あけやんの徒然日記

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あけやん2515

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2024年11月13日
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テーマ: 鉄道(23145)
カテゴリ: 鉄道
先日の九州鉄道記念館で見かけた車両の続きです。かつては東海道・山陽・九州・東北など全国を結んでいた寝台特急、ブルートレイン。国鉄が分割民営化されてしまって、そして新幹線が発達し、高速バスが勝地を結ぶようになってくると姿を消してしまいました。使われていた車両も次々に廃車となってしまいましたが、現役当時のままで保存されたり再利用されているものもあります。ここでは、現役当時のままで保たれていました。



 ここに展示されているのは14系とよばれるシリーズのスハネフ14です。



 14系は1972年に登場。このスハネフ14には床下に客車内の照明や空調設備用としてディーゼルエンジンが搭載されていました。それまでの20系は電源車を別に連結していたのですが、この14系のようなスタイルは列車の行き先を複数に分割することができるというメリットがあり、実際に東京~長崎・佐世保行きの特急「さくら」のように行き先を二か所に仕向けることが可能となりました。ただ、静寂性が求められるはずの寝台車の床下にディーゼルエンジンがあるわけですから、なかなか騒々しいと思いますが・・・。



 寝台の様子です。14系は登場当初は3段寝台だったのですが、その後の改造で2段寝台になりました。3段寝台当時はちょっと窮屈だったでしょうね。2段寝台だとゆったりとくつろぐことができるスペースとなっています。
 私は現役当時のブルートレインや東京~大阪間の寝台急行「銀河」に何度も乗ったことがありますので、この空間はとても懐かしいものです。この車両は、シートが張り替えられてしゃれたものになっていますが、国鉄当時は青色一色のシートでした。上段も下段も利用しましたが、どちらも快適でした。



 窓側にはテーブルがあるのですが、通路側にもこのようなテーブルがあります。2段寝台なのでお客さんは2人いるわけですが、寝台に入るまでは下の段が座席替わりとなります。よって、通路側に座った人のテーブルはこれを使うことになります。



 それから、通路には窓のところにこのような椅子が収納されています。なかなか寝付けない時にこういうところに座って窓の外を見る、なんていうこともできたんですね。



 窓側には灰皿もあります。懐かしい国鉄当時の灰皿、客車はもちろん、急行列車や快速の車両にもありましたね。



 それとセットであったのが、この栓抜き。ビンの飲み物がポピュラーだった時代には、必需品ですよね。私は実際に使うことは少なかったかな・・・。この栓抜きの上が窓側のテーブルになります。



 車内の銘板です。号車札を入れるところも懐かしいです。



 車端部にはこのようなスペースもありました。2段寝台の向かいには壁になっていまして、圧迫感はあるかもしれないけど、個人的にはこのスペースで寝てみたかったなぁ・・・。

 それにしても、高速バスは運転士不足ということが表面化してきているし、「朝起きたら目的地」という寝台列車の需要はあると思うんです。ところが、国鉄が分割されてしまったので復活させようという雰囲気はないですね。東京~大阪間に運転されていた急行「銀河」なんてホテル代よりは高いかもしれないけど、寝て起きたら大阪(あるいは東京)って最高だったんだけどな・・・。東京~大阪間だけでなく、ほかの地方でも利用された方はとても便利だったと思うんです。
  現在の寝台列車というと、東京と山陰の出雲市と四国の高松を結んでいる「サンライズ」しかありませんが、いつの日か復活してくれたらいいなぁって思っています。





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最終更新日  2024年11月13日 23時48分42秒
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