雅の日記~お気楽生活をめざして

雅の日記~お気楽生活をめざして

2019年09月04日
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カテゴリ: その他
お釈迦様の死を一般的には「涅槃に入られた」と表現する。
昨日、お寺でいつものように坐禅を組んで、その後の公案(お話)で住職が涅槃についてお話をされたときに、突然「涅槃の世界=ネタバレで明らかになった世界」のことではないかと閃いた。

すなわち「死」は、なぜ人が生きて死ぬのかを理解するひとつの「点」であり、それを通過すると、かってに謎解きが起こるのではないか、と感じたのだ。自分が「自分という人格」ではないこととか、自分の人生を送っていたのが何かの「錯覚」とか「夢」でしかなかったことに気付くのではないか、ということである。

この数カ月、仕事における内省でも、仕事で抱えているテーマでも「生老病死」のとりわけ「老死」にかかわることが増えていて、時間があると「死とは何か」ということについて耽っていた。とりわけ周囲で度を超えた身勝手な高齢者が目につくせいか、「どうしてそう(身勝手に)なるのか」ということと、寿命には密接なかかわりがあるのではないかと考え始めていたのである。

仮に死んでネタバレする―ー生きるとか人生を送るという意味とか経験の正体が何なのかがわかる――とすれば、人は老いて寿命が潰える瞬間が近づいたとき、死後に起こる作用をを薄々感知する。そしてネタバレする前に、この人生の正体は夢の中でも何でもいいから「いま、これが自己だと思い込んでいる自分が」好き勝手やりたいことを時間内にやり尽くしてしまおうと思い、感情の暴発を起こしているのではないかな?と思う。

仮に夢だとしたら、死んだら(=夢が終わったら)チャラになるわけで、夢の中で何人殺そうが、おとなしく生きようが、それは人生を送る本人の価値観に依存しているわけだけれど。あるいは、「人の人生はあらかじめ決まっている」、カルヴァンの予定説よろしく、筋書きすら決まっているとしたら、そういう価値観を体感ムービーよろしく、自分で後から「思っている、欲している」と錯覚しているだけではないのだろうか。

そうすると仏教で人生とは「諦念」(思うようにならない)を学ぶこと、というのもわかるし、「空」(私と個人の存在はそもそもない、宇宙の一部でしかなかった)という概念も理解できる。般若心経でいう「色即是空、空即是色」もなるほどなと思うのである。

生きているうちに死後の「ネタバレ」が起きることを「悟り」と呼び、それが起きちゃったら、もう人生無意味だからもう一回他の人生をやり直すことは意味ないよね、無駄だよね、だって面白くないでしょ?ということで、涅槃の世界に戻ってしまう。そういうことなのかな、などと感じたのである。

だから身勝手に生きる人間はもう一度何がしかの人生は送れるんだと思う。ニーチェの永劫回帰ならば「同じ自分自身の人生をカセットテープのように繰り返す」わけだし、仏教の輪廻の解釈なら「輪廻転生して違う人生」となるわけだが、生きながら「ネタバレ」した人にはもうどうでもいいこと、というわけ。さびしいね。

<お酒メモ>
9月1日日曜日
蒼空 美山錦 試験醸造酒 おりがらみ 2合半
山川光男 2019年 あき 1合半
高砂 而今 純米大吟醸 半合

9月3日火曜日
山笑 純米吟醸 おちょこで3つ
アサヒスーパードライ 瓶 グラスで1つ
ビール キリン秋味 瓶 グラスで1つ
八海山 特別純米生原酒 1合半





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最終更新日  2019年09月07日 12時48分38秒
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