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2022.09.25
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斛珠夫人 Novoland:Pearl Eclipse
第25話「纈羅の花」

翌朝、書斎にいた方鑑明(ホウカンメイ)は外から聞こえる卓英(タクエイ)の声で海市(ハイシー)が戻ったと知った。
「その腕はどうした?(はっ)顔に血の気がないぞ?」
「淑容(シュクヨウ)妃の治療で副薬用に少し血を抜いたんだ」
「血を?!蘭茲(ランシ)での傷が癒えたとたん命知らずな真似を…」
「淑容妃は命も危うい状態だったし…もう話は終わり、疲れた」
「おい!」
鑑明は窓紗から海市が部屋に戻る様子を見ていた。

皇帝は気血を損ねた方海市のため昭明宮に補薬を届けさせていた。
そこで方鑑明は自ら薬を煎じ、海市の部屋へ持って行く。
額に手を当ててみたところ熱はない様子、その時、貧血で朦朧としている海市が鑑明の手をつかんだ。
しかし鑑明はその手をそっと下し、帰ってしまう。
一方、回復した緹蘭(テイラン)は大好きな書物に没頭していた。
「淑容妃、お薬です…まだ静養が必要ですよ?」
「…もう少し読ませて」
「あとどのくらいだ?」
その声は皇帝だった。
すると褚仲旭(チョチュウキョク)は改心したのか、急に2度と緹蘭を冷遇しないと約束する。
「霜平(ソウヘイ)湖へ行ってみよ、見せたいものがある」



緹蘭は侍女たちと霜平湖へ向かった。
すると驚いたことに一面に纈羅(ケチラ)の花が浮かんでいる。
纈羅とは蓮に似た注輦(チュウレン)の希少な花で滅多に見ることができなかった。
目を見張る緹蘭、恐らくこれが皇帝からの謝罪なのだろう。

焉陵(エンリョウ)帝姫・褚琳琅(チョリンロウ)は宮中に戻るなり万人がひれ伏す勢いを得た。
海市はそんな帝姫に違和感を持ち、成り済ましの可能性を疑う。
確かに礼部が素性を徹底的に調べ、皇帝と昶(チョウ)王も認めたが、どうも引っかかる気がした。

褚琳琅は見舞いがてら愈安(ユアン)宮に緹蘭を訪ねた。
実は自分も尼華羅(ジカラ)に流れ着いた時、気候が合わず、1年の半分は病だったという。
その後、縁あって学んだ調香により少しずつ回復、そこで自分が選んだ香料を渡した。
「良ければ気休め程度に身につけてみて」
褚琳琅はたわいない話をしてすぐ帰って行った。
すると侍女・碧紅(ヘキコウ)は長年、落ちぶれていたわりに気取っていると嘲笑する。
「淑容妃を見舞うふりをして宮中を探っていましたね」
「異郷で苦労をしたから何事にも慎重になるのよ」
緹蘭は無礼のないよう釘を刺したが、関わらないことが一番だと心得ていた。

瀚(カン)州から知らせが届いた。
敵に寝返った蘇鳴(ソメイ)は左菩敦(サホトン)王の参謀となり、小部族をいくつか滅ぼしたという。
方鑑明は蘇鳴も手柄を立てることに必死でしばらく黄泉(コウセン)営を攻める暇はないと考えたが、天啓(テンケイ)の防衛は怠らないよう命じた。
すると務めから戻った海市がやって来る。
「実は気になることがあるので念のため報告します
 今日の当番で帝姫に会った時、牡丹ではなく蓮の香りがしました
 帝姫には不審な点があると感じます、尼華羅へ誰かを遣わし調べを…」
しかし鑑明は皇帝が認めた帝姫を調べることは皇帝の判断を疑うことになると取り合わなかった。

顧陳(コチン)氏が清海公を告発した案件は廷尉に一任されたが、証拠集めが困難で時間を有していた。
しかし段(ダン)御史が朝議でしつこく清海公を糾弾、そこで宗裕(ソウユウ)は廷尉の審理期間は清海公を参内させず、政から遠ざけるよう嘆願する。
すると方鑑明は配慮不足だったと認め、自ら職を辞し、調査に協力すると申し出た。

褚仲旭は方鑑明を連れて敬誠堂(ケイセイドウ)に戻ると怒りを爆発させた。
「狙いは兵権を奪うつもりだ!」
「さようです」
鑑明も分かっていたが、群臣の怒りを静めるためにも従ったという。
その時、回廊で控える侍従が二人の話に耳をそばだてていた。

褚琳琅は皇帝へ挨拶に参じたが、機嫌の悪い褚仲旭に追い返された。
仕方なく皇宮を散策していると偶然、霜平湖に浮かぶ纈羅を見つける。
纈羅をどうしても欲しくなった褚琳琅は侍女に小舟を出させて摘み始めたが、うっかり落ちそうになった。
ちょうど付近で立ち話をしていた卓英と海市が気づき、当番の卓英が助けに向かおうとする。
しかしちょうど通りかかった方鑑明がすかさず飛び出し、2人の見ている前で帝姫を抱きかかえて露台に戻った。

卓英と海市は急いで駆けつけ失態を謝罪、帝姫を屋敷まで送ることになった。
すると褚琳琅は2人が鑑明を師匠と呼んでいたことから弟子だと気づく。
「雲麾(ウンキ)将軍・方海市と中郎将・方卓英ね?」
「ご聡明だという噂は誠でした…長年、異郷にいらしたのに大徴(ダイチョウ)の事情に精通しておられる」
「鑑明は幼友達なの、それに異郷にいても常に心は大徴にあったわ」
海市はそれとなく探りを入れたが、褚琳琅の答えはそつがなかった。
そこで今度は褚琳琅が持っている纈羅に目をつける。
「殿下は蓮がお好きなのですか?」
「纈羅も蓮の一種だけど″静客″の別名があるの
 幽谷に生育し、誰からも愛でられることなく、優美に咲き、香りを漂わせる…」
「恥ずかしながら蓮と区別がつきません」
「蓮の葉はけばだち、水面から出て、切れ目がない、纈羅の葉は艶があり、水に浮き、切れ目もある
 でも香りの区別はつきにくいわ」
「…それほどお詳しいとは、誠にお好きなのですね?」
褚琳琅は思わず話し過ぎたと気づき、あでやかな牡丹ほどではないと付け加えた。
香料を調合する時もまず牡丹を選ぶという。

宮中を出た褚琳琅は輿に揺られながら、″南北方周(ホウシュウ)″という流行り言葉を教えた。
「都の若者の中で武郷(ブキョウ)侯府の周幼度(シュウヨウド)以外、
 あなたたち2人が洒脱で並ぶ者がいないという意味よ」
すると褚琳琅は今日のお礼に贈り物を用意したいので清海公の好きな物を教えて欲しいと頼む。
しかし卓英は霽風(セイフウ)館が厳格なため、師匠の私事を知らないとごまかした。

方鑑明の書斎に海市が花を届けにやって来た。
「よくぞ選んだ、夜には開花を見られるだろう」
鑑明は膨らんだつぼみを見て喜んだが、海市の困惑する様子に気づく。
「(あ)公務もある、今後は花を摘まなくていい」
「…私ではありません、師父の書斎に飾るよう帝姫に託されました」
一瞬、書斎に気まずい空気が流れたが、海市は改めて帝姫の様子はどこかおかしいと報告した。
しかし鑑明は海市が案ずる必要はないと一蹴、すると海市は部屋を出たら言動を慎むと誓って帰ってしまう。
鑑明は独りになると美しい花が忌々しくなり、思わず花瓶から抜き取ってごみ箱に捨てた。

綾錦司(リョウキンシ)では鞠柘榴(キクシャリュウ)が仕事に追われていた。
ちょうど淑容妃の外着を仕上げ終えたばかりだったが、すぐ帝姫の衣に取り掛かるよう命じられ休む暇もない。
今夜も独り工房に残って刺繍を続ける柘榴、そこへ急に方海市が訪ねて来た。
「香料のことを教えて欲しい…実は帝姫に関わることだ」
帝姫と言えば幼い頃から非常に牡丹を愛し、香料の他にも装飾品や部屋のあつらえも牡丹で、幼名まで″牡丹″と名乗ったという。
しかし海市が帝姫と会った時、2回とも蓮の香りがした。
柘榴は近々、帝姫の採寸をすると教えたが、海市は柘榴を巻き込むつもりはないという。
「分かりました、ただ香料の使い分は普通のことですし、2回だけでは偶然なのかも…
 あ、小方大人、武郷侯府の周幼度殿は調香に長けていると都で有名ですよ」

海市は卓英を誘って街へ出た。
実は卓英が周幼度を知っていると聞き、今度、紹介して欲しいと頼む。
すると海市は卓英の俸禄を使って珍しい香料を買った。
「はあ〜分かったぞ、この散財は帝姫を疑うゆえか?」
海市は自分の直感だと認め、確実かつ慎重を期すために周幼度の意見が必要だという。

一方、鞠柘榴は淑容妃の衣を届けるため愈安(ユアン)宮を訪ねた。
まさか褚琳琅がちょうど緹蘭を見舞っているとは知らず、目通りを願い出る。
その頃、緹蘭は香料のお返しに皇帝に下賜された石斛(セッコク)の腕輪を帝姫に贈っていた。
すると侍女が現れ、鞠典衣の来訪を伝える。
褚琳琅は自分がいながら緹蘭が断らなかったことから、皇帝に会いに行く途中だったと言って席を立った。
こうして殿前に控えていた柘榴は偶然にも帝姫を見送ることになる。
…やはり蓮の香りだわ…

褚琳琅が皇帝を訪ねると、ちょうど涼亭で方鑑明と闘茶に興じていた。
「琳琅、良い所に来た、得意の闘茶で鑑明と勝負せよ、朕は負け続けゆえ、そなたに託す」
「ぁ…でも清海公は茶と香の達人だとか、牡丹、恥をかきたくありません
 ですがご命令とあれば恥を忍んで披露します」
こうして鑑明と褚琳琅の闘茶が始まった。

清海公が帝姫を救ったことから、宮中では密かに2人の縁談の噂が流れていた。
そんな中、宮中に戻った海市は警護の当番に戻り、ちょうど涼亭にいる皇帝たちを見つける。
どうやら闘茶は師匠が勝ったようだ。
「…長い異郷暮らしですっかり腕が落ちました」
「鑑明、牡丹は心ここにあらずだ、手加減せよ」
すると褚仲旭は鑑明に牡丹を送って行くよう命じた。

つづく


(つД`)ノ やっと周幼度がクル〜ッ!





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最終更新日  2022.09.25 00:30:42
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