命はない、との脅迫を受けるのだった。やがて、ジェリーは再び謎の女から電話で指示を受け取調室を脱出、逃走した先には同じく電話の指示に翻弄されているレイチェルが待っていた…。力の入っているアクション映画でしたねえ~~。確かに題材は稲垣吾郎君の言うところの「10年も温めたから古くなっちゃった」かもしれないけど、でも面白かったですよ!矢継ぎ早のアクション携帯に指示を送ってくる女は誰なんだろう?その女は何が目的なのか?常に監視される恐怖は、確かにすでに映画にもなっているわけですけどね。でもより細かく、より詳しくなってましたよねえ。ということは、実際に既にそういう機能があるわけでしょうね~~。コンピューターに管理される世の中ですけど、そうはいってもやっぱり人間の扱う力、行動が必要なのですね。そして人間の行動はコンピューターでは測れないものなのです。主人公がラストに→死んだかと思いきや、生き延びたのは少々サービスのしすぎだったかなあ。でもそこがスピルバーグらしいのかもね^^)←シャイア・ラブーフくんは、秘蔵っ子だけあってどんどん映画に出ますね。そして、だんだんたくましくなっていくみたい。今回は年上のおねえさまに、十分に太刀打ちしてましたもんね。お姉さまことミシェル・モナハンは、あちこちで結構見ているのですが、今回は可愛い息子のいるお母さん。母親の愛情と強さを感じさせてくれます。また、空軍特捜部の特別捜査官にロザリオ・ドーソン。彼女どこかで見たなあと思っていたら「デス・プルーフinグラインドハウス」に出てきた唇セクシーなお姉さんですよね。そしてそして、なんといってもビリー・ボブ・ソーントン。あの曲者ビリーが今回FBI捜査官ですよ^^)どちらかというと、いつも追われている役なのに~~(笑)そして、熱い捜査官なんですよ♪彼を応援してしまいましたよ~。そんなわけで、ハリウッドらしいアクション映画でしたね^^)
2008.10.19
コメント(8)
昨日秋バラを見てきたので、今日は映画二本見てきました^^)秋バラは、春のバラと違って落ち着きがあってこれはこれでいいものですねえ~♪そして、こちらの映画は試写会に行った知人が泣きっぱなしだったというので、どうしようかと思っていました。DVDで見た方がいいかなと思ったんですよね。でも時間がちょうどよかったので見てきました。この知人はご主人を病気で亡くされているので、この映画は自分の身に置き替えて泣けてしまうのでしょうね。でも、この映画を見ることができるようになってきたということは、彼女も落ち着いてきたのだと思います。やはり、時間しか解決しないことがあるのですよ・・・☆P.S.アイラブユー☆(2007)リチャード・ラグラヴェネーズ監督ヒラリー・スワンクジェラルド・バトラーリサ・クドローハリー・コニック・Jrジェフリー・ディーン・モーガンキャシー・ベイツストーリー ニューヨーク。ホリーは陽気で情熱的なアイルランド人の夫ジェリーとつましくも幸せに暮らしていた。だがある日突然、ジェリーは脳腫瘍でこの世を去ってしまう。それから3週間、ホリーは悲しみのあまり電話にも出ず、引きこもり状態に。そんな彼女が30歳を迎えた日、家族や親友たちが誕生日のお祝いに駆けつける中、バースデイケーキとテープレコーダーが入った贈り物が届く。何とその差出人は、今は亡きジェリーだった。そしてテープには、明日から様々な形で届く手紙それぞれの内容に従って行動してほしい、とのメッセージが。思わぬプレゼントに喜びと驚きが交錯するものの、翌日から届いた手紙の指示に従って行動し始めるホリー。やがて、彼女は手紙の指示通り、親友たちと共にジェリーの故郷アイルランドを訪れるのだが…。やはり、ここまで愛されたら幸せだよね~~という映画でしたね。昨夜TVで吾郎ちゃん(稲垣吾郎)が「ヒラリー・スワンクの映画」と言っていたと記憶しているのですが、確かに彼女が演じる妻があってこそです。ヒラリーのイメージは「ミリオンダラー・ベイビー」が強烈に残っているのですよね。でも今回の彼女も、しおらしい女性ではありませんから^^)気の強いけど、そこがまたキュートな女性という感じでしょうか。そんな彼女をどんと引き受けるジェリー。やっぱり器が大きくなくちゃ、彼女に負けちゃうわねえ。ジェラルド・バトラーは「300」の時のムキムキのまんまでしたよ^^)「ベオウルフ」「300」とムキムキを誇示してきましたけど、今回もその胸板の厚さが男らしさを感じさせるわけです。そして、もっと楽しくてキュートな男性を演じています。そうそうちゃんと彼の歌まで披露してくれますもんね。これはファンにはたまらないでしょう~~^^)キャシー・ベイツは私の好きな女優さんです。彼女がヒラリーのお母さん役。彼女が娘を心配しながらも現実的な意見を言ってくれるのです。彼女の言葉には重みがありますねえ。涙涙だけの話ではないのが洋画のいいところです。ホリーの友人たちのエピソードが、いいのですよ。気になる男性には必ず「独身?ゲイ?仕事は?」と聞きまくる独身の友人とか、少々屈折しているけどユニークな魅力がある男友達とか・・・残された妻に、出会いのプレゼントをしちゃう夫は妻の好みをよくご存じでと、ちょっと驚いたりしますねえ。まあ、そこまで妻を愛しているということなんですけど。奥さんの好みを知っている夫などなかなかいないんじゃないかしらねえ。そこまで関心を持たないというかね(笑)ただ、私としてはここまで再生していく過程を作ってもらうのは、ちょっと心苦しいかなあ。やはり自分で失った悲しみを受け止め、時間とともに受容して行くしかないと思うんですよ。こうして手助けしてもらうのが亡くなった夫だったりしたら、なんだか本当に申し訳ないような気持ちになっちゃうなあ。でも、ピュアな気持ちになるいい映画だと思いました。エンドクレジットに流れる徳永さんの曲もいいですよね~。「小さな祈りP.S.アイラブユー」フリーダム・ライターズ…これもヒラリーとリチャード・ラグラヴェネーズ監督がくんだ映画ですよね。スピリチュアルとか流行ってますけどそういったことに抵抗を感じる人にもお勧めかなあ。「生きるということ、死ぬということ。残される悲しみ、死に対する恐怖」など、私は結構納得しました。実家の母(もう80を超えてますけど^^)が勧めてくれた本です。
2008.10.19
コメント(2)
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のデヴィッド・クローネンバーグ監督とヴィゴのバイオレンス・サスペンス。DVDは11/14発売☆イースタン・プロミス☆(2007)デヴィッド・クローネンバーグ監督ヴィゴ・モーテンセン ナオミ・ワッツ ヴァンサン・カッセル アーミン・ミューラー=スタール イエジー・スコリモフスキー シニード・キューザック ストーリー病院で働くアンナの下に、一人の少女が運び込まれる。意識を失くした少女は、女の子を産み落とし、息を引き取る。バッグに入っていた手帳にはロシア語で日記らしいものが書かれており、少女がロシア人であることが分かる。しかし、それは、ロンドンの裏社会に存在するロシアン・マフィアの恐ろしい犯罪組織に繋がっていたのだった。手術に立ち会ったアンナは、少女の身元を確認するため、ロシア料理レストランのオーナーに相談すると、自分が日記の翻訳をしようと申し出る。しかし、その後、謎のロシア人、ニコライがアンナに近付き始める・・・。クローネンバーグ監督の映画がどうのこうのと話せるほど詳しくはないのですが、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」以上に渋くてバイオレンスなお話でした。ロシアン・マフィアって怖いぞという話なんですけど・・しかし、その仕事ぶりを実際に見せてはいません。人身売買、薬や銃の密売など様々な裏の仕事があるのでしょうが、そういうものは見せずにひたすらレストランでの表の顔で話が進みます。その分穏やかな顔をしたボス・セミオン(アーミン・ミューラー=スタール)が余計に不気味で怖いんですよね。そしてその不肖の息子キリル(ヴァンサン・カッセル)はファザコンでアル中で同性愛者。父親を乗り越えられない二代目。粗暴ででも気弱なところもありって感じで、ヴァンサン・カッセルうまいです。ナオミ・ワッツはまっとうな表の世界の女性。裏の社会など知らない彼女、まっとう過ぎてハラハラさせられますけど。ヴィゴは「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の寡黙な過去を持った男ぶりから、今回も裏のある男(でも実際は裏も表も同じかも)として渋く演じております。今回の方がより渋い感じがします。サウナでの全裸格闘シーンは、お見事です。やっぱり裸の時に襲われたくはないもんです^^;)ストーリーの続きを感じさせるラストもなかなかよかったです。
2008.10.13
コメント(6)
そして「わたクマ」です。スカちゃんですね~♪スカーレット・ヨハンソンが等身大の役という気がしました。まだ彼女若いものね、ずっと前から見ているから芸歴は長いしプロポーションからして年齢も上に思っちゃうけどまだ24歳ですよ。☆私がクマにキレた(理由)わけ☆(2007)シャリ・スプリンガー・バーマン 監督 ロバート・プルチーニ 監督エマ・マクローリン /ニコラ・クラウス原作 『ティファニーで子育てを』スカーレット・ヨハンソン・・・・・ アニー・ブラドック ローラ・リニー・・・・・・・・・・ ミセスX アリシア・キーズ・・・・・・・・・ リネット クリス・エヴァンス・・・・・・・・ ハーバード大生 ニコラス・リース・アート・・・・・ グレイヤー ドナ・マーフィ・・・・・・・・・・ ジュディ・ブラドック ポール・ジアマッティ・・・・・・・ ミスターXストーリー ニューヨーク、マンハッタン。大学を卒業し将来を模索していたアニー・ブラドックは就職試験に失敗、セントラルパークで途方に暮れる。するとその時、事故に遭いそうになった少年グレイヤーを救ったアニーは、彼の母親でセレブのミセスXに名前を“ナニー”と勘違いされたことから、グレイヤーのナニーとして雇われることに。しかし、自分磨きに忙しいミセスXが息子の面倒を全く見ず、父親のミスターXも家庭を顧みないため、アニーは24時間グレイヤーの世話を託されてしまう。プライベートもないうえ、言うことを聞いてくれないグレイヤーに困り果てるアニー。それでもやがて、両親に構ってもらえないグレイヤーの寂しさを知り、心を通わせていく。また一方、アパートの上階に住むハーバード大のイケメン学生と出会い、恋が芽生えるアニーだが…。スカちゃんも見たいけど、私はローラ・リニーも好きなんですよね~。今回セレブなママ。わがまま放題で、びしばしとナニーをこき使ってくれますよ。素敵な衣装は見所です。いつものローラとはまた一味違った役ですね。こんな役もまた面白いです。そうですねえ、アメリカ版「家政婦は見た」という感じでもあります(笑)このセレブな家庭の夫婦のどろどろ、息子そっちのけでのけんかは「幸せって何?」って感じになります。こういう家庭で育った子供たちが大人になって、アメリカの政治や経済界を動かしているのかあって思っちゃいます・・・でもこのナニーというのはもともとイギリスの裕福な家庭の子供の教育係。この「わたクマ」でも赤い傘でアニーが空を飛ぶシーンがありますけど「メアリー・ポピンズ」も裕福な家庭のナニーですよね。歴史的に見ても王室は親が育てずに、教育係や乳母が子供たちを育てるのが当たり前でした。この男の子グレイヤーくんがかわいい♪わがまま言ったり、さみしくて甘えたり、自然な子供の演技をしてくれます。セレブな家庭のどろどろに目を奪われつつも、この話はスカちゃん演じるアニーの成長の話でもあります。大学は出て母親からはエリートの道を期待され、でも「私の中は空っぽ」って気がついたとき何をすればいいの?って思うのです。たまたま、アニーという名前から「ナニー」に間違えられたアニーが気楽な仕事と思ってナニーの仕事につくんですけどね。自分は何がしたいのか?どんな仕事をしたいのか?選択できるのならば、じっくりと選びたいものです。なかなか、そういうわけにもいかなかったりするんですけどねえ、実際は┐(´-`)┌ それにそんなに簡単に見つかるとも思えないし、見つかった時には遅かったりしてね~人生ままならないものですから。スカちゃんは、等身大の役。こんなスカちゃんは好きですよ^^)今度は「ブーリン家の姉妹」で見ることになると思うのですが、そちらも期待しております。そして、アニーの母親役・ドナ・マーフィもいいですね。娘を心配するお母さんです。その気持ちわかりますよ~。ミスターXはポール・ジアマティ。こういう小悪人風が、ポールに似合っているなあって思っちゃいますね。「シューテム・アップ」はイッちゃってる悪人でしたね^^)「アメリカン・スプレンダー」では、変わり者でおもしろかったなあ。いろんな役をやってますけど、それぞれ味があって注目しちゃう役者さんです。アニーの彼となるハーバード大の彼は「セルラー」で頑張る男の子を演じたクリス・エヴァンス。恋もこの映画の味付けですから、いい感じですよ~♪スカちゃんの奮闘ぶりが楽しいこの映画お勧めします^^)
2008.10.11
コメント(10)
秋ですねえ~^^)金木犀の香りが漂ってますね。こんな時はロマンスでしょうか♪☆ジェイン・オースティンの読書会☆(2007)ロビン・スウィンコード監督キャシー・ベイカーマリア・ベロエミリー・ブラントエイミー・ブレネマンヒュー・ダンシーストーリー離婚歴6回の女性バーナデットは。愛犬を失った友人のジョスリンを励まそうと、オースティンの読書会を企画する。彼女は「オースティンは、人生の最高の解毒剤だ」と常々、考えていたからだ。ジョスリンの親友シルヴィアも、ちょうど夫から「他に好きな人ができた」と告げられ窮地に陥っていた。しかし、オースティンの長編小説は6冊あるため、メンバーもあと3人必要だ。まずは、趣味の合わない夫より教え子にときめいているフランス語教師のプルーディー。そして恋多きシルヴィアの娘、アレグラ。最後は唯一の男性にしてオースティン初体験の青年、グリッグ。メンバーも揃い、ようやく読書会が始まるが、それぞれの想いが絡み合い、思わぬ結末にたどり着いていく。女性向けですね^^)オースティンは映画で見た程度で読んだこと無いんですよね。毎月一冊づつ読んでその感想などを話し合うわけで、「エマ」がどうのこうのとかいう部分はさっぱりわかりませんでした(笑)でも、この6人が集まることで小説からも読書会のメンバーからも様々なことを触発されるのがおもしろいのです。もちろん触発され、もつれるのは「LOVE」ですよ^^)でも、どろどろではないところは小説っぽいのかな。黒一点のグレッグくんは、かわいいです。グレッグくんは実はSF小説のファンなんですよ。その彼がオースティンを読み、きっと女性心理を学んだのではないでしょうかあ。がんばれ、がんばれって思わず応援してしまいました^^)印象に残るところではフランス語教師のプルーディ。実母との関係にトラウマを抱え、夫はバスケットにしか興味がなく、彼女は教え子の男の子に目を奪われてしまう。(あ、この教え子の男の子もなかなか魅力的でしたよ^^)そしてがちがちのオースティンファンみたい。人を寄せ付けない雰囲気だった彼女が徐々にやわらかくなって行くのが印象的でした。そして、大人の女たちの魅力的なことも、ちょっとうれしいです。男女のもつれ方もオースティンの小説みたいな感じかもしれませんね。でも、こんな感じも好きですよ^^)****************
2008.10.06
コメント(10)
☆宮廷画家ゴヤは見た☆(2006)ミロス・フォアマン監督ハビエル・バルデムナタリー・ポートマンステラン・スカルスガルドストーリー 時は18世紀末、スペイン国王カルロス4世の宮廷画家に任命されたフランシスコ・デ・ゴヤ。画家として最高の地位に登り詰めながらも、常に現実の社会と向き合い、人間の真実を見つめ続けた画家。1792年、ゴヤは2枚の肖像画に取り掛かっていた。1枚は裕福な商人の娘で天使のように純真な魅力にあふれた少女イネス。もう1枚は威厳に満ちたロレンソ神父。そんな中、カトリック教会では、ロレンソの提案で、形骸化していた異端審問の強化が図られていた。そしてある日、イネスは居酒屋で豚肉を嫌ったことからユダヤ教徒の疑いありとして審問所への出頭を命じられてしまう。スペインの歴史、天才画家ゴヤ、それほど知っているわけではありません。この映画ゴヤは「見ていた」なんですよね。歴史の語り部的な存在です。スペイン王政の時代、ナポレオンがスペインを支配下に置いた時代、そしてそのナポレオンを追い払うべく次にやってきたのがイギリス軍・・・再びスペインは王制に。そこにカソリック教会が行っていた異端審問。魔女狩りのようなものでしょうかね・・政治と深くかかわっていた教会なので政治犯なども含まれていたのかもしれませんが。時代の波にもまれるスペイン。価値観がころころ変わるのです。監督はチェコ出身なのだそうですね。チェコが民主主義、ナチ支配の時代、共産主義、民主主義、そして再び共産主義、さらに民主主義と変わらざるをえなかった姿とも重なるところが大きかったと言っています。話はゴヤが描いた二枚の肖像画の人物になります。一人は教会の天井画などにも描いたというゴヤにとってはミューズのような純真無垢な娘イネス。そしてもう一人は教会の異端審問を強化するように提案したロレンソ神父。この二人がどうかかわっていくのだろうか。イネスは異端審問で囚われてどうなるんだろうか、一方ロレンソはイネスの父親によって「異端審問の信ぴょう性のなさ」を実感することになるのですが、それがどうかかわっていくのだろうか…とストーリー的にも面白く、後半の意外な展開まで興味が尽きることがありませんでした。重厚なセット(セットはスタジオではなく歴史的建造物などを使用しているようです)、豪華な衣装、それだけでも見ごたえがあります。ナタリー・ポートマンが素晴らしいです。純真な娘、その後の変貌ぶり。異端審問にすっかり人生を狂わされてしまった哀れな女です。これは本当にひどい話だと思います!それにしてもこの衣装、素敵でしょう^^)刺繍も(つい刺繍や装飾に目が行ってしまう♪)何も知らない、周りには幸せなことしかないという娘そのものですよね。ロレンソ神父役、ハビエルもこの複雑な神父の役を見事に演じてます。ロレンソって信じ込んだら他は一切受け付けないのですよ。しかし見事に(いい意味でも悪い意味でも)しぶとく時代を乗り越えてきたと思ったんですけどね・・・しぶとくラストも乗り越えて行っちゃうのかなって思ったんですけど、そうならなかったのが私としては意外でした。ゴヤ役ステランは「エクソシスト」の神父役なんですってね。最近はパイレーツ・オブ・カリビアンの靴ひものビルですよ。なんか愛嬌のある顔してますよね、こうしてみると^^)ゴヤって描くことが全て、肖像画は王、王妃をはじめフランス、イギリスとこだわりはないようですね?一方で歴史を見つめ続け、聖職者の不正を暴き戦争の悲惨さを伝えるそんな絵も多く残しています。この映画でのゴヤは、肖像画を描くことで生計を立てつつ一方で現実の姿を銅版画に残しているのです。実際のゴヤがどうであったのかわかりませんが、もう一歩イネスにかかわったらイネスは救われただろうか?とか考えてしまいましたが・・・でも、宮廷画家という地位で何ができたかといえば、やっぱり何もできなかったのだろうとも思うのでした。一般の民衆と同じで、ただ起きることに翻弄され驚きおののいている。しかし彼ができることは描くこと。「残す」「見届ける」それがゴヤなのだと思ったのです。
2008.10.04
コメント(7)
あ~~、10月になりました。今年は急に涼しくなりこのところ過ごしやすいけど、なんだかさみしい(笑)あの暑さがいつまで続くのかと不安だったけど、涼しくなればなったでさみしいなんてね、まったくわがままなことを言うもんですよね。さて今日は映画の日、何か見に行った方も多いのではないでしょうか。私は行こうかな~~と思いつつ、週の半ばの疲れによって断念しました。そういうこともありますよね(笑)さて、先日見たDVD劇場未公開なんだけど、未公開なんてもったいないって思いましたよ。☆ラブ・アペタイザー☆(2007)ロバート・ベントン監督モーガン・フリーマングレッグ・キニアラダ・ミッチェルアレクサ・ダヴァロストビー・ヘミングウェイジェーン・アレクサンダーストーリー『クレイマー、クレイマー』の名匠、ロバート・ベントン監督がモーガン・フリーマンほか豪華キャストの共演で贈る大人のラブドラマ。不良息子との折り合いに悩む哲学教授を軸に、9人の男女が織り成すさまざまな人生模様と恋の行方を描く。コーヒーショップ店長は、妻の異変に気づかず幸せに暮らしていた。ある日突然、妻が女性と駆け落ち―そして、離婚。2度目の結婚はうまくいくと思ったが、新妻は以前の不倫相手が忘れられず・・・。元ドラック・ジャンキーに一目惚れした愛らしい娘は、めでたくゴールインするが・・・。不良息子との折り合いに悩む哲学教授(モーガン・フリーマン)の周りで9人の男女が織り成す流麗なラブ・ドラマ。 アペタイザーってフルコースの「前菜」のことなんですってね~。なるほど・・・?まあ、この題名がいいのかどうかはわかりませんが、いい映画だと思いましたよ。確かに地味だと言えば地味なんですけど、私は好きだなあ。モーガン・フリーマンとジェーン・アレクサンダーの年齢を重ねた愛、若いアレクサ・ダヴァロス達のはじけるような愛(しかも、それだけではない出来事もありますが)そして中年グレッグ・キニアの紆余曲折の愛(でも真剣、真っ向勝負^^)グレッグ・キニアがオーナーのコーヒー店。モーガン・フリーマンはそこに出掛けては見聞きするのです。それを帰宅後、妻エスター(ジェーン・アレクサンダー)に話して聞かせるのですけどね。若い店員オスカー(トビー・アレクサンダー)がふらりとやってきたクロエ(アレクサ・ダヴァロス)と恋に落ちるのも見ます。コーヒー店オーナーが妻に逃げられるのも見ます。そして、不動産屋のダイアナ(ラダ・ミッチェル)に恋しちゃうのも見ます^^)時に話し相手になってやり、時に相談にも乗ってやるそんなモーガン・フリーマン。しかし彼もまた過去の出来事から一歩を踏み出せずにいるのですね。息子がドラッグ中毒で亡くなってしまって、「なぜ息子が薬をやっていたことに気がつかなかったのか、なぜ息子を救えなかったのか」と苦しんでいるのです。妻は悲しみを分かち合いながら、夫に次の一歩を歩きだしてほしいと願っているのです。そしてモーガン・フリーマンはグレッグ・キニアの恋の顛末、クロエの愛し方を見て次の一歩を踏み出し始めるのです。グレッグ・キニアがいいですねえ。振られても「人生は愛だ」という信念を貫き、落ち込んだって常にポジティブ。ちょっとコミカルでもあるけど、哀愁も漂う^^)彼についてモーガン・フリーマンが妻エスターに報告するシーンが笑えました^^)「悪い知らせは、またハリー(グレッグ・キニア)が恋をしたことだ」って言うんですよね(笑)ラダ・ミッチェルはこれはこれは、なかなかな女性を演じています。不倫中の彼とグレッグ・キニアを天秤に掛けるという役ですけどね^^;)女性にはこういう面もあると思うのですよね~。そもそも、彼女をそんな行動に走らせたのは不倫男のせいですからねえ~、彼女ばかりを責めるわけにはいかないと思いますよ。クロエ役のアレクサ・ダヴァロスってよく知らないんですけど、なかなかかわいい女優さん。大胆なシーンもありますけど^^)若者の大胆で真剣な愛を見せてくれますよ。モーガン・フリーマンとジェーン・アレクサンダーの老夫婦は、年を重ねただけのことはある渋いけど重みのある愛ですね。二人のシーンはとっても素敵です。様々なことを乗り越えてきた夫婦なんだろうなあって思います。気になったら、ぜひご覧ください♪
2008.10.01
コメント(2)
今週はこれだね~♪こちらでは遅れて公開が始まった映画も含めてあれこれあって、どの映画を見ようか悩みます。上手く時間を合わせて二本は見たい!そんな事を考えるもんですからねえ、朝から眉間のしわが深くなっちまいましたよ(笑)イキガミ…まあ、これは今週結構人気がありそうよね。若い子が見るだろうな。我が家にもコミックスがあるけど原作ファンはどんな評価になるかしらね。じゃ、おばさんはやっぱりロマンスよ~~っていうことでリチャード・ギアはどうだ~~♪「最後の初恋」あ~~でも、マディソン郡の橋がどうのこうのって言うのは、どうなんでしょ。マディソン郡の橋見てないし・・・(笑)とにかく「アイアンマン」を見ることに^^)☆アイアンマン☆(2008)ジョン・ファヴロー監督ロバート・ダウニー・Jr ジェフ・ブリッジス テレンス・ハワード グウィネス・パルトロー ショーン・トーブ 声:ポール・ベタニーストーリー 米国政府と契約を結ぶ巨大軍事企業スターク・インダストリーズの社長で、発明家としての顔も持つトニー・スターク。彼はある日、自社新型兵器のデモ実験に参加するためアフガニスタンへ赴き、みごと実験を成功させる。だがその直後、テロリスト集団の襲撃に遭い、胸に深い傷を負ったまま囚われの身となってしまう。さらに、一味のために最強兵器の開発を強制されるトニー。しかし、彼は一味の目を盗んで飛行可能なパワードスーツを開発、それを身につけ、敵の隙をみて脱出し生還を果たす。そして、この一件で自社兵器がテロ組織に利用されているのを目の当たりにし、ショックを受けたトニーは会社として武器製造を中止する一方、テロ撲滅を誓い、秘かにパワードスーツの改良に着手。こうして試行錯誤の末、驚異の攻防力と飛行性能を兼ね備えたパワードスーツ=“アイアンマン”を完成させる。面白かったですよ^^)アメコミヒーローは、いろいろ考えずに楽しんで見れていいですよね~。金持ちで戦争兵器を売りまくっている会社の社長であり、それらの兵器を開発しているトニー・スターク。相当いい加減な社長なのよ~~。女と酒とギャンブル、頭がいいかもしれないが人間としてどうよ?ってやつ。それが、アフガニスタンでテロリストにつかまっちゃうわけね。見れば、そのテロリストたちも自分の兵器を使ってる。ありゃま、米国の自由のため平和のために開発した兵器が敵の手に?って、頭のいい割にそんなことも知らんのかって笑っちゃうけど、とにかく現実を目にするわけ。さらに開発した兵器をここで作れと言われて、彼は洞窟の中で兵器を作ると見せかけて不格好だけどアイアンスーツを作るわけなのですよ。ボカンガツンとくらわせて、なんとか逃げることに成功するんですねえ。自分がまいた種を自ら刈り取ると、まあそういうことなんですけど。敵は国外テロリストかって言うと、そこまで面倒にはしていないのです。そういうことしちゃうと、後々大変だし^^)敵はお約束って気もするけど、なかなか人間味もある敵でよろしいんじゃないでしょうか~。私が気に入ったのは、トニー・スタークの執事。バットマンもお金持ちだから執事がいるけど、こちらの執事はコンピュータね。この声をポール・ベタニーがやっていたなんて、気がつきませんでした。ポール、いい仕事してますねえ~~^^)そして、トニーがスーツを作る作業の助手をしている不器用なアーム君。トニーににらまれると、ちょっとシュンとした感じになるのがかわいい~♪さらに、秘書ペッパー。グウィネス・バルトローが素敵です。有能な秘書でありながら、微妙な女心が見え隠れするところもいいと思うのよね。テレンス・ハワードも気になる俳優さん、ここでは硬派なトニーのお友達。二人の信頼関係はいいですよ~。テレンスをこの前見たのは「ブレイブ・ワン」ジュディ・フォスターを見守る刑事役でした。私としては今回のこの「アイアンマン」での役の方が好きかな~^^)生身の人間がスーツの中で耐えられるのかとかいろいろ思ったりもするけど、いいんだ、いいんだ、これがアメコミだ~~♪エンドロール直前に「エンドロール後に続きがあるよ」って出るのね~。親切!そしてエンドロール後のおまけは、まだまだこれは序章なのねとわからせてくれるのだよ。アメコミヒーローものの知識のない私は帰宅後「アベンジャーズ」を調べましたよ~~^^)
2008.09.27
コメント(4)
三連休中に、先行上映でしたね。これだけ長く先行上映なら、いっそすっきりと上映を早めてもよいのではって思っちゃいますよねえ。☆ウォンテッド☆(2008)ティムール・ベクマンベトフ監督ジェームズ・マカヴォイアンジェリーナ・ジョリーモーガン・フリーマンテレンス・スタンプトーマス・クレッチマンストーリー仕事もプライベートも冴えない青年ウェスリー。そんな彼の前にある日、ウェスリーの亡き父は凄腕の暗殺者だったと語る謎の美女フォックスが現われる。そしてその直後から、ウェスリーは何も事情が飲み込めぬまま激しい銃撃戦に巻き込まれ、淡々と応戦するフォックスに守られながら急場を切り抜けていくのだった。やがて、彼女にある集団のもとへと案内されるウェスリー。彼らはギリシャ神話の時代から神に代わり、<運命の意志>を実践してきた“フラタニティ”という秘密の暗殺組織で、その一員だったウェスリーの父は敵に殺されてしまったのだという。さらに自分が暗殺者の素質を持ち組織の王位継承者でもあると知らされたウェスリーは、父の復讐を誓い、その宿命を受け入れる。こうして、暗殺者としての潜在能力を覚醒させるため、フォックスの下で尋常ならざる特訓を受けることになるウェスリーだったが…。もう、アンジー姐さん魅力的でしたよ^^)強いしセクシーだし♪この写真では気にならないけど、アンジー姐さん、眉間にしわ寄せちゃあいけませんよ。しわが深くなっちゃうよ~。この監督ロシアで大ヒットしたという「ナイト・ウォッチ」の監督なんだねえ。私もDVDで見ましたよ。「マトリックス」みたいな映画でしたねえ。ただごちゃごちゃしていたけど・・・で、この監督がハリウッドに来て作ったのがこの「ウォンテッド」やっぱり「マトリックス」みたいな映像が多用されているけど、よりバイオレンスでよりグロかったりする。バリバリアクションは息もつかせぬという感じ。監督が見せたい方向は十分に伝わっていると思う。銃弾がひゅ~んと曲がっていくという発想がおもしろいよねえ。そして、お互いの銃弾がぶつかるなんてのも面白かった^^)ただ、え?って思う様なシーンもあって好みが分かれるかもしれない。痛快だけではないよね~。死体を練習台にしそうになったり、銃弾を撃ち込んだ死体ごと突き進んでいくシーンとか、電車があそこであんなことになるなんて・・・え~~って思った。そういうところは、派手に衝撃的に見せればいいってもんじゃないなあって思ったけどね。ストーリーを突っ込んじゃいけないけど、すごい大きくなりそうな話が結局小さくまとまったのが笑える。どんでん返しもあってそれなりに楽しめるけど、もっと何かあるのかと思ったら・・(笑)そう、でも頼りなげな若者が徐々に変わっていくのは、なかなかうまかったわ。この特訓が半端じゃないよねえ。回復風呂があれば何でもOKなのかって言いたくなる(笑)あんまり考えこまずにアクションと映像を見る映画でしょう。アンジー姐さんやマカヴォイ君、モーガン・フリーマンなど役者はしっかりしていると思うので。【2枚で2501円】ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR
2008.09.16
コメント(6)
☆ハンコック☆(2008)ピーター・バーグ監督ウィル・スミスシャーリーズ・セロンジェイソン・ベイトマン ストーリー ロサンゼルスに暮らす酒浸りの自堕落な男ハンコックは、実は不死身で空も飛べ、しかも驚異的なスーパー・パワーの持ち主。その類い希な能力を使い、事件が起きればすぐさま現場に駆けつけて解決してくれるが、事件の度に周囲へ大損害を与える乱暴なやり方と何一つ反省しないぶっきらぼうな態度が災いし、人々から非難されてばかり。そんなある日、踏切内で身動きがとれなくなり列車に轢かれそうになった1台の車をいつもの強引さで救う。その車を運転していたPR会社勤務のレイにとって命の恩人となったハンコックはやがて、彼から正義のヒーローとしてのイメージ・アップ計画を持ちかけられるのだが…。おお~、予告編が今回はうまくいったかな?予告編見ていると、Tシャツ半パンでやる気のなさそうなやさぐれヒーローが助けてやるつもりがやり過ぎで人々からブーイング。-中略-しかし、その彼もまっとうなヒーローになりました。チャンチャン♪時間も確か95分ぐらいなので、内容も予告のまんまだろうなって思っていたのですよ。しかし、私にはへ~こんな展開に持っていくのかあってそのひねりがおもしろかったのです。ま、確かに「うん?何かあるな」って思わせる前フリもありますけど見ている間に忘れていたんで「そうか、そう来たかあ」って(笑)ヒーローものもひねりが必要だと思うんですよね。その一つとして、まあこんな感じもありかなって^^)でも、少々強引でもあり説明不足もあるけどね。駆け足になっちゃったかしらね~。そうそう「Mr&Mrsスミス」みたいなところもあったね。あんなことしたら、せっかくの「真のヒーローになろう作戦」もおじゃんになるじゃないとハラハラしちゃった(笑)でも、やさぐれヒーローなんてのが意外とウィル・スミスに似合っていたりして楽しかったですよ。孤独なヒーローっていうのは「アイ・アム・レジェンド」をも思い出させますねえ。あ、ヒーローじゃなかったけど(科学者だったっけ)ヒーローものであり、ある意味ロマンス・・・でもありかな?あ、アメリカでは「ジョン・ハンコック」って日本でいう「山田太郎」みたいなもんなの?そこのところ知らないもので、へ~~って思いました。ハンコックを助けるレイ役のジェイソン・ベイトマンが、いいやつでした^^)楽しめる映画だと思いますよ~♪
2008.08.28
コメント(8)
先ほど、TVを見ていたら吹き替えがだいぶ増えてきたといった話をしていました。確かに~~。先日先行上映された「ハンコック」実は吹き替え版を見たんですよ。だって、吹き替えしかいい時間がなかったんだも~~ん。この感想はまだ書いていないんですけど^^;)また後日書きます。さて、字幕派、吹き替え派といると思うのですが、皆さんはどちら?私は臨機応変ですwまあ、いい加減な答え~~(笑)娘は吹き替え派です。というのも、字幕の漢字が読めない・・・(笑)たぶんそうだと思う~~(>_< )ま、そういうこともあると思いますけどね…┐(´-`)┌ 私はDVDでは吹き替えで見ることが多いのです。あ、もちろん字幕も見ながらですよ。吹き替えでせりふを聞きながらも、字幕を追うという感じ。そして、吹き替えセリフではこんなこと言っているのに字幕では違うこと言っているなんていうのを、こっそり楽しみにしているのです~~。後は、ながら見をするのにいいからですね。真剣に見たいDVDもあるんですが、忙しい時は何かしながら(たいてい刺繍をしながら)なもので、どうしても吹き替えにしてしまうんですねえ~~。映画館では字幕と吹き替えを同時にということがないのが残念です(笑)そうそう、邦画でも字幕が付くことも多くなってきて、それってすごくいいことだと思うんですよね。障害のある方々も楽しめるっていいと思います。ぜひそういった作品の本数も増やしてほしいですね。洋画に関して字幕のいいところと言えば、俳優さんの生声!微妙なニュアンス、間の取り方、声の表情。そういったものをやっぱり聞きたい、感じたい!もちろん本当のことを言えば、字幕を見なくてもセリフが分かればそれが一番なんですね~~。内容が複雑な物って字幕の説明が不十分ってこともありませんか?字幕の字数関係で省略されちゃう部分があるでしょう。そこが不満ではありますね。英語、フランス語、スペイン語・…さまざまな言語に精通していたらどんなに良いことでしょうかあ。あこがれ~~^^;)そして、字幕を追う私は、最近アクションものは少々字幕と画面とを見るのがしんどいと感じることもあります。そこが吹き替え派に支持されるところかなあ。画面の隅々まで見ることができるのって、やっぱり吹き替えのだいご味ですもんね。最近のアクションてCGが進化して、本当に息つく暇もないって感じですもんね。そんなことで、私も時にアクション系には吹き替えを見たりするわけです。ただ、ここは声を大にしていいたんだけど。プロの声優さんたちがいるのに、素人のしかもアイドル系のへたくそな吹き替えなど聞きたくもないわ!宣伝のためにアイドルを起用するのかもしれないけど、お金出して見に行くんだからそこはきちんとしてほしいですよね!声でいえば、たとえば昔は女性の吹き替えって声の高い可愛いって声が主流だったでしょ。実際の女優さんの声がすごくぶっきらぼうな低い声だったりしてびっくりしたこともあります。そういった作り込まれた声が最近はごく普通の女性の声になってきていて、それっていいなあって思いますよ。そうそう「刑事コロンボ」で実際のピーター・フォークの声ってすごく高い声で、吹き替えの小池朝雄さんの声に慣れていた自分は、これまたびっくりしたものです。今もって、刑事コロンボはやっぱり吹き替えのあのしゃべりあの声だと思っている私です。これは吹き替えというよりも、もうもう一人の「コロンボ」になってしまったということではないでしょうかねえ。だから、吹き替えも嫌いじゃないんですよ^^)そんなことで、どうしても生声を聞きたい俳優さんがいればもちろん字幕で。アクションを楽しみたいとき、内容を把握したいときは時に吹き替え版と使い分けるってことなんですね。これから、どうも吹き替えが増えていきそうですけど、字幕もしっかり残してほしいですね。見る側が選べるように♪
2008.08.26
コメント(12)
オリンピックで、面白~いと思った「足形花火」CGだったんですってね~~!だまされたとかなんとかいう人もいるけれども、さすがイーモウ監督って気がするわあ。1年も前から作っていたという話で。失敗が許されない完ぺきな形を国も要求するのだろうし、監督も要求したんだろうなあ。一つの作品だもん、あの開会式は。そういうことで、口パクで歌った女の子にも完璧を要求したのでしょう。女の子の件に関してはコメントはパス。子供の使い方に少々わざとらしさがあったりしていたからねえ~。オリンピックの陰で中国国内も事件が起きているけれども、ロシアとグルジアの間でも戦闘が。平和の祭典はやっぱり絵空事なのかと思うことしきり。☆☆君の涙ドナウに流れ ハンガリー1956☆(2006)クリスティナ・ゴダ監督イーヴァーン・フェニエーカタ・ドボーストーリーオリンピックの栄光の陰で繰り広げられた悲劇。歴史がもたらした感動のドラマ!1956年、ソ連の弾圧支配に抵抗すべく民衆が蜂起したハンガリー。オリンピックに向けて水球チームのエースとして活躍するカルチは、学生デモを統率する女子学生ヴィキと出会う。革命を信じる彼女と接し、ソ連軍が市民を撃ち殺す光景を見たカルチは、自由のための戦いに身を投じてゆく…。~~~~~~~~~~~~~~~~ハンガリーの映画。水球って日本ではあまり話題になりませんね~。あちらでは人気のある種目なのでしょうか。とにかく水球の選手である若者が主人公。それと革命闘士としての女学生。水球の選手たちは特別待遇を受けているのですね。国の保護を受けて彼らはオリンピックに参戦しているわけです。当時のハンガリーは共産主義ですから。しかし柔軟な政策に移ってきた頃だったのでしょうね。学生たちがデモをすることができるということは。ところがそれが民衆を巻き込み大きく膨らむにつれ政府がソ連軍に介入を求め、デモ隊と兵士との間で武力衝突が起きるのです。「コシュート広場の一斉射撃」何のきっかけか友好的だったソ連軍の兵士が発砲しそこで戦車による無差別攻撃。なぜ、ソ連軍の戦車がここで民衆とともにいるのかちょっと良く分からなかったのですが、その前に政府がこの戦いの停止、平和の復興を呼びかけ一時的に明るい見通しが立ったからなのでしょうね。それまで、ソ連軍はブタペストを占拠する命を受けてはいたけれども武力を使うことはなかったのでしょう、ハンガリーの政府、兵士が民衆と衝突していたのです。しかし、ここでソ連軍の攻撃が加わったことで再びハンガリーは混乱と戦いの渦に入ってしまうのでした。デモをする民衆はラジオなどで国外に呼びかけます。「ハンガリーは戦っています!至急、大至急ハンガリーに助けを求めます!」ソ連の侵攻に普通はすぐに乗り出してくるアメリカは、このハンガリーには結局乗り出すことはなかったようです・・・・水球がなぜここで題材になったかというとオリンピック「メルボルンの流血戦」が有名なのだそうです。メルボルンオリンピックで、ハンガリーはソ連と準決勝戦で戦い4対0で勝利。それに続くユーゴスラビア戦も2対1で勝ち金メダルを獲得したのですよ。ソ連戦はこの映画の最初にも出てきます、場所はモスクワ。モスクワでの公式戦らしい。アウェーとはいえ、もろソ連びいきの判定で主人公のカルチ(イーヴァーン・フェニエー)は切れちゃうんですよね。ソ連の方の反則なんてひどいもんですよ。それを見て見ぬふりをする審判。さすがに耐えられなくなり、審判に水球の球を投げつけハンガリーは破れてしまうのです。ブタペストに戻ったカウチは秘密警察に呼ばれ「我が同志ソ連に刃向うな。」と脅されちゃうわけですね。この秘密警察のフェリおじさんがとっても怖いです。自分のことを「フェリおじさんと呼んでくれ」って猫なで声でいうんですけどね、なんというか、たまたま後ろ盾に政府やソ連がいるだけであんなにねちっこく厭味でサドになるんだろうかって思っちゃう。権力がなければただのおじさんなんだろうにね・・・ハンガリーの国歌かな…よく分からないんだけどたびたび流れる歌は民族の歌ですね、民族の歴史も感じます。そして最後につづられる言葉。「自由を求めどれほどの血が流されたかを、自由な国に生まれた者には理解も及ぶまい。自由がすべてに勝る贈り物である。」この言葉は私たちに、もっとしっかり自由な国を維持していかなくてはいけないと思わされるのでした。戦争を知ってる世代が少なくなっていくにつれ、あの戦時中の物も言えない状態を再び繰り返すことのないように。自由というのは本当に難しいものですが、大事にしなくてはいけませんね。
2008.08.13
コメント(0)
先行上映ですね。見てきました。今年映画館で観た映画で最高に満足した映画になりました。また見に行こうかな~~。☆ダークナイト☆(2008)クリストファー・ノーラン監督クリスチャン・ベイルヒース・レジャーマイケル・ケインゲイリー・オールドマンアーロン・エッカートマギー・ギレンホールモーガン・フリーマンストーリーゴッサムシティでは、バットマンとゴードン警部補が手を組み、日々の犯罪に立ち向かっていた。だが、白塗りの顔に裂けた口の“ジョーカー”と名乗る正体不明の男が闇の世界で頭角を現わし、バットマンを嘲笑うかのごとく次々と凶悪事件を引き起こしていく。そんな中、新しく赴任した地方検事のハーベイ・デントは正義感に燃え、バットマンとも協力して犯罪の一掃を強力に進めていく。それでも凶行の手を緩めず街を混乱に陥れるジョーカーは、いよいよバットマンたちを窮地に追い込むための謀略を開始するのだった。実は私エンドロールで涙目になりました。なんでって、やっぱりヒース・レジャーに感動して・・・悪役ですもんこんなやつに狙われたらと思うと怖いんですよ。でも、このヒースはすごいです!独特の喋り方、時々舌で唇を舐めるしぐさ、どれをとってもジョーカーそのもの。ゲイリー・オールドマンが言ってます。「役者が突然音速を突き破るときがある。「カッコーの巣の上で」のジャック・ニコルソンとか、「狼たちの午後」のアル・パチーノみたいにね、ヒースはそれをやったんだよ。」本当にそうだと思いました!細身の体に紫のジャケットを着たひび割れたピエロメークのジョーカー。人間の弱さを突き、貶めようとする。彼が犯す罪には目的がない、だからだれも理解できない。もちろんバットマンが主役なんだけど、このジョーカーなくしては成り立たない。そして、ヒースがクリスチャン・ベールを食っちゃった感もある。でもでも、ほかの俳優たちもすごくいい。顎割れアーロン・エッカートが、まさにアメリカの正義のシンボルのようだ。彼はもともと演技力のある人だと思っていたが、今回なんとぴったりの役なんだろうかと思ってみていた。バットマン以上に活躍するのがゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)だね。彼とバットマンの絆は強いのね。もちろん、執事のアルフレッド(マイケル・ケイン)は今回もしっかりと脇を固めて、彼が出てくると安心する。同じくモーガン・フリーマンもだ。今回配役の変更があったのはマギー・ギレンホール。「バットマン・ビギンズ」ではケイティ・ホームズが演じたレイチェル役。マギーは独特の雰囲気があるよね。好みも分かれるけど(笑)今回、恋人を思ってのシーンはよかったなあ~。女心もよくわかる・・・そしてクリスチャン・ベイル。ヒースに話題を奪われてしまったけどでも、彼はバットマンそのものだよね。彼のバットマンいいと思うな~。現代の社会に通じる部分を見せながらコミックとしての面白さも盛り込んだのが今回の映画だね。前回よりも、ダークで派手でそして恐ろしい・・・音楽も効果的だった。というわけで、ぜひ映画館で迫力あるアクション、爆破を見てほしい。「バットマン・ビギンス」も見直したいね。そしてまた「旧作のバットマン」ジョーカー役のジャック・ニコルソンも見たくなるね。
2008.08.02
コメント(8)
今日は、1日映画の日ですねえ。(あ、昨日7月31日はハリー・ポッターの誕生日だったんですよね。ちなみにうちの息子の誕生日でもありました)どんな映画を見ましたか?この「ドラゴン・キングダム」は月曜日に見たんですが、やっとアップです^^)☆ドラゴン・キングダム☆(2008)ロブ・ミンコフ監督ジャッキー・チェンジェット・リーストーリー(C)2008 J&J Project LLCカンフーオタクの気弱な青年ジェイソンは、チャイナタウンにある質屋でDVDを物色した帰り道、ストリートギャングに絡まれ、その質屋の襲撃を手伝うよう脅される。その夜、襲撃に倒れた店主から、元の持ち主に返して欲しいと金色の棒を托されるジェイソン。強盗の目撃者として自身の身も危うくなりジェイソンは逃げ出すが、追い詰められ、屋上から転落してしまう。目を覚ますと、そこは古代中国。ジェイソンは黒い兵士達に襲われるが、そこに陽気な酔っ払いが現れ、一瞬にして兵士達を倒してしまう。話によると、この世界は、悪の将軍ジェイドに牛耳られ、人々の村は次々と滅ぼされているという。世界を救うためには呪いにより石に閉じ込められた孫悟空を解放するしかないという。彼はジェイソンの持つ金色の棒を見ると、ある予言を伝える。ジェイソンこそが孫悟空を解放し、この世に平和をもたらす“導かれし者”であると。時空を超えてきたこの棒こそ、解放に必要な“如意棒”だったのだ!これは、とにかくジャッキーとジェット・リーの二人の共演を見る映画ですよね~♪ジャッキーの酔拳がうれしいでしょ^^)ジャッキーらしいコミカルさが見られるしねえ。少々体がしんどいかなと思えないわけでもないけど、ジャッキーの場合アクションだけではない演技がありますもんね。そして、やっぱりカンフー映画の第一人者だと思うわけです。ジェット・リーは切れの良さとかまだまだ現役ですよね。確か以前アクションは引退すると聞いたことがあって、それが今回この作品でアクションバリバリ見せてくれたのがうれしいのですよ。ジャッキーとジェット・リーの対決なんでほんと夢みたいじゃないですかあ~~♪べたな話で取り立ててどうってことがない話なんですけど、二人を見れてうれしかったです^^)あ、そうそう、最初孫悟空を見て「香取慎吾」じゃないことに違和感覚えました(笑)でも、中国での孫悟空ってあんな感じなんだろうなあ。そしてこの孫悟空の顔をよく見てくださいね♪「もしかして?」って思いますよ(o ̄ー ̄o) ムフフ私は質屋の爺さんには、最後までだまされました~♪
2008.08.01
コメント(6)
こちらではこの映画の上映は、夏休みの子供映画と重なったためかまたはPG-12のせいか夕方からの上映になっています。☆ハプニング☆(2008)M・ナイト・シャマラン監督マーク・ウォールバーグズーイー・デシャネルジョン・レグイザモアシュリー・サンチェスストーリー ある日、ニューヨークのセントラルパークで人々が突然時が止まったかのように立ちつくし、中には唐突に自らの命を絶つという事態が発生。また、とある工事現場では作業員たちが次々とビルの屋上から身投げする不可解な惨事が起きていた。この異常現象はアメリカ全土へ拡がりをみせ、多数の犠牲者を生んでいく。判明しているのは、彼らはみな、死ぬ直前に言語と方向感覚を喪失していることだけだった。これら大事件の報せを受けたフィラデルフィアの高校教師エリオットらは、どこか安全な場所へ避難することにするのだが…。シャマラン監督、今回はどんな映画かしら~~、どうしても見に行ってしまうんですよね。そして、今回シャマラン監督の映画の中でどんな位置に入るのか考えてみるのでした。以前の映画では1:シックス・センス(ダントツ。別格ともいえる)2:ヴィレッジ(俳優さんも、なかなかではなかったですか?)3:レデイ・イン・ザ・ウォーター4:アンブレイカブル(シックス・センスの次の作品という事で、期待しすぎた)番外:サイン(どうも、これは私に合わなかったかも、笑わせてもらったんだけど)という風に私の中ではなっております。今回この映画はどこに入れようかな~~。3と4の間かなあ?4と5の間かなあ?ちょっと決めかねています。でも、2になることはないですね。「ハプニング」の感想はというと、取り立ててないというかね(笑)見終わって「だから、それで?」という感じもしたのです。どんでん返しみたいな謎ときとかないし・・・自然、環境破壊、人間は自然の中で生かされているのを忘れるな、みたいなメッセージはいただきました、監督~~。映画はそれほどの動きがないかなあ~。確かに、最初のほうでの工事現場で、ドスンドスンと人が落ちてくるところとかこわいです。何が起きているんだかわからず恐怖におびえる人々。で・・恐怖におびえるんだけど、そこら辺がホラーじゃないですからそれほどの怖さではないのですね。何が起きているんだと、もっとパニックになるかと思ったけどそんな風な映像はあまりないですよね。こういった「逃げまどい映画」としては春に公開された「クローバー・フィールド」があります。人間の怖さでいえば私は映画館で見なかったのですが「ミスト」があるのかな?予告編がこの「ミスト」に似ていませんか?同じような話かと思ってしまいましたもん。でもでもね、インパクトには欠けるし、なぞ解きもせず、具体的なことも分からず(どうしてこういう異常現象が起きるのかは解明されない)最後はまる投げ?みたいな感じではあるけれども、シャマラン監督らしさはやっぱり感じるのですよ。ストーリーとしては、特別何もしない主人公が結局愛を確かめる映画かもしれないです。別々の部屋に隠れた二人が声だけで愛を確かめ合うっていうところが、シャマラン監督ってば結構おセンチ~~なんて思ってしまったのでした(笑)主役のマーク・ウォールバーグは「ザ・シューター」でかっこよかったですよね。今回は妻と友人の子供をつれ逃げるだけです、何もしない演技だと思います。その方が難しいと思うんですよね~~。結構今回いい感じだと思いましたよ。さて恒例のシャマラン監督のシーンですが・・・いなかったですよね?漏れ聞くところによると今回は「声」だけですと?妻の浮気がどうのこうのという相手で、しつこく電話をかけてくるあのジョーイらしいのですが。さすがに監督の声までは記憶にないんでなんとも私には確信が持てないんですけど。前回の「レディ・イン・ザ・ウォーター」では主役そっちのけで出ちゃいましたからねえ、反省したのかな?^^)
2008.07.30
コメント(8)
パソはやっぱり、容量が大きいからサクサク行きますねえ^^)今まではかなり不要な物も入っていたせいもあり重くてねえ、ページめくるのも大変でした。☆俺たちフィギュアスケーター☆(2007)ウィル・スペック監督ウィル・フィレルジョン・ヘダーストーリー アメリカ男子フィギュア・スケート界の2大スター、チャズ・マイケル・マイケルズとジミー・マッケルロイ。野性的な魅力で女性ファンを虜にするチャズに対し、正統派の天才スケーター、ジミー。激しいライバル心を燃やす2人は、みごと同点一位となった世界選手権の表彰台で大乱闘を繰り広げ、金メダル剥奪、永久追放の憂き目に。それから3年半後、かつての栄光は過去のものとなり、みじめな日々を送るチャズとジミー。そんな2人に再びスポットライトを浴びるチャンスが訪れる。それは、ルールの盲点を突いて2人でコンビを組み、前代未聞の男子ペアとしてペア競技に出場するというものだったが...。ああ~~、そうか、ジョン・ヘダーって「バス男」の??あの脱力君でしたか~~♪すっかり忘れていました。この暑苦しいウィル・フェレルを相手にしているのは誰だろう?って思っていたのよね。いつもは暑苦しいウィル・フェレルが今回はこのジョン・ヘダーのおかげでだいぶ暑苦しさが気にならなかったと、確かに思うのですよ~。あ、それと、敵になる兄妹ペアのウォルデンバーグ兄妹。演じているのがウィル・アーネットとエイミー・ポーラーの夫婦。この二人の特典にあるインタビューがおもしろいね。映画の役なりきりでしゃべっている感じで^^)二人とも、よく知らないんだけどアメリカではTVとかで活躍しているのかしら??フィギュアスケートで、ありえない技、しかもくだらないぞ~とう技に笑っちゃいますよ。もちろん、「ズーランダー」を思い出しますよね。あちらはベン・ステーラーがおバカななりきりモデル役を演じてましたけど、ここではその役をウィルが演じているわけね。彼のライバルとして氷の貴公子とでもいう(あの衣装の羽がね^^))ジョン・ヘダーと共に、フィギュアスケートのシビアな世界をちょびっと皮肉りながらも、楽しませてくれています。華麗なる氷上の演技の裏には、実はこんなどろどろしたこともあるんだろうなっていうそんな覗き見的なファンの心理を突いているんじゃないかしら(笑)ま、そんなに過激にどろどろしてませんけどね、あくまでもコメディ路線ですし。とにかく、お馬鹿さ加減を楽しんで見れる映画になってました^^俺たちフィギュアスケーター スペシャル・エディション(DVD) ◆20%OFF!<ハッピー・ザ・ベスト!>[DVDソフト] ズーランダー スペシャル・コレクターズ・エディション
2008.07.19
コメント(3)
☆再会の街で☆(2007)マイク・バインダー監督アダム・サンドラードン・チードルストーリー家族、仕事に恵まれた歯科医アランは、ある日大学時代のルームメートチャーリーと偶然街で再会する。友人の学生の頃とあまりにも変貌した姿に愕然とするアラン。チャーリーは9.11の飛行機テロで家族を亡くし一人心を閉ざしていたのだ。アランはチャーリーの心を開こうと努力するが…。9・11、これによって人生が変わった人々、たくさんいるでしょうね。あの9・11の衝撃、心の傷、そしてそこから再生へと動こうとしているのですね。とはいえ、人の心はそんなに簡単なもんじゃないですし、励まされて簡単に立ち直れるものではないですねえ、ほんとに。アダム・サンドラーがすごいです。家族を失う苦しみをいつものコメディな部分を見せずに熱演してます。その壊れぶりは・・・経験しないとわからないことですが。傷ついて心を硬く閉ざしてしまって、その彼をアラン(ドン・チードル)が立ち直らせようとするわけです。でも立ち直らせようって言うのも簡単じゃないし、ただ友人として付き合っているのですよね。アランも自分の生活に不満をかかえているのがわかりますしねえ。チャーリー(アダム・サンドラー)の一見かって気ままに見える行動に、憧れもあったりするのです。家庭生活、社会生活、縛られることが多いですもんね。そういったことから、社会に完全に背を向けているチャーリーに気ままで自由を感じるのもわかる気がします。そう、若い頃自分のことだけを考えていればよかった時代、家庭を守るとか社会の枠からはみ出ないとか、そういったことを考えないで行動できたあの頃、アランとチャーリーはそんな若い頃のように行動し始めるのです。愛する家族を失くしたチャーリーと、家族がいるのにそこに不満を感じるアラン。人間、今ある幸せってなかなかわからないもんですよね。失って始めてその幸せがわかるのでしょう。でも、アメリカの理想の夫婦というのは、大変ですよね。何をするにも夫婦で一緒。アランの場合も奥さんが一緒にカメラの講座に出ようといい、夜は奥さんに付き合いジグソーパズルに付き合う。ああ、なんか見ていてかわいそう。確かに夫婦で一緒の趣味があるって良いだろうなって思うけど、そこまでしないと成立しない夫婦って大変そうだわ。そんなわけで、チャーリーの世話をするといいつつ、アランは自由に家族のことを考えずに行動できる楽しみを見出しちゃったのですねえ~~。奥さんは自分たちを省みなくなっていくアランに不満をぶつけるようになるのね。それもわかります。まあ、もちろん、アランはラストに奥さんに自分が家庭を顧みなかった悪かったと謝るわけですよ。家庭人ならばですね、自分の趣味や外のつきあいばかりを優先しちゃいかんという事ですね。一昔前なら、日本のお父さんたちは仕事優先で家庭なんて省みなかったもんですよね。そういうお父さんたちは今は少なくなっているのかもしれないです。日本も家庭サービスもし仕事もがんばるお父さんが求められてきていますよね、男性は大変です。そんなことを、見ながら考えてしまいました。チャーリーがどう喪失感から立ち直るのかというのは、まあ映画を見てください。再生するのがチャーリーにとって良いことだと思うけれども、どう立ち直るのかはいろんなきっかけがあると思います。私はドン・チードルが好きなんで、久しぶりに彼を見れてうれしかったですわ^^)
2008.07.09
コメント(0)
週末に気楽に見れる映画みたいなんで仕事帰りに見てきました。ちなみに劇場独り占めでした(笑)エアコンも効いているし、回りに気がねなく見られるし最高ですよね~^^)でも、この映画館にはがんばって営業していって欲しいので、もっとお客さんが入れば良いのになって思いますけど。ところでこの映画、先週上映開始されたものだと思っていたら、これって5月末からやっていたんですね。こちらに来るのが遅かったということなのね~~。まあ地方だから、こんなもんかな(笑)映画館でやるだけありがたいと・・・でも、DVDでも十分な映画なんですけどね(^∇^)アハハハハ!☆シューテム・アップ☆(2007)【アクション】マイケル・ディヴィス監督クライヴ・オーウェンポール・ジアマッティモニカ・ベルッチストーリー深夜、NYの裏通り。謎の男に追われる妊婦を見たスミスは、いきがかりから彼女を助けた。しかしそこに男の仲間らしき者たちが乱入し、事態は銃撃戦に発展。そんな中妊婦から赤ちゃんを取り上げたスミスは、流れ弾で死んだ母親の代わりに子どもを抱えて逃走。すると男たちは、今度は子どもを奪うためにスミスに襲い掛かった。子どもが狙われる理由がわからないまま、スミスは娼婦ドンナのもとへと逃げ込むが……。(^∇^)アハハハハ!これはまた、クライヴ・オーウェンが好きなB級アクションですねえ^^)オーウェンの出た「シン・シティ」とか思い出しますね。でも、嫌いじゃないです~~、こういうの♪こうしてみるとオーウェンって演技がうまいのか、下手なのか(笑)あんまり台詞ないですよね、彼の映画・・・??表情の乏しいような乏しくないような、刻み込まれた皺に存在感といったような、雰囲気で見せちゃう俳優って感じ。今回は小道具が人参ていうのも、笑えます^^)人参スティック食べたくなっちゃった。バックス・バニーも見たくなるしね~~♪しかし人参が凶器になるとはね・・・恐ろしい^^;)いろんなガンアクション、ありえないよ~~ってチャチを入れながらやっぱり楽しんじゃうのね♪空中の安っぽいCGのガンアクションがあったけど、あれって実際はどうなんでしょう。スカイダイビングしながら銃を撃つって、どうなるんだろう?かっこいいぞって思ったのは、やっぱりオイルタンクを狙い撃ちしてそのオイルで滑り込みながら撃ちまくるシーンとか、螺旋階段の階段撃ちとか♪ロドリゲスとかタランティーノとかが好きな人は、うれしくなっちゃうガンアクションだよね♪バックス・バニー・オーウェンはアメリカンコミックのアウトローみたいでしたが、これはこんなもんだともいえますね。私は敵役のポール・ジアマッティが良かったなあ~~♪ギョロメのジアマッティが、死んだ赤ん坊の母親の乳房を撫で回すというシーンがあるんだけどね、目がもう変態なんだよね~~(笑)私が今まで見た彼の役の中で、この役が一番いいと思うのよね~。良いよね、部下にも敵にも冷酷なのに、奥さんには頭が上がらない男っていうのがさ~~。さて、モニカ・ベルッチですよね^^)彼女も、わけのわからんこの劇画調の娼婦の役を結構楽しんで演じたのではないかしらん?よくわからん役ですよまったく♪なんでか涙目になってみたり、演技へたなんじゃないかというくらいわざとらしい演技をする面白い役なんだもんね~添え物的な役ともいえますけどね。ええと、ストーリーですがあまり真剣にストーリーを追っていなかったせいか、ちょっと意味不明な部分が残ったような気がします。ひねっている割に、たいしたことがない・・・登場人物にそれぞれ裏がありそうで、説明なしで薄っぺら~~。そんなわけでストーリーよりも多様なガンアクションを楽しむ映画です。
2008.07.06
コメント(6)
今週は、こちらの映画館で見たいと思う映画がなく週末映画館に行く予定なしです。なんだか寂しい(笑)これはちょっと前に見たDVD ☆フリーダム・ライターズ☆(2007)【ドラマ】リチャード・ラグラヴェネーズ監督ヒラリー・スワンクパトリック・デンプシーイメルダ・スタウントンストーリー様々な人種が通うウィルソン高校203教室に、新任の国語教師エリンが赴任した。初登校日、教壇に立ったエリンを完全に無視し、喧嘩を始める生徒たち。これまで、家の中でも外でも危険に晒されて生きて来た生徒たちに、真珠のネックレスをした白人の教師は敵でしかなかった。エリンは、自分の小遣いで生徒全員にノートを買い与え、自分のことを書くように伝える。書く事を覚えた生徒たちは、エリンに少しずつ心を開いていく…。LAに実在する高校を舞台とした感動の実話。ヒラリー・スワンクといえば、『ボーイズ・ドント・クライ』、『ミリオンダラー・ベイビー』でしょうか。私は『ブラック・ダリア』でも印象深かったですけどね、退廃的な感じが出ていたものね。でもちょっと、似合わなかったかも??でしたけど~~。その彼女が、この映画では信念を貫く新任教師。根性がある先生ですよ。学校側は『こんな落ちこぼれの生徒は、仕方がない』と全くかかわろうとしないのよね。でも新任教師のエリンは、落ちこぼれるには理由があると考える。確かに、多くの生徒がかかえる問題は学校以前の問題なんだよね。人種問題、貧困、家庭内の問題・・・そんなさまざまな問題をかかえる生徒たちに何をしたら良いのか。彼女は学校の協力を得られないとわかると、アルバイトをして生徒に興味を持たせる教材を与え、さらにホロコーストを知らない生徒たちを資料館に連れて行くのだ。ホロコーストを学び資料館を見学し、次に生徒たちは『アンネの日記』を読み生き残りのユダヤ人の話を聞く。さらにアンネをかくまっていた老女を招くことまでしたのだ。生徒たちが発案したかもしれないが、実現にこぎつけたのはすべてこのエリンの行動力によるのだ。教科書だけの勉強ではなく、生徒が知りたいという希望を実現しようと奔走するエリン。これはとにかくすごい行動力のある先生だと思った。今いる自分の世界以外にこんな世界があるんだ。自分たちは今の生活から変われるのだという希望を生徒に与えること。広い世界には、自分の知らないことがたくさんあるんだよね。確かに現実は厳しいけどね、でも希望は捨ててはいけない。この映画のいいところは、このエリンの私生活も描かれていることかな。「行動力がある先生でした。」というだけではなく、自分自身も父親との葛藤や夫との生活が破綻したりね。生身の一人の女性教師の姿も見せている。みな同じなんだよね。いいこともあるし悪いこともある。悩みもかかえるし葛藤もある。そんなエリンをスワンクが熱演している。個性的なイメージが強いスワンクが普通に演技しているって感じかな。実在の人物がいるからそれにあわせないといけないだろうが、この普通なのって意外と難しいかもと思う。感動もするよね。このエリンという教師の熱意と行動力には頭が下がる。そして、自分にも自分なりになにかできるんじゃないかと元気がもらえる、そんな映画だったよ。***************こちらはダンスで生徒を指導するアントニオ・バンデラスが見られるよ~♪『レッスン!』
2008.06.28
コメント(0)
初日に見てきました。☆奇跡のシンフォニー☆(2007)【ドラマ】カーステン・シェリダン監督フレディ・ハイモアケリー・ラッセルジョナサン・リス=マイヤーロビン・ウィリアムズテレンス・ハワードストーリー ニューヨークの養護施設で育った11歳の少年エヴァン。生まれつき類い希な音感を持つ彼は、音楽を通じていつか両親に出逢えると信じていた。だが、その実の親であるライラとルイスは息子が生きていることをまだ知らない。11年前、新進チェリストのライラとロック・ミュージシャンのルイスは運命的に出会うもライラの父によって仲を引き裂かれ、その後妊娠した彼女は交通事故に遭い、死産したことを知らされた。以来、ライラは傷心の日々を過ごし、彼女を失ったルイスは音楽への情熱も失い息子の存在も知らないまま金融業界へ身を投じていた。そんな両親への思いが募るエヴァンは、ある時ふとしたことから施設を抜け出し、マンハッタンに辿り着く。やがて、ウィザードと呼ばれる元ストリート・ミュージシャンにギターの才能を見出され、両親探しのきっかけを掴むエヴァンだが…。ストーリーは題名どおりですかね^^)やっぱり良いのは流れる曲ですよね。そしてフレディ君のえくぼ♪エヴァン少年は生まれもった音楽の才能があるわけですよね。絶対音感ももちろん、草原の風のざわめき、町の喧騒、そういう音がすべて彼の中ではリズムとなり曲になっていくのです。そういう部分はしっかり見せてくれました。あ~~、神童というのはこういう子供だろうなって思いますよ。気持ちいい音を見つけられると、とっても幸せでしょうね。でも、その代わり納得のいかない音が聞こえてきたらさぞ大変だろうと思いますよね~~。彼の奏でる曲はクラッシック、ロックなどそういったジャンルわけするような曲ではないんでしょうね。もちろん、お父さんがロックでお母さんがクラッシックだから彼が作曲するシンフォニーにはそれっぽい部分がありますけど。ストーリーとしては、どうやって親に出会うのかな?って興味を持ちつつ見るのですよね。うまい具合にいくのです、安心してみていられます^^)さて、若き両親の馴れ初めなどありますが、取ってつけたようでいまひとつ真実味がなかったですけど、純粋な心は感じましたw離れ離れの二人のことも気になりますが、やっぱりエヴァン少年が中心ですからね。もっと彼を中心に見せてもよかったかなって思います。ロビン・ウィリアムズは、ちょっと悪役ですかねえ。『子供たちを取りまとめている親方ですが、『オリバー!』のスリの親方みたいにあくどくはないかも~?彼のこういう役って結構あってますよね(笑)ケリー・ラッセル、ジョナサン・リス=マイヤーズともどもいい感じだったと思います。ストーリーは目立ったものはないけれども、見終わって『まあ、見てよかったな』と思えるそんな映画ですよ。
2008.06.23
コメント(12)
DVDは9月に出るようです。☆やわらかい手☆(2007)サム・ガルバルスキ監督マリアンヌ・フェイスフルミキ・マノイロヴィッチストーリーロンドンの郊外に住む専業主婦のマギーは、難病を患っている孫の手術の費用を工面するために奔走していた。ローンも借りられず、仕事もないマギーは暗くなった夜の街で“接客係募集・高給”の貼り紙を目にし、接客の内容も知らずに飛び込む。しかしそこは風俗店だった。孫を救いたい一心で覚悟を決めてそこで働くことにしたマギーだったが、意外な才能を開花させる。~~~~~~~~~~~~なかなか面白かったです。この邦題もうまいんじゃないかな^^)『やわらかい手』に、ほほ~~と納得?思わず自分の手を見ちゃったりして(笑)マギーが孫のために、未知なる領域に踏み込んでいくわけだけどもちろん最初は『とても私にはできない』とあきらめるのだ。でも、孫の様態は日を追うごとに悪くなりついに6週間で手術費用を工面しなくてはならなくなった。ちょっとマザコンが入っている息子サム、その嫁サラはお金の工面ができずに絶望している。この嫁と姑の関係はちょっと険悪。きっとマザコンの夫にイラついているんじゃないかなと思ってみていたけどね。でも、これくらいの母親との関係は、普段ならそれほど気にはならないだろうけど子供が病気でサラも気持ちがささくれ立っているのかもしれないね。とにかくだ、マギーは『大金を短期間で稼がなくてはならない』と覚悟を決める。この風俗店のオーナーがマギーの手を誉めたことから、彼女の仕事が決まるのだ。そして、思わぬことに彼女は売れっ子になっちゃうのだ。このマギーの変化はじわじわと、でも何も世間を知らない普通のおばあちゃんがなんだか堂々としていくのがとってもいい^^)とはいえ、淡々と彼女の生活は続く。でも、近所のおばさんたちに『最近つきあいが悪いわね』とか言われ、素直なのかナンなのかうまい言い訳も口にせずただ『人には言えないの』というのは、いかがなものか?^^)それってかえって、他人の興味を引くもんじゃない?そんな興味津々の周りの目線を跳ね返しつつ、彼女はこっそりと働いていくのだ。マギー役のマリアンヌ・フェイスフルがいいのよね~。彼女の歩き方、とことことこって感じに歩くその後姿はぜんぜん変わらないのね。でも、内面での変化がじわじわと彼女を変えていくのがわかる。彼女の決断、『やったね』って思うかな。彼女に恐いものはないぞって思っちゃうな~~^^)そうそう全編流れる曲調が物悲しくて、曲だけ聴いているといつ悲惨なことになるのかとハラハラしちゃうんだけど・・・もっと明るい曲でもいいのではないかと思ったりしたよ。テニス肘ではなく○ニス肘があるとはね・・・(笑)働くということは大変なことなのです・・・うむ。
2008.06.19
コメント(6)
先行上映でしたね。『日本の皆さん、お待たせしました~』ですよ^^事前にあまり情報をいれずに見たほうが楽しめるかな。登場人物、小ネタを楽しむには以前のシリーズを見ておくといいですよね。TVでもやってくれましたよね。「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」をみていて、若き日のインディ役をリヴァー・フェニックスがやっていたのでしたね。まだ彼が生きていたら何らかの形でこのシリーズに参戦してくれたのではないかなんて思ってしまったのでした。☆インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国☆(2008)【アクション】スティーヴン・スピルバーグ監督ハリソン・フォードシャイア・ラブーフケイト・ブランシェットレイ・ウィストンジョン・ハートストーリー1957年.相棒マックに裏切られ、スパルコ率いるソ連工作員の魔手から危うく逃れたインディ。大学も強制休職となり街を出ようとしていた彼に、マットという若者が声をかけてきた。いわく「伝説の古代秘法“クリスタル・スカル”を手に入れられる」という。その言葉を信じ、インディはマットと共にペルーへと向かう。そこでようやくクリスタル・スカルを手に入れるものの、待ち構えていたスパルコたちに捕らえられてしまい……。変わらぬところは、スピルバーグ監督の少年のような気持ちでしょうか。そして、アトラクションムービーとして楽しむ映画ね。これをディズニーランドにもっていったら、3回落ちは是非やって欲しいよね(笑)今回なんか、懐かしい気持ちで見ちゃったな。今までと同じように冒頭から観客をひきつけ息つく暇なく疾走していく感じ。まあ、やや疾走感は薄れているかもしれないけど。ハリソン・フォードもスピルバーグも年をとったのはこれは仕方ないよね。でも、インディシリースを楽しみにしているファンのために、ハリソン・フォードも体を張ってがんばっているわけだ。そして、スピルバーグの秘蔵っ子シャイア・ラブーフが、アクションシーンではフォードの変わりに活躍してくれるのだ。シャイア・ラブーフは最近出てきた俳優だと思っていたらディズニー映画の『ホールズ/穴』にも出ていたのね~~。でもまあ、目立ってきたのは『コンスタンティン』『ディスタービア』『トランス・フォーマー』でしょうね。一見頼りなさそうな顔しているけど、今回はバイクを乗り回し常に固めた頭髪を気にするおしゃれで生意気な青年なのだ^^)そして予告編でも顔を出しているおかっぱお姐さん。ケイト・ブランシェット!彼女は、なかなか良かったよ~。ソ連の諜報員ということで英語はギクシャクとロシア訛り。そんな作りこみと悪役らしさがお見事^^)インディシリーズにお決まりのうじゃうじゃシーン。今回もしっかりご用意されています~~。楽しみに(笑)ぞぞ~~としてください。そうそう、今回物足りない部分としてはね『お色気が足りない!』今までのインディ君は、美女じゃなくても美女でも女性がしっかり絡んでいたのにねえ。今回は人間丸くなっちゃったというか、落ち着いちゃったのね~~。さて、ネタバレにならないように伏字で。→やはり後半失速していく感が残念だな。最後には必ず謎解きがあって、試練のようにインディが挑戦していくのが今までだったけど謎解きがなかったような・・・?あったっけ?原住民(かな?)の襲撃というのは、とって付けたようだったな~~。あ、お猿のターザンは笑った(笑)子供アニメみたいだけど。ネバダの核実験、作られた町にマネキンが立っているのは不気味だった。しかしそこから生還できるインディは、不死身だ。あの基地にあったすごいエンジンのものはなんだったのかな??何かアメリカではすごいエンジンで飛ぶ飛行機、ロケットを当時作っていたの?よく知らないもんで、そこらへんよくわからなかったわ。ナスカの地上絵、マヤ文明、宇宙人、そこらへんはよく言われていることだからロマンを感じるね。でも、それをそのまんまやるとは思わなかったな(笑)スピルバーグらしいのかしらね~~。←とにかく、インディにまた会えたということがうれしいことかな^^)だからちょっと懐かしい気持ちとアトラクションを楽しむ気持ちでで見るのが一番だと思う。
2008.06.16
コメント(14)
☆JUNO/ジュノ☆(2007)【コメディ】ジェイソン・ライトマン監督エレン・ペイジマイケル・セラジェニファー・ガーナージェイソン・ベイトマンオリヴィア・サールビーJ・K・シモンズアリソン・ジャネイストーリー16歳のジュノは、バンド仲間のポーリーと興味本位でしたたった一回のセックスで妊娠してしまう。高校生が子供を育てられるわけがなく、ジュノは親友リアに「中絶するつもり」と報告するが、中絶反対運動中の同級生に「赤ちゃんにはもう爪も生えているわよ」と言われ、産む決心をする。フリーペーパーで子供を欲しがっている理想的な若夫婦を見つけ、里子に出す契約を交わしたジュノは、大きなお腹を抱えて通学する生活を始める。アメリカらしいなあと思うかな~~。この作品はアカデミー賞の脚本賞を取ったんですよねえ。このジュノって女の子が可愛い♪本人も、周りも『変わっている』といわれているけど、このひょうひょうとした態度がたまらないな。あっけらかんとしているよね。日本でこういう作品を作ったら、大人たちが眉をひそめたり同級生の陰口もあるだろうし、とにかく陰気で重苦しい話になりそう。ジュノの意思を尊重する両親。普通そこまであっさりと『妊娠出産』を肯定するかどうかわからないけど。でも現実は認めないと・・ね。最初は気軽に出産し里子に出すと決めるけど、それはまだ妊娠初期だからだよねなんて思ってみていた。「まだ、今はシーモンキーみたいだけど可愛くなってから届けるわ」なんていうしね~。まだ10月10日、出産まであるわけだし~~。気持ちも変わるかもしれない、そうも思うよね。そして出産という大変な思いをしたら、子供を育てたいと思うかもしれないって。でもね、淡々と妊娠出産を見せているのだよ。もちろん、そのお腹が大きくなる間、ジュノはいろんな経験をする。継母との関係は、暖かい気持ちになるなあ。女としての共感がある。それを言えば、里子に出す先の妻もまた同じだね。こちらは子供を切に願う女性だけど。その気持ちもまた女性だから。(ただ、ときどき彼女は大丈夫かしら?と心配にもなったけど。神経質そうで)ジュノがポーリーに対する気持ちに気がつくのも、かわいい。ポーリーの成長も見逃せないかな。相変わらず頼りなさそうな彼だけど、ジュノに接する態度はずっと変わらないものね。ドーナッツを投げに映画館に行こうと誘うのは、笑ちゃったな。母性というのは妊娠したら女はみんな持つものだって言うのは男性の母性崇拝だと、常々思っている。そこらへんをスパッと母性神話を切り捨てあっけらかんと見せてくれるのが、私にとってはちょっと痛快。もちろん、母性はあると思う。ただ、母性というのはさまざまな形を持っていると思う。子供を持つとか持たないとかに関係なくね。妊娠出産だけで聖母マリアのようになるなんて思ってもらっても困るのだからね^^)でもね、年をとってからジュノはこの子供のその後が気になるようになるかもしれないとも思う。とはいえ結構あっけらかんと子供との付き合いもうまくいけるかもしれないな、ジュノならね。そして、一番思うのは、やっぱり子供は一個の人格を持った他人(預かりもの)なんだと。母親の所有物ではないのよね。だから、産んだからどうとかではなくて大切な命が愛情を持って育ち大人になれるようにしなくてはいけないのだと思うのだ。
2008.06.14
コメント(6)
☆僕のピアノコンチェルト☆(2006)【ドラマ】フレディ・M・ムーラー監督テオ・ゲオルギューブルーノ・ガンツストーリースイスを代表する名優ブルーノ・ガンツ&神童テオ・ゲオルギュー共演で贈る感動作!思い描く夢を全て叶える能力を持つ少年ヴィトス。しかし、頭脳は天才でも心は少年のままの彼はその溝を埋めることができないでいた。そんな彼が自分自身でいられれるのは大好きなおじいさんと一緒に過ごす時間だけ。その優しさに満ちた時間の中で、人生は様々なパートの音と奏でるコンチェルトのようなものと気づいた時、大きな奇跡が起きる…。ストーリーを改めて読んで、そうか、それでコンチェルトね・・・と今思った私です(笑)そこまで深く考えられなかったのだ(恥)でもね、おじいちゃんといるときが一番普通でいられる幸せな時間というのはよくわかる。このブルーノ・ガンツが良いんだなあ~~。飛行機好きのじいちゃんの夢は自分で空を飛ぶこと。じいちゃんと二人でそんな話に夢中になっている姿は本当に楽しそう。そして、『普通になりたい!』と悩む彼を温かく見守るじいちゃん。天才少年、ピアノだけではないんだよね。彼はIQも高く普通の小学校では簡単すぎて、ハイスクールに飛び級するもそこでも彼は浮いた存在。勉強だけを取ってみたら彼には簡単すぎるんだね。先生もそういった天才児たちが入る学校に行くべきだという。両親は彼のその知能をさらに伸ばすため、普通の子供として扱わなくなってしまうのは仕方ないことかもしれない。ピアノのその才能をもっと伸ばそうと世界的なピアノの先生につけようともするしね。でも、彼の精神的な面は子供なのだ。精神的な面とのアンバランス。ほんと知能と精神のバランスというのは難しいものだな。彼が子守をしてくれるイザベラに求婚するシーンがあるんだけどね^^)彼の理路整然とした『僕と付き合うのはとってもお徳』的なラブコールは、可愛いのよね。しかし、やっぱり、断られちゃうんだけどね~~。彼が起こした事件で彼が普通の生活を送るようになる。私はてっきりそんな事件から、彼の苦悩・家族の嘆きといったような重苦しい話になるのかと思っていた。今までも天才を扱った話ってそういう面が多かったからね。でもこの話は、その後の展開がちょっと違う。これは話してしまうとつまらないので、割愛するけれども。よく言えば結構痛快。でも、ちょっとうまくいきすぎかも~?しかし、この少年テオ・ゲオルギュー君が可愛いからね~♪実際に彼がピアノを弾いている。彼も天才ピアニストなんだね。ピアノだけでなく演技もうまいかも^^)ラストはこの先の彼の初恋がどうなるかな~~なんて思いつつ素敵なピアノを聴いたのだった。もうひとつ天才的なピアニストの話こちらはかなり強烈な個性のぶつかり合い。☆4分間のピアニスト☆(2006)【ドラマ】クリス・クラウス監督モニカ・ブライブトロイハンナー・ヘルツシュブルングストーリー年老いた女教師クリューガーは、刑務所でピアノを教える仕事をしていた。そこで出会ったのが、ジェニーという若い女であった。彼女のピアノの実力に驚愕するクリューガー。何故こんな天才が刑務所にいるのか。ジェニーには哀しい過去があり、それが原因で反抗的になっていた。クリューガーは刑務所長を説き伏せ、ジェニーへの個人レッスンを開始するのだが…。このクリューガーを演じるのがドイツの個性派俳優(たらこ唇の^^)モーリッツ・ブライブトロイのお母さんなのよね。いやあ、実際の年齢は知らないんだけど老女教師なんですよ。本当はもう少し若いのではないか?と思ったり・・??よくわからないんだけど。でも息子と同じく個性的な役をガッツリと演じている。自分の殻をしっかりとガードしているこのクリューガーと、同じく自分の殻をガードする若い受刑囚の女。しかしクリューガーはこのジェニーのピアノの才能を伸ばさなくてはと決意する。「あなたには天性の才能があります、それを磨く義務があるのです。」そう言い切るのだ。もちろん反発するジェニー。しかし、ジェニーも実はピアノを演奏することに飢えていたのだ。そこで、二人の授業が始まる。ジェニーの過去と共にクリューガーの過去。お互いにそれぞれの思いをかかえながらピアノを通して、二人はぶつかり合いながら交流していく。しかし、とにかくガチガチの教師なのだ。ジェニーに対してだけではなく看守で彼女を先生として慕うミュッツェに対しても、頑として受け入れる事がない。このミュッツェは単に生徒としてこの教師に気に入られたいと思っているだけなのだけど、辛らつな受け答えにそっけない態度。こりゃ、ミュッツェがかわいそうだよね~。そのせいでミュッツェのために、ジェニーが窮地に陥ることにもなるんだけど。そうそう、彼とクリューガーとの問答が私にはちょっとわからなかったんだけどね。知識があれば、もっとこの問答がわかりこの師弟関係がわかるのかな~。自分に正直に生きる、しかし自分の過去を封印して孤独に生きることを自らに科したクリューガー。その孤独な老女教師と、時に発作のように暴力を振るい自暴自棄とも取れる行動をする若い女。この二人のぶつかりあいが、すごいのだ。ラストのジェニーのコンクールでの演奏は、彼女の魂の叫びなのだろうか。『僕のピアノコンチェルト』と同じくピアノ曲満載の映画なのだった。どちらもサントラがあります
2008.06.12
コメント(2)
全88件 (88件中 1-50件目)