全256件 (256件中 1-50件目)
新潟の岩の原葡萄園さんへお邪魔した際、ローズ・シオターのスパークリングを購入させていただきましたので、それも含めて色々な泡を飲む会をしました。飲んだ銘柄は以下の5種類です。1,アデカ マディ・アップル・ドライ結構シードルも好きなのですが、この頃は特にシードルにはまっていたこともあり、アデカシリーズのシードルです。生産者はノーザンアルプスヴィンヤード。長野県安曇野のワイナリーということで、使われているリンゴも安曇野のフジリンゴになります。マディの名の通り、若干の濁りがある極淡い淡い黄色、香りにはやはり酵母系の気配がありますが、それでもリンゴを感じられるニュアンスもきっちり。味わいはやはり辛口かつ、これまた酵母系の旨味の乗ったものでした。シードル 辛口 マディアップル ドライ 750ml りんご スパークリングワイン 日本ワイン 国産 日本 アデカ ワイン プレゼント ギフト 御歳暮2,ファミーユ・デュポン シードル・レゼルヴ2018シードルで熟成したものというのも珍しいかと思いますが、こちらはフランス・ノルマンディのもの。デュポン家は元々リンゴづくりを行っており、1980年代から自社でのカルヴァドスやシードルの生産を開始。コニャックで醸造やブレンドを学び品質を向上、ついにはAOCの制定にまで辿り着きました。カルヴァドス樽を使っているそうで、色も深いもの。黄金に近いです。香りは熟したリンゴや皮、それにバナナなどの濃いフルーツやナッツ系といった要素があり華やか。味わいはセミスイートといったいいくらいの甘味があり、色合いや香りに似合ったボリュームのあるものでした。クリスマスにもいいかも。楽天内には残念ながらありませんでした。3,岩の原葡萄園 スパークリングワイン・ブラン・ド・ブラン・ローズ・シオターこちらが新潟土産の1本です。ローズ・シオターはベーリーとシャスラ・シオター(スイスのシャスラの変異種だそう)の交配品種になります。ワイナリーページによると、1927年に交雑されたそうで、果皮が薄く繊細な品種だそう。色は薄い黄色。ツヤ感があり淡いという印象ではないですね。泡は瓶内二次発酵ということでキメ細やか。量も結構あります。香りはバナナや白い花、軽いバニラといったものの他、蜜、パイナップル、柑橘といったところ。味わいは果実味、酸味、ライトながらも軽く膨らみも感じるボディ感のバランスが良い辛口。後口には少々の苦み収斂味もあったでしょうか。岩の原スパークリングワイン ブラン・ド・ブラン ローズ・シオター 750ml 【ワイン スパークリングワイン 日本ワイン 国産ワイン 白ワイン ギフト 御中元 お中元 御歳暮 お歳暮 父の日 贈り物 新潟 酒 】4,ポワルヴェール・ジャック ブリュット・ロゼ開催時期が年末だったということで、泡の会ならやはりシャンパンも欲しいとこちらです。お手頃コスパシャンパンとしてお馴染みのポワルヴェール・ジャックのロゼになります。コート・デ・ブランの南部にあるコート・デ・セザールという地区のワイナリーで、このロゼはピノ・ムニエ100%とのこと。色は結構鮮やか。しっかり目のサーモンピンクといったところ。泡は勢い十分でキメも中々細かいですね。香りはベリーしっかりでラズベリーやイチゴなどがよく出ます。そこにハーブやスパイスも少々加わったでしょうか。味わいはかなりフルーティで果実味強めです。よりどり6本で送料無料ポワルヴェール ジャック ブリュット ロゼ 750ml ポルヴェール ジャック(シャンパン フランス シャンパーニュ)ロゼ泡 コク辛口 ワイン ^VAPQRSZ0^5,ヴィルジニー・ベルジュロノー キュヴェ・レア・ブリュット・プルミエクリュもう1本ロゼシャンパーニュでポワルヴェール・ジャックと飲み比べです。こちらはモンターニュ・ド・ランスのものになります。ベルジュロノー・マリオンという歴史ある作り手の娘さんであるヴィルジニーさんが、20代にして譲り受けた畑のブドウを使って手掛けるブランドがヴィルジニー・ベルジュロノーです。セパージュはピノ・ムニエ50%、ピノ・ノワール40%、シャルドネ10%。色は鮮やかながらもやや淡さのある、オレンジがかったピンクといったところでしょうか。泡は流石のキメと量です。ボディ感とミネラリーさのせいか、クリーミーとまではいかないものの緻密な泡でした。香りはやはり赤ベリーしっかりですが、スパイスやドライハーブ、ミネラルといったものが。味わいは、やはりバランス型ですが、ポワルヴェール・ジャックよりミネラル感、骨格が感じられたのは確かです。残念ながら楽天内では現在完売のようです。会場はいつもお世話になっておりますフロマジュリー・ピノさん。泡の会ではチーズを合わせるのは間違いないですね。コンテとデュポンのシードルの甘味の相性はばっちりでしたし、ハムはロゼシャンパーニュのつまみにいいですね。サラダにもチーズたっぷりです。これを削るところを目の前で見せていただきましたが楽しいものがありますね。若いチーズで、味は柔らかく癖がないのでどのお酒のつまみにもなります。シードルがあるということで、ガレット・コンプレもお願いしました。ピノさんではガレットもレギュラーメニューでいただけます。マディ、デュポンどちらも合いますが、そば粉の深い味わいと香りには、よりこくのあるデュポンがよりよかったでしょうか。また、ローズ・シオターの泡とも結構いい相性だったのは驚きでした。締めはパスタで。トマトベースのシンプルなものですが、コショウの香りと上のチーズのまろやかさがいいですね。これにはやはりロゼ泡。どちらも合いますが、香りのスパイシーさでヴェルジュロノーがよりよかったでしょうか。今回のワインです。右からヴェルジュロノー、岩の原、ポワルヴェール・ジャック、デュポン、マディ。左端のピエール・カロは参加者の方からのいただきものです。ありがとうございました!にほんブログ村
2023年12月21日
コメント(0)
前回からの続きです。こちらは岡山といえばの鰆の焼き霜造りと、サイズ的にいいものがあったということで珍しい宗田ガツオのお造りです。縁結甲州は当然のようにどちらともばっちり。朝日町ワインのピノ、北ワインのピノも合わせてみましたが、焼き霜の香ばしさには朝日町、宗田ガツオの柔らかくも鉄っぽさのある旨味には北ワイン、といった感じでしたでしょうか。続いてはカマスの塩焼き。カマスは脂分ほどほど、それがふっくらと、旨味豊かに焼きあがっているのは流石の一言です。皮目の香ばしさもいいですね。そして、その皮目の香ばしさがピノを合わせても結構なじんでくれます。ただ、これにはやっぱり甲州でしたね💦一方、面白かったのが添えてあるミョウガ。これが朝日町ワインのピノのいいつまみに。風味の相性も悪くありませんし(スパイシーさ同士の噛み合い?)、甘みのあるミョウガがワインに味の要素を無理なく加えるような雰囲気でした。そして、ピノといえばの鴨肉です。七味を利かせた焼き物ですが、肉のうまみを堪能できますし、この七味が香り、辛味といいアクセントになります。思えば、七味もスパイスの一種ですもんね。これにはピノ3種ともすべて合います。朝日町のスパイシーさ、北ワインのフルーティさはもちろん、ヴィノーブルピノの力強さ、香りの複雑さも鴨肉の脂、旨味、赤身の風味といったものとガッチリはまりますね。こちらは奈義牛のしゃぶしゃぶ 大根おろしのソースです。ピノの会ということでお肉多めにしていただきました奈義牛は岡山県北の奈義町で育てられているブランド牛。古い「竹の谷蔓」という牛の血統だそうで、地域特産の黒豆「作州黒」を与えて育てているそう。味わいは優しく、脂もありますがほどほどかつ穏やか、赤身の旨味もありますが固いということもなく、いいとこどりな印象でした。これには、なんだかんだ力強さがあったほうが良かったようで、ヴィノーブルのピノの果実味やタンニンが良く映えましたね。締めは鱧と松茸のうどんです!贅沢な取り合わせですが、鱧の旨味とだしの旨味、松茸の香りが繊細かつ華やかに楽しめました。これには流石に赤より白系でしょうね~。北ワインのピュアさとは、それでも個人的に「つまみ」としてはありな感じでした。今回のワインです。右から縁結甲州、朝日町ピノ、北ワインピノ、ヴィノーブルピノ。にほんブログ村
2023年12月16日
コメント(0)
広島のヴィノーブルヴィンヤードさんへお邪魔した後は、鉄は熱いうちにというわけでもありませんがヴィノーブルさんのピノも含めての日本のピノ・ノワールの会をしました。ただ、コメントがきちっと取れていませんでしたり、さすがにちょっと前過ぎるのもあったりということで、ワインの個別記事は作らずで行こうと思います。ということで、飲んだワインは以下の4種です。1,島根ワイナリー 縁結甲州2020スターターからピノの赤というのもなんですし、ということでこちら。2018ヴィンテージが日本ワインコンクール甲州部門で最高金賞・コスパ賞に輝いた島根ワイナリーの縁結甲州2020ヴィンテージです。色は淡く青みがかった黄色、香りはやはり、柑橘もないわけではありませんが桃や桃の葉?的な雰囲気に和ナシなどあったでしょうか。味わいも、もちろんライトなワインではありますが果実味のふくらみを感じられるものでした。島根ワイナリー / 島根わいん 縁結 甲州 [2022] 白ワイン 辛口 750ml / 日本 島根県 Shimane Winery Shimane WINE2,朝日町ワイン マイスターセレクション・キュヴェ・ピノ・ノワール2019日本のピノ1本目は山形の朝日町ワインで。朝日町ワインさんは昭和19年創業。自社畑のブドウ、契約農家さんのブドウを用い、日本ワインコンクールでも高評価を得ており、そのコスパの良さも魅力です。ピノ・ノワールは契約農家さんのものだそうです。色は鮮やかながらもやや透明度高めのルビーカラーで、香りは各種赤いフルーツに赤い花、そこにスパイシーさや軽くボタニカルなニュアンスがといったところ。味わいは穏やかな果実味、しっとり目の酸と丸い印象。【フランス産ワイン樽にて熟成!】 朝日町ワイン マイスターセレクション キュヴェ ピノノワール 赤 750ml(1-W188)3,千歳ワイナリー 北ワイン・ピノ・ノワール・木村ヴィンヤード20193本目は、やはり日本のピノといえばの北海道産です。北海道中央葡萄酒千歳ワイナリーはその名の通り、1988年に山梨の中央葡萄酒の第2ワイナリーとして開業、その後2011年に独立しました。余市の木村農園さんのピノですが、こちらも鮮やかなルビーカラーに、よりはっきり出るベリー的赤いフルーツが印象的でした。その他赤い花や紫の花などあり、スパイシーさはほどほど。味わいはこの時点ですとタンニンの印象もありつつのバランスのいいものでした。北海道中央葡萄酒 北ワイン ピノノワール 750ml 赤ワイン 日本ワイン アルコール分12% 北海道4,ヴィノーブルヴィンヤード ピノ・ノワール2018そして、ワイナリー訪問時に購入して帰ったのがこちら。スタッフさんに2019と2018どちらがおすすめですかと伺ったところ、2021年の訪問時点ではこちらがこなれていいだろうとのお話でした。色はこれまでの2本よりも明らかに暗さのあるもの。ガーネット感あったでしょうか。香りが驚きでした。開けてすぐはブショネかなと思うようなものだったのですが、時間とともにベリー感もありつつ、鉄や血の気配を感じさせるような深いものに。味わいも、開けたての印象の弱いものから、タンニン、果実味、ミネラル感といったものがバランスよく、しかし各要素目鼻立ちのはっきりしたものに変わりました。誤解を恐れずに書くのならジュヴレ・シャンベルタン的世界観だったなと。※さすがに楽天内にリンクはありませんでした3種のピノそれぞれに特徴、個性がありましたがヴィノーブルのピノには非常に驚かされました。あれだけ華やかに鉄っぽさを感じさせてくれるというのは、開けたてからの変化も含めてやはり記憶に残ります。2年たった今でもはっきり覚えているレベルです。昔は、日本のピノといいますとやはり軽さ、ともすれば薄さの印象が強いというイメージでしたが、随分と変わってきましたね。また日本のピノ・ノワールの会をやって色々試してみたい気持ちが、この記事を書いていて強まりました。会場は台所 山猫さんでした。日本ワインとはいえ赤ワイン主体の会ということで、色々と苦心していただきました。いつも本当にありがとうございます。お料理一品目は甘鯛と海老のかぶら蒸し。甘鯛、海老の旨味に出しの味わいとかぶらの優しい甘みがよくなじみます。ここでは縁結甲州を飲みましたが、ワインのフルーティさや酸味の明るさがばっちりでした。写真多めですので続きます。にほんブログ村
2023年12月16日
コメント(0)
先日記事にしましたように、徳島県三好市池田町のNatan葡萄酒醸造所さんへお邪魔しましたので、せっかくならとNatanさんのワインを飲む会を岡山でやってみました。徳島の酒販店さんなどで購入したワインを飲みましたが、Natanさんのワインは過年度発売のものの入手が難しいので、少人数での会にはちょうど良かったかなと。飲んだのは以下の4種類です。また個別記事を作成したいと思います。1, green hornこれは一昨年リリースされたワイン、それもハーフボトルになります。高松のわいんびよりさんがNatanさんのワインをお持ちだということでお邪魔した際、まだ残っていたのを一緒に購入させていただきました。2,Natan樽デラ04こちらは昨年リリースのようです。山形県産デラウェアにしっかり樽をかけたというワインです。樽の甘いニュアンスとデラウェアのラブルスカ香がなるほどという組み合わせでした。3,FARADAY香川県三豊市にあります白井の実ファームさんと「コラボ」という形で作られたというロゼ。こちらも2022年に誕生したワインです。9%という度数ながら存在感のあるワインでした。4,アマギ・モダン長野県産の天城乃雫というカベルネ・ソーヴィニョン系交配品種を用いた赤になります。さすがの濃い色合いですが味わいは柔らかいもの。ただ、やはり芯の強さは感じました。どのワインも、前回記事にしました叡知と比べますと、確かに柔らかさ、ナチュラルワイン的雰囲気のあるものでした(樽デラは結構しっかりしてましたが)。また、度数も、すべてのワインが12%に満たないものです。ただ、どのワインもその中に芯の強さ、存在感を感じられたのが印象的でした。Natanさんのワインを色々飲んでおられる方と帰省の際にお話しできる機会があり、特に赤系は硬いので少し寝かせたい、とおっしゃっており意外だったのですが、なるほどそれもわかる話だったように思います。ワイン会をさせていただいたのは、岡山市表町の端にありますフレンチのラ・ボンヌ・フランケットさんでした。あえてのしっかりしたフレンチとの組み合わせでしたが、ビストロ系ながらも味に柔らかさ、上品さのあるお料理とはいえ、その芯の強さのおかげで中々の相性だったかなと。ラ・ボンヌ・フランケットさんはカウンター席のみということで、時折お邪魔した際にはアラカルトでいただくことが多かったのですが今回はコースでお願いしました。1品目はエビ!香草の風味とエビの甘味香りは間違いありませんね。スープにはカブが使われています。マスクをしていてもばっちりわかるほどのカブの香りで華やかな1杯でした。魚のメインはクロダイのポワレです。程よくしまった白身には旨味がぎっしり詰まっています。また、皮目の香ばしさとレンコンチップスの香ばしさ、さらに身とレンコンの食感どちらも相性良しですね。肉のメインはラムで。脂はもちろんありますが上品なもの。肉の旨味甘味をを感じられました。個人的には、この一皿とアマギ・モダンのマリアージュが印象的でした。紅茶のアイスとタルト・タタンで締めです。タルト・タタンの風味は濃厚!それでいてやはりバランスの良さを感じました。ラ・ボンヌ・フランケットさんは、岡山ワイン協会ワイン会でもよくご一緒させていただいていたため、一度お店でワイン会させていただきたいと常々思っていました。今回、念願かなっての訪問となりましたが、お料理は素晴らしく、またワインはちょっと攻めたラインナップとなりましたが、相性も良く、素敵な時間を過ごせました。ごちそうさまでした!今回のワインです。左からgreen horn、樽デラ、FARADAY、アマギ・モダン。アマギ・モダンのエチケットはインパクトありますね。にほんブログ村
2023年01月15日
コメント(2)
毎月やっていますワイン会、2月はバレンタイン月と言う事でちょっと華のあるものをと、スパークリングの会にしてみました。飲んだワインは以下の6種です。また個別記事にしていきたいと思います。1、サンタ・カロリーナ サンタ・バイ・サンタ・カロリーナ・スパークリング・ブリュット昨年お招きいただいたサントリーさんのサンタ・カロリーナブロガーイベントのウェルカムドリンクだったものです。好印象でしたのであらためて飲んでみました。やはり素晴らしいコスパ。2、ミオネット ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ・スペリオーレ前回記事にしましたミオネットのプロセッコの上級レンジになります。よりフルーティさが香り・味わい共に強く感じられたかなと。3、ショードロン・シャンパーニュ ブリュット・カルト・ブランシュ今回のミニ企画として、お手頃シャンパーニュと同じようなセパージュのスタンダードランク以上のシャンパーニュの飲み比べと言うのをやってみました。こちらはお手頃なものですが、フルーティで楽しい1本でした。4、フランソワーズ・ベデル オリジネルこちらが上のレンジのもの。セパージュ的にはどちらもムニエ中心となります。やはりリザーヴワインのみで造られているという事もあってか風味には大きな差がありました。こちらには包容力があります。5、キリ・ヤーニ アカキーズ・スパークリング・ロゼ2016白系泡だけでは何なのでロゼもあります。ギリシャのもので、使用品種もクシノマヴロ100%となっています。香りにはスパイシーさも見え、どこか赤ワインを感じさせるようなところもありました。6、 キャメルファームワイナリー ブラウフレンキッシュ・スパークリング白ロゼと来ればやはり赤も欲しいという事で赤スパークリングです。紫がかった色合いが華やかで、香りにもアカキーズのロゼ以上にはっきりスパイシーさがあり、ちゃんと赤ワインでした。シャンパーニュ2種類は、やはり価格がこれだけ変わると雰囲気は大幅に違いますね。セパージュ的には使用品種の比率までほぼ同じなはずですが、もう完全に別物な感じ。どちらもそれぞれに良さがあったかなと。赤スパークリングは、甘みの強いものが多い印象がありましたが、このワインもある程度の甘み、フルーティさはあるもののキレイに纏まっていたかなと。中々飲む機会が無い赤スパークリングですが、華やかさは間違いないですね。会場は、いつものフロマジュリー・ピノさんでした。2020年に入ってからは最初の会になりますね。いつもありがとうございます。チーズプレートの中で印象的だったのは、ドライベリーが周りについたもの。チーズ自体はクリーミーで、ベリーの風味が加わるともはやチーズケーキ。これがロゼ泡や赤泡にバッチリ!アカキーズのロゼは、白に近い淡い色合いと言う程でもなく、かと言って赤に近い濃いものでもなく、サーモンピンク的なロゼらしいロゼでした。まさに春色。パスタは面白かったです。チーズのクリーミーさと黒コショウの風味は当然合いますが、ここに加わる葱の風味や甘味がこれまたよく馴染みます。赤スパークリングの色合いはまさにブドウジュース的!?透明度が無い分、立ち上る姿は見えないものの、水面部分で湧き上がる泡の感じがよくわかりました。今回のワインです。左からサンタ・カロリーナ、プロセッコ、ショードロン、フランソワーズ・ベデル、アカキーズ・ロゼ、キャメルファーム。にほんブログ村
2020年02月27日
コメント(0)
前回からの続きです。こちらは、ジビエメニューをリクエストさせていただいたことからご用意いただいた1品。イノシシのラビオリです。上に乗っているのはなんとクジラベーコン。勿論自家製です。こちらもソースはブルーチーズで、ロックフォールベースになります。イノシシとロックフォールのソースってどうなんだろうと思いましたが、イノシシの旨みと程々に残された独特の風味に対し、ブルーチーズの風味旨み塩気がバッチリ!この組み合わせは驚きでした。また、サッパリ目のお肉という事で、クジラの脂もいい相性。続いてはフォアグラのコンフィ。糠漬けにするのはこちらのスペシャリテの一つですね。上には大根と、黒いのはトリュフソースになります。フォアグラや大根によく染みているスープはクエのブイヨンです。ブイヨンが優しい口当たりながらも旨みしっかりで、フォアグラのコッテリしつつも柔らかい味わいによく合いますし、大根ともいいですね。そのフォアグラに合わせたのが自家製柚子ジャム。甘さの中に爽やかさのある香り、甘みと苦みのあるもので、これを合わせることでフォアグラの味わいが際立ちますし、サッパリもさせてくれますね。黒いものは黒豆です。これがジャムと相性がいいのも驚き。ここでロワイヤル。これも、ラトリエあべさんのスペシャリテと言える1品です。鳴門鯛のスープの中に、フレンチ風茶わん蒸しとでもいうべきロワイヤルが入っています。スープは済んだ味わいながらその深み旨みは流石。優しい味わいかつ香りのよいロワイヤルとの相性も間違いなしです。今回はエノキが入っており、これの食感は結構いい対比でアクセント効いていました。そして魚のメインです。神経締めをしたヒラメなのですが、これの過熱加減もまた驚き、ホロホロどころか、まるで滑らかな高級マッシュポテトのような食感!こんなヒラメがあるのかと驚かされました。大変に肉厚でしたので、その辺の影響もあったのでしょうが…。ソースは2種類で、下が定番のブイヤベース、上が烏骨鶏の卵を用いたもの。ブイヤベースの甘み旨みは流石ですし、烏骨鶏のソースは成程まろやかさ上品さを感じるものでどちらもヒラメの食感味わいと相まって華やかにしてくれました。ブイヤベースにはやっぱりご飯です^^こちらの和食店でいただくご飯よりはやや硬めでつぶだった感じでしょうか。個人的には好きな柔らかさです。メインは阿波牛カイノミのステーキで。赤身でありながらジューシーですし、肉の質感、食感の良さもやはりいいですね。デザートは今回は2品。先ずはキンカンのピューレです。キンカンの香りと味わいで爽やかに。また、手前のキンカンの身の中の白いものも、なんとキンカン。もう1品は生ピーナッツのアイスクリームと柚子の焼き菓子です。生落花生は以前茹でて食べたことがありましたが、柔らかい風味だったのを覚えています。こちらのアイスもそんな感じで、ピーナッツ感はしっかりあるのですがピーナッツバターのように濃厚!という感じではなくあくまで優しいもの。焼き菓子の柚子の風味ともマッチします。今回も素晴らしいお料理の数々でした。ジビエやアワビに関してはブルーチーズと合わせるという驚きの組み合わせを知ることが出来ましたし、魚介類の柔らかさ、火加減については本当にため息が出ます。また是非お邪魔させていただきたい、といいますか、既に今回のメンバーで次回のお話が出ていたりしまして^^;またその内、ラトリエあべさんでワイン会の記事を上げることになるかと思います。今回もごちそうさまでした!今回のワインです。左からくらむぼんシャルドネ、笛吹甲州、アンプロヴィザシオン、小公子。その横二つが、今回参加者の方にご提供いただきましたシャトー・メルシャンのマリコシラーとベルンハルト・フーバーのムスカテラーになります。マリコシラーは、香りはコショウっぽさやオリエンタルスパイスの中にフルーティさのあるものでシラーらしさがあります。ただ、味わいは柔らかく、成程日本ワインだなあと。アワビやお肉との相性はバッチリ。フーバーのムスカテラーは、以前飲んだものほど直球のマスカットではなく。ややスパイシーなニュアンスなどもあったでしょうか。味わいは流石に上品な甘口です。キンカンのジュレとの相性は特に良かったですね。にほんブログ村
2020年02月01日
コメント(0)
1月のワイン会は、徳島のラトリエあべさんでのワイン会の第2回でした。昨年の8月にワイン会をさせていただいたばかりでしたが、その時にご参加いただいたメンバーの方々に、早く次をとリクエスト頂いていましたので、今度は季節を変えて冬にお邪魔させていただくことに。今回はメンバーが10名という事で、1種類のワインを1本づつの8本ではちょっと試飲会みたいかなと思い、1種類のワインを2本づつの8本にしてみました。という事で、飲んだワインは以下の4種…ですが、実は参加者の方に2本ほどワインをご提供いただいてしまいました。そちらは次回の記事で少し触れ、個別記事はこの4種にしたいと思います。因みに、テーマは今回も日本です。1、くらむぼんワイン N・シャルドネ20184種類という事で悩んだのですが、スパークリングはカットで白ワインからスタートです。以前七俵地という名前でリリースされていた、山梨のくらむぼんワインのシャルドネです。果実味とミネラル感のあるワインでした。2、シャトー・メルシャン 笛吹甲州グリ・ド・グリ2018フレンチで甲州をどう飲むか、というテーマについて、今回はオレンジワインで行ってみました。オレンジ甲州も色々なものがありますが、今回は比較的素直な造りのメルシャンのこちらで。赤いフルーツ感ありました。3、ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン アンプロヴィザシオン前回は岡山のワインがありませんでしたので、今回はこちらを。ラ・グランドコリーヌ・ジャポンさんのものになりますが、アンプロヴィザシオン=即興の名の通り、色々なワインを混ぜて作った、もう二度と出来ないであろうという1本です。ザ・自然派なスタイル。4、奥出雲葡萄園 小公子2018非常に貴重な奥出雲葡萄園さんの小公子を見つけることが出来ましたので、これは是非と飲んでみることに。丁度、今回お料理にジビエをリクエストしていましたので、それとの相性もいいかなと。良い年の2018という事で、フルーティさがよく出ていました。アンプロヴィザシオンは非常に個性的で、ネガティブな表現をしようと思えば幾らでも出来そうなのですが^^;、それをさせない何かがあったのは面白いところだなあと。オレンジは、やはりかなり柔らかい造りで、赤に合いそうなメニューにはちょっと力負けでした。しかし、しっかり目の白ワインとしてはよく出来ており、白に合いそうなメニューにはよく合ってくれました。シャルドネ、小公子は手堅い味わいで、モダンなラトリエあべさんのフレンチを綺麗に彩ってくれました。今回も、JR牟岐線で徳島駅から移動です。ランチではなくディナーの時間帯にお邪魔しましたが、メニューは同じようです。そういえば過去撮っていなかったなということで、お店の佇まいがこちらです。本当に、ザ・日本家屋といった趣です。前回と同じようなアングルになってしまいましたが、今回もキレイに設えて下さっています。初めてご参加いただいた方々は、この佇まいの建物の中にこの空間があることにやはり驚かれていました。ここからはお料理です。先ずはマグロハム。前回もいただいたマグロハムですが、今回は中に柿が巻かれています他、上に乗っているハムは熟成期間がより長くなっています。長い熟成を経たものは、乾いた感じで旨みが凝縮、風味も強めに出ていました。新しいもの+柿は、マグロの旨みと塩気が柿の甘みによく映えました。続いてはアンコウのコンフィ。ソースは小松菜とあさりで、アンコウの上には菜の花とプチヴェールが乗っている他、竹炭のパウダーが振りかけられています。アンコウの柔らかさとジューシーさ―、旨みの出方はやはり出色。こちらのお店は魚の扱いが本当に素晴らしいです。ソースはアサリの主張はそこまでないものの、旨みがよく出ておりアンコウ+菜の花やプチヴェールにぴったり。続いてはタカアシガニのクレープ。クレープの上には自家製チーズが掛かっており、それも一緒に焼かれています。下に敷かれているのはビーツのソース。カニの旨みと、クレープのバターの風味が流石の馴染みっぷり。チーズの塩気や旨みもいいですね。そのクレープに掛けていただくのがこちら。自家製カニ醤油、とのお話でしたが、イメージとしては濃厚なビスクといったところでしょうか。なんと7年をかけて造られているとのことでしたが、濃厚なカニの風味と深い旨みがありながら、滑らかな口当たりと優しい雰囲気で驚かされました。クレープに掛ければ、カニの旨みが一気に増し、クレープの風味を引き立て役にしながらグッと華やかに感じられました。こちらはイセエビをアーモンドの粉でピカタ風にしたもの。イセエビは勿論地元美波町産です。徳島県南はイセエビの産地だったりします。甘味風味豊かなイセエビ(これも柔らかさが絶妙)を、ピカタの風味が柔らかく包んで、全体として優しい味わいに。続いても地元の名産であるアワビです。前回もいただきましたが、今回は上に乗っているチュイールも、アワビの身の下にあるブータンノワールもアワビの肝!ソースは、なんとゴルゴンゾーラを使ったものになります。アワビ+ブルーチーズというのは非常に意外でしたが、しっかりした甘味旨みといった味わいのあるアワビに対し、ゴルゴンゾーラの香りや塩気がよく馴染んでいます。勿論。ゴルゴンゾーラそのままではありませんし、風味はアワビに調和するよう計算されていますが、この2種類がここまで相性のいいものだとは思いませんでした。ブータンノワールの濃厚さにもいいですね。まだまだお料理有りますので続きます。にほんブログ村
2020年01月30日
コメント(1)
ご報告が遅くなりましたが、25日に開催いたしましたひるぜんワイナリーの会in山猫終了いたしました。ちょっとバタバタしてしまった所もありましたが、ご参加いただいた皆様にはご満足いただけたようでなによりでした。特に、よく聞かれたのが昔の甘いお土産ワインと思っていたがその印象が随分変わった、というお話。やはり、地元岡山では以前から口にされる機会はあった、しかし、その頃は甘みをしっかり残す造りだったことから敬遠されていらっしゃった方もいらっしゃるようでしたので、今のひるぜんワイナリーさんの造りをご体験いただけたのはよかったかなと。ワインのラインナップとしましては、6種類中白は1種類、それ以外はロゼ2種類赤2種類甘口でした。山猫さん曰く和食屋的にはちょっと大変だった、との事でしたが、事前に味見をしていただいていたこともあり、上手く合わせたお料理をご提供いただき、当日はマリアージュもご堪能いただけたようです。山猫さんにはご苦労をおかけしました。本当にありがとうございました。いい勉強になったと仰っていただけ、少しは気も休まりました^^そして、ひるぜんワイナリーさん、何より、ご参加いただきました皆様、今回は本当にありがとうございました!また、ご参加いただけなかった皆様本当に申し訳ございません。またの機会がございましたら、是非よろしくお願い致します。当日のお品書きはこちらになります。お料理は、実は私も同じものをいただくことが出来ました。先附はお出しのお料理という事で茶わん蒸しです。ワインには合わせず、先ずはこれで暖まって頂こうという事に。造里は魚介と春野菜のサラダ仕立て、柚子胡椒ドレッシングです。柚子胡椒ドレッシングはこちらで過去させていただいたワイン会の時にもいただきましたが、爽やかな辛みが楽しい味わい。シャルドネに合わせましたが、そのドレッシングの風味と魚の旨みに、シャルドネのコクが良かったです。油物は坂越牡蠣のフライ、らっきょタルタルとバルサミコです。バルサミコを使っているという所がワインに合わせていただいているところですね。らっきょのタルタルのまろやかさ甘酸っぱさもいいです。合せたのは三座・ロゼ。ヤマブドウ+シャルドネというセパージュのロゼで、色は鮮やかながらフレッシュさがあり、牡蠣の旨み、衣のコク、タルタルやバルサミコの味わいに馴染んでくれました。酢ノ鉢は豚バラと春キャベツ、新タマネギの南蛮漬け。これに合わせたのは山葡萄ロゼだったのですが、試飲された際に、その鮮やかな酸味のある味わいに酢豚を合わせたい!となったものの、和食店で酢豚は無い、という事でご考案いただいたのがこのお料理です。酸味の利いた、しかし酸っぱいだけでは無い塩気や旨みのある豚バラに、春キャベツや新タマネギの柔らかな甘みがいい塩梅です。また、ワインとの相性もバッチリで、酸味同士がよく引き合い、ワインの香りも相まって全体が華やかに感じられます。この組み合わせを今回のベストマリアージュに挙げる方も多かったですね。焚合代は鴨胸肉と白ネギの甲州煮。ただ、煮ているのはこのお料理に合わせる山葡萄赤。ワイナリーのフラッグシップを贅沢にも煮込みに使っていますが、肉は柔らかく、衣が付いていることで味わいもよく絡みます。ネギの甘み風味との相性もバッチリ。山葡萄赤で煮ているわけですから、山葡萄赤が合うのは必然。甲州煮のコクのある味わい、鴨の風味といったものに、樽のニュアンスもあり、果実味のアタックのある山葡萄赤の味わいが噛み合います。また、その酸が鴨の味わいに丁度いいですね。御飯物はウナギのかば焼き、ゴボウのリゾット、あられ奈良漬。ゴボウを使ったリゾットにウナギのかば焼きと、あられ風に切った奈良漬が乗っている1品。ゴボウの風味、奈良漬の風味にウナギの味わいがよく合いますし、ご飯の固さ旨みもパリッとした鰻にこれまたよく合います。これに合わせたのが三座・赤。本来ならフラッグシップの山葡萄赤が辛口の最後と行きたいところなのですが。山猫さんから三座赤とこの料理の組み合わせを是非という事で、順番を急遽変えました。その狙い通り、土っぽさもありつつ、果実味やフルーティさを感じられる三座赤と、鰻の香りや味わいが合うのは勿論、ゴボウの風味が加わることで更によくなりますし、奈良漬がこれまたいいアクセントに。菓子はバニラアイス、みたらし風です。甘口ワインのピオーネ氷結に合わせるのに、ピオーネって和風の香りだなと感じられた山猫さんが、みたらしの甘辛を合わせることをご考案くださりました。その狙いはバッチリで、みたらしの味わいやバニラアイスの甘みまろやかさとワインの甘みが合うのは勿論、香り同士もよく合いました。重ね重ねにはなりますが、ご参加いただきました皆様、台所山猫さん、ひるぜんワイナリーさん、今回は本当にありがとうございました!にほんブログ村にほんブログ村
2020年01月26日
コメント(0)
毎月恒例のワイン会、今月は来月ちょっと大き目の企画がありますのと、あえてこの年末に原点回帰という事でコスパをテーマにしました。ただ、そこはやはり年末という事で、楽天スーパーセールでのお得な価格でのワインも含めて、という事で^^飲んだワインは以下の5種類です。また個別記事にしたいと思います。1、アレクサンドル・ボネ ノワール・エクストラ・ブリュット1発目から楽天スーパーセール枠です^^;まあ、年末、それもクリスマスにも近い時期だったという事でやはりシャンパーニュが必要かなと。ピノ・ノワール100%ですが柔らかさもあるスタイルでした。2、トフ・ワインズ コノ・マールボロ・ソーヴィニョン・ブラン2017こちらはしっかりコスパワインです。ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランと言えば3000円前後から、くらいのイメージでしたが最近はお手頃な、それでいてらしさをしっかり感じられる銘柄が増えてきましたね。3、デ・ウェホフ ザ ・サイト・シャルドネ 2015こちらもスーパーセール枠です。南アのシャルドネですが、元は5000円級ということで、こういった機会に是非試してみるべきと飲んでみました。華やかなザ・新世界シャルドネといったワインですが、その中では抑えの利いた感じなのはやはり南アですね。4、カーサ・サントス・リマ キンタ・デ・ボンス・ヴェントス西欧最大のコスパワイン産地は個人的にはポルトガルではないかと思っています。このワインも、1000円台ながら南のワインらしい華やかさとこの地のワインらしい落ち着き、少々の内向的な雰囲気を併せ持つワインでした。5、ショーヴネ・ショパン コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ2016すっかりコスパという単語とは無縁の産地となってしまった感のあるフランス・ブルゴーニュ(特にコート・ド・ニュイ)ですが、ショーヴネ・ショパンは個人的には適正なお値段でいただける生産者の一つではないかなと。ちょっと硬めでしたが雰囲気をしっかり楽しめました。ちょっとテーマから外れ気味なものもありましたが、今回も中々面白いワインに出会えました。特に、ソーヴィニヨン・ブランとポルトガルの2種類は、価格からすると香りはしっかりあり、味わいもメリハリのあるもので、テーマによく沿ったものだったかなと。今回の会場はフロマジュリー・ピノさんでした。ということでチーズプレートからスタート。やはり、各チーズによって合うワインも違ってきますね。トリュフ入り白カビチーズは風味バッチリ。シャンパーニュはちょっと負けてしまいました。続いては定番のサラダ。上にはフレッシュなチーズがたっぷり。そして、この季節ならではのチーズフォンデュです!野菜やソーセージでいただくのもいいですが、やはりパンがチーズの味わいがはっきりわかっていいですね。流石専門店のチーズフォンデュ、チーズの味わいがしっかりでした。〆はパスタ。細めの麺とその食感が、ちょっとお腹が膨れてきたタイミングでも丁度よく、どんどん食べられました。ミートソース系なので赤ワインもよく合います。今年もピノさんには色々お世話になりました。ごちそうさまでした&本当にありがとうございました!来年もよろしくお願い致します^^今回のワインです。左からシャンパーニュ、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ポルトガル、ピノ。にほんブログ村
2019年12月27日
コメント(0)
前回の、アリオ倉敷でのクリスマスワインバルの記事にありました、ひるぜんワイナリーさんとのイベントというのがコレになります!岡山県北蒜山高原にありますひるぜんワイナリー。蒜山を代表する観光スポットであると同時に、蒜山に自生していたヤマブドウを植え替え、10年かけてワインに適した木を選抜しワイン造りを行っている、他にはなかなかない、こだわりの生産者でもあります。その品質は、世界のワインが集まるアジア最大級のワイン審査会であるジャパンワインチャレンジの2018年度分において、山葡萄ロゼが金賞に輝くほど。ただ、岡山の方でも案外飲む機会はありそうでなかったりするのではないでしょうか。そこで今回、ひるぜんワイナリーよりワイナリースタッフさんをお招きしての、ワインメーカーズディナーを企画いたしました!会場は、台所山猫。表町三丁目にあります気鋭の和食店です。過去何度かワイン会をさせていただいていますが、お料理が素晴らしいのは勿論、ワインへのご理解も深いため安心してお願いできます。この機会に是非、岡山のワインと、岡山の料理人が手掛ける岡山の和食との組み合わせ、そして、ワイン生産者との語らいをお楽しみいただければと思います!詳細は以下の通りとなります。〇日時:1月25日土曜日 午後5時30分より〇会場:台所山猫にてhttps://tabelog.com/okayama/A3301/A330101/33014381/〇定員:最大12名様〇会費:8500円(当日会場で現金にて申し受けます)キャンセルにつきましては、大変恐縮ですが前日・当日の場合キャンセル料として会費の100%分をお願い致します。お申込みにつきましては、1週間前の1月18日までに、お名前および人数をrieslinguntgruner☆gmail.com(お手数をお掛けして恐縮ですが、☆を@にご変更ください)までメールにてお願いいたします。追記:当日ご用意させていただきますワインのラインナップが決定いたしました!こちらのページをご覧ください。皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げております!にほんブログ村にほんブログ村
2019年12月23日
コメント(0)
兵庫でのシュロス・ゴベルスブルクワインセミナーではオーストリーのワインをじっくり飲むことが出来ましたが、そのオーストリーを代表する品種と言えばやはりグリューナー・フェルトリナーでしょう。そんなグリューナー・フェルトリナー、日本で造られている話は聞いたことが無かったのですが、何と今年、岩手県のエーデルワインさんが、岩手産100%のものをリリースされました。元々、岩手県の大迫はオーストリーの都市と姉妹都市という縁もあり、エーデルワインさんはオーストリーワインの販売も行っていました。そのように関係が深い事から、現地よりグリューナーの木が寄贈され、それが遂にワインになったそうです。そのワインを入手できましたので、セミナーの際に購入したシュロス・ゴベルスブルクのグリューナーと飲み比べの会をしてみることにしました。飲んだワインは以下の5種類です。また個別記事にしたいと思います。1、島之内フジマル醸造所 オオサカ・デラウェア201911月は新酒の季節という事で、ワインが奇数となりました事もあり1種類目は飲み比べとは無関係に日本の新酒です。デラウェアのフレッシュさを存分に楽しめる、しかし、纏まってもいるワインでした。2、シュロスケラライ・ゴベルスブルク グリューナー・フェルトリナー2017日本のものの前に、グリューナーのスタンダードをという事でオーストリーのものから先に飲みました。見事な華やかさと完成度です。3、岩手エーデルワイン グリューナー・フェルトリナー2018そして、岩手のグリューナーです。この2018が初ヴィンテージという事で、樹齢もまだまだ若いのでしょう、色も淡く、優しいワインでしたが、その奥にはグリューナーの気配が確かに。4、ココファーム こことあるシリーズ・ツヴァイゲルト2016白に続いては赤も日墺飲み比べということで、日本でも成功しているツヴァイゲルトです。こちらは北海道のものになりますが、酸のキレイなしなやかなスタイルでした。5、ハインリッヒ ツヴァイゲルト2016オーストリーのツヴァイゲルトは、伝統のノイジードラーゼ産。ビオディナミを実践しており、so2の添加量も最低限という事で、ちょっと還元的なニュアンスもありましたが、バランスのいいワインでした。グリューナーは、まあ飲み比べというよりは最初のヴィンテージを飲む記念的な意味合いもありつつ、今どうなのかを知るといった感じではありました。エーデルワインさんのワインは、ソーヴィニヨン・ブランのファーストヴィンテージも飲んでいますが、その頃と今のものでは大分雰囲気も違いますし、グリューナーも今後に思いを馳せながらという所でもあります。一方、ツヴァイゲルトは流石日本でもよく作られているだけあり、完成度の高さがありました。オーストリーのツヴァイゲルトは、これまではブラウフレンキッシュより植えられている畑などやや扱いの悪いところがあったそうですが、今見直されており、醸造法も濃いワインからエレガント系へ変わってきているそうで、北海道のものとちょっと似た世界観だったかも知れません。ここからはお料理の写真です。今回の会場は久々にトラットリア・ミズオチさんでした。ワインにも造詣が深く、以前オーストリアとアルト・アディジェのワインの会もさせていただいており、またお願いしてみました。1品目はホワイトセロリ、フィノッキオ(フェンネル)、アオリイカのマリネ。セロリやフェンネルといった香りと食感のいい野菜と、イカの旨みや食感がよく合い、さわやかに、しかし旨み豊かな1皿でした。2品目はチーズのクレープ包み。まろろやかなチーズをクレープ生地で包んでおり、その生地の風味がチーズのミルキーさによく馴染みますし、添えてあるマッシュルームの風味も自然に、一体感を感じさせてくれます。パスタは鶏肉です。阿波尾鶏を使っているという事で、旨みは勿論食感の良さがあり、それがパスタのもちっと感やクリーム系ソースのまろやかさといい対比になり、美味しさ楽しさを感じさせてくれました。メインはブタで。シンプルなローストですが、モチモチの食感と感であふれ出る旨みの豊かさは、流石の焼き加減です。また、コショウの風味ともバッチリ。したのはマッシュポテトが敷かれていますが、その滑らかさはもはや豚肉用のソースといっていいほど。ドルチェはセミフレッドでさっぱりと。優しい甘みと冷たさ、ナッツやドライフルーツの香り、食感、風味が綺麗に食事を〆てくれました。どのお料理も勿論美味しいですが、それだけでなく、マリネと白ワインの相性のよさ、豚肉やパスタと赤ワインの相性の良さなど、マリアージュもバッチリでした。この辺は、水落さんにお願いして本当に良かったなあと。最近は中々お邪魔出来ていませんが、今後も親しくさせていただきたいお店の一つです。今回はごちそうさまでした!今回のワインです。左からデラウェア、岩手グリューナー、ゴベルスブルクグリューナー、北海道ツヴァイゲルト、ハインリッヒツヴァイゲルト。にほんブログ村
2019年11月21日
コメント(0)
岡山市北区の北長瀬駅前に出来ましたブランチ岡山お邪魔させていただいたのを記事に北長瀬。そのなかにありますカフェ「USSU」さんへは、当ブログでもお邪魔させていただいたのを記事にしていますが、ガレットが美味しいお店です。ガレットと言えば―シードル、流石に朝晩は大分涼しくなりましたが、日中はまだ結構暑かったりしますし、秋はリンゴの季節になってくるということもあり、日本シードルの会をさせていただきました。飲んだシードルは以下の5種類になります。また個別記事にしたいと思います。1、福山わいん工房 マルマルド・ブリュット2018先日イベントにお邪魔した福山わいん工房さんが、広島県北のリンゴを使って造るシードルになります。実は、そのイベントで行きのバス車中でのウェルカムドリンクとしてご提供いただいてもいます。2、サンクゼール 飯綱シードル2017イオンモール岡山にもあります久世福商店などを手がけます長野県のサンクゼール。果実の加工食品などを多く扱っているという事で当然ワインやシードルも作っています。ちょっと甘味のあるタイプでした。3、信州まし野ワイナリー ピオニエ・シードル2017やはり日本におけるシードルのメッカと言えば長野という事で、もう1つ長野県産です。南信州、下伊那郡にありますリンゴ産地松川町の信州まし野ワイナリーが20種類以上のリンゴを用いて造る銘柄になります。複雑味がありました。4、ふくしま逢瀬ワイナリー シードル2017東北もリンゴの産地としては大きなエリアですが、こちらは福島県産。郡山にありますふくしま逢瀬ワイナリーが、地元のふじを使って造っています。参加者の方のお土産でした。ちょっと日本酒っぽい雰囲気有ったかも。5、アデカ シードル・TSUGARU最後には甘味のあるタイプをという事で、千葉県のアデカという会社が青森のkimoriさんに委託して造っているこちらを。リンゴをしっかり感じる香りと甘さで、締めとしては勿論食事に合わせても良かったです。5種類それぞれ、産地や品種の違いもあって結構個性の差を感じることが出来ました。参加者の方々も、シードルってこんなにいろいろなんだと驚いて下さったようです。ただ、やはり基本発泡したフレッシュなお酒であることは間違いなく、ビール的に楽しく飲むことが出来ました。もっと流行っていいお酒ではないかなと思います。夜のUSSUさんへ到着です。店内も昼とはまた違った雰囲気。外の木がライトアップされているのが雰囲気有ります。地元食材、国産食材にこだわるUSSUさんという事で、前菜でいただいたスモークサーモンとハムは自家製、野菜は岡山県産、そして、チーズは吉田牧場のものです。サーモンもハムも、塩加減が優しく、食材の旨みをよく感じられるいい塩梅でした。チーズに関しては流石の旨みとまろやかさ。メインは勿論ガレット。今回はママカリのガレットをご用意いただきました。このママカリの酢漬けを焼いたものが、シードルに思いの外よく合ったのが面白いところでしたし、生地の風味の強さは流石で、その蕎麦の香りと焼いた香ばしさもシードルによかったです。何とガレットに続いて蕎麦の実(徳島風に言いますと蕎麦米です^^)のリゾットも!エビの出汁がベースですが、濃厚な風味とチーズのまろやかさが、蕎麦の実の、お米以上によく出るプチプチ感や、挽いたもの程では無いものの感じられる蕎麦の風味にマッチしています。デザートは、お店で扱われているシードルのゼリーです。甘味の優しさと、リンゴ感が出ているけど直球ではないシードルらしい風味が〆に丁度いい1品でした。ガレットが美味しいのは以前お邪魔させていただいた際に知っていましたが、きっちりコースにしていただき、しかもどのお料理も美味しく、これはもう単なるカフェのレベルではないなと。あるいは、先日のマコアコーヒーさんもそうですが、最近のカフェはしっかり料理店出来てなんぼ、という所なのでしょうか。いずれにせよ、いい雰囲気の中で、シードルとお料理をしっかり楽しめる会が出来たなと。USSUさん本当にありがとうございました!今回のシードルです。左から福山、サンクゼール、まし野、逢瀬、アデカ。夜のブランチ岡山北長瀬も雰囲気良かったです。早めに仕舞うお店が多いのが寂しいところではありますが、クリスマス時期などもまたいいでしょうね。クリスマスマーケット的なイベントでもあると良さそうですね~。にほんブログ村
2019年10月12日
コメント(0)
9月はホームパーティ持ち寄りワイン会の他に、いつもご参加くださる方々が何人が来られなかったという事もあり、別の日にもう一つワイン会をしていました。9月と言う事で朝晩は少し涼しくなってきたも日中は暑い、しかしそろそろ赤もしっかり飲みたいという事で、毎年1回はやっていますピノ・ノワールの飲み比べ会を、ここですることにしました。飲んだワインは以下の5種類です。また個別記事にしたいと思います。1、アンセルモ・メンデス ムロス・アンティゴス・アルヴァリーニョ2016最初はやはり白からスタートと言う事で、まだ暑さもありましたしヴィーニョ・ヴェルデにしてみました。ただ、こちらは発泡もしておらず、しっかりと白ワインとして作られたものになります。2、ミッシェル・サラザン メルキュレ・ルージュ ラ・ペリエール 2016やはり、ピノ・ノワールの会ならブルゴーニュが必要と言う事でこちらを。ジヴリの生産者が手掛けるメルキュレになりますが、暖かな果実味がありコスパの高い1本でした。3、エンデルレ・ウント・モル ピノ・ノワール・リエゾン2017続いてはドイツ。最近はすっかり高品質ピノの産地として知られるようになったドイツですが、こちらはバーデンのワイナリーのものです。ビオ系と言う事もありドライで柔らかなスタイルでした。4、アンダーウッド ピノ・ノワール2017個人的にピノを飲むならニューワールドの産地として外したくないオレゴン州のものになります。最近ちょっと話題の缶ワインも手掛ける作り手ですが、随分と閉じたワインでした。5、ナゴミ・ヴィンヤーズ ピノ・ノワールMC2018こちらは日本。長野県東御市で造られているものになります。MCの名前の通り、マセラシオン・カルボニックを行っています。独特のスパイシーさが面白いワインでした。実は今回、ブラインドテイスティングを行っているのですが…なんと、私を含めました参加者全員1つも当てられないという状況でした^^;その産地に持っている典型的なイメージで考えましたが、これがもう全く違っていたので大変な驚きでしたし、現在のピノ・ノワールの多様さ、面白さを感じられるものになりました。特に、外向的なブルゴーニュと内向的なオレゴンというのは結構インパクト大きかったようです。ピノ・ノワールの飲み比べと言う事で、会場はフロマジュリー・ピノさんでお願いしました。と言う事で、先ずはチーズ盛り合わせ。ミモレット辺りはやはり手堅く何にでも合わせられますね。あと、生ハムもピノにはバッチリ。でっかいチーズを削ってかけていただくサラダも。このあっさりチーズが、旨み繋がりなのか、日本のピノなどにはよく合いました。メインはブルーチーズのペンネ。ブルー単体では、ピノは結構押し負ける感じもあったのですが、ペンネソースにすると味わいも柔らかになり、どのワインとも手堅く合わせられる感じに。ブルーの風味自体はピノと相性悪く無いんだなあと。ピノさんはチーズのお店と言う印象がやはり強いかもしれませんが、今回のペンネや、過去いただいたラザニアやスパゲティなど、実はお料理も非常に美味しかったり。中でお食事利用される方が多いのも頷けます。今回もごちそうさまでした!今回のワインです。左からアルバリーニョ、ブルゴーニュ、バーデン、オレゴン、長野。にほんブログ村
2019年09月10日
コメント(0)
7月8月のワイン会の際、いつもワイン会にご参加くださっている方のお宅で、ワインの持ち寄り会をしようと言う話になりまして、9月はその会をさせていただきました。参加者は各自ワインを最低1本持参、さらに、つまみも何か持ってこようと言う話になりました。ただ、会場とさせていただいたお宅の方はたっぷりお料理をご用意くださってもいました。ローストビーフ美味しかったですし、揚げだし豆腐や南蛮漬けなどもあり美味しいのは勿論、面白いマリアージュも体験できました。こちらは、私が持参しました…シメサバです^^;以前から、ワインにはなかなか難しいなと思っていたのですが、日本酒を合わせてみましても、勿論銘柄によるのでしょうが、それほど合わないなと言う経験もあったことから、今回あえて色々合わせてみようと遊んでみました。ノーマル、炙り、昆布締めと3種あります。スーパーで買ったものですが、綺麗に盛り付けていただきました。また、サバはリンゴと相性がいいというのを聞いたことがありましたので、ソース代わりにアヲハタのリンゴジャムも添えてみました。今回は7人でこれだけ飲みました^^;ちょっと飲み過ぎでしたかね。カロン・セギュール、城戸ワイナリーのキュヴェ・アカリ、リッジのジンファンデル、アンリオのミレジメ2008は会場のお宅の方にご用意頂いてしまいました。本当にありがとうございます。他のアイテムも、コスパに優れたカヴァやオー・ボン・クリマのピノ・ノワール、それにカーブドッチのみつばちと、面白いものが沢山でした。中でも、城戸ワイナリーのアカリは、結構飲んだ後、しかも、カロン・セギュールの後に抜栓して頂きましたが、その黒系の果実感のある香りや、バランスが取れつつも暖かみのある果実味が軸になった味わいは、決して負けることなく印象を残してくれたのは驚きでした。また、リッジのジンファンデルは2011と言う少し熟成したものとあって、アルコール感はそこまで強くなく、独特の土っぽさの中にもフルーティさが感じられるエレガントなものでした。様々なスタイルのワインが揃った素晴らしい会となりました。私がセレクトさせていただく際には、あまり選ばない(若しくは選べない^^;)ものもあり、個人的にも改めてワインの世界の広さを感じさせていただける場となりました。皆さん本当にありがとうございました!にほんブログ村
2019年09月06日
コメント(0)
前回からの続きです。こちらは天然鳴門鯛のコンソメ。いつもはこの中にロワイヤルが入っています。鳴門鯛の旨みがぎゅっと濃縮された、それでいて優しい甘みも感じられる味わいでほっと一息つけます。今回はラビオリが入っていましたが、その中には自家製の魚肉ソーセージが。また、スダチが浮かべてありますが、やはりこれがあるとないとでは印象がガラッと変わります。スダチの風味がコンソメの香り、ラビオリの味わいに爽やかさを加えてくれるだけでなく、大いに盛り立ててくれるのが素晴らしいところです。魚のメインはキジハタ。上に乗っているのは烏骨鶏の卵を使った黄色いソースで、下はブイヤベースになります。キジハタは、やはり食感の柔らかさと適度な弾力、そしてみずみずしさが驚きでした。皮目の香ばしさもいいです。その味わいが、卵黄のソースでまろやかに、さらにブイヤベースでコクと深みがプラスされる感じでした。加えて、魚の下に少し見えている白い部分は蕪とカリフラワーのペーストですが、その優しい甘みも加わって調和を見せます。ブイヤベースが登場すれば、やはりこれ。ご飯をブイヤベースに入れて余すところなく頂きます。ご飯自体も、丁度魚のメインの頃に合わせて炊きあがるよう釜で炊いて下さります。粒立った、それでいて固すぎない炊き加減は毎度のことながら嬉しい限りです。そのお米の甘みとブイヤベースの深い味わいはバッチリ馴染みますし、そこにエシレバターを加えますと更にまろやかさもプラスでまたググッと味わいが深まります。メインは阿波牛のステーキです。カイノミと言う部位で、目の詰まったキメ細やかな肉質と、ジューシーながらさらっと上品な脂が印象的でした。ソースはフォンドヴォーを使ったもので、黒さのある色合いながら優しい甘みと深みがありつつさらりとしており、赤身な肉の味わいと相まって全体的にコッテリし過ぎないものとなっていました。ここからはデザート。先ずはモモのグラタン。グラタンと言う名前ではありますが、冷たいスープ仕立てで、表面を焙ってあるといったところ。しっかり甘味のあるスープですが、モモのみずみずしさと、スープ自体の温度のおかげで、サッパリと頂けます。続いては、チョコレートでコーティングされたピオーネです。ココアパウダーの苦味や香りとピオーネの味わいが合いますが…面白いのがこの緑のソース。なんと、ヨモギのソースです。その香りとココア、チョコの香りが思った以上に馴染みますし、ピオーネの甘みやジューシーさにもいいです。ただ、何となく全体が和風な感じになるのはやはりヨモギですね^^そして3品目は、なんとウイキョウのシャーベット!ソースにはスパイス、根セロリ、さらにアニスとリコリスを使ったリキュールの「リカール」が用いられています。これが独特の風味がありつつも、シャーベットの冷たさも相まって見事な爽やかさを感じさせてくれ、コースの最後を締めくくるのにふさわしいものとなっていました。今回も見事なお料理でした。これだけ洗練された、モダンさを感じられるフレンチが、徳島県南の美波町の山間で頂けるというのはやはりご参加いただいた皆様にもかなりの衝撃だったようです。これだけでも、皆さんにご足労いただいた甲斐がありました^^ワインもどんどん進み、ちょっと量が足りなかったくらいかもしれません。次回はもう1種類くらい増やしてみてもいいかも。素晴らしい時間でした!ごちそうさまでした!今回のワインです。右から、甲州スパークリング、安心院シャルドネ、テンゲイジロゼ、ソガメルロー、ヒトミワイナリーペティヤン。おまけ:帰りには、駅地下のステーションブリュワリーで地ビールもいただきました。駅前での待ち時間にこうやって1杯頂けるのは有難いですね。にほんブログ村
2019年08月15日
コメント(0)
徳島県の県南にあります一軒家フレンチのラトリエあべさん。過去3回ほどお邪魔しておりますが、前回訪問は2016年と結構前になってしまいます。と言うのも、こちらの、地元の食材を使った、洗練された、そして、その食材の美味しさを引き出し昇華した、優しい味わいのお料理に、柔らかな味わいの日本ワインを合わせる会を一度やってみたいと考えており、その調整をしていたからでした。そしてこの8月、いつもワイン会にご参加くださる方々にご一緒頂き、遂にその会を実現することが出来ました!遠路はるばるの旅となりましたが、皆さん本当にありがとうございました!飲んだワインは以下の5種類です。また個別記事にしたいと思います。1、福山わいん工房 甲州エクストラ・ブリュット2017日本ワインと言えば甲州ですが、その香りや味わいを考えた際フレンチのコースの中での使い処って結構難しかったりするかなと。と言う事で、スパークリングで1番手に持って来てみました。フレッシュな辛口で暑い時期のスターターには最適でした。2、安心院葡萄酒工房 安心院ワイン・シャルドネ・リザーブ2018白ワインはやはりシャルドネかなと。ラトリエあべさんのお料理は、優しくも素材の旨みがよく出ていますので、それに負けないようにと樽を使ったしっかり目のシャルドネです。樽香とフルーティさのバランスがいいですね。3、ドメーヌ・デ・テンゲイジ マスカット・ベーリーA・ロゼ・サンバリック20185種類と言う事で、白と赤の間にロゼを。以前、丹波ワインさんのてぐみ・ロゼを持ち込ませて頂いた時に、お料理との相性が良かったことも大きかったです。気鋭のワイナリーのものですが、期待通り幅の広いマリアージュを見せてくれました。4、小布施ワイナリー ドメイヌ・ソガ・サン・シミ・メルロ・ムラサキ第一東農場2017メインは牛肉かと思いましたので、ある程度力のある、しかし、あまり濃すぎないしなやかなスタイルのものがいいかなとこちらのワインを飲んでみました。まだ固さはあったものの、流石のバランスの良さでした。5、ヒトミワイナリー レコルト・ブラン・ペティアン2017ラトリエあべさんでは、コースの最後にデザートを3品位いただけますので、そのデザートに合わせてスパークリングをもう1種類です。スッキリした中にも、ヒトミワイナリーさんらしいにごりの個性があり、その辺が甘みにもよく合いました。過去3回お邪魔していたという事もあり、勿論毎回お料理の内容は変わっていますが、ある程度味わいのイメージは出来ていたという事で選んだ5種類のワインでしたが、狙い通り、あるいはそれ以上によく合ってくれました。こちらが想像していたものとは違った発見も見せてくれ、非常に充実した内容となりました。ご参加いただいた皆様からは、もう次回のお話なんかも出ていまして、来年にもまた是非お邪魔させていただきたいところです。今回は人数が居たという事でお店は貸し切りでした。時間はランチタイムでしたが、夜でも昼でも、コースの価格が同じなら内容も同じものが頂けるようです。外の緑と日本家屋、そこに設えられたフレンチのテーブルセットがなんとも面白い、しかし趣のある世界観です。1品目は、サザエの肝とポモドーロのアイスクリーム、桃太郎トマトのジュレ。サザエの肝の風味にポモドーロアイスの濃厚なトマトの香りと甘味、それに桃太郎トマトのジュレの爽やかさがよく合います。2品目はウニのお寿司です。成程、ヨーロッパなどではお米は野菜の一種としてサラダや前菜に使われていますが、コースのここでお寿司と言う形で頂けるのは面白いですね。ウニは地の物。シャリは赤酢…ではなくそこはフレンチ、バルサミコ酢が使われています。ウニの強い甘みと磯の香りに、バルサミコ酢飯の甘みとコクがよく馴染みますし、乗っているミョウガのピクルスの爽やかさも、またいいアクセントです。続いてはラトリエあべさんの得意ジャンルの一つであるハム。今回は鳩と鮪の2種類でした。黒いものはカカオのチュイール。右のソースはアボカドです。やはり、マグロハムの味わいにアボカドソースはよく合いますし、鳩の深い味わいにはカカオのチュイールの香りや苦味が噛み合います。ただ、このカカオ、マグロハムとも相性バッチリで、その香りやコクがマグロの旨みをより引き出してくれる感じでした。またこのハムどちらも旨みバッチリで、それをより引き立たせてくれるいい塩梅の塩加減が見事でした。パンは外側パリッと、中はふっくら柔らか。やや黒っぽさがあり、酸味や独特の香りが楽しめます。そのままでも美味しいですが、食事と共にいただく事で輝きを増しますね。また、エシレバターを添えて下さいますが、その上品な味わいともバッチリ。ラトリエあべさんのスペシャリテともいえるロワイヤルですが、今回は何とソースとして登場。何にかけられているかと言いますと、地のワタリガニ!勿論濃厚な味わいのカニなのですが、それが強すぎず上品さのある物なのは、素材の良さだけでなく、加熱技術の賜物なのでしょうね。そこに加わるロワイヤルのまろやかさ、そして、カニの繊維質な食感とロワイヤルの滑らかな食感のバランスは流石です。つついては地元のタコとリードヴォー。低温で時間をかけて過熱しているというタコの柔らかさ、ジューシーさには、参加者の皆様も感嘆の声を上げていらっしゃいました。何故タコとリードヴォー?と思いましたが、成程、食感が近い、それでいていい感じの違いも出ており「しっくりくる」組み合わせだったなあと。面白いのがソースで、下の黒いものはイカスミ、写真上部の緑のものはキュウリなのですが、このキュウリのソースの風味がタコと組み合わさると爽やかさと華やかさがグッと出ます。やっぱり、タコとキュウリは相性抜群なようです^^徳島県も瀬戸内という範疇に入るようで、実際鳴門など県北の海産物は岡山とも似ていたりしますが、県南となりますと結構趣が変わってきます。その代表的なものがこのアワビでしょう。徳島県南は、実はアワビの名産地だったりします。このアワビも、やはり火加減が絶妙、見事な柔らかさでした。風味や旨みもバッチリで、肝のソースの甘みが加わることでもう間違いないですね。また、下に敷かれているのはなんとアワビの肝を使ったブータンノワール。磯の香り抜群で、アワビと合わせてよし、そのままつまんでもよしでした。フォアグラの粕漬けも、ラトリエあべさんでの必食メニューと言えるでしょう。今回はキャラメリゼされたイチジクが下に敷かれ、上にはナッツのパウダーが掛かっています。ナッツの香ばしさ、イチジクの甘みや香りが、フォアグラの味わいに合わないはずがない!と言う組み合わせですね。甘味、香ばしさ、脂感やまろやかさ、塩味旨みが混然一体となって非常に深い味わいです。写真が多くなりますので続きます。にほんブログ村
2019年08月13日
コメント(0)
ソムリエ試験対策などにも使われている、ワインの香りの識別キット「ワイナロマ」一度使ってみて、ワインの香りの表現についてより深く知ってみたいと思っていましたがこれが結構なお値段で中々出が出ず。なんと、よくワイン会にご参加くださる方がそのワイナロマをお持ちだという事で、7月はそれをお借りしてワインの香りをあれこれ利いてみる会をしました。【送料無料】_ワイナロマ 54種セット 香りサンプル ワインをより深く理解する トレーニング【RCP】【ワイングラス/カトラリー】【バー/カクテル】 沖縄/離島送料別ただ、そこはやはり普通にシャルドネやピノ・ノワールを分析しても面白くない、と言う事で、以下の5種類のワインを飲んでみました。勿論、メモも取っておりますので後で個別記事にしたいと思います。1、松井農園 Mいきなりのマスカット・オブ・アレキサンドリアのワインです。岡山のラ・グランドコリーヌ・ジャポンにゆかりのある松井農園さんの手掛けるアレキを、そのラ・グランドコリーヌ・ジャポンでスパークリングに仕上げたワインです。2、ヴィーニンガー ウィーナー・ゲミシュター・サッツ2016以前から好んで飲んではいるものの、どういう香りと表現したらいいのかなと考えていましたゲミシュター・サッツ。勿論、その土地その土地で出てくる香りも変わるわけですが、ウィーンの代表的なこの銘柄はどうかなと今回試してみました。3、ギウアーニ ムツヴァネ・クヴェヴリ2016こちらもどういう表現がしっくりくるかなと選んでみましたオレンジワインです。まあ、オレンジワインも品種や醸し方によってかなり様々でしょうが、ジョージアの伝統的な品種のものを飲んでみました。4、トータス リミテッドリリース・ピノ・タージュ2017実は、あまり得意ではない印象のあったピノ・タージュ。近年南アワインもちょっと流行の兆しを見せていますし、色々南アワインを自分でも頂く機会があり、そろそろちゃんと飲んでおかないとなと思いこちらを試してみました。あまりカツオダシっぽい雰囲気は無かったかも。5、三次ワイナリー TOMOE・小公子・マスカット・ベーリーA2017日本からもう1種類、マスカット・ベーリーAかヤマブドウ系の品種を試してみたく、何にするか悩んだのですが結論が出なかったので、いっそのこと両方使っているワインにしようとこのワインです^^;フルーティさがよく出ており、割と分かりやすかったかも。やはり、ワイナロマの香りは人工的に作られたものと言う事で、そもそもラベルに書かれているものの印象とは違って感じられたり、ワインの香りと比べるとちょっと目鼻立ちがくっきりし過ぎていたりする面もありはしましたが、それでも自分のボキャブラリーには無かったこんな香りが!なんて発見も出来たりしまして、ワイワイ楽しい会となりました。中でも、ゲミシュター・サッツ、といいますか、オーストリーの白(南方のシュタイヤーマルク辺りですとまた変わってきますが)にあるハーブの雰囲気などがこれかな、と言うのはよく見えたように思います。会場は、フロマジュリー・ピノさんでした。ワイナロマの持ち込みまでさせていただいてしまい本当にありがとうございます!チーズプレートに続いてはカプレーゼ。トマトの甘さにモッツァレラのクリーミーさがいいですね。マスカット・オブ・アレキサンドリアの泡はトマトの要素もあったかも。トマトもワイナロマに加えてほしいところです^^続いてはサラダ。上に乗っているフレッシュなチーズは…これをその場で削って振りかけていただきました!メインはラザニア。チーズのお店ですから、チーズの味わいもよく出ていますし、ソースや素材の味わいとのバランスも非常に良かったです。毎度思うのですが、こちらのパスタ系のお料理本当に美味しいんですよね。ランチや、ディナーでも食事だけのお客さんも多いというのも頷けます。こちらがワイナロマ。ワインの香りの要素を探るのもいいですが、そもそもこれに入っている各香りをあれこれ嗅いでみるのが楽しかったですね。より種類の多いサンプルキットもあるようで、そちらも興味深いところ。aromaster マスター ワイン アロマキット 88種類 アロマ アロマチャート アロマスター エキスパート ソムリエ テイスティング 教材 アドバイザー 趣味 教養 研究家 本格的 プロ仕様 品種 原産地 醸造技術 ギフト 欠陥ワイン判断 スクール 香り ブーケ今回のワインです。左から、M、ゲミシュター・サッツ、ムツヴァネ、ピノ・タージュ、小公子・ベーリーA。にほんブログ村
2019年07月22日
コメント(0)
前回からの続きです。続いては茶わん蒸し。上に乗っている白いものは鱧!これもこの時期にも美味しい味覚の一つですね。出汁、鱧、茶わん蒸しの風味、旨みが調和しています。個人的には和食乍ら旨みを重ねる足し算な味わいだったように思えました。そして鮎!シンプルに焼きで頂きましたが、絶妙な焼き加減。魚の風味がありつつも香ばしさが感じられるというものでした。その鮎独特の風味が、リースリングによく合うというのをご体験いただけたのが何よりでした。天ぷらはズッキーニとこちらもアジ。ズッキーニは独特の食感と天ぷらの衣のカリッとした食感の相性がいいですし、みずみずしさや甘味も感じられるものでした。アジは旨みの凝縮が感じられつつ、臭みなどは無く、これまたリースリングとの相性も良好でした。こちらはタコの土佐酢。揚げものの後でのこれですのでサッパリしますね。ただ、土佐酢の旨みや塩気、酸味に負けないタコの旨みの強さは流石瀬戸内です。〆のご飯ものは…なんとウナギ!香ばしく焼かれたウナギの食感や強い旨み、タレの味わいがご飯に合わないはずがありませんね。また、これが結構、リースリングも行けたりします。鱧、鮎、鰻と夏に食べたい魚を3種も一度に頂くことが出来てしまいました。そしてこの鰻ご飯、2杯目はひつまぶし的に出汁をかけてと言う楽しみ方もさせて頂けました。サッパリと、それでいて旨みはしっかりと味わえました。各季節で美味しい食材と言うものはありますが、今回の鱧や鮎、鰻、それに夏野菜などは、個人的にはやはり和食で頂くのは間違いないなと。山猫さんでも、食材の魅力を存分に堪能できました。今回もごちそうさまでした!今回のワインです。左からコノスル、イコン、是里、ゴスヴィン・ランブリッヒ、グロセット、ヴァインバック、ガイヤーホフ。にほんブログ村
2019年06月20日
コメント(0)
5月のワイン会では、美味しいリースリングが飲みたいとオーストリーのスマラクトを選びましたが、その香りや味わいは参加者の皆さんにも驚きだったようで、6月はリースリングを色々飲んでみようという事になりました。そして、時期的に鮎が食べたいという事もありましたのと、リースリングにはやはり和食を合わせようという事で、表題のテーマでの開催となりました。飲んだワインは以下の7種です。勿論全てリースリング。後で個別記事にしたいと思います。1、コノスル リースリング・レゼルヴァ・エスペシャル2018チリのリースリングと言うのはあまりイメージが無いかもしれませんが、個人的には結構いいものが多いなと。このコノスルは、やはり流石のコスパを見せてくれます。2、イコン ライナイ・リースリング2017岡山にあるスーパーでも買えますハンガリー、イコンのリースリング。オーストリーともドイツとも違うその個性は中々面白いので今回飲んでみることに。柑橘やハーブが香ります。3、是里ワイン リースリング日本でもリースリングが栽培されているところは珍しいですが、なんとこちらは岡山産。今後変わっていく途中のようですが、今のこのワインが他のリースリングと比べてどうかと言う事で飲んでみました。やはり、全く個性が異なりますね。4、ゴスヴィン・ランブリッヒ リースリング・ハルプトロッケン2013やはり、リースリングと言えばドイツと言う事で、ドイツワイン、それも、昔ながらのやや甘味のあるタイプにしてみました。6年の熟成を経て、独特の香ばしさが出ていますが、酸のキレイさは健在。5、グロセット スプリングヴェイル・リースリング2018ニューワールドでもリースリングを栽培しているところは、上記チリを含め様々ありますが、オーストラリアのグロセットはその代表的な生産者でしょう。他とは違う、乾いたハーブ的な雰囲気が印象的でした。6、ドメーヌ・ヴァインバック リースリング・キュヴェ・テオ2017欧州におけるリースリングの代表的な産地と言えば、ドイツの他このフランス・アルザスですね。様々な新しい生産者も日本に入ってきていますが、ヴァインバックは定番の生産者と言えるでしょう。スケール感のある1本でした。7、ガイヤーホフ リースリング・キルヒェンシュタイク2008そして、トリはやっぱりオーストリーで。クレムスタールのものになりますが、11年の熟成を経たバックヴィンテージを今回幸いにも発見できました。熟成感も出ており、見事な華やかさ。リースリングは好きな品種でよく飲みますし、過去何度か飲み比べ会もやっています。しかし、こうやってあらためて飲み比べますと、やはりそれぞれに特徴・個性が異なり面白いですね。勿論、他の品種でも産地や作り手で様々なのですが、リースリングはその違いが非常に分かりやすいのかなと。これが、熟成したものばかり、なんてことになりますとまた収束している部分があったりするのでしょうが。ともあれ、個人的には大満足でしたし、参加者の方々にもリースリングの奥深さをお感じ頂けたようでなによりでした。会場は、4月の爽やかワイン会に続いての台所山猫さんでした。お料理は勿論美味しく、加えてリースリングオンリーと言うテーマにもしっかりアジャストしてくださいます。1品目は夏野菜の揚げびたしです。南瓜やナスなど、夏野菜はやはり油との相性がいいですね。野菜の味わいの深さと油のコクの美味さを楽しめました。こちらはアジの漬け。添えてあるのは水ナスです。プリッとした食感が残りつつも、漬けにすることで旨みがよく引き出されたアジと、水ナスの甘みとみずみずしさがマリアージュしますね。お造り系をもう1品。イサキの焼き霜です。イサキをこういうスタイルで頂くのは初めてでしたが、外側の香ばしさと、内側のまろやかさ、脂のバランスがいいです。サワラも焙り、タタキで食べると美味しいですが、成程似た世界観がありました。続きます。にほんブログ村
2019年06月18日
コメント(0)
もう6月も終わろうとしていますがまだ5月のネタです^^;5月も勿論ワイン会をしておりました。テーマは「個人的に今飲みたいワイン」です。なんともなテーマですが、5月は誕生月だったという事でちょっとわがままを言わせて頂きました。飲んだワインは以下の6種類です。また個別記事にしたいと思います。1、三次ワイナリー TOMOEセミヨン・バレルセレクション2017これは正確には飲みたいと同時に飲んでもらいたいワインでもありました。福山での備後ワインフェスタで試飲させて頂き非常に印象的だった1本です。フルーティさの中に時間経過で軽いオイリーさも見えました。2、マルク・テンペ アリアンス2016こちらはフランス・アルザスの複数品種を混醸したワインです。自然派なアプローチで造られています。以前よく飲んでいましたが最近ご無沙汰だったところ、自然派ワインのお店プレヴナンさんに入荷したとの事で久々に頂いてみました。やはり最初は少し還元的な雰囲気もありましたが、フルーティさもしっかりです。3、エメリッヒ・クノル プファッフェンベルク・スマラクト2012兎に角美味しいリースリングが飲みたい!と思っておりましたところ、ありがたい事に今では超入手困難となってしまいましたオーストリー・ヴァッハウのトップ生産者のスマラクト、それも、少し熟成したものを手に入れることが出来ましたので早速飲んでみました。見事な芳醇さです。4、フランツ・シュトロマイヤー シルヒャー2017こちらもオーストリー。産地としては南部になるヴェストシュタイヤーマルクの独自品種を使ったロゼワインです。以前ロゼ・ゼクトを飲んで気になっていた作り手のものになり、やはり結構な自然派ではあります。独特のニュアンスの中にチェリーを確かに感じるしっかり目のロゼでした。5、クルーガー パーリー・ゲイツ ピノ・ノワール2017南アフリカワインにはずっと関心があるのですが、岡山で南アワイナリーのイベントがありまして。残念ながらそれに行けなかったので、ここで1本です。こちらはピノ・ノワールになります。やはり、南らしい果実味の強さがありますが、どこか旧世界的なしなやかさも持ったワインでした。6、ウッドワード・キャニオン カベルネ・ソーヴィニヨン・オールドヴァインズ2004今回はこのワインを飲みたいがため、と言う所もありました。アメリカ・ワシントン州のカベルネ・ソーヴィニヨンになります。2004と言う事で15年の時間が経っていますが、まるでブランデーの様な香りとまだ力強くすらある味わいが非常に印象的でした。熟成したワシントンの上級レンジの赤はどういうものなのかと言うのはずっと気になっていました。冷涼な産地ですし、削げ落ちた感じでバランス型かと思いきや、パワーを感じるもので結構驚きました。他のワインも個人的には勿論楽しめましたし、ご参加頂いた皆様にも興味深く飲んで頂けたようで良かったです。中でも、やはりクノルのリースリングは印象的だったようで、6月のワイン会のテーマはリースリングになりました。会場はフロマジュリー・ピノさんでした。と言う事で、勿論チーズプレートからスタートです。結構意外な相性の良さを見せるワインとチーズの組み合わせもあって、やはり奥が深いなと。続いてはサラダでさっぱりと…かと思いきや、これが結構ワインとの組み合わせが面白かったり。リースリングやセミヨンは特に馴染みやすいですね。この後に、熟成カマンベールのガレットを頂いたのですが…なんと写真の撮り忘れです。ガレットの生地の風味とカマンベールの香りと塩気、コクの相性が非常にいい一品で、ワインともよく合ったのですが…。申し訳ありません…。ともあれ、今回も美味しく楽しい会となりました。特に、個人的に飲みたかったものを色々飲めて自身としては大満足でした。お付き合いいただいたみなさん、本当にありがとうございました!今回のワインです。左から、トモエ・セミヨン、アリアンス、リースリング・スマラクト、シルヒャー、ピノ・ノワール、カベルネ。にほんブログ村
2019年05月31日
コメント(0)
毎月させて頂いていますワイン会にほぼレギュラーでご参加くださっている方が、ご自身の営まれている会社の開業10周年記念記念パーティをされるという事で、ありがたい事にお招きいただけました。その際、なんと当日飲むワインのセレクトという大役をお任せいただけ、折角なのでと色々選ばせて頂きました^^パーティは20~30名規模のホームパーティで、お料理も参加者の方々のお手製のものが中心と言うアットホームなもの。参加者の方々も基本的に存じ上げている方ばかりでしたが、そこはやはり記念パーティと言う事で、もちろん真剣に選びました。特に、10周年と言う事で、2009ヴィンテージにはこだわってみました。映っているのは乾杯用のシャンパーニュ。レミ・クヴルール・ブラン・ド・ノワール・ミレジム2009になります。ブラン・ド・ノワールですがピノ・ノワール100%ではなく13%ほどピノ・ムニエが使われています。そこまで深い黄金色ではありませんが、酵母っぽさや柑橘、リンゴ、白い花、蜜などの香りが香り、泡はしっかり量がありつつも勢いは柔らかめ、味わいは果実味がありつつもしなやかな酸もありバランス良と、いいスターターになってくれました。レミ クヴルール ブラン ド ノワール ミレジム 2009 レミー&アラン クヴルール家元詰 AOCミレジム ブラン ド ノワール シャンパーニュ フランス 高級 白 泡 シャンパン ワイン 辛口 750mlRemi Couvreur Champagne Millesime [2009]他にも様々、合計16種類ほどご用意させて頂きました。すべては書き切れない&私もしっかり飲ませて頂き^^;写真も撮れておりませんが、一例としてこういったものがありましたということで。左端は上記クヴルールになります。真ん中は甲州・祝。名前からして、こういった席では間違いないワインかなと。その右隣りはラ・スピネッタのロゼ。今回は生春巻きやコブサラダ、お寿司などと言ったお料理があるということで、赤は合わせにくい、かと言って白ばかりでもと言う事で1本雑ぜてみました。これが、狙い通り料理とよく合ってくれ、特に生春巻きにバジルやトマトなどを使ったソースを付けますとバッチリでした。右端は、岡山ワイン協会が扱うカリフォルニアのピノ・グリージョ。豊かな果実味のおかげで多くの方に親しんで頂けたようでした。そして、三次ワイナリーのベーリーA芝床ヴィンヤード。これは、生春巻きとベーリーAの相性がよかったり、焼き野菜マリネがあるという事で根菜の風味に合わせてと言う部分があったり、日本、それも中国地方の赤ワインでもこういうものがあるというのを知って頂きたかったという部分もありますが、基本自分が飲みたかった枠です^^;と言う事で、このワインだけは後日個別記事にしたいと思います。選んだワインを気に入って頂けるかは不安でしたが、当日の皆さんの笑顔を見られて、とりあえず悪くは無かったかな、とは思っております。今回改めて、ワインと言う飲み物が持つ、楽しい時間を演出してくれる力を感じられたように思います。ありがとうございました!にほんブログ村
2019年05月27日
コメント(0)
前回からの続きです。焼き物はサワラのフキ味噌焼きとミル貝です。ミル貝は大きなものが手に入ったとの事でしたが、独特のプニッとシャキッとした食感が心地よく、甘みもたっぷり。噛めば噛むほど、旨みと甘味があふれます。サワラは、叩きとはまた違ったふっくらふわっとした身の食感や香り、そこに加わるフキ味噌のコクや香り、塩気を楽しめました。揚げものはコゴミ、タケノコ、それにチーズの生ハム巻きの天ぷらです。コゴミや筍の香りの良さは流石。生ハムは、これはまあワインに合わないはずがないという1品です。ただ、塩気の強すぎない生ハムで、食感の良さも残っており上品な味わいでした。ご飯ものの前にもう1品です。鯛の白子で、ホタルイカとえんどう豆を和えたというもの。白子の滑らかさとまろやかさが、ホタルイカのワタのクリーミーさと香り、エンドウ豆の甘みと食感を柔らかにまとめ上げた、調和を感じさせるものでした。そして、ご飯ものはたけのこご飯です。やはり季節ですね。ただ、そこに甘辛く炒めた千屋牛を加えて混ぜご飯にしているのがポイント。筍の香りと食感、千屋牛の甘み旨み、そしてふわっと薫る木の芽の香りが素晴らしいです。最後は甘みとお茶で〆です。しっかりコースを頂いたのは今回が初めてでしたが、貸し切りと言う事もありじっくりとお料理をいただけて良かったです。お任せ3品でサクッと飲むのもいいですが、千屋牛入りたけのこご飯などはやはりこういう機会でないとという所もありますね。和食らしく素材の味わいが活きた、それでいて、各素材の味わいの調和も感じられるお料理を堪能させて頂けました。ワインにお詳しい店主さんのお店ということで、ご考慮頂けていたこともありワインとの相性もバッチリでした。ごちそうさまでした!今回のワインです。左からヴィーニョ・ヴェルデ、グリューナー・フェルトリナー、ピノ・ブラン、サンセール、甲州桜花、ロゼ・ゼクト、小公子。にほんブログ村
2019年04月19日
コメント(0)
毎月やっておりますワイン会。今月は「春らしい爽やかなワイン」というテーマを頂いておりましたので、それならば和食に合わせたいと、店主の方は岡山ワイン協会のメンバーでもあり、ワインへの理解も深い台所山猫さんへお邪魔しました。飲んだワインは以下の7種です。また個別記事を書ければと思います。1、ジョゼ・マリア・ダ・フォンセカ ツイン・ヴァインズ・ヴィーニョ・ヴェルデ爽やかなワインと言えばやはりヴィーニョ・ヴェルデは外せません。春と言うよりは、真夏向きだったりもしますが、こちらは果実味もしっかりあってオールシーズン楽しめそうな感じです。2、ヴァイングート・ヒルシュ グリューナー・フェルトリナー・カンメルン2015和食+爽やかとくれば、やはりグリューナー・フェルトリナーも必須アイテムでしょう。お造りに合わせましたが、さすがの相性の良さでした。3、ケン・ライト・セラーズ ピノ・ブラン2013ニューワールドのものも何か欲しいなと思っておりましたが、ちょっと珍しいアイテムを発見したので飲んでみました。アメリカ・オレゴン州のワインで、柑橘感しっかりでした。4、ドメーヌ・ドラポルト サンセール・レ・モン・ダネ2015爽やかな品種と言えばやはりソーヴィニヨン・ブラン。最近はニュージーランドや日本などでも面白いアイテムが増えていますが、ここはサンセールで。ハチミツっぽさもあるワインでした。5、駒園ヴィンヤード タオ・甲州桜花2018春らしい、と言う事でやはりロゼ系も欲しいという事で、先ずはコチラ。甲州を醸しで仕込むことで、透明感のあるピンク色になっています。見事な華やかさでした。6、ベルンハルト・フーバー ピノ・ゼクト・ロゼ・ブリュット・ナトゥーア2008もう1種類ロゼをと思い、次の赤へ流れを変える意味でも泡にしてみました。ドイツのピノ・ノワールの名手フーバーのバックヴィンテージと言う事で、見事なエレガントさでした。7、奥出雲ワイン 小公子・アンウッディッド2018最後の赤は爽やかと言うテーマからは少し外れてしまいますが、ワインに恋してときめいてで試飲させて頂き、これは売り切れる前に飲みたいと今回飛びついた次第です。思わぬマリアージュを見せてくれました。サンセールなどはモン・ダネと良い畑のワインだけあって結構しっかりしたワインでしたが、それでもやはりフルーティさ、爽やかさを感じさせてくれました。1~6まで、テーマに沿ったものを選べたかなと。また、和食との相性もバッチリで、マリアージュの方もしっかり楽しめました。勿論、樽のかかったシャルドネと合わせて美味しいメニューもありますが、やはりこういった爽やかで、フルーティなスタイルのワインは和食には間違いないですね。ここからは今回頂いたお料理です。先ずは春野菜とタイラギ貝の柚子胡椒ソース和え。春野菜の甘み、タイラギ貝の甘み旨みを、柚子胡椒を使ったさっぱりしつつもピリッとソースが纏めてくれます。お造りはサワラの叩きとヒラメです。サワラの叩きは香りが非常によく、脂感も柔らかな身の食感やその香りに丁度いい感じで素晴らしかったですし、ヒラメも旨みしっかり。椀物はノドグロ!豆腐とすり身を使った柔らかなしんじょをノドグロの身で巻いています。出汁のまったりした美味しさとノドグロの旨みがワインを飲んだ体に染みわたります。写真がもう少しあるので続きます。にほんブログ村
2019年04月17日
コメント(0)
毎月恒例のワイン会、今月のテーマはベトナム料理とワインでした。岡山駅前にあります人気のベトナム料理店で、前々から興味のあった東南アジア料理とワインの相性を探ってみました。飲んだワインは以下の4種類です。また個別記事にしたいと思います。1、イーランズ・エステート マールボロ・ソーヴィニョン・ブラン20164種類と言う事で、白、ロゼ、オレンジ、赤と4タイプのワインを用意することにしました。白は、ゲヴュルツトラミナーを考えていたのですが、以前オーストラリアのヤルンバの会にサントリーさんにお招きいただいた際にお邪魔したオーストラリア料理のお店は、東南アジアなどの影響を受けたフュージョン的なお店でしたので、オセアニアのワインも面白いかな、それならNZのソーヴィニヨン・ブランのアロマティックさがいいかも、と選んでみました。2、チョミン・エチャニス チャコリ・ロサード2015ロゼはスッキリとチャコリにしてみました。今回はワインの事前持ち込みが出来なかったという事もありスパークリングは難しいかなと思いましたが、泡ものが無いのも寂しいという事で、微発泡なのもちょうどいいところでした。やはり肉系にはよく合います。3、クアンタム・ワイナリー エイン・クアンタム・カオス2017オレンジは、以前から気になっていたオーストリーのものです。このワインが飲みたかったので、今回の会を企画したという部分もあります。単体での完成度も高いワインでしたが、食事にも合わせやすく、特に良くマリアージュしたメニューもありました。4、シャトー・メルシャン 穂坂マスカット・ベーリーA2014赤は特徴がありつつも濃すぎないものをと思い日本ワインで。ヤマブドウ系のスパイシーさなんて面白いかなと思いましたが、ベーリーAのフォクシー感もよさそうと、こちらにしてみました。フォクシー感は樽香もあって大人しいものでしたが、果実感が中々食事によく合いました。今回は全てのワインを同時に抜栓し、お出し頂いたお料理にそれぞれ好きなものを合わせる、と言う感じでやってみました。流石に、1品にすべてのワインを合わせることはできませんでしたが、合うものそうでもないもの、色々ありゲーム的に楽しむことも出来ました。こういった部分も、ワインの大きな魅力の一つだなと思いますね、ここからはお料理。1品目は揚げ春巻きでした。お肉のパンチがありつつもやはり野菜しっかり。揚げてあることでのパリッとした食感も良かったです。2品目は青パパイヤと海老と煮豚のサラダです。ご当地感満載のメニューですが、甘みのある味付けにしゃきっとしたパパイヤ、味の濃い海老、そして甘辛系の煮豚の味わいがサッパリながらもインパクトのあるものでした。ワインには非常に合わせやすいお料理でもありました。添えてあるエビせんべいもまた良いつまみだったり。続いてはゆで豚。香草や野菜と共に、ライスペーパーで巻いていただくというものになります。これぞベトナム料理、といった1品ですね。こちらは米粉の麺?的なものでした。これも、豚肉と共に巻いていただきます。奥にあるのは、ソース。魚貝の内臓やエビ味噌?的な風味のあるものでしたが、これがまた塩気と旨みがあって美味しいです。ワインとの相性は意外なものでした。続きます。にほんブログ村
2019年03月26日
コメント(0)
24日に開催いたします1日ワインバー中国地方編のワインのご紹介がまだ終わっていませんが、1月のワイン会についてもまだ書けていませんでした^^;ので、今回から並行して記事にしていこうと思います。ワイン会へよくご参加くださる方が、北海道のワインを飲んだことが無いというお話でしたので、その雨の少なさや冷涼な気候などから現在日本を代表する産地の一つと言える北海道のワインを、ここで改めて飲んでみようと開催いたしました。飲んだワインは以下の6種類です。また個別記事も書きたいと思います。1、タキザワワイナリー ケルナー20171種類目はケルナーです。ドイツ系の品種ですが、ツヴァイゲルトのように日本でもよく栽培されていますね。中でも、北海道は代表的な産地、と言う事で外せないなと。フルーティな香りとキレイな酸が印象的なワインでした。2、美流渡 宵の明星2016美流渡と言うのは地名。ケルナーなど複数品種を混醸しています。セパージュの詳細は不明ですが、特徴的なライチ香が感じられたことから、ゲヴュルツトラミナーは使われているのかも。3、北海道ワイン 鶴沼ヴァイスブルグンダー木樽熟成2013北海道のワインと言う事で、やはりその名もズバリな北海道ワインさんも外せないかなと。ドイツ系品種を色々手掛けられていますが、こちらはヴァイスブルグンダーです。木樽の影響もあってか、独特のスモーキーサが感じられました。4、リタファーム&ワイナリー 風のヴィンヤード・メルロー2016昨年、東京でのウィルトスさんとLunetteさんとのコラボイベントで飲んだワインです。余市のメルローになりますが、その際好印象だったので今はどうかなと。軽やかさと端正なバランスで、会での評判も良い1本でした。5、サッポロワイン グランポレール・余市ツヴァイゲルトレーベ特別仕込2016ケルナーが北海道の代表的な白ブドウなら、代表的な赤ブドウはツヴァイゲルトでしょうか。岡山にもワイナリーのあるサッポロワインさんのものになります。スパイシーさや赤黒の果実のニュアンスがあり、しっかりしたワインでした。6、マオイワイナリー 菜根荘ワイン・山ぶどう・豊潤 2013夕張郡にあるマオイの丘にあるワイナリーで、北ヤマブドウ系のブドウを主に栽培されているようです。2017年に経営母体が変わり、現在はマオイ自由の丘ワイナリーと言う名前に変わりました。なお、本ワインのヤマブドウは余市で栽培されたもののようです。このワイン、残念ながら少々のダメージボトルでした。個別記事にするか悩んだのですが、時間経過でポテンシャルが見えましたのと、いいマリアージュがありましたので、やっぱり飲んだことを個別に残しておこうと思います。古参の北海道ワインから新しい造り手さんのものまで色々と飲むことが出来ました。各ワインで勿論個性の差はありますが、それでも共通して感じたのは酸のきれいさでしょうか。その辺りは、やはり気候条件の影響なのかもしれませんね。また、リタファームさんなど自然派な造りをする生産者も多いようですが、その辺りもやりやすいという事なのでしょうか。土地の取得の面やバックアップ体制、また、共同醸造所ともいえる10Rワイナリーさんの存在など色々あるでしょうが、多くの方が北海道でのワイン造りを目指す理由が分かった気がします。今回の会場はワイン食堂バッコさんでした。これまでも何度かワイン会やメーカーズディナーをさせて頂きましたが、昨年11月にリニューアルオープンされています。それに伴い、週末も営業は24時まで、店内禁煙となったそうです。今後ともよろしくお願いいたします!お料理1品目はサーモンとスモークした牡蠣、林檎のタルティーヌ。1本目がケルナーと言う事を伝えさせて頂いていましたので、それに合わせてリンゴを使ったものをご用意くださいました。サーモンや牡蠣の旨みとリンゴの甘みやフレッシュさがよく合いますし、香りもよく調和したものでした。2品目はアランチーニ。ツブ貝とイカスミです。イカスミがほんのりとした香りと旨みをお米に加えてくれます。そのねっとりした食感と、外側のカリッとした食感の相性もいいですね。また、そこにツブ貝のプリッとした食感が加わるとまた楽しいです。3品目は黒毛和牛のローストビーフとマッシュルーム。岡山ではマッシュルームの有名な農家さんがあり、生で食べられるお店なども多いですがこちらもそうでした。キメが細かく旨みの豊かなローストビーフの美味しさに、マッシュルームの香りや旨みが素直に美味しいです。4品目は豚足と牛スジのソプレッサータ。ソプレッサータとはモツを煮てそこから出たゼラチンで固めたというもの。ゼラチンの滑らかな食感や豚足の食感がいいです。旨みもありますが結構上品な味わい。オレンジが添えられていましたが合せるとまたいいですね。5品目はイトヨリとホタテのヴァポーレ、魚介のズッパ。ヴァポーレとは蒸し煮のことだそうです。ふんわりしつつ、噛めば旨みバッチリなイトヨリとホタテの驚くほどしっかりした甘味が印象的でしたし、スープもちょっとスパイシーな雰囲気もあってイトヨリとホタテの味が際立ちます。6品目はリゾット、子フグと九条ネギの赤ワイン風味。子フグとネギで赤ワインと言うのが面白かったですが、フグやネギの食感、香りとこれがよく馴染んでいるのですから流石です。軽めのリタファームメルローには合わせやすかったです。7品目はタリオリーニ、エゾシカのラグーです。北海道のワインと言う事で、エゾシカをチョイスしてくださいました。エゾシカの旨みの濃縮したソース、そのほろっとほぐれる繊維質の肉に、存在感のあるタリオリーニが良かったです。赤ワインには間違いない1品。そしてメイン。鴨のロースト、新雪梨とオレンジのソースです。鴨+オレンジは定番ですが、新雪梨が加わることでよりさっぱり、フルーティにいただけます。モッチモチの鴨肉の食感や風味はやはりいいですね。ドルチェはパンナコッタとフランボワーズのジェラート。パンナコッタはクリーミーですがそこまで濃厚!と言う感じでもなく、優しい味わいでワイン会の最後にはぴったり。一方、フランボワーズジェラートはガッツリフランボワーズ。風味がしっかり、果実そのものよりもさらに濃厚に感じられるようでした。お店は改装されましたが、お料理の美味しさはそのまま、寧ろパワーアップしているくらいでした。流石の人気店ですね。今回の改装で少し席数が減ったそうで、予約がますます難しくなりそうですが、また是非お邪魔させて頂きたいものです。今回のワインです。左から、タキザワケルナー、美流渡、鶴沼ヴァイスブルグンダー、リタファームメルロー、余市ツヴァイゲルト、菜根荘ヤマブドウ。にほんブログ村
2019年02月10日
コメント(2)
12月と言えばやはりクリスマスですが、パーティ、イベントを華やかにしてくれるのはやはりシャンパン&スパークリングワイン、ということで、今月は泡の会をしました。飲んだワインは以下の6種になります。例のごとく、次回から個別記事にしていければと思います。1、インドミタ ライライ ・ブリュットチリのスパークリングになります。チリ南部のビオビオ・ヴァレーのブドウを用いているという事で、冷涼な気候の影響か酸もきっちり感じられるものでした。2、ポメリー ルイ・ポメリー・カリフォルニアこちらはアメリカ。シャンパーニュでもお馴染みのポメリー社が、カリフォルニアで手掛けるスパークリングになります。ほぼシャルドネと言うセパージュですが、色も濃いものでした。3、島根ワイナリー 縁結スパークリング・デラウェア・ブリュット続いては日本です。昨年・今年とお邪魔さ冴えて頂いた島根ワイナリーさんのものになります。試飲で非常に印象的だったデラウェアの泡になりますが、こちらも香り高いものでした。4、G.Hマーテル マルボーモン・エ・コ・ブリュット勿論シャンパーニュも飲みました。コスパシャンパーニュでお馴染みのG.Hマーテル社の手掛けるもので、これまでの3種と違いシャルドネも使ってはいますが8割黒ブドウとなっています。5、ヴァイングート・アイマン ピノ・ロゼ・ゼクト・ブリュットやはりロゼも1つは、と言う事でドイツのゼクトです。ファルツのものになりますが、独特のスパイシーさもありつつ完成度の高いもので、シャンパーニュと間違われる方も多かったです。6、シャルル・エルネー プレステージ・ブリュット2005トリにはヴィンテージシャンパーニュです。と言いましても、13年程度の熟成ではありますが。ただ、それでもミード的な複雑さとバランスの取れた味わいを楽しめました。こうして飲み比べますと、香りや色合い、味わいの違いは勿論ですが泡の勢いやキメ、量の違いがよく分かって面白いですね。また、シャンパーニュは勿論紛れもなくシャンパーニュなのですが、スパークリングのレベルも高いなと。特に、島根デラウェアのように、シャンパーニュとは全く異なる感じで、個性を持ちながらその完成度を感じられるワインと言うのは、飲んで楽しいものがあります。今回頂いたお料理です。会場はフロマジュリー・ピノさんでした。こちらのイチゴは、お店のスタッフさんが岡山大学農学部でイチゴの研究をされておられ、その方のお土産があったと言う事でおすそ分け頂いたものです。2種類違う品種になりますが、左の方が色は濃く、右の方が甘みが深い、と言った印象だったでしょうか。結構明確に違い面白い食べ比べをさせて頂けました。ありがとうございます!続いてはお馴染みチーズ盛り合わせ。今回は泡ものの会と言う事でか生クリームを使ったクリーミーなもの多めで、更にトリュフを使ったものまでご用意頂きました。トリュフの風味はやはり黒ブドウ系のものとの相性バッチリですね。食べかけで恐縮ですが^^;フラムクーヘンの生地でマルゲリータです。ワインのつまみにはこのパリッとした生地いいですね。特に、香ばしさがシャンパーニュの香りに馴染みます。サラダで口直し…、どころか、水菜の甘みやみずみずしさが結構ワインと相性良かったり。最後はチーズパスタです。麺が、独特のモッチリ感のあるもので、それがチーズの香りや塩気、コショウの香りと言ったものとよく合っていました。今回も、ワインとの相性のいいフードでした。勿論、チーズですから基本的に合わせやすいのは確かなのですが、それだけではない、会で用意したワインに合いやすいメニューをご用意くださるのはいつも本当にありがたいところです。ごちそうさまでした!折角なのでグラスに入っているところも撮ってみました。左がマルボーモン、右がピノ・ロゼ・ゼクトです。ポメリー・カリフォルニアはこのマルボーモンよりもう1段黄色の強い色合いでした。今回のワインです。左から、ライライ、ポメリー、縁結デラウェア、マルボーモン、ロゼ・ゼクト、シャルル・エルネー。にほんブログ村
2018年12月20日
コメント(0)
秋も深まりました11月末。気温も下がってきて色々なワインをよりおいしく頂ける時期になったかなと思いますところ、東京では中国地方のワインの会を毎年させて頂いていますが、そういえば岡山では5県のワインを飲む会ってきちんとやっていなかったかな、と言う事で、今回は中国5県から1種類づつのワインを飲む会をしました。飲んだワインは以下の5種です。また改めて個別記事にしたいと思います。1、福山わいん工房 ヨコマチ・ペール・エ・フィス・エクストラ・ブリュット・ソーヴィニヨン・ブラン2016広島県からは福山市の福山わいん工房さんです。基本的にスパークリング専門(一部赤もありますが)ということで、最初の泡にさせて頂きました。使われているブドウは三次にありますvinoblevineyardさんのソーヴィニヨン・ブランです。品種のらしさはそこまで強くは出ませんが、バランスの良い泡でした。2、北条ワイン ヌーヴォー・白201811月は新酒のシーズンでもありますので、鳥取・北条ワインさんのヌーヴォーです。砂丘の畑の甲州100%のものになります。やはり、酸はそこまでではありませんが独特のまったりしたミネラル感とフルーティさが特徴的なワインでした。3、山口ワイン シャトー・ヤマグチ・シャルドネ2005山口からは勿論山口ワインさんで。トップレンジのシャルドネ2005になります。過去にも飲んでいますが、まだまだ明るい酸がキッチリ感じられるものでした。ただ、やはり2005ということで香りには熟成の雰囲気も見られ、参加者の皆さんにもインパクトバッチリだったようです。4、ひるぜんワイン 三座・赤先日蒜山へ行ってきましたのは、このワインの試飲・購入の為でした。以前はひるぜんワイン・赤として売られていたワインです。ヤマブドウの他ヤマソーヴィニヨン、マスカット・ベーリーAが使用されていますが、一番比率の少ないベーリーAが結構出ていました。5、奥出雲葡萄園 杜2017島根からは上記三座とヤマブドウ系飲み比べ、と言う事で奥出雲葡萄園さんの樽無し小公子です。今春岡山で行われました「ワインに恋してときめいて」でも頂いたワインですが、その時よりも野菜感は少し落ち着いて、香り味わいの両面でよりフルーティさが出ていた印象です。あらためて5県のワインをこうして飲んでみますとやはり個性的だなあと。土壌や気候条件、使われている品種、さらには作り方まで各々に特徴が強く出ています。それでいて、勿論それぞれがしっかりクオリティを備えており、日本ワイン美味しくなったなあと参加者の方がしみじみおっしゃられてたのが印象的でした。ただ、中国地方にもワイナリーは増えてきていますし、今回も岡山のtettaさんのものなど飲めていないワインがまだまだありますので、是非またこの企画は岡山でやりたいところです。今回は、晴れ国ダイニング・プロポスタさんでの開催でした。地元の野菜や食材にこだわり、ココット焼きを中心としたお料理が頂けます。地元の農家さんが野菜を持ってこられ、更にそれを使ったお料理が頂けるイベントであるプロポスタマルシェの記事は過去書かせて頂いていました。最近はダシにも嵌っておられるようで、スープは野菜の旨み重視の透き通ったものでした。野菜の甘さも活きます。前菜は盛り合わせで。勿論どれも地のものを使ったものです。キノコや根菜のゼリー寄せ、レバーペーストなどはワインとの相性もバッチリでした。続いてはこちらのスペシャリテ、野菜のココット焼きです。上に乗っている茶色いものは白身魚。チーズ+白身魚+野菜、特に甘みや香りの凝縮したレンコンと言ったものは食材だけでマリアージュしています。中でも、野菜の甘みはやはり際立ちますね。今回は赤も2種類ありましたので肉のメインアリのコースでお願いしました。ビーフシチューになりますが、ほろっと崩れる赤身ととろとろの脂の部分、旨みと塩気が軸のソースの組み合わせはシンプルに美味いです。また、真ん中に鎮座するゴボウの香りの強さも印象的でした。そして、デザートはパイです。アップルパイだったかと思いますが、非常にキレイな酸味があってワイン会の後でもあっさり頂けました。どれも食材、特に野菜の旨みを堪能できるものでした。個性や上品さの中に実直さのある日本ワインとの相性も間違いないものなのではないかなと。実は、プロポスタさんは岡山でも早いうちから日本ワインに拘っておられたお店と言う事で、一度ワイン会をさせて頂きたいと思っていました。プロポスタさんは日本ワインの中でも、店主の方が山梨の方にご縁があるという事で山梨のワイン多めです。岡山の地野菜と甲州のマリアージュと言うのも面白いところではないかなと。今回はごちそうさまでした!晴れ国ダイニング・プロポスタランチ:11:30~14:30(L.O.14:00)ディナー:18:00~22:00電話:086-235-1377火曜定休今回のワインです。左から福山ソーヴィニヨン・ブラン、北条甲州、山口シャルドネ、ひるぜん三座、奥出雲杜。おまけ。お店近くにあるクレド岡山のクリスマスツリーもキレイでした。もうそんな時期なんですね~。にほんブログ村にほんブログ村
2018年12月04日
コメント(0)
先月末はハロウィンでしたね。ハロウィンと言えばカボチャ、カボチャはオレンジ、ということで、昨年からハロウィンの時期にはオレンジワインを飲もう!と言うのを勝手にやっているのですが、まあ、個人的に普段あまり馴染みのないオレンジワインを飲むきっかけにはなっています。と言う事で、折角なら色々飲み比べてみようという事で、ワイン会をしました。飲んだワインは以下の6種です。また個別記事にしたいと思いますが、今回各ワインの個別写真を撮り忘れております…。1、甲州オランジュ・グリ2017先ずは日本のものから。甲州も果皮が灰色に近い色合いと言う事で皮ごと醸せば色が出る、ということでオレンジワインを造られているワイナリーさんちょこちょこありますね。こちらはフルーティで親しみやすい1本でした。2、ローガン・ワインズ クレメンタイン・ピノ・グリ2017オレンジワインの代表品種と言えばやはりピノ・グリでしょうか。グリ=灰色の果皮を用いることでオレンジワインとなりますが、こちらはかなりしっかりした色合いでロゼに近いくらいでした。3、レ・コステ リトロッツォ・ビアンコ2017こちらは土着品種100%のワインで、オレンジというよりは濃い目の白ワイン的なレモンイエローな感じの色合いでした。香りにも柑橘的なフレッシュさがあり1リットルワインですがスイスイ飲めてしまいます。4、クリスチャン・ビネール シ・ローズピノ・グリも使われていますが、ゲヴュルツトラミナーがメインのワインです。ゲヴュルツもやはり果皮に色のある品種ですね。こちらもかなりしっかりした色合いでした。また、非常にタンニンを感じるもので、赤ワイン的ですらあったかも。5、シャラウリ・ワイン・セラーズ ルカツィテリ2013やはり、オレンジワインと言えばジョージアを忘れてはいけませんね。土着品種を使い、クヴェヴリと呼ばれる素焼きの甕を地中に埋めて上奏する伝統的な製法で作られています。アプリコット感のよく出たワインでした。6、グリューバー ガルゲンベルグ・ザンクト・ラウレント2015全てオレンジと言うのも何なので赤も一つ。メンバーが大分被っていましたので、9月のオーストリーワイン会の際に使えませんでしたオーストリーのもう一つの土着品種であるザンクト・ラウレントのワインです。しなやかでフルーティなワインでした。こうして飲み比べてみますと、やはりオレンジワインと言いましても結構いろいろなタイプがありますね。色や品種は勿論、製法から微妙に違ったりするわけで当然と言えば当然なのですが、それでも香りなど似たところもありつつ、その違いを楽しむことが出来たかなと。また、9月にはロゼワインの会もしましたが、ロゼとも似ているようで少し違い、やはりオレンジワインは白ワイン寄りではある感じは受けました。会場はフロマジュリー・ピノさんにお願いしました。と言う事で先ずはチーズプレートです。毎度、様々な種類、熟成状況のチーズをワインに合わせて色々ご用意いただいています。また、今回は珍しいライムのママレードを添えて頂きました。さらに、この大きなチーズを削って頂き…シンプルに、しかしたっぷりと、サラダと合わせて頂きました。チーズは本来もう少し熟成させるものをあえて若い状態でご用意頂いたそうでしたが、ミルキーさと柔らかな旨み、穏やかな香りがあり、ほっくりした食感と相まってサラダのフレッシュさや緑の香りによく合いました。更にフラムクーヘンです。記事はパリッと香ばしいですが薄く、やはりチーズの美味しさを楽しむお料理だなと。そして、メインにはハロウィン+オレンジワインと言う事でカボチャ料理をご用意頂きました!カボチャに挽き肉を詰めたグラタンとでも言うべきものですが、カボチャの甘みに肉の旨みと塩気、そしてちーすのコクや塩気、まろやかさがバッチリです。今回も色々なお料理をご用意頂きありがとうございました!特に、大きなチーズと最後のカボチャはインパクト抜群なのはもちろん、ワインとの相性もバッチリでした。色々なスタイルのオレンジワインを集めましたが、そのどれとも合うものがあり、やはりこういったオモシロテーマの際にも頼れるお店です^^ありがとうございました!今回のワインです。左から甲州、ピノ・グリ、リトロッツォ、ビネール、シャラウリ、ザンクト・ラウレント。にほんブログ村
2018年11月04日
コメント(0)
前回からの続きです。メインの前にはリゾットでが出ました。プリプリで食感がよく、噛んで甘みや旨みを感じるエビやイカの入ったものです。枝豆も入っており、食感の楽しさがありました。また、上に乗っているのはカレイのフライ。サクサク感と白身のホクホク感がいいですね。魚のメインはサンマです。ローストされており、ソースには内臓を用いています。また、そのソースと共にニシガイも敷かれていました。添えられているのはワタリガニのクロケット。サンマの風味が活きつつも香ばしさがあり、その魅力を感じられました。また、ニシガイの食感との相性も上々です。クロケットは、カニの身しっかりで旨みが詰まっていました。そして、肉のメインは牛リブロ―スのステーキです。ソースは赤ワインで少し甘味もあるタイプ。肉の目の細やかで滑らかな繊維の食感、豊かな旨みをぐっと引き出してくれました。添えられているクリやサツマイモが秋の雰囲気満点ですね。デセールはイチジクのケーキです。フレッシュイチジクも添えられています。イチジクらしい穏やかな甘みで、香りがよく、ワイン会の最後には最適でした。お茶菓子は紅茶のマカロンとパッションフルーツのキャラメルでした。特に、キャラメルのパッションフルーツ香は凄かったです。お料理の内容は、ワインのラインナップと予算を事前に伝えさせて頂き、全てお店にお任せしたのですが、どれもそれだけで洗練された味わいで美味しいのは勿論、ワインとの相性もバッチリで大変ありがたかったです。レオーニさんは以前からヴィノムオカヤマのメンバーでいらっしゃったりとワインへの理解も深く、任せて安心とは思っておりましたが、予想以上でした。今回はごちそうさまでした!お店の雰囲気やサービスもよく、是非またワイン会お願いしたいものです。今回のワインです。右からペット・ナット、ゲイシュター・サッツ、ハギャル・マティアス、ヘプラー、トマス・レーナー、マインクラング、モリック。にほんブログ村
2018年10月03日
コメント(0)
以前から個人的に好きでよく飲んでいますオーストリーワイン。飲み始めた頃には、ヴァッハウのFXピヒラーやカンプタールのブリュンドルマイヤーと言った所位しか選択肢がありませんでしたが、近年はそういったメジャー生産者に加え、新しい造り手のワインが色々なインポーターによって輸入されています。そこで、そういった新しいものを中心に、色々とオーストリーワインを飲む会を開催しました。会場は、レストラン・レオーニさん。先日ランチにお邪魔したのはそのお話をさせて頂くためでした。オーストリーワイン会は、その相性の良さから過去和食やお寿司のお店で行う事が多かったのですが、以前、東京の銀座ハプスブルク・ファイルヒェンさんでランチを頂いた際、結構フレンチ的な雰囲気も感じられたことから、一度フレンチでやってみたいと考えておりました。レオーニさんでは、お昼は南仏の地料理といった雰囲気のものを頂けますが、夜は結構モダン・フレンチ的なお料理を頂けますことから、それとのマリアージュを今回試してみることに。飲んだワインは以下の7種です。また詳細は個別記事にします。1、ペーター&パウル ペット・ナット20161種類目はスパークリングです。ビオディナミの開祖ルドルフ・シュタイナーはオーストリー人ですが、最近はオーストリーワインも栽培時は勿論、醸造時もナチュラルな作りをするワインが増えています。こちらもペット・ナット=ペティヤン・ナチュレルスタイルで造られています。しっかり辛口な微発泡でした。2、ウーラー ウィーナー・ゲミシュター・サッツ・ミッテルベルク20162種類目はウィーンのゲミシュター・サッツです。ツァーヘルのホイリゲから有名になったオーストリーのゲミシュター・サッツですが、近年は日本でも手に入る種類が増えましたね。こちらも、新しい造り手のものになります。キレイさがありつつ、香りも味もしっかりしたワインでした。3、ハギャル・マティアス グリューナー・フェルトリーナー・モランザー・ベルク2014こちらはカンプタールのグリューナー。近年はソーヴィニヨン・ブランなど品種面での選択肢も増えていますが、やはりグリューナーは外せませんね。カンプタールらしいフルーティさがありつつ、香りには複雑さも感じられるワインでした。4、ヘプラー グリューナー・フェルトリナー2012続いてもグリューナーです。赤ワインでお馴染みのブルゲンラント産となりまして、3番と産地違いの飲み比べとなりました。ヴィンテージの差もあるでしょうが、やはり果実味の強さ等は大きな違いだったかなと。5、マインクラング ピノ・ノワール2015赤ワインの選択肢の増加は、昔と比べて一番変わったところではないかなと。こちらは、自然派な作りをするピノ・ノワールになります。産地はブルゲンラント、しかも最南端と言う事で、果実味や酒質のしっかりした、スパイシーなワインでした。6、トマス・レーナー ツヴァイゲルト・ノイジードラーゼ2014オーストリーの赤と言えば忘れてはいけないツヴァイゲルト。日本でもよく栽培されていますね。最近のオーストリーのツヴァイゲルトは、かつてのボルドー的なスタイルではなく、より滑らかなスタイルとなっているようです。赤果実のニュアンスのよく出たワインでした。7、モリック ブラウフレンキッシュ・ブルゲンラント2013もう1種、オーストリーを代表する赤品種と言えばブラウフレンキッシュ、と言う事で、こちらのワインです。この生産者のワインは、少し前から輸入されていますね。ここの赤が、オーストリーの赤ワインに対するイメージを一新したと言ってもいいでしょう。流石のエレガントさでした。オーストリーでは、実は結構前からビオディナミ・自然派的造りの実践をしている生産者は居たようですが、2006年あたりから一気に増えたでしょうか。その頃のワインは、自然派ながらあくまでオーストリー的なキレイさのあるスタイルのものが多かったように思います。ただ、最近はよりフランスやイタリア、スロヴェニアあたりの自然派に近いものも増えているようです。今回の中では、1番目のペット・ナットには、流石クリスチャン・ショサールの使い始めたペット・ナットと言う名前がついているだけあり、そういった気配を感じました。それでも、まあ時間がたてばオーストリー的なフルーティーさ中心のキレイさも見えては来ました。色々なスタイルのワインが出てきているようですが、それでもその根底にあるものはやはり変わらないのだなとは感じました。今回は9名での開催と言う事で、お店の1区画を独占させて頂き、ソムリエにもキッチリついていただいてしまいました。ありがとうございます。と言う事で、ここからはお料理の写真です。先ずはアミューズ。ニンジンムースのコンソメ仕立てです。上にはボタン海老とキャビア、ディルが乗っています。滑らかでコンソメの旨みが感じられ、そこにニンジンの甘みや香りがふわっと薫ります。ボタン海老やキャビアと言った海のものと相性がいいのは驚きでした。続いては鱧。焼き霜スタイルです。添えてあるのは焼きなすと、焼きなすを使ったソースになります。また、香りには花穂紫蘇とスダチが使われており、まさに和食な雰囲気の1皿です。鱧の美味しさ、焼きなすの甘みや香りを存分に堪能できました。残りの写真については続きます。にほんブログ村
2018年10月01日
コメント(0)
前回からの続きです。こちらのお料理はフグの揚げ物で、赤・青の唐辛子と木生姜なるものを使ったあんかけになります。唐辛子の絡みはピリッとありますが、寧ろ木生姜も相まっての香り高さの方が印象的。淡白ながら甘味旨みのあるフグに、出汁が効いて香りのよいあんかけがバッチリ。この餡、非常に美味しいのでスプーンを頂いてすくって食べてしまいました^^続いても海鮮の揚げ物。鱧になります。沢山乗っている唐辛子はやはり香り用で、更にクミンも効いており実にスパイシー。あんかけでしっとりしていたフグとはまた違った、カリッとした食感で鱧の強い味わいが活きています。そこに、クミン主体のスパイシーさが心地よいですね。お肉は鴨です。紅茶漬けにした鴨肉を燻製にしているというお料理で、添えてある味噌と一緒に頂きます。こちらもやはり香りのよい一品で、程よい燻製香の奥にちらっと見える紅茶の風味、そして肉の香りが一体感をもって感じられます。肉は噛みしめて旨みを楽しめるものでした。その旨みが、燻製のおかげか実にしっかりしていました。味噌の甘辛さ、コクとの相性もバッチリで、付けなくても美味しいですがやはり付けた方がより味わいに広がりが出ますね。そしてやっぱり忘れちゃいけない麻婆豆腐です。これも勿論、山椒などの豊かな香りと辛みがありますが、辛い!と言う感じではなく、塩気や旨みの存在感がキッチリあり、それらの要素と一体となって味わいを構成しているといった感じでした。今回は、最後のヴィヌディリーチェがまだ残っていたのでご飯を頼まなかったのですが、これはご飯に合わせても最高な麻婆豆腐かなと思います。最後は甘味で。ゴマ団子になります。ゴマ団子と言いますと、表面にゴマ粒が付いた揚げ物のイメージしかありませんでしたが、こういった白玉の中にゴマと蜜を使った餡が入っているスタイルのものもあるんですね。優しい味わいで、ゴマの香りの感じられるものでした。どのお料理も、勿論辛さはありますがそれが前に出過ぎることはなく、あくまで味わいの一要素の一つ、といった感じでした。むしろ、評判として伺っていた通り、どのお料理も香りが非常に大事にされており、その印象も強いものだったように思います。その辺が、ワインとの相性でも面白い効果を見せてくれたように思います。特に、タイプの異なる前菜4種は、色々と相性を比べられて楽しかったです。旨み・辛み・香りの調和を感じられる、エレガントなお料理でした。九眼橋さん、今回はごちそうさまでした!今回のワインです。左からヴィーニョ・ヴェルデ、シレーニ、福山わいん工房、アルパマンタ、ジョセフ・ロティ、ヴィヌディリーチェ。飲んだ後に撮ったので、ちょっと色合いは寂しいものになってしまいました…。にほんブログ村
2018年09月07日
コメント(0)
岡山で人気の四川料理店である九眼橋さん。オープン直後から大変な人気で、お店の大きさもありますが、現在では予約を取るのも中々難しかったりします。四川料理と言う事で辛さがある、しかし、辛いだけではなく、香りの良さや複雑さのあるお料理が頂け、夏場にも美味しいお店です。一方、8月は非常に暑い日が続きましたが、そういう状況では赤ワインへ食指が動きにくかったりしますところ、ロゼワインの爽やかさが嬉しですね。そして、ロゼワインは中華料理に合うと言われている、となればこれはもう、8月のワイン会は中華料理でロゼの会しかない!と言う事で、上記九眼橋さんでのワイン会となりました。飲んだワインは以下の6種です。また個別記事に出来ればと思います。1、キンタ・ダ・カルサダ ラゴ・ヴィーニョ・ヴェルデ・ロゼスターターはやはりより爽やかなものをと言う事で、夏に冷やして美味しいヴィーニョ・ヴェルデです。勿論これはロゼですが、それでもらしいフレッシュさのあるものでした。2、シレーニ・エステート セラーセレクション・ソーヴィニヨン・ブラン・ロゼ2017続いてはソーヴィニヨン・ブランのロゼです。ソーヴィニヨン・ブランでロゼ!?と思いきや、ピノ・ノワールとのブレンドものでした。両品種のらしさが感じられる面白いワインでした。3、福山わいん工房 キュヴェ・ローズ・ブリュット次から比較的ボリュームのあるスタイルのワインになりますので、爽やかなものとの間に泡を挟みました。福山駅前徒歩10分の福山わいん工房さんによる、地元のベーリーAを使ったものです。4、アルパマンタ・エステート・ワインズ アルパマンタ・ブレバ・ロゼ2016アルゼンチン、メンドーサのシラー100%で造られたロゼです。また、ビオディナミを取得している生産者のものでもあります。複雑さもありますが、華やかなアタックはらしさ出てました。5、ジョセフ・ロティ マルサネ・ロゼ2007ワイン会にロゼを加える時にはよく使わせてもらっている、ジョセフ・ロティのマルサネ・ロゼですが、今回はなんと2007ヴィンテージ。ロゼワインも熟成するんだ、と言う所を見せてくれました。6、イ・ヴィニェーリ ヴィヌディリーチェ2014最後はイタリア・シチリア島のものです。こちらも自然派な生産者のものになります。標高1300mの高地にある畑の地場品種を使った、エレガントさのあるワインでした。なるべくタイプの違うものをと思い選んでみましたが、フルーティなものスパイシーなもの、フレッシュさや熟成感の違い等、それぞれ個性のある所を見せてくれました。もう少し赤ワイン寄りなものがあっても良かったかもしれませんが…。ただ、会の日も非常に暑かったため、この位で丁度良かったとも言えそうです。ここからはお料理の写真です。1品目はよだれ鶏。今回ご参加頂いた方から、美味しいので是非とリクエスト頂いたものですが、山椒の香りと相まって、色合いからのイメージ程きつくなく爽やかな辛さと、鳥の旨み甘味の相性の良さを感じられました。続いては前菜4種。左からチャーシュー、ホタテと万能ねぎ・生姜の翡翠ソース、タコの豆板醤と山椒和え、中華クラゲです。チャーシューは程よい肉の食感とあまみ、肉の旨みを楽しめました。ホタテは生?で甘みがあり、ネギとショウガの香りで爽やかに。タコはやはり山椒のニュアンスが効いていますが、豆板醤のコクと山椒とは違う質の辛みが楽しかったです。クラゲは酢醤油で、コリコリの食感を存分に堪能できます。続きの写真は次回です。にほんブログ村
2018年09月05日
コメント(0)
まだまだ6月の話になりますが、ちょっと珍しい古酒を入手しましたので、それと一緒に軽く熟成したワインを色々と飲んでみようという会を行いました。飲んだワインは以下の6種類です。また個別に記事にしたいと思います。1、勝沼醸造 アルガブランカ・クラレーザ2013勝沼醸造が手掛ける、甲州に注力した上級ブランドのアルガブランカシリーズの中の、スタンダードなアイテムがこのクラレーザになります。最新のものは2016ヴィンテージですので、少し熟成していますが、その雰囲気を感じられました。エシェ蔵さん、ありがとうございます!2、ライヒスラート・フォン・ブール デュルクハイマー・フロンホフ・リースリング・シュペトレーゼトロッケン2002続いてはドイツ。今回ドイツワイン=甘口、というイメージのお強い方が多かったので、辛口のそれ、しかも、トロッケンは若いうちは酸が強烈と言う事で、それがほぐれた16年熟成のものです。華やかな香りと、まだ酸の力があるも優しくバランスのよくなった味わいで、狙い通り好印象を頂けました。3、ヘンチキ ジュリアス・エデンヴァレー・リースリング2004折角なのでリースリングの飲み比べを、と言う事でこちらはオーストラリア産です。ヴィンテージも2004とドイツと近いところに出来ました。ヒル・オブ・グレースでお馴染みのヘンチキのものになりますが、オイリーさ等の中にどこかユーカリ?を思わせる要素があるのは流石。4、シャトー勝沼 赤1965そして、これが上記ちょっと珍しい古酒になります。なんと、50年以上の熟成を経た日本ワインです。セパージュも、マスカット・ベーリーAとブラッククイーンと言う国産品種100%となっています。これがなんともいい状態。また、時間経過でラブルスカの気配も少し見えました。こちらも、エシェ蔵さんにお譲り頂きました。5、ダンハムセラーズ スリーレッグド・レッド2004このワインは、以前から飲みたかったアメリカ・ワシントン州のものです。落ち付いた雰囲気のあるワシントンワインですが、それでも若いうちはやはり果実味基調の味わいになります。それが14年の熟成でどうなっているのかを見たかったのですが、非常に均整の取れた辛口となっていました。6、ルイ・グルペギ・ムガ ゴンザロ・デ・ベルセオ・グラン・レゼルヴァ2001熟成した赤といえばスペイン・リオハと言う事で飲んでみました。コスパワインでちょっと騒がれた生産者のものになりますが、土っぽい昔のリオハと言う感じではなく、フルーティさと、熟成によるバランスの良さが感じられる「モダンな熟成リオハ」と言った感じのワインでした。7、シャトー・ラ・ジラード1996会のメンバーが前日にお一人増えたという事で、イオンで売っていたこちらを購入してみたのですが、これがなかなかしっかり熟成感のあるボルドーしていました。お手頃なボルドー・シュペリュールといって侮るなかれなワインで、嬉しい誤算でした。参加者の皆さんのイメージに無かったドイツの辛口リースリングや、アメリカ=濃厚!のイメージをエレガントに裏切ってくれたダンハムのもの等も印象的だったようですが、やはりシャトー勝沼の1965ヴィンテージのインパクトは群を抜いていました。何より、これだけ熟成した日本の赤が、ワインとして美味しく頂けるというのは衝撃的でした。若くフレッシュなワインも勿論美味しいですが、熟成したワインと言うものにはやはり独特の魅力がありますね。今回のものの様に~20年程度の熟成のものでしたら、価格的にも発見の難易度的にも割と手に入れやすかったりしますし、ワイン会などでももっと積極的に飲んでいきたいところです。今回の会は、フロマジュリー・ピノ岡山店さんにて開催させて頂きました。1965年のワインはやはり自分で抜栓するのが恐ろしかったので^^;、社長がご在店のタイミングを見計らい抜栓をお願いしました。ありがとうございました!お料理は、いつものチーズプレートとサラダに加え、今回のメインはラザニア!チーズ専門店と言う事で、たっぷりのチーズのまろやかさとコクが間違いない美味しさ。また、ミートソースも、パスタで以前いただきましたがここのものは侮れない美味しさ。赤ワインにはよく合いました。こちらは、はんぺんでもフレンチトーストでもなく、焼いても溶けないというキプロスのチーズです。独特の食感と、焼けた部分の香ばしさ、それにまろやかさな味わいに程よい塩気がワインのいいつまみになりました。今回のワインです。左から、クラレーザ、ドイツ、オーストラリア、シャトー勝沼、アメリカ、リオハ、ボルドー。にほんブログ村
2018年07月21日
コメント(0)
前回からの続きです。こちらはアスパラ。この時期に頂けるはずと、狙っていたタネの一つです。産地は岡山県の久世だそうで、やはり地のものになります。先の方はカラッと揚がり、根元の方は生となっており、勿論生の部分まで食べられます。上っている部分は旨みの凝縮した感じで香りもよく立ちます。生の部分はみずみずしさと甘味が印象的。続いてはサヨリ。紫蘇と梅とともに挙げられています。サヨリの繊細な旨みに、紫蘇と梅の仄かな香り、梅の塩気がよく合いますし、揚がっていることでそれらが一つに纏まっている感じでした。因みにこの梅、裏ごしした後tettaのベーリーAで割ってあるのだとか!ナス田楽は、その名の通り塩やツユではなく田楽味噌で頂きます。揚がったナス+味噌ですからまさに鉄板の味わい。岡山の千両茄子の風味と味わいに、田楽味噌のゴマの風味や、コク、甘辛さがバッチリですね。これなんかは、赤やロゼも合わせやすそうです。そしてアナゴ!こちらもやっぱり瀬戸内海産。淡路島の方のもののようです。こちらにお邪魔した際は必ずいただいていますが、ふわっとした身の旨み香りは素晴らしいですね。乗っている骨の香ばしさや食感もいい感じです。これも是非食べたかったタネである、琵琶湖産の稚アユです。なんと言ってもその特徴は香りでしょう独特の甘い、ちょっと青いような風味を楽しめます。また、内臓部分の味わいも魅力。隣にある丸いものは小梅の甘露留揚げ。甘味と梅の風味が可愛らしく、デザート的に楽しめます。お願いしていたコースの天ぷらは稚アユで終わりでしたが、ロゼ泡がまだ残っていたという事で1品追加です。湯葉巾着になりまして、中身は貝柱とチーズに、黒コショウが効いたものです。貝柱の甘み、チーズの旨みとまろやかさに、揚げ衣とコショウの香りが加わって素直に美味しいです。まさに、ワインのあてには最適な1品でしょう。〆にご飯と漬物、味噌汁です。味噌汁がシジミ汁と言うのが、ワイン会の後に嬉しいところでした。最後はイチゴのソルベでさっぱりと。今回、香りや衣の食感の美味しさがありつつも、タネが主役であり、その旨みを存分に楽しめる素晴らしい天婦羅を頂けました。やはり他にはそうそう無いものです。しかも、そのタネが地のもの中心と言う事で、県外の方をお連れするのにもいいお店だなと。ごちそうさまでした!今回のワインです。左から、山梨スパークリング、島根、山形、宮崎、ドイツ・ラインガウ、FOS、きいろ香・オマージュ・ア・タカ、シュトロマイヤー・ロゼ。にほんブログ村
2018年06月09日
コメント(0)
つい先日、4月のワイン会の記事を書いたばかりですが、今度は5月のワイン会についてです^^;以前から時折やっていた甲州の飲み比べ会。色々な産地で造られている品種で、さらにその醸造法も多々あると言う事で本数を飲みたかったのですが、中々人数の関係でそこまで行かないという事が続いていました。ただ、今回は10名での開催となりましたので、かなり色々と飲むことが出来ました。ご参加頂いたみなさん本当にありがとうございます!飲んだワインは以下の8種です。また個別記事にしたいと思います。1、キスヴィンワイナリー キスヴィン・甲州スパークリング2017先ずは産地比べということで、スターターは山梨産甲州のスパークリングです。甲州の白ワインに炭酸ガスを注入して造るスタイルです。モモっぽさと果実味の印象のあるワインでした。2、島根ワイナリー 縁結・甲州20174月に島根ワイナリーさんにお邪魔した際に購入したものです。こちらは既に個別記事を書いておりますので改めて書くことは致しませんが、やはり柑橘や酵母っぽさを感じるフレッシュなものでした。3、酒井ワイナリー 鳥上坂甲州2016続いては山形。山形でも、比較的古くから甲州の栽培がおこなわれているようです。樽をかけており、造りの面でも少し差があります。蜜やカスタードっぽさなど、その影響は見られました。4、都農ワイン 甲州プライベートリザーブ2017宮崎の都農ワインさんでも甲州を作っておられます。都農さんが確立された、棚栽培での仕立てとなっているようです。やはり、ちょっと南国フルーツのニュアンスがあったかも。5、ショーンレーバー・ブリュームライン ラインガウ甲州・ミッテルハイマー・エーデルマン2014実は、まだ飲んだことの無かったラインガウ甲州。今回遂に飲むことが出来ました。香りをかいだ瞬間の印象は、まさにドイツワイン。他の参加者の方々も驚かれていました。6、ココファーム&ワイナリー 甲州 F.O.S2015ここからは製法違いです。最近でこそよく見かけるようになった醸し甲州ですが、このワインはその走りの一つだったように思います。オレンジワインで、香りにもそれっぽさがありました。7、シャトー・メルシャン 甲州きいろ香・オマージュ・ア・タカ2012今回の会は、このワインを見つけたからやりたかったという部分もあります。リリース直後のセミナーへ参加しましたが、その時の柑橘感溢れるワインとは大分印象変わっていました。8、シュトロマイヤー ロゼ・セクト今回、会場が天ぷら屋さんだったということで赤ワインは無しにしようと考え、以前から飲みたかったこのロゼ泡を最後に持ってきました。甲州とは無関係ですが、まあ中々飲めないワインと言う事で^^様々な赤いフルーツのニュアンスと、オーストリーらしいスパイス感のあるワインでした。甲州はどれも特徴が違い面白い飲み比べになったかなと。キスヴィンのスパークリングと島根はどちらもフレッシュなスタイルながら、出てくる香りに差がありますし、同じくフレッシュなものでもところ変わればと言う事で、ラインガウ甲州は流石に他とはまるで異なります。他にも、FOSは1~5の甲州とは同じ品種と思えないという声も頂きました。きいろ香に関しましては、今の状態がきいろ香スタイルの甲州の典型とはとても言えませんが、熟成した甲州がこうなる、と言うのを驚きをもって楽しむことが出来ました。今回、そのきいろ香の典型的なものは飲めておりませんし、他に大阪のものも飲めませんでしたので、またいつか甲州飲み比べをやってみたいところですし、その際は趣向を変えてバリバリのフレンチと合わせてみたりするのも面白そうです。今回の会場は天ぷらたかはしさん。やはり和食系でと考えていましたが、この時期は稚アユなど個人的に特に好きなタネのある季節ですのでお願いしました。今回も美味しい天婦羅をありがとうございます。こちらでは、ツユと塩両方をご用意くださり、どちらがいいかタネによってお勧めしてくださります。この器にツユを注ぎながら天ぷらを待っている時間はワクワクします。1品目は瀬戸内海産クルマエビ。瀬戸内にクルマエビのイメージはあまりありませんでしたが、地のものが頂けるのは嬉しいところ。身の甘み旨みは勿論、頭の部分の香ばしさも素晴らしいです。続いては鱚。こちらも牛窓産と言う事で地のものになります。ホクホクの食感が美味しいですが、この魚、淡白なようで実は味が濃いのだという事を感じられる1品でした。ツユと塩で会うワインが変わるのも面白いところでした。もう少し写真があるので続きます。にほんブログ村
2018年06月07日
コメント(2)
ワイン会によくご参加頂いている方から、日本のワインと海外のワインを飲み比べてみたいというお話を頂き、ちょっとやってみることに。ただ、人数がそこまで多くなりませんでしたので、シャルドネとメルローの2品種での飲み比べとなりました。飲んだワインは以下の5種類です。また個別記事にしたいと思います。1、ひるぜんワイン シャルドネ20174月にひるぜんワインさんへ行ったときに購入したシャルドネです。すっきりあっさりと言う事で最初に持ってきましたが、13%の度数のおかげかそこまで印象の弱い感じにはなりませんでした。2、奥出雲ワイン シャルドネ・アンウッディッド2017こちらは、同じく4月に奥出雲葡萄園さんへ行った際に購入したシャルドネです。ワイナリーで試飲させて頂き、そのフルーティさに即購入を決めました。3、シャントレーヴ ブルゴーニュ・シャルドネ2015シャルドネならやはりブルゴーニュかなと言う点と、ネゴシアンものですが手掛けられているのが日本人の方で日本ワインとの飲み比べも面白いかなと言う点で選びました。時間経過で一気に開いてきます。4、リュー・ド・ヴァン メルロー2016赤は日本、海外とも土着品種にしようかなとも思いましたが、種類が少ないのでやはりここはメルローかなと。ただ、日本独特のしなやかでエレガントなスタイルのものにしてみました。酸の印象がやはり違いますね。5、マタンザス・クリーク メルロー2013どうせなら、タイプの全く異なるものをと言う事で海外メルローはカリフォルニア産です。やはり、黒果実のニュアンスと果実味の印象のしっかりしたワインでした。ただ、そこまで特濃と言う感じでもなく、柔らかさがあります。取り敢えず、コスパワイン会の特別編と言う事もあり、日本・海外で価格帯を近いものにすることを優先的に選んでみました。と言う事で、白3種同士、赤2種同士はそれぞれ似た様な価格になります。飲み比べた感想としましては、シャルドネについてはブルゴーニュは開けたては結構閉じ気味で、その段階で飲みきってしまった方的には奥出雲の方が印象深かったようです。時間経過で開いてからは流石の華やかさでしたが。また、ひるぜんシャルドネが、それら2つの後にあらためて飲んでも消されないのは面白いところでした。メルローについては好対照な2種類で、リュー・ド・ヴァンの方はピノじゃないのと言う声もあったくらい。好みもリュー・ド・ヴァンの方がいいという方も居れば、マタンザス・クリークの方がいいという方もいてはっきり分かれたかも。ただ、食事と一緒に飲んだという事で、それぞれにマリアージュがあり、結果各ワインの個性を、そして、その個性の違いを楽しんだ、と言う感じになりましたね。今回はシャルドネとメルローの会と言う事でしっかりフレンチです。会場は、倉敷のプルミエさんになります。素材の味わいを活かしつつも、フレンチらしいエレガントな味わいのお料理を楽しめました。前菜はカツオのスモーク。それに、駿河湾の桜エビが添えられています。ソースの味わいは優しく、カツオの風味と優しいスモーク香の調和と、桜えびの香味を堪能できます。今回は良い素材が手に入られたという事と、シャルドネ多めと言う事で豚肉をしっかり頂けました。こちらは、時計回りに上からテット・ド・フロマージュ、パテ、血のテリーヌ・リンゴソース添えです。血のテリーヌなどは色的に赤ワインなのかなと思いきや、リンゴのソースのおかげもあったでしょうがシャルドネにぴったり。勿論、生臭みなど無く旨みと柔らかさ、軽い血の風味を楽しめます。他2種は豚の旨みバッチリです。メインもお肉2種類で、こちらはマンガリッツァ豚のロースト。脂身はあっさりしていますが、肉の部分は程よい弾力と食感の奥からあふれ出る旨みが凄いですね。メルローも悪く無いのですが、やはり豚の肉は白っぽいという事でか、茶色いソースでもやはりシャルドネがより合います。もう一つのメインは、やはりこちらのスペシャリテといえばの鴨のロースト。目の詰まった肉質のモッチモチな食感、溢れる旨みは毎度安定の美味しさ。これにはやはりメルロー。2種類とも合いましたが、合う感じがちょっと違うのが面白かったです。デザートのイチゴのアイスとチーズケーキでさっぱりと。今回のワインです。左から、ひるぜん、奥出雲、シャントレーヴ、リュー・ド・ヴァン、マタンザス・クリーク。おまけ。倉敷美観地区の夕景です。路地なんかは趣がありますよ。にほんブログ村
2018年05月22日
コメント(0)
白ワインを代表する品種といえばやはりシャルドネ、次いでリースリングやソーヴィニヨン・ブランといった所でしょうか。フランスなど欧州は勿論、世界各地のワイン産地で栽培されていますね。しかし、各地にはその土地の土着品種もあり、今でもそういった品種が大事にされている、或いは、改めて見直されているという状況もあります。そんなわけで、今回はそういった土着品種の、白ワインを色々試してみる会をしました。飲んだワインは以下の6種です。また個別に記事にしたいと思います。1、ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン ル・カノン・ミュスカ・ダレクサンドリー泡ものにはマスカット・オブ・アレキサンドリアです。その名の通り、北アフリカ原産のブドウですが、岡山県を代表するブドウと言うことで^^。倉敷市船穂で造られているものになります。グランド・コリーヌらしい、自然派で微発泡、そしてキッチリ辛口なペティヤンスタイルのワインでした。2、イロチュキ・ポドゥルミ グラシェヴィーナ・セレクテッド2016グラシェヴィーナは、ヴェルシュリースリングやリースリング・イタリコと言う名前でも知られているブドウです。このワインはクロアチアのものですが、どうやらこの品種の原産地もクロアチア東部なのだとか。ドイツなどのリースリングとは無関係だそうですが、フルーティで桃の雰囲気のあるワインではありました。3、ユッタ・アンブロジッチ ゲミシュターサッツ・コスモポリート2016こちらはオーストリー、ウィーンのワインです。上記ヴェルシュリースリングの他、グリューナー・フェルトリナー、ノイブルガーと言う土着品種の他、ピノ・ブランも用いられています。特徴としてはやはりゲミシュターサッツであることでしょうね。開けたては固いワインでしたが、徐々にフルーティさが開いてきます。ただ、基本繊細なワインではあったかなと。4、ドメーヌ・ド・ロラトワール・サン・マルタン ケラーヌ・ブラン・オー・クスティア2013こちらはフランス、ローヌ地方のものになります。セパージュはルーサンヌ、マルサンヌ、ミュスカ、クレレット、ヴィオニエです。ヴィオニエやマルサンヌ、ルーサンヌ辺りは世界各地でも栽培されていますが、まあシャルドネほどメジャーではありませんし、ローヌ、南仏のブドウと言っていいものかなと。南の太陽を感じるコクのあるスタイルでした。5、チョティアシュヴィリ ルカツィテリ・レゼルヴ20132種類目のクロアチアもそうですが、こういうテーマにするならやはり中央から東ヨーロッパのものは外せない、という事で、こちらはジョージアワインです。500種類以上の土着品種があるそうですが、ルカツィテリはその中でも歴史のあるブドウのようです。こちらも製法に特徴があり、クヴェヴリを使って全房醗酵させるといういわゆるオレンジワインです。渋みの印象キッチリありました。6、シャトーマルス マスカット・ベリーA垣根仕立て・キュヴェ相山泰2015赤はちょっと珍しいものを見つけたので飛びついてみました。また、マスカット・ベーリーAは日本の固有品種でもありますし。山梨県穂坂で、垣根栽培で育てられたマスカット・ベーリーAのワインになります。この地区は日照量も多く、果実味豊かなベーリーAのイメージでしたが、勿論果実味はあるものの、柔らかで明るい酸の印象の強いワインでした。製法の特徴もありはしますが、やはり各ワインそれぞれに、他にはない個性がありました。ミュスカ・ダレクサンドリーなんかは香りに分かりやすくマスカット香出ていましたし、他のワインも国際的なメジャー品種とはやはり全く異なる世界観があります。ジョージアの土着品種は500種類、イタリア辺りも多いですし、ポルトガルスペインにもいろいろあります。 ニューワールドは、アルゼンチンのトロンテスくらいでやはり選択肢多くはありませんでしたが…。また是非、今回飲めなかった品種のものも飲んでみたいところ。今回は、岡山市のレストランバー・デュランさんでの開催となりました。洋食ベースのお料理で、以前から時々お邪魔させて頂いていましたがワイン会はこれが初めて。美味しいお料理をごちそうさまでした!前菜はカナッペ2種。鮪とアボカドのタルタル、吉田牧場のカマンベール+リンゴジャムです。マグロとアボカドのタルタルはこちらの名物料理と言ってもいい一品。アボカドの滑らかさとコクにマグロの旨みがバッチリ。吉田さんのチーズは優しい味わいです。2品目はジャガイモと明太子のチーズ焼き。明太子の仄かな辛みと旨みが、チーズとジャガイモのまろやかさによく合います。続いてはサラダ。ただ、生湯葉が入っています!ドレッシングもサッパリ系で、そこに生湯葉のクリーミーな甘みとコクが加わります。パンは自家製。ほんのり甘味のあるレーズンロールと米粉入りのバケットです。今、お店では米粉の生産者さんとお親しいらしく、色々なお料理に使われているようです。米粉特有のモッチリ感と噛んだ時の甘みがいいですね。魚のメインは真鯛のポワレです。クリームソースで、天使の海老が添えられています。皮目の香ばしさとクリームソースの旨みがやはりワインとの相性のポイントになりました。肉のメインはビーフシチューで!柔らかく煮込まれたお肉はフォークで簡単にちぎれます。ソースは素直なデミグラスで、まさに洋食屋さんの味です。そしてデザート。イチゴアイスはさっぱりしますね。ケーキにも米粉が少し用いられているようです。今回のワインです。左からアレキ、グラシェヴィーナ、ゲミシュターサッツ、ローヌ、ルカツィテリ、ベーリーA。にほんブログ村
2018年03月27日
コメント(0)
3月3日に開催いたしました中国地方のワインと食材の会in東京、今回も多くの皆様にご参加頂き本当にありがとうございました。今回は、5県のワイナリー様から2種類づつ、計10種類のワインをご用意させて頂き、ご来場いただきましたvinoblevineyard・横町様と島根ワイナリー・足立様に各テーブルを周って頂き直接お話して頂くという会となりました。お楽しみ頂けましたなら幸いです。ただ、かなり混乱した部分がありました事、大変申し訳ございませんでした。中国地方には様々なワインや食材がございますので、もしどこかでお見かけになられました際には、ぜひ手に取って、口にしてみて頂けましたらと思います。今回のワインです。左から、鳥取・北条ワインの樽仕込み、ヴィンテージ赤、山口・山口ワイナリーのヴィニュロン赤・ベーリーA、岡山・domaine tettaのシャルドネ・ラネージュ2016、シャルドネ2016、島根・島根ワイナリーの縁結甲州2016。更に、島根ワイナリーの縁結マスカット・ベーリーAスパークリング…に加えまして、デラウェアスパークリングもご提供いただいてしまいました!こちらはvinoblevineyardさんのワインですが、こちらでご用意させて頂きました右端のセミヨン・スパークリング2017、その左のピノ・ノワール2016に加えまして、会場のアガリス様よりソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、シャルドネ樽熟成の3種もご提供いただきました!今回、こちらも大変申し訳ないのですがお料理の写真を取れておりません…。名称のみでのご紹介となりますことご容赦ください。・ 前菜 あやめ雪蕪の低温真空調理~岡山県奥津温泉の荏胡麻の香り~ 島根県木次乳業カマンベールイズモ~キンカンの蜜煮とトマトのカプレーゼ仕立て~・魚の前菜 天然鰤とヘダイの昆布〆カルパッチョ~岡山産ママカリのアンチョビを使ったタプナードソースと 広島菜のヴィネグレットソース添え~ 真サバのアップルビネガーマリネ~林檎のグラニテと広島産レモンの香り~・肉の前菜 鳥取県大山鶏胸肉のハムとレバームースのモンブラン 鳥取産油菜心とベーコンのキッシュ・魚メイン 島根雲太シイタケのコンフィとサワラのポワレ~西京味噌のブールブランソース~・肉メイン 山口産無角和牛のグリル~山口産橙を使ったポン酢ソースで~ 岡山高梁紅茶でマリネした豚ロース肉のグリル~広島の藻塩を添えて~となります。今回も、会場とさせていただきましたアガリス神楽坂様、ご来場いただきました横町様、足立様、そして何より、ご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました!にほんブログ村
2018年03月05日
コメント(0)
3月3日に開催させて頂きます中国地方のワインと食材の会in東京の第4弾ですが、お陰様で本日満席を頂きました!ご参加頂きます皆様、当日はよろしくお願い致します!また、開催日までもうわずかしかありませんが、キャンセル待ちをご希望頂けます場合は承らせて頂きますので、こちらに記載のアドレスまでお気軽にご連絡ください。にほんブログ村
2018年02月27日
コメント(0)
3月3日に、アガリス神楽坂さんにて開催させて頂きます中国地方のワインと食材の会につきまして、参加のご申込期限を2月27日としておりましたが、3月1日までご参加申し込みを受けさせて頂ける事になりました!まだ後少しですがお席ございますので、宜しければ是非ご参加ください!イベント詳細はこちらになります。当日ご用意させて頂きますワインはこちらとこちらとこちらになります。宜しくお願い致します!にほんブログ村
2018年02月25日
コメント(0)
3月3日に開催させて頂きます中国地方のワインと食材の会in東京第4弾でご用意させて頂きますワインのご紹介、広島・鳥取、島根・山口と来まして最後は岡山です。。なお、ワインにつきましては予告なく変更となる可能性がございますことをご了承ください。岡山・domaine tetta様からは、シャルドネ2016とシャルドネ・ラ・ネージュ2016です。シャルドネ2016は、パンダラベルでお馴染みの、ワイナリーのフラッグシップと言えるワインです。この2016年から、ワイナリーでの自社醸造が始まりました。補糖・補酸・清澄剤なし亜硫酸使用は微少、ステンレス醗酵で濾過は粗目と、柔らかで旨み豊かなワインです。シャルドネ・ラ・ネージュ2016は、こちらもパンダラベルのシャルドネですが、シュール・リーを行っているのが上記シャルドネとの違いです。加えまして、こちらも補糖や補酸等については同じですが、完全に天然酵母での醗酵となります。やはりdomaine tetta様と言えば石灰質の上に粘度が拡がる独特の土壌で育ったシャルドネと言う事で、今回は製法の違うシャルドネ2種類の飲み比べとなります!これで、当日にご用意させて頂くワインのご紹介は終了です。変更がございました場合は、ギリギリにならなければブログ記事でご案内させて頂きます。3月3日土曜日の19時より、アガリス神楽坂さんで開催させて頂きます当会、詳細はこちらとなります。どのワインも、それぞれに異なる中国地方各地の特徴をお感じ頂け、作り手の思いの詰まったワインとなっているかと思います。これらのワインをまとめて、それも中国地方の食材を使ったお料理と共にお楽しみ頂く機会と言うのもそう多くはないかと思いますので、ご都合よろしければ是非ご参加ください!にほんブログ村
2018年02月09日
コメント(0)
3月3日に開催させて頂きます中国地方のワインと食材の会in東京第4弾でご用意させて頂きますワインのご紹介、前回の広島・鳥取編に続きましては、島根・山口編となります。なお、ワインにつきましては予告なく変更となる可能性がございますことをご了承ください。島根・島根ワイナリー様からは縁結甲州と縁結スパークリングワイン・ベリーAロゼとなります。実は、全国2位の生産量と言う島根の甲州。縁結甲州は、そんな島根の甲州を使ったシュール・リー製法の辛口ワインです。昨年12月にワイナリー様へお邪魔してきましたが、その際伺ったお話によりますと、契約農家さんのブドウの畑は、実はこちらも鳥取・北条ワイン様の様に砂地なのだとか!また、今回は4月頃発売予定の新ヴィンテージを一足早くお楽しみ頂けるかも知れません!縁結スパークリングワイン・ベリーAロゼは、こちらも県内の契約農家さんの手掛けるマスカット・ベリーAを、瓶内二次発酵で辛口のロゼスパークリングに仕上げています。ワイナリー訪問時に試飲させて頂きましたが、キメ細やかな泡とチャーミングな香りが結構春のイメージかなと。山口・山口ワイナリー様からは、はシャトーヤマグチ・マスカット・ベリーAとヴィニュロン・赤となります。シャトー・ヤマグチ・マスカット・ベリーAはワイナリーのあります山陽小野田市からは離れた、山口市のものになりますので石灰土壌の範囲からは外れます。しかし、山口ワイナリー様らしい、樫樽貯蔵でしっかりと熟成させたベリーAとなります。ヴィニュロン・赤はカベルネ・ソーヴィニヨンを用いたワインで、ブドウは自園のものとなります。石束という地名が示す通り、秋吉台由来の石灰土壌です。実はこれ、前回の会の際に飲ませて頂き、非常に好印象だったことから次の会には是非と考えており、今回特別にご用意いただきました。島根ワイナリー様からは、製造課の足立様にご来場いただきます。近年、今回ご用意させて頂きます縁結シリーズや、コンクールでも高評価の横田シリーズなど、辛口本格派なブランドを作られているワイナリーの今を、お話として聞いて、そして、ワインとして味わって頂ければと思います!山口ワイナリー様は、酒蔵経営という特徴を活かした、一升瓶での長期瓶熟を行われていたり、自園の土壌が石灰系だったりと、こちらも個性的。本州最西端で造られているワインを、この機会に是非お楽しみください!中国地方のワインと食材の会in東京第4弾、3月3日の19時より、アガリス神楽坂様にて開催です。詳細はこちらに記載しておりますので、宜しければ是非是非ご参加ください!にほんブログ村
2018年02月07日
コメント(0)
3月3日に開催させて頂きます中国地方のワインと食材の会in東京第4弾でご用意させて頂きますワインが決定いたしました!と言う事で、今回から数回にわたってご紹介させて頂きたいと思います。なお、ワインにつきましては予告なく変更となる可能性がございますことをご了承ください。広島・vinoble vineyard様からは、セミヨン・スパークリング2017とピノ・ノワール2016となります。セミヨン・スパークリングは、この1月に発売されたばかりの、2017年ブドウを使った新酒です。粘土質土壌の三次で育ったセミヨンを、瓶内二次発酵のスパークリングワインとして仕上げています。ピノ・ノワールは、こちらも三次の自園のブドウを、90%除梗破砕、10%を房のままコールドマセレーション、ステンレスタンクで醸し発酵したものです。また、9か月の新樽熟成も行っています。鳥取・北条ワイン様からは甲州樽仕込み2015とヴィンテージ赤2014を予定しております。甲州樽仕込みは、北条砂丘の地で最も歴史あるブドウの一つである甲州を、フレンチオーク樽で醗酵・熟成させたワインです。元々鳥取名産の岩牡蠣に合わせる様にと作られたワインですが、春の食材との相性も期待大です。ヴィンテージ赤は、北条砂丘の自園のメルローを用いたワインです。樽熟成のワインと瓶熟成のワインをブレンドしています。北条砂丘の赤独特の、しなやかさや芯の強さを感じられるワインではないかと思います。vinoble vineyard様からは、前回に引き続き作り手の横町様にご来場いただきます。また、個人的に三次はピノ・ノワールの産地として面白いと思っていたりしまして、この機会に是非、三次のワインと、そのワインを手がける作り手さんのお話を、お楽しみ頂ければと思います。北条ワイン様のワインは、以前訪問させて頂いた際見学させて頂き大変驚かされました、砂丘と言う中国地方でもひときわ個性的な環境で栽培されたブドウのワインとなりますので、こちらも是非、味わってみて頂ければと思います。中国地方のワインと食材の会in東京第4弾、詳細はこちらに記載しておりますので、宜しければ是非是非ご参加ください!にほんブログ村
2018年02月05日
コメント(0)
過去、第1回、第2回、第3回と開催させて頂きました本会。あらためまして、ご参加頂きました皆様ありがとうございます。しかし、まだまだ中国地方には飲んで頂きたいワイン、食べて頂きたい食材がございます。ということでこの度、第4弾を開催させて頂く運びとなりました!今回は、中国5県より2種類づつ、計10種類のワインをご用意させて頂き、素材の味わいを活かしたエレガントなお料理を手掛けられ、そんなお料理と日本ワインとの組み合わせにも精通されたアガリス神楽坂様による、中国地方の食材を用いた本会だけのスペシャルコースとのマリアージュをお楽しみ頂きたいと思います!詳細は〇日時:3月3日土曜日の夜7時より〇場所:アガリス神楽坂〇会費:8500円(当日会場で現金にて申し受けます)〇定員:最大24名様となります。また、キャンセルにつきましては、大変恐縮ですが前日で会費の50%、当日で会費の100%のキャンセル料を頂戴いたします。もしご興味お持ち頂けましたら、是非是非ご参加ください!ご参加いただけます場合は、2月27日までに、・お名前・人数・ご連絡先を、rieslinguntgruner☆gmail.com(お手数をお掛けして恐縮ですが、☆を@にご変更ください)までか、アガリス神楽坂様へのご連絡をお願いいたします。現在、益々勢いを増す日本ワインですが、中国地方でも新しい生産者さんや色々なワインが誕生しています。また、中国地方のワイナリーはそれぞれの距離が遠いという点がどうしてもありますが、その分個性の差がよく出ていたりもするかなと。この会で、そういった今現在の中国地方のワインの、一端に触れて、楽しんで頂ければと思います。よろしくお願いいたします!なお、当日ご用意させて頂きますワインについては後日また記事にさせて頂ければと思いますが、昨年に引き続きまして広島・vinoble vineyardの横町様と、昨年12月にお邪魔させて頂きました島根ワイナリーの足立様にご来場いただきます予定ですので、この2つのワイナリーのワインはご用意させて頂きます。お陰様で、本会は2月28日をもちまして満席となりました!ありがとうございます!にほんブログ村
2018年01月20日
コメント(2)
12月の上旬に、倉敷の焼鳥屋さんでピノ・ノワール飲み比べ会をしておりましたが、実は中旬にもピノ・ノワールの飲み比べを行っておりました。いつものコスパワイン会の一環としての開催ですが、ワインバー・ヒラタさんが閉店してしまったという事で、今回はフロマジュリー・ピノさんでお世話になりました。と言う事で、と言う訳でもないのですが、楽天スーパーセールで入手しましたちょっと面白いものも織り交ぜて、4種類のピノ・ノワールを飲み比べました。飲んだワインはピノ4種と白1種の計5種類です。また、個別に記事にしていきたいと思います。1、清酒酵母仕込甲州2017スターターは先日の島根ワイナリー訪問の際に購入してきたこのワインです。チーズとの相性が良かったという事で、今回のチーズのお店でのワイン会には是非との思いででしたが、狙い通りいい相性を見せてくれました。2、スターク・コンデ・ワインズ ポストカード・シリーズ・エルギン・ピノ・ノワール2013サントリーさんのブロガーイベント仲間でもあるこんちゃんさんが以前記事にされていて、南アのピノには興味があったことから今回飲んでみました。フレッシュな赤果実を感じられる、フルーティさが楽しいワインでした。3、ガル・ティボル ピノ・ノワール2012イコンのピノを飲んで以来、こちらも気になっていますハンガリーのワインになります。瓶熟の影響もあるのでしょうが、黒果実やスパイシーさの印象を受けるワインでした。4、ドメーヌ・ジャフラン ニュイ・サン・ジョルジュ2012楽天スーパーセールで見つけた面白いワインその1はこちら。ブルゴーニュのものになりますが、フランス自国内での消費が多くあまり輸出はされていないというものです。落ち着きのある赤果実にスパイスなどが加わる、複雑さとチャーミングさを併せ持ったワインでした。5、ウィットネス・ツリー ヴィンテージ・セレクト・ピノ・ノワール2005面白ワインその2がこちら。オレゴン州のワインですが、2005と言うバックヴィンテージが見つかるのは中々貴重かなと。やはり、麦チョコやココアっぽさがありつつも、熟成香を感じられましたし、味わいでも果実味のこなれた独特のバランス感がありました。こちらの会も、4者4様それぞれの特徴を感じられました。中でも、やはりウィットネス・ツリーのものは熟成したオレゴンピノという他にない世界観を堪能できるものだったかなと。また、ハンガリーのガル・ティボルのものは、抑えの利いた味わいにスパイシーさの強いもので、皆さん驚きだったようです。さて、ここからはお料理などの写真…なのですが、最初にお出し頂いたチーズ盛りやキッシュの乗ったプレートの写真を撮り忘れてしまいました…><こちらは、チーズプレートのあとのサラダ。ワインとお料理の間でさっぱりさせてくれました。パスタはチーズたっぷりのミートソースでしたが、トマトの酸味や旨みと肉のコク、チーズのまろやかさがワインともよく合いました。こちらでパスタを頂いたのは実は初めてでしたが、ここまで美味しいとは知りませんでした。もっと早く頂いておけばよかった…。今回のワインです。左から清酒酵母仕込み甲州、スターク・コンデ、ガル・ティボル、ドメーヌ・ジャフラン、ウィットネス・ツリー。にほんブログ村
2018年01月08日
コメント(0)
前回からの続きです。焼き鳥が出てきたタイミングで浅漬けもお出し頂きました。旨み塩気がありつつ、野菜の味わいや香りも感じられ、口をスッキリさせられました。続いてはズリ。個人的に一番好きな部位だったりします。独特の食感を、硬すぎず柔らかすぎずの丁度いいと事で楽しめましたし、噛んで旨みを堪能できました。続いてはハラミ。鶏のハラミって始めて頂きましたが、ぷにぷにした食感でモツっぽさがありましたね。また、脂も感じられ、香ばしい焼き加減も相まってタレの甘辛い味わいによく合いました。そしてセセリです。これぞ焼鳥と言う、香りの良さと旨み、肉の程よい食感と繊維のほどけ方を楽しめました。濃すぎないタレの味わいも肉の旨さをよく引き出してくれます。さらに、河内鴨のローストも!白いものは岩塩です。河内鴨の上品な味わいと香りを存分に楽しめるいただき方ですね。また、分厚いですが決して固くなく、モチモチの食感をかみしめながらジュワジュワ出てくる旨みと肉汁は最高でした。肉の後はお野菜で。こちらは金針菜。ユリ科の植物のつぼみの部分だそうですが、シャキシャキした食感が楽しい一品でした。香りも、青いだけではない何処か甘さのあるものがふわっと薫ります。そして、定番の銀杏です。香りの良さは勿論、味の濃い銀杏でした。〆は鶏ダシ茶漬けです。この茶漬けがまた素晴らしく、鶏の味わいの詰まった、しかし脂っこさはない出汁が優しく美味しく体に染みわたりました。あと、その中でちゃんとお米の味わいを感じられたのもうれしいところでした。焼き鳥は、旨みや肉の程よい食感を楽しめるのは勿論、肉そのものの、そして焼いた香ばしさと、香りの面でも楽しめるものだったのがよかったなあと。思えば、サラダの中のアラレだったリ、浅漬けの野菜だったりと、香りを感じられる要素は鶏料理以外にも見られたなと。平日の夜ながら多くのお客さんで賑わっていましたが、成程それもうなづけるお店だったと思います。かしわ屋kobayashiさん、また是非お邪魔させて頂きたいものです。今回のワインです。左からボゼール、津軽ブラン・ド・ノワール、ぴのろぜ、ミスティ・コーヴ、クリスタルム、ソーコル・ブロッサー、ハインリッヒ、ピカーディ、モンテリー・ドゥエレ・ポルシュレ。にほんブログ村にほんブログ村
2017年12月09日
コメント(0)
最近ちょっとご無沙汰しています倉敷ですが、美味しいお店も多く常に気になっている街ではあります。そんな倉敷に有りますのがかしわ屋kobayashiさん。非常に評判の焼鳥屋さんです。今回、そんなkobayashiさんでピノ・ノワールの飲み比べ会をさせて頂きました!飲んだワインは以下の9種です。メモを取れておりますので、また個別記事にしたいと思います。1、メゾン・ボゼール ブリュット・プルミエール12月と言う事で、スターターはやはりシャンパーニュで。勿論、セパージュはピノ・ノワール100%のブラン・ド・ノワールになります。ドサージュを感じるアタックがありますが、しっかりした酸があり、まさに1杯目にふさわしい泡でした。2、サントリー ジャパンプレミアム・津軽ピノ・ノワール・ブラン・ド・ノワール2014白ワインも勿論ピノ・ノワールで。サントリーがジャパンプレミアムシリーズで手掛けている、津軽のピノ・ノワールを用いたブラン・ド・ノワールのスティルワインです。穀物っぽさも感じるような香りと、日本ワインらしい粘りのある酸が印象的でした。3、ココ・ファーム&ワイナリー こことあるシリーズ・ぴのろぜ2016もう一つ日本のピノ・ノワールを。焼鳥屋さんでのワイン会と言う事で、ロゼも欲しいと考えこちらです。フレッシュな酸と赤ベリーを感じるフレッシュな香りが楽しいワインです。4、ミスティ・コーヴ エステート・ピノ・ノワール2015ピノ・ノワールの産地は今ではいくつか有名どころがありますが、ニュージーランドは外せない土地の一つではないでしょうか。マールボロ地区のものになりますが、豊かな果実味を感じられるワインでした。5、クリスタルム ピーター・マックス・ピノ・ノワール2016逆に、南アフリカと言うのはニューワールドの中でもピノ・ノワールの産地としてはあまりメジャーではないかもしれませんね。しかし、冷涼な気候の地域では結構作られているようで、最近見かけることも増えてきました。割と抑制的なピノでした。6、ソーコル・ブロッサー ピノ・ノワール・ダンディ・ヒルズ2014アメリカも、ピノ・ノワールの有名産地の一つですね。こちらは、そんなアメリカの中でもオレゴン州のものになります。果実味のある味わいではありますが、その味わい、そして香りにも、やはりカリフォルニアよりも内向的な気配は見えました。7、ハインリッヒ ピノ・ノワール2007ニューワールドばかりも何なので、欧州からも1つ。オーストリーのものになります。2007ヴィンテージと言う事で10年熟成しており、開けたてなどはやや落ち気味かなと思われましたが、時間と共に香りの広がりを見せてくれました。8、ピカーディ ピノ・ノワール2009こちらはオースト「ラ」リアのもの。西オーストラリア州の、オーストラリア大陸南西の端にある産地のものになります。こちらも8年熟成していますが、まだまだ果実味や華やかなフルーツ香が健在でした。9、モンテリー・ドゥエレ・ポルシュレ モンテリー・クロ・デュ・メ・ガルニエ・モノポール2014そして、トリはやっぱりピノ・ノワールと言えばのフランス、ブルゴーニュです。コード・ド・ボーヌのモンテリーのものになります。2014年は良いヴィンテージだったようですが、ゆっくり飲むことで香りや味わいの開きを感じられました。ピノ・ノワールの赤を6種飲み比べることが出来ましたが、各ワインそれぞれに特徴があり、その違いを楽しめました。やはりニュージーランドやアメリカのもの等はある程度果実味がありつつのバランス感ですね。一方、南アのものは果実味を感じるものの大人しいもので、今回人気の高かった1本でした。ブルゴーニュは、熟成した2種の後の2014年と言う事でやや不利な部分もありましたが、それでも開いてからの華やかさ等はトリとして十分だったかなと。ここからはお料理です。今回は焼鳥や一品料理をコースでお願いしました。こちらは前菜のサラダ。キャベツや水菜のシンプルなサラダ…と思いきや、上に乗っているカツオブシの香りや旨み、そして散らしてあるアラレの香ばしさや食感が効いています。こちらはサラダと同じタイミングでお出し頂いた前菜です。左から、モッツァレラの漬け、自家製レバーパテ、胸肉の叩きです。モッツァレラの漬けは程よい味わいでチーズのクリーミーな旨みを感じられるものでした。レバーパテは濃厚さとやや甘味のある味わいが印象的。叩きは、硬くなく程よい食感と豊かな旨みに驚きました。そして焼鳥。部位名は失念です^^;淡海地鶏を使っておられるとの事で、ちょっと気になっていた鶏なので嬉しかったです。肉の柔らかさとジューシーさ、鶏の味わいが活きた味付けは勿論、焼き加減による香ばしさがまたいいですね。こちらはピーナッツ豆腐。プルンと滑らかな食感に、程よいコクや香りでワインにも合わせやすい1品でした。こちらはハツ。プリッとした食感と、噛んで旨みがジュワッと染み出してくるところなどは流石人気店と言う味わいでした。また、モツですがその香りの良さにも驚き。焼きの良さ鮮度の良さは勿論ですが、淡海地鶏恐るべしです。写真の数が多いので続きます。にほんブログ村にほんブログ村
2017年12月07日
コメント(0)
今年の5月、新見のドメーヌ・テッタさんで行われたイベントvin voyage。テッタさんと新潟のカーヴドッチさんのワインを両方楽しめるというものでしたが、その際にワインの販売もあり、カーヴドッチさんのワインをご購入された方がおられまして。今回、そのワインを改めて今回飲もうという会を行いました。会場は、トラットリア・ミズオチさんです。何故かと言いますと、シェフが新潟のご出身な為。と言いましても、勿論イタリアンですので新潟の郷土料理が出るといったことはありませんが。飲んだワインは以下の5種類です。今回もここでの感想にとどめたいと思います。1、もぐら・シャルドネマセラシオンを行い、亜硫酸無添加というシャルドネです。ツヤと、微かな濁りのある色合いで、香りは南国フルーツやオリエンタルスパイスのニュアンスが感じられるものでした。5月と比べますと、少し樽香が落ち着き、溶け込んできていたのかなと。味わいはやはり果実味のアタックがあり、塩気を感じるほどのミネラルが感じられ、一方で酸は穏やかなまったりしたもの。2、アルバリーニョ20165月のイベントの際も人気だったアルバリーニョ。その時と大きな変化は感じず、レモンイエローな色合いに、緑の柑橘やハーブ、パッションフルーツなどを感じる香り、果実味やミネラル感があり、シャルドネにはあまり出ていなかった明るい酸の感じられる目鼻立ちのはっきりした味わいが印象的でした。瓶熟ももっと出来そうな感覚を持ちました。3、あなぐま・サンジョヴェーゼロゼと赤の中間のような鮮やかながらも透明度の高い色合いが特徴的なワインですが、5月のころと比べますと、赤ベリーや赤い花のニュアンスが感じられるのは同じですが、赤ベリー感がよりはっきり出て、さらにピンクグレープフルーツやブラッドオレンジなどの柑橘の気配も強まったように思いました。逆に、土っぽさやスパイシーさは大人しくなったかも。味わいは変化と言う感じはあまりなく、果実味と後口にかけての軽い苦み、優しい酸が感じられるものだったかなと。ただ、より滑らかに、丸みを感じるような質感に近づいていたような気もします。4、ドメーヌ・ショオ 箱庭2016こちらは、タイトルの+に当たるワインです。カーブドッチさんもある「新潟ワインコースト」の中に有り、カーブドッチ卒業生でもある小林さんの営まれているドメーヌ・ショオのワインになります。5月のイベントの後、実際に新潟ワインコーストに行かれた方が、今回ご提供くださりました。ありがとうございました!なお、箱庭と言う名前は、混植混醸によるところに由来するようです。赤の鮮やかなガーネットといった色合いに、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドというボルドー系セパージュらしい黒コショウっぽさや茶色いスパイスも感じられますが、その出方が優しく、ダークチェリーや赤ベリーなどの果実感に伴うような感じ。キノコや軽いバルサミコも感じられたでしょうか。味わいも、滑らかな質感のミディアムボディで、果実味と明るい酸、穏やかな渋味と、フルーティな香りに似合った滑らかなものでした。5、Bijou ピノ・ノワール2014そして、カーブドッチのピノ・ノワールです。角田浜と言う海辺の砂地で栽培されたピノですが、赤みの強いルビーカラーに、赤や青のベリー、チェリー、若干の干し柿といったフルーツ香、黒い土、下草とった、「ピノ・ノワール」でイメージされる香りがよく出ていました。ただ、5月のころに比べますと、少々醤油っぽさ、天つゆのような気配が感じられたかも。味わいも、果実味と優しくもはっきり存在感を見せる酸が感じられるものでした。カーブドッチのもの4種は、全体的には5月の頃とそこまで大きな変化はありませんでしたが、あなぐまについては、瓶差ではなく、ちょっと変わったと言っていい野かなとも。どれもある程度味わいはっきりしており、食事と合わせながら頂くのにもいいワイン達でした。ドメーヌ・ショオの箱庭は、日本のゲミシュター・サッツと言う事でどんなものか期待値高かったですが、フルーティで、ボルドーブレンドらしい雰囲気がありつつもフルーティでしなやか、それでいてバランスもよく、期待以上のワインだったかなと。角田浜の個性を感じられたように思います。ここからはお料理です。1品目はひよこ豆とガラエビのミネストラ。ガラエビの旨みもありますが、やはり主役はひよこ豆。滑らかさと香りが活きたお料理でした。シャルドネを合わせましたが、この滑らかさとまろやかさ、粘性に対しワインのまったりした味わいが穏やかに寄り添ってくれました。2品目はサワラときのこのファゴッティーノ、トリュフ風味です。パイ包みの中には、フワフワの食感に旨み甘味を感じるサワラときのこが。それらをトリュフの風味がふわっと包み込みます。合せたのはシャルドネとアルバリーニョ。シャルドネとは、全体的な相性がまずまずといった感じ。魚やキノコだけではなく、パイ生地の風味や味わいが加わることでよりよくなる印象でした。一方、アルバリーニョは魚の味わいとより直接的に馴染む感じ。魚の甘みとワインの果実味に親和性がありましたし、食感とワインの質感も良かったなと。ただ、トリュフ香もありましたし、サンジョヴェーゼとも合わせてみたかったかも。3品目はタリアテッレ、ジャージー牛とトレビスのソースです。ジャージー牛の柔らかな旨みとしっかりした食感、トレビスの香ばしさと甘味、旨みが優しくもしっかりしており、タリアテッレの太さとよくマッチする一品でした。これにはサンジョヴェーゼと箱庭を。サンジョヴェーゼは、その果実感と赤いフルーツの香りが、特にトレビスの甘みや香りとよく合いました。箱庭は、肉の味わいや香りも含めて全体的に調和する感じ。ワインの果実味の深さが、しっかりしたお料理の味わいに合うといった印象です。4品目はピーチポークのロースト、下仁田ネギソースです。ピーチポークは岡山の豚肉ですが、繊維の食感がよく、やわらかで旨みも強いと個人的にもっと推されるべき食材だなあと思っていたり。その肉に、ネギの風味豊かなソースがマッチするのが面白かったですね。合せたのは引き続いての箱庭と、ビジュ・ピノ・ノワール。箱庭は、目の詰まった質感が肉の食感と馴染む感じでした。ピノも、その滑らかさやしなやかさと肉の食感がよかったですし、旨みを引き出す感じもありました。ただ、何方も爆発的マリアージュ、と言う所まではいかず、之にはむしろサンジョヴェーゼやシャルドネが面白かったかも。最後はチョコレートプリンで〆です。濃厚で、洋酒の風味も感じられるプリンでした。ミズオチさんへは大分久しぶりにお邪魔しましたが、やはり美味しいです。柔らかな味わいですが、決して弱いという事ではなく、ワインと合わせるにも楽しいというのもうれしいところ。今回も堪能させて頂きました。また是非ワイン会させて頂きたいものです。ありがとうございました!今回のワインです。右からもぐら、アルバリーニョ、あなぐま、箱庭、ピノ・ノワール。右端にちらっと見切れているのは、追加で用意しましたサントリーさんの甲州新酒です。これはまた個別記事にしたいと思います。にほんブログ村
2017年11月29日
コメント(0)
一昨年から、時々開催しておりましたワインバーヒラタさんでのコスパワイン会ですが、先日また開催させて頂きました。今回、7月のシャトー・ラグランジュセミナーの際に飲めなかったレ・フィエフ・ド・ラグランシュを入手しておりましたのと、なんと、ワインバーヒラタさんが今月で閉店ということで、普段の「2500円以下くらい」というテーマを少し逸脱するラインナップになりましたが、まあこういう機会と言う事で^^;飲んだワインは以下の通りです。また個別記事に出来ればと思います。1、エルネス・ラペノー セレクション・ブリュットヒラタさん閉店、さらに、今回ご参加いただいた、岡山ワイン協会のワイン会にもよくご参加くださっていた方が暫く長期出張で日本を離れられるということで、シャンパーニュ位は用意しないととこちらを。お手頃シャンパーニュ的なものではありますが、黒ブドウ主体で酸のキリッとした1本でした。2、ニール・エリス イングルウッド・ソーヴィニヨン・ブラン2015こちらはコスパワインというテーマにぴったり合致するお値打ちソーヴィニヨン・ブランです。南アフリカのものになりますが、ニュージー的な香りながらそこまで派手でなく、フランス的なバランス感があります。3、ヒトミワイナリー MCNi201610月と言えばハロウィン、ということで、カボチャカラーのオレンジワインを一つ用意してみました^^濁りワインでお馴染みの滋賀・ヒトミワイナリーのものになります。ナイアガラの甘い香りとドライな味わいのギャップを楽しめました。4、五一わいん エステートゴイチ・シラーこちらは、9月にワイナリー訪問をさせて頂いた際に五一わいんさんで購入したシラーです。シラーらしい香りと、目の詰まった味わいが印象的で即購入した1本です。今回は試飲時に比べますと少し香りの出が大人しかったですが、それでも品種のらしさを感じられました。5、シャトー・ラグランジュ ル・オー・メドック・ド・ラグランジュ20137月に参加させて頂いた、サントリーさんのシャトー・ラグランジュセミナーでも頂いた、ラグランジュの新しいブランドのワインになります。飲んだ流れや食べたものとの兼ね合いもあるでしょうが、セミナーの時より凝縮感を感じたかも。6、シャトー・ラグランジュ レ・フィエフ・ド・ラグランジュ2013シャトー・ラグランジュのワインを初めて飲んだのは、もう何年前か忘れましたが、銘柄がこのレ・フィエフだったことは覚えています。バランスがよく骨格のキッチリしたワインと言う印象でしたが、厳しい2013ヴィンテージである今回のワインも、そんな印象のワインでした。ラグランジュの2種類は、セパージュにも畑にも差がありますが、タンニンの印象や香りの面など、割と似たところもありました。それでも、凝縮感や果実味の雰囲気などやはり違いもはっきり感じられたと思います。また、シャンパーニュが結構参加者の皆様にも好評で、ヒラタさんでの最後の会に悪く無いものを飲めたかなと。ヒラタさん、色々と本当にありがとうございました!また新しいスタートの際にはよろしくお願いいたします!会でご用意いただいたつまみです。鴨のパストラミはコショウ付きのものと2種類。他に、パン、チーズ、ドライトマト。チーズはブルサンのブラックペッパーでした。ハムステーキはこの会で初めてお出し頂いたものです。ジューシーで美味しかった!横のものは、個人的にボルドーとの相性が非常にいいと感じている、国分のサンマと粒マスタード缶です。粒マスタードの存在感のおかげか、生臭み等全く出ず、サンマの脂とボルドー赤の渋味や骨格との相性の良さを楽しめます。国分/日本近海どり さんまと粒マスタード今回は、追加でパスタまでお願いしてしまいました。トマトベースのパスタで、やや軽めの年になったボルドー2種類との相性も良好でした。今回のワインです。左から、ラペノー、ソーヴィニヨン・ブラン、MCNi、シラー、オー・メドック、レ・フィエフ。にほんブログ村
2017年10月26日
コメント(0)
帰省する際、よくお邪魔させて頂いている鳴門のドイツワインやビールなどの輸入、販売を行っているエルムンドさん。鳴門や、今年出店された徳島そごうなどでよく試飲会などのイベントも開催されています。そんなエルムンドさんのワインは、他にはない独自輸入のものが非常に多く、そのクオリティも高い事から、一度岡山のワインファンの方々にも飲んで頂ければと考えていました。そして、今回遂に、エルムンドさんのスタッフの方をお招き手のワインインポーターズディナーを開催することが出来ました。ドイツワインに合わせると言えば和食ですが、エルムンドさんも和食店でのワイン会は良くされておられるようでしたのと、ドイツバルのズッファプローストを経営されてもいることから、今回は岡山のドイツやアルザス料理のお店でやってみることに。と言う事で、会場はグルマンソノワさんでとなりました。飲んだワインは以下の9種。メモは軽くしか取れていない上、ワインの個別写真も撮れていませんのでここでの紹介に留めたいと思います。1、ディヒター・トラウム・リースリング・ゼクトエルムンドさんと言えばこちらのゼクト。懇意にされているSMW社のものですね。楽天内にもあるのは驚き。クリーミーで優しい泡に、リンゴや黄色い花などのリースリングらしい香りがいっぱい。味わいはトロッケン=辛口ですが、ドサージュもあるのかそれなりに果実味を感じ、フルーティかつジューシーな味わいを楽しめます。2、オーバーヴィーゼラー・リースリング・トロッケン以前、試飲会で飲んで個人的に気に入った1リットルボトルのリースリングで、ミッテルライン地方のものになります。昨年にはコスパワイン会でも使わせて頂きました。今回も、試飲で頂いたものやコスパワイン会で使った2013ヴィンテージ。ということで、ナッツやカラメル、焼きりんごといった甘さと香ばしさを感じるニュアンスが若干のオイリーさと共に感じられ、ミネラリーで優しい果実味と明るい酸のパリッとした味わいとともに非常に快適。3、ヴェストホーフェナー・ゲヴュルツトラミナー・トロッケンラインヘッセンのヴェストホーフェンにあるワイナリーのワインで、有機栽培を行うなど最近ドイツでも少し増えてきている自然派になります。2011年のゲヴュルツと言う事で、色もしっかり黄色く黄金に近い雰囲気も。香りは、ライチやマスカットがガッツリ薫り、そこに黄色い花やスパイス感が少々といった所。見事に辛口で、果実味は極めて繊細。エキス分を感じる太い印象、しかし、それ居てシャープと言うバランス感でした。4、ツァイトヴェルトライフ・リースリング・カビネット・ファインヘルプ1番目のSMWのお孫さんに当たる方が手掛けるやや辛口リースリングです。ファインヘルプとは、ハルプトロッケンくらいのワインによく使われる言葉なのですが「ハルプ=半分」のニュアンスを嫌って最近出てきたようです。青リンゴにグレープフルーツやミカンなどの各種柑橘、そこに白い花やハーブが加わる香りに、甘さは感じるものの明るく太い酸がビシッと入り、ミネラリーかつ軽快なライトボディな味わいと、まさに「ドイツのリースリング」でイメージされる味わいや香りだったのではないかなと。5、オーバーヴィーゼラー・ゲヴュルツトラミナー・フルフティヒ2番目の1リットルリースリングと同じ作り手の、甘口ゲヴュルツになります。間にリースリングが挟まってしまいましたが、辛口と甘口のゲヴュルツ飲み比べとなりました。香りには、やはりライチ感しっかりありますが、マスカット香というよりもバラの花の雰囲気がよく出ていたでしょうか。また、スパイシーさも3番よりはっきりあったかも。味わいは、甘口と言う事でアタックにきっちり甘さが。酸も勿論あり甘ったるいなどと言う事はありませんが、リースリングの酸よりはやはりまったりしますね。ボディは柔らかなミディアムライト。6、モーゼル・シュペートブルグンダー・ロゼこちらもSMWの手掛けるワインで、モーゼル産シュペートブルグンダー=ピノ・ノワールのロゼワインになります。味わいは、結構果実味のあるやや辛口な感じです。ただ、勿論酸もありますし、ボディがクリアーで柔らか、清潔感のあるものなのがいいところ。香りは結構驚きで、味わいのイメージ通り赤ベリーのニュアンスがしっかりなのですが、他に軽いスパイス感や下草、土のニュアンスがあり、結構ピノらしいピノを感じさせてくれるものでした。7、ディヒター・トラウム・シュペートブルグンダー・ゼクトディヒター・トラウムのゼクトと言う事で、もちろんSMWのもの。シュペートブルグンダーを使った泡、しかも、しっかり果皮の色が出た赤の泡になります。色はダークルビーといったところで、暗さはあるものの、透明度もある鮮やかな赤です。泡はリースリングより多い印象ですが、キメはやはり細かいです。香りは赤ベリーの他カラメル的な香ばしく黒いニュアンスとマッシュルームなどのキノコっぽさが印象的でした。味わいは完全なる辛口。果実味は繊細で、酸と旨み、それに後口にかけての渋味が総合的に感じられます。ボディはミディアム位で口当たりも柔らかですが、思いの外グリス、エキス分を感じました。8、第九ワイン ドルンフェルダー・トロッケン以前、鳴門での第九合唱会の写真がラベルになっていたシリーズですが、今回から一新、公募で選ばれた地元大学生の方のデザインされたものに変わりました。ドルンフェルダーらしく、色はばっちり赤黒で、プラムやプルーンを中心とした果実香がしっかりありつつそこに軽いカラメルや茶色いスパイスが加わる感じ。ただ、味わいは甘口のイメージのある品種ですがトロッケンの名の通り辛口。タンニンの印象があり、渋みを感じつつ穏やかな果実や乳酸系の酸があるといったバランスで、ボディはミディアムですが、その分シャープさがあり、より鮮烈に「辛口」を印象付けます。9、オーバーエンメラー・リースリング・シュペートレーゼ最後はデザートワインとして、丁度飲み頃というシュペートレーゼを。ツヤのある黄色の色合いに、ミツ、リンゴ、柑橘、フローラル、それにオイルやミネラルの気配があり、深みのある甘さを感じるアタックと強靭で明るい酸が非常にウェルバランスな、まさに甘口ドイツワインの美しさとはこういうものと教えてくれるようなワインでした。これ本当いいコンディションでした。いわゆる「ドイツワイン」でイメージされる甘口から、辛口のリースリングやゲヴュルツ、それに、めずらしいシュペートブルグンダーの赤泡など、色々なスタイルのドイツワインを楽しめたのではないかなと思います。ご参加いただいたみなさんも、ドイツワインをこれだけ飲み比べる機会がそもそもあまりないので面白かった、ドイツワインのイメージをあまりお持ちでなかったので、改めて色々楽しめたといったご感想を頂けました。人気があったのは、やはりファインヘルプかなと言う感じでしたが、ゲヴュルツ・トロッケンをその場でご注文された方も多かったようです。実は結構選択肢はあるものの、意図的に飲む機会を作らないとあまり出会えなかったりするドイツワイン。最近は辛口も多いですし、甘口・やや甘口はなんだかんだいってやっぱり美しいので、是非是非今後も飲んで行っていただければと思いますし、自分でも引き続き飲んでいきたいところです。エルムンドさん、今回は遠路はるばる本当にありがとうございました!ここからはお料理です。アミューズにはコンビーフならぬコン猪をご用意いただきました。猪の肉感はありつつ、やわらかな味わいと旨みを楽しめました。ゼクトのつまみにもいけましたし、リースリング・トロッケンの香ばしさのあるニュアンスともよく合いました。こちらはオードブル。チーズ入りのハムであるシュバイザーハックと鴨のパストラミ、それに今度は正真正銘コンビーフです。シュバイザ―ハックはチーズの旨みと塩気が肉の味わいに馴染みますし、コンビーフはジューシーで柔らか、鴨は、グルマンソノワさんの得意料理という事で、肉の旨みと脂の旨みに丁度いい塩気、それに噛んだ時のいい歯ごたえと柔らかさを楽しめました。ゼクトのフルーティさにはシュバイザ―ハックのまろやかさがよく合う感じで、リースリング・トロッケンはどれとも旨みを引き立てる相性の良さ。ゲヴュルツ・トロッケンもどれとも合いますが、エキス分と香りの華やかさのおかげか、コンビーフにもバッチリでした。続いてはサラダ。クスクス、トマト、キュウリ、アスパラ、赤パプリカに、岡山らしいものをとお願いしたところ、黄ニラを入れてくださいました!野菜のみずみずしさと甘さは、わいんとの相性の良さを期待させるものでした。黄ニラもこんなに甘いのかと驚きました。で、やはり相性はバッチリで、リースリング・トロッケン、ゲヴュルツ・トロッケンの辛口2種は勿論、リースリング・カビネットの甘みと酸にトマトやキュウリ、黄ニラなどよく合いましたし、ゲヴュルツ・フルフティヒの深い甘さには、赤パプリカがよく嵌っていました。そしてやっぱりソーセージです!今回は、ヴァイスブルスト、緑胡椒を使ったシュプレーベルダー、牛肉と豚肉を用いたガーリック風味のクラカウアー、こちらは牛肉100%なリンツヴルスト、イノシシソーセージの5種類をご用意いただきました。ソースはカリーブルスト風にカレーソースです。ヴァイスブルストやシュプレーベルダーはやはり白系との相性がよく、リースリングやゲヴュルツに良かったですね。特に、カリーブルストソースを付けますと、そのスパイシーさと甘味、それにソーセージの旨みや塩気が加わった味わいに、ゲヴュルツ・フルフティヒの華やかな香りとスパイシーさがバッチリ!カレーにはゲヴュルツなんて言われることもありますが、あまり辛いものではなく、こういったカレー風味の味わいに合わせるのなら大正解ですね。一方、肉感の強いクラカウアーやリンツブルスト、イノシシにはやはりロゼや赤もいいですね。特に、クラカウアーの粗びき感と軽いガーリックの風味に、シュペートブルグンダー泡の渋味や凝縮感、スパイシーさが良かったかなと。そして、今回岡山っぽいものの他にもう一つリクエストさせて頂いていたアイスバインです。ホロホロ柔らかく、それでいて繊維の質感もある程度楽しめる、そして、当然肉の旨みは存分に引き出されているという、まさにご馳走な一皿でした。これには、ロゼや赤ゼクトも良かったですが、ドルンフェルダー・トロッケンが見事な相性でした。その渋みや旨みが、肉の脂や質感、うまみに丁度良くマッチします。豚肉って、赤ワインより白やロゼ、という感覚が強かったのですが、このワインの重すぎない、ライトないしミディアムな質感が嵌ったようです。今回は人数多めでのワイン会となりましたが、きっちりご対応いただけ、なおかつ、美味しく、ワインとのマリアージュも見事なお料理をご用意いただけました。オーナーシェフとは、岡山ワイン協会のイベントでお会いさせて頂いたのですが、やはりワインにご理解の深い方のお店でのワイン会は間違いがありませんね。ソノワさん、今回はありがとうございました!今回のワインです。左からリースリング・ゼクト、リースリング・トロッケン、ゲヴュルツ・トロッケン、リースリング・ファインヘルプ、ゲヴュルツ・フルフティヒ、ロゼ、シュペートブルグンダー・ゼクト、ドルンフェルダー、シュペートレーゼ。にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2017年10月08日
コメント(2)
全256件 (256件中 1-50件目)