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2020.09.09
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三生三世十里桃花 Eternal Love
第51話「照歌と白浅」

墨淵(ボクエン)が中庭から絶景を眺めていると、第17番弟子・司音(シイン)@白浅(ハクセン)がやって来た。
「師父、煉丹(レンタン)房の掃除も終わりました」
「…そなた達のおかげで崑崙虚(コンロンキョ)は昔の面影を取り戻した」
「毎日、皆が一緒であの頃に戻ったようです…実は先ほど思い出していました
 師父がここで私に代わり天劫(テンゴウ)を受けてくださったことを…」
「そんな取るに足らぬ事をまだ覚えていたのか」
「ウル…師父から受けたご恩は一生、忘れません、今後は必ずや師父に孝行を尽くします」
「孝行…か」
墨淵は改めて自分が白浅にとってただの恩師でしかないと思い知らされ、落胆した。

そんな師匠の苦しい胸の内など知る由もない白浅は、四兄・白真(ハクシン)に夜華(ヤカ)の様子を人知れず見に行きたいと懇願していた。
白真は色恋に夢中なことを兄弟子に知られたくないのかとからかい、線香1本分ならと条件を出す。
その時、ちょうど崑崙山に雪が舞い落ちて来た。
「四哥、折顔(セツガン)と裏山に行って雪景色を堪能して来たら?」
白浅はなるべく長い時間、人間界に留まろうとしたが、白真は線香1本分だと念を押して送り出す。
それにしても人間界の夜華はまだ10歳、白浅は一体、何のために行ったのだろうか。
白真は急に興味が湧き、結局、折顔との碁を放って追いかけて行った。

人間界も崑崙虚と同じように粉雪が舞っていた。
白浅は学堂に忍び込み、夜華の生まれ変わりである照歌(ショウカ)を発見する。
照歌は名家の神童として育っていたが、驚いたことに右腕を失っていた。
…天君は自分の孫に容赦ないのね、人間界でも右腕がないなんて…

その夜、白浅はすでに眠っていた照歌の部屋を訪ねた。
急に灯りがついたことで目を覚ました照歌は、枕元に美しい女性が座っていることに気づく。
「まだ夢の中か…」
照歌は再び寝ることにしたが、白浅に起こされた。
「え?夢じゃないの?…あなたは誰?どうやって入ったの?」
「私は青丘の小仙よ、天機を盗み見て10年後に私たちが結ばれることを知ったの
 だから未来の夫を見に来たのよ?」

白浅は照歌が自分のことを忘れないよう、数珠を贈ることにした。
そこで手首にはめてやりながら、自分の代わりにそばにいると教える。
すると照歌は数珠のお返しに首から下げていた玉佩(ギョクハイ)を贈った。
「ありがとう、毎日、身に着けるわね」
「僕も毎日、着けるよ」
「絶対に他の女子を娶っちゃ駄目よ?じゃあ、暇ができたらまた来る、将来あなたに嫁ぐわ」
「あぁ?」

白浅が屋敷の中庭に出ると、白真が待っていた。
「興味半分で見に来たが、まったく驚いたな~かくも幼い少年さえ束縛するとは…」
「女難に遭わないようにしただけよ」
「白家で一番、嫉妬深い白鳳九(ハクホウキュウ)の母親をしのぐな~」

翌朝、目を覚ました照歌は手首にある数珠を見て驚いた。
どうやら昨夜の神仙はただの夢ではなかったらしい。
そこで早速、青丘という場所を探してみたが書物では見つからず、学堂の師匠に聞いても知らないという。
一方、人間界から戻った白浅と白真は、崑崙虚の正門でうなだれて座っている白鳳九を見つけた。
「私の小姑奶奶、なぜここへ?」
白浅は鳳九に降り積もった雪を払いながら、二兄に見つかればまた折檻されてしまうと心配する。
しかし鳳九は心配無用だと言った。
「父上は帝君が絶対に私を娶らないと知って、もう止めなくなったのです」
白浅は深く傷ついた鳳九を思わず抱きしめた。
「バカな子ね、未だに東華帝君を諦められないなんて…」
そこへ運悪く墨淵と折顔が正門に現れ、白浅は思わず何も言わないよう合図する。
(´ ・3)b<シー
「諦めるなんて無理です…ゥッ…罵られても苛められてもやっぱり忘れられません…ウワーン
 姑姑だって太子殿下を忘れろと言われたら忘れられますか?」
( ̄▽ ̄;).oO(師父たちの前で何てことを…
「姑姑が言いすぎたわ…ヨシヨシ」
「ちゃんと答えてください…忘れられますか?」
「…いいえ」
白浅の答えを聞いた折顔は思わず失笑、鳳九は慌てて後ろを振り向いた。
「老鳳凰!なぜ立ち聞きを?!」
「小殿下、私と墨淵はずっとここにいたぞ?」
「なら遠慮してよ、女子の会話をこっそり聞くなんて…失礼よ!ってか、目覚めたの?」
鳳九は炎華洞(エンカドウ)の仙体しか見たことがない墨淵を指差し、うっかり暴言を吐いてしまう。
「鳳九!師父に無礼なことを…」
「はっ!鳳九をお許しください、その~突然、生身のお姿を拝見したもので…あ、違うっ!
 お元気で堂々たるお姿に目を奪われただけです」
「良いのだ」
寛大な墨淵はまだ年若い鳳九の失態など気にしなかった。

折顔は昔、墨淵に贈った数万年物の古酒があると話し、蓮池の前に酒席を設けた。
酒に弱い白鳳九はすっかり酔っ払い、折顔に東華帝君の過去を知りたいとせがむ。
「東華か~墨淵よりも色恋に無縁だな~」
「どうして無縁なの?帝君も男でしょう?」
「小九よ、現実をよく見ろ~帝君はかつての四海八荒の主、並の男ではない
 まったく~よりによってあのような男を選ぶとは…」
「文句つけないで~」
鳳九は悪態をついたかと思うと、うとうとして来た。
折顔は鳳九が白浅に似ず酒に弱いと笑ったが、白浅は弱い方がすぐ酔えるという。
「それで帝君が色恋に無縁な訳を知っている?」
すると黙っていた墨淵が急に口を開いた。
「四海八荒のためだ」
「いかにも、世を守るためだ」

翼(ヨク)王・離鏡(リケイ)は天宮を訪ねた帰り、崑崙山のふもとにやって来た。
臙脂(エンジ)と煉丹炉を借りに来た時は難なく登れた山も、今は霊気が強いため近づくことさえ難しい。
「墨淵が戻ったのだな…」

崑崙虚で目を覚ました白鳳九、すると白浅が現れ、白真が待っていると教えた。
そこで改めて女帝の座を継いで欲しいと頼んだが、鳳九は帝君をあきらめろと言う意味だと気づく。
「姑姑が譲位するのは天宮に嫁げば青丘の民を守れないからでしょう?
 私だって帝君に嫁げば青丘の民を守れません、それなのに…
 私に譲位するのは青丘に私を留めるため?」
「…帝君を忘れなさい」
「でも姑姑だって太子殿下を忘れられないと言いました
 自分ができないことを私にやらせるの?!」
「よく聞いて、あなたと帝君は結ばれない運命にあるの」

「姑姑は私の味方だと思っていたのに…
 白家の皆が私を縛り付けても姑姑だけは帝君の心をつかめと応援してくれると信じてた
 ウッ…女君にはなりたくない、だって2度と九重天に行けなくなっちゃうもの!」
すると鳳九は号泣しながら飛び出して行ってしまう。

翼界では先王が戻ると言う噂が広まり、ついに各地で反乱が起こり始めた。
臙脂は応児(オウジ)をあやしながら二兄の帰りを首を長くして待っていたが、いざ戻って来た離鏡は天族太子はもちろん天君にも東華帝君にも会わなかったという。
「知っているか?阿音と太子殿下は間もなく婚儀を行う
 天族と青丘の婚姻でもあるから、四海八荒で最も盛大な婚儀となる
 ふっ、かつて俺は翼族の王子として最高の婚儀を行えると思っていた
 だが殿下と比べれば滑稽でしかない…」
「二哥…白浅上神のことがまだ好きなのね、でも…」
「墨淵上神の元神がすでに戻った、崑崙虚にいる阿音は大喜びしているはずだ」
「元神が戻ったの?二哥、それなら墨淵上神に話しましょう?
 私たち兄妹の命こそ父上の功力の法宝、大哥が死んで父上は仙力が大きく増しているから、
 じき封印を破ってしまうと…」
しかし離鏡は駄目だと言った。
擎蒼(ケイソウ)が東皇鐘(トウコウショウ)を出たら誰かが封印しなくてはならない。
そうなれば司音が再び墨淵に元神を離散させるとは到底、考えられず、必ずや自ら封印に行くはずだ。
離鏡は嫁入り前の司音に何かあってはならないと訴え、急に臙脂の前にひざまずく。
「臙脂…我が子を頼む、父上の子はじきお前1人だけになる、翼界もお前に任せたぞ」
すると離鏡は臙脂をいきなり眠らせ、東皇鐘の件が済むまで極寒の地に監禁するよう命じる。
火麒麟(カキリン)は主のそばにいたいと懇願したが、離鏡は我が子と臙脂を託せるのは火麒麟だけだとなだめた。
「俺が死んだら臙脂を次の君主にしろ、神獣のお前が臙脂のそばにいれば誰も臙脂を傷つけない
 父上と俺が死ねば、皆、臙脂を君主として認める…早く連れて行け!」
離鏡は背を向けたまま突き放すように火麒麟を追い出し、決して見送ろうとしなかった。
「…7日だ、あと7日あれば、俺は必ずやり遂げる」

一方、夜華から東皇鐘を見張るよう命じられていた天枢(テンスウ)は土地神から一報を受けて若水河畔にいた。
ここ数日、若水はなぜか激しく波打っているという。
「用心しなければ…」

その夜、毎日、忙しく立ち働いていた白浅は、正殿でうたた寝していた。
すると折顔が現れ、また客人だと脅かす。
「はっ!お茶を出して~!(なんだ〜)折顔~もっと寝かせてよ~昨日は休めなかったの」
「大事な用で来た」
折顔は墨淵が7日後から閉関すると教えた。
その際、療養もできるよう丹薬を作るため、白浅にも手伝って欲しいという。
墨淵が戻って11日になるが、夜華の修為でどうにか目覚めたものの、身体はまだ弱っていた。
「今日は師父に会いに行け、またしばらく会えなくなるぞ?…半年、あるいは10年かもな」

墨淵は房間で琴を奏でていた。
かつて自分の琴の音を聞くと心が安らぐと言った司音…。
その時の司音の笑顔を思い出しながら弦を弾いていると、白浅が桃の花を持ってやって来た。
「師父、明日から丹薬作りを手伝うのであいさつに来られません
 今日は桃の花を換えに来ました、16師兄に頼んだので今後も毎日、換えてくれるはずです」
「そのためにここへ?」
「師父…師父が戻ってから毎日が忙しくて、ゆっくりお話もできませんでした
 折顔の話だと閉関されるとか…だから会いに来たのです…お邪魔でしたか?」
「めいよー」
「私は入門したての頃、駄々っ子で、師父が琴の名人だと知ると毎日、弾いてとせがみました
 ご記憶ですか?」
「覚えている」
「そう言えば夜華の琴は聞いたことがないわ」
「…夜華はよくしてくれるか?」
「彼は師匠の優しさとは違いますが、真心で接してくれます」
「…それはよかった」
「あ、雪だわ」

その頃、正殿でひとり碁を解いていた折顔は再び聞こえて来た墨淵の琴の音に気づいた。
「…すれ違いだな、上手くいかないものだ」
すると第2番弟子・長衫(チョウサン)がやって来る。
そこで折顔は崑崙虚で作る桃の花の蜂蜜を土産にもらうことにした。
「甘すぎて子供しか好みません…上神のお子様に?いつのまに所帯を?」
「あ…いや、白真上神のことだ」
「確かに上神にとって白真上神はまだ子供ですね、今すぐ持って参ります」

白浅は窓から雪をながめながら師匠の琴を聞いていた。
「あ、寒いですか?窓を閉めますね」
「必要ない…夜も更けた、17ももう戻って休め」
「すみません、師父には静養が必要なのに…17先告退了」


つづく


( ;∀;)しふぉ〜!





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最終更新日  2020.09.09 16:26:02
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