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2018.03.14
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テーマ: 読書日記(1996)
カテゴリ: 読書感想

天使の創造 [ 板東 としえ ]

35年間の保育士経験を持つ著者だからこそ
子どもの心をよく理解しているとこの本を読んで
感じます。
大人になると子供の心を残念ながら忘れてしまう。
そして子育てが始まるんですね。
この本は、今子育てをしている父親、そして母親に
読んでほしい1冊です。

著者は感性が豊かなのでしょう。
この小説には子供の視点と大人である親の視点で
書いてあります。
例えば美月の震えのなかで
「ちょーちょちゃん、おいで。だっこしてあげる」
なんて個所があるのですが、蝶々を抱っこするという
表現に思わず微笑んでしまいます。


著者は、後年インドを訪れ瞑想を学んだそうです。
そして自宅で瞑想の会を主催している。
小説の後半には、榊原という男性が登場します。
榊原氏は、もしかしたら著者自身なのかもしれませんね。
榊原氏が、主人公の夏希に「愛とは何か?」そして宇宙の法則などを
説明し瞑想について教えます。
著者が一番今の世の中に伝えたかいことをこの榊原氏を登場させて
榊原氏の言葉を通して伝えているのだと私は感じました。

子育てに悩む夏希の気持ち、がんと宣告されてから手術をして
回復するまでの経過、そして夫・光紀さんへの思い、
自分を産んでくれた母親との関係など
今の子育て中の女性たちが読むと同感する箇所が
多いのではないでしょうか?

そして、夏希の息子・風馬の気持ちもうまく表現されています。
子ども心を忘れた大人たちに風馬が子どもの気持ちを
思い出させてくれます。

アリさんやナマズ、かたつむりと仲良くする風馬。
しばしメルヘンの世界に引き込まれていきます。

ただし、1冊の中で誤字脱字がかなり見受けられたのが
残念に感じました。



天使の創造
  • 板東としえ
  • 指定なし
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Last updated  2020.08.18 13:31:18
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