ハーブと一緒に私のスマートライフ

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2024.10.23
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テーマ: 読書日記(1759)
カテゴリ: 読書感想



「大事なのは、今、生きている人じゃない?」

お墓がそんなに大切なのか?

私の胸には、父さんと母さんの思い出がいっぱい
詰まっている
それだけでいいのではないか?

松尾五月はそう思う。

この小説は、3世代それぞれが抱える現代の問題点を
上手に物語に反映している。

妻を失った壱郎は、自分が死んだら壱郎と一緒の墓には
入りたくない、樹木葬にしてという妻の遺言を娘から聞かされて
ショックを受ける。

東京に出てきた次男の松尾慎二は、新潟にある墓を誰が見るのか?
自分には娘しかいない、墓守はどうするのか心配する。

娘の詩穂は、婚約者と結婚を控えているがどちらの姓を
名乗るかで意見があわず話し合いにもならないことに悩む。

その他、登場人物それぞれが墓守、夫婦別姓、樹木葬、
墓じまい費用、少子化など今の日本の問題点に直面し悩む
姿が描かれている。

墓に関しては、今後日本でも考えていかなくてはいけない
話題だと思う。
先送りにしてはいけない!

この本では、私が20代からもやもやしてきた家族における
男女差別が描かれている。
私自身は結婚して夫の姓を名乗った。
30年前はそれが当然のことのような時代だった。
結婚したら、女が家のことをする。
家事全般は女性の仕事。
それも当然だった。

働く女性が増えた今。
こんな古い考えは通用しない。

女性に男性並みに働けというのであれば、男性の姓を
名乗るという考えもおかしなもの。
墓に関しても、長男が引き継いでいくものという考え自体
おかしいと感じている。

この本を読むと、自分が普段感じていたこと、疑問に思っていたことを
登場人物が言葉にしてくれる。
読み終わった後、スカッとするのはやはり美雨さんパワー
炸裂だからかもしれない。

高齢者はこの本を読んで、自分の考えを改めてほしい。
今の若い人たちの考えを小説を通して理解してほしいと思う。

小説の中で、選択的夫婦別姓に反対の元衆議院議員で引退した高齢の天次郎が
登場している。
天次郎に対して、聴衆が声を上げる。
「あんたみたいなジジイが死なない限り日本は
よくならないんだよっ」
この言葉がなんとも私の耳にリフレインしている。

日本の今を美雨さんが代弁してくれている
読み終わった後他人事ではないと感じる小説でした。






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Last updated  2024.10.23 00:00:38
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