日本版レコンキスタ宣言旅立った孫と子孫への私の人生卒業論文

< 新しい記事

新着記事一覧(全2615件)

過去の記事 >

2024.02.26

速度超過ではねたのに無罪判決はなぜ？　札幌の女子中学生死亡事故

(3)

カテゴリ：交通事故に関して

北海道新聞より

速度超過ではねたのに無罪判決はなぜ？　札幌の女子中学生死亡事故：北海道新聞デジタル (hokkaido-np.co.jp)

札幌市中央区の道道交差点で２０２２年７月、ＲＶで女子中学生＝当時（１３）＝をはねて死亡させたとして、自動車運転処罰法違反（過失致死）の罪に問われた札幌市西区の男性（７２）が札幌地裁の判決で無罪となった。判決は、男性が制限速度を３０キロ以上上回る速度で走行したと認定した上で、事故を予見、回避できなかったと判断した。制限速度を大幅に超えて運転したにもかかわらず、刑事責任を問われなかったのはなぜなのか。
　１月２３日の地裁判決は、中学生が赤信号で横断歩道を渡り、途中で立ち止まった後、男性の走行車線に向かって走り出したことなどから「自殺のために飛び出した疑いは否定できない」とし、飛び出しは予見できなかったと判断。予見できた時点では衝突を避けられなかったとして、無罪とした。罰金５０万円を求刑した検察側は控訴せず、判決は確定した。
　公判では車の速度が争点となった。地裁は付近の防犯カメラ映像を基にした検察側の鑑定結果から、男性が制限速度時速５０キロの道路を遅くとも８４キロで走行したと認定。検察側は「速度違反など危険な運転が中学生の死亡につながった」と主張していた。
　一般的に民事責任に比べ、処罰を伴う刑事責任を問うのはハードルが高く、慎重な判断が求められる。元横浜地検交通部長の鈴木敏彦明治学院大法学部教授は「速度超過が原因で事故が起き、相手が死傷したという直接的な因果関係がなければ、直ちに罪には問えない」と指摘。「判決が言及したように、仮に５０キロで走っていても中学生は車の前に飛び出したと考えられ、速度は判決にあまり影響しなかった」と話し、無罪とした裁判所の判断は妥当との見方を示した。

道交法違反（速度超過）の罪を問うには、速度違反取り締まり装置などで明確に３０キロ以上の速度超過を確認できることが必要。超過が３０キロ未満の場合は反則金にとどまり、起訴できない。判決は３４キロ超と認定したが、機械で測定された数値ではないため鈴木教授は「４０、５０キロ超であれば可能性はあるかもしれないが、今回は刑事責任を問うのは難しいのでは」と言う。
　一方で判決に疑問の声もある。交通事故裁判を多く手掛ける札幌市内の弁護士は「前方不注視は一瞬の気の緩みなどで誰でも犯してしまうミスだが、速度超過は人の命を守るために法律で定められたルールを明白に違反している行為だ」と強調。「深夜とはいえ住宅街で高速で運転していたのだから、人の命を奪うような事故が起きる危険性を認識することは可能で、その点で過失を認め、有罪とされるべきだった」とみる。
　北海道交通事故被害者の会の前田敏章代表は「３０キロ超の危険な運転をしても罪に問えない車優先社会となり残念で理不尽だ」と落胆する。「相手が亡くなってしまったという結果責任を重く捉えて厳しく処罰することで、事故の抑止力とすべきだ」と話した。（広田まさの）

-------------------------私の意見----------------------------------

私のお気に入りに入れさせて頂いている「さえりんの部屋」さんのブログを読まさせて頂き日本の警察と司法に対する憤りを感じてしまう。被害者と被害者家族がおいて置かれているようにも感じる。

さえりんの部屋 - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)

この少女が何故自殺に至ったのか、北海道新聞には徹底した取材を求めるものだ。こういう時はすべて縦割りの法則がはたらく。警察はあくまでも事故状況の捜査である。また司法も運転者の過失があったかいなかと量刑を決める。

問題は被害者少女が何故自殺をしたのかだ。これを伝えることができるのは、私はメディアの仕事だと思う。またこの運転手が制限速度を守っていたら、接触したとしても命は助かった可能性もある。

私が子どもの頃車は走る凶器だ、人を見かけたらアクセルから足を離しなさいと教習所で教わった、また私自身も還暦過ぎてから夜間の運転はなるべくしないよう回避している。年齢と共に夜間の視野の衰えが如実に出てくるから。

13歳の少女の命は返ってこない、まず歩行者を見かけたらアクセルから足を離す、狭い日本そんなに急いでどこに行くのかなのだ。

あなたが握るハンドルには、あなたの命だけでなく、他人の人生も懸かっていることを。

あいち交通死をなくすボランティアにじいろ会｜さえりん♥ストラップ (aichinijiirokai.wixsite.com)

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう