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これは、いすゞ製のボンネットバスで形式はBXD30です。いすゞ製のボンネットバスは、ボンネットバスの代名詞みたいな感じで、昔の写真やフィルムにはよく登場していると思います。このバスは、映画「ALWAYS続・3丁目の夕日」で実際に使われたそうですから、ナンバープレートがついていることからもわかるように現役の車両なんですね。
車内はこんな感じ。リアの3枚ガラスがこの当時のバスの特徴で、真ん中がドアになっていて非常口になっていたんですね。
大きなハンドルは、パワステではないので取り回しは大変だったでしょうね。もちろんMT車ですし、ブレーキペダルやクラッチペダルも、今のような車のような吊り下げタイプではありません。オルガンタイプっていうんだったかな・・・。
シフトレバーもニョキっと生えているような感じですね。その前側にある小さなレバーが、デコンプレバーと思われます。
ホント、シンプルな運転席周りで、私はこんな感じが好きなんです。
室内のプレート類です。
まず、「Isuzu Bus」と書かれたメーカーズプレートと「KAWASAKI BODY」と書かれた車体メーカーのプレートです。前にも紹介しましたが、バスはシャシーメーカーとボディーメーカーが異なることがあります。最近のバスは、ほぼそんなことはないのですが、少し前まではこのような組み合わせが見られました。
もうひとつ川崎のメーカーズプレートがありました。ちょっとデザインが違いますね。
車体側にもこのような川崎のマークが。この旗を模したマークは、かっこいいなって思っていました。私が96~99年まで住んでいた西宮市を走る阪神電鉄バス(現・阪神バス)にも、古めのバスにはこのマークがついていました。
ボンネットバスはもう一台ありまして、こちらはトヨタ製のDB100型というバスで、この顔を持つ車両は少ないとか。結構貴重な一台のようですね。
元々は電電公社の発電用車両だったそうですよ。
ちなみに、この顔は私はよく覚えていまして、私が子どもの頃に持っていたおもちゃのダンプカーがこれだったのです。ボンネットバスやボンネットトラックは見かけても、大概はいすゞ製のものが多く、トヨタ製のものは見かける機会は少なかったので。
それにしても、この時代の車両って、見ただけでどのメーカーかわかるし各社の特徴がありましたよね。今では、トラックもバスも、OEMのものが増えてしまって、車体に貼られたエンブレムの違いだけで中身は同じというものばかりになってしまって、面白みにかけます。バスは特に、日産ディーゼルはUDトラックスと名前を変えてバスの製造はやめてしまったし、いすゞと日野は共同でJ-BUSという会社をつくって、エンブレムの違いでいすゞ製・日野製としている状況。あとは三菱ふそうだけという状況ですから、実質2つのメーカーしかないようなものです。
メーカーにしてみたら、やむを得ない状況なんでしょうけど、ファン的にはなんとも残念な状況です・・・。
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