適当に、趣味日記。

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音楽一般

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てるてる32

April 28, 2005

ＪＲ西はもちろん責められるべきだ。
事故後初の記者会見の態度は、感情的にもどうしても納得できない。

でも、手放しで非難できるのか？
ＪＲ西を叩きにかかっているマスコミに乗って非難するのは、本当に簡単だけれど。
ＪＲ西を、マスコミの言う「ダイヤ主義」に追い込んでいたのは、誰なのか？

ＪＲは民営化して本当に変わった（らしい）。（国鉄時代は記憶にないので）
ここ５年くらいで、「ＪＲのサービスよくなったなぁ」としみじみ実感することも結構多かったのだ。（阪急よりいい、と思ったことが何度か。）
福知山線も、阪急宝塚線との競争で、いろいろ頑張っていたのは間違いない。
「競争」は、サービス向上は間違いなく顧客の利益になる。経済学的には常識。
そんな顧客である私たちは、鉄道に「スピード」を求めていたではないか。
ＪＲは特に線路が長い分、遠くの事故がたちまちダイヤの乱れにつながる。
そのたびに、多くの苦情が行っていたであろうことは、想像に難くない。
私だって、ダイヤが遅れて予定していた乗換えに失敗すると、ムカムカしてたりするんだ。

「安全」なんてものは、普段あまりに当たり前のことだから、私たちは意識しない。
「スピード」をきっとすごく求めた。
ところが一度、事故が起こると「スピード至上主義」を「悪の塊」のように叩くんだ。

身勝手に「安全」と「スピード」を求める私たち社会のせいで、ＪＲ西は板ばさみになっていったんだと思う。

叩くのは簡単。でも、自分たちの身勝手さも振り返らなければ、きっと鉄道各社はどんどん、「安全」「スピード」の両立の難しさの袋小路にはまっていく。
そして、もうこんな事故をおこしてはいけないはずだ。

「娘は、私を含めた、社会の犠牲になったのだと思います・・・」
（テレビでの遺族の方のコメントより。）

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