ミッテルラインMittelrheinはライン川のラインガウの地域より下流に位置していてコブレンツまでの川沿いが主なワイン産地です。ワインは生産量も少ないのでそんなに知名度、人気度は高くなく、それよりはこの渓谷が世界遺産にもなっていることで有名な地域です。このあたりからリューデスハイムの間に観光船に乗るのが観光客の定番で、ロマンティック街道と同じくらい日本人にはメジャーな観光スポットです。
僕がこの地域で最初に訪れた街はバッハラッハBachrachで、ここはガイドブックにも載っているので日本人も訪れることが多い街です。街並みがきれいでコンパクトなのでミッテルラインの中では一番見応えがあると思います。日本でも有名な醸造所もあります。
この街のユースホステルは古城になっているのでユースを渡り歩く人にはここはおすすめです。ただし山道を登った丘の上にあるのでスーツケースの方は不可能です。
そんなバッハラッハには何度も訪れていてユースにも何度も宿泊しているのですが、ミッテルラインのもうひとつの名の知られている街ボッパードBoppardには訪れたことすらなかったので今回はここに宿泊することにしました。
バッハラッハと同じような静かでこじんまりとした雰囲気を想像していたのですが、人がけっこういて中心地が街らしく賑わっていてびっくりしました。人口がミッテルラインの他の町、村より多いのに加えドイツ人の年配の観光客もたくさんいました。
店は最低限必要な店はすべてあるし広場と川沿いに市場、露店もあって活気に溢れていました。
ライン川沿いで長期滞在、もしくは数日滞在での拠点は迷うことなくボッパードにすることをおすすめします。
街の中の写真は二枚しか撮っていなくてこっちのほうがまともでした。左奥の建物がこれを観にこの土地にやってきている木組みの建物です。バッハラッハのほうがこういう建物が密集しています。
ラインガウの相場を知っていてボッパードの宿を探していてその安さにびっくりしました。
先に書いたように便利なところでもあるしボッパードはライン川周辺の穴場です。
この地域はどこも安いといってもボロボロなことはなく一、二泊なら全く問題がないと思います。安いほうが駅から遠いのはどこもそうですし。
といっても平均値でラインガウよりボッパードが安いのは確かです。
もっと安くすませたいのならユースホステルです。朝食なのに圧倒的に安いです。
コブレンツ、バッハラッハ、リューデスハイムにあります。が、どこも丘の上にあるし遠い
ので徒歩だとけっこう苦労します。でもその苦労した分のすばらしいライン川の景色が眺められることは約束します。宿泊の特権朝焼けもとてもすばらしいです。
これは街の下流、少し離れたところからボッパード方面を夕方に撮ったものです。
ここにいた理由などその時のことは次回に書きます。
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