エッセンス・・・

2014.01.14

三日目の夜・・・転ぶ

カテゴリ：骨折・フィンランド

この上なく晴天の夜・・・そこには今まで見たことも無い星空がありました
まるで、プラネタリウムを大きくしたようなドーム状に見える空

その中心には真北に位置する北極星がキラキラしています

この地では夜、東西南北を北極星で知る事は不可能です

オーロラに出会える・・・期待がふくらんでいました

そして・・・わずかにオーロラと見られる霞のような雲のような現象が湖の端
白樺林の上に出現！！

同じツアーで高感度カメラを持参の方がはっきりとオーロラと確認されました

うす緑色のモヤモヤと動くもので・・・不思議な感動に満たされました

もっとよく見たいという気持ちが私を別の場所へ向かわせ、
全く思ってみなかった？？事故（転んでしまった）

昨年十一月上旬のフィンランドはいつもの年より暖かかった
日中雪がとけ夜又凍る・・・アイスバーン状態で
滑った場所がきっと不運にも変な方向に足首をねじってしまったのだと思います

息が止まるかな・・・という衝撃と「グキッ」というなんとも得体の知れない音が聞こえたように
思いました・・・

その瞬間私の足首はまるで金属の太いわっかをはめられたように自由が利かなくなり
立って歩く事は困難でした
とっさに・・・座り込んだ場所の雪をかき集め「冷やす」・・・

連れがその後大活躍？？で助けてくれました
雪遊びに使う「ソリ」をホテルにとりに行き・・・私を乗せて（重たいよ（－－）ホテルまで

すぐ近くなんですが・・・
大きな声で「ＨＥＬＰ！！」

ホテルの人が氷りを持ってきてくれて、部屋まではスーツケースを運ぶカートで運ばれました

しばらく待っていると20Ｋ先の場所から・・・（田舎なので一番近くが20Ｋ先）救急の2人が来てくれました

色鮮やかな、オレンジに近い色が入ったその制服は
フィンランドの人に本当に良く似合っていて
足の痛みより・・・記念写真をなどと・・・不謹慎にも（口には出しませんが）思ってしまった

あとで連れに話すと「実はボクもそう思ったんだ～」とお気楽なお返事でした～

彼らは初見で骨折の可能性があり一番近くの町（ロバニエミ120Ｋ先）でレントゲンをと言ったけれど・・・片道現金にて６００ユーロですとのこと

お金もそんなには持っていなくて、
しかも深夜だしこんな村ではすぐに現金を調達できるはずもなく（片道で使い果たしてどうすんのよお～）
「多分捻挫だと思うから・・・明日まで様子を見ると丁寧にお断りし、応急処置だけしてもらい」

持ってきていた痛み止めを時間通りに間隔あけてのみながら長～い夜が過ぎました

明日に続く

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