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2020.11.18
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东宫 Goodbye my princess
第8話「皇子の本意」

顧剣(コケン)は倒れていた曲小楓(キョクショウフウ)を救出し、介抱した。
やがて日も暮れると、焚き火を準備して小楓をそばに寝かせてやる。
しかし小楓は毛布を掛けてやっても寒そうに震えていた。
顧剣は横になって寄り添い、小楓を温めてやる。
そして朝になった。
小楓がようやく目を覚ますと、顧小五(コショウゴ)こと李承鄞(リショウギン)が岩の上にいる。
顧剣の目論見通り小楓は顧小五が助けてくれたと信じ、素直に謝った。
「ごめんなさい、黙って弓月(キュウゲツ)城を出たりして…シァォウー、また会えてよかった」
顧小五はいつになくしおらしい小楓に拍子抜けし、手を差し伸べて起こしてやった。
「シャォウー、早く行かなくちゃ!援軍を頼むの」
( ๑≧ꇴ≦)一晩も放っといたんか〜い!

小楓と顧小五は川沿いを馬で駆けた。
事情を知った顧小五は300里も離れた丹蚩(タンシ)の幕舎ではなく、50里先の国境の軍営にいる裴照(ハイショウ)を頼った方が良いと助言する。
「″普天の下 王土に非(アラ)ざる莫(ナ)し″だ、中原が関わって当然だよ!」
そんな2人の姿を顧剣が遠目から見ていた。
計画ではここで離れるはずだったが、やはり小楓が気にかかる。
そこで顧剣は胡嘯(コショウ)に2人の無事を義父に伝えるよう頼み、小楓たちを追うことにした。

小楓と顧小五は裴照の軍営を見つけられず、炎天下の中、砂漠をさまようことになった。
一方、別行動の顧剣は一足先に軍営に到着、裴照に先に事情を説明して丹蚩軍を救って欲しいと頼む。
「はお、だが五皇子はこの場所を知っているのか?」
「ご存知ない、私も偶然、たどり着いた」
「実は雨季で砂地が浸水し、流砂が広がったゆえ先日、軍営を移した…皇子が心配だ」

顧小五は川で水を汲み、砂丘で待っている小楓の元へ急いだ。
「水だ!シァォフォン!」
「やったー!」
大喜びの小楓だったが、顧小五は砂丘へ登ろうとした矢先、急に砂に足を取られてしまう。
「動かないで!流砂よ!」
小楓は咄嗟に縄を投げて顧小五につかませ、自分の手首に縄をグルグル巻きにして手綱をつかんだ。
「後ろに下がって!」
馬も協力して必死に小楓を引っ張るが、流砂の勢いは凄まじい。
「シァォフォン!手を離せ!引き込まれるぞ!」
「嫌よ!一緒にここを出るのよ!…シァォウー!つかまって!」
小楓は腕がもぎ取られそうな痛みに耐えながら懸命に救出を試みるが、顧小五の身体はどんどん砂にめり込んで行く。
すると顧小五は小楓だけでも救おうと決意し、握っていた縄を放した。
「ダメぇぇぇぇぇっ!」
「…すまない」
小楓は反動で後ろへ飛ばされ、すり抜けた縄で手のひらを切った。



砂漠に小楓の悲痛な叫び声が虚しく響いた。
力尽きた李承鄞は砂に埋もれながら、名残惜しそうに小楓の顔を見つめる。
…シァォフォン、許してくれ、君を利用していた
短くも美しい小楓との思い出、水中で交わした口づけの感触が今も残る。
しかしその時、ふいに流砂へ盾が投げ込まれた。
そこに颯爽と顧剣が現れ、李承鄞の救出に成功する。
アレ〜(((≡( ⌒ε:)ノ\( `•ω•)و ̑̑ビュン!

一方、都に戻った李釅(リゲン)は朝議で宣徳(セントク)王・李承鄴(リショウギョウ)が皇太子の暗殺犯を捕らえたと報告した。
すでに暗殺犯は刑部に引き渡したという。
朝廷がにわかに殺気立つ中、右相・高于明(コウウメイ)は先に使者を送って交渉すべきと冷静だった。
すると宣徳王派の忠(チュウ)王が泣き寝入りすれば国の威信が失落すると声を荒げる。
そこで父を援護すべく高坤(コウコン)はこの戦に勝算が見えないと進言した。
しかし派兵に反対するのは丹蚩と結託して謀反を目論んでいるからだと難癖をつけられてしまう。
朝廷は紛糾、その時、高于明が杖で床を叩いて一喝、立ち上がった。
「国の対面のみならず民にも関わる事案です…陛下がお決めください」

顧剣のおかげで小楓と李承鄞は無事に裴照の天幕へ到着した。
李承鄞は顧小五として裴照に九公主を紹介しようとしたが、小楓は咄嗟にハーシの妹・アドゥだと名乗り、兄が朔博(サクハク)兵に包囲されたので助けて欲しいと頼む。
裴照も知っていながら小楓に話を合わせ、もちろん助けると快諾して準備に向かった。
すると小楓はふと気になっていたことを思い出す。
「そうだ、さっきどうして″すまない″って言ったの?」
「それは…天下一の美女と名高き九公主が私を救うために命を落とすところだったろ?
 君の父王に申し訳なく思ってな」
「冗談ばっかり~うふふ」

顧剣は小楓の手のひらの傷を手当てすることにした。
そこで道中は大変だったろうと労ったが、小楓はあっさり顧小五がいたから平気だったと笑う。
「この旅で分かったの、人の想いは時に流砂のように、もがくほど抜け出せなくなる
 以前、私は師父に頼り、優しさを求めた…師父にとって私はまとわりつく流砂ね
 …ふっ、私の言葉とは思えないでしょう?成長したのかしら?
 今も師父が好きよ?でも気にしないで、人として好きなだけ、永遠に私の師父よ」
(TㅅT)師父…切な~い!

李承鄞は裴照から皇太子暗殺について進展がないか聞いた。
するとバトゥールという刺客を捕らえたところ、宣徳王に自白したという。
「やはり暗殺は丹蚩の仕業でした」
李承鄞は丹蚩への恨みを募らせ、千倍にしてやり返してやると奮起した。

豊朝(テイチョウ)皇帝・李賾(リサク)は供述書と高顕(コウケン)がまとめた事件の経緯に目を通したが、自ら刺客の尋問をすると決めた。
叔父から話を聞いた皇后は驚き、皇帝が刺客の真偽を疑っていると気づく。
しかし高于明はもはや刺客の正体など問題ではないと言った。
「問題なのは陛下が丹蚩と戦う気があるかどうかだ
 開戦を望まぬなら刺客は偽者、逆に開戦を望むなら刺客は本物となる…」
一方、忠王は息子に手抜かりがないか確認していた。
皇帝の目は簡単にはごまかせない。
すると李釅はあの刺客は宣徳王の死士、二心はないと安心させた。

九公主を逃したハーシら丹蚩兵はユエンカー率いる朔博兵に追い詰められ、退路を失った。
しかしそこへ小楓が裴校尉率いる安護府の兵を連れて駆けつける。
驚いたユエンカーは西域の争いに豊朝が関わるのは掟破りだと非難したが、裴照は天亘(テンコウ)山一帯が安護府の管轄、無関係ではないと突っぱねた。
「国境の安定を守ることが我らの役目、勝手な蛮行を繰り返すのはもしや豊朝への宣戦布告か?」
ユエンカーはさすがに豊朝を敵に回す勇気はなく、撤収して行った。

小楓はハーシに抱きつき、無事を喜んだ。

そして祖父の幕舎まで裴照に案内を頼んだと教え、こっそり自分はアドゥだと教えておく。
ハーシは裴照に感謝すると、小楓は顧剣と顧小五を紹介した。
「ハーシ、私の師父よ!」
「″妹妹″の長年の指導、感謝する」
「もう1人恩人が…顧小五よ!盟友で師父の従弟なの!
 ただの茶葉商人で、顔も今ひとつだし、品格もない…だけど勇敢だし頭がいいの!」
「″妹妹″が人を褒めるのを初めて聞いた!わははは~!」
すると顧小五は手負いのハーシたちを心配し、再び朔博兵が戻ってくるかもしれないので丹蚩まで送ってやってはどうかと裴照に提案した。

小楓たち一行は野営で一晩、過ごすことになった。
しかし李承鄞は兄を暗殺した丹蚩兵への嫌悪から、居たたまれなくなってその場を離れてしまう。
ちょうど笛の音が気になって天幕を出た裴照は第五皇子の後ろ姿を見送ったが、そこへ小楓がやって来た。
「裴将軍!師父と顧小五を知らない?」
「行軍の疲れで休んでいるのでしょう」
「おぅ…そうだ、哥哥を救ってくれてありがとう!族長に褒美を出してもらうわ!」
裴照は思わず失笑し、これが務めだと辞退する。
すると小楓は裴将軍でも笑うのかと驚いた。
「ふふっ、ずっと同じ表情で押し黙っているから、顔が氷みたいに固まっているのかと思ってた!
 笑顔も素敵よ!(^ꇴ^)」
裴照は小楓の言葉がこそばゆくなって無表情に戻ると、ハーシが持っている楽器に興味を持った。
何とも郷愁を誘う音だという。
小楓は西州(セイシュウ)の竹笛だと教え、早速、ハーシから笛を借りて吹き方を教えた。
天真爛漫で純粋な小楓に目を細める裴照、その一方で顧剣はひとり、大人の階段を上った小楓に寂しさを感じていた。
(TㅅT)師父〜!

日が沈んだ。
小楓はようやく李承鄞がひとりで丘の上にある木の根元にいるのを見つける。
すると小楓が顧小五の隣でゴロンと横になった。
「姑娘が男の前でそんな格好して…礼儀を知らないのか?」
「草原では普通よ、大地は天の賜物で、私たちは皆、天の子だもの、煩わしい慣習はないの」
その時、小楓は流れ星を見つけた。
慌てて腰紐を結び直してから願掛けしようと手を合わせたが、時すでに遅く星は消えている。
「願い事をする時、腰紐を結ぶといいんだけど、いつも結ぶのを忘れちゃうの〜」
悶々としてた李承鄞はのんきな小楓に苛立ったが、一方でその無邪気さに救われた。
「何か歌ってくれないか?…私は歌えぬ」
「歌えない人なんているの?そうだ!子供の頃、母上に教わった歌は?」
「…母はいない」
「おぅ…なら歌うわ
 ♪一匹の狐狸が砂丘にポツリと座ってる~
 ♪中天にかかる月を眺めている~
 ♪でも本当は月を眺めているわけじゃない~
 ♪放牧に出た姑娘の帰りを待っているだけ~」
「そこまでそこまで~他の歌にしてくれ」
「これしか知らないもん」

一方、眼下ではハーシたちの丹蚩の歌と踊りが始まった。
すると裴照が顧剣に気づき、酒を差し入れる。
顧剣は酒を飲むと後ろを振り返り、小楓と李承鄞が仲良く2人でいる姿を見た。
(TㅅT)師父〜!

小楓はハーシたちが披露しているのは丹蚩の出征の歌だと教えた。
「有名な美女のことを歌ってるの、彼女の恋人が戦に行ったきり戻らず、馬だけが戻って来た
 美女は馬の鞍を撫でて残った矢筒を見つめながら、これを歌ったのよ」
「″憐れむべし無定川辺の骨、これなお春閨(シュンケイ)夢裏の人″
 この中原の詩も同じ意味だ」

「ねえ、明遠(メイエン)娘娘が中原の詩には物語があるって言ってたわ…聞かせて!」
「忘れた…でも別の物語なら知っている、聞きたいかい?」
 (*゚▽゚)*。_。)*゚▽゚)*。_。)ウンウン
「昔々、子虚(シキョ)という国があった
 そこに1人の王子がいたが、その母親は王子が幼い頃に世を去ったんだ
 でも王妃には子がいなかった
 そこで王子を養子にして我が子同然に育てた、だから王子も王妃を母と慕っていた
 ところが驚いたことに生母を殺めたのは王妃だった
 大人になってから真相を知った王子は、生母の敵を討つと心に誓う
 しかし王妃の勢力は絶大、王子に勝ち目はない…
 王妃を倒す方法はただ1つ、″世継ぎになること″だった
 王子は権力争いを嫌悪していた、実は子虚には30歳まで生き延びた世継ぎはいない
 暗殺される者、父王に幽閉されて命を落とす者、ある世継ぎは機先を制すべく父王の殺害を謀った
 かつて王子の兄は言った、″東宮は血まみれの宮殿なのだ″と…」
「王子は復讐するの?他に道はないの?」

つづく 


※陳陶「隴西行」より「可憐無定河辺骨 猶是春閨夢裏人」
(戦死した)無定河あたりに散らばる骨を見て哀れに思う
きっとこの骨は新婚の部屋で夢の中に現れる人(妻の夢に出てくる夫の骨)なのだ



(^ꇴ^)出ました~吊り橋効果w





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最終更新日  2020.11.18 23:32:47
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