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少女には向かない職業(↑をクリックすると楽天ブックスページへ飛びます)創元推理文庫話題の作家さんの作品なので、とりあえず出会っておかねばと手に取りました。もともとライトノベルで注目された方らしい作品だなあというのが第一印象。いきなりしょっぱなから「中学二年生の一年間で、あたし、大西葵十三歳は、人をふたり殺した。」ときますからね。少年犯罪という単純な括りではなく、現代の家族崩壊というテーマも織り込んだストーリーとなっています。それでも。ある種のジェネレーションギャップを感じてしまった私です。自分がその年齢だった頃を振り返っても、十三歳という年齢は決してコドモではないのは分かります。特に女の子は背伸びをしたい年頃だし、それでなくてもオトナの事情が分かってくるのも分かります。なのに、ここに登場する少女たちに共感は得られなかった。その理由をあれこれ探るのはそれこそ野暮なことだからやめるとして、この作品をミステリという視点から見ると多少弱い面があると思います。少なくとも「謎」を求める作品ではないでしょう。タイトルはいうまでもなくP・D・ジェイムスの「女には向かない職業」をもじったはず。ただ関連性はそれほど強くないような・・・。一人称の主人公・葵と、もう一人のヒロイン(とここでは呼ばせてもらおう)の静香との関係性は、男性諸氏にはどうみえるのでしょうね。この二人の葛藤を描くためには、少年ではなく少女にした必要性は感じられます。どちらにしても、桜庭一樹という作家の色を知るにはこの一冊だけでは足りないのかな、という気がします。
2008年11月18日
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生贄を抱く夜(↑をクリックすると楽天ブックスページへ飛びます)講談社文庫「チョーモンイン」シリーズの短編集4作目・・・と言っていいのかな?お馴染みのキャラクターはほぼ脇役に徹しているので、ストーリーの新展開は望めません。番外編とでも位置づけられる7編が収録されています。それもまた結構ヘビーなお話が多いので、これから読む方は心してかかられた方がよろしいかと・・・。もちろん、全てにある種の超能力者が登場します。その力も決して万能というか、掛け値なしに便利なものでないというのもこのシリーズのお約束。そしてその力を負の方向に使ってしまうが故に、起こる悲劇の数々。ほんとに、「なんでこうなっちゃうかなあ」とため息をつきたくなります。一番「きちゃった」のは「殺し合い」ですね。タイトルもタイトルですけれど。舞台が本来はおめでたいはずの結婚披露宴ってのがまた皮肉です。さすがに最後の短編「情熱と無駄のあいだ」は、救いがあるお話になっていますね。ある意味、カナシイ内容ではあるけれど(~_~;)。それにしてもこのシリーズ、進みませんねぇ。私は文庫化を待って読んでるせいもあるんでしょうが、しばらく短編が続いてるし、なんか謎が謎を呼んでいてレギュラーメンバーの関係がこんがらがりまくってるし。個人的には保科さんがおだやか~に能解警部とうまくいって欲しいと思っておりますです。
2008年11月16日
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本日11月13日は木村君のお誕生日です。中居クンとタメなので、36歳。しかし、彼はどうしてこうも、何をやってもサマになるのか。CMでカッコ良くきめてても、「スマスマ」でコントをやってても。いつも事あるごとに話したりするのですが、中居クンより3ヵ月だけでも、遅れて生まれてくれて良かったな、と思うのです。もし彼が一番年長で、SMAPのリーダーだったら、たぶんここまでSMAPは続いてなかっただろうなと。うまく2番手の位置であったからこそ、「木村拓哉」ブランドが生まれて、それに引っ張られるように他のメンバーも個性をのばせた。これからもイイオトコであり続けてください。でも、SMAP5人のいちゃいちゃも見せてください。いつでも本気の木村君を見てるのが嬉しいんです。それにしても。またまたまたまた風邪をひいた私って・・・。体のリズム上、あぶないとは分かっていたけれど、薬をもらいに行かなきゃいけなかったので病院に行ったら、しっかりウイルスをもらって帰った(泣)。昨日~今朝など、喉にきて声が出なくて。気管支が腫れたせいで一度下がりかけた熱がまた上がったし。やっとPC開けられる状態になりました。あーあ、また仕事を休んでしまった。悲しひ・・・。
2008年11月13日
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中居クン主演の『私は貝になりたい』、映画公開まで半月ほどになりました。ま~全国行脚でテレビ出まくってますね。でもってこれからも出まくるようで・・・。それに加えて、映画関係雑誌にも出まくってます。昨日、早速2冊買いましたよ。こんなお祭騒ぎはそうそうないので、楽しまないと損なんだもん。なんか聞いたこともないような雑誌にまで顔を出すようです。取捨選択が難しいですね。いくら社会人だといっても懐具合には限界がございますし。それに。福岡、行くことになっちゃいましたし\(~o~)/。めぐりめぐって、1枚、21日のチケットが入手できました。まだ手元には届いてないけれど、ホテル、キャンセルしないで粘って良かったっす。さて、今回も観光は二の次の旅行になりそうです。せっかくの連休なんですけどねぇ。2年前、中居クンBirthdayに行った時は見事に台風にぶつかり、新幹線が時間通りに着くか心配したものです。今年はすんなりと無事に済みますように
2008年11月05日
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セリヌンティウスの舟(↑をクリックすると楽天ブックスページへ飛びます)光文社文庫たまたま同じツアーで海難事故に会い、生死の境をさまよってことで絆が深まった6人のダイバー仲間。年齢・性別もまちまちながらその後も時折集まってはダイビングをしたり、飲み会をしたりという付き合いが続いていた。その中、いつものように仲間の家で飲み会をし、雑魚寝の末一夜明けると、彼らのうちの美月という若い女性が、服毒自殺をしていた・・・。セリヌンティウスというのは、「走れメロス」に出てくるメロスの親友です。メロスの代わりに人質になって、戻ってくる彼をひたすら信じて待っている人物ですね。ここでは死んだ美月をメロス、遺された5人をセリヌンティウスにたとえて、「信じる」ということをテーマにしています。そこはそれ、ミステリですから、美月の死の真相を5人で論じ合うというのが本作の骨子。単純な自殺にしては不可解な点もあり、果たしてあれは本当に自殺だったのか、それとも他の5人の誰かが手を下したのか、延々と論議が続いていきます。そして。石持さんならではというか、このなんとも言えない読後感。この人たちはこれからもこういう関係を続けていくのかと思うと、はっきり言って私はこの中に入って深いお付き合いはできないだろうな、と。だいたい美月の行動にも「信じる」がテーマにしては首を傾げざるを言えないところがあります。またまた賛否両論出そうな作品ですね。
2008年11月02日
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幽霊人命救助隊文春文庫同じ作家さんの『13階段』があまり私と相性良くなかったんですが、勧められて読んでみました。いやいや、面白かった。なんだ、こういう作風もアリなんだ、この人。浪人生の裕一がふと気が付くとなぜか崖を上っている。ようやく平らな場所にたどりついた時、そこにいたのは初老のガラの悪そうなおじさん、冴えない中年のサラリーマン、それに姐御肌の二十代半ばの女性の四人。実は彼らはそれぞれ年代は違うものの、全員自殺者だったのです。そして天国へ行く為に「神様」から四人に課せられた課題が、期限内に100人の自殺志願者を救うこと。救助対象となる人々の自殺理由が偏っているのが気になりますが、救助隊四人の掛け合いが楽しい。年齢も違うし死に至った時代も違うため、話が噛み合わないこともしばしば。その中で一番死んだ年も古く年齢も年かさの元ヤクザ・八木が、一番知識の吸収に対して欲があるというのもツボであります。もしかしたら、生きることより死ぬことの方が簡単なのかも知れない。でも、だからこそ、寿命を全うして生きていくことに意義がある。そんなことを改めて考えさせられる一冊です。映像化してみてもいいんじゃないかなぁ。私の勝手なキャスティングは、裕一=小出恵介くん、八木=泉谷しげるさん、中年サラリーマンの市川=段田安則さん、姐御肌の美晴=水川あさみちゃん。いかがでしょうか?
2008年11月01日
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