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2022年11月17日
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カテゴリ: クラシック
オーチャードホール 15:00〜
 3階正面

 (前半はシューベルト楽興の時・即興曲集より)

 シューベルト:ピアノソナタ第21番 変ロ長調 D960
 <アンコール>
 シューベルト:即興曲集 op.142 D935 〜 no.3

 ピアノ:小山実稚恵

 前から買ってあったのですが、後から外せない別件が入り、行ければ寄ろう、という予定になりました。結果、別件は早めに終わったものの、前半は間に合わず。後半だけ聞いた格好です。

 ちょっと驚いたのは、かなり空席が会ったこと。身も蓋もなく言うと、3階は、B席エリアはほぼ満席だけれど、A席エリアはガラガラ。下の方はわかりませんが、あまりお客の入りは良くなかったのでは。小山実稚恵のシリーズは、比較的売れていたのですが、12年24回のシリーズの後、ベートーヴェンシリーズを経て、集客力が落ちたのかしらん。

 遅れて着いたら、前半最後の曲を演奏中でした。即興曲D899-3だったと思います。外で少し聞いたのですが......うーん。あまり好みではないなぁ、やっぱり。正直に言うと、最近の小山実稚恵は、なんというかちょっと赴くままに演奏する、というような風がなくもないと思っていて、時々「あれ?そこそうだっけ?」と思うようなことがあったり、というのがあるような気がするのです。まぁ、こっちがあまり知らない曲とかでは気が付きようもないし、解釈というのはあるので、いいっちゃぁいいんですが、あまり好みではないというか。特に、シューベルトは、ロマン派で、みたいに思われることはあると思うのですが、むしろベートーヴェン以上にかっちりした面はあるので、あんまり自由にしてもらうのもどうかなとは思うんですけれどもね。

 というわけで、さて......という感じで後半を聞いたのですが、これが思いの外良かった。むしろ最近の小山実稚恵の演奏としてはいい方ではなかったかなと。前半ちょっと聞いたのとは打って変わってしっかりした演奏でした。
 アプローチはオーソドックス。過剰な表現は慎重に避けて、古典的ソナタの枠組みを外さずに。シューベルトのソナタへのアプローチとしてはあるべき姿ではないかなと。ただ、一方で、先々週聞いたシフのシューベルト、あれはひとつ前のD959でしたが、あそこでのシフの厳しさも感じさせるような緊張感のある演奏に比べると、そこまでのシビアさではなかったかなと。どうしてもそこは比べてしまうのだけれども、それはまぁ不公平というものでしょう。こちらはいわば小春日和を思わせるような演奏、でしょうか、ね。
 アンコールはD935-3。ロザムンデの主題による変奏曲。これも悪くなかった。アンコールはこの一曲で、まぁ、その前のソナタの出来を思うと、無くても良かったし、かといって決して悪い演奏でもなく。まぁ、アンコールってそういうものよね。

 結果としては後半だけとはいえ聞きに行ってまぁ良かったかなと。





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最終更新日  2022年11月17日 00時22分41秒
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