日本版レコンキスタ宣言旅立った孫と子孫への私の人生卒業論文

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2023.01.21

後輩へお疲れ様

カテゴリ：回想録

今回のミッションのお題に、後輩への定年祝いがあった。私と5歳下で60歳になり晴れて定年となり、非正規社員となり、引き続き働くが、私の方から定年祝いするから店を選んでおけと。

木曽路上野店 - しゃぶしゃぶ (gorp.jp)

後輩敢えて奴と呼ぶ、奴は大学を中退して入社した。私が新入社員の奴に手取り足取り仕事を教えた。私の前妻おろか反則の彼女まで奴は全て知っている。奴の奥さんは私と奴の元部下。奴がマネージャーに昇格した時、奴の予算書まで私が作成した(笑)

奴は20歳の時入社したから40年間働いてきた。部長職まで上り詰めたが、パワハラで降格となってしまった。もう少しで役員まで上り詰めることが出来たのにと思う。仕事の出来る私にすれば優秀な部下だった。

家族が崩壊し、降格処分にもなり、借金もこさえて明日をも見えない状態でミスを連発する私に対して、奴が目に涙を浮かべて私への叱咤「しっかりして下さい、もう一度輝いて下さい、悲しそうな顔しないで下さい、どんどん仕事教えて下さい」と泣きながら言われた時、奴に引っ叩かれたような感じで目が覚めた。これが上司や同僚だったら聞き流したかも知れない。

降格になった私からどんどん人が離れていく中で、こんなダメ人間の私に涙まで流してくれる後輩、私にもう一度起き上がれと言ってくれた後輩。私に前を向かせてくれた後輩、私の人生のターニングポイントになった後輩。私の人生本当に人に恵まれたと思っている。今こうやってこの歳まで最前線で働くことができるのも、家族は勿論周りが支えてくれるからだと思う。

奴に「北海道に戻って起業する、でも何か困ったことがあったらいつでも俺に相談してこいと」と言って私は退職した。

奴は私が離婚の原因になった彼女と年賀状のやりとりをしてると、大学生の娘さんがいて今年卒業だと、今は親子3人幸せに暮らしていると。良かった。良かった。

私から奴へ恐らく最後のミッショッン、60歳で一度自分の人生を総括しろ、知見を出し惜しみするなよと。俺は永遠のお前の先輩だからいつでも頼ってこいよと。既に奴に抜かれているけど(笑)
男の平均寿命81歳、81歳には同級生の半分があの世に行ってる。だから80代はおまけの人生かもなと。

木曽路も満席状態、美味しゅうございました。年収が三分の一になる奴に払わせるわけにはいかないので私の奢り、酒も呑んだので二人で4万円近く。

私の人生

興味津々だった10代
調子こいていた20代
自業自得地獄の30代
再チャレンジの40代
躍進の50代
安定の60代
そして目指すは1流の70代

私の目指すべき70代の過ごし方が決まった。

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