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親不孝通りディテクティブ(↑をクリックすると楽天ブックスページへ飛びます)講談社文庫今回の舞台は福岡・中州の屋台街。ここで定番のラーメン・おでん、それに珍しくカクテルを出す店を営むテッキこと鴨志田鉄樹と高校時代からの腐れ縁で結婚相談所の調査員である根岸球太のコンビが主人公の連作短編集です。北森さんにはちょっと意外なハードボイルド・テイストですね。彼らに絡むのが、彼らの恩師でもあり今は球太が働く結婚相談所のオフクロこと華岡所長、それにひと癖どころか百癖くらいありそうな悪徳刑事、ライブハウスのオーナー兼シンガーのなんともオーラ全開の「歌姫」といったキャラクターたち。表題作はじめ6つの事件にこの「カモネギ」コンビが活躍(?)するのですが、この事件への巻き込まれ方というか、足の突っ込み方がどこか石田衣良さんの「IWGPシリーズ」のマコトに通じるものを感じるのは私だけでしょうか?冷静沈着で頭の回転が速いテッキが主に謎解き役を演じますが、直情型のキュータの「足」が手がかりを運んでくるというチームワークは抜群。私は表題作が一番好き。テッキの店で「雪国」と名づけられたカクテルが封印されている理由と、テッキの屋台商売を手伝ってくれていたヒデさんというおじさんの切ない物語です。それと「歌姫」が初登場する「地下街のロビンソン」かな~。ハードボイルドと位置づけられるのは、どのお話も「やぁやあ良かったね」というハッピーエンドではなく、一抹の苦さを残すものだから、ですね。その最たるものは最終話。この幕切れはなんともやるせなかった。ちょっとした蛇足。8年間事情があって福岡を離れていたことのあるテッキと違って、キュータはバリバリの福岡弁を話します。全く個人的なんですが私の母が福岡・小倉出身なので、字面だけでも親近感たっぷりでした。
2008年08月30日
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仮面の島(↑をクリックすると楽天ブックスページへ飛びます)講談社文庫桜井京介シリーズの長編で言えば7作目になりますか。今回の舞台はヴェネチア。京介くんと神代センセが、ある資産家の未亡人(日本人)が由緒ある孤島のヴィラ(郊外にある屋敷や別荘のこと)を売ろうとしている件で調査を依頼され、その後を追うようにして蒼と深春も合流。しかし当の未亡人は売る気は全くないどころか、そんな話を聞いたこともないと断言し、神代センセと京介は困惑してしまって。未亡人の側に張り付くようにいつも行動を共にしている女流彫刻家。彼女を取材しようとして島を訪れた後に行方不明になった女性フリーライターの謎・・・。神代センセの隠し子(!?)という女の子も加わり、更に未亡人にとっては義理の息子に当たる、先妻の子も絡んできてだんだんと話はややこしくなっていきます。篠田さんらしい、女性の複雑な心理が底に流れているお話です。ミステリとしては・・・特に大きなトリックがある訳ではなく、まぁある程度のミステリ読みさんなら先は見える、というもの。動機に全てが集約されているかなぁ。私としては理解できないというか、あまり理解したくないものではありますが。蒼がもう二十歳なのよ~。神代センセの養子にならないか、という申し出に一生懸命に悩む様子も、どこか「急いで大人にならないでくれぇ」という気持ちで見てしまったり(私ゃ何をメインに読んでるんだ・・・)。一方、蒼が二十歳ということは京介くんや深春は三十路という事実もあったりする。蒼の成長はもとより、京介くんもある意味成長しないといけないお年頃になってきました。でも、深春は変わんないっすね。たぶん四十路になってもさすらいのフリーターなんじゃなかろうか。
2008年08月28日
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龍の館の秘密(↑をクリックすると楽天ブックスページへ飛びます)創元推理文庫もとは富士見ミステリー文庫で出版された、今流行りの「ラノベ」のシリーズ第2弾を改稿した作品。主人公の女子高生・美波は失踪した父親を探すための渡航費用を稼ぐためにバイト三昧の生活を送っています。そんな中知人の武熊さんから紹介されたのが「立っているだけで日給2万円」というもの。思わずその話に飛びついた美波ですが、案の定この仕事には裏があって「龍の館」と呼ばれる洋館で起きた不思議な事件に巻き込まれます。助けを呼べば命を失くすことはなかったはずの人物がなぜかそのまま死を待っていたという事件に・・・。美波、ぜんぜん懲りてません(~_~;)。んなおいしすぎるバイトはまず疑ってかかるべきだと思うのですが。いくら女子高生といえど、学習しろよ~、と言いたくなります。それとラノベだからかどうか分かりませんが、やはり登場人物の考え方というか思考回路が全体的に幼い。これはしょうがないことなんですかねぇ。ミステリ要素は意外としっかりしています。物理的・心理的、それぞれの謎がうまく絡み合っていて、伏線もきれいにはってある。特に心理的要素は興味あるものでした。こう言ってはなんですが、表題作の長編よりも併録の短編、「善人だらけの街」の方が評価できる作品でした。こちらは臨床実験のバイトをする美波のお話。なんでこう怪しいのばっか選ぶのかねぇ、この娘は。ただこの実験を縦糸に、秀逸な伏線を横糸に織り込まれていて、私はこっちの方が好きだなぁ。一度連作短編集に挑戦して欲しいかも。
2008年08月25日
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今朝、スポーツ新聞で第一報を知り、出勤間際に登録していた携帯メルマガで更に詳細が届いた時にゃあ、嬉しさのあまり踊りました。いや、ほんと。まことしやかに噂として流れていた、中居クン月9主演が幻となってから、「とゆーことはライブはやってくれるよね」という願いが、ひたひたとスマ友さんの間で広がっていた所でした。といっても、今のところ発表になってる日程を見ると、ものの見事に平日ばっかなのよね。夜6時とか6時半とかに開演だと、まず2日は仕事を入れないようにしないと遠征はできない・・・。今までの傾向としてたっぷり4時間ぐらいあるから、日帰りは難しいのですよ。実を申しますと、諸々の事情で現在派遣で就業中のところを、更新を期に9月いっぱいで辞めることになってますので、正直、9月末に東京公演というのは都合はいいです。有給休暇残ってますし。問題は、抽選が当たるかどうかです(~▽~;)。さて、地元大阪はいかに?と思ったら、「京セラドームは日程調整中」って・・・。うがぁ、いつやるんだ~!?全日程の発表が待ち遠しゅうございます。ということで、本日は少々舞い上がってて、文章になっているのか不安な雑記でございました。
2008年08月25日
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仲蔵狂乱(↑をクリックすると楽天ブックスページへ飛びます)講談社文庫初代中村仲蔵。浪人の子として生まれながら幼少に両親と死に別れた彼は、中村座に出入りしていた長唄の唄うたい中山小十郎と踊りの師匠志賀山おしゅん夫妻の養子となり、おしゅんの手ほどきで中山万蔵の名で踊りの世界に入ったのち、まもなく歌舞伎の世界に。今の梨園を見ても分かるように、この世界は世襲制です。もちろん才能があり大名跡に認められれば「養子」という形でその名を継ぐこともできる。ただしその為の競争・妬みは想像を絶するものがあります。殊に仲蔵は太夫元の勘三郎にかわいがられながらも豪商の呉服屋に引き取られ一度は「かたぎ」になったのですが、4年のブランクを経て『稲荷町』と呼ばれる最下層の大部屋役者から再出発をするのです。その際の仕打ちがまたなんともすさまじい。そこからはいあがって行き、やがて千両役者にまでのぼりつめていく。かの有名な「仮名手本忠臣蔵」五段目の定九郎の型を生み出したり、舞踊物の「三番叟」を復元させたりという実績を残していきます。大名跡の襲名を勧める人もいる中、「一代役者」にこだわり生涯中村仲蔵として全うした人物の一代記という作品。著者は「吉原手引草」で直木賞を受賞し一気に知名度があがった女流作家ですが、以前より歌舞伎の手引き書を著すなどこの世界には精通している方です。なんというか、かなり生々しいシーンもあったりするのですが、幾度も挫折感を味わいながらも一代役者としてのプライドを確固としていく仲蔵の生き様が、彼をとりまく人々との出会いと別れを通じて眼前に突きつけられる迫力があります。ミステリという範疇の作品ではありませんが(第8回時代小説大賞受賞)、お勧めの一冊です。
2008年08月21日
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この日は森君最後の出演のスマスマでした。番組ラストコーナーは森君セレクションのSMAPメドレー。ここで私は「負けた」と思いました。私がどんなにSMAPのことが好きでも、この人の想いには一生かなわないと。それ以来、ずっと中居クンを追いかけてきました。あれから12年と少し。今日は中居正広、36歳の誕生日です。去年は大リーグヤンキース戦、今年は北京五輪カナダ戦。大好きな野球を見ながらのバースディが続きましたね~。欲を言えば、来年はライブでお祝いしたいですよ、うん。土・日と東京へ行ってきました。あいにくの天候でしたけれど、基本的にインドア活動でしたので(^_^;)。土曜日は松尾スズキさん作・演出、市川染五郎・大竹しのぶ・浅野和之・市川美和子各氏をお迎えして、その他劇団大人計画の面々が出演してのお芝居を堪能。もちろん、サダヲちゃんも出演。タイトルは「女教師(じょきょうし)は二度抱かれた」。・・・18禁ではありません、念のため(~△~;)。まぁ、きわどいセリフはありますけどね。松尾さんならではの、「壊す」「壊される」がテーマでした。サダヲちゃん、ちょっと声が枯れてたけど、オカマの女形を熱演でした。なっさけい男を演じきった染様にも拍手。大竹しのぶさんは言わずもがな。翌日はミステリ好きの方々とオフ会でした。私が上京するというので、わざわざ設定していただいたんです。感謝感謝。全員初対面でしたが、そこはそれ、同じ趣味を持っていると強いです。あっという間に意気投合です。神保町の古書店街はお盆休みのお店が多かったけれど、それでもウィンドウショッピングを楽しめましたし、大型書店でお互いお勧め本を紹介しあったり、お茶しながら延々と語ったり。やっぱり人間趣味は必要ですね、うん。
2008年08月18日
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明日(厳密には今日だけど)、上京です。渋谷シアターコクーンで上演される、松尾スズキ氏作・演出の「女教師は二度抱かれた」を観劇。今年初の生サダヲちゃんです~。その前にお友達とフレンチ(^^)。演劇友達の前にスマ友さんなので、色々話がはずみそうで楽しみです。翌日はミステリ好きの方々と、いわゆるオフ会を設定していただきました。本好きですからね、どうも神保町へ行くようですわ。で、さっき荷造りしてました。所要時間ざっと15分(~_~;)。夏の一泊ですからねぇ、そんなにかさばらないのですよ。後はお天気が少し心配。曇り程度ならいいんですけどね。前線に加えて台風も来てるとか。晴雨兼用傘程度で耐えられるかしら・・・。
2008年08月15日
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レインレイン・ボウ(↑をクリックすると楽天ブックスページへ飛びます)集英社文庫「チーズが死んだ」。高校時代ソフトボール部の仲間として過ごした7人の女性たちが、メンバーの一人の通夜という思いがけない場所で顔を合わせることになる。しかしキャプテンの陶子にチーズこと知寿子の死を知らせた、親友だったはずの里穂はなぜかその場に現われなかった・・・。このキャプテンの陶子さんは「月曜日の水玉模様」のヒロインでもあります。ですので微妙な姉妹作と言えるのでしょうか。卒業から7年、7者7様の人生を送っている20代半ばの妙齢の女性たちのそれぞれの「今」を、7色の虹になぞらえて一人一人描いていくという構成になっています。バリバリのキャリアウーマンもいれば、ただなんとなく時を過ごしている子もいる。ごくごく普通の主婦もいれば、決して派手ではないけれど自分の道をしっかり歩いている子もいる。思わぬきっかけで「天職」を見つける子もいる。かつてはみんなで一つの球を追いかけて汗した仲間も、7年という月日はその在り方を変えていくのです。自分の高校時代を顧みてうなずけるところも多々あり。そしてチーズの死の謎。もしかして彼女は生きているのではないか?里穂はどうしてみんなの前に姿を現さないのか。そこに綴られる人間模様は、女性作家ならではの織り方をしていると思うし、やっぱり加納さんの作品だな~と思わされもします。
2008年08月12日
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え~、実は昨日から24時間装着の心電図を付けていました。ここ数日体調が悪く、自分で脈とったらリズムがおかしい。1ヶ月ほど前にやった定期健診でも不整脈が出てたんです。それでかかりつけのお医者さんに相談したら、とりあえずどういう時に症状が出るか、丸1日計測しましょうということで。これがお風呂に入れないんですよ(^_^;)。なので金曜朝~土曜朝というスケジュールでお願いしました。うう、よりによってこのクソ暑い時に・・・。で、さっきはずしてもらって、帰ってから即効シャワー。電極をテープで固定していたせいか、胸元のあちこちが赤くなっちゃって、可哀想な状態です。皮肉なことに昨日~今日は調子良かったのよね。水・木とすんごいしんどかったのに。でも血圧低かったなぁ。ところで帰宅すると中居クンの頭もすっきりしてました。このタイミングで帽子とるか~。まあ考えてみれば分からないでもないか。とてつもない国際的スポーツイベントのキャスター、帽子かぶったままというのも失礼ですもんね。ははは、中居クン、鳥さんみたい。もうちょっと伸びたらいい感じになりそうだわ、うん。2,3ヶ月先を楽しみにしましょう。
2008年08月09日
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空中ブランコ(↑をクリックすると楽天ブックスページへ飛びます)文春文庫「イン・ザ・プール」に続く伊良部先生シリーズ2作目は、なんと131回直木賞受賞。前回同様、一風変わった心の病(?)を持った患者さんたちが、恐る恐る伊良部先生の診療室を訪ねてきます。表題作はドラマ化・舞台化されていますね。とあるサーカス団の花形空中ブランコ乗りがある日突然失敗を繰り返すようになる。受け止める同僚であり一種ライバルでもある相方の悪意を疑い始め、どんどん跳べなくなってしまう。サーカス団というと夢の世界のようですけれど、蓋を開ければ集団社会であり、それなりの組織的しがらみもあったりするのねぇ。面白かったのは、伊良部先生の同窓の精神科医が、義父のカツラを「公衆の面前」でむしりとりたくてむしりとりたくてしょうがない衝動に駆られる、ってお話。やっちゃいけないことって余計にやりたくなるものです。これはもう、いくつになろうが治まるもんじゃないですよね~。逆に、という言い方は合ってるかどうか分かりませんが、身につまされたのは「女流作家」。恋愛小説家として多くの作品を発表してきた彼女、アイデアを思いついても、もしかして前に使ったパターンじゃないかという強迫観念に襲われてしまう。書きたい話と売れるお話とのギャップというのは、物書きを職業としている人なら誰しも少なからず抱えているのではないだろうか。意外や意外、セクシーナースのマユミちゃんが活躍するのです。そしていつの間にか患者たちの悩みを「治療」してしまう伊良部先生。実際は本気で治療するつもりがあるのかないのか、マイ・ペースに自分が楽しんじゃう所は前作と同じです。・・・全く、どうやって医師の国家試験通ったんだろうなぁ?ほんとに近くにいたらうっとうしい奴だけれど、ある意味純粋な人ですね。
2008年08月08日
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すいません、ほぼ放置状態になってしまって・・・。まああんまり気持ちのいい話ではないんですが、先週から不整脈に悩まされてまして。もう体が重たいのなんのって。母が心臓疾患持ってるもので、かなりビビってしまいました。これも誉められる話ではありませんが、数年前はいわゆるパニック障害って奴で、人ごみがひっじょうに苦手で過呼吸をしょっちゅう起こしてました。今でもちょっと過分なストレスがかかると出てしまいます。つまりはそういう下地は持ってる人間なんですね。自分ではそんな神経質な性格じゃないと思うんだけどなぁ。この金曜日、24時間装着の心電図計測を行います。それで脈のリズムの変化や、それで、日常生活のどういう事柄で不整脈が出るのかや、そういうことを調べるそうです。一時的な夏バテでありますように・・・。
2008年08月05日
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