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2017.03.28
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テーマ: 読書日記(1996)
カテゴリ: 読書感想

麻布ハレー [ 松久 淳+田中 渉 ]

「星が綺麗ですね」

この本を読み終えた私は、そうつぶやいていた。

久しぶりに星を見たくなった。

年を重ねると、空を見上げることもなく
星を見て感動することもなくなった私。
そんな私に、この本は宇宙(そら)を見上げてごらん。

「星が綺麗ですね」

そう語りかけているような気がする。

1910年、麻布天文台。
作家を夢見る佐澤國善と下宿先の子供栄少年が
麻布天文台で働く天文学者たちと交流していく
心温まるストーリー。
その中で、作家としては芽が出ない國善氏が
晴海という女性に出会い変わっていくのです。
國善氏の変化が私はこの本を読んでいて
楽しく感じた。

國善氏は、晴海に恋心を抱くんですね。
しかし、その恋は・・・。
(是非、この本を読んで結末を自分で
感じてください)

ストーリーとしては、以下のように舞台が
変わっていきます。

1986年 駒場
1910年 麻布
1933年 早池峰
1986年 早池峰

ハレー彗星について何の知識もない私も
この切ないラブストーリーにときめきを感じました。
76年に一度のハリー(決して誤字ではない。
この本を読めばわかります)彗星のように
私たちの出会いもそんなもののひとつに
すぎないんじゃないかしら。
晴海の言葉が心に残ります。

二人の出会いは、望んだ出会いなのです。
いつも巡り合おうと思いあった。
運命のように。

ハリー彗星は、刻を旅する星。
僕の心は、未来にも過去にも自由に行ける気がする。
私は、この本に出てくるこの言葉がとても好きです。

2062年にはどんな出会いがあるのでしょうか?



麻布ハレー/オムニバス[CD]【返品種別A】


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Last updated  2017.03.28 22:21:18
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