日々、是、ざつぶん

日々、是、ざつぶん

July 22, 2022
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安倍元総理の事件が起きて、一週延びていた「 北海道道 大泉洋SP を見ました。

基本は生放送のこの番組ですが、この時ばかりは公開収録番組となっていて、延期になった影響をほとんど受けなかったということが、良かったのかどうかというと……人、亡くなっているんでね。大っぴらには喜べませんが、見ている最中はそんな外野の情報など頭から吹っ飛んではいました()。

普段から好きな番組ではありますが、特に今回は、見どころ・笑いどころがてんこ盛りで、終始目が離せませんでしたが、それを見ていて少しわかったことがありました。

はやせが何故、初代サマ🐉こと 下國伸 シェフから、目が離せなくなるのか。
この感覚に、はやせはどこか覚えがあったんですよ。

アレです。 大泉洋 さんを、はじめて、 ​救命病棟24時​ で見たときの感覚()。

理屈と理性では、どう考えても間違いなく良い仕事をしてくれるとわかっているのに、感情的にはどこか危なっかしくって、何かやらかすんじゃないかとハラハラしちゃう(そして、時々本当に ​笑いの神​ がご降臨してしまうw)、 親心的 な感覚。


つまり。
下國シェフ =  ​料理界の大泉洋!!​


…………な~にを言っちゃっているんでしょうかね?この、はやせって人間は()。

しかし、今回の番組もそんな感情のまんま、 TVer に突入していきましたですよ。
もう、関西での放映が終わった直後の 4時ぴったり から視聴を開始した、 CHEF-1グランプリ2022 特別番組​ を。

では、( ​贔屓度 200% な​ )番組感想文を、どうぞ、お暇な方はお付き合いくださいませ。​



まずは、去年の大会の振り返りから。
名場面の数々が、OAされた時間の数倍、脳裡に思い浮かびます(←録画をしてなかったんで、ひたすら脳裡に刻み込まれるまで繰り返し ​ABEMA​ の動画配信を見まくった人
​​​

​【第2版追記】​

​前回大会の総監督・ 須賀洋介 シェフが、決勝戦の最後の最後で褒めてくださったVTRを見たときのMC・ 山里亮太 さんがボソッと「 ずっと怒ってた のに……」って言うのが、ちょっとw
​​
一つ気になったのは、ゲスト・ 森泉 さんの「これ美味しかった、あれ~」との、ワイプからのセリフ。

確かに準決勝、彼女がスタジオにいた記憶はあるんですが、 ただの見届け人 だったはずなんだよなぁ

あれかな?インサート用に、大会では ​審査員の人数よりも 一人分多く 作っていた​ はずなので……え?もしかして、それ、食ってたの?(ぉ)

まぁ、映像を撮ってハイさようなら~では、せっかく作ったお料理に申し訳ないので、撮影が終わった後の物撮り品は、恐らく現場スタッフの皆さんが美味しくいただいているんだろうな~と、勝手に想像していましたが……​。

その後、彼の人生が優勝後にどれだけ激変したのか、というあたりを紹介された後、個人的に事前情報時から一番気になっていた、 ニセコ に開かれるというお店の情報が紹介されました。

思ってたホテルレストランとはちょっと違っていたけど、完成予想図から考察するに、コンドミニアム群の中心に富裕者層向けの 国際的な 高級フランス料理店​ を作る……というイメージか? 総合開発の一翼を担う というか。

このロケーションの土地は、今は個人ではとても確保できるレベルじゃないと思うので、やはりこのプロジェクトには資本家のオーナー(会社)さんが別にいて、そのお方のオファーがあったんだろうなぁ、とか、色々考えちゃいましたわー。

ワイプの中の、山里さんの「 えーっっ!!? 」顔も、サイコーですがw

あ。
​はやせにとって、「 考察 」という言葉は「 根拠のない妄想 」とほぼ同義語なので、話100分の1くらいにして聞いておいてください()​

旅の開始5か月ですでに訪問済みなのは15道府県。
埼玉県・岩手県・広島県・沖縄県と、訪れた地域がどんどんパーンされていきますが、今回のお料理に使われなかった食材については、ほぼ顔見世だけ() 撮った映像素材の 9割方は使われていない んじゃなかろうか……いや、ご本人の血肉となって将来に活かせるのなら、何でもないことですけど。

映し出された地図からピックアップすると……北海道・岩手県・宮城県・福島県・群馬県・埼玉県・千葉県・静岡県・石川県・京都府・大阪府・和歌山県・広島県・福岡県・沖縄県 で、15道府県かの?

もしかしたら、指し示された順番が訪問した時期の順番にもなっているかもしれんが、そこまで調べるのはさすがに力尽きた()。


番組の正式タイトルがイマイチわからなかったけど、これがそうかな?というものがこのあたりに登場。
題して、「 ​CHEF-1グランプリ特別編​ ​初代王者 下國伸 究極の一皿を求めて日本列島 食材探しの旅​ 」です。めちゃめちゃ ​冠番組​ っっ!

初代サマ🐉ご本人にしかできない、究極の一皿とは何なのか。当初のドキドキ感は開始5分ほどですっかり消え失せて、こんなワクワク感しか感じないありがたい番組もなかなかないものだなぁと思いましたです。

山里さんのお言葉がまた、いいんですのよ~。
MC・山里さん「スゴイですね~。やっぱ、夢叶えた人間の成功する姿の、そして、新しい夢の歩みはじめるスタートを見れたのは、嬉しいですね!」

だって、ねぇ?そのドリームを一番目の前で見ていた人の一人だもの。彼への思い入れも他の方々とは違うでしょう?w

その後、話を振られた森さんの言動が、モデルもやっている彼女らしかったw
森さん「前回会った時よりなんか、 垢が抜けて、 ​​ カッコ良くなってる ​​ よね?」
初代サマ🐉「ホントですか!?(照)」
山里さん「レギュラー番組持ってますから」

そんなにレギュラー番組にこだわる?ww

その後、前回大会の影響力の話になったり(電話回線のパンクに、ネット予約何百件!)、新規レストランの話になったり。​

北海道の食材に対する勉強量と思い入れについては、他の同世代の料理人さんに負けない自負はあったでしょうけど、前回大会の決勝のテーマ食材の一つが高級 マンゴー で、それが自分で扱うのは初めての食材で、自らに足りない部分がまだまだあることを痛感したのかな、と。

ご本人もおっしゃっていましたが、ニセコは今や国際的なリゾート地であって、ここで初めて「日本」を知る外国人観光客もたくさんいるわけです。そんな場所でお店を開くのであれば、北海道の代表者ではなく、 日本の代表者 でなければならない。

世界に通用する料理人を輩出するためにがんばっている、この大会や RED U-35 にとっては、優勝者のこういった姿があって、さらに成功をおさめてもらうことこそ、最終目標だとも思いますので、彼の成長していく姿を追いかけるというのは、お互いにWin-Winであろうなと思います。​

そんなことを思いながら、旅の模様と、そこで出会った食材たち活かしたお料理を披露する番組のメインへ。

​【前菜1 沖縄×静岡】​

人生で初上陸したという沖縄で、訪れた場所は 那覇市 第一牧志公設市場
まず、 公設市場 という存在が、北海道にはないような気がする(歴史を調べてみると、公設になるまでに結構色々あったっぽいが……)。

観光客​も来るけど、基本的には地元民のための市場、というと、札幌の 二条市場 に近い感じかのぅ?(←例えが常に道民ローカル過ぎるな

まぁ、沖縄のお魚とか北海道じゃまず入荷がないだろうし、新鮮な出会いがあったようで、大変良き。
(とりあえず、はやせの語彙力の中でだと、 グルクン はどっかに引っ掛かるものがあったけど ←たぶん ケンミンショー かなんかだったと思う)

市場では特に、 ​ゾウリエビ​ が初代サマ🐉の心にヒットしたらしく。
初代サマ🐉「なんで?なんで こんな形 ?」

形に引っ掛かるてww ​どーしてこの人はこの年齢でこんなに ピュア なんだw

マジレスすると、平べったい海の生物は、一般的に、海底で砂にもぐりやすい身体としてこんな形に進化したような気がしますけれども(根拠なし)。

で。
お店のお母さんに捌いてもらい、お外で試食。
これがまた、美味しそうに食べること!マジで 画面の絵として耐えられる お姿をしているからなぁ。

すると、先ほどのお母さんが「沖縄の食べ方」として、わざわざ ​​ 島とうがらし ​​ を持ってきてくれた!​
こういうちょっとした食文化って、現地に行ってみないとわからないこと、あるよねー。

ワイプの森さんが「ちょっと入れすぎだよ~」と心配するくらいの量(先端から半分くらい)をお醤油に混ぜて、ぱくり。
初代サマ🐉「!!!(びっくり顔)やばっ、 めっちゃうめぇ !!!」

この、全然飾ってない素のリアクションができるところが、またこの方の良いところ。
そして、ただの食レポに終わるのではなく、そこからインスピレーションを得て、新しい料理のアイデアが浮かぶまでの、 時間が早い 。……このあたりも非常に、映像メディア向きの才能だと思いますわー。

ということで、沖縄で選んだ食材は、意外や意外、島とうがらし。
ワイプの山里さんの「 え?どう使うの? 」顔も面白いw

お次は静岡に飛びまして。

静岡県も有名な名産品が多いお土地柄のイメージですね。ウナギとか、色々あるけれど、映ったのは有名な 伊豆市 のわさび沢。つまり、王道の 本わさび ですな~。​

わさびの国際認知度は年々高くなっていて、そのまま Wasabi でも通用するほどですが、クラシカルなレシピだとフランス料理ではほとんど使う機会のない食材でもあって、「一から学ぶ」とおっしゃる初代サマ🐉のお言葉は本音であろうと思います。

五代目ご主人と名刺交換をすると、ご主人、前回大会をご存じだった!
決勝だけとはいえ、なんか嬉しいですね~。

ちゃんと長靴を履いて生産現場に行くところも良き良き。
そして、百聞は一見に如かず。作物がどのように育っていくかの現地視察は大事です~。

擂りたてわさびを一口食べたときの表情も くるくる変わって て、見てて全然飽きないわ~(ぉ)。
(芸人さんの場合だと、ただただ罰ゲームっぽくなるだけだしw ←それは口に含んでる量が違い過ぎるからだろ

こちらでも、地元ならではの食べ方を教えてもらう、初代サマ🐉。
おかかわさびご飯、とでも言えばいいでしょうかね?数少ない、わさびが主役になる食べ方、だそう。
道民には、 山わさびの醤油漬け をあったかご飯にのっけて食べるという文化もありまして、初代サマ🐉的には初めてだったようですが、抵抗感はなさそうでした。

とはいえ……この食べ方。はやせは確か、前に見たことがあるんだよなぁ。
熱烈ホットサンド の中で、 サンドウィッチマン 登別 に行った時に食べていた記憶があったり(もっとも、道民にとっちゃまず新鮮な本わさびを手に入れること自体がけっこう難易度高いミッションになると思うが)。

わさびの使い方については、前回大会の髙木さんがゲスト審査員の黒木さんに色々と指摘されていたことが記憶に残っていますが、どうしてもフランス料理だと大胆に使うのが難しくなっちゃっていたみたいですねぇ。

と、いうことで。

前菜の1品目は 島とうがらし × わさび という 辛々食材の合わせ技 という斬新すぎる組み合わせに(!)

山里さん!顔!顔がめっちゃ 嫌そう っ!!www

しかし、出来上がってみれば フレッシュチーズ ボタンエビ も使った、別の意味で想像の付かなかった素敵な前菜に仕上がっていました​​。

料理名は「 島とうがらしとわさび ボタンエビのマリネ 」。​
……さすがに、レギュラー番組の時みたいな、 元ネタがわからない人には通じない系 のネーミングは出してこなかったな(ぉ)。
山里さん「この辛さがあって 良かったー って、食べて思うってことは、(辛味のある食材たちが)主役になっているってことですよね?」
(中略)
森さん「なんか、(食材) 全部が ​手を繋いでる​ っていうか。ねー」
山里さん「むちゃくちゃ素敵な表現。泉さん……

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まぁ、結論としては美味しかったということでw

​【前菜2 宮城×石川】​

まずは宮城県は 気仙沼市 の、 マグロ の遠洋漁業​ をされている会社を訪問された初代サマ🐉。
マグロの 赤身 大トロ を試食しているお部屋の窓が、漁船を髣髴とさせる ​丸い窓​ なのが可愛らしくて、なんか良きです(←そこ!?)

一品目はあっさりと、王道のマグロに決定。​​

お次は石川県。こちらも初上陸だったらしいw
石川県の食材と言えば、とスタッフに尋ねられて、 のどぐろ 、と答える初代サマ🐉。いいねぇのどぐろ。

しかし、残念ながら海は大荒れで漁は中止。荒波ざっぱーんな日本海にぽつんと一人……。むーん、 絵にはなっている のだが(ぉ)。

今回は海産物を諦めた初代サマ🐉は、 加賀野菜 狙いへとシフトチェンジし、 加賀市 へ。​特に 加賀レンコン がお目当てのよう。​

そういや、今年の石川県代表・砂山さんのお料理は、レンコン遣いにインパクトがあったな~。

初代サマ🐉は、レンコンを食べるのがお好き、と(メモメモ)。道産のレンコンは存在しなかったからお店では使えなかったけど、プライベートでめちゃくちゃ買っていたらしいw

直売所のお母さんから生産者を紹介してもらうというゴールデンルート(ご本人曰く「 数珠繋ぎ 」)を経てレンコン畑へ。見覚えのある真っ赤で大きなそりが、レンコン掘りの相棒です。

初代サマ🐉「こんな数のレンコン見たことない。めちゃくちゃテンション上がりますね

マスク越しでもダダ洩れるテンションw

さらには、集荷場にもお邪魔。 水掘り 鍬掘り の違いを学ぶことに。
集荷場の方による「きんぴらよりも油で素揚げが良い」とのアドバイスから、試食は揚げ焼きでいただくことに。食感だけではなく、しっかりと味を感じるレンコンをGet。

ということで。
前菜の二品目は マグロ × 加賀レンコン というチョイス。
森さんのおっしゃるとおり、これもあんまり見たことがない組み合わせです。

​山里さん「マグロはお刺身なのかな?で、レンコンが天ぷら?これ、 ​お刺身定食​ ですよね?」​

想像がフレンチですらねぇwww​​ やっぱ山里さん面白いわー。

摺り下ろしたレンコンは一口大のお団子状にしてソテー。冷たく冷やしたマグロは同じく一口大の角切り。そこに、 エシャロット とお醤油の入った熱々ソースを回しかけて、出来上がったお料理が「 ​れんこんもちとマグロ​ 」。​
初代サマ🐉「賞味期限が、ホントに ​​ 1分くらい ​​ の料理なので」
お二人「え?えっ?えーっ!?」

食べる直前にそう言い出す初代サマ🐉に、慌ててスプーンを手にするお二人( 【第2版追記】 若干の​ デジャブ感 ​、ありますw)。

インスタ映えなんてクソくらえ!な提供スタイルが、最近の流行ですねw(写している時間のうちに美味しさが逃げていく)

温度のコントラストを楽しんでもらう ためにこうなったそうですが、フレンチでは使いづらい(らしい)マグロという食材にも果敢に挑んでいくチャレンジャー精神が垣間見られるお料理かも。

れんこんもちの方は、福島県の 凍みもち も使って、 ニョッキ として楽しめる​​​ぐらい究極のもちもち感を追求したらしい。むーん、これは普通に食べてみたいっ。​

ここで素直に「おかわりーっ!」と言えてしまう森さんが心底羨ましかったです。

​【メイン 北海道×宮城】​

​やっぱり、メインには北海道の食材をもってきたい初代サマ🐉。新千歳空港に降り立ちます。

もちろん、北海道にはメインを張れる食材もたくさんあるのですが……なんと!北海道の名店・ コートドール に5年間いた中でも、たった一度しか使えなかった幻の食材とな!

向かった先は、 新ひだか町 。​日高は馬産地で、特に競走馬を育てているイメージの強い土地柄ですが、放牧されている和牛・ みついし牛 の名を聞いて、何かピンとくるものがありました。

はやせも、どこかで名前だけは間違いなく聞いたことがある。けど、どこでだったかが思い出せない……。

高品質な牛を、責任をもって丁寧に、安定的な品質でもって生産するためには、一頭当たりの敷地面積も広く取らなきゃならないし、一頭当たりにかける時間も増えるしで、どうしても量を増やすことが難しい。こちらの牧場で年間に出荷できる量は、わずか 50頭 。​​全て東京向けに出荷されてしまう……。

もちろん、日本は曲がりなりにも経済的には資本主義国家を標榜しているわけですから、生産者としてはより高い金額を提示され、自らの生産物(=「 作品 」)をより高く評価してくれる相手と契約をするというのは、むしろ真っ当な商取引と言えるでしょう。

が。
あまりにも全ての生産物を遠くへ運ばれてしまい、地元に全く残らないと、肝心の 地元の子どもたちが地元の一級品の特産物を ​知らない 、という現象が起こりうることを、はやせはよぉ~~く知っているのです。

結果、「自分の故郷には何もない」と誤解をされ、優秀な子どもほど遠くの学校に進学し、そのまま地元には戻ってこず、その特産物を継続して育てる後継者も少なくなってしまうのです。

これに危機感を抱いている一部の自治体では、給食に地元の食材を取り入れて食育を兼ねた情報の伝達に一所懸命だったりしますが、さすがにみついし牛ほどの高級ブランド牛肉を給食で取り入れるって言ったら、給食費の予算がいくらあっても足りないだろうし

一応、個人向けの数100g単位のお肉は通販でも売っているようですけど、正直、北海道フレンチの一般的なコース料理料金の半分くらいを、 お肉だけで持っていかれるお値段 になっている 完全に 買い負け てます……

完全に余談ですが。
​この 食材買い負け現象 を田舎の人間は嫌ってぐらいすでに知っていたわけですけど、長らくのデフレ&昨今の円安&その他もろもろの理由により、日本は気が付くと、国際的にも買い負けのターンに入っていました。

そして、80年代~90年代頃の 日本が強かった時代を知らない 若者たちは、同じように「日本には何もないし、夢も希望も未来もない」と海外に飛び出して行くか、そこまでの実力がない人は自分のプライベートを優先することに一所懸命ですわー。

今さら SDGs がどーのこーの言われてますけど、むしろはやせは、元々日本は昔から持続可能な社会ができていたのに、それをバブル時代の狂乱的価値観とその後の崩壊によって 破壊された社会 だと思ってるんですよ。​自分たちだけが儲ければそれでよい、という社会に、環境を守るとか歴史を学ぶなんて必要ないことですから。

それを中心的に実行したのが、しらけ世代= 今の若者たちの親世代 だと思ってるから、彼ら世代に対してはやせは辛口なんだと思うんですけど


生産の現場を具に見て回った初代サマ🐉は、しみじみとおっしゃいます。
初代サマ🐉「こんな苦労知らないっすよ。ホント。僕ら(料理人は)」

北海道ではなかなか手に入らない理由を理性では理解できた初代サマ🐉ですが、感情的にはどうしてももう一度、この幻の和牛を使いたい。

ナレーションでも「 おずおずと 」と言われてしまう感じで生産者さんに尋ねてみると、彼の ​がっかり感​ が伝わったのか(←)、地元で取扱っている精肉店を紹介してもらえた!

いやぁ、持ってますわー。初代サマ🐉w(例え裏側でテレビ局が仕込んでいたとしても ←)

その精肉店のおかみさん(=社長さんだった)は、お休みが元日のみ、という、まるで畜産農家のような働き方をしておりました……。しかも、いったん東京に持っていかれたお肉を 買い戻している とな!?
お値段も良心的……むしろ、某農協の通販は何故にあんなに高いのだろう?(ぉ)

……んんん?
えーっとぉ……初見では気付かなかったんですが、そのおかみさんの映像の奥に映っているお写真。
だいぶ若そうだけど、 大泉洋さん なんじゃね?()​
しかも、初代サマ🐉。なんなら 同じ画角 に収まっている……。

どーしてこのお方はこんなにも ​持っている​ のっっ!!?(←だから、視点が大いに間違ってますってば

つまり、大泉さんは(みついし牛かどうかはわからんが​)こちらのお店でお肉を召し上がっているってことだ。
たぶん、はやせがみついし牛を覚えていたのは、この人のおかげなんだろう(記憶の上書き

そうこうしているうちに、おかみさんは ブロック肉 を取り出してくれました。
料理人さんが扱うお肉は、やはりブロック肉でなければなりません。これを、提供する直前にお店で切り分けるからこそ、中がレアなお肉を出せるのですよ(ジビエなんかが良く持っている E型肝炎ウイルス には通用しませんが)。

おかみさんの「素敵でしょ?」というお言葉こそ、とっても素敵な表現だと思います。

そして、初代サマ🐉が料理人だということを知ったおかみさんは、お店の中の調理場も貸してくれた!感謝ですわ~。

ここで、ナレーションの台本から名言が飛び出しましたよ。
ナレーション「社長の粋な計らいで、下國、3年ぶりにみついし牛と 手合わせ

いい表現ですわー手合わせ。
初代サマ🐉は、基本的には食材に寄り添うタイプの料理人さんであろうけど、極上(ヒレ100g 2780円 !!)の食材と向き合う時間は時に、「 挑む 」と表現してもいいくらいだと思うんだ。

恐らく、普段はお店で出しているコロッケなんかを作っている調理場で、美しい焼き色でレアな仕上がりのステーキが出来上がり。何だったら、 肉の側面を縦回転で焼く 技まで披露してくださいましたよー。

料理人としてもっともっと頑張る、という決意とともに、第一食材はみついし牛に決定。

そうすると、気になるのはこの一級食材に負けない食材は何か、という話になりまして。
向かった先は岩手県・ 久慈市 あまちゃん のBGMをお供に道中は進む。

漁師メシを知りたい初代サマ🐉は、腹ごしらえとして色んな海藻が乗っているお蕎麦を注文。出てきた海藻が何なのか、ほとんどわからず(そもそも、欧米人には海藻を食べるという習慣がないから、フランス料理でもそうそう使わない食材だろうしなぁ)

その後、道の駅に立ち寄った初代サマ🐉は、 まつも なる未知の食材に遭遇。​

海藻は本当にわかりませんね。確か、 ロコだけが知っている で下関市の中でも一部の島でしか採れない いそな という​​海藻を紹介していましたが、本当の地元民(ロコ)しか知らなかったもんなぁ。

買ったまつも(乾物)を駐車場の車の中で食す初代サマ🐉。すぐさま、パッケージにかかれた連絡先に連絡を取り、(ほぼ)アポなしで生産者さんの元へ。
(どーでもいいが、どこの現場でもこの調子だと思うと、お付き合いしているカメラマンさんの録画時間が結構すごいことになっていそうだなぁ……)

しかし、やっぱり予定外の行動なので、またもや時化によって漁は中止という残念な報告を受けることに。生のまつもとは対面できませんでしたが、それでも、生産者さんとの繋がりが生まれることに価値はありますからね(逆に、ヤラセ感は全くなくなるし。 ないものはない! 、で、良いのです)。

メイン料理は、 みついし牛 × まつも という、 幻食材同士 の組み合わせという贅沢な一品に。
実際にお店で出すとしたら、これだけで 5桁に届きそうなお値段 になりそうな気がしますけれども()。番組の予算でできるなんてことはそうそうないでしょうから、ここは完全に ​やっちゃったもの勝ち​ です!(ぉ)

VTRが終わってクッキング&試食スタジオに戻ってくると、初代サマ🐉がまつもとの出会いの感想をおっしゃっていました。
初代サマ🐉「まつもに関しては、本当に衝撃、 頭ぶん殴られた 感じ。衝撃的な出会いでした」
​​
なお、みついし牛に対しては。
初代サマ🐉「今回の旅の 集大成 に、 じゃない ですけれども」

じゃないんかい!?(テロップでは勝手に「したい」と書き変えられていたが
この言い回しの独特さも、初代サマ🐉よのぅ(まぁ、ご本人の旅そのものは、まだ終わってないしな)。

なお、番組では食材探しの旅、ということになっていますが、ご本人命名の本当の旅の名称は「 食の未来旅 」なんですよね。​探しているのは食材だけじゃなくて、ペアリングするお酒だったり、伝統の食器類だったりもするので。

この希少価値の高い食材を使って、しかもメインを二品(2種類の食べ方で)見せてくださるそうだ。
これは、テンション上がる 現場にいたらなおさらだったんじゃないでしょうかね。羨ましい!

……CMに入る直前の、菜箸で取り上げられたお肉と山里さんとの2ショットの画が、なんかおもろいw できれば、予告じゃなくて、初見でちゃんと見たかったくらいだw

メインはお客様の前で仕上げるスタイル。魅せてくれますっ。

一品目は、まずお鍋の登場です。和洋折衷なお出汁にくぐらせた しゃぶしゃぶ風 です。が、山里さんがおっしゃるように、普通のしゃぶしゃぶ肉の数倍ブ厚い!
山里さん「今一瞬映った自分(の映像)見て、​僕が、 ​バカな2代目​ みたい」wwwww​

むしろ、先代・先々代の苦労を知らない、 ​ボンボンの3代目​ の方が近くない?www(ここから、お肉との2ショットの画に続き、さらに おバカな2代目コント が始まるw)

完成した一品目のタイトルは「 みついし牛とまつもの磯辺焼き 」!​
ビジュアル的には、みついし牛2枚(間に を挟む)を乾燥まつも2枚で挟んだサンドイッチ。それこそ、お肉を 断面縦置き で見せるとか、カツサンドか鉄板焼きくらいでしか見たことないなぁ。食べ方も、一口サンドのように、手でいただきます。
​山里さん「 旨味の塊 でしかない!」​

スゴイ誉め言葉ですー。ううう、食べたいっ(無理)。

そのあと、もう1回CMを挟むのですが、 天ドン ですか?という、お肉越しの山里さんという2ショット再びw 今度は串打ちの炭火焼かな!?

CM開け、さっそく炭火でお肉を仕上げる初代サマ🐉
初代サマ🐉「ちょうど(今使っている)この炭は、 焼いてきました」

いやいやいや、 紀州備長炭 、ご自分で焼いてきたんですか!?
まるで ​​ 炭治郎 @ 鬼滅の刃 ​​ ぢゃあないですかっ!(いや、炭治郎の焼いてた炭は、ここまでの高級品じゃないと思うが

食器を自作しました!という料理人さんはたまに聞きますが、自分で炭焼きました!!とおっしゃった料理人さんって……今までいた?なんか、 鼻の中が煤で黒くなりそう なイメージなんですが……(←超偏見です

焼き上がりは超レアな感じ。そこに、まつもとお肉の出汁(いわゆる、 フォン・ド・ヴォー ?)、そして生クリームという、王道のフレンチソースを回しかけた、その名も「 みついし牛の炭火焼きとまつものクリームソース 」。​最後は(まつもという変わった素材を使ってはいるものの)、王道のフレンチで攻めてきました。付け合わせすらいらん!

こんなの、美味しくないという想像をするほうが難しいじゃ~ん!
照明の加減なのか、編集なのかはわからないけど、お料理もなんかキラキラしてるし

森さんの「ふわふわ~」って感想も、炭火焼きの感想としては聞いたことないんですけど
山里さん「これはウマい!だって、ずっと(ナイフとフォークを) 手に持ってる んだもん。オレ

www

最後に、食材探しの旅はまだまだ途中であること。それが終わった先に、初代サマ🐉の究極のフレンチが完成すること。そして、一応本題の(←)CHEF-1グランプリ2022の宣伝を入れて、本日の放送は無事に終了。

ふーむ。
山里さんと初代サマ🐉の口ぶりだと、この番組は全国大会の収録が終わった に収録したんかの?​


何度繰り返し見ていても全く飽きない仕上がりになってまして、大変良かったです!ありがとう、 ABCテレビ !!(←珍しく褒めたな)​

そして、道民には朗報もありまするよ!
7/23(土) の午前1時15分​ から、同じ番組を放送してくれますよ~!さすが HTB さん、デキる子!!(ぉ)​

むしろ、この告知に間に合うまでに、この感想を書き終えられそうで良かったさ~。
その代わり、 お目覚メシ の方まで手が回ってないけど(​



ううう、連日徹夜……をしかけて、いつの間にか寝落ちをしている、全く若くないワタクシ……





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Last updated  July 23, 2022 05:07:15 AM
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