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2024.05.17
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テーマ: 読書感想文(640)
カテゴリ: 本のこと
ザイゼン君は28歳のときに、僕にこう言いました。
「僕は、48歳で教授になるから」
僕がまだ、小さな塾をかけもちしながら、日々の予習と復習に追われ、将来のことなど何も考えていなかったときにです。(中略)彼は、今後20年間で書くべき論文のリストを作り、それを送る雑誌のピックアップも終わり、大体のスケジュールも完成した、というのです。


「いつやるか?今でしょ!」 林修 著 宝島社


東進の講師であり、
バラエティなどでも活躍する林先生の2012年に書かれた本です。


謙虚で向上心のある彼の話は面白いです。

ギャンブルで失敗していることも、人間味があって面白いですし
それから学んだ話も入っていましたが、興味深かったです。


3つだけ備忘録として挙げておきます。

1つ目は、冒頭に書いたエピソードで
同期のザイゼンくんの「未来から逆算する」話です。

当時大学の研究室の助手を務めていたザイゼンくんは
その後7~8年後に再会したときには「46歳に変更になった」
と真顔でいい、本当に46歳で教授になりました。


どれだけ先の自分が見えるかは、その人の環境によって異なるし
どれだけ先の自分から逆算するべきかは意志の強さに比例する

ということをザイゼンくんから学んだと林先生は言います。


しかし、「とはいえどこから逆算すべきか」
と迷う読者のために林先生は

​少なくとも 5年後 の自分の姿を想像することから逆算して、
今日という日を生きる意識をもつべき​


と伝えてくれています。

私も早速考えてみました。


5年後はしっくりこなければ、
自分で調整すればよい話ですね。

ここには公言しないで、
自分の持っている手帳(スマホよりも大事)に
未来を描くことにします。

ザイゼンくんの生き方に触発されました。ありがとう。



2つ目は、日常にゴロゴロ転がっている
「練習問題」を考えよう。という話です。


”ボー―っとしていても、ゲームに熱中していても、
日常の時間はあっという間に過ぎていってしまいます。”

なんでもOKです。
「この商品がこんなに流行ったのはなぜだろう」
「今日、生徒の反応がいまいちだったのはなぜだろう」
などなど。

周りの出来事に疑問をもって考える癖をつけることがスキルアップに繋がる!
という話でした。早速実践!



3つ目は、悪い流れには耐える。の話。

”悪いことばかりも続かない、そう信じて
焦らず、腐らず、諦めずに忍耐強く機をうかがってください。”

林先生の、この言葉に関するエピソードが面白かったのです。


客観的に見れば「焦ってしまいそう」な出来事に対しても
「時間が出来た」「余裕ができた」
「今はこれを振り返ろう」と淡々と前向きにこなして、続けていたら
チャンスが突然やってきた大笑い
というエピソードが書かれています。

しかも、この準備期間のお陰で、
ひるむことなく、実力を十分に発揮できて成果を出すことができたのです。

彼はそれを「運の良さ」と話していますが
きっとこの時期より前にこのチャンスが訪れていたら
失敗~並々に終わっていたかもしれません。

流れが悪いなぁ、と感じたら
ひたすら耐える。でも、腐らない、諦めない。

やけくそに投げ出すのが一番ダメだとありました。

さすが、人生の先輩のお話は励まされます。



いい本でした。



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最終更新日  2024.05.17 10:48:27
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