コメントありがとうございます。
パン作られるって凄いです。
実家にはホームベーカリーあるけど、こっちではもって無いので作るなんて考えたことありませんよ。

パン屋さんいろいろ行かれてるようですけど、宇治の「たま木亭」は行かれましたか?今出川沿いにある「ル・プチメック」と並んで京都のトップにランク付けされるような店ですので行った事なかったら是非一度試してください
(2005年06月15日 19時24分22秒)

Over The Moon.

Over The Moon.

2005年06月14日
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カテゴリ: *趣味の世界*
☆この記事自体は、学生時代の私が2005年に書いた記事であり
 「授業中に私が感じたことをそのまま書いた」にすぎません。
 でも、びっくりするほどこの記事だけアクセス数が高い^^;
 それほど皆さん、草野心平さんの「石」という詩について調べられているのだなぁと。

 以下の解釈は、あくまで「いち学生の私見」なのですが、
 ここから少しでも、この詩がおもしろいなぁと思っていただけるなら嬉しいです。
 コメント欄もたまに見に来るので、何かある方はお気軽にどうぞ。

 *なお、私はその後、ライターを経て国語の教員になりました。
  国語の解釈について興味ある方は以下のnoteもどうぞ。
http://bit.ly/branco0005





私が取っている国語科教育法では
授業の始めに一日ひとつ、詩が紹介されます。

今日の詩は以下のもの。




 雨に濡れて。
 独り。
 石がゐる。
 億年を蔵して。
 にぶいひかりの。
 もやのなかに。



・・・という詩。

授業では時間の関係もあって「倒置法だね」くらいしかやりませんでしたが
これを見て私は
「・・・この詩すげぇ」
と思いました。
凄くないですか。ほんと凄いと思ったんですけど。

ちょっとほら、もっかい読んでみて下さい。

・・・

・・・ね?
凄いでしょ?

・・・でもどうなんだろ、他の人は凄いと思わないのかな。
別に周りで感動してる人もいなかったし。
でもとりあえず、私がどうしてそんなに凄いと思ったか、
誰かに言いたくてしょうがないので、
今日はここで勝手に解釈していこうと思います。
てかどうでもいいと思われた方はほんと無視してください。


ちょっともっかい読んでください。



・・・凄くないですか?(しつこい)

・・・まあいいや。


・・・



では、解釈。




まず授業でも出た倒置法。
これは「億年を~」から「~なかに。」までが
少なくとも「石がゐる。」の前に入ります。
これによって「億年を蔵して」いる石に含まれた
壮大なスケールが強調されています(ここまでは授業の内容)。

でもそれだけじゃなくて、
「億年を~」をまず持ってくることで
一気に視野が展開してるんです。
それまではしっとりと雨に濡れた情景。
それが「億年」という、宇宙を思わせるような表現によって深みを増し、
更に「にぶいひかり」は宇宙の星を思わせるような輝きを表し、
そして最後に「もやの中」に戻ってくる。
今までの宇宙の光景は夢だったのか、と
はっとさせられるような。
そういう視野の展開と収束、それがうまく凝縮されています。
このたった6行の詩の中に。


更にこの詩の特徴として挙げられるのが
全ての文末にある読点。
これによって、文全てに余韻が残ります。
句点では飽き足らない長さの、静かな余韻。
またこの読点によって、
読者は無意識的に、さらっと読み飛ばすことが出来なくなっています。
短い詩だからこそ出来る手法です(これがもし長い詩だったら、途中で疲れてしまいます)。
そうすることでこの詩の深みが更に増している。

余韻で言えば、最初にあげた倒置法も余韻のひとつです。
「もやのなかに。」という、
まるで先がまだ続くように思わせる最後。
つまり詩全体に、余韻の手法がふんだんに使われているんです。
・・・段々凄いと思ってきましたか?(笑)


解釈は続きます。


最初、『雨に濡れて。/独り。』とありますが、
これは勿論、文全体からしても
独りでいるのはその「石」のことです。
でもこれは多分、
石を見ている筆者自身も表しているんです。
雨の中に独り、傘をさした筆者がぽつんと立っている。
そこにひとつの石がある。
いえ、「ある」んじゃなくて
そこに「ゐる」んです。
つまり筆者はこの時点で、
同じ雨の中にいる者として「石」を見てるんですね。
石を擬人化することで、既にただの石ころではなくなっています。
で、その石に思いをはせてみると、
億年の年月をそこにはらんでいる。
にぶいひかり、これは宇宙の星の光でもあり、
「もやのなかに」いる石の光でもあります。
つまり宇宙の星の光と石の光が重なることで
筆者は現実にかえるんです。
その筆者の目線を通して読者は詩を味わう。
・・・嗚呼凄い。


それにほら、
この詩の文は倒置ですけど、
「石がゐる。」以外はすべて
「石がゐる。」にかかる修飾文なんです。
読点を使って6文にしてますが、
実は文としてはたった1文。
全ては「石がゐる。」、
ただその一点に終結するように作られています。
・・・凄すぎる。




解釈はこんなところです。
たった6行ですが、授業中にこんだけ考えさせられて、
最初しばらく授業聞いてませんでした(笑)。

いやーもー凄いなあ。
「古池や~」の俳句に似てる感じ。
なんか詩が読みたくなってきた。
なんか図書館で借りようかな。





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Last updated  2019年04月14日 22時33分51秒
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Re:詩の鑑賞(草野心平『石』)(06/14)  
やるまいぞ  さん
 う~ん、これって私は「きれいに丸い石」が森のなかに鎮座ましましてるのを、上から(人間の立った視線)じゃなくて、地面スレスレで見てる・・・ってのが浮かんできたわ。・・わかるかな?わかんねぇだろうな(松鶴家千歳か)。なんか丸い石なの。 (2005年06月14日 22時53分01秒)

なるほど。  
五月渡理  さん
森の中ですか!なるほど~。
もやのなかに石が静かに座っていらっしゃる情景ですね。ははぁ。見えてきた見えてきた(笑)。
解釈って人によって全然違いますからね。面白いです。
(2005年06月15日 09時59分23秒)

ぱん  
みぶ♪ さん

パンv  
五月渡理  さん
いや、パンを作るのって結構簡単ですよ。
やるまでに多少気合がいるだけです(笑)。
ホームベーカリー! いいなぁ~。私もそれで作ってみたいですよ。

「たま木亭」はまだですね。
宇治まで足を伸ばすのがなかなかなかなか・・・(何)。
でもすっごく有名ですよね。美味しいって。ぜひ行って見たいです。
(2005年06月15日 21時36分02秒)

Re:詩の鑑賞(草野心平『石』)(06/14)  
おひよ さん
凄く深くこの詩を鑑賞できた気がします。
気付かせて下さりありがとうございました。 (2018年04月11日 12時41分50秒)

コメントありがとうございます~  
watari_s  さん
こんにちは、管理者です。今や13年前の記事に、こうして反応してくださることがとてもうれしいです。
今の自分から見ても、学生特有のみずみずしく勢いのある解釈で(笑)面白いな~と思いました。
詩は本当に奥が深いですね! (2018年04月12日 08時34分32秒)

Re:詩の鑑賞(草野心平『石』)(06/14)  
もへじ さん
この詩は私が小6だったでしょうか確かもう40年も前に国語の時間で初めて知った詩でした、何故か心にずっと残り忘れられない詩となっています、これまで何故こんなにもこの詩を忘れずに来たのか、この詩の意味なんてのも深く考えた訳でもなかったんですが、不思議な詩です (2018年05月24日 11時42分23秒)

コメントありがとうございます~  
watari_s  さん
もへじさん、ほんとに不思議な詩ですよね。特に主張する訳でもないのに、深い存在感がある。短いからこそ、印象に残るというのもあると思います。
今では教科書には載っていないのでしょうか。味わうには非常に良い詩だと思うので、復活してくれたらなと思います。 (2018年05月29日 13時35分34秒)

Re:詩の鑑賞(草野心平『石』)(06/14)  
もへじ2 さん
ふと思い出し探してみれば見つかった笑
過去にコメントしたのを思い出し気になって探してみたら辿り着けました、おはようございます、5年ぶりになっていた様ですが参りましたm(__)m
また5年後に参ります^ ^笑 (2023年03月28日 08時31分14秒)

Re:詩の鑑賞(草野心平『石』)(06/14)  
watari_s  さん
おお!もへじさん!
私も思い出して見てみたら、コメントがあるなんて!嬉しいです!
ぜひまたお越しください。何年後でも! (2024年05月02日 21時03分54秒)

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