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2022.01.05
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传闻中的陈芊芊 The Romance of Tiger and Rose
第14話「水蜜桃と林檎の告白」

その夜、書斎を警固していた梓鋭(シエイ)は陳芊芊(チンセンセン)の命で寝たふりをしていた。
すると予想通り蘇子嬰(ソシエイ)が書斎に忍び込む。
梓鋭はこっそり殿内を確認、すると嬰嬰が若城主の物入れに何やら隠していた。

蘇子嬰が隠したのは花垣城の防衛図だった。
裴恒(ハイコウ)の亡き母・裴司軍の私邸で育った嬰嬰なら確かに防衛図を手に入れることも可能だろう。
芊芊は嬰嬰が自分に謀反の罪を着せるつもりだと気づき、梓鋭に元の場所へ戻しておくよう命じた。

翌朝、二郡主・陳楚楚(チンソソ)の元に差出人不明の密告状が届いた。
…少城主が防衛図を私蔵しています…
梓竹(シチク)はまた嘘かもしれないと警戒したが、楚楚はもし本当なら芊芊を若城主の座から引きずり下ろせると期待し、一か八か月璃(ゲツリ)府を捜索する。
すると蘇子嬰が現れ、書斎を片付けている際、防衛図を見たと告発した。

蘇子嬰が二郡主の前に箱を出し、この中に防衛図があると教えた。
そこへちょうど芊芊たちが駆けつける。
孟過(モウカ)は頭領を裏切った嬰嬰に激怒したが、陳小千(チェンシァオチエン)は期待通りの展開に安堵した。
(^ꇴ^)ノ<そうなの~防衛図を隠したのは私で~す!
これで若城主の座を楚楚に返し本来の筋書きに戻れる、そう思った矢先、箱の中から防衛図ではなく裴恒と芊芊の春画が出てくる。
芊芊はあまりのはずかしさに激高、そこへ見計らっていたように裴恒が現れた。

裴恒を呼んだのは韓爍(カンシャク)だった。
何も知らずに訪ねた裴恒は蘇子嬰が芊芊を告発したと知り驚愕、しかし思いがけず芊芊が自分との春画を隠し持っていたと知る。
(;゚Д゚)<芊芊!これは!
( ๑≧ꇴ≦)<だっ誰かの陰謀よ!私は本当に潔白で…
裴恒は嬰嬰の仕業だと疑ったが、嬰嬰は三公主に陥れられたと言い張った。
その時、孟過が嬰嬰と結託したのは二郡主だと指摘、そもそも急に兵を連れて調べに来るのはおかしいという。
焦った嬰嬰は誤解を解くため、実は私的な恨みで三公主を陥れたと白状した。

蘇子嬰はかつて女装して選抜試験に紛れ込んだことがあった。
しかし三公主に見つかり、恥知らずだと罵られ鞭で打たれたという。
すると楚楚は罪を認めた蘇子嬰を投獄するよう命じ、騒ぎは一応の決着がついた。

芊芊は書斎でひとりになると怒りを爆発させた。
「まったく!誰の仕業よ!」
「私だ、他に誰がいる?」
その声は韓爍だった。
韓爍は蘇子嬰の悪意に気づき、白芨(ハクキュウ)に見張らせていたという。

韓爍は蘇子嬰の正体を暴くことで芊芊の裴恒への信頼も消えると期待した。
そこで芊芊を守れるのは裴恒ではなく自分だけだと胸を張ったが、芊芊に責められらてしまう。
「裴恒だけでなく私にまで恥をかかせて!自ら寝取られ男になるつもり?!」
韓爍は白芨がすり替えた絵が春画だと知り、動揺した。
しかし白芨は防衛図を取り出した後、咄嗟に底にあった絵を上に置いただけだという。
( ̄▽ ̄;)<あ…(芊芊のだったのね)
白芨の証言で立場は逆転、韓爍はここが玄虎城なら離縁されていると呆れた。
すると芊芊は思わず離縁してくれと言ってしまう。
「そこまで言うなら別れましょう…」
「ほっ本来なら離縁すべきだ、だが初犯だし…恐らくずっと前に若気の至りで入手した物だ
 それに箱の底に置いていたのなら忘れていたんだろう?」
芊芊が好きな韓爍は寛大にも許し、揚げ足を取られる前に退散した。

芊芊は裴府を訪ね、裴恒を巻き添えにしたことを謝罪した。
しかし裴恒は芊芊も自分を想っていると知り、相思相愛なら何の問題もないという。
「韓爍が現れて自分の気持ちに気づいたんだ…もう君を誰にも渡したりしない
 芊芊、君たちの離縁を城主に上奏したよ、私と一緒になろう」
芊芊は誤解だと訴えたが、裴恒は聞く耳を持たなかった。

芊芊は急いで母を訪ね、裴恒とのことは誤解だと訴えた。
しかし城主の手にはすでに裴恒と芊芊の春画が渡っている。
どちらにしても娘と韓爍は本当の夫婦ではなく、城主にとっても冷淡で強情な韓爍より子供の頃から知っている裴恒の方が安心だった。
芊芊は韓爍と別れるが裴恒とも結婚しないと妥協案を出したが、城主から裴恒の名誉を傷つけたのなら責任を取れと言われてしまう。
そこで城主は裴恒との結婚はともかく、韓爍との離縁は早々に命じると決めた。

小千は城主に何を言っても無駄だと考え、急いで帰って行った。
すると芊芊と入れ違いで桑奇(ソウキ)が城主に薬湯を運んで来る。
実は小耳に挟んだところ昨日、二郡主が月璃府を捜索したというのだ。
「私は大事なことを見落としているのかしら…」

屋敷に戻った芊芊はあの″虎″に離縁をどう切り出そうか悩んだ。
そこへ偶然にも韓爍が現れる。
床にへたり込んだ芊芊を見て何事かと戸惑う韓爍、焦った芊芊は力が抜けただけだとごまかした。
すると運悪く梓鋭が裴恒からの贈り物を持ってやって来る。
化粧箱の中には相思相愛を意味する赤い豆がびっしり、しかも裴府の使用人が城主が離縁の令を下されると口を滑らせた。
芊芊は咄嗟に知らんぷりしたが、韓爍はすでに芊芊も知っていたと気づく。
「白芨…早くそいつを叩き出せ、豆は裴府の門前にばらまいておけ!」
韓爍は芊芊が座り込んでいた理由が分かった。
「私は君から離れられないと知っているはず…」
「知っているわ」
すると韓爍はじりじりと芊芊に詰め寄った。
「…私は善良な人間で和を重んじる、でも追い詰められれば何をするか分からぬ」



小千は清風(セイフウ)茶楼で戯作者御三家に相談した。
実は新たな人物・水蜜桃(スイミツトウ)が登場、孤高で無欲の水蜜桃が急に蜜柑に愛を告白したという。
戯作者は甘蕉と張り合うつもりなら死も覚悟しているはず、甘蕉に殺させろと提案した。
「でも一番好きな登場人物なの」
そこで戯作者は蜜柑と水蜜桃を一緒にすれば林檎と甘蕉もくっつけやすくなるという。
「確かに蜜柑は水蜜桃が好きだけど…それは男女の愛じゃないし…」
すると戯作者が蜜柑が好きなのは甘蕉だと指摘した。
小千は否定したが、思えば自分の気持ちも分かっていない。
「筋書きがもうごちゃごちゃよ~!」
当初の脚本では七夕で大姐が花婿選びで蘇沐(ソボク)と結ばれ、さらにその日、韓爍が城主の暗殺を企てることになっていた。

その頃、韓爍は駅館で玄虎城の使者と接触していた。
計画では七夕前にあらかじめ爆薬を埋め、当日の城主行列を狙い爆発、花垣城を混乱させて一気に攻め落とすことになっている。
しかし韓爍はまだ機が熟していないと反対した。

芊芊は母から玄虎城の使者たちの歓待を任された。
しかし韓爍の姿がない。
実はその頃、酔った楚楚が韓爍を足止めしていた。
韓爍は仕方なく送って行ったが、思いがけず楚楚から愛を告白されてしまう。
「落とし穴から助けてもらって以来、あなたが忘れられないの…」
楚楚は酔った勢いで韓爍に思いの丈をぶちまけたが、韓爍ははっきり拒絶した。
「君に関心はないし、芊芊を煩わせたくない」

玄虎城では男が主、そのため使者の態度は無礼だった。
しかし芊芊は城主代理として冷静にあしらい、その場を治める。
報告を聞いた城主は安堵したが、使者の来訪を早めたのには何か思惑があると怪しんだ。
そこで城の守りを強化し、楚楚に目的を調べさせるよう命じる。
「このまま韓爍を置けば不安材料になる、とりあえず芊芊とは別れさせましょう」
桑奇は城主がこれを機に韓爍の誠意を試すつもりだと分かった。

韓爍は宴での話を知り使者に激怒した。
しかし使者は韓爍が情に流され計画を躊躇していると気づき、玄虎城を裏切るつもりかと迫る。
そこへ白芨が駆けつけた。
実は城主が若城主を韓爍と離縁させ、裴恒に嫁がせると決めたという。
その時、韓爍はちょうど中庭を歩く芊芊と裴恒の姿を見た。
使者たちは韓爍の嫉妬心を利用し、花垣城を手に入れれば陳芊芊も手に入ると計画の実行を訴える。
一方、芊芊は裴恒を門まで送っていた。
別れ際、今夜の宴での補佐に感謝する芊芊、すると裴恒は愛する芊芊のためなら当然だという。
芊芊はこの機に男女の情はないと断言し、裴恒の方から縁談話を断って欲しいと頼んだ。

裴恒を傷つけてしまった芊芊は翌日、日晟(ニッセイ)府を訪ねた。
すると回復術の疲れで昼寝している大姐の代わりに蘇沐が対応に出る。
そこで芊芊は蘇沐に裴恒を慰めて欲しいと頼んだ。
蘇沐は芯の強い裴恒なら思い詰めたりしないと言ったが、芊芊はそれは失恋の痛みを知らないからだという。
「あなたは大姐と相思相愛だもの、失恋の痛みは…」
「芊芊!何を言うの?!」
その話を陳沅沅(チンゲンゲン)が聞いていた。
|ω・`).oO(あれ?七夕の花婿選びも間近なのに…まさか…まだ?
小千はうっかり口を滑らせたと気づき、用があるとごまかし慌てて退散した。

つづく





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最終更新日  2022.01.05 20:57:23
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