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コンクラーベ(ローマ法王を選出する投票)ならぬ、「根くらーべ」の始まり。食器棚はガラスの戸に引き手が付いている。その引き手が4,5センチほど開けていた。まさか、と思う行為である。早速、ホームセンターで工作用木材を買ってきて加工して引き手となる部分だけを削って接着剤でくっつけた。これで、引っかかるところが無くなったようなものなので、動物の手足で引き手でガラス戸を開けるのは難しいと思われる。※ ※ ※夜半に、天井裏をドタドタと台所の方角へ向かって嬉しげに(?)駆ける物音がした。さては、いたち、と、しかし、食器棚の食べ物は、今夜は安心だ。と、そのまま寝入って朝を迎えた。※ ※ ※食器棚の食品は、安全だった。これで安心、と胸をなでおろした。が、ガラス戸が少し堅かったので、良く見ると、取り付けた木材が敷居に擦れていた。早速、肥後守で削って軽くした。※ ※ ※すっかり安心しきってぐっすり寝た翌朝・・・また、食器棚のガラス戸が開いて食べ物が荒されていた。使った木材に爪の先を引っ掻くように突き差して、軽くなったガラス戸を引き開けていた。せっかくのアイデイアと苦労は水泡に帰した。いたちの智慧がたいぞ~さんより勝っていた。※ ※ ※今更、これで諦める分けにはいかない。いたちごっこは、まだまだ終わらないぞ。いたちと、楽しい(?)根くらーべがはじまるぞ。コンクラーベ。よろしければ『ポチーッ』とお願いします。
2012.01.31
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いたちとたちごっこをしている。きょねんの暮れから、うちのキッチンが荒らされるようになった。冬場なので、傷む恐れが無いので、テーブルの上にラップして、朝、食べよう、と、食卓の上に置いていた器のラップが破られて、食べ物がテーブルの上に散らかされいる。きれいに片付けて、やっと朝の食事が終わって、ふと時計を見ると昼前になってしまっていた。きょうは、ダイエット、朝昼兼用の朝食と言うことになってしまった。朝から、テンウヤワンヤの大騒ぎであった。おなかが膨らんで、落ち着いたところで、冷静になって考えてみた。ねずみにしては、荒し方がひどい。近郊には、ヌートリアと称する小動物が徘徊している。戦後まもないころにに毛皮を剥ぐために輸入されたものが、捨てられたのか逃げ出したのかは知らないが、その小動物がいまでも徘徊して田畑を荒している。ヌートリアというのは、のっそのっそと黒豆の畑の豆の木の中へ隠れこむのを観たことが有るが、いたちより大きく、犬・きつね・たぬきなどよりは小さく、灰色の毛皮をしている。夜中に、台所で動物が徘徊している音がするので、懐中電灯を灯けて、そーっと近づいていった。すると、ずぼっ、という音がして、ガスレンジの上から換気扇の羽根のあいだを一瞬の間に抜けて飛び出したものがいた。素早い俊敏な動きだった。わが家の換気扇は、古くて壁付きで外側にシャッターが付いている大きめのタイプだ。換気扇が止まっている時にシャッターに触れてみたが、かなりの力が要る。シャッターは、換気扇のスイッチを入れると同時に開く。到底ネズミの力では閉じているシャッターのあいだをすりぬけることなど、無理だと思った。こんな大きな動物が家の中まで入り込んだのだろうか、と、気味がわるくなって、対策を講じることにした。早速、ホームセンターで六角形の穴の定番の金網を買ってきてシャッターを外側から覆った。勿論、念のために、食べ物は、食器棚の中にしまい込んだ。これで一安心、と、その夜は、ぐっすりと眠れた。※ ※ ※翌朝、台所の床が昨夜の食べ物がちらかって汚れている。食器棚を見ると、数センチほど、開けられて、器のなかの食べ物が荒されていた。(続く)よろしければ『ポチーッ』とお願いします。
2012.01.29
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冬太りとか、正月太り、ということがあるそうだ。そこで、たいぞ~さんのこの冬の血圧・体重の記録を見直してみた。日付 血圧(高) 血圧(低) 脈拍 体重11月1日(木) 107 68 46 51.0 11月2日(金) 120 66 50 51.0 11月3日(土) 85 54 45 51.0 11月4日(日) 111 68 45 51.0 11月5日(月) 110 62 51 51.0 11月6日(火) 111 64 53 51.0 11月7日(水) 107 70 56 51.0 11月8日(木) 123 66 53 51.0 11月9日(金) 119 77 50 51.0 11月10日(土) 120 76 54 51.0 11月11日(日) 113 72 58 51.0 11月12日(月) 113 67 55 51.0 11月13日(火) 125 74 53 51.5 11月14日(水) 139 76 55 51.5 11月15日(木) 131 77 45 51.5 11月16日(金) 120 73 57 52.0 11月17日(土) 112 75 58 51.0 11月18日(日) 112 60 42 51.0 11月19日(月) 128 70 49 51.5 11月20日(火) 133 79 52 51.0 11月21日(水) 116 73 50 51.0 11月22日(木) 124 77 58 51.5 11月23日(金) 111 80 47 51.0 11月24日(土) 106 67 44 51.0 11月25日(日) 129 85 56 51.0 11月26日(月) 125 79 60 11月27日(火) 140 78 55 51.0 11月28日(水) 123 84 54 51.5 11月29日(木) 111 76 59 51.5 12月1日(土) 103 66 47 51.0 12月2日(日) 117 69 45 51.0 12月3日(月) 108 71 46 51.0 12月4日(火) 113 74 53 51.0 12月5日(水) 121 70 45 51.5 12月6日(木) 102 71 49 51.5 12月7日(金) 122 71 63 51.0 12月8日(土) 118 74 52 51.0 12月9日(日) 114 74 57 51.5 12月10日(月) 116 79 58 51.0 12月11日(火) 124 69 53 51.5 12月12日(水) 104 66 53 51.5 12月13日(木) 88 60 58 51.5 12月14日(金) 106 69 44 51.5 12月15日(土) 103 67 51 51.5 12月16日(日) 136 81 62 52.0 12月17日(月) 102 65 49 52.0 12月18日(火) 98 63 63 52.5 12月19日(水) 133 79 47 52.0 12月20日(木) 95 64 48 52.0 12月21日(金) 96 69 53 51.5 12月22日(土) 106 61 46 52.0 12月23日(日) 103 67 61 52.5 12月24日(月) 109 67 65 52.0 12月25日(火) 106 71 51 52.0 12月26日(水) 99 66 59 52.0 12月27日(木) 120 72 47 52.0 12月28日(金) 106 75 60 51.5 12月29日(土) 122 84 52 51.5 12月30日(日) 111 73 48 51.51月1日(日) 113 74 47 51.01月2日(月) 111 64 46 51.5 1月3日(火) 122 66 44 52.01月4日(水) 112 68 50 52.51月5日(木) 119 77 62 53.0 1月6日(金) 125 76 60 53.01月7日(土) 108 74 54 52.51月8日(日) 125 90 57 53.01月9日(月) 107 71 55 51.0 1月10日(火) 110 60 51 52.51月11日(水) 106 67 49 53.01月12日(木) 121 65 51 52.51月13日(金) 124 74 58 52.01月14日(土) 111 81 59 53.0 1月15日(日) 131 80 62 52.5 1月16日(月) 125 89 52 52.5 1月17日(火) 136 69 55 52.01月18日(水) 115 74 65 52.0 1月19日(木) 107 69 61 52.01月20日(金) 107 62 42 52.0 1月21日(土) 128 73 74 51.5 1月22日(日) 103 66 47 51.5 1月23日(月) 94 67 45 51.51月24日(火) 105 60 44 52.0 1月25日(水) 108 59 49 52.01月26日(木) 96 71 57 52.0これに、晩酌の量をおおまかに記録している。やはり、正月を挟んで若干、体重が増加している。私の場合は、51Kgくらいが健康的であるようだ。過去の記録を見ても、ここ数年、同じような経過である。※ ※ ※十数年前まではずっと、64,5Kgで推移して、いろいろ減量を試みて、なにをやっても減る気配が全くなかった、というのに…そういえば、その頃は毎年、欠かさずに(?)年に数回は腰痛に悩まされて通院していたものだ。それが、この体重になってからは、腰痛が全くなくなってしまっていることに気付いた。毎日、欠かさず続けている、『ラジオ体操』と『真向法』で、腰痛の発端になった「ぎっくり腰」の部位の筋肉が、ここだったのか、と感じられるようになった。冷え込みの強い冬の朝などは、その辺りになんとなく軽い疼痛を感じることがある。そんな朝は当時入手していた「腰痛ベルト」を巻いて気温が上がるまでの間だけ、腰を冷やさないようにしている。もう、そこを「強化」することなんて出来ないので、周りの筋肉でかばうことを心がけるように、意識して、『ラジオ体操』と『真向法』を続けるようにしたい。よろしければ『ポチーッ』とお願いします。
2012.01.26
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『過日、米国の大手格付け会社のスタンダード・アンド・ムーア(S&P)社がフランスを含むユーロ圏9カ国の格付けを引き下げた、というニュースがあった。このような「格付け」というニュースを目や耳にするたびに疑問に思うことがあるこのような、「格付け会社」の格付けは、一体、誰が行って、どのようにして知らされているのだろうか?・・・と。』と、2012-01-18 の日記に書いた。今朝(2/23)の日本経済新聞の電子版(2012/1/19 22:47)に、”S&P事務所を捜索 伊当局、市場操作の疑い”という記事を見つけた。そして、同誌のFT(ファイナンシャル・タイムス、英国)転載記事に、『[FT]格付け会社を信じてはならない (1/3ページ) 2012/1/23 7:03』 というのがあった。そして、その記事には、『なるほど! ひょっとしてS&Pはノーベル賞を狙っているのか。』とさえ、ある。つまり、このような格付け会社の格付けは、参考にすることはあっても、信じてはいけない、と言う、原則が肝要である、ということだろう。結局、マネーゲームもいくさ(戦)である。だから、格付け会社は所詮、もっともらしい理由を付して、うわさを流して、マーケットが動揺して大将を失って右往左往・てんやわんやする戦士たちのような人々を、うわさを流した当事者などのギャラリーが高見の見物で楽しむか、市場操作でボロ儲けしようとたくらんでいるか、であろう。ただ、許せないのは、このような格付けと無縁の善良な市民を巻き込むような格付けには、その結果に責任を取って、善良な市民に対して損害賠償する義務が付随するべきであろう、と考える。格付け会社は、罪滅ぼしに、人々を平和で豊かにする「格付け」を考案する義務を負っているのだ、と考える。よろしければ『ポチーッ』とお願いします。
2012.01.23
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朝顔に つるべ取られて もらい水 (加賀の千代女)で知られるように、子供の頃は、井戸のつるべから、バケツで、風呂や台所の流しの横の水瓶に、水汲みをしていた。水汲みは、どこの家でも子供の仕事であった。その、井戸水の 源流であり年中無休で、水が枯れたことがない滝がある。落差は12メートルである。水源の滝その滝の直ぐ下流には、大きなイチョウの木がある。いちょうの木秋には、見事な黄葉を見せてくれ落葉は、きれいな絨毯になる。いちょう葉の絨毯そして今は、ぎんなんが皮が腐って、木の下一面に、数え切れないほどたくさん、落下している。いちょうの木の根元に落下した銀杏 イチョウの木の根元に自然に落果している銀杏。それを長靴の底で踏んで皮の中から飛び出した実を火箸で挟んで、バケツに入れて家に持ち帰って砂利と水を加えて、かき回す。数回も繰り返すと、銀杏の実はきれいになる。それを乾かした。洗ってきれいになった銀杏茶碗蒸しには欠かせない、ぎんなん。ご近所におすそ分けし、ペンチで鋏んで皮を少し割って、レンジでチンしたり、ストーブの上でじっくり焼いたりして、食べる。勿論、毎朝の味噌汁にも入れる。串に差しておでんにも入れる。※ ※ ※つい最近までは、共同墓地にも、大きなイチョウの木があり、色付いた銀杏は、木から落として、「ドンゴロスの袋」に入れて長い間水につて、腐らしてから皮を剥いていた。その銀杏が腐ると、とてつもない腐い匂いが当たり一面に広がっていた。しかし、はこの清流の傍らに自生しているこのイチョウの木から落下した銀杏は腐敗臭はしない。 銀杏が腐敗する時の何ともいいようにない独特の臭い匂いは、イチョウの木は、昔から墓地や寺の境内に植えられていることが多かったこととも関係があるのだろうか? そういえば、この清流の傍らのイチョウの木の銀杏は、銀杏独特の味わいが劣っているような気がする。※ ※ ※・田舎の野菜即売所などでは、一合ほどの量が100円位で販売されているようだ。・殻をペンチで割って、中の薄皮は熱い湯に浸すと剥しやすくなる。※ ※ ※♪ 桃から生まれた桃太郎 気きは優やさしくて力持ち~♪ も~も太郎さん 桃太郎さんお腰こしにつけた 黍団子きびだんご一つわたしに くださいな ♪ 桃から生まれたと、歌われている、桃太郎子供の頃は、熊と相撲をとったと歌われている足柄山の金太郎と並んで憧れだった桃太郎どちらも、春と秋の掛け軸の虫干しの時には間近で思う存分眺めていた。川の中の銀杏滝の聖水に浸っている銀杏の実をみて、ふと思った。昔々、あるところに仲が良い、でも子供のいないお爺さんと、お婆さんが住んでいました。お爺さんは、今日も山へ銀杏の実を拾いに、お婆さんは川へ、お爺さんが拾ってきた銀杏の実を洗いに出かけました。すると、銀杏の実が、コロコロと川の中を転がって流れてきました。お婆さんは、お爺さんが拾い損ねたんだネ。もったいない。と、いって、一つ、二つと拾いました。※ ※ ※お爺さんとお婆さんが二人でたくさん拾った銀杏の実を、近所の人達にも、おすそ分けてしてあげました。お爺さんとお婆さんは、銀杏の実を、囲炉裏で焼いて、毎日、食べました。すると、二人ともだんだん元気が出て、ある夜秘かにJ J 合体 J Jそして、大きな元気な男の赤ちゃんが生まれました。赤ちゃんは、野山を駆け回りアケビをとったり、兎を追いかけたりしながらすくすくと大きくなって、やがて、おすそ分けした銀杏を食べた近所の家でも生まれていた、元気な女の子をお嫁さんに貰って、またまた元気な赤ちゃんが生まれました。お爺さんとお婆さんは、沢山の孫達に囲まれて幸せな日々を送りました、とさ。※ ※ ※この滝川のあたりでは、桃ではなくて、銀杏だったのかも・・・桃太郎ではなくて、銀杏太郎だったのかも・・・川底の石の陰にも銀杏がと、昔話、お伽噺を楽しんだ一日であった。※ ※ ※銀杏太郎は、随分と最初は小さかったでしょうね。一寸法師と間違えられたかもしれませんね。もしかして、一寸法師は本当は、銀杏太郎だったのかも…なんせ、出雲の国と大和の国を神々が行きかう道辺の地ですから。※ ※ ※ 桃太郎も、元のお話は不思議な桃を食べたおじいさんとおばあさんが若返って、子作りして産まれたって話らしいですね。桃源郷の桃だったのでしょうか?? 若返りの桃、食べてみたいですね!※ ※ ※ この話は、年相応の食べ物を食べる事が、健康の源だ、という事をも暗に伝えているんでしょうね。 老人には、落ちてくる木の実や卵や海草や野菜などの楽に手に入る食べ物が一番よい、と言うことですね。 お金で楽に手に入るからといって、肉食など年不相応なものを食べて、食生活が乱れると、健康を害しそうですね。※ ※ ※ちなみに、イチョウの木も、山椒やキウイなどと同じように雌雄異株である。銀杏は、一度にたくさん食べないように気をつけましょう。よろしければ『ポチーッ』とお願いします。一級の銀杏を使用しています銀杏水煮缶(業務用)価格:367円(税込、送料別)ホシサン 銀杏酢 500ml価格:198円(税込、送料別)
2012.01.22
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法律に触れなければ何をしてもよい…と言う考え方が多くの権力者や社会的強者のなかにあるように思えるようなことが多すぎる。 例えば、つい最近、ある人が裁判の被告人席で「私は天下国家を論じているのだ」とか何とか言っていた、と報道されたことがある。 天下国家を論じることは悪いことではないのだが、早急に結果を出すべき人たちがいつまでも結果を出さずに論じるだけ・・・ということこそ、国費の大きな無駄遣いではないのか、と、思いたくなるのは、私一人だけであろうか。 ある地方自治体では、自分の家から通勤している職員にも「住宅手当」が支給されている、ということが情報公開で分かったそうである。 権力者や社会的強者たちが、「象牙の塔」ならぬ、「大理石の塔」の中で、しっかりと甘い汁を吸っているように思えるような社会になってしまっているようにさえ思われる。 「無作為の作為」も天下の大罪であると思う。 東日本大震災は災害であっても、法律の定めが無いことを理由にその後の対応が遅いことも、権力者たちや社会的強者たちが犯している、それこそ「無作為の作為の天下の大罪」ではないのか、と思う。 もっとも、洋の東西を問わず、「無作為の作為の天下の大罪」を平気で犯す「指導者」と呼ばれる人々が多くなりすぎて、自浄作用すら働かなくなっているのが、世界の風潮であろうか。そして、せめて日本だけでも、そうであって欲しくない、と思う。※ ※ ※『金へんに 戈ほこを並べて 錢ぜにと読む 字をみて悟れ 今の世の中』 ― 一休禅師 ―※ ※ ※君子之徳風〔論,顔淵〕「クンシノトクハカゼ」【上たる人の徳は風の如く,下たる者皆其の風化を受くるをいふ。】君射則臣決〔荀子〕「キミイレバシンケツス」【上の好む所は下必ず倣ふをいふ。】厚味寔?毒〔周語〕「コウミハマコトニセキドク」【?は凾,味の厚き者は,其の毒すみやかなりとの義,重禄は禍を受くること速やかなる喩。】両豆塞耳不聞雷霆〔?冠子〕「リヤウトウミミヲフサゲバライテイヲキカズ」【僅かに二粒の豆を以て耳を塞げば,雷の音も聞こえず,心,物欲に蔽はるるときは,道理を弁ずる能はざるに喩ふ。】千金不死百金不刑〔尉繚子,将理〕「センキンハシセズヒャクキンハケイセラレズ」【多額の金を使へば死刑徒刑にても免れ得られる,地獄の沙汰も金次第。】 ・ ・ ・博文約禮〔論,雍也〕「ハクブンヤクレイ」【ひろく文を学びて事理をを究めてしめくくるに禮を以てすれば,正しき道に背くことなしとの教。】名者実之賓〔荘,逍遥遊〕「ナハジツノヒン」【名誉は実際の徳ありて,はじめて来るををいふ。】 ・ ・ ・よろしければ『ポチーッ』とお願いします。
2012.01.20
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過日、米国の大手格付け会社のスタンダード・アンド・ムーア(S&P)社がフランスを含むユーロ圏9カ国の格付けを引き下げた、というニュースがあった。このような「格付け」というニュースを目や耳にするたびに疑問に思うことがある。このような、「格付け会社」の格付けは、一体、誰が行って、どのようにして知らされているのだろうか?・・・と。「金融工学」という言葉がある。かって、日本でも理工系の大卒者がこぞって金融機関に就職した時代があった頃である。不良債権であることを知りながら、それを巧妙に組み込んだ複雑な仕組みで、その複雑な歯車(仕組み)のなかの小さなたった一つの歯車(右肩上がりの成長の些細な部分)が欠けただけで世界中の善良な人々が困窮するようなことになるような危険な金融商品が出回っていても、そのような金融商品が孕んでいる危険性の格付けを世界中に広く知らしめるような警告すらしなかった「大手」と呼ばれる格付け会社の格付けは・・・である。※ ※ ※少なくとも、日常普通に、テレビのニュースを見たり、新聞を読んでいる一介の無名の私には、認識できるような警告はなされなかった、と記憶している。よろしければ『ポチーッ』とお願いします。
2012.01.18
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小学6年生が、3,4メートルはあろうかと思われる枯れ始めた松の木や雑木の根元を荒縄で引っくくって、標高400メートルほどの山の頂上から、激しい雨水の流れでところによっては4,50センチほどの深さに坂道の真ん中が掘り裂かれて曲りくねって深い溝が出来て岩肌が牙をむき出している急峻で危険な、それでも一応は山道と呼ばれている、この山道を、藁ぞうりを履いたままで、右に左に飛び跳ねるように、足場を一歩一歩捜しながら駆け下りて、トンド飾りを組み上げる田圃まで運び込む。山すそは標高100メートルほどであるから、実に数百メートルほどの危険な坂道を、枯れ始めているとはいえ、大木を引きずって猛スピードで駆け下りるのである。足元の足場になる場所を一瞬の判断で見つけながら、である。時には、踏んだ小岩が崩れそうになることがある。そんなときには、素早く次の足場を見つけて崩れる前に体重を移さなければならない。安全なところまで降りるまでは、一瞬たりとも気を抜くわけにはいかないのだ。引っ張っている枯れ木が、途中で両側の木立や、雨水に掘り裂けられた岩肌に引っかかると、手に持った縄の端を離して直ぐにスピードを落としながら走り降りて止まったところから、山路を登り戻って手を離した木のところに戻って、また木を引きずって駆け下りる。手に持った縄から引っ張っている木が木立か岩に引っかかるような少しでも異常な荷重を感じとると、すかさず縄を手離さなければいけない。縄から手を離すタイミングが遅れると、後ろに引っ張られて倒れて後頭部を山肌に打ち付けてしまう。そこに、牙のようにむき出した岩でもあれば、そのまま"おだぶつ(命を失う)"である。自分の足元ばかりでなく、自分の前を駆け降りる友達の動向にも充分に注意を払う必要がある。勿論、間をあける距離も非常に重要である。車で言えば、車間距離のことである。一歩間違えば、大怪我をするどころか、命を失う作業である。※ ※ ※この時分は、子供たちは、山でよく遊んでいた。わらび、ぜんまい、だんじ(すかんぽと呼ぶところもあるようだ)、あけび、まったけ、山栗、山ぶき・・・山は、食材の宝庫であった。松の木から流れ落ちて固まった、松ヤニを見つけては、ガムとして噛む・・・最初は松の苦味があるが、そのうちに、口当たりのよいガムになる。名前は覚えていないが、2ミリくらいの草色の小さな実のなる木を見つけて、そに小さな実を5,6粒摘んで口のなかで噛む。粘りのある実で、松ヤニのガムに混ぜて噛み込むと、実に絶妙の硬さのあるうまい天然のガムに仕上がる。膨らませて風船には出来なかったが、この自然の惠めぐみのガムのお蔭でもあろうか、今でも28本プラス親知らず2本全部が自分の歯である。※ ※ ※トンドの材料一式そろえて、組み上げるのも、小学生の仕事であった。茸山たけやまが終わると、山の上からトンドを組む材木を引きずり下ろすことから、始める。茸山たけやまとは、マッタケを採るために関係者以外は入山が禁止されている山とその期間のことである。入札の行われたマツタケ山は、落札者か落札者が承認した人以外、所有者でも入山することは許されない。トンドの材木を求めて、山に登るのは、4年生以上であった。五年生は、少し小さい2,3メートルの小さな枯れ木を引きずりおろし、四年生は手ぶらで荒れた山道を駆け下りて、上級生の手綱さばきとその作業の怖さを肌で感じて覚えこむのである。また、駆け下りる坂道でこけても倒れても擦り傷より大きな怪我をしないこけかた倒れ方を身に付けるのである。※ ※ ※そして、冬休みに、トンドを組み上げるのであった。※ ※ ※今思い出しても、背筋が寒くなって、ぞっとするようなことを毎年、誰一人ケガもせず、やってのけていたのであった。5,6年生の小学生が…それが、現在では、殆ど大人の手で材料を集めて、田圃でトンド組んでいる。それも、納屋や家屋をつぶした廃材や製材所で頂いた不用材などで・・・今では、冬に麦の栽培をする田圃はすっかりなくなってしまっている。ヤマが荒れて保水力が落ちて、洪水などの災害の原因の一つにもなっているような気がする。最近のとんど飾り毎年、1月14日の夕方に点火するとんどは、正月飾りや古いお守りやお札おふだを燃やしたり、すっかり堅くなってしまって出刃包丁を当てて槌で叩いても切り割れなくなっている大きな鏡餅をとんどの残り火で焼いて柔らかくして切れるようにしたり、年末の忙しさとお正月の身内との談笑の日々から解放されて、久しぶりに近隣の人々同士の談笑のひとときを過ごすための暖をとる憩いの場であったりするのである。とんどの火で身体を暖めれば風邪をひかない(無病息災)、などの言い伝えも、年末年始の家の中にこもり続けの陰の気から陽の気へと抜け出すための意味も含まれているのであろう。時には、古くなって傷んだ人形を燃やして人形供養をすることもある。じっくりと餅を焼いていると、体中がほてってきて冷たい木枯らしの中を家路についても、寒さを感じないほど身体がほかほかしている。"寒中暖あり" のひとときである。翌日の朝は、トンドで焼いた鏡割り餅を入れた小豆粥を食べて、邪気払いと万病の予防をする。 『金へんに 戈(ほこ)を並べて 錢(ぜに)と読む 字をみて悟れ 今の世の中』 (一休禅師) 『金へんに 聖徳太子と 書添えて 枕に敷いて 初夢を待つ』 (たいぞ~さん)こんな書初めもある。 これも、『今の世の中』か?これは、バイオカイトである風を受けてあがる凧とは違って、航空工学理論から生まれた風がなくてもあがる凧である。組みあがったファルコンこれでも、300メートルは軽くあがる。ファルコンの組み立て説明図説明図どおりに簡単に組み上げることが出来る。キャリングケースの絵バイオカイトは、トンビと一緒で風が無くても、飛ぶ事ができる。トンビが仲間と見間違えて寄ってくる凧である。これも、『今の世の中』である。乾燥中の稲藁。間伐材かんばつざいで三脚を組んで、これをいなきあし稲木脚とよんでいた、このいなきあしに太くて長い杉の間伐材をかけて、これをいなき稲木とよんでいた、このいなきに、刈り取って束ねた稲を架けて天日乾燥する。それが今では、こんな稲藁干し風景になってしまった。これも、『今の世の中』の風景である。※ ※ ※『温故知新』古い時代の智慧が、新たな智慧を生み出すきっかけにでもなれば嬉しい、と思う。よろしければ『ポチーッ』とお願いします。
2012.01.10
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厳冬の寒風に晒さらして作る大根の蛸干したこぼし。・大根を6,7センチほどに切り落として皮を剥いて、、それを3,4ミリくらいの薄切りにして、上部を5,6ミリほど残して、真ん中とその両側に包丁で切れ目を入れる。・それをベランダの寒風の通り道に張ったステンレスの針金に架けて、寒風に晒しながら数日間干して乾燥させると、切れ目が広がってタコのようになる。・これが『蛸干し大根』の名の由来である。・夜来の雪の冷気も「蛸干し大根」に甘味を添えてくれる。・『切り干し大根』より厚みがあるので甘味も歯ごたえもたっぷり。・『切り干し大根』よりも肉厚なために半乾燥になってしまい、そのままではカビが生えて通年保存には適さないので、キッチンの三角コーナーや排水口用の水切りネットなどに小分けして、冷凍保存する必要がある。・ベランダの風通しがよくて雨雪を避けられる場所に、ステンレスの針金を張っておけば汚れを落とすだけで毎年使えるので重宝。・生育途上の冬野菜は虫盛り!大根の葉っぱも例外ではない。・ピンセットまで持ち出す根気のいる虫取りのおかげで、残留農薬の苦味の残らない甘味タップリの大きな冬大根に育つ。・虫食いの葉っぱは、嘘・偽りの無い無農薬証明書でもある。・大根は四季を通じて収穫されるが、特に冬大根には甘味があり、ブリ大根など、煮込み料理に適しそのおいしさは格別。・大根はエジプトや地中海沿岸が発祥の地と言われている。・日本では、大根はかっては800を超す種類があり、今でも100種ほどの地ダイコンが日本各地で栽培されている。・ビタミンCが多く、葉の部分にも、ビタミン類やカルシウムなどの無機質が含まれている。・蛸干大根の残りの葉っぱも捨てるのはもったいない。・葉っぱを干して刻んでゆでて、おにぎり様に固めて凍らせておいて、湯で戻して味噌で溶く「干し葉汁」は、素朴でありながらビタミン豊富で身体も温まる。・大根の葉っぱは小さく刻んで、油炒めにするのも、手軽で美味しい。・葉っぱの部分を虫に喰われて捨てたくなるような白菜の白身の軸の部分も、もったいないので蛸干にして冷凍保存しておけば、年中みそ汁やインスタント食品などの具材にできる。※ ※ ※・大根は蕪や人参などと同様に連作可能な野菜のひとつで、種子はねぎや玉葱などと同じ嫌光性(日光の明るさがあると発芽しない)なので覆土を厚くし発芽まで覆う必要がある。 種子の寿命は白菜や蕪などと同じ2,3年であるので、買った袋の種子は無駄なく使い切ることが出来る。 それでもなお余った種は、菜畦の片隅で間引き菜専用として播種すれば、古くなって芽のでない種があっても困ることはない。※ ※ ※自給自足の味わいの深い田舎の生活の一端である。よろしければ『ポチーッ』とお願いします。
2012.01.06
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秋にわが家の菜圃で掘り起こしてして、葉と茎を切り落として、土の付いたそのままで、発泡スチロールの箱に、籾殻もみがらを詰めてそのなかで保存している里芋。こうやって納屋などの室内で春先まで保存できる。昔は、納屋の中には深さ1メートル位の穴が掘ってあって、里芋やさつま芋を入れてその上から、籾殻もみがらを詰め込んで保存していた。雪が融けることのない冬場でも1メートルも掘れば地中はかなり暖かい。※ ※ ※里芋は日本では古くから栽培されているが、原産地はインドとその周辺である。そういえば、里芋の葉っぱはお釈迦様の回りできれいに花を咲かせている蓮の葉っぱに似ている。にわか雨の際の雨傘代わりになるところなども… 里芋は、親芋のまわりにに子芋が付いて、さらに子芋の先に孫芋が連なるところから、子孫繁栄の縁起物とされている。 従って、里芋の煮物は、おせち料理には欠かすことが出来ない。 普通、店頭には子芋が里芋として並んでいる。 自家栽培では、子芋も孫芋も同時に煮物に使う。 親芋は煮ても「ぐみぐみ」しているので、別にして煮るほうがよい。 沢山採れたときなら、食べずに廃棄することもある。 勿論、廃棄といっても田や畑に鋤すき込んで肥料にしてしまうのである。※ ※ ※ 里芋の煮物の中では、イカと里芋の赤味を帯びた鼈甲べっこう色の煮付けは絶品である。 たっぷりといかのうま味を吸って口の中でネットリと崩れる里芋、シコシコ・ムッチリとしたイカの歯応え、この煮物をぶっかける丼めしの美味さは天下一品である。 里芋は皮をむいて湯で煮て2分位で湯を捨てる。 イカは内臓は捨てるがコロと呼ばれるわた腸は残す。 ダシ汁を入れ煮立ったところに酒と砂糖を入れ、そこに胴は筒切りに足はぶつ切りにしたイカを入れ弱火で10分間煮、そこにわたのドロドロした内容物をしごいて搾り出しよくかき混ぜて醤油を加え煮詰めて出来上がり。※ ※ ※ 里芋の皮は、竹で編んだ細長い籠に、川底の小石を入れて、川の水の中に浸したり上げたりしながら、しごいて剥く。 これがまた、なかなかの力の要る作業である。 これを「ごぶる」と呼んでいる。 こうやると、里芋の大方の皮が剥はがれ落ちる。 そのあと、包丁で、残りの皮を削そぎ落とすのである。 左手に里芋を持って回転させながら、右手の包丁の柄に近いところの刃先を里芋に残った皮に当て、右手の親指を包丁の刃先に近いところに当てて、里芋の回転を助けている人差指に押しながら皮を削そぐ。 このとき使う包丁は、よく研いだ手ごろな重みのある鉄の包丁がよい。 いわゆる、昔の菜切り包丁である。 こうやって皮を剥いだ里芋は、煮付けると、箸でつかもうとしてもぬるりとすりぬけ落ちるほどのぬめりがあり、更に、里芋独特のむっちり・もっちりした歯ごたえと舌触りを味わうことが出来るのである。 このような里芋なら、イカが手に入らないときには、スルメを裂いて一緒に煮ても美味しい里芋が味わえる。 店頭に並んでいる、生や冷凍の里芋は、皮を厚めに切り落としたような形状のものが多い。 こんな里芋は、煮ても、ぬめりやむっちり・もっちり感が少ないものが多い。※ ※ ※ 子芋のなかで、小さからず、大きからず、そして形状のよいものを、翌年の種芋として、人間にも小動物にも食べられないように、大切に保存しておくことを忘れてはならない。わが家の菜畦が育んだ里芋の味わいも、自給自足の生活の一端である。よろしければ『ポチーッ』とお願いします。
2012.01.02
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