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先日、まだ株式相場には先があると思うと日記で書いたら、そのとたんに相場が急落して笑ってしまいましたww流石俺、見事な裏目野郎です相場は相当加熱していましたから、調整が入るのはある意味当然ですが、規模が凄かった。これがスピード調整なのかどうかは、時間が経ってみないと判りませんが、日経15000円~15500円辺りで相当シコってますから、ここを超えるのはエネルギーが必要そうです。今日はとりあえず、内国債は将来世代の負担ではないと言う、まことしやかな大嘘について書こうかと思います。「内国債は自分達に対する借金だから将来世代の負担ではない」との主張があります。この頓狂な理論を私は知らなかったのですが、この論を知ったのも、やっぱり三橋何某とか言う、アホ評論家の信者の書き込みからです。なんだこの訳の判らない論は、と私は目が点でした。ちとググったら、どうやら経済学者のアバ・ラーナーの機能的財政論を持ち出しているようです。内容は以下の通り国債は、国内で消化される(自国民が購入する)「内国債」である場合には、その金利は、国民(ネイション)の負担とはならない。なぜなら、国債の償還金の支払い先は、国民だからだ。例えば、政府が、納税者たる自国民から徴収した税金によって返済するとしても、その税金は国債保有者たる自国民に支払われる。マネーが国民の間で移転しているだけであって、国の外には流出しないのである。ラーナーは、これを「右ポケットの小銭を左ポケットに移しているようなもの」とたとえている。内国債の累積によって財政破綻をするような、空になった右ポケットだけを見て、小銭がなくなったと騒いでいるようなものだというのである。したがって、内国債の場合、政府が財政破綻する(国債の債務不履行に陥る)ことはあり得ない。仮に将来の課税によって公的債務を返済しない場合ですらも、政府は借り換えを続けていけばよいのであって、全額返済して債務をなくす必要はないのである。なぜなら、政府(国家)は、民間企業や個人とは異なり、永続してなくならないと想定されているからだ。また、政府は、通貨を発行することで債権者に支払いをすることもできる。政府が通貨発行権を有することが、国債の返済能力を究極的に担保しているのである。この点もまた、政府の債務と、私企業や私人との内務の違いを決定づけている。まー なんというか政府債務膨張を後押しするには、非常に都合の良い理論です。アバ・ラーナーはケインズ主義の著名な学者のようですが、この論自体は恐らくケインズ政策を後押しするためにひねりだした論でしょう。また頓狂なことを言ったものです。普通に考えて、政府債務が国民の財産と考えることは良いが、それを現金で返してもらう場合は、必ず徴税と言うプロセスを踏みます。つまり、100万円の国債を純粋に償還するためには、税金を100万円余分に徴収する必要があります。徴税分国民負担が増えるでしょ?仮に徴税せず、通貨発行権で返済をしたら、市場から財政ファイナンスと取られて大幅なインフレとなり、名目値で損をしなくとも実質値で大幅な損失を被るでしょう。金融にフリーランチなんてないのです。元々の私の考えは以上ですが、財政論の分野ではとっくにこの議論には決着が付いていて、ラーナーの機能的財政論は間違いだと言うことになっています。ラーナーの理論の間違いは、国債が存在する場合としない場合の比較を行っていないと言う部分にあるようです。これがどういうことかと言うと「国債が存在する場合に、存在しない場合と比較して、将来世代が消費に回せる資源がどれだけ減少するか」と言う視点がないと言うことです。国内民間貯蓄の総額が一定との仮定の下で考えてみます。国債の存在しない場合、国内民間貯蓄は国内外の実物資産などに投資される。これらの投資は将来金利を生み、将来世代は元本と収益を受け取ることができる。その際、もちろん、将来世代が投資の果実を享受するためには、将来時点で貯蓄を保有しているのみでよく、元本と収益を受け取るのに何か追加の負担をする必要はない。国内外の実物資産への投資については、投資先の企業が投資された資本を用いて、自ら収益を得て、その中から元利の支払いを行うからである。これに対し、多額の内国債が発行されており、国内民間貯蓄の相当部分が内国債に投資されている場合を考えよう。(日本の現状はこれです。)政府がデフォルトを実施しない限り、将来世代は内国債からやはり元本と収益(国債利子)を受け取ることができる。しかし、ほかの資産への投資と異なり、内国債の元利支払いの原資は、政府が将来世代に課税して調達しなければならない。この増税分の負担が将来世代の負担です。確かに増税分は、そのまま、内国債の元利支払いに回るので、将来世代は(世代全体としては)課税された額と同額を受け取る。その点をとらえて、ラーナーらは、内国債は将来世代の負担ではないと主張したのだが、もし貯蓄が内国債以外のほかの資産に投資されていれば、そんな税金など支払うことなく、元本と収益を受け取り、全額消費することができる。その差が、将来世代にとっての負担となります。内国債は、「自分達への借金だから負担ではない」のではなく、ほかの資産とは異なり、自分達への借金だから負担なのです。
2013年05月26日
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最近は連日、株価が最高値を更新と言うニュースが飛び交って、景気が良いな~私も少々相場にはあやかれてるので、嬉しいは嬉しいですね車業界や電機業界辺りの業績発表を見る限り、相場は業績相場に移行してるなと言う印象です。ずっと株を持っていると、4月の下旬くらいに売っちゃおうかと言う誘惑が強くなると思いますが、こういう時は粘り続けた方が結果が良くなるような気がしますねあくまで経験則の話ですが私は相場に関しては、かなり時間経過と言うのを意識します。大きな相場は年単位で続きますから、まだ先はあると思っています。アベノミクスは相場関係者にとっては非常に嬉しい話でしょう。が、将来負担が増えると言う意味では、私は全く評価できません景気対策として行っている財政出動は、全部借金ですから、これはそのまま将来世代の負担になります。1998年当時、小渕首相の時も大規模な財政出動をしましたが、当時の小渕首相は、「世界の借金王」を自認していました。そして、将来私は恨まれるかも知れないと言っていましたね。それに比べて、安倍首相は・・・ 慎みってものがないな安倍さんが自分の言っていることを信じてるとすれば、完全に経済オンチとしか言えない現在、リフレ政策と言うのをしてるわけですが、リフレ派の人の主張を見ると、インフレになれば国の財政状況がよくなると言う意見をよく目にします。この意見の大本がどこかって、実はよく知りませんが三橋何某とか言うアホ評論家が、そんなこと言っていました。流石に学者でこれを言っている人は・・・居るのかな? よく知りませんが私がこの三橋さんと言う人を知ったのは、yahoo知恵袋を見ていた時に、この頓狂な「インフレになれば国の財政状況はよくなる」と言う意見を見たときです。結構たくさんこの手の意見と言うのがあって、この人のサイトにリンクが張ってありました。が、内容が「オイオイ」と言う内容でしてね分析、してないんですよこの人は、例えば「消費税を上げたから税収が下がった」と言っていますが、その証拠資料が財務省の所得税の税収推移だけです。これも分析なしでびっくりしました。昨年のブログでも書きましたが、所得税の税収推移と言うのは、数字に連続性がありません。税制改正の影響を加味せずに、数字だけ比較しても無意味なのです。例えばですが、国税と地方税の分配比率と言うのが変わっていまして、以前と比べると、税収が変わらなくとも、所得税は3兆円減っています。これを単純比較しても意味がないというのは、説明を聞けばだれでも納得するでしょうが、三橋氏を信じる人は、人の言葉に耳を貸しません。「インフレになれば国の財政状況はよくなる」と言うのも、最初聞いたときはビックリしました。どう計算しても、インフレになっただけでは国の財政状況は良くなりませんそれこそ、高度成長時代の「イケイケ高成長」状態が10年続かなければ、今の日本の問題は解決など不可能です。そして、現状の日本で高度成長時代の成長率は不可能です。日本がかつて高度成長をしたのは、国内が貧しく、グローバル化に伴う内外の所得格差の是正に助けられていたのは間違いなく、この助けのない現在で高度成長は無理としか言えません。日本が現状で望みうる最高の状態は、名目成長率3%、実質成長率2%くらいでしょう国の財政危機の解決方法として、インフレによる実質債務の減少を狙うのは、ごく現実的な話です。なので「インフレにする」と言うことは当然の結論なのですが、そのインフレによる実質債務圧縮効果に過度の期待は禁物です。過去の財政再建の例を見ると、イタリアの事例とかが参考になると思います。しかし、インフレにより実質債務が減るためには、財政収支が名目値で均衡していると言う前提がなければいけませんところが、日本は周知のとおり、財政収支が極端に悪い過去10年間の公債残高の増減を見れば一目瞭然です。過去10年で、公債残高が減ったのは2006年のみ それ以外は毎年20兆円を超える金額の公債が増えています。インフレによる実質債務の減少を狙うためには、名目値での債務膨張を防がなければいけない訳ですが、これを名目成長率増による増収効果で相殺は不可能で(数字がかけ離れています)実効性のある施策は、大幅な政府支出のカットと増税しかありません。しかし、財政赤字は簡単に減らせませんし、仮に減らせば、乗数効果を加味しない数字でも、GDPは大幅に減ってしまうのです。(これはフィスカル・ドラッグと呼ばれます)これで高成長できる訳がありませんまぁ、リフレ派は増税やら歳出カットなしに財政再建が可能とか言ってますが、実態は不可能です。以下のリンクはモルガンスタンレーのレポートですが、これの分析では、金利が2%になれば日本の財政赤字は急速に膨らむとしています。危険水域にある日本の財政事情インフレ率が上がれば、当たり前に金利は上がるので、金利を「インフレ率」に変えても差し支えはないでしょう。物凄く単純な計算を昨年も書きましたが、インフレ率が1%になったら、普通に考えれば政府の支出も1%増えます。それに対する税収は、1.1%程度増えます。現在の収支バランスは、支出>歳入なので、財政赤字は増えます。しかも、インフレ率がプラスになれば、当然長期金利が上がってしまう。金利が上がれば、金利負担も上がってしまう。社会保障費は自然増でドンドン増えていきます。(今後5年間で、約9兆円程度と予想)当たり前の話なのです。支出は横ばいどころか、金利負担は兆円単位で増えるという、非常に救いがたい状況に陥ります。政府の財政状況を好転させるためには、大幅な緊縮財政が必要不可欠これは、ごくごく単純な算数です。
2013年05月21日
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リフレ派と言われる人の言説を読んでいると、どうやら不景気の原因はデフレのせいだと言っているようだ。だから、デフレを退治しろと言うことらしい。しかし、不景気の原因がデフレって、少しおかしくないか?と思うデフレと言うのは、どちらかと言えば原因ではなく結果だろう。スパイラル的なデフレなら、デフレがデフレを呼んでいると言えると思うが、現在の様なマイルドな物価の推移では、原因とは言えないのではないかと思う。(デフレスパイラルなら、デフレはドンドン拡大しなければいけない)私が見る限り、彼らはものすごく単純な3段論法で考えているように見える。1.物価下落と不景気が同時に起こっている2.だからデフレは不景気の原因だ3.故にインフレにすれば景気がよくなると言う感じではないだろうかしかし、良く考えてみると、この考えは穴だらけだ。日本の2002年からの数年間は、デフレにも関わらず景気拡大していた。デフレだから景気が悪いなら、こんな現象は起きないだろうし、インフレ状態でいたアメリカの景気が常に良かった訳でもない。デフレでどんな影響があるか考えてみるまず「値段が下がれば業績が悪くなる」のか。これは一つ一つの商品の値段と物価水準を考えると、デフレとは物価水準が下がることだ。商品の価格が1%下がっても、物価が1%下がれば、実質的な価値は変わらない。消費者にとっても、同じ給料で買えるものは増え、安くなったものはたくさん売れる。デフレは消費者にとってはいいことなのだ。ただし、企業にとっては、従業員の給与に下方硬直性がある場合は収益減になるため、短期的には減益要因となる。ここで損失が発生するのは、製品価格の下落と給与や経費の下落にタイムラグがある場合で、ラグがない場合は収益に対しては中立要因になる。また、デフレと言うのは債務者から債権者への所得移転の意味合いを持つ。そのため、負債の多い企業は実質債務が増えるため、その分業績が厳しくなる。しかし、同時に現金部分の実質価値が増えるため、現実的には影響は見た目より小さいだろう。まぁ、平たく言うと、貨幣錯覚により影響は大きく見えるが、実際はそれほどでも無いということだ。デフレによって物が売れなくなると良く言うが、これっておかしな話だ。売れないからデフレになるのだ。と言う話である。デフレが問題なのは、賃金や価格の硬直性によって調整が遅れるときで、特にデフレで実質賃金が上がると企業収益を圧迫するので、インフレによって実質賃金を下げることが企業の利益になる。つまりインフレは実質的な賃下げだと言うことだ。インフレにしろと呪文のように唱えるが、インフレは実質賃金を低下させ、そのために企業収益が上がるという一面を持っている。現在の様な安定したマイルドなデフレなら、デフレ自体の影響は、1%のデフレなら、収益影響度は最大でも1%しかないそして、経時的に賃金調節などがおきれば、その後の影響はゼロになる。結果として名目値で減収になっても、実質値では変わらない。これで減収になったと考えるのは、単純な貨幣錯覚にすぎない。日本の場合は、正規雇用を減らし、非正規雇用を増やすという形で平均給与の下落がすすんでいる。デフレ予想は織り込まれ、貨幣錯覚はそれほど大きくはないだろう。以下はwikiからの、貨幣錯覚の転載短期的には貨幣錯覚が存在するならばインフレ率と失業率の間にトレードオフが発生するが、長期的には人々が間違い続けることはなく貨幣錯覚が解消されるとすると、インフレ率と失業率の間のトレードオフは消失する(→フィリップス曲線、自然失業率)。その結果、インフレ率を引き上げるような政策は短期的には失業率の改善を達成できるものの、長期的には失業率は下がらなくなりインフレだけが上昇してしまうという、望ましくない結果を招く。ただし、アカロフらの指摘によると、貨幣錯覚は長期的にも解消され難く、この時には長期的にもインフレ率と失業率の間のトレードオフは残る。ま、よく判らん言い方ですが私は、インフレ率が上がった場合、短期的には貨幣錯覚により雇用が増えると思う。しかし、インフレ予想が定着し、定常的なインフレになれば、この貨幣錯覚はなくなり、GDP成長率は以前の自然水準に戻るのではないかと思う早い話が、インフレ自体は長期的には大きな景気押し上げ要素がない過去事例を見れば、高成長しているときは例外なくインフレになっている。しかしこれは、インフレだから高成長していると言うことではない当たり前だが、景気が良くなって、受給が引き締まるからインフレになるのだ。インフレになったから受給が引き締まるなんてことはない例えば、株の話をすると、企業収益が悪くなったら株価は下がるだろうこれを、両者には相関関係があるのだから、株価が下がったから企業収益が悪くなったという人は、マズいないだろう。もう一歩言って、株価が上がれば企業収益が良くなると言ったら、この人大丈夫かなと思うのではないかインフレと景気の関係も、これに似ていると思う実体経済の受給が緩んだからデフレになったのだ実体経済を無視して、金融政策でインフレにしました。しかし、それで実体経済の受給が引き締まるだろうか? 私はならないと思うよ。貨幣錯覚のプラス効果は短期で終わるし、当然金利も上がってしまうから、民間企業の資金はクラウドアウトされて、それほど大きな投資が起こるとは思えない。金利が上がれば、民間投資は抑制される。何故かこの大原則を無視して、リフレ派はインフレになれば投資が増えるとか言っている。何より、国内投資が低調なのは、国内の投資収益が低調だからで、だからデフレになったのだ。国内の投資収益が上向かなければ、国内の投資は増えない。そのためには、インフレにするより、法人税を減税したほうがよほど効果がある。(税金と言うのは、企業にとってはただのコストだ。そして、日本はそれが世界で最も高い)私は昨年の日記で、法人税とフラット税制を導入すべきだと言ったが、背景にはこんな認識がある。実体経済、国内産業を活性化させる以外に解決策はないと思う。
2013年04月23日
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少し前の話ですが、安部総理が、デフレは「貨幣現象」だとか言っていました。これ聞いたときは「えっ?」て思いましたよ社会に流通している貨幣の総量が物価の水準を決定するという経済学説(貨幣数量説)があります。この考えでは、社会に出回る貨幣が多いとインフレになり、少なければデフレになるという考えです。要は、貨幣が少ないからデフレになっている。なので、金融政策で貨幣を増やせばインフレになると言う考えなのでしょうが幾らなんでも、全部が全部貨幣現象の訳がないだろうゼロ金利下では、金融政策でインフレは起こせません。これは過去10年程度の社会実験で、ある程度証明されてしまいました。これでインフレになるのなら、過去10年でとっくにインフレに振れています。有名なのはミルトン・フリードマンで、彼は「インフレーションとはいついかなる場合も貨幣的現象である」とか言っています。彼およびその信奉者は、この説ゆえに「マネタリスト」と呼ばれています。岩田・日銀副総裁も、広義にはこの一人になります。この説からは、必然的に、「貨幣の量を増やすことがデフレ脱却につながる」という結論が導かれる。黒田・日銀による「大胆な金融緩和」とは、まさにそのことであるでしょう。しかしね~ 全部が全部貨幣現象の訳ないでしょう、と思います。先日の日記にも書きましたが、この学説は、2000年代の日本では旗色が悪い・・・と言うか、全てが貨幣現象だと考えている学者の方が圧倒的に少数派です。インフレやデフレにはもっと複合的な要因があると考えるのが当たり前です。単純な話ですが、テレビやパソコンの値段が下がったのは、貨幣現象とは全く違う要因ですし、グローバル化に伴う賃金下落圧力も、貨幣現象とは無関係です。そして、インフレ転換してもテレビやパソコンの値段は元には戻りませんから、インフレ転換しても問題解決とは行かないのです。なので、そもそも論として、政策目標に金融政策でデフレ脱却というのが間違いだと思う。メリットがあまりに少ないし、実現性が不透明だ。金融政策ではマネーストックをコントロールすることが出来ないので、デフレ脱却できません。今回の量的緩和も、効果は疑問です。インフレにするだけなら、実は簡単で、実物資産を政府(日銀)が買い捲れば良いのです。そうすれば、嫌でもインフレになります。しかしこれは、金融政策ではありません。日銀のETFや J-REITの購入も、金融政策ではありませんインフレ誘導するなら、財政政策が最適です。
2013年04月20日
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量的緩和はそもそも効果があるのだろうか今日はその点に関して意見でも書いておこうと思います。「量的緩和でインフレ率が何故上がるのか」と考えると、私など最初に考えるのは、貨幣数量説に基づく経済理論を思い浮かべる。曰く 「日銀が準備預金を積み増せば物価が上がる」と考えるマネタリストの考え方だ。かく言う私も、昔は素朴にこの理論を信じていたのだが・・・ どうやら現在の状況では通用しない考えとなっている。「流動性の罠」に陥っているからだ日本は2000年代に入り、デフレ脱却のために量的緩和を行ってきたのですが、この政策の導入以前から、効果があるのか?と言う議論はありました。有名なのは「岩田・扇論争」とかがあるようですが、これは時代背景が2000年代と異なるため、話の中身が現在とズレがあるようです。簡単に書いてしまえば、マネタリーベースを増やせば、銀行貸し出しが増えて(マネーストックが増えて)インフレになると言う考えですが、2000年代のデータを見る限り、マネタリーベースとインフレ率には全く相関関係がありませんどうやら学者の間では、「量的緩和に直接的な効果はない」と言うコンセンサスができているようで、学者でこれを提唱している人は殆どいないようです。が、どうやら高橋洋一さんがこれを主張しているようです。この人大丈夫なんですかね先に書いたように、量的緩和はインフレ率に直接的な影響力はないというのは、学者の間ではコンセンサスになっています。でも、日本ではもう一歩進んで「異次元の量的緩和」をするわけです。これをやる根拠は大まかに2つあるようです。一つは、大幅な金融緩和をすれば、予想インフレ率が上がりインフレになるというものです。今回副総裁になった岩田規久男氏がこれを主張しているようです。しかし、マネタリーベースがなぜインフレ予想を高めるのかという理論がなく、過去10年、マネタリーベースを増やしても予想インフレ率は上がらなかったと言う事実があるので、どうも旗色の悪い理論だと思いますねもう一つは、偽薬効果と言うものです。量的緩和ではインフレにならないことを認めた上で、「首相が信じて国民に宣伝すれば偽薬効果がある」という考え方です。まぁ、株で言えば、「株式分割すれば株価が上がる」と言うようなもので、本質的に上げる効果はないが、上がると信じる人が多ければ上がると言う、心理効果のみを狙った考えです。山崎元氏などがこれに当たります。結局、量的緩和の効果はゼロではない(心理効果はある)が、大きな力はないと考えるのが妥当だと思います。岩田規久男氏は、緩和の量が足りないとの主張で日銀批判をしてきています。私も日銀が極端な政策を取れば、どこかに閾値があり、ある一定の水準を超えればインフレになると思います。しかしそれは、財政ファイナンスと取られた「日本売り」なので、恐らく2%の物価目標などぶっちぎって、コントロールの効かないインフレとなるでしょう。アベノミクスはインフレを起こすことのできない偽薬ですが、偽薬にも効果があるので、無駄ということはない。しかし、日本の財政状況を考えると、財政ファイナンスと取られかねない一連の政策は、ハイリスク・ローリターンのまことに愚かな政策に見えるのです。2000年代に入り、古典的なマネタリストの主張は否定されてきました。リフレ派と呼ばれる人たちの考えも、学術的には否定的、事後的な観察でも「負け続け」なわけです。(本人たちはそう思ってないでしょうが)それらの人が政府の実権を握っている現状には、ちと驚かされます。世論がそれを望んだと言うことですね衆愚政治と言う言葉がピッタリ来ます。高橋洋一さんの言ってることは、かなりおかしいよこういう人が影響力を持っているのは、憂うべきことだと思う。
2013年04月18日
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4月5日の日銀の政策発表は、非常にショッキングでした。確認の意味で、内容を書いておこうと思います。・金融市場調節の操作目標を、従来の無担保コールレート・オーバーナイト物から、マネタリーベースに変更することとしました。その上で、「マネタリーベースが、年間約60兆から70 兆円に相当するペースで増加するよう金融市場調節を行う」ことを決定・長期国債の保有残高が年間50兆円に相当するペースで増加するよう買入れを行うことを決定しました。また、長期国債の買入れ対象を、40年債を含む全ゾーンの国債とした上で、買入れの平均残存期間を、現状の3 年弱から7年程度と、国債発行残高の平均並みの期間に延長・ETFおよびJ-REITの保有残高が、それぞれ年間1兆円、年間300億円に相当するペースで増加するよう買入れを行う・「量的・質的金融緩和」は、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで継続することとします。・「資産買入等の基金」は廃止し、いわゆる「銀行券ルール」を一時停止することとしました。内容はこちらまー 内容見て「正気ですか?」と本気で思いました。「伝統的な」金融政策から完全に逸脱しています。従来の金融政策って言うのは、ちゃんと理由があって色々と制限がされているので、そのルールを無視して大幅な緩和をすると言うことは、相応の副作用があると考えなければいけませんこれまでの日銀の買いオペには いくつかルールがありました 金融調節を目的とする買いオペによる 国債保有残高は発行日銀券を超えない範囲とする 直近発行銘柄はオペの対象としない 保有する長期国債の残存年数 1~2年とする(2012年4月27日まで) →1~3年(2012年4月27日以降)今回の会合で、いずれも撤廃されました。これらは 日銀のバランスシートを守るためであり、また財政ファイナンスと受け取られないためにやってきたことです。問題は、デフレがどうのと言う以前に、国債や通貨の信任に関わる事柄だと言うことです。軽々に撤廃して良いものではない日銀の政策目標が マネタリーベースに変更になって その目標に向かって国債を買い入れるということは、日銀の国債保有残高が、総発行量に占める割合をどんどん増やしていくと言うことです。そして、あまりにその割合が高くなれば 市場はそれを財政ファイナンスと認める日が来るかもしれませんそれは日本国債の格付けが下がる事を示唆し ジャンク債となれば大量に国債を保有する銀行や生保は経営悪化は免れないでしょうし、それ以上に国債を買いまくってる日銀のバランスシートまで毀損され空前の円安に見舞われる、と言うシナリオも普通に出てきました。量的緩和は、買い続けているうちはまだいいですが、これをいざ解除する時となれば 問題が多く発生します。当たり前ですが、日銀がグロスで月7兆円も買うと言っているのですから、暫く国債は高値で推移するでしょう。ファンダ無視した高値で日銀は国債を買い入れるのです。国債金利のファンダメンタルズによらず、日銀が常に満期の長い国債を買ってくれるのだから、国債価格は上がり、金利は下がります。こうした長期金利の人為的操作は、まさに官製バブルそのものです。そして、ファンダから乖離したバブルは、必ずはじけます。信用崩壊で金利が上がる、又は首尾よくインフレ率が上がると、金利上昇で値を下げた国債を日銀が抱え込む事になります。量的緩和解除のため売却すれば、売却損が多く発生します。平均残存期間が7年なら、1%の金利上昇で約7%の損失が発生するのですよ。かといって、売らずに保有し続けると、財政ファイナンスと言われかねない計画通りに買い入れれば、2年後の日銀の保有国債は約200兆円、平均残存期間は7年です。インフレ率2%なら、現状からは最低でも2.5%程度は金利が上がるでしょうから、その損失は・・30兆円を越えてしまいますね損失が発生すれば、最終的には日本政府が負担することになります。その他ETFやJ-REITも買う訳です。これらは金融政策と言う名が付いてますが、実質的には国の財政出動による資産買取と言って良いと思います。これらの政策を、今回副総裁になった岩田規久男さんが提唱してたのは知ってたが、まさか本当にやるとは思わなかった。昔の社会党みたいに、責任ある立場になったら、この様なリスキーな政策はしないだろうと思っていたのです。外野なら幾らでも無責任なことを言えますが、当事者になればできないだろうとまー ホントにビックリした。正直、まともな出口戦略があるとは思えないのですが・・・どうなるか、非常に興味がありますね
2013年04月11日
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またまた久しぶりの更新となりますが、最近の金融政策に関して少し書いておきたいと思ったので筆を取りました。まーしかし、本気で日本大丈夫かなと、思ってしまう今日この頃です。昨年の今頃は、少々日本政府の財政に関して書いていました。過去の私の書き込みを見れば判りますが、私はアベノミクスと呼ばれる政策には大反対です。理由はここでは書きませんが、盛大なバラマキをまた始めたなと思っています。今回、内閣支持率は非常に高い状態で推移していて、今までの内閣支持率のパターンを踏襲していません。理由は為替と株式市場が好調だからでしょう。為替が円安方向に動き始めたのは昨年の11月頃からです。これは海外投資家の投資姿勢がドル、ユーロに回帰し始めたからですが、これに自民党の歴史的勝利、その後の首相による大幅な日本の金融緩和を示唆するニュースも加わり、円安方向に弾みがつきました。ニュースなどではアベノミクスのおかげで円安的な論調が目立ちますが、今回の市場の動きは、「たまたまタイミングが良かった」のだと思います。そして、日銀人事と先日の金融緩和のニュースです。ニュースを見たときはぶったまげたそして、やっちまった感が半端なかった。これ、急先鋒の「リフレ派」と言われる人たちが主張してたことをそのままヤル気ですね。日銀の保有国債を倍にするとか・・・・先日日銀のB/S見てみたら、日銀の保有国債は約100兆円 これを倍増する気らしいサスガにここまで極端な金融緩和をすれば、そりゃ円安になるでしょうよインフレ圧力も増すし、普通にデフレ脱却は可能でしょうが、だから日本の問題が解決するわけではありません短期的には当然、景気にはプラスですが、長期ではとんでもない副作用が出る政策だと思う。こんな異常で危険な社会実験をやるなよと言いたい副作用でトンデモナイことになりかねません個人レベルでは、暫くは続くであろう「官制バブル」に踊るのが最適解なのだろうが、自分の意見は陳べておきたいと思う。
2013年04月10日
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久しぶりに少し更新8月に旅行から帰ったら、体調崩して更新がとまりそのままなんとなく更新しなくなってしまいました。たまには更新するかと言う感じですね。その間に、先の選挙で自民党が大勝し、安部政権が発足、アベノミクスなんて言われる政策を行ってます。内容は盛大なバラマキですね~補正予算が13兆円とかww 規模がまたすごい今年度末の公債残高は1100兆円に迫るようで、もう処置無しと言った感じでしょうか。短期的には株は上がるでしょうから、市場関係者は万々歳でしょう。私も株を本格保有してたら、普通に喜んでいたでしょうが、今は小さいのでそれでも、配当とりで保有してる株は堅調なので、嬉しいは嬉しいです。そろそろ株の本格反騰があってもおかしくないので、ここは強気でホールドでいい気がします。やれやれ売りをして、悔しい思いをしないように^^
2013年03月03日
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今回、予約がなかなか取れなくて、急遽お願いしたホテルですが、第一印象は非常に良いホテルでした。居室内は非常に過ごしやすく作られており、42型のテレビとDVDも備えられています。設備は明らかに良い。しかし、この界隈のホテルとしては、ここは比較的リーズナブルな価格設定になっています。少し不思議に思ったのですが、ホテル内を散策して、なんとなく理由が判りました。山の中に建ったホテルで、海に面してないゴルフ場が隣接しており、ゴルフには便利でしょうが、マリンスポーツには向きませんプールは大型のものが一つありますが、水深が深い 子供向けではありません価格なども加味すると、穴場的ないいホテルだなと思いましたが、子連れには微妙です。が、どうやら妻と息子は大いに気に入ったようです。昨年泊まったシャングリラも良かったのですが、居室内の居心地の良さはこちらの方が上です。朝食のビュッフェ会場と取ってきたもの最初に外で食べるか、中で食べるか聞かれます。我が家は当然冷房の効いた中でシンガポールのホテルでは、インド系のツーリストも多く、カレーが朝食に見られます。息子は何故か、ここの味噌汁に嵌ってました。美味いのかな?って飲んでみましたが、見事な化学調味料の味wwここ、和食レストランないんですよね 和食の料理人は居ないな 南国フルーツは正直あまり美味しくない 果物は日本のもののほうが圧倒的に美味しいと思いますが、ここのメロンはなかなか良かった。一日一麺、これは海老ワンタンメンです。これは非常に美味しかった。品揃えは比較的少なめですが、何の問題もありません。ここではちゃんと、コーヒーと紅茶、いれてくれました^^ここでハタと気づいたのですが、昨年の旅行では非常にビュッフェの内容が良かったと日記に書いたのですが、これはただ単に、昨年泊まったホテルが当たりだったというだけでした。知らず基準が上がっていたようで、マンダリンオーチャードへの酷評はちと中立ではなかったかなと思います。まぁしかし、マンダリンオーチャードにはもう泊まらないな朝食に普通にコーヒーを頼んだら、あまりの濃さにビックリ忘れていたのですが、こちらのコーヒーは物凄く濃く淹れるのです。すっかり忘れていました。これは流石にブラックでは飲めない朝食後、一休みしてホテルのプールへこの日は4時間くらいすごしましたが、やっぱりリゾートホテルは良いなと実感します。写真の飲食物はタイガービール 12S$++パイナップルジュース 8.5S$++フィッシュ&チップ(かな?) 10S$++チキン(名称覚えてない) 12S$++ とても辛かったポテトはキッズメニューです。あまり腹が空いてなかったので、適当に軽食をサンドイッチなどは、20S$前後でした。他の人が頼んでいるのを見ましたが、かなりのボリュームがあります。一度頼んでみようと話してましたが、結局頼む機会なく、旅はおわってしまいました。
2012年08月05日
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8月1日は移動日になります。マンダリンオーチャードでは、どうにも居心地の悪い思いをしてしまいました。利便性は最高でしたが、正直あまりおススメ出来ないな~チェックアウトも11時とのことで、通常より1時間早い次のホテルのチェックインは15時ですから、かなり時間が空きます。ホテルに荷物を預けてオーチャードをぶらぶら数日かけてみていますが、日本の商品や飲食店がものすごく増えています。AKB48のオフィシャルショップとかもあって笑えました。日本の飲食店もちらほら見かけます。有名ラーメン店の一風堂を発見(ホテルの下のショッピングセンター内4階)、実は日本の我が家から徒歩圏にこの店があり、一時通っていました。美味しいラーメン屋です。値段は・・・ 白丸元味で1000円くらいかな 日本では750円ですから、かなり高めに設定されています。当たり前ですが、ここでは食べませんでした。その他、すし屋とか蕎麦屋とかも見ましたが、値段はかなり高めに設定されています。蕎麦屋はかけそばで12S$(800円)くらいでした。税サービス料が加算されるでしょうから、一杯900円を越えるでしょう。正直、客入るの?と思っていたのですが、寿司屋といい、ラーメン屋といい、良く客が入っている。日本より一人当たりGDPが高い国は違うな~と思いますねレストランで食事をする分には、日本よりシンガポールの方が高いと思う。特に酒に関しては、シンガポールはとても高くつきます。酒飲みに取っては厳しい国です。オーチャードではバーゲンとかもやっていたので、ティンバーランドのポロシャツと適当に財布を購入靴も安かったのですが、荷物になるので購入は断念高島屋で財布を見ていたら、気づけば息子がガンプラを夢中で見ていました。おもちゃ売り場と紳士用品を同じフロアにするとは・・・・てことで、結局プラモデルを購入するハメにwwその後は軽くカヤトーストをつまんで、次のホテルに向かいます。カヤトーストとアイスコピ(コーヒーです)こっちのアイスコーヒーはとても濃く入れてあり、それに練乳が入っています。ものすごく甘いのですが、実に美味しいので、機会があれば試すことをおススメします。カヤトーストは、豆のジャム?とバターをトーストにはさんだものこれもまた美味しい その後、少し早めに次のホテルに向かいます。ホテルまでタクシーで15分くらいかな?ホテルはセントーサ・リゾート&スパホテル名称の変更があったみたいです。入り口の名称と違っていました。や~~ リゾートホテルだ^^良いな~チェックイン1時間前に入り、荷物を預かってもらおうとしたところ、なんと部屋を使わせてもらえました。荷物もポーターにお願いして部屋まで持ってきてもらいましたが、立ち居振る舞いも気持ちよかったし、部屋の設備も良い、非常に好印象です。と、ベランダの外に孔雀がやってきました。勝手に「クジャッキー」と命名完成したガンダムと記念撮影もしてみました。人に慣れきっていて、全く逃げる素振りを見せません。明らかに餌を欲しがっているようなので、少しお菓子をあげたら、ベランダ前から離れなくなりました。息子は大喜びです。やっぱりリゾートホテルは良いですね。シティホテルなんて止めとけば良かった。私「ここに6泊すればよかったね」妻「いや、8泊でしょ」と言う会話が自然に交わされていました。
2012年08月04日
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旅行も3日目となり、息子の体調も良くなってきたと思ったら、今度は妻がコンコンと咳をしだしました。間が悪いな~ まぁ、どちらにしてものんびりするだけなので、遠出はなしですねとりあえず、息子は大丈夫そうなので、プールを解禁しました。立地のせいでしょうが、プールは四角い小ぶりなスポーツプールここ10年で泊まったホテルの中で、一番ショボイプールでしたwwしかし、プールには違いない。息子は楽しそうでした。その間、妻はオーチャードをプラプラ私は息子と遊んだり、本を読んだりの繰り返し酒の飲みすぎと、朝食の食べすぎで食欲がなく、昼食はパスして息子と4時間ほどプールで過ごして部屋に帰り、そのまま少し昼寝まぁ、だらだらですねしばらく休んで、夕食のためお隣の高島屋にここはホントに便利だ。ぶらぶら歩きながら、フードコートで適当に腹を満たします。フードコートは、食事時には席がなかなか取れないくらい賑わいます。シンガポールでは、このフードコートが楽しみなのですよ色々食べれますし、それなりに美味しい写真はここ3日ほど食べたものの一部をご紹介写真左上麺と鳥のスモーク 写真はミドルサイズです。このサイズで8S$これは非常に美味しかった写真右上カタカナ表記だとヨンタオフーと言う食べ物です。4.5S$自分で具を選んで、ゆでたものをスープと一緒に食べます。結構美味しい妻の好物です。写真左下シンガポール名物チキンライスの亜種みたいなものです。スモールサイズで4.0S$これもかなり美味かった。以前、有名店で食べたチキンライスより、フードコートで食べたチキンライスの方が美味しく感じる。写真右下アイスケチャンとボボチャチャカラフルなほうは、シンガポールではベーシックなカキ氷です。小豆やゼリー、コーンまで入っていて、意外なくらい美味しいです。もう一つは、ココナツミルクで根菜を煮た暖かいデザートほのかに甘いココナツミルクと根菜が、意外なくらい合います。まぁ、お気に入りをいくつか紹介しました。そうそう、高島屋のスーパーを覗いたら、マンゴスチンが売っていたので喜んで購入10個くらい入ったネットが6S$でした。マンゴスチン、美味いよね~3日間で3ネット購入 ホテルで冷やして食べてます。美味いシンガポールの食は実に楽しいここに何度も旅行に来る理由の一つです。
2012年07月31日
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今回滞在しているホテル、マンダリンオーチャードは、私が以前に泊まった後にリノベーションをしていまして、大幅にレイアウトが変わっていました。フロントは5階にあり、フロントの目の前にビュッフェレストランがあります。店名を見てビックリ、チャターボックスと言う店名です。チャターボックスはシンガポールの名物、チキンライス発祥の有名店です。私も旧店で2回ほど食事を取りましたが、こんなに変わっているとは以前は1階に店舗がありましたが、移転したんですね。朝食ビュッフェはこの店で提供しています。てことで、朝食ビュッフェです。ツマラン写真だな・・・昨年泊まったマリーナマンダリンの同系列ホテル、宿泊価格帯もほぼ同じと言うことで、昨年と同じレベルのサービスを期待していたのですが、悪い方向で期待は裏切られました。部屋は狭い(これは立地条件から言って致し方なし)朝食ビュッフェは、明らかにマリーナマンダリンに劣ります。サービスもちと気になったことがいくつかコーヒーなどは普通、最初にオーダーを聞いて持って来てくれるのですが、ここは全部セルフでした。この価格帯のホテルに泊まって、この部分がセフルと言うのは初の経験です。品揃えも微妙によろしくない朝食では、毎回一度はオムレツを作ってもらいますが、作り手は今まで見た中で一番下手糞でした。こりゃもう頼まんな立地は最高、サービスはイマイチ私のこのホテルの感想です。残念ながら、マリーナ地区に泊まったほうが良かったな写真はフィッシュボールヌードル^^ ローカルフードで私の好物です。味は良い シンガポールに渡航すると、一日一麺を実行している私としては、朝食ビュッフェの麺は非常にうれしい^^ ホテルのは、例外なく美味いのだこれでラクサがあればな~~ 好物なんだが、ビュッフェでは普通提供されないシャングリラでは提供していたが、今年はこのホテルには泊まらないのでねフードコートで食べよう子供の体調が悪く、この日はプール禁止で一日休養です。熱発しているため、薬を妻が買ってきました。PANADOLと言う薬、小児用の解熱剤のようです。ネットで調べたら、主成分はアセトアミノフェンでした、24錠入りで3.9S$安い歩いて直ぐのところに、日本人医師のいる病院があるのですが、受診するほど酷くはなさそうです。息子よ、これで元気になれよ私はこの日、部屋で読書をしながらビールをチビチビプールサイドでやるか、部屋でやるかの違いですが、プールサイドの方が気分が良いのは間違いない少し寂しい旅行の序盤でした。
2012年07月31日
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さてさて毎年行っている旅行ですが、今年は子供の夏休みに合わせて計画を立てました。昨年まではオフシーズンに計画をしていたのですが、息子が小学3年生ともなると、サスガに学校を休ませるのもな・・・・ と言うことで、今年は夏休みに旅行です。我が家では、毎度お馴染みのシンガポールに渡航します。夏休みシーズンは渡航費も高くつきますね・・・・ まぁ仕方がありません宿はともかく、エアチケットが高いと言うことで、28日から旅行に行ってきました。1年振りの成田空港は、非常に混んでいます。そう、ここまで混んでいるのは記憶にない。夏休み入って直すぐの土曜ですから、よく考えたら日程的にはベストに近い ぜんぜん意識してなかったよ混んでいるのも無理はないですね、チェックインカウンターは長蛇の列です。家族連れが目立ちました。JL719便、10:50発、2時間前にはチェックインするつもりが、30分以上遅れてしまいました。まぁしかし、時間的には余裕があったので、何の問題もありません昨年も同じ便で渡航しています。食事は相変わらず・・・・・ まぁ、美味いとは言えないか子供も今年から、チャイルドミールを頼むのをやめたので、同じものが出ます。デザートはハーゲンダッツのバニラ、これも昨年と変わらずです。機内でサービスされるビールは、一番搾り、スーパードライ、エビス、プレミアムモルツの4種類私は普段は、糖質オフの発泡酒を飲んでいる(ちと尿酸値が気になっている)ので、ここぞとばかりエビスとモルツを頼んでみるん、美味いの~ 体に悪いものは、実に美味い酒に酔ってうたた寝したり、本を読んだりして約7時間の旅程を過ごしました。結構あっという間だったなチャンギ国際空港へ到着イミグレは長蛇の列で出国には時間がかかりましたが、到着が17時前で、まだ外は十分に明るいさっさとタクシーに乗って、ホテルに向かいます。今年の旅程は9泊になります。最初の4泊はオーチャードロード(シンガポール一番の繁華街)のマンダリンホテル、後半4泊はセントーサ・リゾート&スパ、最後の一泊は空港に隣接したホテルに泊まります。実は、今年も昨年と同じホテルを取ろうとしたのですが・・・ なんと空きがなくて取れないというビックリな状態に昨年泊まったシャングリラ・ラセ・セントーサは、息子がものすごく気に入っていたので、今年も泊まろうと思っていたのですが、希望旅程に空きがなくて取れませんでした。のんびりしていて、予約を急がなかったのがいけなかった。前半のホテルも昨年と同じマリーナマンダリンにするつもりでしたが、価格が折り合わず(何故かこちらは、価格が極端に高くなるということで)ならば同系列の立地の良いマンダリンオーチャードにしようと言うことにしました。マンダリンオーチャードは、高島屋の隣にあるホテルです。利便性と言う意味では最高のホテルです。実は10年以上前に一回泊まったことがありますが、良く覚えてないチェックインはスムーズに・・ 行かなかった我が家は必ず朝食は付けて予約を取っていますが、何故か食事が2人分だと告げられる??? そんな訳がないと、3人だと告げるが、同じことを言われ、バウチャーを指差す。わざわざ追加料金払っているので、間違いないよ少しイラッとしてチェックイン疲れていますが、小腹が空いているので、少し休んで食事に出かけました。歩いて直ぐのところに、小籠包の名店、鼎泰豊があるため、早速そこで食べようと出かけました。相変わらずの人気店なんと、30組待ちです。が、回転は速いので、待つことにしました。肉チャーハン 9S$海老ワンタン 7.5S$小ロンポウ 9.8S$酸ラータン(小) 5S$などなど この店は、税金とサービス料(両方で17%)加算されます。酒は頼みませんでしたので、全部で50S$(約3300円)程度です。しかし、どうも箸が進まない味が落ちたか?とも思いましたが、どうも自分が食えなくなっているみたい、いい加減歳だってことでしょうそれに疲れているしね息子も元気がない おかしいと思ったら、どうやら発熱している臭い早々に食事を切り上げてホテルに戻りました。私はポカリスエット等の飲料水を買い込むために別行動で高島屋の地下にあるスーパーで買い物です。案の定、息子は発熱していました。とりあえず、ゆっくり休もうね
2012年07月31日
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原発にの安全性に関しては諸説ありますが、私自身はかなり楽観的です。と言うのも、今回の福島ようなシビアアクシデントがあっても、実質的な放射線の害はびっくりするほど少なかった。恐らく、今後も殆ど健康被害はないでしょう。私はニワカで放射線について調べましたが、かなり疫学調査が進んでいたことに驚きました。これらのデータを見る限りでは、思っていたほど放射線と言うのは怖くないたばこの方がよほど怖い存在です。放射線の致死量(LD100)は7シーベルト程度、50%致死量(LD50」)は3シーベルト程度のようです。疫学的に有意差が出る被爆量は100ミリシーベルト辺りからで、この被爆量を受けると発ガン確率が約1%(死亡率は約0.55%)あがることが判っています。これがどういうことかと言うと日本人の場合、約5割の人が癌になります。(発ガン率が50%)それが、瞬間線量100ミリシーベルトを被爆すると、発ガン率が51%になるということです。そして、被爆の影響と言うのは、現在の政府の放射線防護の考えでは、低線量でも影響があると考え(LNT仮説)策定されています。しかし、疫学調査では、どうやら低線量の被爆では、健康被害が出ないようだとの結果が出ているようです。現実的に考えれば、人は普段から自然放射線にさらされています。そのため、人間の体は放射線に対して抵抗力があると考えるのが妥当でしょう。疫学的にもこれを裏付けるデータが出ているようです。これらの事柄から考えると、低線量被爆は自身の防護機能が細胞修復をしてくれるため、同一線量を瞬間的に受けるのとは影響がことなります。もちろん、瞬間線量での被爆のほうがはるかに健康被害が大きくなります。ですから、瞬間線量100ミリシーベルトの被爆と、1年間の積算線量での100ミリシーベルトの被爆では、影響は異なります。先の日記に書いた、年間5ミリシーベルトと言う放射線は、恐らく人体に殆ど影響を与えないでしょう。その根拠は、世界には自然放射線が年間10ミリシーベルトを越える地域が複数ありますが、その地域に暮らす人々の発ガン確率は、疫学上の有意差のある上昇を見せていないためです。単純に書きましたが、私の放射線に関する認識はこんな感じです。内部被爆と外部被爆では、内部被爆のほうが怖いのは確かですが、低線量であればどちらにしても大きな影響とはなりえないでしょう内部被爆で有名なのはヨウ素131ですね。これの半減期は約8日です。この物質は、甲状腺に特異的に集積するため、甲状腺がんを起すことが知られています。チェルノブイリで約2000人程度甲状腺がんを発症したようですが、これの原因はわかっているようです。ミルクを介して子供が経口被爆をしました。ですので、日本のように食品検査が行われているところでは、同じことは起きません。後は、セシウム137ですかセシウムは、半減期30年とか言うのがあるので怖く感じますがこれは、体内から排泄されるので、ずっと堆積するわけではないようです。生物学的半減期は約100日なんかつらつら書いてみました。どう考えるかは人それぞれでしょうが、闇雲に怖がるのは非合理です。
2012年07月29日
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少しブログの間が空いてしまったら、すっかり更新意欲が減退して放置してしまいました。その間に原発の再稼動が始まりました。以前の日記に書きましたが、私は原発の早期再稼動を全面支持してますので、まぁ喜ばしいことだと思います。しかし、この決断は遅すぎますね一体幾らの損失になったんだか放射線に関しては、昨年、私はご他聞にもれず、ニワカではありますが色々と調べました。参考になったな~ と思うサイトはこちら放射線と健康を考える会それらの知識を元に日々の放射線に関する報道を見ると「なんでこんな報道になるんだ?」と思うことが多い例えば、千葉の柏市が放射線レベルが高いと一時話題になりました。実は私の妻の実家が柏なのですが子供を連れて帰省した時に、近所の空き地の放射線レベルが高いので、除染すると言う話がでました。データを見せてもらったら・・・・時間線量の表記だったのですが、概算で年間積算線量で5ミリシーベルトくらいの線量です。私の感想は、「無害じゃないか、これで除染なんて金の無駄だ」職場で、ある程度放射線の知識が必要な部署にいた人にこの線量を話したら、「そりゃ無害だ」と即答でした。恐らく、専門家ならほぼ全員が無害と言うレベルの放射線に対して、公金を使って除染とは感情論に振り回されるのも大概にして欲しい同じことは原発の再稼動にも言えます。先日、放射線の専門家と飲む機会があったので、福島の放射線に関して聞いてみたのですが「あれだと、大リーガーの方が被爆量が多い」そうです。飛行機に乗ると宇宙線が強いので、通常より多く被爆します。しかし、ツアーで飛行機に乗る機会の多い大リーガーや、飛行機のパイロットの発ガン率が高いなんて聞いたことないよねwwこれらの研究はちゃんと進んでいて、瞬間線量なら別かも知れませんが、通常は年間200ミリシーベルト以下の被爆では殆ど影響がないことが知られています。それらは事故後に知ったことですが、ニュース番組だと、「低線量の影響は判らない」と言っている。報道姿勢がおかしくないか?日本の放射線規制は、閾値なしの直線主義に基づいて、物凄く保守的に作ってある。個人的には、保守的過ぎて経済性を損なっているので、緩和したほうが良いとすら思う福島レベルの放射線だと、タバコの害の方が大きい喫煙者で原発反対論者は、自身の嗜好品が周りに与える悪影響を再考するべきだと思うぞ現実に、福島原発事故で直接放射線障害で亡くなった人はいない過去最悪と言われるチェルノブイリでも60人程度チェルノブイリでは、その後子供が甲状腺がんを発症したが、それはミルクを介して放射線物質を体内に取り込んだせいだと判明しているため、日本では同じことは起きない恐らく、福島の放射線による健康被害は、殆ど無いだろうあるのは、避難生活に伴う心労や疲労による2次被害だろうさて、人が死なないとなれば、原発問題と言うのは純粋に経済問題と考えることができます。経済的には原発停止はとてつもなく愚かな行為なので、早々に全面再稼動すべきでしょう脱原発は、再稼動後に考えることです。原発停止は感情論以外の何者でもありません感情論に流されて、兆円単位の経済損失を被るなんて愚かなことです。さっさと全面再稼動で良いのにと思う
2012年07月22日
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ギリシャの選挙も無事終わり、幸いなことに緊縮財政容認の方向に政治が行きそうです。まぁ、とりあえずは良かった^^私は先週、仕掛けていた株は全部手仕舞っておきました。トータル成績は+2.6%と言うところです。ギリシャ選挙をまたいで持ち続ける勇気はなかったので、とりあえずプラスになったところで適当に手仕舞っておいたのですが・・・厳密にルールどおりにやっていたら、余裕で10%越えの利益だったのは秘密です^^改めて、自分の感覚が当てにならないと言うことを確認してしまったwwやっぱり逆張りは高確率ですねでも、もうやらない10%取りに行くのに、このストレスは割りに合わない 他の方法の方がいいやユーロは今日は強いのかと思いましたが、案に相違して午後からとても弱かった私は昼に相場が見れたので、ユロ円を100.46円で売って100.31で手仕舞いしたら、そのままドンドン順行されましたwwそこで一旦押しを作るのがお約束だろと小言を言いたくなったが、もう後の祭りエントリータイミングが全然なかったよイラッとして調子を崩して、今日はマイナス食ってしまいました。マイナス7pip イケテナイ今月はFX強化月刊と位置づけて、相場に真剣に取り組む予定でした。そしたらですね、先週に師匠からある売買ルールの検証を頼まれました。これはラッキー、渡りに舟でしたねキチンと相場に取り組もうと思っていた矢先だったので、実に都合が良かった^^その為、先週から暇な時間は検証作業に勤しんでました。また一つ、引き出しが増えます。
2012年06月18日
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YAHOOのニュース見てたら、「消費税10%、民自が合意」と言う記事が載っていました。やっとかよ、と言う気分ですが、少し前進でしょう。以前にもチラと書きましたが、やっぱり自民党は最終的には賛成しましたねブログでも書いてますが、定量的に見れば増税が必要だというのは明らかなんですが、ネット上の議論は何故か???な方向に行っています。定量評価と言うのは、前提条件が同じなら誰が計算しても同じ結果になります。日本の財政はかなり極端なので、多少の認識違いがあっても結論は変わらないだろうと思うのですが私の職場でこの問題を話すと、消費税は上げないとしょうがないという意見の方が多いので、ネット上の議論と比べると、違和感と言うか、ギャップを感じます。消費税に反対するのは結構だが、主張をするなら、せめて数字的なものは把握してから言ってほしいと思う。まぁ、これは投資でも同じことが言えるのですが、投資は自分で銭を入れて、間違えれば自分が損失を被るだけですから、他人がとやかく言うことはありませんが、国の財政は判断する本人だけの問題ではありませんから、せめて客観的な数字と言うものをキチンと把握して欲しいものです。なんでこんなことを書いているかと言うと、日本の財政問題を書いているときに、「私は思い込みが激しい」なんてことを書かれたからです。カチンと来ましたね客観的な「数字」をガン無視している人にこれ書かれたのでね思い込みが激しいのはお前だろ投資でも、数字を無視して判断してる人というのは結構います掲示板を見ると、結構笑える書き込みがあります私の印象に残っているものを例示してみましょう私は以前、花王と言う会社の株主をしていました。2002年~03年くらいまででしたかね、良く覚えてませんが花王は業界大手の優良企業です。どちらかといえばディフェンシブな値動きの大型株で、大きな値動きをする会社ではありませんでした。で、私が保有中に、花王は「ヘルシア緑茶」と言う健康補助食品を発売して、それが大ヒットしていました。売り上げ規模は100億円超私もホルダーとしてこのニュースは当然嬉かったのですがそれ以上に掲示板は盛り上がってました。やれこれから株は上がるだの今の株価はおかしいだの私も当然株価が上がって欲しい立場ですから、株価上がらんかな~と思ってましたが、それらの書き込みが客観的な事実を反映していないのは判っていたので、どこか醒めた目で見ていました。100億円の売り上げ増加、普通なら大変な数字です。当然収益にも期待がかかるのですが・・・・・・花王は大企業で、売り上げ規模は1兆円を超えます。それが100億円の増加・・・ 売り上げ変化率は1%ですww1%の業績変化で株価が大きく動くか?答えはNOですね株価は底堅く推移するかもしれませんが、大きく動くような材料ではないのは明らかだったのです。人は、自分の信じたいものを信じます。私自身そう言う傾向があるので、気持ちは判らんでもないのですが具体的な数字を挙げて説明しても、全く受け付けない人がいる事には驚かされます私がこういう人は決して珍しくないと言うことに気付いたのは最近です。最近、YAHOO質問箱を見たりするのですが株や投機の書き込みで「良い返答だな~」と言う書き込みがベストアンサーになるわけではない 投資や投機の世界では、客観性のない人は淘汰されて居なくなります。客観性を持つということは、これらを続け、成績を上げて行く上での絶対条件です。他山の石とせず、気をつけて行きたいものです。
2012年06月12日
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今日は少し、反省を込めてトレードの自己分析をしておこうと思います。今後、同じ轍を踏まないように私は、スキャルピングと言う時間軸でトレードをすることが多いです。これはアクティブなトレードスタイルです。デイトレードよりも更に短い時間枠のトレードなので、勝つ時は大きいが、負けるときもデカイと言う^^ まぁ、あんまり人に薦められるスタイルではありません私は、不精してちゃんと取り組んでいなかったら、成績悪くてどうにもならなくなっていました。先月改めて見直したら、これは酷い・・・トレード数が、明らかに多すぎる短期トレードって、アクティブにドンドンポジションを持っているイメージが強いかと思いますが、実際はそんなことはなくて、待っている時間の方が圧倒的に長いチャンスをジーッと待って、行くとき行くのです。(これが理想)ところが、やる気になっているときや、冷静さを欠いていると、エントリーポイントを探して、チャンスでも何でもないところで入ってしまう私が勝てなくなっていた理由と言うのはこれで、実際上手く行っていた時に比べると、トレード数は4~5倍くらいのイメージです。一言で言ってしまうと「無駄なトレードが多すぎる」勝率がメッチャ悪くなっていた。は~~~~ 溜息が出ましたねそんなわけで、どうやら勝てなくなった理由はエントリーが出鱈目(殆どが早すぎる)のが理由だと分析したため、その部分のルールを考えて、なおかつ狙う値動きの部分を少し変えるということをしました。まぁ、定期的に自分のトレード見直さないとダメだなとも思いましたね最近、慣れすぎていて甘くなっていた。チャートの分析方法も少し変えたので、ちと慣れない部分もありますが、数字は上がりそうな感じです。まぁ、マイナスにはならんでしょう
2012年06月11日
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株の方は、一旦リバウンドするかと思ったらまた下落と忙しい感じです。私はすっかり醒めた目で見ていたら、エントリーした一銘柄がこの地合にも関わらず利食いレベルまで上げてきました。今回は大負けかなと思っていましたが、全体で見てもあと少し上げればプラ転と言うとこまで来ていて、まー相場と言うのはホントに判らんよなと思いますね。一応統計的に優位な方法を取っているので、不思議ではありませんがしかし、もうこの手法をとるのは止めようかなと思います。もの凄い久しぶりにエントリーしましたが、今はもうこの売買ルールに耐えられなくなっている。遊び気分でストレスためるのも嫌なので、やる必要はないですね。FXを頑張れば良いだけです。さてさて、そのFXですが実を言うと、今年に入ってから絶不調でして、成績的には酷いことになっています。まー 行けてないわ過去3ヶ月間の騰落が、+2%程度と言う体たらくで、情けないにも程がある。「サスガにこれはイカン」と言うことで、先月半ばから売買ルールを含めて検討をしまして、今は以前と違うルールで売買を始めました。ホント不精者で、少し反省中です。私がFXの売買ルールを大きく変えるのは、これで2回目になります。最初はドル円専門のスキャルピングから始めました。これをやっていたときは、成績も比較的安定していて問題なかったのですが、ドルが80円台前半になってきてからボラが極端に落ちてしまい、収益が出にくくなってしまいました。そのため、他の通貨でやろうとしたら、同じルールだと機能しない。その後は実践FXトレーディングと言う本に書かれていた売買手法を自分流にアレンジして使っていました。しかしね~ どうも、エントリールールの徹底がなされていなくて、成績があまりよくなかった。まぁ、そんな感じだったのですが、別にマイナスにはならなかったので続けていました。が、年明けから自分が崩壊してしまったのですねで、面倒なので、てこ入れもしなったという形になります。今はもっと早く動けば良かったと後悔しきりです。なので、今月はFX強化月間と言うことで、真面目に取り組んでます。その甲斐あって、トレード日数3日で140pip程度取れているので、方向性は間違っていないでしょう。成績は違いますが、やっていることの内容は大きく変わりません違いは僅かです。一言で言ってしまうと「待てるか、待てないか」ただ、それだけでした。
2012年06月10日
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ちょいと更新の間が空いてしまいました。その間、釣りに行ったり、子供の運動会があったり、町内会のソフトボールがあったりと、プライベートは忙しい状態でした。お陰で日に焼けて真っ黒です^^最近の小学校は、春に運動会をするところが増えているようです。理由は「お受験」があるから私の息子が通っている小学校は、私立中学への進学率が高く、秋の運動会は止めてくれと言う要望が多かったと伝え聞きます。時代は変わってますね。ついでに町内会活動ですが、私は適当に顔を出してますソフトボールも、私の従兄弟が主要メンバーなので引っ張りだされてます。私自身は野球経験がなく、賑やかし程度の気分で顔をだしてますが、実はこれがかなり真剣です。大会前に何度か練習して、大会にも顔を出してきましたが、これがま~ピリピリとした雰囲気の真剣勝負私も若い頃はかなり体を動かしていました。昔を思い出してしまいましたよこの緊張感、良いものです。しかし、私以外はメンバー全員野球経験者なので、私の出番はなし^^て訳でもなく、代打で出してもらって、一安打してきました。結構面白かった。 * * * * * * *株式相場の崩落が止まりませんね私は久しぶりにカウンタートレードやろうと思ったことを後悔してます^^見事に地雷踏んだわwwやっぱ、損切りラインのない売買ルールはきついな損大利小の売買ルールで、勝率依存のトレードです。それで、エントリー4銘柄中マイナスが4銘柄笑っちゃう状態ですね時間分散にもっと気を使えばよかったと思うまぁ、今回は恐らく大きくトータルマイナスでしょう今年の旅行代を稼ごうとしたら、旅行代以上に負けて終わりそうです。高確率でリバウンドは入るでしょうから、それに期待して売買ルールを守ります。そんな中、投資用に買ったCDSや元々の持ち株、シイエムシイなどは株価が底堅いトレード的には、市場全体が突っ込んでも株価があまり落ちない銘柄を買ってポジショントレードしたほうが有利かなと思うもちろん、流動性がないとトレードするには問題が多すぎるので、こういった小型株ではやってはいけないがそんなことをチラと考えたが、普段やらないことをするとロクな事がない今更資金移動も面倒なので、動く気もないFXを頑張ります。
2012年06月04日
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株式市場が、どうにも軟調ですね実は先週の金曜日当たりが、直近のクライマックスになるかと思っていたのですが、思いの他軟調地合が続いています。もちろん私は、カウンターで入ってますから、含み損を抱えてますよ^^まぁ、投入資金が少なめなので気楽なものですが、あまり楽しいとは言えませんねナンピン水準に2銘柄が突入したので、予定通りナンピンしておきました。とりあえず、予定の行動は終わったので、あとは市場の反発をお祈りでもしますかねユーロも現時点で・・・ 100.42ってとこですかこれはまた100円割りそうな勢いですねギリシャ問題が収束しないと、ダメなのかなしかし、ギリシャの政治はどうなってるんだ? と思います。国内が反・緊縮財政ムードとなり、どうやら「財政協定そのものを否定する」と訴えたギリシャの左派政党が優位に立っているようです。そのため、「ギリシャのユーロ圏離脱は時間の問題」とさえ言われいている。私は全く、ビックリしてしまいましたよギリシャは支援策が決まってからも、その受け入れに難色を示したりと、????な動きをしていましたが、ここに来て、こんな政治状況になるとは、国民は何をかんがえているのだろう?と、本気で思います。財政協定を破棄すれば、それはユーロの離脱を意味します。幾らなんでもこれはアホとしか言えない選択です。欧州債務問題を収束させるべく欧州各国をはじめ世界中が色々画策して、大幅な緊縮財政を条件に、どうにか支援にこぎつけたにも関わらず、当のギリシャはそもそも国民からして緊縮財政に反対で、「国の存続より目先の自分の生活が大事」で、近視目的な選択をしているとしか思えません。こんなことをすれば、結果として国民生活レベルが一気に落ち込むのは目に見えているのに、何故こんな選択をしようとするのだろう。完全に衆愚政治化していますね民主主義と言うのはそう言うものかも知れませんが、少々歯がゆく感じてしまいます。日本で危機が起こった時に、同じ状況にならないのを祈るばかりです。
2012年05月23日
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お笑いの河本準一さんのお母さんが、生活保護費を受給していたとのことで騒ぎになっています。率直に言って、これはトンデモナイことです。猛省をお願いしたいただ、今回のことは、生活保護にスポットが当たったと言う意味では、良かったのかもしれないとも思っています。実は、私は仕事で少なからず生活保護者と関わります。正直、最初はとても驚きました。「世の中には、こんなに酷い人たちがいるんだ」と驚いたのです。こんな言い方をすると怒る人がいるでしょうが、これは率直な感想です。どう酷いかって?ぜひ実際に見ていただきたいですが、少し例を挙げてみましょう。アルコール依存症で、仕事をやめ、家族からも見捨てられて生活保護受給保護費を受給したら、当然酒を買い、一日中酒びたりで、暫くすると金がなくなり、食事欲しさに病院受診して、入院を希望したりするのだ。他にも、全身紋々を入れたヤクザ崩れとかが多い酷いと、ちゃんと自分のシノギを持っているのに生活保護を受給していたりします。私が実際に見た人は、金貸しをしてましたよ でも、何故か生活保護が支給されてましたねあとは、普通っぽいのですが、悪質な人がいたりします。まだ若いのに、病気だと言って働かず、保護を受ける人もいます。病気と言っても、体は元気だったりするのですよね。で、同じ団地に住んでいる異性と内縁関係となり、子供までできてしまった。しかし、2人とも生活保護を受給していて、同居をしないのだ。なぜかと言うと、同一世帯だと、生活保護費を減額されてしまう。2世帯で、お互いに通っていたほうが、保護費が多くもらえるのだ。これらのことは、別に知ろうと思って知ったことではないしかし、実務で接していると、ひょんなことから判ってしまったりするのだ。最初は驚いていたが、最近は全く驚かなくなってしまった。はっきり言って、こんなことは氷山の一角だと言うことが判り、「ああ、またこんなクズか」と思うだけになってしまった。私は河本準一さんのことをどうこう思っている訳ではありませんが、実務を知る人間として、こういう無責任な親族と言うのには非常に腹が立つわけです。酷い話しだ。生活保護費は、年間3.7兆円に膨れ上がっているようだ。昨年調べたときは、3.4兆円となっていた。年々増加しているのは以前から知っていたので、支出減の施策が必要だと思うのだが、福祉カットはなかなか政治家も言い出さない。そろそろ、年間税収の1割に迫ってきたため、大胆な支給カットを考える時期だと思う。生活保護の支給額の決め方と言うのは良く知らないのだが、単身者の場合は、月額13万円台になるようです。私の勤務地は横浜ですので、これくらいの数字になっています。参考母子家庭なら、加算も付くのでこれより多くなるし、医療費はただになる。これが最低生活なのか?と思ってしまう水準ですね私が、「これは絶対にダメだ」と思うことは年金受給者よりも、はるかに良い生活ができると言うことです。老齢基礎年金は、満額でも月額65700円ほどです。また、税金は引かれるし、医療費も払わなければいけなくなる。例えば生活保護費と同じ年金の受給を受けても、生活レベルは年金受給者の方がはるかに良くなる。これは、完全にモラルハザードです。自助努力で年金を払い、自身の資産形成をした人よりも、生活保護を受ける人の方が良い生活を送れるのです。これを許していいはずがないと思う。生活保護受給者の最大派閥は、高齢者です。高齢化が進むにつれて、生活保護世帯は増えるでしょう。私の立場では、生活保護はなくなったらなくなったで、大変困った問題がおきるのですが、現状はとても酷いモラルハザードが起きている。そして、私は若くして保護を受給している人を、応援する気は全くありませんふざけるなと言いたくなる人多数もちろん気の毒な人も居ますがね生活保護を受けながら、パチンコすんなと言いたいタバコも吸うな、贅沢だ何で今流行のスマートフォン持ってんだ、それ5万円以上するだろうなんて事を考えてしまう私は、片山さつき議員を応援して居ます。
2012年05月21日
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作家であり、実業家である邱永漢さんがお亡くなりになりました。16日のことで、ニュースを見て妻が直ぐに私に知らせてくれました。夫婦揃って何冊かの著作を読んだことがあります。美食家だった邱さんの、香港や台湾の話はとても魅力的で、夫婦揃って旅行好きだった我が家で楽しく読ませてもらっていました。また、実業家として実績のある邱さんの話は、私のように経済に興味のある人間にはとても面白いものでした。昭和30年代、40年代の経済状況を垣間見させてくれたのも、邱さんの著作です。お金の神様とか言われていましたが、事業では失敗の方が多いとおっしゃっています。台湾出身の邱さんですが、台湾でうなぎの養殖業をやろうとして、ビジネスパートナーに騙される話とか、「ああ、失敗しているんだ」と邱さんが凄いと思うのは、失敗してもめげないし、あきらめない。何てたくましい、何てバイタリティにあふれているんだろうと思います。変な言い方かもしれませんが、尊敬しますし、憧れの人でした。享年88歳、大往生だと思います。ご冥福をお祈りいたします。
2012年05月19日
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先週末の株式市場の下落はなかなかでした^^私は金曜はざら場を見れたので、カウンタートレードのエントリーを追加で2つついでに、長期用の株も2銘柄ほど拾っておきました。買った銘柄は、一つはCDS(2169)です。企業の技術仕様書制作が柱、エンジニアリングに展開している会社です。私が投資で保有しているシイエムシイと似通っていますね買収の東輪堂が中国企業等の受注拡大。仏子会社と共に多言語化を一段と推進と言うことで、中国で商売をしているのも良い感じです。国内だけでは当然ジリ貧ですから私はこういった分野は、顧客のスイッチングコストが非常に大きいと思っています。その為、結構安定的に稼いでくれるのではないか?と思っているのです。今期はすでに第一四半期の決算が出ています。かなりの好決算で、このまま行けば上方修正の可能性が高いでしょう。その為、株価は上がっていましたが、市場の下落で調整してましたので、拾わせてもらいました。平均単価134000円をチョット超えるくらいのエントリーです。今期の配当予想は5000円なので4%には届きませんが、配当性向30%なら増えるんじゃないかな?こういう会社は好みなんですよもう一つの会社は・・・・・・秘密です。小型で割安、かつ業績トレンドが上と言う会社を選んだんですが・・・・なんと、数字を間違えて把握して、買ってしまったという内容は、、、 言えない、恥ずかしすぎて言えない直ぐに気づいたのですが、反対売買しようにも板が薄すぎて、まだ保有中です。後場寄りにまとまった売りが出ていたので、それを食わせてもらったのですが、ざら場の板の薄いこと ダメだこりゃ少し反発してくれれば、早々に売り抜けます。やっぱり準備不足ですね
2012年05月19日
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久しぶりに株を見てたら、楽しいですね~まぁ、そんな事を言っていると、また変なトレードしかねないので、少し気をつけないといけません昨日もエントリーしたかったんですが、あまりに準備不足で注文も出せなかったちと悔しかったので、今日も適当に銘柄を選んでエントリーしようとしたんですが、指値をきつくしすぎて約定せず あと2ティックだったんだが・・・・買おうと思ったところから4%も上の株価を見ると、やっぱり悔しく感じますねネットでニュースを見ていたら、東証1部の平均PERが12倍台、PBR1倍割れと言う記事を見かけるおや これは確かに売られすぎていると思うこれでは、PER10倍で財務良好とか、簡単に見つかりそうだ簡単に、PER10倍以下、PBR1倍以下、配当利回り4%以上で検索して見たら、なんと166銘柄になった。安い、安いね~見なければ思わなかったのだが、この株価水準だと少し長期保有して見たくなってきた。しかし、今は会社四季報CDロムも買わなくなっているため、財務分析も面倒ですね。市場ウォッチをキチンとしていない弊害です。資金の用意も含めて、準備不足は否めません。トレードもそうだし、投資もそうですが、事前の準備が非常に大事です。今回は、なじみのカウンタートレードをしようと動いたのですが、メインの証券会社を変えていたこともあり、注文もままならなかった。まったくもって準備不足で反省をしてしまいました。現在、投資でまとまった株数を保有しているのは、シイエムシイ(2185)と言う会社だけで、あとは優待目的などで少量保有しているだけです。シイエムシイの配当利回りは時価で3%程度なので、乗り換えようかとも思ったのですが、先日上方修正を発表していて、この地合でも大して調整していないトレーダーとしては、こういう押しの浅い銘柄と言うのはその後上昇することが多いため、「売ったらイカン」と思うんだよねまぁ、そんなこんなで悩ましい投資先を探して見るかと思い、条件を厳しくして再スクリーニングしたのに、銘柄数が100を超えてやがる40くらいにしてくれと言いたいが、あまり厳しくすると「駄目駄目」な会社しか引っかからなくなるので、少しゆるめにしなければいけないさて、どうするか誰かのパクリをするのが簡単なのだがもちろん、買わないと言う選択もアリだ
2012年05月17日
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最近は株は殆ど見ていないのですがブログを見ていたら、株が下がった下がったという記述があちこちで見られました。おー これはちと調べて見ようかなと思い、久しぶりにパイロンと言うソフトを持ち出して市場を分析良い感じで突っ込んでますね~ ^^株の口座に寝かしてる金は・・・ 去年色々資金移動してしまったため、正直少ないのですが、遊びでエントリーするには十分です。と言うわけで、物凄く久しぶりにカウンタートレードです。以前は20銘柄とかにエントリーしてましたが、今はそんな手間をかける気持ちも、資金もないため、とりあえず今日の後場に2銘柄ほど適当にエントリーしておきました。銘柄選択は、落ちまくっている銘柄で、流動性の高いものファンダは完全に無視です。ルネサスエレクトロニクス(6723)とグリー(3632)に適当にエントリーナンピンありきのポジショントレードなので、ギスギスせずにのんびり見ます。今回の手法は、基本的に銘柄数を増やしたほうが良いのですが、それをやると面倒な上に、今の資金量だと時間分散ができなくなります。エントリー資金量をそろえるため、最低単元買うというのもダメですしなので、今回は流動性と時間分散を優先してのエントリーです。できれば、最低でも7銘柄くらいが良いんですけどね、資金移動をしなければいけなくなるので、軽いポジションです。
2012年05月15日
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日本は、歳出の膨張に対する歯止めの欠如や必要な改革の先送りなどを背景に、財政赤字の拡大と政府債務残高の累積が進んでいるこれは日本の経済が、景気後退や外生的なショックに対して脆弱になっていることを意味します。特にインフレに対しては物凄く弱くなっている。財政再建を進める上では、財政赤字を絞って均衝圏にもって行き、経済成長やインフレによって名目GDPを増やして、相対的な負債を減らすというのが現実的な選択になります。GDP成長率を上げるのは一朝一夕にはできませんが、支出を絞る、増税すると言った手法で財政赤字を減らすことはできるため、私はこれを提案するのです。特に、90年代後半からユーロ圏で行なわれた政策は参考になると思っています。そのため、ユーロ圏で行われている、付加価値税(消費税)の増税と法人税の減税をするべきだと考えています。これによってユーロ圏の法人税は増えています。上図は日本の名目GDPの推移です。日本の名目成長率はリーマンショック以前は、2005年0.7%、06年1.1%、07年1.6%とわずかながらではありますが着実に伸びていました。08~09年はりーマンショックでマイナスになりましたが、10年はその反動もあり1.7%に回復しています。去年は東日本大震災の影響で再びマイナスでしたが、今年は反動もあり、プラスに振れるでしょう。名目GDPの成長率を2~3%にすることは可能でしょう。しかし、実質GDPを大きく上げるのは無理があります。日本の経済は成熟化が進んで、大規模な新規投資が起こる余地が少ないからです。また、グローバル化に伴い、世界的な所得レベルの平準化が進んでいるため、基本的に所得レベルの高い日本にはデフレ圧力がかかり続けます。どちらにしても、現在のように国民負担が小さいままで社会福祉の維持はできません。増税の必要はありますし、その前提条件として、政府の無駄な支出を削るのは当然のことでしょう。この図は、GDPに対する歳出と歳入の比率の推移の図です。OECD諸国との比較ですが、相対的に見ると、日本は国民負担も、政府の歳入も両方少なかったことが判ります。1992年を境に歳入と歳出の関係が逆転しています。この表は社会保障費も含めた数字ですから、高齢化が進むにつれて歳出は増え続けます。年金受給者が増えるのと、高齢化に伴い医療費が嵩むからです。対する歳入は、勤労世代が減るので、当然に減少圧力が続くわけです。これは構造的な現象ですから、景気が良くなろうが悪くなろうが、変わらずこの傾向は続きます。長期的に現在の枠組みの維持ができないのは明らかなので、増税と社会保障費の削減は急いで行う必要があります。先送りにすればするほど、後世の負担が増えるからです。デフレだから増税するなと言う話は判らんでもないですが、10年以上に渡ってデフレですし、その間にとんでもない債務が積み重なっています。そして、前回日記で書いたように、デフレ要因は需給ギャップ以外のところにもあります。そして、日本はスパイラル的なデフレではありませんどちらかと言うと物価安定に近いと感じています。それに、名目GDP成長が3%とかの数値を決めて増税とかをすると、イザその数値になって消費税を導入したら、実はそこが景気のピークで、翌年以降の景気が大幅に悪化、何てことにもなりかねません前回消費税を上げた97年は、正にそんな感じでした。景気の状態は良く、不動産業者とかは鼻息フンフンだった記憶があります。そしたらアジア通貨危機を契機に景気が急減速、暮れには山一證券の破綻が起き、株式市場は大幅に下落しました。97年12月の株式市場の下落は、リーマンショックを除くと私の投資人生の中で最も早くて深い下落でした。まさか、10年後に、リーマンショックと言う、更にとてつもない下落を経験するとは思っていませんでしたが^^2007年当時、私は独自指標で株価をウォッチしていましたが、97年当時の「突っ込みのピーク」から、更に日経で3000円も下落したのです。ああ、また話が逸れているので、元に戻します。増税タイミングとしてベストなのは、景気拡大が始まったタイミングでしょう。その後の経済の拡大で、増税のマイナス効果を相殺してもらえれば、痛みは一番少ないはずです。しかし神ならぬ身で、そんなタイミングが判るわけがありません。判ったら、株で大勝できますよでは、今の日本にとって厳しい数字ですが、名目成長率3%を達成したら上げると決めたとします。しかしそのタイミングは、景気のピークである可能性が高いと思いませんか?そこから景気が失速すれば、また増税反対派が「消費税のせいだ」と騒ぐのは目に見えています。97年がそうだったようにそして、89年の消費税導入後2年間、景気が拡大し続けたことは無視するでしょう。そんなタイミングを考えていたら、いつまでたっても増税はできません。機械的にやるしかないのです。サスガにサブプライムのような「激震」時に上げろとは言いませんけどね
2012年05月11日
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デフレの原因ってなんだろうと、少し思うことがあるもちろん、良く言われるのはデフレギャップであるのだが、それ以外にも日本にはデフレ要因があると思っている。例えば、統計上、消費者物価は微細加工化や機能や性能の向上を加味するヘドニック法によって、値段が下がっていなくても消費者物価は下がったことになりやすいパソコンを例にとると、ある特定の水準の処理能力、メモリー容量、ハードディスク容量等の性能を持ったコンピューターハードウェアを「単位」として定義する。公式の統計では物価の下落を示していても、実際には値段の変化がないという状況があり得る。例として新しいコンピューターの価格が同じままで計算能力が年々倍になるとする。デフレーターは50になるが、消費者は同じ金額を支払うことになる。このような考え方で品質変化が盛り込まれた指数をヘドニック指数と呼ぶ消費者物価はそのような計算方法が採用されている。この方法で物価を計算すると、電化製品は毎年のように値段が下がり続けることになる。実際にテレビやパソコンは値段も下がっているし、性能も上がっている。技術革新はそれ自体がデフレ圧力であり、これは必ずしも需給が原因ではないあと、日本に於いてかなりのデフレ圧力ではないか?と疑っていることがある。それが何かと言えば、医療費だ。私は仕事で医療関係の現場をある程度知っている。だから自信を持って言うが、日本の医療と言うのは値段が安い日本は国民皆保険制度を標榜している。国庫からも金が出ているため、政策的に医療費が膨張するのを抑える動きが出ている。具体的には、健康保険の医療点数を抑えると言う形で医療の単価が抑えられているのだ。この図はOECD各国の医療費対GDP比の表だが、日本は34カ国中24位で、低位とは言え必ずしも突出して少ないわけではない。しかし、これに高齢化の進捗を組み合わせて考えると日本は高齢化が進んでいるのに、医療費の伸びが非常に小さいこれは突出しています。海外帰りのドクターから聞いたのだが、日本は高度医療が非常に気楽に受けられるので驚くということを言っていた。そう、普通はこんなに簡単に医療は受けられないのだ。日本は医療の単価が安く、保険もあるため自己負担が少ない。お陰で必要もないのに医者に行って、病院がサロン化しているとの指摘すらあるのだ。以前、テレビで特集をしていたのだが、盲腸の手術の値段の国際比較をしていた。国際価格の比較と言っても、韓国と米国の比較しかしていなかったのだが、興味深かった。保険抜きの話だが、米国は日本の約3倍の価格、韓国も日本より数割高い値段だったと記憶している。韓国はご存知の通り、日本より所得水準がかなり低い。名目GDP比でほぼ日本の半分しかないのに、日本より医療費は高くなる。日本は医療費が安い上、保険により自己負担も少ない。当然受診者数は多いのに、収益は上がらない構造になっている。大病院の総務担当者が言っていたが、今中規模病院は厳しいと言っていた。収益が上がらないのだ。大規模病院は規模のメリットを生かして、ある程度の収益を確保できる。小規模な医院はそれなりにやっていけるようだ。しかし、中規模病院は厳しい、数は減っていくだろうと言っていた。さて、この皺寄せと言うのは現場に来る。当然、多くの医師を雇っていては赤字になるので、少ない医師を雇って多くの患者の治療をするのだ。お陰で病院の医師は長時間労働が常態化している。特に小児科とかは可哀想になる。ある国立病院(今は独立行政法人)の小児科医と話しをしたことがある。そこは救急医療をしているので、小児科医が持ち回りで当直をするのだが、その勤務時間は半端ではない。平日の当直だと、日勤時間帯は普通に勤務をする。日勤時間帯の勤務が終わると、今度は夜の当直に入るのだが、その当直は翌朝までだ。科によっても違うのだが、普通は早めに出勤してカンファランスするので、8時半スタートと言っても、8時前には皆出勤している。そして、翌朝まで勤務、翌日が平日なら、そのまま日勤で勤務と言う、「労働基準法、知ってる?」と言いたくなる勤務時間なのだ。そのまま夕方まで勤務、当然5時に帰れるはずもなく、勤務時間は35時間前後だろう。週の拘束時間は70~80時間と言うところか当然当直中は、患者が来なければ仮眠を取るのだが、殆ど寝れないときもある。そのとき話していたドクターは若かったので、その当直が月に10回あると言っていた。年を取ると当直数は減るらしいwwその点、アメリカのERは、ドラマを見ると3交代制のようだ。日本の医療費の安さは、現場の犠牲の上に成り立っていると言っても過言ではないと思っている。さて、話が思い切り逸れたので、元に戻そう。まぁ、そんなわけで、医療費は政策上、非常に低位に抑えられている。先に出ていた独立行政法人も、損益ぎりぎりのところでうろうろしている。患者は沢山つめかているのに・・・・さて、私はデフレーターの決定方法を知らないので、これらの要因がどれくらいのデフレ圧力になっているかは知らない。しかし、企業物価や消費者物価で、技術革新があるものは、これがそのままデフレ圧力になるし、医療費は政策的に押さえ込まれている。医療費はGDPの10%にも上るので、この部分の価格が自由化されれば、物価が跳ね上がるのは間違いない私は、日本のデフレの正体はここにあるのではないかと疑っている。しかし、これを検証するだけの知識がないので、良く判らない知っている人がいれば教えて欲しい
2012年05月10日
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今日はちと、行楽の話でも書こうかと思っていたのですが、今までの日記の書き込みが無になるようなレスが付いて、かなり萎えました。私が日記で主張している内容と言うのは、シンクタンクのレポートや、有識者の意見を読んだ上で、ある程度取捨選択した上での意見表明をしています。私は専門的に研究をしている人より、自分の方が利口だと考えるほど傲慢ではありませんそのため、それほど突飛な意見と言うわけでもないはずです。突飛なのは、法人税下げのパーセンテージが極端に高いことぐらいでしょうフラット税制に関しては意見は別れるでしょうけど私がこんなことを日記で書いているのは、日本はまともな経済理論に基づいての政策運営ができないため、イライラして愚痴っているのです。過去10年で、ある程度まともにやっていたのは、小泉政権時の竹中さんくらいでしょう財務大臣として、大変な活躍だったと思います。ところが、世間には竹中さんを怨んでいる人が非常に多いかわいそうだなと思いますね。竹中さんは、不良債権問題にはっきりと区切りをつけた功労者です。日本は本当に、痛みの伴う改革に関してのコンセンサスが取れません。これは国民性なのでしょうか私は株式投資をしてきたせいか、自己責任と言うものは非常に重要と考えています。政府の財務が悪くなったのは国民のせいで、それも私や私も上の代の人間が原因です。責任を取って、これを早期に是正するのは義務だと思っています。私の息子の世代は、公的なサービスが減るでしょうし、税金も増えるでしょう。明らかな世代間格差が現出します。増税を先送りにすればするほど問題は加速度的に大きくなっていきます。時間は何より重要な要素なので、景気回復を待つような悠長なことをしていたら、加速度的に財務の悪化が進みます。私は10年以上前から、この部分は重要と思っていました。そして政治家に期待していました。小泉さんはその期待にある程度答えてくれましたが、消費税は上げずに退陣してしまいました。そして、変わった自民党は小泉さん後にまた元に戻り、麻生さんはまたバラマキ民主党に変わったら、またバラマクと思った私は自民党を支持しましたが、政権は交代してしまいました。そして、至上最高予算を民主党は組みました。見事なバラマキ予算で予想通りでしたよさて、愚痴はこれくらいにして、一つデータを紹介しようと思います。世界の常識は、消費税を上げて法人税を下げるというものです。ユーロ圏は先行してこの施策を取ってきたので、法人税下げの実証実験がなされています。さて、ユーロ圏で法人税を下げて税収は下がったかこれは財務省資料から取得この資料が示すのは、法人税率を下げたら法人税収入が上がったというものです。その代わり、ユーロは消費税を上げてますね。法人税率は経営者にも分かり易く、立地判断にあたって大きな影響がある。また、直接的な企業のコスト増要因です。その為域内経済を大きくしようとする場合は、法人税は安いほうが良い対して消費税と言うのは、企業や経営者にとっては相対的に重要な税金ではないため、上げるのに問題が少ないまぁ、過去日記の主張を、ユーロ圏の過去動向で確認しただけです。消費税上げて、法人税を下げると税収増えると思うよ実証実験はもう既にユーロ圏で行われています。また、ユーロ圏では付加価値税を多くの国でこれから上げる予定ですがこれで財政は健全化方向に向かうと考えられています。消費税上げが長期的に税収減になるなどど言っている人は、こういった動向をどう分析するのでしょうか?ユーロ圏の付加価値税は、20%前後になります。日本が10%にしたら大変な不況になるでしょうかww私には判らんですね、ぜひとも分析してもらいたいものです。
2012年05月05日
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一月ほど、日本の財政に関して書いてきました。これらはずいぶん前から考えていたことだが、改めて記事を書いて見て思ったのですが、以前と比べても「ドンドン状況が悪化している」と言うことを強調しておきたい。特に金融機関の財務リスクは本物なので、インフレと言う怪物が暴れ始めたら、スパイラル的に問題は増幅して、手がつけられなくなるだろう。私は資産の半分をドルにしてしまいました。日本に住んでいる以上、完全にリスク回避することは不可能だが、多少の足しにはなるだろう。現状に於いて、円が買われやすい通貨であることは疑いがないし、それに異議をさしはさむつもりもないが、この状況が今後も長期に続くとはとても思えない円が売られるかって? 規模は判らんが、そのうち売られるだろうと確信している。相場の雰囲気なんて、ちょっとした事で簡単に変わってしまう今まで散々経験してきたことが、為替でまた起こるというだけのことだ。珍しくもなんともない昔読んだ経済関係の本(もう20年くらい前だ)に、先進国の長期金利に関する記述が載っていたのを思い出す。先進国の長期金利は、大体3~6%の間に殆どの期間が収まる、と言う内容だった。過去事例ではそうなのだから、日本の低金利もそれほど長続きはしないだろうと、90年代後半の頃の私は思っていた。いや~、まさかこんなに長期に低金利が続くとは、以前は想像もしていなかったのだ。それが今や・・・・・・金利上昇リスクを説いても、「そんなことないよ」と普通に返される。金利上昇は起こらないと断言する人までいる皆、低金利に慣れ過ぎていないだろうか?危ないな~住宅ローン、変動金利は危ないよ今後30年間、これだけの低金利ってことは、マズありえないだろうそして、数パーセントの金利上昇で、金融機関の財務リスクが現出してしまう。また、金利が上昇すれば、生保も厳しいことになるのではなかろうかと思っている。現在の予定利率1%の貯蓄型商品は、金利が上がれば大量解約されてしまうだろう。そうなれば、長期国債を大量保有している生保は、現金を確保するために国債を売らなければいけなくなる。仮に売らずにすんだとしても、安心できるものではない資金流出を補うために、新たな商品開発が必要になるだろうが、貯蓄型商品の予定利率は市中金利より高く設定しないと、顧客は保険を買ってくれない。仮に長期金利3%になれば、最低でもそれの近似値に予定利率を持ってこなければ、保険は売れないだろう。長期国債は基本、固定金利となるため、当然逆ザヤとなって生保の収益を圧迫する。生保は財務ルール上、国債の減損処理は必要ないのだが、結局はこういった形で国債下落の影響を被る。損失規模によっては破綻するところも出てくるだろう特に、かんぽは総資産の7割程度が国債のようなので、これはヤバかろうゆうちょと言い、かんぽと言い、公的なとこはなんでこんな財務なんだろうか?これを「安全」と言い切ってしまう人は、投資のセンスがないと言わざるを得ない金融機関の財務は、実は良く判らない私は今まで金融機関への投資は避けていたため、良く知らないのだ。この問題で、ゆうちょ銀行の財務を見たときは、自己資本比率70%を越えていて?????となった。自己資本8兆円の金融機関が、150兆円超の国債保有していながら、自己資本比率が7割???? ありえないだろと思ったら、合ってましたww自己資本比率の計算方法が自己資本比率=自己資本/リスクアセットだったからです。リスクアセットとは、有価証券、債権、外国為替など相場の変動で資産価値が変動し、元本が保証されていない資産のことを指します。国債は、リスクウェイト0で、リスクのない資産として計上されるため、その保有残高は自己資本に影響を与えません。これが国債残高をここまで膨らました元凶とも言える、国際ルールです。短期債ならともかく、長期債は価格変動リスクのあるリスク性資産です。これチョット問題あると思うぞ国債は、「売買目的有価証券」「満期保有目的」「その他有価証券」と言ったように、事前に「債券の保有区分を明記する」ことが決まっています。そして、「満期保有目的」の国債は、時価評価しなくて良いことになっています。ゆうちょの保有国債は、平成20年末で約163兆円、うち、時価評価が必要な「その他有価証券」は、約32兆円だ。(地方債を入れると、もっと大きくなる)平均残存期間が判らないので、仮に4年半程度と仮定すると、1%の金利上昇で1.2~1.3兆円の減損が発生するだろう。先日、日記で1%下落で6兆円超の損失が発生、自己資本を直撃すると書いちまったが、間違いですね。1.3兆円でしたwwまぁ、だから問題が解決するわけではありませんが政府の債務がこのまま膨張し続ければ、そのうち市場参加者が日本国債を信用しなくなるでしょう。そうなれば、手のつけられないインフレになる可能性が高いと考えてます。リフレ派待望のインフレですが、これは完全にコストプッシュインフレですから、スタグフレーション化して大変な不況になるでしょうね私としては、ソブリンリスクから円の下落が始まったら、即座に円売りのポジを持ちたいと考えてますが・・・・これがね~ 心理的に難しいが、やりたいですね個人レベルでできる備えなんて、外貨を持つのと、投資行動をあらかじめ考えておくことくらいでしょう。相場は、最初は疑心暗鬼にゆらゆらと動き、ある一定の値を超えたら一気に崩落します。リスクが囁かれ始めて、本格的に動くまで半年程度はかかると予想^^まぁ、私のマクロの予想は、大抵年単位で外れます。2006年、景気拡大しているにも関わらず、円安が続いているときは「これはオカシイ」と、ブログでも書いていました。その後、相場が反転したのは、なんと2年後ですww今回も、2年後くらいに相場が反転するかもね^^
2012年05月02日
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ここのところ、国の財政問題を取り上げ、どうにも重い内容でヒット数も順調に落ちてきたところで、趣味の釣りの話でもしようと思います。釣りに関しては、結婚してからアウトドア系の趣味を増やそうと思って始めたのですが、思いの他嵌ってしまい、今日に至ります。船釣りを始めて、丁度10年ですね。時間が経つのは早いものです。当初は根性入れて釣行してましたが、近年はすっかりヘタレ釣り師となり、「寒い時期は行かない」「誘われたら行く」と言う、実にヘタレた方針で臨んでいる私ですwwそんなわけで、寒さが緩み、鯛のシーズンとなって鯛釣りの誘いを受けまして、27日に今年の釣り始めに鯛に行ってきました。いつもの様に、10年来通った、三浦半島間口港の利一丸での釣行です。今日は6人で一隻チャーターとなります。私は左の真ん中(左胴の間)が釣り座、一番後ろは大ドモ、前はミヨシと呼びます。当日は生憎の雨模様しかも本降りです。サスガにこの状態で船に携帯を持ち込むと壊しかねないので、車に携帯を置いての釣行です。そのため船中の写真がないわ・・・・ さびしいな6時30分出船、雨模様と言っても鯛のシーズンと言うこともあり、客は多い感じです。さて、今日はどうでしょうね・・・ 雨が激しくて、せめて小雨にならないかな・・・毎年、この時期は船同士の釣り場争いが激しく、船宿同士の競争が見られるのですが、今日は全然競争しないで、トコトコと釣り場に向かいます。おや~ どこ行くんだろ? いつもは港からそれほど離れないのですが・・・遠いな~陸で場所を見ようにも、ケブッていてみえない後で聞いたら、久里浜沖まで来たそうです。さて、期待しながら7時頃に釣り開始期待の一投目・・・・・ スカと、私の左で早速やり取りです。妬ましいわ~ さて、何が当たってるのかな?と、網ですくいに行ったところ、ピンク色の真鯛が来てました。(羨ましいわ)鯛は朝一しか釣れない事も多く、この地合を逃す訳には行きません張り切って仕掛けを落としますが・・・・ 来ないそうこうする内、右で当たり、左もまた当たり。私は来ない・・・・30分は経過したでしょう。焦り始めたところで、待望の当たりが^^やった~ さてさて、やり取りやり取り・・・・・ん? んんん?イタタタタタタタタタタ ばれた~まさか、この地合で取れないのは不味い鯛は朝一30分しか釣れないことも多く、ここを逃したら坊主覚悟をしなければいけない終わった・・・・ そう思い始めてしまいましたよしかし、また直ぐに当たり。 これを逃す訳にはイカン 慎重に慎重に・・・・ はい、取れました~ 少しかわいいサイズ(800gくらいでしょう)ですが、立派な真鯛これで一息、とりあえず坊主は逃れた^^その後も釣り続けるも、ポンポンと当たりがあり、9時くらいまでで、何と5枚まで伸びた。素晴らしい、近年で最多の成績です。ホクホク顔で釣り続けるも、ポンポンと当たりがある、私の左はコンスタントに当たりがあり、10枚を越えてきた。すごいわ、マジですごいわ。この時点で船内の様子を伺ってきましたが、既に全員が鯛をゲット、後は何枚行くかの問題になっていました。そして、この日はビックリなことに、最後までポツポツと当たり続け、近年最高の釣果を記録しました。本日の釣果、鯛11枚、鯖が少々でした。全体は、トップ16枚、裾が5枚で船中57枚の大釣果私の11枚は2番竿でした。いや、最初はどうなるかと思いましたが、まさかの結果でした。三浦の鯛は、坊主覚悟の釣りなのですが、とても良い結果となりました。いつもこうありたいものです。結局、最後まで雨はやまず、厳しい釣りでしたが、楽しめましたね~帰る頃に、天気が好転するのはお約束です。まぁ、雨はやみませんでしたが、空は明るいなさて、これだけの釣果なので、この日は実家でみんなで鯛を食べようと企画しました。1枚だけ2キロ級の鯛が混じったので、これを捌いてしゃぶしゃぶと刺身にします。ラッキーなことに、オスだったため、立派な白子が食べられます。この時期の鯛は、白子と卵を持っていますが、特に白子が珍重されます。蒸してよし、焼いてよしで実に美味いその他キロ級の鯛を2枚捌いて持って行きましたが、ま~美味かったですね大人4人、子供1人ですが、サスガに食べきれず残ったのは醤油漬けにして、翌日鯛茶漬けで食べると幸せになります^^11枚か^^ 次もこの半分くらいは釣りたいものです。次は5月の下旬に行きます。今回は大満足な釣りでした。今、三浦で鯛が釣れてますよ~
2012年04月29日
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ここのところ、日本の財政に関して言いたいことを書いてきたのだが、ブログに記事を書いたのをきっかけに、色々サイトを見ていて気づいたりしたこともある。かなり注目されている問題なのだなと思います。その中で、先日たまたま見つけたサイト日本の財政を考えるが、なかなか面白いと思うので紹介をしておこう。このサイトは財務省が作ったもののようだが、簡単なゲームができるようになっている。財務相になって財政赤字を減らすゲームで、ひねりも何もないのだが、日本の放漫財政ぶりを感じるには充分です。平成24年度予算は、国債費、社会保障関係費、地方交付税交付金等で歳出の7割強を占めており、歳入のうち5割弱が借金でまかなわれています。まぁ、完全なる借金体質で、借金ができなくなった時点でこの予算は組めなくなります。プライマリーバランスだけでも、22兆円のマイナスなので、これを均衝させるのが目的です。私は2020年版をやって見たのですが、社会保障費を30%減、地方交付税を20%減、増税を20%して見ましたが、これでもまだ均衝しない。仕方がないので、国防費やら何やらを適当に減額して、やっと均衝しました。専門家の間では定説になっているようですが、増税と社会保障費の削減をしないと持続不可能でしょう。これに難しい理論なんか要りませんね。純粋に、受益に対して負担が少なすぎるのです。本来、税金は自分の受ける公共サービスのコストを自分達で負担するモノです。しかし日本では負担と受益の関係がはっきりとしていないので、とりあえず歳出だけ増やして負担は先送りしたいと考える人が多い。酷いのになると、国は幾ら金を借りても大丈夫だから、ドンドン支出しろと言う。自分が負担すると考えれば、こんな意見は出ないでしょう。私はこういった意見は非常に無責任だと思い、腹が立つのだ。誰だって負担はしたくない。私だってそうだ。しかし、福祉を充実させるなら、税金が上がる覚悟が必要なのだが、福祉福祉と唱える輩が同時に税金は減らせと訴える事が多いと思うのは、私の勘違いではないだろう。経済成長で財政を均衝させようとすると、弾性値1.2と考えると、名目GDPが44%以上増えなければいけない。それまでに何年かかるんだ?とも思うし、何よりその間に支出も増えてしまうだろう。社会保障費は今のペースだと、年間1兆円増えるのだ。景気が回復してから増税なんぞと言っている場合ではないと思うのだが、国内のコンセンサスは取れていない。これもまた危機的だなと思う要因です。そもそも、社会保障費を減らさないとどうにもならないのは明らかなので、支出減の議論をしなければいけないのに、政党でこれを掲げているところがない選挙を意識して耳の痛い政策は出したくないのは判るが、その内酷いことになると思うそんな中、大阪維新の会の政策提案のなかで、フラット税制を提言していたので、少しビックリした。橋本さんは原発にネガティブな発言が多かったので、あまり良い印象がなかったのですが、これは支持するぞ^^控除全廃して、一律10%の課税で、所得税は約2.5倍の増税になる。そこまで極端でなくとも、基礎控除と扶養控除を残して、残りをフラット化して10%課税でも、普通に増税になるだろう。簡素化すれば、事務経費も減るからいいことずくめだ日本は低・中所得層の税負担が極めて軽い一方で、所得税の最高税率(所得の1800万円以上の部分にかかる税率)が住民税とあわせて50%と世界で最も重い。大多数の日本の給与所得者が所得税を払っておらず、過酷な税が課される高所得者層の人数は非常に少ないので、平均した所得税率はおどろくような低率となっている。平成22年の数字は、国税庁の資料によると、わずか3.86%だ。フラット税制はロシアで大成功している。やるべきだと思いますね、投資促進効果もかなり期待できます。
2012年04月26日
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さて、前回の続きで、どうやって税金を取るべきか?考えていこうと思います。現在の日本では所得税と法人税と消費税が大きな財源になっていて、これらがすべての税収の8割程度になっています。この内、所得税と法人税で租税収入の約5割を占めますが、近年はこの割合が低下傾向です。理由は、日記でも書いたように減税と景気動向です。さて、ここで少し話の矛先を変えて、所得税の問題点を挙げてみましょう。サラリーマンと言うのは、税務署に完全に所得を把握されて給料から天引きされる源泉徴収によって確実に税金が徴収されます。それに対して、所得はあるのに全然税金を払っていない層がいるのも事実です。例えば、風俗で働いているオネーチャンが日払いでもらっている給料を確定申告して納税しているだろうか?水商売で売り上げをごまかしたりしてぜんぜん税金を払っていないようなひとはどうだろう?繁華街で屋台を経営している個人でも良い 白色申告とかしているだろうかね?これらの人が100%納税しているか?考えるだけでもアホらしい以前勤務していたところの近くに県営住宅があったのだが、ここに停車している車にやたらと高級車が混じっていたのを思い出す。県営住宅である、入居には所得制限があり、私などはなから申し込みもできない。そこの住人が、4~500万円もする高級車に乗っているのだ、何かおかしいと思わないほうがどうかしている。また、世の中には売春や麻薬など、法律上は禁止されていてもかなり大きな経済活動が行われている市場もある。このような違法行為は当然だが税務署に申告されることはなく、また、暴力団の資金源になっているといわれている。違法でなくても、パチンコ屋や風俗店のように不特定多数の客が利用する現金商売の業種では、税金の捕捉が難しい。加えて、日本は所得税を払わなくてもよい「課税最低限」が政治(集票)目的により世界で最も高い水準になっている。たとえば夫婦と子供2人の給与所得者は261.6万円だ。このため給与所得者の4分の1くらいは所得税を払っていないといわれている。また、貯金が何千万円もあるのに所得がゼロの老人はぜんぜん税金を払わなくてもいいのである。日本の所得税は問題だらけで、私のようなホドホドの給与所得者の目から見ると不公平この上ない税制だと思うがいかがだろうか?その点、消費税はある意味平等である。風俗店のオネーチャンも、所得を誤魔化しまくって納税を減らしている個人事業主も、地下ビジネスで儲けまくっているやくざも、その所得を使って贅沢をしようとすれば、消費税を払うことになる。脱税した金で買うブランドバッグに課税することは、実に喜ばしいと思うのだがいかがだろうか?また、貯金が何千万円もあるのに所得がゼロの老人からもある程度の徴税ができるのです。話が横道に逸れまくっているので、元に戻しますが、日本はたいへんな少子高齢化社会に突入していきます。そこで労働者ひとりあたりが高齢者を支える税負担が非常に大きくなっていくのですが、ここでサラリーマンの所得税や企業の法人税に財源を頼っていたら、日本経済の活力を大きく奪う結果になってしまいます。お金持ちの老人からも公平に税金を負担してもらうためには消費税しかありません。消費税は不公平感が少ない税金なのです。また、そこから一歩踏み込んで、法人税の税率を下げる必要があるでしょう。現在のようにグローバリゼーションが進んだ世界では、多国籍企業は簡単に国境を越えることができるからです。法人税を高くしたら、優良な企業がどんどん海外に逃げていくだけです。税収を増やそうと法人税を上げると、莫大な利益を上げる多国籍企業が逃げていき、結果的に税収が下がって雇用もなくなって行くと言う可能性が非常に高いのです。現在の世界の流れは日本で言う消費税の増税が主流となりつつある背景には、この様な事柄があります。世界中が人材と企業の分捕り合戦を展開しているのです。所得税を上げれば他の国へ人材が逃げるし法人税も同様です。世界中で税金を引き下げる代わりに消費税を引き上げるのは避けられない流れなのです。また、消費税は世代間格差を縮める手段でもあります。働いていない高齢者にも納税を余儀なくして所得税を下げれば、負担する世代への税金が減るからです。さて、私なら、所得税の最高税率は20%くらいにするでしょう。そして、税率を3段階程度に簡素化し、現在より格段にフラット化するべきです。そしてその負担率を、全体で6~7%に調整すれば良いのです。(現在は平均4%弱)これで所得税は5割以上の増税となります。法人税は半減、やはり20%程度が良いでしょう。この辺の税率なら、アジアの主要国と互角以上に渡り合えます。また、法人税の大幅減税は逆粉飾や脱税を減らす効果があるため、意外に堅調な税収となる可能性を持ちます。日本はシンガポールや香港に比べて法人税や高額所得者の所得税が極端に高い。これはシンガポールや香港に優秀な人材や多国籍企業の中枢機能を無償でプレゼントしているようなものです。それに対して、消費税は高額所得者や多国籍企業の国の選択において、それほど重要な税金ではないので、まだ上げる余地があります。以上のことから、所得税の累進性と法人税を上げるのは、日本にとって自殺行為としか思えません、長期的な税収を減少させるだけでしょう消費税を推奨すると、これは逆進性が高いなどど言う意見で反対する人がいるが、それの何が問題なのでしょうか?税金とは本来必要な国の共通経費に対していくらかを各自が負担するものです。累進性や逆進性もない定率な税制だとしても、1億円稼ぐ人は100万円しか稼がない人の100倍も払います。国家から等しいサービスしか受けられなくて、誰もが等しく移住の自由と職業選択の自由を保証されていたとしてもだ。フラットな税率でさえ、このようにひどく不公平なのに、それを累進的にすることにどんな意味があるのだろう?このように頑張る人、果敢にリスクに挑戦する人を税制で罰していては、人材は集まらない資本主義の社会では機会平等、結果不平等が基本です。努力をしたもの、才能があるもの、リスクをとって成功した者が大きな富を得るべきであり、努力をしなくとも結果が変わらない世界は活力を失うシステムとして共産主義より資本主義の方が優れているのは歴史が証明している事実です。今一度資本主義の基本に立ち返って、税制を見直してはどうだろうそうならなければ、日本の復活はないと思う増税するなら消費税一択だ同時に法人税の減税が望ましいできれば所得税のフラット化ができれば最高だと思う政治的に難しいと思うけどね
2012年04月23日
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今日は増税について考えてみようと思います。私は消費税上げに賛成しています。が、普通は増税に賛成する人はあまりいないでしょう。当たり前ですが、増税は負担増になりますから、嬉しくない施策です。私ももちろん、単純な増税には賛成しませんが、やり方さえ良ければ良い効果が期待できると考えています。まず根本的な部分から行きますが、納税は必要なのだろうか?と考えると、国が国として国民に様々な、必要不可欠なサービスを提供するためにある程度のお金が必要なのは明らかで、一方的に減税ばかりを求めることは非現実的です。だからこそ国が税金を徴収することが正当化されます。税金とは、政府から提供されるサービスに対してその対価を払うということです。ですので、サービスを受ける以上は負担を許容する必要があるのです。ここでなるべく政府からのサービスを少なくして、そのかわり税金を安くしようという小さな政府と、逆に社会福祉などを手厚くし、そのかわり税金を高くしようという大きな政府が考えられます。本来はそういうトレードオフの関係であるはずでした。日本の場合は、急速に進む少子高齢化のため、年金で暮らす高齢者の数が増えて、税金を払う労働者の数が減っていくことが確実でした。これでは財政が苦しくなるのは確実だったのに、日本の政治家たちはこのような少子高齢化は完全に予測できたにもかかわらず、赤字国債を発行して、気前よく支持団体にばらまき続けたのです。しかし、赤字国債というのは未来の税金の先食いに他ならず、先に食われた税金をこれから現役の労働者が払っていくということになります。こういった過去のツケをこれから毎年毎年支払っていかないといけないのですから、今後は増税され、その上で政府から受け取るサービスも減らされていく覚悟が必要でしょう。大変楽しくないシナリオです。財政問題に対する解決策は、一つは政府が借金を踏み倒すことです。国債をデフォルトさせるか、日銀のマネタイゼーションでインフレを引き起こせば、政府の財政問題は終わります。その代わりに、日本円を保有している国民の財産が消滅するという形で辻褄が合わされることになります。この方法では、一時的に日本の金融システムを破壊するという、大きなリスクを国民が背負い込まなければいけません。もう一つの解決策は、増税と緊縮財政により、過去の経済政策の失敗を少しずつ解消していくという、地道なものです。もちろん、増税と福祉カットと言う、負担増と受益減がセットになりますから、国民には大変な負担となります。しかし、私としては、このシナリオを進めるしかなかろうと言う立場になります。日本の深刻な財政赤字は、確かに政府部門のムダもありますが、大きな要因は単純に社会保障費に対して税収が少なすぎることです。ここの部分をどうにかしないと何ともならないのは確実なので、増税をするべきだと考えているのです。景気がどうの、と言う以前に、収支バランスが悪すぎて、長期的な持続が不可能は明らかです。それなのに景気がどうのと言って、改革を先延ばしにするのは、より先の世代にツケ回しをする行為となり、とても許容できません。しかし、一口に増税と言っても、当然政府部門の無駄は省く必要はあるし、投資を呼び込むため、規制緩和と税制改正が必要です。と言うことで、次回は投資を呼び込む税制と言うテーマで書きます。
2012年04月23日
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国のバランスシートを考えます。その前に、会社のバランスシートを考えて見ましょう。会社が借金をして設備投資をしたとしましょう。ところがこの事業が失敗して、追加の資金が必要になったとします。追加資金を銀行に頼んだりして借りることができ、当面の危機を乗り越えたとしても、事業が上手く行かなくてフローが悪化、結果として手元の資金がなくなり、追加融資も断られると不渡りとなります。これが2回続くと、その会社は倒産となるわけですね翻って国で考えて見ましょう。国債が国の借金だと考えると、借金が増えると当然総資産が膨らみ、フローで返せなくなると破綻する? ように感じますが、実際はそんなことになりません。日本のように、100%自国通貨建てで国債を発行している場合は、通貨発行権があるため自分でお金を作ることができます。そのため、手元流動性が保てるため、破綻はしません。このことを考えると、国債と言うのは借金ではなくて、実は国が発行する株式だと言うことが分かります。この通貨発行は日銀が行うのですが、発行するにはその対価となる現物資産が必要となります。金本位制の時はこの現物資産は金しか認められていなかったため、金の保有量以上の通貨が発行できなかったのですが、今は管理通貨制度に変わり、通貨発行の上限はなくなりました。日銀は現物資産を買い入れ、その対価として通貨を発行して支出します。つまり、お金が刷られて世の中のお金の量が増えます。現在では、中央銀行がお金を刷って市場に流通するお金の量を増やす主な手段は、市場に出回っている国債を買うことです。政府が発行する国債を直接日銀が買うことはあまりにも財政規律を損なうと言うことで、法律で禁止されているので、民間の銀行などに出回っている国債を買うことによって資金供給されます。日銀が1兆円のお金を発行していると考えましょう日銀のバランスシートを見ると、この場合は負債の側に1兆円の日銀券、つまりお金があり、資産の側に1兆円分の国債があることがわかります。日銀の発行するお金、つまり日銀券は会計上は日銀の借金と言うことになります。そして、その借金で買ったものが資産になっていて、金本位制の時代でしたら金の延べ棒がそうでした。現在の管理通貨制度のような、お金は国が価値があると言っているからお金として流通している場合は、日銀が主に買っているのは国債と言うことになります。つまり、日銀券の価値と日本国債の価値はここでリンクしているのです。この簡単な想定では、日銀券1兆円分の価値=日本国債1兆円分の価値です。この信用は国の「資産」で担保されていると言えます。では、国の資産とは何でしょう。もちろん国が持っている現物資産もそうなのですが、主なものは徴税権です。国家権力で税金を納めない人間から無理やり金を奪い取ることができます。将来の税収から公共事業費や国防費や社会福祉費用などの支出を引いた国の利益みたいなものが、国債の価値を担保しているのです。税収からこう言った国のコストを引いたものをプライマリーサープラスと言います。しかし、この国債の価値とお金の価値は、中央銀行のバランスシートを通じてお互いに完全につながっていますから、国の信用が下がれば、お金の価値もいっしょに下がります。国債発行残高/GDPが問題視されるのは、国の利益創出能力がGDPに比例するため、過度の国債発行は国債の返済能力に直結するため意識されているのです。日本には資産が一杯あるから大丈夫と言うのはその通りなのですが、それは日本政府が税金を取れるから大丈夫と思われているに過ぎませんその将来予測が悪くなれば、国債は国の信用が落ちた分だけ価値が下落します。(信用崩壊と金利上昇、インフレ)それはそのまま通貨の下落となるため、円安になるわけです。通貨は擬似的な国の株式とも言えるため、通貨発行をドンドン増やせば単位あたりの価値の希薄化が進みます。そのため通貨を供給し続けると、理論上は通貨の下落が続くことになります。しかし株式のようなものなので、破綻はしないというだけの話です。現在国債は民間からファイナンスしていますが、家計の金融資産の増加よりも公債の増加の方が早いため、ファイナンスする原資がドンドン少なくなっています。両者を比べる意味が無いという人もいますが、とんでもない話です。銀行預金を上回った額の国債を銀行は買えないのだから、この増加の差異は十分に意識する必要がある。替わりにお金をもっている企業が買う? これこそありえないだろう資本コストをはるかに下回る利率の国債を、企業家が買うとは思えない。金利やリスクに鈍感な個人の預金しか国債には流入しないだろうし、ソブリンリスクが意識され始めたら、鈍感な個人だって少しは敏感になるだろう。ちなみに私は、絶対に日本国債は買わないそれは間違いないIMFの基金は75兆円程度なので、日本の国債危機を助けるには全く足りない、さりとて日本の破綻はリーマンショックどころの騒ぎでない金融恐慌となるため、破綻も許してもらえないだろう。なので、日銀がドンドンファイナンスすることになると予想している。そこでドンドン国債を受け入れて通貨発行、しかし、この行為で政府債務は一円も減らないため、政府財務はドンドン悪くなっていくそうなれば、更に円の信用崩壊は続くことになります。下手すれば、国際決済通貨の地位まで失ってしまうかもしれない円安とインフレがどんどん進み、これは日本円を持っている預金者が大損することになります。その代わり、政府債務は実質値で大幅に減り、同時に日本人の所得も大幅に減るでしょう。インフレは、民間から政府に対する実質的な所得移転の意味合いを持ちます。こんな形で国債問題を解決して欲しくないのでさっさと財政再建路線に切り替えようよもう遅いかも知れないが
2012年04月19日
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金融でフリーランチは無いと良く言われますが何故か国家財政ではフリーランチを主張する人が多いと感じます。その代表的な人は、ネットで人気の三橋貴明氏とかですね私も少しこの人の意見を目にする機会があったのですが・・・あまりの酷さに笑ってしまいました。この人、自分の主張を本当に信じているのだろうか?もし信じているのなら、ただの馬鹿としか言いようがない。この人は積極財政、金融緩和を主張していますが国債は幾らでも借りられる、また沢山発行しても直ぐに買われるから、暴落しないそうなwwwありえないことを言っている痛い人です。バブル発生のメカニズムや不良債権発生のメカニズムみたいなものを漠然とでも理解していれば、安易な金融緩和は必ずひずみが生まれ、それを埋め合わせるには不良債権処理をするか、あるいは実需価格がバブルで膨らんだ投機価格に追いつかなければならないほどのインフレになるしかないと判るはずです。いずれの場合でも経済には大きなダメージを与えることになります。三橋氏の主張を一言で言うと、国の財政はフリーランチだからドンドン国債を刷れと言っているだけなので、全く持って理論の体をなしていない反証は、「フリーランチはありえないので間違いだ」で充分でしょう。また、政府債務がこのまま発散していけば、どこかの段階で投資家から「もう貸さない」と言われるでしょうね。無制限に借金ができるわけがないのです。結局、市場がどこまで許容するかの問題です。日本は経常黒字国だとか、純債権国だとか言うのは、「NO」と言われる時期を遅らせる効果があるだけなので、債務が増え続ければいつかは必ず国債価格は下がっていくでしょう。国債価格の下落は、イコール長期金利の上昇です。別にハイパーインフレにならなくても、2~3%の金利上昇でとても酷い目に合えるのですよ。現在は政府債務が大きく膨らんでおり、金融機関の保有する国債も物凄く膨らんでいます。明らかに今までにない状況であり、資産の偏りによるリスクが大きくなっています。国債を発行し続ければ、このリスクがどんどん膨らんでいくことになる。そしてインフレが発生して金利が上昇をし出せば金融機関は減損処理を余儀なくされます。例えば、ゆうちょ銀行の国債保有残高は150兆円を越えます。平均残存期間は5年弱くらいらしいので、1%の金利上昇で6兆円台の損失が発生するのです。国債のリスクウェイトは0なので、この損失がそのまま自己資本を直撃します。ゆうちょ銀行の自己資本は8兆円強なので、約2%長期金利が上がったら、自己資本が吹っ飛ぶ計算ですwwゆうちょは酷い状態です。なぜこんな極端な資産構成にしているのか・・・・ゆうちょが破綻したら困るので、公的資金を入れるか、法律改正して時価会計を止めるかするでしょうが、国債の金利が上昇をしても、貯金の金利を据え置いたらもっと有利で安全な運用先があるから解約されることになります。だから金利を引き上げて貯金の流出を止める必要が出てくるわけです。しかし、国債は基本的に固定金利であり、貯金の金利が上昇したら逆ザヤとなって大きな損を出して経営破綻することになります。それを防ぐには、デフォルト宣言して預貯金を封鎖して資産を没収するか、更にインフレになることを覚悟してでも金利を引き下げてしまうしかない。しかし、これでは根本解決とはならず、更にインフレが進むでしょう。抜本解決を図るために公的資金を入れようにも、元々ソブリンリスクに起因した事態ですから、公的資金の注入をするにしても資金調達方法が日銀の国債引き受けしかない。なにしろ国債が不良債権化していて本来の引き受け手である金融機関が買い込むことができない状況になる確率が高く、どうしようもないのだ。このようにインフレになっているのに日銀が引き受けたら、インフレ状態でも更なる金融緩和をやっているのと同じであり、ますますインフレに拍車がかかるこのスパイラルに入ったら、酷いことになるのは間違いない金融機関の財務リスクは判りやすいと思うし、個別金融機関の影響度は計算ができるしかし、「国債価格は下落しない」と言う、訳の判らない理由でこのリスクを片付けるのはいかがなものか債券は価格変動リスクがある、リスク性商品なのだから「国債は下がらない」と言っている人たちの言い分が、バブルの真っ最中に「株は下落しない」と強弁している人たちと重なって見えるのは私だけだろうか市場の洗礼を受けて、国債価格が調整すれば金融不安となります。意外と危ないバランスで均衝しているなと思う今日この頃
2012年04月15日
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今日は前回に引き続いて、地道に経済を発展させるための別の解を考えたいと思います。私は、グローバル化を推進することが経済発展には欠かせない、と言うか不可欠だと考えています。なぜそうなのか? が今回のテーマです。自由貿易と言えばTPPですが、私にとって意外なことに、TPPに反対する人が多いなと言う印象を持っています。私は自由貿易を推進していくことは当然のことで、そのことによって広く国民に利益があると思っていました。そのため、直接的な利害関係のある当事者が反対するのは判るが、全体としては当然賛成する人間が大多数だと思っていたのです。そしたら・・・ なんでこんなに反対している人が多いのだろう??例えば、農家が反対するのは判る。しかし一介のサラリーマンがこれを反対する理由はないだろう。なぜかと言えば、自由貿易は域内経済を大きくする方法の一つだからです。さて、ここで出てるくるのが、比較優位の法則と言う経済理論です。これは何か? 2国間の単純モデルで考えてみると最初に、貿易を行なわずに、それぞれの国が別々に工業製品と農産物を作っている場合を考えます。先進国では700人を労働させて700単位の工業製品と、残りの300人を労働させて150単位の農産物を作っている。途上国では1000人を労働させて100単位の工業製品と、残りの1000人を労働させて250単位の農産物を作っている。つまり、2国間では800単位の工業製品と、400単位の農産物が生産されます。 数字を見ると、先進国は工業製品も農産物も両方とも途上国より効率的に作れる(絶対優位)のだから、途上国と貿易しても意味がないように思われるが、実はそうではありませんまず、先進国で1000人の人口すべてを工業製品の生産に振り分けてみます。この場合、1000単位の工業製品が作られる。そして、途上国では2000人の人口すべてを農産物の生産に振り分けよう。この場合、500単位の農産物が作られる。世界全体では、1000単位の工業製品と、500単位の農産物が生産されることになるので、各国がそれぞれ自国内の相対的に生産性の高いもの(比較優位な産業)に特化して生産した場合と比較すると、 貿易していない場合800単位の工業製品と、400単位の農産物が生産される。貿易して比較優位製品に特化している場合1000単位の工業製品と、500単位の農産物が生産される。となり、2国間の生産性は、貿易をした方が上がると言うスンポーです。以前、BSE騒ぎと言うのがありました。その時、牛肉の輸入が止まってしまいました。国内畜産業者はこの禁輸処置を喜んだでしょう。しかし、輸入牛肉を使用していた国内外食産業は、かなりの打撃になったはずです。そして、消費者に取ってもマイナス効果は大きかったでしょうねいや、当時私が吉野家の株主で、株価が暴落したとか、優待で取った食事券の原価が一杯当たり5000円を越えたとか、高っかい優待食事券で牛丼が食えないからとか、そんな事を怨んで書いてる訳ではないですよただ、貿易を止めると、国全体として見ると生産性が下がる(GDPが下がる)から、こう書いている訳です。比較優位に特化して、それ以外のものを輸入した方が経済は大きくなる。自由貿易とはゼロサム・ゲームではなく、お互いの利益のためにやるものです。私は今話題になっているTPPに関しては、実は是非を語れるほど知りません。調べていないのでただ、私的には問題は単純に、純粋に国益を考えるなら推進するべしと考えてます。なぜなら自由化を進めることが、成長率を上げることにつながると信じているからです。しかし、日本の農業に代表されるような、政治力の強いセクターを保護する圧力は強いんでしょうね。擁護するための理屈はいくらでも付けれます。自由化はキチンとやれば、確実にトータルではプラスになります。原則論で言えば、私はTPPに賛成です。
2012年04月13日
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財政再建のためにどうすれば良いか?と言う側面から今日は考えようと思います。ものすごく簡単に言ってしまいますと、財政収支を痛みを伴わずに改善するには、実質成長率を上げるのが一番です。こんなことをわざわざ言われなくても知ってるよ、と言われそうですけどね例えば、前回日記でインフレ率が上がればドンドン財政収支は悪化していく、と書きました。これは税収よりも政府支出が大きいため、インフレによる収入増より支出増の方が上回ってしまうからです。非常に単純な話です。ですので、政府のフローを改善するには実質成長を上げる必要があります。単純計算で、インフレ率1%なら、実質成長率が1.3%くらいから、フローが改善します。しかし、これを達成するための方法は単純でもないし、簡単でもありません。政府支出で景気下支えや、日銀の金融緩和で達成できるような種類の問題でもないのは明らかです。この問題に対する特効薬はないので、地道にやるしかないだろうな、と言うのが実感です。さて、ここで地道に経済を発展させる上で重要なことは、海外から日本への投資を増やしてもらう、と言うのが一つの解になります。また、日本にお金持ちが来てもらえば、経済発展が可能になります。そのためにやるべきことは、税制改正だと言うのが私の持論です。税制と言うのは、国が投資家にアピールできる最大かつ最良の手段だと思う。そこで「日本に投資してください」とやらなければいけない、そのため、法人や金持ちに対する税金を軽減する必要があろうかと思う。しかし、単純に減税すると財政収支が悪化する。収支の改善は、社会福祉の持続をさせるためには重要な要素なので、収支の改善努力は続けなければいけない、なぜなら、日本の税制収支は・・・とてもまずいことになっているからww所得税の累進性をさらに強めるような増税や、法人税率の引き上げは自殺行為だと思うわけです。なぜかと言えば、日本に投資をしようかと思う会社や会社の幹部(多くは高額所得者)から多くの税金を取ると言うことになり、それだけで日本に投資しようと言うインセンティブがなくなります。結果として日本に優秀な人材や財の流入が起きないばかりか、流出がおきかねないからです。その結果として、税収も減り、国民負担が増大してしまう結果になるでしょう。高額所得者や大企業からさらに税金を取ることは、政治的には支持率のアップにつながるかもしれませんが、日本の将来のことを考えるなら愚策としかいいようがありません。アジアで最も大きな市場を持つ日本が、アジアの金融センターの座をシンガポールと香港に奪われているのは何故か?考えるべきです。規制の問題もあるでしょうが、税制も大きなファクターです。財務省HPに資料がありますが、日本の租税負担率を見ていくと、OECD加盟国中最低レベルであることが判ります。それでいて福祉はそれなりの手厚いので、財政収支が悪いのです。そしてその穴埋めは借金(国債)で穴埋めされています。その中で、年収が数千万円以上の高額所得者や、利益を上げている法人に対しては世界最高レベルの極めて重い税金が課せられています。特に香港、シンガポールとの税率差は倍以上となっており、アジアの租税競争の舞台では、日本は大負け中なのです。これで海外企業誘致や投資促進を唱えても、投資が活発化するわけがないシンガポールの一人頭GDPは日本より高いのですがそれは、税制、規制面で有利なため、世界中の金持ちを引き付けた結果なのです。シンガポールや香港は、高額所得者や多国籍企業の中枢機能を日本と取り合っているのです。取れれば雇用や税収を確保できる、経済的に潤うのですから、進むべき方向は決まっている累進性の緩和と租税収入の増加、これでアジアでの誘致競争で優位に立てるでしょう。高コストさえなければ、日本はとても魅力的な国です。金持ち優遇策こそが日本に必要です。
2012年04月11日
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今日は名目GDPの増加と財政再建について実は前回日記はこのテーマで書こうと思っていたのですが、書いてるうちに結論が全く違うところに動いて行ったので、持ち越しで今日書きます。私は財政問題などに興味を持っていたので、掲示板などを見ていましたが、名目GDPさえ上げれば問題は全て解決、的な書き込みがあるのに非常に驚きました。私は直感的にですが、そんかことは不可能だと思っていましたので、それを強弁している人がいる事に非常に驚きました。ありえないだろてことで、この場を借りて少し考察してみようと思います。この主張をしている代表的な人は、どうやら金子洋一議員や高橋洋一教授と言った人らしいですが、どうも論理が破綻しているように思います。名目GDP成長率が1%で、実質成長率が0%状態を考えて見ます。さて、この状態では名目GDPは1%増えるわけですが、それで税金は幾ら増えるでしょうか?ここで出てくるのが、税収弾性値と言う数値です。経済成長(名目)が1パーセントだった時、政府の税収が何パーセント増えるかを「弾性値」として出したものです。さて、この数字をいくつにしたら良いか?と言うのが一つのポイントです。近年の租税弾性値は大体3~4らしいので、この数字を使うとどうなるか?租税弾性値を4と仮定すると、名目GDPが1%増えれば租税収入は4%増えます。昨年の税収は約42兆円ですから、税収は1.6兆円増えます。そしてそれに対する支出は、支出90兆円、インフレ率が1%なので、理論上9000億円増える、差し引き7000億円のプラスになります。どうやら、これを主張しているようなのですが・・・・まぁ、ありえない話ですね。税収弾性値は累進課税の場合は、1より大きくなります。80年台は1.3~1.4位で推移していたようですが、現在は当時より消費税のウェイトが大きくなり(累進性がない)累進性も80年台より落ちているため、1.3より小さい値が妥当でしょう。先日貼った財政・社会保障の持続可能性に関する「経済分析ワーキング・グループ」中間報告の文中では、1より多少大きい数字が適当となってますね。政府の見込みは1.1のようです。ちとおまけして、弾性値1.2で計算してみましょう。税収は5040億円増えます。そしてそれに対する支出は、支出90兆円、インフレ率が1%なので、理論上9000億円増える、差し引き3960億円のマイナスになります。上記2つの計算、どちらが正しいか?実は単年度で見れば、弾性値4の計算が正しくなります。しかし、長期で見た平均値での計算では、弾性値1.2の計算が正しくなるでしょう。まぁ、イメージはこういうことです。画像はこちらから拝借しちゃいました。単年度の弾性値が大きくても、長期的には1の近似値に収まるということです。ですので長期的に見ると、インフレ率が上がれば上がるほど政府の財政収支は悪化していくことになります。また、公債残高が大きいと言うのは大変な足かせです。平成23年3月の普通国債の残高は636兆円ほどです。この内償還まで1年以内が18%の114兆円、2年以内の債券がプラス12%して約30%の190兆円程度、つまり、インフレ率が1%上がれば、単純計算で初年度1.1兆円、2年目で1.9兆円の利払い負担が増えます。昨年の国債利払い費は10兆円程度だったはずなので、この部分は2年で2割程度増えてしまうインフレ率が2%なら、この倍ですねこの分も政府支出が増えてしまいます。名目GDPの増加はインフレ率さえプラスにすれば達成できますが、そんなことをすれば上記のように財政収支が悪化します。もし大規模な財政出動で、インフレ率をプラスにしたらどうなるか?考えただけで恐ろしいです。仮に最初の2年、弾性値が4で推移したとしても、焼け石に水で加速度的にフローの悪化が進むでしょう。私は日本の財政は危機的だと思います。公債残高が1000兆円を越えてしまったため、財政の硬直性が進み、利払い負担も大変な額になっています。増税と社会福祉のカットをやらんと持続不可能でしょうね原発停止なんて贅沢は、その内できなくなると予想
2012年04月09日
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なぜか変な日記になりつつありますが、折角なので財政に関する考えをまとめの意味も込めて書いていこうと思います。今日は名目GDPの増加と財政再建について私はこの分野に興味があるので、掲示板などでも意見を読んだりしていたのですが、その中で、「名目GDP成長率さえ上げれば、財政健全化できる」と言う意見を当たり前のように言っている人たちがいました。私はもう、感覚的にこれは「無理だ」と確信していました。金融政策で名目GDPを上げれば、円の信用崩壊に伴うインフレなので「コストプッシュインフレ」となりスタグフレーション化すると思いましたし財政出動によるインフレでも、前回日記の通り上手く行く筈がないと思っていました。また、消費税が上がった事により税収が減ったと主張している人たちがいましたが、これはどう考えても違うだろうと。経済低迷の主因が消費税などではないと確信を持って言えます。前回の消費税上げは1997年、私にとっては忘れられない年です。人生最大のドローダウンを食らった年そしてその主因は消費税ではなく、アジア通貨危機でした。あれはホントに酷かった・・・けど、リーマンショックの方が酷かったんですよねまぁ、そんな訳で少し調べてみました。まずは、過去の税収推移です。(財務省HPから引用)確かに、1992年を境に税収が落ち込んでいます。特に、消費税上げをした97年以降の落ち込みが激しいですねしかし、実は直ぐに気が付いたのですが、この時期って大規模な減税をしていたのですよ。94年に5.5兆円規模の減税、その後も持続していたはずです。税収の落ち込みの主因は消費税の導入ではなく、減税だったんですね。しかし、その影響度が判らない・・・・ てことでググッたら、やっぱりそう言う研究をしているところがありました。財政・社会保障の持続可能性に関する「経済分析ワーキング・グループ」中間報告から引用やっぱり・・・ と言う感じでしたね。減税がなければ、2000年代の税収は40兆円強で横ばいだった可能性が高いようです。08年、09年の落ち込みが激しいですが、これはリーマンショックの影響でしょうから、当然ですね。さて、「消費税導入したら税収が減るか?」減らないと思います。個人所得税は景気の影響をそれほど受けません。変動幅が大きいのは法人税ですが、法人税の税収規模は、通常のときで10兆円強仮にこれば半分になったところで、消費税の増収のほうがはるかに大きいので、税収自体は増えるでしょう。
2012年04月07日
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財政問題を解決するためには、経済活性化が必要だ、と言う意見には全くもって賛成するのですが、そのために財政出動するべきだ、と言う意見には首をかしげるまぁ、反対な訳です。理由は簡単で、「大規模」な財政出動で、長期的に景気が良くなるとは思ってないからです。政府による経済活動は基本、不生産的な投資です。その投資で生産性が上がるとか、長期的な需要が発生するとかはないわけです。そして、政府が公衆から資金を借入れて消費することは、その国の国債価格を下落させ、結果として市中金利を上昇させます。そのため、財政支出を大規模にやると、市中金利を上昇させることになるため、民間の投資を抑制してしまいます。そのため、財政出動の刺激効果と民間投資の抑制効果が相殺してしまうわけです。ですので、景気刺激効果なんてたいしたことにならないまぁ、ココまで読んでもらえば、私がクラウディングアウトの話をしてるんだなと判ると思います。別に私独自の考えと言うわけではなく、経済学の分野では古くからある考えです。前回の日記でも書いたように、国債発行は景気の山と谷でできる税収のブレを修正するために行うのは良いのですが、力技で景気を浮揚させようとしても失敗します。また、財政出動は国債と言う「借金」を増やすため、将来の増税を約束するものです。1~2年の景気を考えれば財政出動は良いでしょうが、10年単位の長期で見ると、刺激効果自体は中立、政府の資金調達経費分はマイナスになると思います。財政出動の使い方は、大幅な景気の下押し時に、行き過ぎて市場のリスクテイカーを一掃しかねないとき、衝撃緩和のために使うべきでしょう。プレイヤーが死にすぎると、長期の経済成長にはマイナスです。要は経済の振幅を小さくするために使うべきです。バブルを発生させてはいけないと言うのと同じ理屈です。巷では、「需給ギャップを埋めてデフレさえ脱却すれば全て上手くいく」的な意見を良く見るのですが、これはどう考えても無理のある話です。デフレを止めるだけなら財政政策がベストですが、財政危機に瀕している日本でこれ以上バラマキをやったら、国債が暴落して破滅的な事態をまねきかねません暴落と言わないまでも、1~2%の金利上昇で結構酷い「歪み」が発生します。なんせ1000兆円からの公債残高です。普通国債だけでも、残高636兆円、平均残存期間6.8年ざっくりした計算ですが、1%の金利上昇で、約38兆円程度の評価損が発生します。この「マイナス資産効果」を跳ね除けて、経済成長できると思う根拠が、私には全く判らないのです。生産性なんて、なにも上がらないのに需給ギャップを埋めることは経済運営の唯一の問題でもなく、最優先の問題でもありません。需給ギャップが埋まるまで、生産性を引き上げるのが、唯一の解決策でしょう。経済問題に特効薬はなく、地道にやるしかないのです。私が政府に期待するのは、「国債を暴落させるな」と言うものです。国債が暴落したら、文字通り焼け野原になってしまいます。
2012年04月05日
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少し日本の財政に関することでも書いておこうと思います。為替を始めてから、国の財政などを考える機会が多いのですよねそのため、日本で起こっている「歪み」があまりに大きくて、ついつい文句のひとつも出てしまうのです。以前から書いていますが、私は増税は必要だという立場です。現状認識として、日本は軽負担、中福祉の国だと思います。が、どう考えても支出と収入のバランスが悪すぎます。そうは言っても、景気下支えのために財政出動するということには意味が当然にあります。景気が悪い時は税収が減り、歳入不足となります。その不足を補うために増税したら、泣きっ面に蜂で経済がさらに落ち込んでしまいます。そこで、国債を発行して一時的に歳入不足を補い、支出をします。そしてこの未来からの借金は、逆に景気がよくて税収が予算を上回った時に返せばいいのです。このように通常の予算が「ふつう」の景気を想定する税収でまかなわれていれば、不景気の時でも国債を発行して同レベルの福祉と政府のサービスが提供されるし、その借金は景気がよくなった時に返すことができます。つまり、経済の安定化が図れます。しかしですね、予算規模が「普通」と思える税収を大きく上回ってしまえば、借金を積み重ねる形となりますから、当然に財政問題が発生します。日本はそれを20年も続けてきて、大変な政府債務を抱えてしまいました。原因は、政治家がみんな「福祉を充実させます」「税金は上げません」とできもしないことを約束して、税金を上げないままどんどん大きな政府の道を突き進んできたので、常に国の予算が税収を大幅に上回って推移したからです。 はっきり言いますと、国債発行は景気の山と谷でできる税収のブレを修正するためだけにとどめるべきなのです。そうでなければ将来の高負担につながるだけです。昨年の税収は40兆円強で、予算は90兆円です。こんな予算を組み続けて大丈夫なわけがありません、無から有は生まれませんこの借金の負担は全て国民負担です。そして、現在の国債残高では、将来の高負担は約束されてしまってます。それを和らげるためにも、できるだけ早期にプライマリーバランスを均衝させるべきだ、と言うのが私の持論です。女房も子供もいて、両親は年金暮らしです。政府債務の発散に伴うインフレの影響を最も受けるのは両親です。私としては、「親が健在なうちは経済持ってくれ」と言うww思う動機ははなはだ利己的なものです。
2012年04月03日
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いや~一月に体調を崩して暫く休んでいたら、どうも更新意欲がなくなって、2ヶ月以上放置してしまいました。さりとてブログをやめる気もないので、またぼちぼち更新しようと思います。どうせ旅行に行けば、更新しますしねちと話は変わってココのところ消費税引き上げ法案に関するニュースは気にしてます。私は元々消費税引き上げ論者でしたので、さっさと可決しろよと思ってますがまぁ、色々と抵抗があるみたいですね。野田総理が首相になったときは、久々にまともな人が首相になったなと思ったのですが、現在はその評価が確固たるものになりました。これだけ人気のない施策をドンドン推し進める様は、正に無私の心で仕事をしてると思え、大いに応援したいと思っています。次の選挙には負けてしまう可能性は強いでしょうが・・・・・・前首相の管さんに、爪の垢でも煎じて飲んでもらいたいものです。消費税の引き上げは、自民党もしたいでしょうね。ですので、この法案は可決される可能性が高いと思っています。だれも自分の政権の時に増税なんかしたくない。民主党政権で増税法案が通るなら、これは儲けものです。もう、可決のシナリオは出来上がってるんではないかと想像してますね^^兎に角、野田さん頑張って次の選挙でも、また当選してもらいたいものです。て、変な日記だなまぁ、最近思ってることです。
2012年04月01日
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年末年始は忙しくて、仕事とプライベートで殆ど休めませんでした。今、遅ればせながら代休もらって家でのんびり・・・・て訳にもいかず、シコシコとMT4をいじっています。MT4と言うのはチャートソフトで、非常に汎用性が高くなっています。私は使い始めて4年目ですが、為替のチャートは全てこれを使って見ています。お勧めソフトですね。自動売買もこのソフトで行うので、非常に重要なツールになってます。バックテスト機能もあり、実に便利なのです。昨年暮れに新しく買ったEAを3週間ほど放置していたので、遅ればせながらバックテストしようとしたところバックテストが上手く行かない約2か月分のバックテストしかしないと思ったら、ヒストリーデータがなかった^^新しく落としたソフトだったので、そのまま会社のヒストリーデータを落として再度バックテストそしたらですね~ データが欠損しまくっていて、まともなテストにならないなんだよこれ、ド短期スイングトレードの時間軸で、保有期間3ヶ月ってどういうことだよと思ったら、丸々3か月分のデータが欠損してたりですね「なんじゃこりゃ」結構長くMT4は使ってますが、この辺の事情と言うのは未だ謎です。今回、FXPROとFXトレードファイナンシャルと言うところのヒストリーデータを落としてみたのですが、どちらも欠損が多くて・・・・特にFXトレードファイナンシャルは酷いもので、穴だらけです。FXトレードファイナンシャルは国内業者で、最近MT4サービスを始めました。掲示板の書き込みを見て、使えるかも知れないと思い、昨年の暮れに開設しておいたのです。実際の運用は、実績のある海外業者の方が安心かもしれませんが、国内業者は今年から税制面で有利となるため、可能なら使いたいのですよね。国内業者だと、確定申告も楽ですしね~話が逸れました。まぁ、そんなわけで四苦八苦してるのです。私の知る限り、MT4に過去データを取得するのは、3つほど方法があります。ひとつは外部業者などからデータを買ったり、WEB上でデータを公開している人や法人のデータをインストールするというものこれはバックテスト上、会社のデータと異なってしまうため、問題があります。もうひとつは、サービス提供会社のヒストリーセンターから、過去データをMT4に直接ダウンロードする方法です。これは、MT4からのツールから、history centerで落とすことができます。しかし、私は4社ほどデータ取得したことがありますが、完全なデータの会社と言うのは未だに当たっていません。欠損が普通にあるのです。この辺の事情はよく判らないのですが、ちと困りものです。この配信データと言うのは、証券会社の株の情報と違って、会社ごとに異なります。これは、株が仲介業であるのに対して、FXは多くが相対取引であることが起因なのでしょう。そのため、同一EAでも会社ごとに成績は全然違うため、バックテストも会社ごとにやったほうが良いのですが・・・この状況ではね~以前、アルパリと言う会社のデータが比較的まともだったため、他の会社のMT4にインストールして使ってました。バックテストして、「おお、アルパリとほぼ一緒だ」と喜んで、データが同じだということに気が付くという・・・・間抜けですねもうひとつは、手動でMT4にデータを取り込むという方法です。これは、会社の配信サーバーから直接データを取り込むので、一番信頼性が高いと思いますが、少々手間がかかります。MT4はチャートを表示すると、そのデータをヒストリーセンターに格納してくれますので、望みの期間のチャートを表示すれば良いのです。ただ、デフォルトのままだと取得期間が短いため、最初にMT4の取り込みバー数を最大にしなければいけません。そのため、オプション画面を出して、赤丸の数字を999999999999999と入れて、MT4を立ち上げ直すと、図の数字となり、最大取得本数の設定になります。ここまでやって、あとは欲しい時間足のチャートを表示して、画面をスクロールさせるだけ・・・・メンドクサイですが、事前準備としては必要な手順なんですよねやっとさっき終わったのですが・・1分足は3ヶ月程度5分足は昨年8月まで15分足は一昨年12月までのデータしか取得できませんでした。私が今回使おうと思っているのは15分足を使ったEAなので、1年分のバックテストで判断するしかなさそうです。まぁ、色々考えることがあります。
2012年01月11日
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最近、ツイッターが流行っていますね^^この表現が正しいのかも判らないんですが、結構多くの人がやっているようです。私はこれがどんなものか知らないのですが、妻が良くやっているのは知っていました。先日、原子力に関してこんなつぶやきが来たと教えてくれました。「今、日本にある原子力発電所54基のうち、稼動しているのは6基だけだが、日本はきちんとやれている。日本には原子力発電は要らない」概ねこのような内容だと言うことです。また、この意見に賛同する人も多くいたようです。私の意見は全く逆で「日本にある原子力発電所54基のうち、稼動しているのは6基だけで、非常に憂慮すべき状況だ。出来るだけ早期に原子力発電所の再稼動をするべきだ。」原子力発電所の稼動を止めるなんてとんでもないことです。経済的損失が幾らになるか考えていないのでしょうか原子力発電を止めるべきではない理由を、ここで2つほど挙げておこうと思います。ひとつは「原子炉は止めているからと安全と言うわけではない」と言うことがひとつ挙げられます。もうひとつは「経済的損失が著しく大きい」と言うことが挙げられます。原子炉のコストのうち、燃料コストというのは発電コストの1割以下です。(約8%くらい)コスト試算はこちらのサイトを参考にしました。有価証券報告書を用いた火力・原子力発電のコスト評価これはどういうことかと言うと、発電コストの9割は発電しようがしまいが、費用が発生するということです。また、燃料も発電しなくても核崩壊で劣化していくため、発電しなくとも燃料は消費してしまうのです。原子炉を停めるということは、全く持って丸損です。それに対して、代替エネルギーの火力は、コストの約74%が燃料費になります。発電すればするほどコストがかかるため、発電量が大きくなればその分コストがかさみます。その金額は、日本の原子炉を全て止めると、約4兆円と試算されていました。これは、中東などの産油国に支払われています。資本の純海外流出です。経済をなんとかしろと言っている脇で、この様な莫大な経済損失を許容する意見を出すということが私には信じられないのです。現在日本の原子炉はその9割が止まっています。このままの状況が続けば、単純計算で年間3兆6000億円の資本流出が起きるのです。そしてその負担は一次的には電力会社が、最終的には国民負担になります。原発再稼動に反対している人たちが、この負担を許容しているとはとても思えません原発を停めるというのは、家庭で2重の住宅ローンを払っているのに似て、経済的にはまったくもってナンセンスな行為です。こんなコスト増大政策を行っているのに、電力会社に電力値上げを認めないとかの発言、ありえないだろ。そもそも原子炉は国策で導入しているのです。国にも国民にも導入に関しては当然責任があると考えるべきです。値上げを認めないなら、せめて政治主導で原子炉の再稼動をさせろと言いたいこれで随分楽になるでしょう。今の原発停止は問題解決を不可能にしている最大の元凶です。私の原子力発電に関する意見はこうです。出来るだけ早期に原子炉を全面再稼動し、その稼働率を以前より2割程度上げる。(稼働率85%程度)そうすれば、現在燃料費として使っているコストが浮き、また以前よりも発電単価が下がるため、電力各社の収益力が上がります。それを原資に災害補償を10年程度で行えば、国民負担は少ない形での問題解決が可能でしょう。災害補償の試算は約4兆円、現在の枠組みでは10年でこれを業界で捻出することになっています。(うち、東電負担が年間2000億円)原発稼働率を2割引き上げられれば、単純計算で全体で8000億円程度の化石燃料負担が減ります。実際のコスト低減効果はここまで大きくはないでしょうが、災害補償の原資程度は十分に稼げるでしょう。そもそも論として、原子力発電からの即時撤退は、今回の原発事故の予想災害補償費とほぼ同額の追加負担が1年で発生します。非現実的だし、非人道的な政策だと思います。管首相が浜岡原発の停止要請をしたときは、本当に驚きましたよ何を考えてるんだ、この人は?????とね一私企業に1000億円単位の損失を発生させるような要請を、ロクにコンセンサスもできてないのするとは自国企業を守るとか言う概念はないのでしょうか民主党が政権とっていて、本当に悪いときに地震が起きたなとつくづく思った瞬間でした。てことで、さっさと再稼動させて欲しいと思う
2012年01月10日
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年末年始と、色々とニュースが出ています。ユーロは遂に100円を割り込みました。個人的には、元々ユーロはかなり割高な印象を持っていたので、あまり驚きはありませんでしたが、輸出企業はまた大変でしょうね。購買力平価から見たユーロは、現在価格でも割安とは言えない水準だと考えていますので、長期化する可能性は充分かと思います。2000年ころ、ユーロは91円まで下がりましたが、当時、自動車メーカーの欧州向け輸出は多くは赤字だった記憶があります。またその状況に陥るのではないかなあまり面白くないシナリオですね当時、ユーロを92円で買い持ちして半年ほど持っていましたが、結構リバウンドしてくれて美味しい投資でした。今回はどうなるでしょうかあと、注目しているのは東京電力関係のニュースです。結局国有化の話が出てきましたが、これはある程度仕方のない、予想の出来たことです。しかしね・・・・ 政府のやり方はどうも気に入らない東京電力が自助努力で経営建て直しをするには、そのための原資を確保しなければいけません。しかし、「電力値上げはダメ」「原子炉の再稼動はダメ」では、火力発電の燃料費コスト増加分を埋めるなど、出来るわけがない合理化努力をしても、とても間に合わないでしょうこれでは、手足を縛った上で重し付きで海に放り込むようなもので、当然のように経営は行き詰ります。現状が続くようでは、国有化以外の選択肢は実質的に無いでしょう。そして、東京電力は今3月期の決算で債務超過またはそれに近い状況に陥る可能性が高い枝野官房長官は共産主義者なんですかね~ どうも発言内容がカンに障ってしょうがない経済立国の官房長官が、企業を敵と考えているような言動を繰り返しています。カンベンして欲しいと思う今日この頃です。東京電力を擁護する政治家が出てきてもいいと思うんですけどねそもそも原子力発電は国策です。それを忘れているのではないかと思ってしまいます。次回は、原子力発電に関する意見でも書こうと思います。
2012年01月08日
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あけましておめでとうございます。昨年のトレードは、3年連続年間成績プラスは達成したものの、成績的には大変不本意な結果となってしまいました。今年は目標値に達するように、がんばらずに行こうと思います。頑張るとね、私は成績が悪くなるのです。頑張っちゃイカン 頑張っちゃイカン実は去年も同じこと言ってました。進歩がないというのも困りものです。ブログに関しては、適当に書いていくつもりですがどうもモチべが落ちているので、不定期更新って感じになりそうです。正直、ネタはたくさんあるのですが、文章にするのが億劫になっています。こちらもゆっくりと行きたいと思います。では、これから新年の挨拶に行きたいと思います。一日遅れですけれど^^
2012年01月02日
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年も押し迫り、明日はクリスマスですね今日は子供のプレゼントを買うために、一人でヤマダ電機に出かけました。ウチの息子の欲しいものはプレステ3だそうで、「どうする?」と女房と相談の上、買ってやることにしました。息子は小学校2年生なのですが、どうも幼い感じでして・・・ 未だにサンタさんを信じているようです^^女房に、「まだ信じてる?」と聞いたら「居る居ないで、友達と喧嘩してるよ」との答えもちろん、息子は居ると主張しています。親としては微笑ましいと思うのですが、ちと幼いな~とも思います。ゲーム機を買うということについて、女房は買いたく無いと主張しましたが、息子に甘甘の私は買っても良いんじゃないかと・・・で、本日購入です。息子の中では、サンタさんが一番、私は2番です。PS3はサンタさんにお願いして、私はソフトの係ですね息子がやりたいのはガンダムエクストリームバーサスと言うソフトです。これを同時購入して別々に包んでもらいました。今車の中に隠してあります。ウチの息子、ガンダムのファンなんですよ。私はガンダム世代で、やっぱり好きなのですが、息子がこんなに好きになるとは思わなかった。版権ビジネス、やっぱり良いね~創通エージェンシー、買い戻そうかなと思ってしまう私でした。
2011年12月23日
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また更新滞りましたね~今回は、別に成績が悪かったわけではない、と言うより11月12月はどちらかと言えば好調でした。最後にある程度の数字は上がりましたが・・・・ 今年のトレードは、昨日で全て手仕舞いして終了です。今年のトレード成績は、まだきちんと計算してませんが、総投資資金に対するパフォーマンスは+12%前後になりそうです・・・・・正直、大変不満です。当初考えていたパフォーマンスの大体3分の1です。9~10月のイタタな成績が残念でなりません。8月くらいまでは、予定通りだったんですけどねこれは自分のせいですが、ちと悔しいやっちまったことはしょうがないので、来年の心配でもすることにします。12月の下旬は、為替も閑散相場となるため、いつもとは違った相場となります。わざわざそんな時にトレードすることもないので、去年から20日にはトレードを停止することにしてます。トレード始めは、来月10日前後ですね来年は・・・・ 9日スタートかな年末は確定申告の準備もしなきゃいけないので、意外とやることがあります。ついでに、今年の経費を増やすために、2つほど気になっていたEAを購入しておきました。来年から稼動しようと画策中です。
2011年12月21日
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自動売買を始めたきっかけは、昨年知り合ったトレーダーさんが自動売買をしていた。と言うのが、きっかけと言えばきっかけです。人の縁とは不思議なもので、他のコンテンツで知り合った人がたまたまトレードをしていたのです。その人から「EA」なるものの存在を聞いて、自動売買プログラムが数万円で市販されていることを知りました。フーンと思って調べてみたところ・・・・これは使えそうだなと言う印象です。トレーダーになってから、資金の大部分を遊ばせていたため、株でも買っておくか、トレード資金を増やすか?と思っていた時期でしたし、円高局面でもあります。「海外口座で自動売買」を、ごく普通に実行しようと思いました。思い立って売買始めるまで約2週間最初は判らないことばかりで、四苦八苦でしたが、最初の月からプラスで行けたので、非常に幸運でした。ちなみに、知り合ったトレーダーさんに色々聞きまくったのはお約束です^^自動売買のメリットは前回エントリーでも書きましたが、資金管理と設定ミスにさえ気をつければ良いだけなので、初期設定さえきちんとしてしまえば相場に張り付く必要はありませんまた、メンタル的な部分が入らずトレードしてくれるため、トレードで最大のネックになる部分がありません。要は難易度が低いということです。はっきり言って、裁量トレードに比べると、圧倒的に難易度が低いです。デメリットは、手間と経費がかかることです。海外口座を開いて送金するだけで、結構な経費が発生します。例えば1万ドルを都市銀行から送金すると、送金手数料が4000円、為替手数料が1万円、経由銀行が入るとプラス26ドル程度かかるので、概ね16000円程度の送金手数料がかかります。その他では、24時間プログラムを稼動させる必要があるため、自宅PCかレンタルサーバーを動かすことになります。私はレンタルサーバーを使っていますが、その経費だけで年間6万円くらいです。その他EAの購入費用がかかるので、運用資金量が少ないと、完全に経費で負けます。私は最初の2ヶ月で経費を15万円ほどかけました。運用資金としては、少なくとも300万円程度は欲しいなと思います。それくらいでないと、資金管理を効かせながら、満足のいくパフォーマンスを上げることが難しくなります。資金管理と破産確率で書いたように、資金に対して大ポジションを持つのは自殺行為です。よく、海外口座で取引するメリットとして、大きなレバレッジが上がったりしますが、これって、私に言わせると、メリットではなく、デメリットですよ。トレードで100倍のレバなんて使いません。国内業者の25倍でも充分過ぎるレバです。掲示板とかで、国内のレバ規制で海外に行くとか言う人を見ますが、大丈夫かなと思っちゃいますねFXは危ないという人がいますがFXは、危ない取引ができるということに過ぎません。低リスクのトレードも出来ますので、あくまで自分自身の問題です。資金に対するリスクは低く抑えましょうでないと、9~10月の私みたいに、ウン百万も負けますよ・・・・・イタタタタタタタタタタマジ胃が痛い
2011年11月25日
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