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2005年07月29日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
掲示板にイタリア在住のel-akiko さんから、書き込みをいただきました。
たいへん重要な事なので、取り上げさせていただきます。

実は、初めてドラおじさまのプログをじっくり拝見させていただいているんですが、面白いです!とっても興味深いんです!
水というテーマの研究に真摯に取り組んでいらっしゃる様子がひしひしと感じられました。それをビジネスに直結されているわけですね。


ビジネスに直結しているわけではありませんが、若いときからの疑問を追及していったら、自然に水の重要性に気づいたのです。
生きていくのにもっとも必要なものですし、日本は比較的恵まれているので、水不足なんて!と勘違いをしている人たちが多いような気がしています。

食物の輸入比率の高い日本は、『水の輸入国だ!』ということに気がついてほしいのです。
カナダ在住の鐘誇猛さんも書かれていましたが、農作物を輸入するということは、それを育てるために、使われる莫大な量の水分を間接的に輸入していることにもなるのです。


特に7月19日と20日の記事にピンときました。
私もこういうこと、ずっと感じてたんですよ。日本の故郷の変化を小さいころから見てきながら・・・
私たちが遊んだ小川や田んぼにはもう、ザリガニもメダカもタナゴもほとんど居なくなったんです。レイチェル・カーソンの『沈黙の春』そのもののようで不安を感じます。



『沈黙の春』という本は読んだことがありませんが、先日も書きましたように、水路をコンクリートで固めてしまうと、確かに管理は簡単ですが、水路から染み出す水も無くなり、 水路の途中を潤すこともなくなってきます。
土地そのものが水分を含み、水生植物や昆虫・魚などの棲み家となるべき環境をそこねてしまい、日本の農業はダメになりつつあるのです。

フランスやイタリアの川や、水路は、まさに我々が子供の頃に水遊びをした小川のままであり、底には水藻が生え、めだかや昆虫の楽園となっています。

しかも農業用水の土木工事は、税金だけでまかなわれたわけではないんです。地元の農家が30年ローンとかで今だに支払い続けているんですよ! その間に世代交代があったりして、農業を手放す家もどんどん増えているという現実があります。
ある農家のおじさんがつぶやいていました。「国にだまされたような気がする・・・」と。
農業にとって水の確保は大変なことでしょうから、農家の方々は、用水路さえ整えば仕事が楽になって生産性があがり、経済的にも潤うと感じてただろうと思うんです。


農業用水の確保という意味では、たしかに良かったのでしょうが、今の水路は、大雨が降っても昔のような泥水は流れ出てきません。
黒っぽい水で、土砂の溶け出したような黄色い泥水は流れていません。

20代の頃から、農業用水の事業にもかかわってきましたが、水路が整備されて水辺の環境は一変しました。
小川に下りて遊ぼうにも、護岸の傾斜がきつくて、降りていけないのです。
子供たちにとっては、まさに小川は危険地帯となってしまいました。

私の町では、川底までコンクリートで固めてあるところがあります。
これでは、ホタルも、カワニナも、トンボも住めるわけがありませんね。

水路としての川は、 水分を浸透させて保持する能力 もありませんから、ちょっとした大雨でも大洪水となり、時として被害をもたらす結果となります。

水分の蒸発潜熱で水辺は涼しいのですが、 水分が染み出さない水路 は、厳密に言うとその蒸発潜熱の量も少なくなっているのです。
ヒートアイランド現象 も、こんなところから解決の糸口を見つけていかなければならないのではないでしょうか?

パリの凱旋門の周りの道路が、土がむき出しのままになっていたことにも感動したのですが、自然の現象をたくみに利用する知恵を絞りたいものです。




ちょっとずつ復活していますが、まだまだです。
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        車窓から見た、イタリアの河川敷 自然のままです。





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最終更新日  2005年07月29日 11時05分42秒
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