Over The Moon.

Over The Moon.

2012年03月30日
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ML「明日、院生さん(仮名)の送別会を急遽やるので
  出欠の返事をください」


院生さん( )は、かつて私が内定者だった頃
同じように唯一、うちの会社から内定が出ていた人で
私にとってはいわば“幻の同期”だ。

結局入社はしなかったけれど
うちの会社とはずっと交流があって、
みんなで飲んだり食べたりもしていた。


そんな彼は、博士課程を無事に修了し
春から単身、アメリカへ旅立つそうだ。

せっかくの機会だし、しばし息子を夫に預け
送別会に顔を出すことにした。



院生さん「お久しぶりです」

社長「おおー!元気そうやな。
  相変わらず変態的な研究してんのか」

院生さん「ま、そうですね(笑)」

院生さんの鞄の中から
一束のレジュメが出てくる。

院生さん「今度、また論文が出ることになりまして」

社長「すげーな!」


当然のように英語の論文。
書くだけでも凄いのに、「出る」ってことは雑誌に載るってことで
いやはや、ほんと凄いなぁ。


かぁさん(仮名)「アメリカには何で行くことになったん?」

院生さん「アメリカのあるチームが論文を出してて。
  それが面白くて、メールを送ったら電話がきて。
  電話してたら何か
  『君とこれ以上電話で話しててもしょうがない。
   こっちに来なさい』ってことになりました」

そんなことあるんか。

かぁさん「どんな研究するん?」

院生さん「それはですね」


滔々と語られる研究話。
研究の話になるとギアが入るのは、研究者によくあることで。

しかし高度な領域にもかかわらず
説明がうまく、分かりやすい。
そして「研究できる嬉しさと楽しさ」が伝わってくる。


うちの会社の内定を蹴ったときから、この人の中では
夢は変わらず、道は途切れず
現在からその先へと続いているのだ。


院生さん「五月さんは今、産休?育休中だっけ」

私「ええ。育休なんですけど
  また在宅で出来ることを始めようと」

周囲から「もっと休めばいいのに」と言われることもあるけれど
私はやっぱり、働きたい。
そして育児もめちゃめちゃやりたい。

尊敬する祖母や母のように
私は、「働くお母さん」になりたいのだ。


社長「渡理は、育児しながらどう業務をこなすか
  その時間の使い方を自分なりに構築しろ」

私「はい」

社長「お前(→院生さん)は、はよノーベル賞を取れ!」

院生さん「はーい(笑)」


目指すところへ向かう道には
いつだって、未知の世界が広がる。
自分で自分を開拓してゆく楽しさがある。



春から私も5年目だ。
「育児と仕事の両立」という、今までにない次年度が始まる。

“同期”のアメリカ行きとは次元が違うけど!
私は私なりに、目指すところに向かっていこう。





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Last updated  2012年03月30日 21時22分30秒
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