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2021.08.20
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寂寞空庭春欲晚 Chronicle Of Love
第3話「懐かしき人」

康熙(コウキ)帝は修理が終わった上着を見て驚いた。
袖にある刺繍は良児(リョウジ)が腕に巻いてくれた手巾にある刺繍と酷似している。
すでに夕刻だったこともあり、康熙帝は明日の朝一番で上着を繕った女官を連れてくるよう命じた。

皇帝の幕舎に現れたのは刺繍をした衛琳琅(エイリンロウ)ではなく画珠(ガシュ)だった。
康熙帝は画珠を見ても全く親しみを覚えず、そこであの時、良児が歌ってくれた"揺り籠の歌”を歌わせてみる。
しかしやはりこの娘ではない。
康熙帝は落胆し、褒美を授けて画珠を下げた。

お忍びで散策に出た康熙帝、すると河原でひとり洗濯物を干している女官を見つけた。
気配を感じた琳琅がふと振り返ると、康熙帝は梨の木の下で踊っていた娘だと気づく。
「(はっ!)動かないで!」
琳琅は咄嗟に男を止めたが遅かった。
康熙帝の足が物干しの足にぶつかり、全て倒してしまう。
せっかく洗った大きな敷物が台無し、激怒した琳琅はたとえ皇帝だとしても責任を取ってもらうと迫った。

康熙帝は非番の侍衛だと嘘をつき、女官の洗濯を手伝うことにした。

「私は葉三(ヨウサン)、君は?」
「…口より手を動かしたら?…ってああーっ!
 それは皇上が使う絹の枕当てよ!ダメにしたら首が飛ぶわ!」
「皇上はそんなことで人を殺したりしないよ~」
「″帝王は非情なり″って言うでしょう?機嫌を損ねたら死罪よ?本当なんだから」
しかし侍衛は全く役に立たず、琳琅はとっとと追い返して洗濯をやり直した。

その夜、宦官の長慶(チョウケイ)が厨房に忍び込み、料理の中に毒を入れていた。
すると偶然にもひもが解けた檻からウサギが逃げ出してしまう。

翌朝、琳琅は林の中でウサギを見つけた。
そこで背後から静かに近づいていたが、急に昨日の衛兵が現れる。
「おいっ!」
「Σ(°∀°ノ)ノ ヒィッ!大声を出すからうさぎが逃げたじゃない!」
「待て待て、あそこにいるぞ?!」
2人は協力してうさぎを捕まえた。
琳琅はウサギがなぜか自分から木に激突したと話し、怪我を治したら放してやるつもりだという。
そこで康熙帝は実は侍医が親戚だと嘘をつき、ウサギを診てもらうと言って預かった。
「ウサギは明日、返すよ」
こうして康熙帝は娘とまた会う口実を得た。



ウサギを調べた侍医は驚いた。
すでに製法が途絶えた薬・因陀羅散(インダラサン)を食べたらしい。
これは曼陀羅花や曾青(ソウセイ)、赤石(シャクセキ)などを原料とし、服用を続けると中毒になって身体の動きを抑制できなくなるという。
「なぜウサギが?」
するとその日、突然、正気を失った衛兵・阿武(アブ)が幕舎に飛び込み、剣を抜いて皇帝に襲いかかった。
しかし納蘭容若(ノウランヨウジャク)が駆けつけ、事なきを得る。
容若は衛兵の中に刺客が紛れていた失態を謝罪したが、康熙帝はなぜか刺客ではないと言った。
「このことは他言するな」

その夜、琳琅は衛兵たちが″今夜はウサギ鍋だ″と言っていたと画珠から聞いた。
琳琅はてっきりあの侍衛がウサギを食べるつもりだと誤解、慌ててウサギを助けに向かう。
一方、康熙帝は衛兵に扮し、お忍びで厨房を調べていた。
すると黒衣に覆面の曲者が現れ、料理に毒を入れる様子を目撃する。
そこで後をつけることにしたが、厨房を出たところで例の女官に捕まった。
「待って!ウサギは?!あなたを信用して預けたのに!」
幕舎の前で揉め始める康熙帝と琳琅、そこへ衛兵たちが食事にやって来た。
康熙帝は仕方なく女官を連れて厨房へ逃げ込み、2人で物陰に隠れる。
やがて衛兵たちが入って来た。
しかし容若が現れ、食材を侍医に調べさせるため運び出すよう命じる。
琳琅は久しぶりに見る容若の姿に呆然となり、思わず梨の花の首飾りを握りしめた。

容若は配下と共に厨房を見張ることにした。
互いに事情があり出るに出られない康熙帝と琳琅、すると康熙帝はウサギなら無事だと教えて安心させる。
しかし琳琅は外にいる容若が気になって仕方がなかった。
「(ツンツン)おい、君の名は?」
「教えない」
「言えばここから出す」
「…衛琳琅よ」
すると康熙帝は天幕を切り裂き、そこから脱出させた。

侍医が暴れた衛兵を調べた結果、やはり衛兵も因陀羅散を盛られていた。
調査したところ厨房の牛肉料理から大量に検出されたという。
しかし解毒する方法があると分かり、康熙帝は安堵した。
実はかつて児三桂(ゴサンケイ)が湖南(コナン)を占領した折、清軍に韶(ショウ)州を猛攻され、武力で勝てずに一服盛ったことがあったという。
そのため康熙帝は刺客ではないと見破ったのだ。

康熙帝は容若を連れて散策に出た。
すると康熙帝は初対面にも関わらずどこかで会ったような、長く会えずにいた友と再会したような経験があるかと聞く。
容若はあると答え、初めて会った人に懐かしさを感じたことがあると答えた。
しかしまさか2人が同じ娘のことを思い出しているとは到底、知るはずもない。

皇帝の話を聞いた容若は非番になると、想い人の琳琅を探しに川辺にやって来た。
洗濯物を干していた琳琅は容若の姿に気づき、思わず逃げ出してしまう。
一方、容若は琳琅によく似た後ろ姿を見つけ、腕をつかんだ。
「(琳琅!)あ…すまぬ、人違いだった」
容若が琳琅と間違えて腕をつかんだのは偶然にもまた翠雋(スイシュン)だった。
納蘭大人(ダーレン)に憧れる翠雋はこの機を利用し、名節を傷つけたお返しに直筆の書が欲しいと頼む。
「詩がいいです、″一生一世の縁なれど″が…」

翠雋は皆が寝静まった頃、こっそり起き出して納蘭大人からもらった書をひとりで眺めた。
すると隣で寝ていた琳琅が目を覚ましてしまう。

つづく





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最終更新日  2021.09.05 21:31:41
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