トカトントン 2.1

トカトントン 2.1

2017/08/21
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カテゴリ: ひよっこ
■そうか、あの漫画家志望のふたりはあかね荘にもう6年も住んでいるのか。富山県出身、明らかにあの「まんが道」のふたりになぞらえた彼らは6年も東京にいてまだ芽が出ていないということか。

■実際にはその藤子不二雄の二人組は師と仰ぐ手塚治虫に面会した時、あまりのオーラに口もきけなかったということだが、小物、影が薄い、駄目な弟など、彼らのトキワ荘ならぬあかね荘の女性たちからの歌舞伎ならぬ過激な言われようが可哀想なくらい容赦ない。

■ただ、6年前に彼らがシシド・カフカに見せたという「がんばれ火星ロボジェミ二郎」という作品は彼女がどう言おうが、私は結構好きだ。まあ、たしかに人は夜中になると、箸が転がっても笑う。そういう駄目な笑いは若者の夜の特権でもある。ただし、ラブレターとか、人に読んでもらいたい原稿に関しては真夜中に書いたものをそのまま使わない方が良いと思う。

■そして問題の彼らが書いた「恋のひよっこ」だが、そこにはあの相合傘も、ノックの回数の意味も、初めての東京タワーも、もちろん告白シーンも忠実に描かれていた。彼らがそれら全ての出来事を実際に目撃したわけではないのにあのように再現できているということは、このあかね荘の中には(みね子以外に)様々な情報提供者がいると思われ。(まるで、「やすらぎの郷」の野際陽子みたいだ)

■それにしても回想シーンをあんなにふんだんに使ってまるでこのふたりをこのまま物語からいなくなってしまう人たちのように描く必要性はどこにあるのか。視聴者のほとんどが明日か明後日には彼らが何食わぬ顔で戻ってくることがわかっているのに。

■それはおそらく予行練習なのかもしれない。あと1か月もすればこの物語は閉じられる。そして毎日当たり前のように動いて喋っていたあの人たちがテレビの中からいなくなる。そんな気分の何分の一でも練習しておけ。私が増田明美だったらそんな語りをして終わる。



●私のリクエストが聞こえたわけでもないだろうに今日のヤスハルは荒木一郎だった。すっかり哀愁をアコースティックでつぶやくように歌う感が板についてきちゃったけど、この人のキャスティングは最初からこれが狙いだったのか。それにしても「バラが咲いた」「この広い野原いっぱい」「空に星があるように」と3曲並べてみると、素朴な歌詞にこそ情感が溢れるものだということがわかる。さて、もうすぐ夜中になるから今夜はこの辺でやめておこう。





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Last updated  2017/08/25 11:33:26 PM
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Dehe@ Re[1]:カルトQ 2005 北の国から(10/18) adventさんへ ご指摘の通りです。例によ…
advent@ Re:カルトQ 2005 北の国から(10/18) 五郎が読んだ大江健三郎> 開口健ではなく…
しょうゆ@ Re:家庭教師 / 岡村靖幸(09/09) …最後まで岡村靖幸はわからなかったのでは…
背番号のないエース0829 @ Re:ヒトラー 映画〈ジョジョ・ラビット〉に上記の内容…
Dehe @ Re[1]:センチメンタル通り / はちみつぱい(04/17) Mr.Zokuさんへ 情報ありがとうございまし…
Mr.Zoku@ Re:センチメンタル通り / はちみつぱい(04/17) 今年出た[Deluxe Edition]は聴かれました…

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