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『チームプレー』クロスオーバー、来たー!しかし、続編はハワイの方なので、LAで先に結末を見てしまうのも悩みどころですね。ロバート・ピカードさん、出たと思ったら…意外にも「実はサイロンだったとか」とギャラクティカネタで、まあ、SFドラマにはよく出演されていた人なので、それもありかなとは思いましたが、脚本を書いた人がファンだったのかしら。「Doom」はやった口ですが、さすがにCD-ROMでした。フロッピーて、いつの時代だ。それならギャラクティカもオリジナルの「宇宙空母」の方で勝負してほしかった。とにかくゲストが一杯で豪華でしたね。タイトルは「船頭多くして…」と同じ意味ですね。連邦法執行機関訓練センター(FLETC)の名物教官だったデール・ハーディング(教授)が自宅で死亡しているのが見つかった。状況から銃による自殺と見られるが、DCではケイシーが教授の引退にともなう送別会を開く矢先だった。そのため、かつての教え子、ハワイ支局のテナントとブーンが訪れており、早速合同チームが現場に向かう。ところが、すでにLA支局のカレンとハンナが現場に到着していた。急遽大所帯で捜査が始まる。マクギーは数日前に教授とランチをしており、週末にはカボに引退旅行に出かけると言っていたという。捜査官たちは自殺は考えにくく、強要されたのではないかと考える。現場には携帯電話が見つからなかったが、隣人のリビーによると、銃声が聞こえる直前に教授の部屋にいて、携帯電話が鳴ったのを目撃していた。さらに、銃声の5分後に教授のPCにアクセスがあり、現場に誰か居たことが想定される。携帯電話にかかってきたのは非通知の電話だった。教授を検視をしたジミーは、全身に古い傷跡が多数残っていることを指摘する。元海兵とはいえ、そのような負傷の記録はない。さらに、教授は銃声の1分前に「追加の宿題」という文字をPCに打ち込んでいたことがわかる。教授のPCを調べたケイシーは、教授が大量の政府の文書を保管しているのを見つける。国防総省の最高機密隔離情報というファイルで、それらは死亡の直前に削除されていた。教授のアクセス権ではこのような情報を手に入れることはできないなずだが、引退を前にまさか文書を盗んで売り渡そうとしていたのだろうか。まずは最後の職場を訪れ、オフィスを調べることにする。教授は教え子のその後の情報を残しており、トーレスは「君は一匹狼タイプでチームプレーヤーじゃない」と言われたことを思い出す。今の時代に大量のフロッピーディスクが残されており、なぜか最後の授業を別の教官が代行していた。フォード教官は急遽、引退旅行を前倒しするために授業を代わってほしいと言われたという。行き先はカボではなく、ハワイでそこで旧友に会うと言っていた。しかも、航空券をハワイ行きに変更したのは今朝だった。ということは、送別会にも来ないつもりだったのか。教授が文書を盗むのに使ったのはマクギーのログイン情報だったことがわかる。マクギーは教授とランチをした時に、自分の子供の写真を見せようとログインし、そのまま置いて席を立ったことを思い出す。ケイシーは教授のフロッピーの中で先週作られたものを見つける。中には「追加の宿題」という文書のみだったが、分解してみると「答えは文書の中」と書かれたメモが入っていた。そのメモはギブスの山小屋の暖炉の写真をプリントしたものだった。すぐにトーレスとナイトがギブスの使っていた山小屋に向かうが、先客がいた。突然銃撃されたので撃ち返すと、相手は負傷しながらもバイクで逃げた。トーレスたちが撃った弾は胸の携帯に当たって命拾いしたようだ。すでに暖炉に隠された文書は持ち出された後で、地元の保安官事務所に検問を設けるよう要請する。カレンは1号線沿いの事業者から教授に送金があったことがわかり、LAに戻るという。山小屋近くに残されていた携帯電話は教授のものとわかり、教授を死に至らしめた犯人がそこにいたことがわかる。教授は最後の通話をアプリで録音していることがわかった。通話相手は「サイモン・ウィリアムズ」と名乗った。サイモンは各機関が重要指名手配をしている、もと工作員でスパイ活動や嘱託殺人を行う世界的な犯罪者だった。サイモンは30年前に訓練センターで教授の指導を受けており、教授は「一匹狼でチームプレーができない」としてサイモンを落第させたという。地元保安官の無線を傍受したケイシーは、パトカーが奪われたらしいという情報を掴み、GPSから付近の農場に隠れていることがわかる、NCISが急行し納屋の中を捜索すると、負傷した若い男が手持ちの物を燃やしていた。男は「サイモン・ウィリアムズ」と名のり、「我々は皆サイモンだ」という言葉を残して死ぬ。男の身元は分からず、燃やした携帯やUSBメモリーなどからデータを回収することはできなかった。テナントとブーンはハワイに戻ることになり、テナントとジミーは遅い食事をするため、ダイナーでナイトとトーレスと落ち合う約束をする。パーカーはFBIからサイモンに関する情報を手に入れる。FBIはサイモンの共犯者がハワイにいるという情報を掴んでいた。トーレスは自分も教授から捜査官を辞めるようにいわれたとパーカーに打ち明ける。ダイナーに向かったナイトとトーレスは、ジミーとテナントが誘拐されたことに気づく。無理やりな設定ですが、何とか3チームが集まりましたね。お初の人、久しぶりの人、それぞれに絡みを設けるのは大変だったでしょう。でもオールスターで訓練センターに行き、現役の上級捜査官の技を見せているところなど、楽しかったです。それにしてもLAチームからすると、パイロットエピソードで本家に出たのだから、何と14年前で、その頃からすると本家も随分かわりましたね。ハワイと本家は最近繋がりがあるので、次はハワイで、というのも自然かもしれません。LAにもハワイにも行ったことがないというジミーが念願かなって?ついに、ハワイにいくのかな。「サイモン・ウィリアムズ」というのが、どういう存在、組織なのかは興味深いです。オリジナルは教授が落第させた元訓練生だったのでしょうが、我々は皆サイモンなんて、それこそボーグかサイロンですよね。謎解きを楽しみに待ちましょう。
June 30, 2023
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これかー、例のゲストの回は。上手いなあ、今までのLaw & Orderシリーズとは全く違うドラマになって連続したストーリーなので、キャラクターの登場の仕方や描き方が非常に納得できるんだと思います。(偉そうに言ってすみません)そして、父と息子のドラマなんですね。新しい検事補シャピロが着任し、ドネリーらの組合に関する捜査を目立たないよう、迅速にやれという。確かな証拠が欲しいベルたちは、ドネリーの仲間の一人を寝返らせることを考える。ドネリーから自分の父親が正当防衛を偽装して武闘十字勲章を受けたことが気になるステイブラーは、ジェットに経緯を調べてほしいと頼む。ドネリーはステイブラーに、仲間のサントスが不安定なので見張ってほしいという。相変わらずドラッグの売人から金を巻き上げようというドネリーだが、DVで通報してきた妻には親身になって接する。バーナデットが自宅に戻り、ステイブラーは父のことを尋ねてみる。父は家庭では厳しい人だったが、良い警官だった。しかし、勲章をもらった時のことを尋ねると、バーナデットは当時のことを思い出し興奮して、疑うなんて許さないという。サントスは特に疑う状況にはなかったが、何度もボストンに通っていることがわかる。リハビリ施設で金を使っていることから、依存症があるのかもしれない。サントスが見知らぬ男と何かやり取りをしているのを見たステイブラーが声をかけると、ガードマンの風業をしているという。しつこく質問されて、「組合」での分前では金が足りないので、NYCで開かれる宝石博覧会で、宝石商のダイヤをジルコニアにすり替えると明かす。ステイブラーは一人では大変なので手伝うと申し出る。ドネリーは「組合」以外の仕事を禁じており、サントスはドネリーを恐れていた。ベルはサントスの車にマイクを付けるため、令状を請求する。ノヴァと兄のデリックは、ウェッブ夫妻の家に食事に招かれる。ウェッブは教会の慈善基金への寄付や、無料クリニックの設置などを申し出ていた。ノヴァは兄に彼らの金は受け取ってほしくないという。ベルとデニスは息子ジャックの洗礼をデリックに頼む。その席で、デニスはキルブライドの事務所に弁護士として復職すると話す。ベルは事情が事情だけに妻に良い顔をしないが、デニスは反発する。サントスの車にマイクを付け、ステイブラーとサントスは100万ドルのダイヤをすり替える仕事に向かう。警護しているハーリーというブローカーが定時の薬を飲む時にナイアシンを入れた水を渡して、気分を悪くさせ意識を失うすきに、ダイヤをすり替える作戦だ。ステイブラーらが会場に到着すると、車にドネリーが乗り込んできてサントスは驚く。実はステイブラーが知らせていたのだが、ドネリーはサントスを脅しただけでなく、ダイヤを奪うのに自分も参加するという。サントスが金が必要なのは、白血病の娘がいるためで、ボストンの良い病院で治療を受けさせるためだった。ハーリーが渡された水を飲んで気分が悪くなり、トイレで倒れる。その間にアタッシュケースの中のダイヤをキュービックジルコニアに何とかすり替えるが、ダイヤを受け取ったステイブラーにドネリーはもっと良い買い手があるから俺に預けろという。意識を取り戻したハーリーをサントスが空港に送ることになっていたが、ハーリーは異変に気づき、サントスを泥棒だという。もみあっている2人にドネリーが警官として割り込み、自分が空港に送るという。ハーリーはダイヤをすり替えられたので空港ではなく警察署に行くと言い出し、抑えきれなくなったため車をとめるが、ハーリーは銃を取り出し、ドネリーともみ合いになり、ドネリーはハーリーを撃ち殺す。翌朝、組織犯罪捜査班ではサントスの車内で録音された内容で令状を取り、逮捕に向かう。ウェッブから無料クリニックの金を受け取ったデリックに、ノヴァは自分がマーシー・キラーズに潜入している捜査官だと明かす。デリックとのノヴァの父親は警官で殉職していた。ステイブラーはかつての上司クレイゲンを訪ねる。クレイゲンとステイブラーの父親ジョーは年齢差があり、よく知っている間ではなかったが、勲章を受けた時に同僚だった。勲章を受けたときの話については、ステイブラーが何を耳にしたにせよ、ジョーは相棒思いだったという。彼らは今と違って、街が荒廃し犯罪が蔓延し、警察組織も崩壊していた時代だった。人員も銃も足りない中、安い給料で彼らは最善を尽くした。そんな状況でジョーは働き、当時としては優秀な警官だった。息子にこのメダルを渡したのは、ジョーなりに悔恨の気持ちがあり、息子にはこのメダルにふさわしい警官になってくれというメッセージだったのかもしれない。クレイゲンは我々は誰もが後ろめたいことがあるという。お久しぶりのクレイゲン警部、お元気そうでしたね。SVUの500話記念エピソードに出演した時はリモートでしたが、今回はステイブラーと直接顔を合わせる場面が見られて良かった。実は警官だった父親の真実については、家族には知らされず、ステイブラーが頼るのはクレイゲンしかなかった。まあ、クレイゲンもステイブラーにとって見れば父親のような存在でしょうが、それにしても「お前頭はどうした?」と言われそうな、あはは。マンチなら何か言うでしょうね。ドネリーがいう「警官を守るのは警官」という文化、あるいは鉄の掟かもしれませんが、それは今は多少事情が違ってきているのかもしれない。クレイゲンが時代が違うというのならそうですよね。今もし、ステイブラーが父と同じ状況になったら、仲間を守るのではなく内部監査に正直に証言するのでしょう。いや、どうかな、そこは気になるところですね。でもドネリーのような汚職警官はいつの世にもいる。ドネリーは、DV被害者には人情に篤かったり、病気の娘を抱えるサントスのことも理解していたり、人の心はあるのですが、全てを自分が管理しなければ気がすまない。サントスがコソコソと金儲けの話をしていると知ると、それに一丁噛んで、もっと金になるところでさばくという。それは「組合」の儲けを増やすためだったかもしれませんが、今回は明らかにミスしましたね。なぜハーリーがすり替えに気づいたのかわかりませんが、助け舟を出したつもりが最悪な結果になった。ドネリーもシカゴのヴォイトみたいに、一人で後始末するのでしょうか。サントスの逮捕から「組合」の存在を明らかにしてドネリーを逮捕する方針がどうなるのかですね。まだフィナーレまではありますから、簡単には終わらないですね。ベルとデニスの夫婦仲も何やら怪しい雰囲気。ノヴァがついに兄に真実を告げたことで、教会も判断を求められそうですね。
June 29, 2023
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ついに、このシリーズもファイナルを迎えたということを知り、まあそうだろうなと思いつつ、寂しいなあという気持ちが湧いたのは自分でも意外でした。それでも先シーズンのフィナーレは、打ち切りを覚悟していたような雰囲気でしたし、キャストも制作陣もこのシーズンが最終になるつもりで臨んだのだろうなあ。14年もよく続いたなと思うのは、クリス・オドネルの顔をみてしみじみと思います。エリック・クリスチャン・オルセンもうーん、年取ったなあ。良い感じで最終シーズンをまとめてくれると良いですね。ちなみにこのシーズンはNCISとクロスオーバーするだけでなく、「ハワイ」ともクロスオーバーして、サムが出張するみたいですし、また順番とかでモヤモヤしそうです。海軍の無人機を開発しているハヴロック・ヘインズ・エアロスペース社でラボが爆発し、清掃員が死亡、警備員が重症を負った。使われたのはニトラミン系の爆薬オクトーゲンで、NCISが捜査を開始する。キルブライド大将のもとに、シリアから偵察任務を行っていたチームが隠れ家が襲撃され、アメリカ人の女性の遺体を発見したという。持っていたIDがトゥルーディ・チェンバーズ名義で体格が小柄なことから、ヘティではないかという疑いがある。詳しくは身元確認作業を行ってからだが、カレンは動揺する。ヘティに危険が迫っていると訴えも、キルブライドは初めから危険な任務だったと、取り合わない。サムは嫌がる父親を娯楽施設に行かせるのに苦労する。ケンジーとディークスはローザを迎えて、慣れない親業を始めている。清掃員エステヴェスも警備員レイノルズも、身辺に不審な点は見当たらないが、情報を求めるためエステヴェスの娘から話を聞く。ハヴロック社の責任者によると、軍の兵器の開発を請け負うことを従業員が拒否して辞職したものがいるという。また、日頃から脅されることも多く、サイバー攻撃を受けていたという。エステヴェスの検視結果では、実際の死亡時間は爆発の数時間前だったことがわかる。犯人はエステヴェスを殺してIDを盗み、カートに遺体を隠して侵入したと見られる。エステヴェスの自宅を捜索するが特に気になることはなく、近隣の防犯カメラを調べることにする。キルブライドは、国家主導のデロではなく、同業他社による妨害工作であればよいがという。エステヴェスの車には漂白剤を使って証拠隠滅した痕跡があり、手がかりは得られない。ハヴロック社にサイバー攻撃を行っていたのは、レバノン国内からで、ヒズボラの関与が疑われた。特にアメリカとイランの関係が悪化してからは、イランはヒズボラの後ろ盾となっているという。NCISは西海岸のヒズボラのメンバーを調べることにする。ハヴロック社に不満を持って辞職したジャニスを呼んで話を聞くが、大量破壊兵器につながると持論を述べ、NCISが政府の手先ではないかという態度を取るので、何も聞き出せない。エステヴェスの自宅周辺の映像の中に、不審なクリーニング店のバンが写っていた。明らかにエステヴェスを監視していたようで、経営者のダリウス・ヴェイルから話を聞く。ダリウスはペルシャ系の二世だがヒズボラとの関係は不明だ。カレンがバンが犯罪に使われたのではないかと厳しく追及すると、ダリウスは故郷テヘランにいる家族に危険が及ぶと脅され、2人組の男にバンを貸したことを認める。彼らはダリウスの友人で不動産業に関わるエヴァも脅したという。作業スペースに使うため、無人のテナントを差し出したということで、NCISが突入のタイミングを伺う。ディークスが消防署の点検を装って入ると、男が脅してきた。構わず動くディークスに後ろから銃を突きつけたため、ケンジーが男を狙撃する。男はカナダのパスポートを持っていたが、疑わしい。その他にも数人分のパスポートがあり、空きのテナントで書類の処分をしていたようだ。書類を見ていたサムは、彼らがいらんの革命防衛隊の特殊部隊であることに気づく。イランの司令官で国民的ヒーローが無人機により殺害されていることから、これは報復なのだろう。ヒズボラではなく、国家主導のテロが行われようとしていることに、キルブライドは危機感を強める。他のメンバーは携帯の位置からポイントマグーに向かっていることがわかる。ベンチュラ郡海軍基地があり、そこはトライトン無人航空機計画の拠点でもある。キルブライドは2分以内にヘリコプターを入手し、先回りするよう命じる。やがてベンチュラ郡海軍基地の前にクリーニング店のバンに乗った工作員たちが現れ、銃を乱射しながらゲートを突破した。彼らはバンに大量の爆薬を積んで、それをコンテナ施設にぶつけ爆発させた。しかし、NCISが先回りしていたおかげでテロは失敗に終わり、工作員たちは制圧される。シリアでの身元確認の結果、遺体はヘティではないことがわかる。しかしヘティが使う偽名のIDをわざわざ使ったのは、ヘティが自分の死を偽装しなければならない状況にあるということになる。カレンは改めてヘティを捜索するため、シリアに行きたいと訴えるが、キルブライドは却下する。サムの父親は娯楽施設からヴィクトリアという女性と一緒にいなくなった。帰宅を待って話を聞くと、ヴィクトリアの夫が退役軍人で、寝たきりになっているので見舞いに行ったという。ただ、単なる話し相手になっただけではないという父に、サムは呆れる。オープニングのタイトルなどのフォントが変わりましたね。かっこよくなった?タイトルはおふざけですね。さすが爆破シーンは迫力がありましたね。あれ、冒頭のシーンはどうやって撮影したのだろう、もちろん危険を排除したプロの仕事なのでしょうが、それもこのシリーズの見せ場ですよね。さて、ヘティの消息が匂わせですが出てきましたね。どういう事情なのか、高齢のリンダ・ハントを出演させずにここまで来ましたが、今度こそ決着をつけるのかな。カレンとアナの結婚式やら、キャストの個人的な話題はもういつ終わっても良いという状況なので、生きていても死んでいても(!)、ヘティに何らかの決着をつけなければ終わるに終われませんね。やはりカレンたちはシリアに飛ぶのでしょうか。ディークスとケンジーがガチガチに過保護な両親になっているのが微笑ましく、こちらは毎日がハプニングと泣き笑いの連続なのでしょう、変化のあるエピソードを期待します。ファティマが司令塔役を担っているのが印象的で、必要となって大将の秘書ダーが雑用を引き受けているおかげで、チームがいい塩梅に動いているなと思いました。サムのパパは、本当に楽しい人ですね。シニアの娯楽センターになんか行きたくないとか、あーだこーだ言うパパの気持ちも、行かせたいサムの気持ちもわかるなあ。本当に親子の闘いなんですよ。それでも、パパの方が相当上手ですね。人生の楽しみ方を知っているなあ。まだ当分くたばらないでしょう。(笑)キルブライドが「チーム・アメリカ」と言って、ラウンドトゥリーが「hilarious」とコメントしたのは、「チーム・アメリカ・ワールドポリス」を想像してのことでしょうか。私は見たことはないですが、サウスパークの制作陣が作ったということは何となく想像がつきます。大将は言葉のあやだったのでしょうけど、相当アブない笑いですね。後、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」の言及がありましたが、これって、日本のUSJの方がハリウッドより早かったのですね。ナカトミプラザは「ダイ・ハード」のあれですが、LAの名所の紹介が楽しかったです。LAの夜景がきれいでした。
June 28, 2023
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何だか中身が薄いエピソードだなあという感想で、冒頭の「これはフィクションであり…」という部分に余計にモデルがあるんじゃないのと思いました。最近オリビアは見得を切ったり、凄んで見せたり、今更キャラ立ちさせたいのかなと思ったり。マンシー刑事ことモリー・バーネットがオープニングクレジットに入りましたね。プロサッカーチーム「キングズ」のエースストライカー、パウロ・ローシャが新たな大型契約を結び、スポーツ紙のインタビューを受ける。ホテルのスィートで、これからデートだというパウロの前に、イギリスからネリーという記者が現れる。ネリーはサッカーそのものではなく、私生活に関する質問し、ファンへの態度について批判的な意見をぶつける。パウロはマネージャーのアントニオにその場を外すようにいい、ネリーに酒を勧める。ネリーとパウロは8年前にロンドンで会ったことがあった。その時ネリーはパウロのファンだったという…翌朝、ネリーはSVUを訪れ、パウロにインタビューしようとして、2人きりになりレイプされたと訴える。ネリーは録音があると言い、そこでは迫るパウロにネリーが必死に「止めて」と繰り返していた。パウロはサッカー界で超大物であり、チームの顔、これは厄介な案件となりそうだ。まずパウロ本人に話を聞くが、レイプなどの苦情はないという。会話の録音があるというと、パウロは8年前にネリーと真剣に交際していたと明かす。それは情熱的で激しい関係だった。おそらくパウロが大型契約をして、金目当てでゆするつもりだったのではないか。ホテルの通路でもみ合うパウロとネリーの姿は防犯カメラに写っていたが、室内の様子はわからない。ネリーがSVUにパウロと交際していたことを隠していたのはよろしくない。しかも、パウロは先手を打って、ポッドキャストでネリーとの関係についてしゃべってしまう。記事で書いていることは嘘で、彼女は傷つけられたことを根に持ってやり返そうとしていると説明する。SVUがネリーの話を聞こうとすると、もうこの件には関われないといい、帰国を急ごうとする。実はパウロには知らせなかったが、彼との間に息子が生まれており、パウロ側はそのことを探り出し、レイプの訴えを取り下げなければ、息子の親権を争う訴訟を起こすと脅されたという。ネリーとしては、パウロの本性を世界に知らしめたかったというが、今は息子を守るために身を引くつもりだ。SVUとしては如何ともしがたいが、ネリーは「調べれば事実がわかる」と言い残した。パウロのアメリカでの苦情や犯罪については、クラブがもみ消しているのだろう。ただ、メキシコ人の女優と結婚し2年で離婚していることがわかった。シモーヌはパウロから1000万ドルの慰謝料をもらっている。ネリーの件について問うと、金目当ての嘘つきと切り捨て、パウロは誠実な夫だったという。同居している母親の様子を見てマンシーが声をかけると、パウロは女好きで浮気者で嘘つきという。実際、シモーヌのヨガ講師だったエボニーがプールハウスでパウロと一緒だったのを目撃しており、エボニーの服は破れていたという。エボニーはシモーヌの母親に首にされていたが、その後シモーヌを訴えたため、所属するジムも解雇されていた。エボニーの情報を得ようと、裁判所でファイルを探すと、パウロは性的暴行で12回も訴えられていたことがわかった。いずれも民事裁判で通報はされておらず、ほぼ示談になっている。2日前にも訴えた被害者がいたため、話を聞くことにする。ところが、すでに秘密保持契約をして話せないという。オフレコで、セラピストの女性はパウロのセラピー中に襲われたと明かす。一方、エボニーは強引に迫られたので催涙ガスをスプレーして逃げたという。被害を訴える女性たちから話を聞いた結果、いずれも強制的にさわられたり第1級性的虐待の被害を受けていたが、金をもらって示談になっていた。そこに刑事局長のマクグラスがSVUは一体何をしているのか、と飛び込んでくる。パウロ側はSVUが女性たちにしつこくつきまとい、嫌がらせをしていると主張しているという。このままでは市警を訴えると脅しており、警察委員会も事態を早急に収拾せよとおかんむりだ。オリビアとマクグラスがパウロのマネージャー、アントニオと面会する。すでに済んだ話を、SVUが関わった女性たちを苦しめていると言い、オリビアは憤慨するがマクグラスはオリビアを引き下がらせようという態度だ。パウロはオリビアを虫けら呼ばわりするが、オリビアも負けてはいない。オリビアはパウロの金の流れを追うように命じ、法人口座の方から被害を訴える女性に10万ドル支払われていることがわかる。それだけでなく、パウロの個人口座から3ヶ月ごとに10万ドルが引き出されていることがわかる。今朝も金が引き出されており、SVUがパウロを監視していると、一人の女性がパウロから金を受け取っているのを目撃する。それはマネージャーのアントニオの妻マルシアだった。マルシアに直接金のことを尋ねるが、マルシアは口を割るつもりはなさそうだ。しかし、アントニオとマルシアの一人娘アナはパウロとの写真を頻繁にSNSにあげており、16才になった昨年6月からパウロの写真がアップされなくなっていた。パウロの個人口座から定期的に金が引き下ろされ始めたのも、昨年の6月で、マンシーは偶然を装ってアナに話を聞く。アナは16才の誕生日の次の日からパウロと付き合い始めたという。セックスもしていて、自分から求めた。SVUはアントニオに事実を伝え、アントニオは弟のようにかわいがってきたパウロが娘に手を出したことに怒る。アントニオはSVUに協力し、マイクを付けてパウロに会う。幼馴染で、可愛がり守ってきたパウロが実の娘に手を出したことを追及すろと、パウロはアナの方から求めてきたと居直る。アントニオが銃を出してパウロを脅した時に、SVUが突入してパウロを未成年者へのレイプで逮捕する。パウロ側は取引で第3級レイプ罪を認めざるを得なかった。オリビアはアナに何がいけなかったのか、説明する。今はわからないかもしれない、でも将来大人のパウロが未成年のアナを搾取したことの意味がわかるだろう。オリビアは私もそうだったという。またまた警察組織は金と権力の前では無力だという古典的な構図で、正義の戦士オリビアが孤軍奮闘しているということですね。でも言いたかったのは最後のアナへの語りかけだったのかもしれません。パウロは近寄ってくる女性を捕食するプレデターで、良心の欠片もない。こうなると、一種の病気ですよね。ネリーとのやり取りは無理があったなと思いました。襲った数が多いので、パウロもすぐには思い出せなかったかもしれませんが、後からレイプ被害を訴えるのは女性側が不利なのに、記事にする時も個人的な恨みでしょう、と言われそうだ。しかも息子の問題があるので、裁判になると弁護側から徹底的にやられそうですね。パウロの元妻がパウロを「excellent provider」と呼んでいましたが、この「プロバイダー」という言葉は、以前に「ANGEL」で「Provider」というエピソードがあって、初めて本当の意味を知りました。浮気性なのは目をつぶっても、夫としては家に金を入れてくれて、家族に何の不自由もさせない、この状態が周辺に群がるビジネス関係や利権関係の人には美味しいのでしょう。それにしても、アナに3ヶ月ごとに10万ドルて、ものすごい金額ですね。すぐに国税局が調査に入るんじゃないか。今回のエピソードではマンシーの魅力が全開で、ヴェラスコの表情が大きく和らぎました。彼女の加入はヴェラスコの登場場面もセリフも増やして、とても良かったと思います。ちょっとロリンズに通じるところがありそうですね。
June 27, 2023
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非常に後味が悪くて、見ている途中も気分が重かったです。ちなみに、このシーズンはあと1話で終わりなのですね。コロナ禍の関係かもしれませんが、短くても波乱含みの激動のシーズンだったと言えそうですね。コロンビア大近くのエスニックなレストランで銃乱射事件が起こり、4人が死亡、重傷者がでた。目撃者によると、犯人は2人組で被害者がアフリカ系が多かったことなどから、憎悪犯罪が疑われた。従業員のヨセフは犯人の一人ともみ合ったというので話を聞くと、客の対応をしている時に店の奥から銃声が聞こえ、上着から銃を取り出す男を目撃したため、腕を掴んだという。男はヨセフを振り切り逃亡した。日頃、友人が嫌がらせを受けることはあり、ヨセフはショックを受けていた。ヨセフが犯行を阻止しようとした男は迷彩柄のジャケットを着た白人で、男は銃撃直後に姿を消し、防犯カメラの映像からは顔がはっきりしない。迷彩柄の男を追うと、周辺で撮影をしていた観光客の動画が見つかる。ホテルダンカンに滞在していると見られ、OAたちむかうと迷彩柄の男が現れた。身柄を拘束して話を聞くと、たまたま銃撃の場面に出くわし、店内の人を助けようと銃を抜いたのだという。しかし、NYCで銃の許可を受けておらず現場を離れた。FBIは男の供述に疑問を抱くが、ヨセフが腕を掴んだのはこの男で、犯人が男の発泡に驚き反撃したため、逃げたと主張する。真犯人は顔を覆っていたので人相は分からないが、背の高い白人だった。現場には2週類の薬莢が落ちており、そのうちの2発は迷彩柄の男の中から発射されたことがわかる。店の奥から撃ったのは40口径で、そもそも単独犯による犯行とわかる。犯行時に店内で撮影していた動画に、「お前は終わりだフランク」と叫ぶ男の声があった。被害者の一人がフランク・オルソンというアフリカ系の男性で、2発銃弾を受けていることから、犯人はフランクを狙ったが、そこに迷彩柄の男が乱入して銃を撃ったため、犯人は反撃し、そのためにさらに3名が犠牲になったということのようだ。つまり元々の動機はヘイトではなく処刑だったことになる。フランクは弁護士事務所の幹部で、8ヶ月前に元職員のニール・ジェイコブスが解雇され不当解雇だと訴えていたことがあった。訴えは裁判所に却下されたが、その後もニールはフランクの家に押しかけるなど迷惑行為を働いたたという。ニールは接近禁止命令が出ているにもかかわらず、2日前にも事務所に姿をみせたということで、すぐにニールの自宅に向かい身柄を拘束する。ニールはそもそも接近禁止命令が不当なもので、間違った情報を元に命令が出されていると主張し、逆に自分はフランクに評判を落とされるなど、被害者だという。銃撃については、アリバイが成立して不可能と見られる。エリースが防犯カメラに映る真犯人の追跡を行い、たった今ウィリアムズバーグのオフィスビルの前にいるという。ところがマギーとOAが現場に到着すると、エリースの言う情報とは違い、犯人の姿は見えない。その時、近くで銃声があがったので、マギーらはそちらに向かう。男性が足を撃たれて倒れており、犯人はそこにいた客の女性を人質にとって、車に乗って逃げたという。拉致されたのはラテン系の女性で、暴露系のサイトを運営するマリア・ムニョスと判明する。ここで悪徳企業や配偶者の不倫などがさらされると、取り返しがつかないことになる。今のところ殺されたフランクとマリアの関係はわかっていないが、会社で聞くと、マリアは日頃から脅されることが多いにもかかわらず、自分自身を守ることをしなかったという。オフィスの捜索をしていると、「ボブから電話あり」というメモが多数見つかった。ボブはサイトに投稿された書き込みと写真を削除するよう、何度も要請していた。書き込みはボブは小児性愛者だといい、どぎつい写真が投稿されていたが、ボブはデマであると否定、しかしマリアは削除要請を拒否していた。サイト側は書き込まれた内容については責任はないという姿勢を崩さない。ボブとは、やはりフランクの弁護士事務所の弁護士ボブ・エイヴリーで、先月40口径の銃を購入したことがわかる。すぐに逃走に使われたグレーのベンツを手配するが、記事が投稿されたのは以前で、今朝フランクに解雇されたのが直接の引き金になったようだ。悪い評判が広まるとクライアントから苦情が入り、事務所もボブを守りきれない状況となった。フランクの事は恨みから殺害したが、マリアを殺さなかったのは投稿した人物を明かすよう迫ったからかもしれない。やがてマリア本人から911通報があり、FBIに携帯のビデオチャットで繋がった。今は車のトランクに押し込まれ、娘の携帯からかけているという。追い込まれたマリアは娘に愛していると伝えてくださいというと、なぜかエリースが席を立ちマギーは心配する。OAはエリースのミスをかばうマギーに、捜査に影響を与えたとして、上司に報告すべきだという。マリアを乗せた車はマリアの自宅前で止まっており、FBIが自宅に突入すると、マリアは撃たれて死亡していた。ボブはマリアから投稿者の名前を聞き出し、そちらを殺すつもりなのか。ボブを小児性愛者だと訴える写真はディープフェイクによる合成とわかった。マギーはエリースの様子がおかしいことに気づき、専門家の助けを得るようにという。しかしエリースはこの事がバレたら今の仕事を失うといい、事実を認めようとしない。ボブの妻によると、サイトで嘘を書き込まれる1週間前に警官が訪れ、ボブが妻に対するDVで通報されたという。それも嘘だったが、通報した公衆電話はニールの自宅近くだった。ニールはボブに関する苦情を人事部に訴えており、ボブの昇進を嫉妬する気持ちが犯行の動機となったとFBIは考える。ニールの自宅に向かうと、銃声がありニールが負傷していた。ボブは窓から逃げたためスコラが負うが見失う。地元警察が数ブロックを封鎖して捜索を進める中、容疑者らしい倉庫に隠れている男がいるという情報が入る。しかし別の通報があり、防犯カメラの映像を追跡したエリースは地下鉄に乗ったという。ボブは窓から飛び降りた時に足を負傷しており、降りた駅125丁目の付近にはボブの息子が通っている。OAはミスを犯したエリースの情報より地元警察を信じるというが、エリースは自分自身が首輪爆弾で死を覚悟した時、娘に別れを言う事ばかりを考えた、ボブも同じだと主張する。OAはエリースを信じ、ボブの息子ジョシュが通う学校に向かう。やはりボブはジョシュに会うため学校の前にいたが、FBIを見て学生を人質にとって立てこもる。ボブはジョシュと話すまでは女子生徒を解放しない、近寄れば殺すと脅す。しかしジョシュは理由はどうであれ、父親が人を殺したことは受け入れられず、関わりたくないという。10分の猶予しかないため、マギーは自ら説得の役を買って出て最悪の事態を避けようとする。ジョシュが動揺していて父親と会いたがらないと告げると、ついにボブは女子生徒を解放し自分に銃を向けた。マギーの素早い行動でボブを無傷で拘束することに成功する。マギーはトラウマに苦しむエリースに、助けを求めるべきだと諭し、エリースは意を決してジュバルに話す。結局、追い込まれたボブは5人を殺して、他にも重傷者がいる。人質を取って立てこもり事件を犯した。一体、どれほどの罪になるでしょうね。スコラはニールが引き起こした「騒ぎ」がすべての原因だと言いましたが、こちらは名誉毀損などの訴えをボブ(あるいは家族)が起こさなければ罪にならないのでしょうね。そもそも言論の自由かもしれませんが、「ゲスをさらせ」というサイトをなぜマリアが開いたのか、そこも納得はできません。ディープフェイクの功罪はここでも。一つのきっかけが重大な犯罪をもたらす怖さを感じました。そして、何もなかったかのように仕事に復帰したエリースがやはりここまで無理をしてきたことが判明。被害者が若い母親だったということで、フラッシュバックしたのか、そこはわかりませんが、次のシーズンまで十分な休養を取り、元気になってまた戻ってきてほしいです。新人が入ったり変化のあるこのシーズンで、今回も思いましたがスコラの存在が大きくなった印象がします。男性のリードはOAということになりますが、スコラが4人のチームのなかでしっかり核となっているのではないか。銃の構え方や間のとり方など、BONESでDBの背中を見ていたのかななどと個人的な感慨が湧きました。(笑)
June 25, 2023
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『高等教育』わくわく楽しい準レギュラー、あの人の登場回ですね。なんでこう、満足度高いかなあ。海軍予備役将校訓練部隊(NROTC)の演習に参加する予定だったウィリアム・ワトソンが路上で服を脱いでいき、道路に飛び出した上、車に轢かれて死んだ。体温が40度以上あり熱中症の症状を示している。持ち物に携帯電話がなく、近くのカフェのレシートがあるため向かいの店の防犯カメラの映像を取り寄せることにする。ワトソンはカードを持たず、銀行口座もなく現金で支払いをしているようだが、高額なスニーカーを履いていた。麻薬の取引でもしているのかと考えるが、ワトソンに会っていたのは何とデライラだった。ワトソンとデライラは親しげに話ながら、裏口からカフェに入っていく。デライラはウェイバリー大学で基礎暗号学を非常勤講師として教えており、ワトソンもウェイバリーの学生だった。おそらく、デライラの教え子なのだろう。パーカーとマクギーが授業中のデライラを訪ねる。デライラはワトソンが死亡したことを知りショックを受ける。成績が優秀なワトソンとは、彼の研究プロジェクトについて話し合うため毎週会っていたという。ケイシーの毒物検査で合成麻薬が検出された。ただし致死量ではなく、体温が上昇したのはセロトニン症候群だったという。MADAとMAOI阻害薬が反応して合併症を起こした結果と考えられ、事故だった可能性もある。ワトソンが加入している社交クラブの寮を訪ねると、同室のローガンはワトソンは薬をやらない真面目な男だったという。成績優秀で他の連中とは違うということだったが、ベッドのマットレスの中からPCが見つかる。分析したケイシーによると、アメリカ陸軍のアルゴリズムが入っており、士官候補生の身分ではアクセスできないような内容だった。ワトソンは複数の政府機関のコードライブラリを保管しており、それらを組み合わせて、最強な暗号を作り上げていた。このアクセスキーを用いれば、どんなセキュリティもかいくぐることができ、悪人の手に渡れば大変なことになる。しかしどうやってシステムに侵入したのか。マクギーはデライラのアクセス権を使ったと考え、本人に話を聞く。ワトソンはコンピュータ科学専攻の優秀な1年生ではあるが、そういうことをするとは思えない。ただ、プログラムを見ていたデライラは自分が大学院生の時に作ったコードが使われていると指摘する。指導の中で、過去の失敗を見せて励まそうと見せたものをワトソンがコピーしていたらしい。意図しなかったこととは言え、デライラは責任を感じる。マクギーがワトソンのことを秘密にしてなければ、もっと早く対応できたかもというと、デライラは秘密にした覚えはないと言い、夫婦は微妙な雰囲気になる。ケイシーによると、ワトソンはUSBに暗号キーをダウンロードしたようで、遺留品の中にUSBはなく、身につけていたキーチェーンからむしり取ったような跡があった。デライラと面会した時はUSBがそこにあったことは確認されており、キーチェーンから漂白剤の成分が検出されたことから、社交クラブの先輩を尋問する。新入生は上級生の洗濯を任されており、ワトソンが漂白剤を使って洗濯を失敗したとこぼしていたマイクは、キーチェーンを触ったことを否定する。ワトソンは秘密主義で何も言わないタイプだったので、USBのことは知らないと言い、ワトソンの部屋を漁っていたジャレッドをワトソンが殴ったという。ジャレッドは海外口座に50万ドルを持っており、社交クラブに入った時に金が振り込まれていた。ワトソンのキーのことを知っていて社交クラブに入ったのか。NCISが寮でジャレッドを待ち構えていると、NCISの姿を見たジャレッドが逃亡する。「モリーのトリミング」というバンに乗り込んで逃げたのを見て、パーカーはFBIの潜入捜査用の車だという。ジャレッドこと、クラークソン捜査官は大学に潜み知的財産を盗む外国人スパイを追うため、学生に扮して潜入捜査をしていた。ワトソンはベラルーシの人物に雇われたことがわかっており、クラークソンはワトソンの携帯のクローンを作ることまでは成功したが、高度な暗号でやり取りされており、解読できていないという。NCISは解読作業を引き受けるが、さすがにケイシーでも解読できず、デライラに頼ることにする。マクギーは久しぶりに小説を書き始めていたが、ギブスがいない今、行き詰まっていた。デライラはそのことに気づいており、新しい創作のミューズが必要だと励ます。夫婦は仲直りし、デライラはワトソンの携帯を解読する。事件当日、ワトソンはベラルーシのハンドラーと会う予定だった。そのハンドラーとは、デライラの助手エヴリンだった、エヴリンはマクギーのことをデライラから聞いており、小説のファンだという。キーを作ったものの、ワトソンは大学生活を楽しみ初めて、エヴリンにとってお荷物になっていたのだろうと、メッセージの内容を突きつけて追及するが、エヴリンは自分にはアリバイがあると言い張る。確かに図書館にいたというアリバイは成立し、USBは未回収のままだ。デライラはワトソンのクラスメイトなら、アクセスキーの価値を知っているはずといい、落第点を取って教科途中で辞めたローガンに目をつける。ローガンは2日前に大学のサーバーに侵入していた。大学のキャンパスでローガンを捕らえて話を聞くと、ワトソンからUSBを借りて返すつもりだったという。そのため薬を使ったが、ワトソンがああなるとは思わなかった。目的は、社交クラブの雑用で振るわない成績を書き換えるためだった。マクギーは新しいミューズが現れたという。新作は天才暗号学者のデレナ・フレミングになるという。エヴリンは最初から怪しかったですね。先生の旦那さん、NCISの捜査官でミステリー小説の作家、よく知っています、会いたかったです~て、ワーワー言うので、嫌でも印象に残ります。ローガンの目的もすぐに想像がつきますけど、同室のワトソンを死なせて罪悪感はないのだろうか。そういえば、大学寮でルームメイトが自殺したら、オールAを与えるというような本当かどうかわからない話がありましたっけ。マクギーが一言添えても良かったかも。デライラ、事件解決に大活躍でかっこ良かったですね。着ていたお洋服もおしゃれだった。なぜ今頃になって小説を?と思いますが、「デライラも使える!」と制作陣が気がついたということでしょうか。双子が学校に入るまで待っていたとか。(笑)ミステリー作家と車椅子探偵で、事件を解決!のスタイルが、先先シーズンくらいから定着しましたね。ギブスがいなくなるまでは小説は順調だったのかどうかはわかりませんが、新キャラクター誕生は良い傾向だと思います。ナイトやトーレスが自分のキャラクターはこうしてほしいとか、BONESにもそのような会話がありましたね。当分このネタで盛り上がりそうです。
June 23, 2023
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おっと、今週はハードボイルドでなかなか良かったぞ。闇の世界は奥深いな。それを盛り上げるのがやはりドネリーであり、ヒューゴなのでしょう。デニス・リアリー、やっぱりかっこいい~ステイブラーはドネリーの口利きで、37分署に事務職として働くことになった。潜入捜査に入る前、セラピストに仲間を裏切ることに複雑な気持ちであると語る。ステイブラーの父親は仲間をかばって負傷して勲章を受けるなど、昔ながらの警官の絆を守る人だった。人権派の弁護士、ボニー・エリスが売春で逮捕されたアンジェリカ・グスマンと共に自宅前で撃たれる。近辺のゴミ箱に凶器の銃が捨ててあり、37分署の管轄だ。ボニーの携帯にヒューゴの携帯から事件の数時間前に電話がかかっており、ステイブラーはマーシー・キラーズが関わっていると考える。しかしヒューゴはノヴァに、警察に追われているが自分ははめられたと訴える。ヒューゴにはアリバイがあるのだという。ボニーはイーストニューヨークでギャングの休戦に関わった後、性的な人身売買の被害者支援団体を立ち上げていた。ボニーのオフィスではアンジェリカがその被害者かどうかも、マーシーとの関わりもわからないという。37分署ではよそ者のステイブラーには冷たい視線が向けられる。分署長のダーネルは押し付けられたステイブラーを露骨に嫌い、大人しくしていろという。騒ぎを起こせば次こそ退職だ。しかしドネリーは分署長のことなどどこ吹く風で、「組合」に入ったステイブラーに仕事を教えるという。「組合」はドラッグの取引でマーシーと関わっていたが、今はマーシーは独自の販売網を築き上げている。しかしドネリーは有力な情報提供者を抑えているという。ステイブラーは「組合」と人身売買との関係を尋ねるが、ドネリーは娘がいるので自分はやらないと答える。ノヴァはベルにヒューゴは無実であると訴える。ベルは証拠に基づいて捜査を行っており、無実なら出頭すればよいと返す。売春の斡旋については、ウェッブが信条としてやらない。ボニーとヒューゴの関係については分からないという。ノヴァとベルは立場の違いからお互いを批判しあう。マルドナド刑事の妹ティナはストリートで売春をしており、アンジェリカについて情報を求める。アンジェリカの背後に元締めがいたかどうかはわからないが、一人でやっているように見えた。ただ特別な客がよく来ていて、白いSUVでやってきて、白人で顔に火傷の痕があったという。ドネリーはステイブラーと「特別捜査」に出かけ、売人スティックスを逮捕する。脅して仕入先を吐かせると、ドネリー、ステイブラー、サントスがマーシーのドラッグ工場に突入する。すでに連絡があり、大半の証拠品と労働者たちは姿を消していたが、保管庫には大量の銃があった。ステイブラーが横領しようと袋に詰めていると、隠れていたマーシーのメンバーがステイブラーに銃を向けた。ステイブラーは自分の銃を取り上げられており、気づいたドネリーが身を挺してステイブラーを守り銃弾を受けてしまう。ステイブラーは反撃して、すぐに救助を求めたため、ドネリーは命をとりとめた。ドネリーは適切な対応をしたステイブラーに感謝し、横領した銃を処分するためヴァンアラーを監視してほしいという。最近ヴァンアラーは何かおかしい、ビクビクしているように見えるという。アンジェリカが白いSUVに乗り込むところが路上カメラに写っており、車の持ち主が判明する。しかし実際は隣人に脅されて車を貸していたことがわかり、それがヴァンアラーだったため、ベルはステイブラーに連絡を取ろうとする。ノヴァはヒューゴの居場所をベルに伝える。おばさんの家で隠れていたヒューゴは、ボニーとの関係について、ギャングの休戦で知り合いお互い街を平和にする活動をしていたという。ヒューゴは売春の元締めと組む汚職警官にはめられ、去年その警官から銃を取り上げられていたのを凶器にされたという。ボニーはその警官を訴えようと準備して、アンジェリカも証言をすることになっていた。ヴァンアラーは銃の処分の場所でステイブラーに待つようにいう。引き渡す銃の製造番号はノートに記録されており、ステイブラーは控えを取る。戻ってきたヴァンアラーに電話があり、表情が曇っているのを見てステイブラーは何があったのか聞き出そうとする。ダーネル分署長から、ボニーら殺害事件で内部監査がヴァンアラーに話を聞きに来ているという連絡があった。ボニーは組合のことを知り動いていたが、内部監査が調べれば全て明らかになる。このことはドネリーには決して知られてはならない。ステイブラーは内部監査にどう話すべきか相談に乗ってやると持ちかけ、バーで飲もうと誘う。ヴァンアラーは子供に電話をかけるので先に行ってくれといった。気になり戻ったステイブラーの眼の前でヴァンアラーは自らを撃った。ヴァンアラーが人身売買に関わっていたことをドネリーは本当に知らなかったようだ。情報はSVUに渡し、銃を処分した金はドネリーにわたすことにする。ヒューゴはウェッブの前で逮捕された状況を説明する。「組合」の横暴さを訴えるヒューゴに、ウェッブは信頼する幹部が秘密を持ち、嘘を付かれることのほうが重大だと、ヒューゴの忠誠心を疑う。お前は裏切り者かというウェッブにノヴァも緊張する。間に入ってヒューゴの弁明をしようというノヴァに、ヒューゴは置かれた状況を理解したという。ノヴァは先日ベルのことを「白黒をはっきりさせる警察の人」と非難したことを詫びる。ベルは潜入捜査で捜査と自分の境界線がわからなくなることを懸念し、あくまでも警官であることを忘れないでほしいという。ドネリーは早々と退院し、仲間の元に戻ってきた。ヴァンアラーに何があったのか尋ねるが、ステイブラーはよくわからないと答える。ドネリーはこの仕事は度胸が必要で、ヴァンアラーは向いていなかったと結論づける。ドネリーは実はステイブラーの父親が仲間をかばって負傷したというのは作り話で、当時のパートナーがガサ入れの時に丸腰の少年を射殺してしまったため、ステイブラーの父親が家の中から銃を持ち出し、それでパートナーに自分の足を撃つように言ったと明かす。正当防衛を偽装して勲章を受けたことになる。停職中のステイブラーがドラッグ工場でドネリーと大立ち回りしたことで、ダーネルはステイブラーの免職を申請していた。ところが上層部の判断で、ステイブラーにお咎めはなく銃も戻された。ダーネルはステイブラーの後ろ盾となっている人物は良くない人で、いずれ後ろから刺されるぞと忠告する。ステイブラーにとって父親は尊敬する、りっぱな警官で、武闘十字章にふさわしい人だった、と思いたいですよね。でも実は違った、となると息子としては複雑です。時代の違いかもしれないが、正義よりも警察の身分を守る事を優先した。そんなことドネリーに言われたくないですが、善悪の境界線をずらすことで悩むステイブラーにとっては、さらに混乱を招くことにならなければ良いですが。そもそも、警察内ギャングに何ら正当な存在理由はないので、仲間を売ることに悩む必要はないと思いますけど。それよりも最初は口うるさいダーネル分署長のことなど無視してよいと言われていたのが、こちらこそ裏切ることに罪悪感を感じるのじゃないかあ。37分署はデフォルトが「悪」で、ダーネルにお前なんか辞めさせてやる!と言われて、初めて署員から受け入れられたみたいなリアクションには驚きました。でも、そうなると逆にダーネルこそ、警察官の信念を守る数少ない正しい人に見えてきます。ステイブラーの背後に上層部の思惑があると理解したダーネルが、そいつに裏切られるぞと忠告してくれた。誰も知らない人身売買の黒幕が実は警察の上層部と繋がっていると言いたかったのか。あるいは、今までもステイブラーが潜入捜査官だと気づいたのか。ここは気になるところでした。ノヴァとベルのやり取りでは、さすがベテランのベルを見せつけましたね。ヒューゴはノヴァにとって、闇の世界のメンターなので情が湧く。ウェッブから叱責を受けたら、かばいたくなる。こちらもその道のベテラン、ヒューゴは可愛い弟子のノヴァには迷惑をかけられないということでしょうか。マクドナルドの妹がストリートに立っているというのは驚きでした。次に何か取り上げられるのかな。
June 23, 2023
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何だか、ちょっと妙な雰囲気の回でしたね。あえて男性対女性という構図を作って、社会の変化と性犯罪を見直したかったのか。ゲストの人は「クリマイ」の初期に出ていた人ですね、あまり覚えはないけど。証券会社に勤務するマギー・ディアンジェロが意識もうろうと歩いている時に倒れ、そばにいたホームレスの男に病院に運ばれる。性的暴行の形跡と首には締められた痕があり、薬物が検出されたことから、SVUが対応する。しかも発見された時マギーは口の中に下着を押し込まれていた。しかしマギーは自分は子宮がんのせいで組織の損傷がありセックスはできないのでレイプはありえないと主張する。仕事熱心なマギーはそれよりも会社の買収の話が進んでいて、自分のことなど後回しでよいという態度だ。ロリンズは自分に起こった事件を認めたくないのだと理解し、レイプ検査も強く勧めず、話だけ聞く。昨夜は上司のスペンサーと同伴してパーティに参加したが、記憶がすっかり消えている。病室に現れたスペンサーによると、ビジネスマンの集まるパーティで、性的な雰囲気のパーティだが、マギーは一人でいなくなっていたという。パーティが行われた西10丁目の会場は空き家で、昨夜は誰にも貸していないという。パーティの主催者も不明で、すっかり片付けられていた。空き家の所有者は大手の資産運用会社だという。マギーを運んだホームレスは「でかいカラスに追われていた」と証言したが、防犯カメラにはマギーらの後を、カラスのマスクをした男が付いて歩いているのが写っていた。その映像を見たマギーは、パーティでこの男がいて酒をくれたという。顔は覚えておらず、ただ「君の首はモディリアーニの絵のようだ」といった声は覚えているという。・口の中に詰め込まれていた下着から精・液が検出されたことを告げると、マギーはやっと被害にあったことを理解し、レイプ検査に応じる。上司のスペンサー・ルイスは夫婦とも性的に自由で、マギーは優秀な人材のため自分が傷つけるはずはないという。昨夜のパーティについて情報提供を求めると、今夜また別のパーティに正体されていると明かす。SVUはパーティを張り込むことにし、スペンサーのDNAを採取する。スペンサーの会社を買収する相手の代表リナ・ヘスがSVUの捜査に関心を示す。オリビアは捜査に関する詳細は答えなれないという。DNA検査の結果、スペンサーは証拠品と一致しなかった。マギーは何があったのか知りたいと積極的な姿勢を示すが、オリビアは手がかりが見つかれば見極めるのに協力してほしいと押し止める。パーティ会場に入ったSVUは、参加者の様子を確認して家宅捜索を実施する。各部屋をチェックすると、地下室に隠し部屋がありそこで全部屋にカメラが仕掛けられ、モニターされていることがわかった。パーティ参加者の知られたくない性癖はそこでしっかりと録画されており、今日はカラス男は来ていないかった。参加者にカラス男について追及すると、名前は分からないが首を絞めるのが趣味らしいということがわかる。参加する男性は女性同伴が必要で、主催者は相変わらず判明しない。撮影する目的は社会的にパワーのある人物の秘密を握って脅すためか。カリシは西10丁目のパーティも撮影されているとして家宅捜索の令状を請求する。2つの物件を所有しているのは、テクトニク社のリナ・ヘスだった。スペンサーの会社を有利に買収するために脅すつもりなのか。オリビアとフィンがリナのオフィスを訪ねると、リナは西10丁目の物件の捜索令状の報告を受けたという。無許可でパーティが開かれ、自分たちでも事情を調べているというが、全室モニターしているのは高額物件のセキュリティのためだと説明する。オリビアは開き直るリナに、もしマギーが襲われた件との関係が明らかになれば逮捕すると告げる。映像の中の人々はマンハッタンで最も豊かでパワーのある階級の人だが、顔は知られていない。カリシはリナのような人々は全く異なる司法制度の元で活動しているのだという。押収した映像の中にマギーの首を7回も絞める「カラス男」の姿があった。窒息させており、犯罪的性・行為と殺人未遂が成り立つ。マスクを取った顔が写っており、スペンサーに確認する。スペンサーは先月会ったNYオーケストラのティンパニ奏者だと明かす。イーサン・シュミットは自宅にカラスのマスクを所持し、マギーに使われた薬物も発見された。マギーはイーサンの顔を見ていないが、声を覚えていることから、声の面通しをしてイーサンを犯人だと特定する。イーサンは子供の頃から小鳥の首を絞めるなどの行為を行い、首を絞めたいという衝動に駆られるようになったという。取引でパーティの主催者を教えるよう求めると、オーケストラの支援者でもあるリナ・ヘスと明かす。演奏会の後に話をすると彼女は理解し、イーサンの欲求を満たす場と薬を提供してくれた。欲求は増すばかりでイーサンは衝動に支配されるようになった。SVUはテクトニク社に向かう。なぜ録画していたのかと問われ、リナは世界で最も残酷な犯罪をするのは男たちだと言い、男がいなければ世界は平和だと極論をくりだす。だから男たちをはめて脅迫するのかというオリビアに、リナはただ燃えやすいものを与えるだけで、彼らは勝手にそれにマッチで火をつけると答える。しかしマギーはその結果傷つけられた。オリビアはリナを逮捕する。家宅捜索で、他にもパーティの参加者を撮影した動画が大量に見つかった。NYCの有力者の半分を破滅させるつもりなのか、オリビアはリナの動機に彼女自身が被害者なのではないかと考える。罪状認否でリナは保釈を認められた。判事はリナに弱みを握られているのかもしれない。マギーはオリビアに手術を受け傷を直してセックスできるようにしたいという。トラウマの克服のために手を貸すというオリビアに、マギーは自分が被害にあっている映像を見たい、セラピーではなく、自分のやり方で納得する権利があるという。リナが逃亡したという連絡が入る。タクシーの中でGPS発信機を外し、飛行機に乗ったようだ。タクシー内に落ちていたマッチに電話番号があり、オリビアが電話をかけると、機上のリナはオリビアのような女性ならあの映像で多くのことができるだろうという。火遊びはやめなさいというオリビアに、リナはそれでは面白くないと答える。最後のリナは「ブラックリスト」みたいでしたね。まあ、彼女はソシオパスなのかな、オリビアもさらに強面な印象で、オリビアの新しい敵出現という扱いなのでしょう。男性を陥れようとする女性が回り回って女性の敵、というのが新しい切り口ですね。彼女が被害者だったかも、ということなので、そちらが明らかにされるエピソードがあるのではないかと思いました。今回の被害者マギーの言うことがもっともなのか、それともやはり長年の経験から発言するオリビアが正しいのか、ということについてはどっち何だろう。被害者に個人差があって、トラウマとの向き合い方も様々だというのはわかるような気がします。ただ、マギーが仕事一辺倒から自分の幸せを考えるようになれたのは良かったなと思いました。マギーを苦しめたイーサンについては、リナは脅すつもりだったのかなあ。そんなに金持ちでもパワーを持っているわけでもないと思いますけど、リナはスコポラミンまで供与していたのだから、それこそ燃えやすいものを与えて大火を起こすのを待っていたと考えられますね。私はブラームスのシンフォニーでは第2番が一番好きですが(ブラームスのは全部好きですけど)、ティンパニというと、あそこの部分かなと思います。ただちに遅いように、クレッシェンドて、どこの部分のことだろう。首を絞める楽しみは振動がただちに遅いようになること、そんなことでブラームスを引き合いに出されるのは嫌ですね。冒頭、アマンダがロースクールの学生に性犯罪が起きる過程を説明して、自分も欲望が抑えられなくなってしまったところ、本来の彼女が戻ってきたという感じでしたね。カリシは幸せものだ。
June 19, 2023
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スコラの経歴である、元ウォール街のデイトレーダーを活かすためのエピソードでしょうね。まずタイトルの「ショートスクイズ」を理解してから見たほうが良かったかも。さらに、劇中言及されていますが「GameStopのショートスクイズ」をモデルにしてこのエピソードを作ったと見られ、こちらも知っていたら、もう少し理解できたかも。何せ「空売り」て何ですか?というレベルの庶民なので、このエピソードは見ていても盛り上がりませんでした。証券会社のCEOティモシー・デイヴィスが自社の購入アプリを停止して、個人投資家が乱高下するキックス社株の購入をできなくした。証券委員会(SEC)と全米証券業協会からの要請だったというが、SECの前には怒れる投資家が集まり、デイヴィスを詐欺師だ、騙されるなと激しく糾弾する。その時、デイヴィスが額を撃ち抜かれて死亡する。スコラはこの背景には個人投資家と巨額の空売りで株価の暴落を狙うヘッジファンドとのせめぎあいがあるという。ガンの治療薬を開発するキックス社の株価は急騰していたが、ディヴィスがアプリを停止したために、株価は75%も急落した。これはアプリのユーザーとしては大金を失うことになり、大口投資家の空売りを助ける結果になったといえる。FBIが殺人事件の捜査を始めるが、現場で足止めされている個人投資家の中に特に声高にデイヴィスを批判しているものがいた。キックス社CEOのネイサン・ゴールド本人で、自社の株主を応援するためにいるとここに言い、デイヴィスが死んで良かったかのような態度だ。デイヴィスの妻は夫が日頃から脅されていたことを認め、SNSで一斉攻撃をされたという。夫は元々ウォール街を嫌って、一般人のためにアプリを作ったのにこんなことになるとは。昨日も見知らぬ男が家の前で夫妻に執拗に抗議し、妻の腕を掴んだという。防犯カメラの映像で、その男がSEC前の現場にもいたことがわかり、射殺直前に姿を消したことから身元を探す。チャットルームで激しくディヴィスを批判する「オオカミ789」という人物が浮かび、「SECでデイヴィスの死を見届ける」と書き込んでいた。身柄を確保して書き込みの意図を尋ねると、アプリを停止したデイヴィスの目的を知りたかっただけで、フォロワーを煽ったと答える。男はデイトレーダーでブロガーだという。殺人については、その瞬間を動画で撮影しており、自分ではない。動画には北西の方向から狙撃された様子が写っており、その方向を映す防犯カメラには、マスクをした男が銃を持って車に乗り込む様子が写っていた。車のナンバーからエリオット・プランクという元軍人が浮かぶ。プランクも社会革命をうたう組織に所属しており、家宅捜索を行う。妻によると、昨夜プランクはキックス社で株を大損し、怒って銃を持ち出ていったという。チャットルームに「デイヴィスのような、社会主義者の皮を被ったオオカミらは死ぬべき」という発言があり、プランクは次のターゲットを殺すつもりのようだ。その相手とはオオカミ789で、スコラとティファニーが自宅に警告に向かう。男はフォロワーを操り、彼らにキックス株を買わせた後、自分だけ暴落前に売って大儲けしていた。その時、家の外から銃弾が撃ち込まれ、スコラとティファニーはプランクの姿を確認して後を追う。ティファニーの活躍で、見事プランクを逮捕した。プランクは無知なフォロワーを操ったと主張する。一方、キックス社のゴールドはマスコミで発言を続けており、スコラは自社株を実際より価値があるように見せていると解説する。ジュバルは息子が白血病の治療を開始したばかりで、ゴールドがいうがん治療の薬に関心を持つ。その様子を見て、スコラは「個人」としてゴールドに会い、株価操作をして金儲けをするゴールドのやり方は最低だと告げる。チャットルームでえせ社会主義者がデイヴィスをやり玉に挙げて、デイヴィスが殺された。ゴールドが大衆を扇動し続ければ更に人が死ぬだろう。チャットルームで嘘を垂れ流し、人々を煽ることをやめないのなら、どんな罪でもゴールドを捜査する。スコラの本気の脅しにもゴールドは、ひるむことなく、信念を持ってガンの特効薬を作ると言い続けると答える。その時スコラは何者かに殴られて意識を失う。目撃者によるとゴールドは黒い覆面をした男に銃で脅され、黒いSUVに乗せられていた。ゴールドは自らを天才科学者と称し、10年以内にすべてのガンを治療できると主張している。やがて誘拐犯が生配信を始め、ゴールドががん治療薬を開発すると言っていいるのは嘘で、治験では効果が認められず少年1人が死亡したと訴えた。ということは、誘拐犯は治験の関係者か。キックス社のCOOのレインは、事実を開示するには弁護士と相談しなければならないと、CEOが誘拐されたにも関わらず頑なな態度を崩さない。スコラは様子をうかがう社員に声をかけ、オフレコで治療薬が完成間近というのは言い過ぎで、白血病で少年が死亡したのは事実ということを聞き出す。少年の父親はゴールドと研究チームを罵ったというが、本人は誘拐事件に関しては今更息子は戻ってこないという。キックス社が倒産すれば金が入る立場で、研究に関する真実を公にすれば株価が下がることになるという。スコラはゴールドに薬は効果がないと認めさせれば株価が下がり、空売り投資家が儲かるという仕組みで、最大の空売りをしているヘッジファンドに目をつける。GXCキャピタルのクレンショーはゴールドに対し、中傷的な投稿を繰り返している。現段階でキックス社では3億5800万ドルの損失を出しているが、クレンショーはFBIにキックス社がどうなろうと、大量の資金を有する立場では問題はないと答える。リスクをかぶるのは投資家で、自分は手数料と成功報酬が入るからだ。ティファニーがゴールドが詐欺をしているとなぜ思うのかと質問すると、クレンショーはニックというトレーダーの確かな情報があるという。ニック・ウィルクスというトレーダーはこの数日在宅勤務をしており、ストレスを抱えているらしい。キックス株を空売りし、ゴールドは嘘をついているなどキックス社に固執しているという。実際、大損失をしており黒のレンジローバーを借りていることがわかった。車の行き先を追うと、別人が乗り込んでいて男2人が車を降りて貯蔵庫の方に向かったと証言する。2人分の熱源が探知され、ニックとゴールドと見られる。マギーは投降するよう呼びかけるが、ニックはキックス社が研究の真実隠蔽を世界に知らしめなければ、殺すと主張する。FBIはCOOのレインに公に研究結果を発表してほしいと頼むが、株主への責任があり会社の利益を守るのが自分の仕事だと引かない。命を狙われているゴールドを助けるためであっても、もしそういうことをすればゴールドは自分を首にするだろう。やむなく、カスティーヨがキックス社の最高科学主任と名のり、ニックの眼の前でマスコミ発表すると申し出る。ニックの気をそちらに向けている間にOAらは背後からニックを制圧し、逮捕する。救出されたゴールドはそれでも治療薬を完成させるとアナウンスし、株価は35%アップした。ジュバルは一父親の立場で本当にキックス社の薬で白血病は治るのかと尋ねる。ゴールドは自信持ってイエスと答える。ティファニーは結局、今回の勝者は誰なのかと呆れる。スコラはカジノと同じで常に胴元が勝つのだと答える。スコラがウォール街を辞めてFBI捜査官になった理由を知りたがるティファニーに、スコラは金儲けではなく社会を変えるような仕事がしたかったと答えるが、実はウォール街で成功しなかったわけではない。つまり、本当に裕福らしいのだ。カスティーヨはスコラの単独行動を批判し、二度としてはならないと告げる。500グラム30ドルのコーヒーて、特別高いとは思いませんが、とはいえ、我が家のコーヒーは安売りの10ドル程度ですね。(笑)人によりささやかな贅沢は許されるでしょう。本当の金持ちというのは、ブランド品をこれ見よがしにつけてはいないけれど、どことなく品の良さや佇まいを感じさせるものだそうです。スコラはおそらく一生働かなくても良いくらいの金は手に入れて、趣味で公務員をやっているということなのかな。庶民派のティファニーからすると、メチャクチャ嫌味ですね。先週急に息子が深刻な病気になったジュバルのような、わらにもすがる思いで情報を求める人に対して、金儲けなのか自分が特別な存在だと思い込みたいのか、ゴールドのような存在は罪作りです。研究開発には透明性が求められますが、治験の現場では何が起こっているのか明らかにされず、金儲けと自分の立場を守りたい人がうごめいている。嫌だなあ。だからスコラの怒りにつながるわけですね。だからデイトレーダーを辞めたのか。今回は普段クールなスコラらしからぬ行動で、カスティーヨが叱っていましたが、ゴールドにやり返さなければ良いですね。それにしても元軍人をガチで倒したティファニーはすごかった。素人ならではの感覚がクレンショーから情報を引き出したことになり、これも良かったです。
June 17, 2023
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『ターキートロット』ターキートロットは感謝祭の時にアメリカ全土で開催されるマラソン、長距離競走で、チャリティ目的のものがあったり、参加者が楽しむ目的のものもあるようです。感謝祭に付き物の家族ネタかなと気楽に見ていたら、ぐっと引き込まれて見てしまいました。「キャンペーンもの」かもしれませんが、キャストらの演技がとても良かったと思います。それがなければ成り立ちませんね。NCISは地元で開かれるターキートロットで挨拶をするストック大将を警護するため、チーム全員が現場で配置につく。ジミーとケイシーはランニングに参加する予定。大将がスタートの号砲を撃った瞬間、乗っていたフロートが爆発し騒ぎとなる。その直前、NCIS職員を装った不審な男がいたためパーカーたちは話を聞いていた。男は大将の熱心なファンで、一緒の写真を撮りたいと主張したため、重要参考人として爆発事件との関連を聞く。大将は無事で怪我をしたお付きのジャイルズ大尉も命に別状はなかった。ボブという男は海軍を不名誉除隊しており、前科あったが爆弾は仕掛けていないという。海軍にいた時に大将を見かけて一目惚れしてしまったという勝手な言い分だったが、ケイシーによると爆弾ではなく銃弾がフロートのガソリンタンクに撃ち込まれ爆発したことがわかる。凶器は45口径でサイレンサーが使われており、至近距離から撃ったと見られる。今日は祝日なので会場の監視カメラなどの映像が手に入らない。ナイトは日頃仲の悪い妹から、感謝祭のサプライズランチに誘われており、パーカーはそちらを優先するようにいう。ナイトの両親が離婚した時、姉と妹はそれぞれ父側と母側に分かれて引き取られら。性格的にも真逆な姉妹で、ナイトは妹の気ままな行動に愚痴をいいケンカになることが多いため、ケイシーを仲裁役として一緒に行くことにする。捜査は祝日のためはかどらなかったが、ボブの撮影した写真の中に銃を持った緑色の服を着た男が映っていた。妹のロビンの部屋を訪ねたナイトはさっそく些細なことで言い合いをする。ロビンは頻繁に仕事を変えており、今はエネルギーヒーラーという新しいビジネスを始めたところだという。そこに彼氏のチャーリーがやってきた。それは何と、今朝大将を吹き飛ばそうとした緑色の服の男だったが、ナイトらは知らない。チャーリーは携帯で会話しているナイトとケイシーに家族のルールで携帯をオフにしようと取り上げる。その直前、ケイシーはロビンの名刺の写真をジミーに送っていた。明るく積極的に話をするチャーリーを前に、ついにロビンは彼と婚約したと明かす。それがサプライズだったというのはナイトの予想通りだが、チャーリーと出会ったのは2週間前、過去に4度も婚約したことのあるロビンに、ナイトは文句をぶつける。チャーリーはいきなり「ケンカをやめろ!」と怒鳴り、場は微妙な雰囲気になる。チャーリーはなぜかナイトに関心を示し、過去に所属していたREACTのことを知りたいという。ロビンから聞いたというが、ナイトは不審に思う。NCISではチャーリーの身元が空港警備員のチャールズ・サミュエルズとわかり自宅に突入する。銃はなかったがサイレンサーはあり、彼が今朝の犯人なのは確かだ。サミュエルズにはジョセフという軍人の兄弟がいて、死亡していることがわかる。パーカーがゴリ推ししてやっと公園の監視カメラの映像を手に入れるが、違う角度からの写真ではサミュエルズの狙いはナイトであることがわかる。チャーリーがしつこくREACTについて問いただそうとするのでナイトとケイシーは帰ろうとするが、チャーリーは銃を出した。ケイシーはその銃を見て、今朝の犯人であることに気づく。チャーリーは狙いは大将ではなくナイトだと訂正し、ジョー・サミュエルズのために正義を求めるという。ロビンに近づいたのもナイトの行動を知るためだった。ジョーは海兵隊に入り3度アフガニスタンに派遣されたが、帰国後別人のようになり自殺していた。ボルティモアの橋で引き留めようと説得したのがREACTで、直接担当したのがナイトだった。パーカーは連絡が取れなくなっているナイトとケイシーの居場所を調べるため、ロビンの名刺から住所を探る。チャーリーは、兄を救えずに死なせたのはナイトが説得に失敗したからだと決めつけた。ナイトは何時間もジョーと話をし、その中でアフガニスタンから戻ってからチャーリーの前では不幸であることを見せないようにしていたという。ジョーはチャーリーのことをどれほど愛しているか語った。チャーリーはナイトの話が信じられず、ナイトは妹からもらった腕時計を外すと、そこに彫り込まれているイニシャルについて語る。これらは任務中に救えなかった人々のもので、ナイトにとって決して忘れることのできない人々だ。あなたの気持ちがわかるというナイトに、チャーリーは妹を殺さなければわからないという。NCISではロビンのアパートを突き止め、現地に向かう。興奮したチャーリーが銃を発射して緊張が高まる中、ナイトはチャーリーに銃を置くよう説得を続け、ロビンの命乞いをする。この場に及んで姉妹ケンカをするナイトたちにチャーリーは苛立ちをつのらせる。ケイシーはチャーリーがその場にいてもジョーを助けられなかった、腹を立てているのはナイトにではなく自分に対してではないかと指摘する。するとチャーリーが自分に銃を向けたため、ナイトらは必死で銃を下ろすようにいう。トーレスとパーカー、マクギーが突入し、ナイトがチャーリーに飛びかかかって制圧する。チャーリーは精神保健サービスが来るまでNCISで拘束されることになった。ナイトとロビンは和解して、感謝祭の食事をする。さすが、ナイトの妹は美人さんですね。奔放で恋多き女性、内向的、内省的な姉とは正反対のタイプで会えばケンカばかりというのが、よく描かれていたと思います。女姉妹というのはベタベタと仲が良いというよりは、ライバルみたいなものでしょうか。男兄弟もライバルかもしれませんけど、でも血を分けた肉親だからこそ心配もするし、本音でぶつかるからケンカもする。とにかく、チャーリー役の役者さんの演技が良かったと思います。ギリギリのところで持ちこたえている容疑者を見事に演じたのではないでしょうか。もう一人、大将ラブのボブ役の人、コメディなどで有名なのかもしれませんね。状況的に救いようがないキャラクターですが、こういうややこしい人がいるので惑わされる。そして、真摯にチャーリーに向き合ったナイトも良かった、冷静に意見を述べるケイシーも良かった。チャーリーが兄を説得した担当官の名前を割り出したり、今日の任務の場所まで知っているのは不自然ですが、そこはドラマだということで。ついでに、海軍の大将が爆発事故に巻き込まれた割には、祝日で捜査が進まないというのは不自然というよりも、お笑いですね。ジミーが義理の父親にまだジェスを会わせられないとか、ケイシーの交際相手のその後など、さらりと話題もありました。ドラマもシーズンに1話はこのような「もし悩みを抱えていたら」というようなエピソードを作るのかも知りません。パーカーが「君が思っているよりもこういうことは良くあるんだよ」とさらりと言いましたが、その言葉に心に残りました。ジェスは良い仲間に囲まれて幸せですね。
June 17, 2023
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いよいよ、最後のパート「スカーフェイス風」が始まるわけですが、ど派手なわかりやすい展開なので気にせず見ていられます。ステイブラーがガンガン飛ばしていて楽しいなあ。後はゲストがゴージャス、ジェニファー・ビールスて、そうか「ナイトシフト」に出ていましたね。最近では「Lの世界」の新シーズンに出ていたり、とにかくなかなかの存在感です。ちなみに同じ「ジェニファー」・ロペスが出ていた「シェイズ・オブ・ブルー」というドラマに今回は設定が似ているようにも思いました。ノヴァがOPクレジットに入りましたね。停職中のステイブラーに良くない噂のあるドネリー刑事が接触してきた。ステイブラーの父親とドネリーの父親は同じ警官として親しかったため、困った立場のステイブラーの面倒を見ようということのようだが、実はドネリーの37分署の警官とマーシー・キラーズが癒着しているという情報があり、ベルはステイブラーを「潜入」捜査させることにする。そのため、あえてベルがステイブラーを切り捨てるような発言をしたり、警察本部でステイブラーがそれを抗議するなどの仕掛けを行う。さっそくドネリーの部下たちとの飲み会に参加したステイブラーは、仲間に受け入れられる。彼らは「組合」なのだという。マーシー・キラーズでは、若手幹部が独立の動きを見せウェッブは組織の引き締めにかかる。ウェッブは表向き建設会社を経営しているが、キルブライド議員と結託して公共事業を受注し、キルブライドの肝いりの図書館を建設することになっている。2人には賄賂や恐喝、資金洗浄などの共生関係があるのをノヴァが確認している。キルブライドは選挙資金集めのパーティをウェッブの妻カサンドラの画廊で開くことにする。ステイブラーは自宅にドネリーを招き、距離を縮めていく。ドネリーは俺の家に来いと誘い、見せたいものがあるという。ドネリーは前の妻との間に5人の子供がいて、今の妻は妊娠中で生活が苦しいはずなのに、趣味でヴィンテージカーを乗り回している。ドライブしようと出かけたところドネリーは呼び出しを受け、とある家に入っていく。部下のパーネルが薬物取引のこじれと見られる死体を発見し、ドネリーに連絡をしたのだった。現場には金と薬物がバッグに入ったまま残っており、ドネリーは金を慣れた手付きで横領する。その場に顔を出したステイブラーにはその分前を与えた。ステイブラーは即ベルに報告し、日常的にドネリーらが現場で盗みを行っているのではないかという。ドネリーや37分署の警官たちには悪い経歴はなく、良い警官と見られているが、SNSの写真などを見るとドネリーの仲間には特徴的なタトゥを入れていることがわかる。「10」と「3」つまり、警察無線のコードで、沈黙の掟を意味する。彼らはマーシーの手下ではなく、彼ら自身が警察の中でギャングなのだ。一方、現場を監視していたマーシー・キラーズの部下は警官が盗みを働いていることをウェッブに報告する。ウェッブは敬意を欠く行為には、償わせるという。マーシー・キラーズの幹部会が開かれ、ウェッブは若い幹部たちの裁量に任せてきた方針を変え、組織を再統合してノヴァをナンバー2にすると発表する。女のいうことなど聞けるかと、幹部たちが色めき立つがウェッブは強権を発動する。ノヴァの兄は牧師だった。日曜日の礼拝で兄から手伝ってほしいといわれ、ノヴァが参加していると、そこにウェッブ夫妻が現れ、ノヴァが牧師の妹と知り驚く。ベルは予想外のノヴァの出世に、危険が増すと考える。ノヴァはベルに兄のデリクが牧師であることを明かし、この潜入捜査が終われば自分が警官であることを明かすつもりだったという。しかし、ノヴァの身を心配するベルが自分を外したいというのなら、兄にその事を話してほしいという。ベルはノヴァの潜入捜査を続行させ、キルブライドの資金集めパーティに妻と共に参加することにする。ステイブラーはドネリーの副業に付き合い、スモークという男の送迎を行う。そこにウェッブが現れ、ブツの隠し住宅で殺し合いがあり5万ドルが消えたとドネリーに迫る。ドネリーは白を切るが、ウェッブはマーシー・キラーズと警察との協力関係が終わり、血の報復があると脅す。ステイブラーが説明を求めると、ドネリーは「組合」は助け合いで臨時収入があれば受け取るのだと答える。その「組合」の緊急集会で、ドネリーはウェッブの金に手を付けるべきではなかったとパーネルを責める。謝罪してどうなる相手ではない、ステイブラーは腹が座ったところを見せる。スモークの迎えに行ったドネリーとステイブラーに、ヒューゴとフリップが銃を突きつけスモークのカバンを手渡せと脅す。ステイブラーは機転を利かせて、ギャングに同士撃ちさせその場を切り抜ける。ステイブラーはドネリーの信頼を得て、仲間の印であるタトゥを入れることになった。キルブライドのパーティでベルとデニスはウェッブ夫妻に紹介される。キルブライドはベルは将来の警察本部長だと持ち上げる。ステイブラーの父親はドネリーの父親のやっていることに、手を染めなかったが仲間を売ることはしなかったということでしょうか。デニス・リアリーは悪徳警官のような役柄が良く似合っている。それでいて、やはりかっこいい。車には詳しくないですが、あの車はシボレー・シェベルというのですか、刑事が趣味で乗り回していたら署内では有名になりますよね。街中だって目立つ。組合はギャングとは棲み分けしつつ、持ちつ持たれつの関係なのでしょう。だが、敵対ギャングを倒し成長してきたマーシー・キラーズのウェッブを怒らせたら大変だ。「俺がこの街を支配する」というところが、スカーフェイスなのかな。ウェッブがノヴァをナンバー2にしたのは、兄が牧師だということも関係しているのかもしれませんね。教会は地域にしっかり根を下ろしていますからね。とにかく、犯罪者もトップに立つものは洗練されていますね。妻は白人で(といっても、ジェニファー・ビールスはアフリカ系の血を引いているらしいですが)、コミュニティに良い顔をする篤志家で、良い身なりをしている。寒いNYであのコートは良い趣味だ。それに引き換え、ブルックリンの所轄はSVUでも言っていましたが、よほど忙しいのか士気が上がらないのか、問題がありそうです。日系の警察官がいるのは驚きました。ベルはパーティに行く時は相変わらず美しく装い、今回は捜査対象であるウェッブと初顔合わせですね。こちらもなかなかの面の皮です。オリビアだって風評づくりに一役買ったわけですが、ステイブラーはノアと3人でランチしたいと、おねだりしているのは何なのでしょう。多分ノアならステイブラーの本心を見抜くかもしれませんね。普通に家族ぐるみで付き合いなさい。というわけで、やる気満々なステイブラーはとうとう背中にタトゥまで入れてしまって、イーライの冷たい視線を浴びるのでした。
June 15, 2023
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今回のエピソードを見ていて、一部で話題になっている某芸能事務所のレイプ疑惑が頭によぎって仕方がなかったです。これは関係ないと思いますが、制作陣はよく実際に起こった事件からネタを拾いますし、BBCのニュースなら読んでいるはずなので、取り上げるかもしれないなあと思っています。何せ性犯罪に関する認識が欧米に比べて日本社会では軽く扱われているように思うので、何がいけないのかを知らしめてもらいたいです。ライブセイバーのディエゴ・ロドリゲスがバーで酔って暴れ、妹とのことを口走ったためSVUが呼ばれる。ディエゴは妹ではなく、自分が上司のポール・グレコにレイプされたと訴える。翌朝改めてディエゴから話を聞くが、自分の被害は認めず、妹のマルティナがライプセイバー資格の試験を受けた後、グレコの部屋に入って出てきた時に様子が変だったので何かあったと思い、グレコに殴りかかったという。その時SVUに心配したマルティナが現れ、ディエゴが興奮状態になる。フィンは何があったとしても君の価値は変わらないと落ち着かせ、話を聞き出す。ディエゴは去年ライフセイバーの資格試験を受けたが、グレコに不合格と告げられ、彼の部屋で泳ぎの悪い癖を直してやると言われレイプされたという。しかし結果的にライフセイバーの資格を得たディエゴはレイプのことは誰にも言っていないという。ライフセイバーの給料は他の仕事よりも割高で、大学の学費のためには必要だった。グレコとはそれっきりで、男が好きだと思っていたため妹にも言わなかった。グレコは公務員として、10年前からブロンクスの公立プールや海岸でライフセイバーの監督をしている。特に悪い評判はないが、ディエゴの様子を見ていると言っていることは本当だとフィンは判断する。オリビアは直接グレコにディエゴの訴えを確かめる。グレコはレイプ容疑を否定し、ディエゴから受けた暴力を訴えないという。グレコは体を鍛え去年からすっかり人が変わったようだ。マルティナについては、資格試験が不合格だったので個人レッスンを申し込んだ。ディエゴは遅刻したが今日も仕事に来ている、それが何よりも無実の証だ。ヴェラスコとマンシーがビーチで聞き込みを続ける。グレコの部下ロニーは今朝ディエゴが酒を飲んでいたようだと言い、ピンスキーは遅刻した罰としてディエゴを沖合で泳がせていた。そのディエゴが溺れ始めたが、ピンスキーはすぐに助けようとせず、ヴェラスコが海に飛び込む。引き上げられたディエゴは必死の蘇生法にも関わらず命を落とす。SVUはグレコに話を聞いた直後に二日酔いのディエゴを無理に泳がせた事を疑う。余罪もあると見て、マルティナと母親から話を聞く。マルティナは去年ダニエラという女性がレイプされたらしいという。ダニエラはディエゴと交際しており、ディエゴはグレコのことを父親のように慕っていたという。しかしグレコが自分をレイプしたことで、ディエゴとの仲も終わった。ディエゴはその事を知りグレコへの忠義からか、自分には手を触れなくなったのだという。ダニエラもマルティナと同じように個人レッスンを申し込まれたが、そもそもダニエラは泳げないのだという。ダニエラがレイプをブロンクス署に訴えていたことから、SVUはグレコを逮捕する。しかしグレコに関しては、なぜか検察上層部も弱腰で市長も裁判を避けたがっているらしい。オリビアに司法関係者の人事権を握っているというガルシア下院議員が、優秀な公務員の評価を下げるなと釘を刺してくる。グレコはガルシアの有力な支援者だった。ダニエラが受けたレイプ検査の結果、グレコとDNAが一致した。これで起訴できると思ったのもつかの間、ダニエラが証言を拒否してしまう。父親が仮保釈中で、グレコが保護観察官に接触して脅したらしい。ダニエラは父親を守るという。オリビアは証人買収で捜査するだけでなく、ディエゴの死についてもグレコの責任を問うつもりだ。ディエゴは救えなかったが、過去のビーチでの溺死について、資格を満たさないライフセイバーのせいではないか、過失致死に問えるかもしれない。グレコが監督するビーチでの溺死者を見直し、泳ぎのタイムが条件を満たしていたライフセイバーなら助けられたとして、資格試験のデータが偽装された疑いが出てきた。タイムを測ったのはロニーで、過失致死罪の共犯者として取り調べることにする。ロニーは正しくタイムを測ったが、グレコが書き換えたことに気づき、偽装データを撮影していたことを明かす。保身のため通報しなかったが、グレコには未熟なライフセイバーを自分の欲望のために雇ったという、第2級謀殺の容疑が浮かぶ。カリシは裁判で試験記録の偽装により、能力が満たないライフセイバーが雇われ、溺死者が出たことを証明しようとする。ロニーは何とグレコ本人から、グレコと寝るか給料の10%をグレコに差し出すかで、ライフセイバーとして雇われるという事を聞いたと証言する。その証拠の録音も提出するが、弁護側も取引を受け入れたロニーを責める。グレコは合意の上で部下たちと関係を持ったが、不適格なライフセイバーを雇ってはないと証言する。10件の溺死事件については、人手不足や予算カットなど厳しい状況の中で水難事故が増え、それでも命がけで人々を守っている。人々は海を甘く見ている、数秒の差が人命を救う、知能と判断力が必要だ。カリシは二日酔いのディエゴを罰として泳がせたことを指摘するが、グレコはディエゴを泳がせたのは自分の命令で、ビーチで起こったことはすべて自分の責任だ、自分はボスだと居直る。それを聞いていたピンスキーが席を立ったため、ヴェラスコが話を聞く。ピンスキーは何も話せないとしながら、グレコの命令でディエゴを助けなかったと明かす。ピンスキーもまたグレコの被害者で写真を撮られていたことから、従わざるを得なかったという。カリシはその写真を手に入れ、グレコに取引するよう迫る。グレコは10件の過失致死罪を受け入れ、刑務所に入ることになった。オリビアはヴェラスコがディエゴを助けられなかったため、それにとらわれているのではないかと気にする。あなたのしたことはすべて正しかった。ヴェラスコはビーチで開かれるディエゴの葬儀に参列する。絶対的な権力があって、みんなが望む仕事を差配できる立場にある。自分の欲望のはけ口を部下に求めても、彼らは仕事を失いたくないので従う。中には反抗する者もいるが、政治的な後ろ盾もあるので都合の悪いことはもみ消すことができる。これって、どこの世界にもある悪のパターンですね。でも、世の中はそういうものだと泣き寝入りするのではなく「それは犯罪です。やってはだめなことはだめなんです。」と当たり前のように言える世の中になって欲しいです。このエピソードでは被害者は法的に守られる未成年ではなかったようですが、それこそ被害者が子供だったらと考えると、その悪行は明らかですよね。ところで、ロリンズは落ち着きを取り戻したもようです。フィンは滅多に見せないやる気で仕事をしました。珍しい。それだけでなく、君達同居はしないのかと良いことを言ってくれた。昨夜はベイビーみたいにぐっすり寝ていたね、とか、カリシとロリンズのプライベートが語られてうれしい。ヴェラスコは男気を見せましたね。ライフセイバーを差し置いて海に飛び込むのは危険ですが、かっこよい。マンシーとの新コンビも良い感じです。
June 12, 2023
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実績のあるジュバルのお当番回ということになりますね。ちょっと無理やりな肉付けがありましたが、それがないとやはり話が薄くなるんだろうな。ホープゼネラル病院の前で、麻酔医のニコール・ライト医師が覆面をした犯人に脅され、誘拐された。金目当てではないようで、今のところ身代金の要求はない。ジュバルは元妻から息子のテイラーの体調が悪く、専門医の検査を受けることになったと連絡を受ける。ジュバルは仕事の都合が付けば、一緒に病院に行くと答える。病院近くの防犯カメラには、犯人の車が映っており、ナンバーは取り去られていたが、ダッシュボードの上にあるカードから、持ち主の名前が判明した。内科クリニックを開業している、ルーカス・コールドウェル医師で、今のところ車の盗難届は出ていない。コールドウェルの自宅に向かうと、ドアが開いたままで、財布や携帯を残したまま本人がいなくなっていた。家の防犯カメラには、ライトより1時間半前にコールドウェルが連れ去られてる様子が映っていた。2人とも車のトランクに押し込まれていたことから、コールドウェルを拉致して一旦別の場所に運んだと見られる。コールドウェルは会員制の24時間対応のクリニックを開いており、共同経営者のネルソンは麻酔医だった。そのネルソンが今週交通事故にあって入院し昏睡状態だと知り、ライトが同じ麻酔医であることに関心が集まる。コールドウェルは研修医時代に外科を専攻していたこともあり、ネルソンと組み手術をすることもあったのだろう。クリニックの通話記録の中で、一日に何回も電話をかけてくる人物がいた。元囚人のロレンゾ・サントスで、麻薬関係で犯罪歴がありメキシコのカルテルとも繋がりがあるという。サントスの携帯の位置情報から、マギーらが捜索に向かうと、街角で薬物を売買しているような姿を発見する。マギーとOA、スコラとティファニーに分かれてサントスと客をそれぞれ追うが、サントスは道路に飛び出してトラックに轢かれてしまう。客のペドロは腹から血を流しており、実は腎臓をロレンゾに売ったばかりで、その金を受け取ったところだったという。手術は昨日行い、担当したのはコールドウェルだと特定する。つまり、コールドウェルとネルソンは違法な臓器移植に関わっていたらしく、ネルソンが入院したためにライトを誘拐したのだろう。クリニックの記録では、12才のトニー・ディアスという患者が腎臓移植を受けることになっていることがわかる。父親オクタビオは元メキシコ軍の下士官で、亡命ビザを申請している。麻薬カルテルとの戦いで帰国すれば殺されると主張しているようだ。オクタビオが2人の医師の誘拐犯と見られるため、妻に事情を聞くと、一家は保険に入っておらずトニーの移植手術については、ことごとく断られたという。夫はどこにいるのかという質問にも、当局を信じない頑なな態度を示したため、やむを得ず逮捕する。コールドウェルが闇の手術を行う場所については、9ヶ月前に10万ドル以上の医療器具を購入し運び込んだ倉庫があるという。すぐに突撃の体制を整え、カスティーヨはジュバルに現場に行き指揮を執るようにいう。熱探知機などから中に手術中のトニーとコールドウェル、ライトと、オクタビオがいることがわかる。オクタビオは武装しており、不意打ちで突入することは、人質の医師や少年に危険が及ぶとジュバルは主張する。しかし、オクタビオがSWATに包囲されていることに気づき、銃を乱射してきた。SWATがそれに応戦して銃撃した結果、流れ弾がコールドウェルに当たってしまう。このままでは人質の命も危険で、トニーの状態も放置できない。ジュバルはオクタビオと話し合うため、電話を投げ込む。トニーを助けたいのなら、負傷者とトニーを病院に搬送しろ、手を貸すというジュバルに、オクタビオは代わりの移植外科医をよこせと主張して、ライトを殺すと脅す。説得に応じないオクタビオに対し、FBIは妻に協力を求める。妻も理解して、トニーを病院に連れていくべきと説得するが、オクタビオの心を動かすことはできない。カスティーヨは少年の命よりも、人質となったライト医師の安全を重視し、代わりの移植医師を送り込むことも認めない。ジュバルはそれならば自分が移植医に扮して中に入り、直接オクタビオを説得するという。それでもどうしてもオクタビオが説得に応じなければ、仕方ない、スナイパーが狙える場所にオクタビオを誘い出し合図を送れ。ジュバルはOAに、ホープ・ゼネラル病院に移植医を待機させるようにいう。中に入ったジュバルにオクタビオは、保険もなく市民権のない自分たちを病院や医者たちは相手にせず、トニーの命を救うために必死で金を集めて違法な臓器移植にこぎつけたという。しかし、ネルソンが交通事故に遭ったため、コールドウェルは今日の手術を中止した。奴は息子の命よりも、自分を守る事を選んだ。ジュバルは同じ父親として、オクタビオの言うことはわかると言い、それでも病院のERに連れていって自分が手術をすれば成功率も上がると、投降を勧める。しかしオクタビオはジュバルに今ここで手術せよ、トニーが死ねばライトとジュバルを殺すと脅した。ジュバルはやむなくGOサインを送り、オクタビオはスナイパーに撃ち殺された。すぐにトニーとコールドウェルは搬送され、ライトも救急車に乗り込むという。ジュバルの妻から連絡があり、テイラーは白血病と診断されたが、幸い発見が早かったので治療できるという。ジュバルは感謝しつつ現場を去る。コールドウェル医師は違法な移植手術をしていて、いざ相棒がいなくなるというと、あっさり患者を放り出すのですね。オクタビオが麻酔医は自分が確保するというのだから、何も脅されなくても手術すれば良いのに。流れ弾が当たったのは自業自得だとしても、トニーに付き添って病院に行くというライト医師は医師として立派だと思いました。まあ、違法に取り出された臓器を誰がどの権限で手術するのか、というのは気になるところです。後から法律違反とかで逮捕されたり医師免許を取り上げられたりする可能性もあるでしょうから。ライト医師を救出するためには、臓器移植は考慮しなくて良い、目下の危険人物であるオクタビオを排除せよというのが、法執行機関としては正論なんだろうな。ジュバルは自分も息子が病気となり、オクタビオの気持ちがわかるので何とか円満解決を望んだものの、交渉失敗に至り、スナイパーにGOサインを送った。ここは複雑ですね。自分は外科医ではないので手術はできない、オクタビオは眼の前に移植医がいるのなら、今ここでやってほしいと思う。そもそもオプションはなかったと言うわけで、ジュバルとしてはせめてトニーの命を救いたいと願うしかなかった。その後手術が成功したとして、一生拒絶反応と戦いながら医療を受けなければならないし、トニーも心配ですが、逮捕された母親はどうなるのでしょうね。本国に強制送還か?とりあえずジュバルの息子は適切で高度な医療を受けることができるという事を喜ぶことがなんとも複雑な気持ちになりました。コールドウェルの闇の手術室は「ブラックリスト」みたいでしたね。(笑)
June 10, 2023
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『愛憎』はあ~激しく脱力、初登場の海軍長官の家庭事情なんてどうでも良いじゃないかと思っていたら、何よりもショックだったのが、別のゲストの人が目玉だったということに気が付かなかったこと。まあ、どちらのお家もいろいろありますが、NCISの手を煩わせることのないようにやってください。フェリックス・ラシターという男性がNCISを訪れ、妻に命を狙われていると訴える。その妻とは海軍長官のタラ・フリンで、今週に入り命の危険を感じたのは3回だというので、チームが対応することになった。フェリックスは発明家で鉄道模型が趣味、結婚して30年以上経つが、離婚を求められており、別居している。先週長官が住んでいるアパートを訪れ、貴重な鉄道模型を壊したという。殺されそうになったというのは、車のブレーキが壊され事故を起こしたこと、アパートの暖房機が一酸化炭素の異常を示したこと、今朝、散歩中に緑のキャデラックが突っ込んできて轢かれそうになったことで、おそらく妻は殺し屋を雇ったのだろう。どれも偶然か故障か判明しない。海外出張中の長官の秘書に話を聞くと、フィリックスは善い人だがかなりの変わり者で、妻を愛するがあまり外国の国王と妻との浮気を疑ったり、陰謀や妄想にとらわれて長官は随分苦しめられてきたという。今のところフィリックスは離婚に同意していない。ヴァンスはこの事がマスコミに知られれば長官のキャリアは終わりだと、外部への情報漏れを気にする。とりあえずフィリックスに自宅に帰ってもらおうとすると、突然口から泡を吹いて倒れてしまう。病院で検査したところ、心臓の持病による発作でいろいろストレスがあったので発作が起こったと見られる。毒物も検出されず、NCISは見舞いに来ている娘夫婦に話を聞くことにする。アーリーンは父親に心臓の持病があることを認め、命を狙われているとしても、母親が命を狙うことはありえないという。フィリックスは複雑な人で善い人だが人を怒らせることが多く、母親ともケンカは多かった。それでも恨みを買うような、敵はいないという。ブレーキが壊れていたという車はすでにスクラップになっているので調べることができず、アパートの熱交換器に見つかった傷も、古くなって劣化によるものなのか判断できない。ケイシーはフィリックスの血液検査の結果を見直し、毒物は検出できなかったものの、有機リン酸化合物の過剰吸収の証拠があるという。殺虫剤にも含まれる毒物で、さらにケイシーは独自に微量の新経済を検出していた。それはロシア軍が開発した神経ガスの成分で、アメリカ軍も研究用として所有している。厳格に管理されているが、それにアクセスできる人物は限られており、長官はその立場にある。自分たちの上司のそのまた上司でもあるが、マクギーは普段の容疑者と同じように、直接長官に質問すべきだという。長官は開口一番、夫が迷惑をかけてすまないと謝罪する。結婚してから、フィリックスの言動にずっと誤ってきたという。しかしさすがに殺そうと思ったことはない、離婚したいと思い、何でサインしてくれないのかとアパートを訪ねた時は、夫の態度に腹を立て、模型を壊したことは確かだ。NCISが毒が検出されたと告げると、長官は夫の身を心配する。神経ガスに関しては否定するが、夫を狙うものとして、心当たりがあるという。フィリックスにはギャンブル癖があり、一家の金に手をつけるなど苦しい時期があった。ロシア人のオレフ・ゴズロフという胴元が違法カジノを主催しており、フィリクスには借金があったという。質屋の店の奥で行われている違法カジノを突撃すると、オレフはフィリックスのことを良いやつだと言い、今は自助グループに通いギャンブルから足を洗っているという。オレフは緑色のキャデラックを所有しているが、車を運転できず、店番をしていたゼロという男が今朝、フィリックスを襲ったことを認める。ゼロは何とフィリックス本人から心臓病や離婚など、行先を憂いて2000ドルで殺してくれと依頼されたという。ただ、今朝は轢き殺そうとしてフィリックスが避けたので、未遂に終わった。自作自演でありながら、死を妻のせいにしようとしたのか、事情を聞こうと病院を訪ねると、フィリックスは姿を消していた。NCISは長官に護衛を付けることにするが、長官はそれを断った。夫を恐れることはないという。フィリックスの行方を探るため、アーリーンを訪ねると、ゼロに送ったという殺人依頼のメールを見て、これは父親のものではないという。父はこんな文章を書かない。父はこの1年、ギャンブル依存から立ち直ろうと努力し、アーリーンの夫であるヴィクターがスポンサーになっていた。では誰がその依頼メールを送ったのか。ケイシーは病院から脱走したフィリックスの行方を追い、タクシーに乗りこんだフィリックスが人里離れた場所でタクシーを降車したことを突き止める。その場所は貨物列車が通る場所で、フィリックスには鉄道の知識があった。おそらく通過する貨物列車に飛び乗り、沿線にあるモーテルに向かったと見られる。トーレスとナイトが時間が止まったような、古臭いモーテルを訪れると、フィリックスらしき男が宿泊していることがわかった。部屋に入ると、室内は争った跡があり、フィリックスの姿はなかった。フィリックスがそこにいたことは確かで、床には血痕があった。襲われて連れ去られたのか。NCISに長官が現れ、夫の身を案じて離婚を求めながらも大切な家族だと訴える。ケイシーはモーテルで見つかった血液を調べ、ABマイナス型だという。フィリックスとは一致しないが、長官は思い当たるという。アーリーンの夫ヴィクターはギャンブル依存が治らず、フィリックスのスポンサーを努めながら、オラフに5万ドルの借金があった。裏付けを取ると、NCISはヴィクターの逮捕に向かう。借金を返せなくなったヴィクターはフィリックスに生命保険をかけ、自分を受取人にした。ヴィクターの腕にはナイフによる傷があり、逮捕される。その時、フィリックスからヴィクター宛にメールがあり、居場所を伝えてきた。マクギーはフィリックスに電話をかけ、アーリーンと直接話しをさせる。ヴィクターはダークマーケットで毒を手に入れ、義父を殺そうとしたことを認める。フィリックスと長官は再開を果たし、仲の良いところを見せる。何と、オレフがバドだったとは気が付かなかった~何でそんな役柄で出るんですか、NCISにはバド・ロバーツとして何度も出演しているのに。確かに違法ギャンブルの胴元としては、人の良さそうな人物でした。まあ、バドもそろそろ退職しても良さそうな年齢なので、全く別のキャラクターとして登場することもあるのかな。海軍長官は長年女性ということでしたが、今回は家庭の事情まで明かしてくれました。大学時代に出会い恋をして、結婚。出産してロースクールに通ったのだから、弁護士の資格をもっているのでしょう。今は何と海軍長官ですから、ちょっとやそっとのキャリアじゃありません。夫は妻を支える存在のはずですが、ほとんどお荷物だったわけですね。それでもお互い愛し合っているようだ、ちんちんかもかも、結構なことじゃありませんか。まあ、貫禄のあるものわかりの良さそうなおばちゃんでしたので、今後も顔を出してもらえれば良いなと思います。犯人はすぐわかりましたけど、こちらは即離婚でしょうね。例え義理の関係とはいえ、長官もこの事件は結構仕事に影響しそうですが。
June 9, 2023
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ウィートリーvs.ステイプラーの決着編。ニューヨークの電力を人質にとって、悪の帝王のように振る舞うウィートリーとステイプラー(ベル)率いるチームの戦いを見ていると「ゴッサム」を重ねてしまいます。ペンギンのせいですが、「ダークナイトライジング」でも良いです。とにかくこういったLaw & Orderシリーズはなかったので、記念すべきストーリーだったなと思いました。ニューヨーク市の電力グリッドを監視する変電所を支配したウィートリーに対して、SWATやFBI、テロ対策班などが集まり突入のタイミングを待つ。緊急対策本部にも各部門の責任者が集まり、ウィートリーとの交渉を始める。ウィートリーは部分的に停電を起こす計画停電をしており、病院や介護施設などは今のところ自家発電などでまかなっているが、長くは保たない。ウィートリーの要求はプライベートジェットの用意、息子のリチャードJrの釈放、そしてステイプラーに魂を持って償わせること、だった。ベルのチームはマクレーンに事態解決の協力を求める。計画停電を止めるには、スタテン島にある古い発電所を再起動させ、ウィートリーの支配するシステムに接続することができればよいという。ジェットとマラカイ(ミントク)が今は使われていない発電所へ向かう。母親の様子を見るためにステイプラーは自宅に戻り、「友人」のマイルズにバーナデットから目を離さないようにいう。緊急対策本部にベルとステイプラーが加わり、ウィートリーとの交渉に意見を言う。リッチーが釈放され、ウィートリーの元に送り届けられるが、ウィートリーはいきなり「お前の居場所はない」と撃ち殺してしまう。マーシー・キラーズではこの際に地元コミュニティに生活物資を配って、貢献しているところを見せる。ステルス部隊がモニターがない監視室の地下から侵入することにするが、ウィートリーは抜け目ない。ステイプラーはウィートリーの気を紛らわせるために、「魂で償う」ことについて話しかける。まずは過去の罪を告解しろという。地下のメンテナンス通路にはトラップが仕掛けられ、ステルス部隊の行く手を遮る。ステイプラーはウィートリーの命令で、市庁舎に向かう道中、ウィートリーの言うがままに、過去に犯した罪を復唱し、それを市民活動家らが取り囲む。その頃、ジェットとマラカイはマクレーンの指示の下、発電所の再起動とオンライン接続に取り組んでいた。進捗状況を聞きながら、ウィートリーとやり取りしていたステイプラーは「妻殺しの罪を無実の男に着せた」と言われて、復唱を拒否する。ジェットたちが発電所の再起動とシステムの接続に成功し、ウィートリーから街を取り戻した。一人で変電所から出てきたウィートリーは、迎えのアンジェラの車に乗り込む。しかし、バーナデットはウィートリーの部下により誘拐されていた。逃亡のための時間稼ぎで、ウィートリーはバーナデットの居場所を教えない。組織犯罪対策班に戻ったジェットは、バーナデットの映像を見て、監禁場所に心当たりがあるという。すぐにステイプラーらが突入し、バーナデットを救い出すが、マイルズはウィートリーに雇われていたことがわかり拘束された。後はもう、ウィートリーを止めるだけだ。ステイプラーは運転するアンジェラに電話をかけ、ウィートリーの言うことはすべて嘘だと訴える。ウィートリーはリッチーを殺したぞ、と聞いてアンジェラは動揺する。アンジェラはステイプラーに初めてあった時、お互いに悲しみを共有し、その悲しみはいつか楽になると言ったが、それは嘘だったというと、車を暴走させ川へと突っ込んだ。その後の捜索で、アンジェラの遺体は見つかったがウィートリーのはまだ見つかっていないことがわかる。この件で、ステイプラーは起訴される可能性があるという。バーで一人飲むステイプラーの前に、古い知り合いのフランク・ドネリー刑事が現れる。ステイプラーには味方が必要だと思ったという。ずっとデニス・リアリーがいつ出るのかと思いながら見ていました。最後、そこかー!と思いました。(笑)意外にも彼は「Law & Order」シリーズには出ていなかったのですね。「レスキューミー」にはキャシディもニッキも出ていたのに。(笑)この後どうステイプラーと絡んでくるのか、良いやつなのかどうなのか楽しみです。マイルズじいさんは、結局バーナデットにほだされてしまったのでしょうね。彼が刺客というわけでもなかったので、あまり必要はない役柄だったかなと思いましたが、ダンスを踊る姿はさすがに様になっていました。亡霊のように姿を見せたアンジェラはめちゃくちゃ怖かったですけど。リッチーはただ殺されるだけに出てきたのですね。この先高跳びするのだから、もう放っておけばよかったのに、結局その事実をアンジェラに知られてしまい計画は頓挫した。ウィートリーの遺体は見つからないということなので、いつか蘇る可能性を残したとも言えますが、まあ戻らないでしょうね。戻ったら、それこそ「バットマン」の世界ですよ。直前までウィートリーに協力していた動機がよくわかりませんでしたが、アンジェラは彼女らしい最期を遂げたといえるかな。ともあれ、デュラン・マクダーモットはFBIのスピンオフで180度違う役柄に復帰するわけで、ご苦労さまでした。ジェットとミントクの間に何かが生まれた、というのは成り行きとして納得の展開ですが、長く続くかどうかはわかりません。それでもボンデージとお仕置きとSMに詳しい?というのは、ミントクでなくとも妄想を駆り立てられるでしょう。マクレーンは生涯刑務所でしょうね。それでも街を救う影のヒーローとなったので、やるべきことはやったという気持ちでしょうか。
June 8, 2023
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新入りマンシーが入ったことで、SVUの扱う仕事の難しさと憎むべき犯罪についてじっくり描いた回でした。いやあ、世の中にこういう事があるんだなあ、犯人がもたらした結果の大きさを噛み締め、オリビアたちの仕事とは一体何なのか、改めて認識した気がします。レストラン開店準備中のシン家に侵入者があり、父親と母親が銃で撃たれ、15才の娘のプリヤがいなくなった。地元警察は母親がシャワー中で裸だったため、SVUに連絡を入れたが、プリヤは携帯を残し多少の衣服などを持って出たようだ。撃たれた母親が意識を取り戻し、犯人が最初からプリヤ目当てだったことを証言する。犯人はヘルメットをしていたため、顔はわからなかったが、特徴的な靴を履いていたといい、開店のための工事で夫が業者とモメていたという。業者は溶接工のイライアスという男が、プリヤを見つめていたとして父親が首にしたという。イライアス・オルセンはフィッシュキルの父親名義の家に住んでおり、オリビアたちは捜索に向かう。辺鄙な場所の一軒家で、留守のようだったが、家の中にドールハウスがあり、子供がいると判断したオリビアは突入を命じる。外から鍵のかかったドアがあり、中に入ると、真っ暗な地下室にプリヤと3人の女性たちが監禁されていた。ジリアンのナディーンは長い間監禁されていたと見られ、怯えており、ジリアンはベラという女の子と一緒だった。それぞれの身元を照会し、DNA検査を行うことにするが、ナディーンもジリアンも、イライアスは大人しくて引きこもりの生活だったという。イライアスの父親ソーレンは、カードも携帯も持たない、記録のない人物で、ただ白いシボレーに乗っており、プリヤもその車で誘拐されたと見られる。ジリアンは12年前にヴァージニアビーチで遊びに来た帰りに誘拐され、ナディーンは10年前にペンシルベニアで誘拐された。さらにナディーンは妊娠3ヶ月で、女性たちはいずれも性的に虐待され、食事も十分に与えられていない状況だった。プリヤによると、母親の叫び声で目覚め、銃声がした後男に誘拐され車のトランクに押し込まれた。男は「いい子ににはご褒美、悪い子にはお仕置き」という言葉を繰り返したという。ナディーンがイライアスの写真を特定し、やはり新入りのプリヤに「いい子には…」を教え込むように言われたという。彼女たちが地下室に閉じ込められるのはイライアスが外出するときだけだといいい、まだ恐怖に支配されているのか、あまり多くを語ろうとはしない。マンシーが女性たちがいい子にすると食事を与えられるということでコントロールされていたことを聞き出し、イライアスは食料の買い出しに出かけたと見られる。白のシボレーを捜索し、スーパーで買い物をしているイライアスを逮捕する。マンシーはイライアスを取り押さえる時に無線機を投げつけて怪我をさせた。オリビアはマンシーに直接謝罪するよう、求める。イライアスに弁護士が付き、マンシーとフィンが尋問を始めるが、イライアスは自分は女性たちに触れていないと主張する。シン夫妻を撃った銃はイライアスのもので、地下室の鍵もイライアスが持っていた。しかしナディーンとジリアンを誘拐したのは父親で、今は狩りをするため家を空けているという。プリヤを誘拐したのは自分だと認めるが、それは父親に認められたかったからだ。イライアスの弁護士は彼もまた父親に抑圧され、囚われていた被害者だと主張し、監禁されていた女性たちは逃げ出そうとすれば逃げ出せたという。見えない鎖で繋がれていたのは女性たちもイライアスも同じだ。行方がわからない父親ソーレンが今も狩りの最中なため、オリビアは裁判は避けたいと考える。落ち着いたところで再び女性たちから話を聞くが、ジリアンはソーレンのルールを守ることでベラを育てることを認めてくれたと言い、イライアスがいつ家を出たのか記憶は曖昧だった。DNA検査でベラとイライアスは兄妹と判明し、SVUはソーレンの行方を探る。フィッシュキルの自宅を捜索していると、死体捜索犬が庭にソーレンの遺体が埋められているのを発見する。ソーレンは後頭部を低い位置から撃たれており、少なくとも6週間は経っている。さらにもう一人の遺体が見つかり、検視によると、男の新生児だという。絞殺による死亡と見られるが、ジリアンもナディーンも曖昧な答えしかしない。イライアスは父親の死を知らなかったようで、殺したのは女性たちだという。オリビアはマクスウェル課長に状況を報告する。イライアスに関して、シン夫妻殺人未遂やプリヤの誘拐については有罪と認められるが、父親殺害については認めておらず、容疑者として女性たちを取り調べることはオリビアは反対だ。彼女たちは十分苦しんだ。しかしマクスウェルは殺人事件として捜査するように命じる。ナディーンはイライアスが父親を殺したことは否定し、男の子の赤ん坊については生まれた時に「食い扶持が増える」と言い、ソーレンが殺したという。しかしジリアンの証言には矛盾があり、結局ナディーンもジリアンもソーレンを撃ったのは自分だと言い出す。オリビアは2人がベラをかばっていると考え、ベラにナディーンが今妊娠していること、銃がどこにあるのか知っているのかと聞く。ベラはどちらも知っていると答えるが、オリビアはマクスウェルにソーレン殺害の容疑者の名前を告げず、ソーレンがナディーンの子を殺し、また殺されそうになるのを守るため誰かが殺したのだろうという。マクスウェルはオリビアの覚悟を確認し、オリビアは未解決事件のまま、容疑者が浮かび上がったら知らせると答える。マクスウェルは「正義の女神は法のもとで平等に裁くが、だからと言って心がないわけではない」という。ただ、この会話に悩まされることになれば自分は冷酷になれるだろう。結局、マクスウェルはSVUが捜査しない限りソーレン殺害事件を追求しないと明言した。ジリアンはベラと実家に戻ることになった。外の世界に出ることは不安も大きいだろうが、オリビアは良いこともある、幸せになって欲しいという。このエピソードはシーズン15の「Imprisoned Lives」と同じ実際の事件を参考にしたそうです。このようなおぞましい事が現実にあるのだというのが、暗い気持ちになりますね。最初はソーレンが今も狩りに出ているということで、白いシボレーはイライアスが乗っているのだから、そこは変だとは思わなかったのかなと思いますが、遺体発見の展開が早くて、悩むポイントがわかりやすかったです。そこは新入りのマンシーの行動を描くのに都合が良かった。ギャング課ではないのだから、服装をきちんとしなさい、犯人を逮捕したいからと言って無線機を投げつけちゃだめだ。オリビアもフィンもそれぞれに理由のある指導で、マンシーは素直に耳を貸し、そして彼女もできるところを見せた。ヴェラスコを連れてジャケットを買いに行くところなどは、チーム内の新たな変化ですね。マンシーが色覚異常というのは、え?と思いましたけど。警官に採用されるのかな、裁判での証言で突っ込まれないでしょうか。後々、そういうストーリーがあったりして。犯人が殺害されたことを追及することで被害者たちがさらに苦しむから、というオリビアの判断は意外でした。というか、マクスウェルがそれを認めたのが驚きですね。ソーレン殺害の犯人を追及することは、ナディーンやジリアンら被害者をさらに苦しめることになるというというオリビアの意見だけで、マクスウェルはオリビアが言わない限り、ベラだとはわからないわけですね。想像できても、言う立場にはないというか。事件としてはもうこれ以上追求しても得られるものは少ないだろう、果たして正義を追及する意味はあるのか。人情としてはそうですね。ベラを容疑者として裁判をするにしても、年齢的に罪に問えるのかどうか、またジリアンたちが証言するかどうか、裁判も難しいことになるだろう。心配なのは心に傷を負ったベラの将来ですが、オリビアとしてはジリアンと共に何とか乗り越えてほしいということでしょうか。今週はロリンズが落ち着きを取り戻して良かったと思います。
June 5, 2023
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今回は意外にも見入ってしまいました。犯人はモデルがあるような印象でしたが、Bプロットのマギーの話ともよく呼応していたように思いました。ATF捜査官ヘンリー・ラシャーの自宅で小包爆弾が爆発し、その夫が死亡した。ラシャーは最近反政府組織の取締では「愛国者」を標榜する容疑者を逮捕したことで、「売国奴」だとしてネットで叩かれていたという。使われた爆弾を分析する一方、その小包を郵便局に届けた男の画像が見つかった。顔はほとんど隠れていて個人を特定することはできない。ラシャーに逮捕された容疑者の父親が陰謀論を持ち出して、ネットでラシャーを批判し裁判費用を集めていることがわかる。ダニエル・ハドソンは10日ほど前にラシャーの近隣をうろついているところが目撃されており、マギーとOAが話を聞くが、荷物を届けた2日前のアリバイがあった。ただ、そのサイトで「FB33」という人物がラシャーの名前を出して、意味深な書き込みをしていたことがわかる。マギーはNYの大学に進学した妹エリンの行動が気になり、何度も行き先をチェックするなど、OAは干渉しすぎではないかという。ラシャーに爆弾を送り付けた男が別の宅配業者に荷物を渡し、発送しようとしたことが確認された。宛先はアダム・ウェストファルという人物で、人工知能を開発する会社の社員だった。まだ荷物は配達されておらず、スコラとティファニーは会社の近くにいた配送業者のトラックの中に該当の荷物を見つける。小包からは液漏れが起こっており、FBIが周辺の人の避難を呼びかけている間に爆発した。かろうじて死者はでなかった。現場に集まる野次馬の様子がカメラに映っており、そこに容疑者と同じ外見の人物の姿があった。男はタバコの吸い殻を現場に残しており、鑑識が拾ってDNAを調べる。データベースに登録はなかったが、家系図サイトで近親者と見られる人物が見つかった。マーク・フレイジャーという男性をFBIに呼び、「FB33」がネットに書き込んだ内容を見せると兄ではないかという。リチャード・フレイジャーは妄想型統合失調症を患っており、NY大学で数学の講師をしていたが、コロナによるロックダウンの間に症状が悪化したらしい。ネットの陰謀論にも影響を受けて、マークが病気のことを心配して話をしようとしても、嫌がって離れていったという。リチャードはコンピュータが人間に取って代わると思い込んでおり、支配されるのを恐れていた。すぐにも治療が必要だというマークに、ロングアイランドとの接点を聞くと、長く使っていない家族の別荘があることがわかる。FBIが別荘に突入すると、爆弾を作った痕跡があり、大量の煙草の吸殻があった。部屋を捜索しているときにマギーの携帯にエリンから返信があった。何度も電話をかけたりメッセージを送るのは何事があったのかというのでやり取りをしていると、OAはマギーが手にした箱はブービートラップだという。そっと元に戻して事なきを得るが、マギーは妹のことで注意が散漫になっていた。マギーはエリンを必要以上に心配する理由について、OAには話さない。現場の捜索でリチャードは爆弾を一つ持ち出している可能性が浮かぶ。自宅のアパートにも数日戻っておらず、携帯もPCも残したまま。現金を引き下ろしていることから、逃亡の意図を汲み取れる。主治医の診察は1ヶ月ほど受けていないという。エリンが話をするためFBIを訪れ、マギーは今日の行動について問いただす。心配しているのは薬物をまた始めたかどうかで、エリンは自分を信じないのかと反発する。FBIにマークを呼び出そうとしたところ、職場から早退して行方がわからないという。使い捨て携帯からの通話があり、マークの携帯電話の位置情報を追跡するとタイムスズクウェアにいることがわかる。すぐにFBIが現地で兄と会うのではないかと張り込むが、FBIの存在に気づいたリチャードは逃げ出してしまう。マークもまたその場を去ろうとしたため、身柄を確保するが、FBIには知らせず兄に会おうとしたことについては、法執行機関に任せれば厳しい結果になることを恐れていたため自分が説得して出頭させるつもりだったと弁明する。リチャードはマークに会おうと連絡してきて、これから死ぬので別れを言いたいと言ったという。リチャードはその後地下鉄に乗ってダウンタウン方面に向かった。そこで次なる攻撃対象に自爆テロを仕掛けるつもりなのか。頑なな態度のマークに、マギーが自分にも心配な妹がいると話しかける。薬物依存になった妹のことが心配で、一刻も治療に結び付けなければならないというマークの状況も理解できるという。マークは兄が「オーロラを殺さなければならない」と口にしたのを覚えていた。「オーロラ」とは、人工知能を用いた大量のデータ処理のプログラムで、ATFのラシャーも犯人逮捕にそれを使い、またウェストフェルはプログラム開発者の一人だった。次のターゲットはプログラムが開発されたニューヨーク大学のラボではないか。FBIがラボ周辺を捜索しリチャードを発見、逃げるリチャードを追跡する。リチャードは日本料理店に逃げ込み、人質をとって立てこもった。マギーはリチャードの説得を始め、話に耳を傾けてリチャードの心を和らげようとする。好きなタバコを出して爆弾から手を話したすきにOAがリチャードを逮捕する。マークは兄の病気について、診断される何年も前から気づいていたという。ただ、そのことを話すのは兄も嫌がるし問題から目を反らそうしてきたのは良くなかった。早く治療していれば、ここまで酷いことにはならなかっただろう。マギーはエリンの寮の部屋を訪ね、薬の在り処をさぐる。エリンはそこまでするのかと立腹するが、結局薬は見つかり、エリンはがんばってみたけれども辛いのでまた薬に手を出したと認める。マギーはすでにスタンフォードのリハビリ施設に入院の手続きをしており、何があってもずっと妹を支えるという。キャラクター掘り下げシリーズ、今回はマギーで、妹の登場ですね。交通事故で痛み止めを飲んだら依存症になって、リハビリも終えてやり直そうとしたところだが、心配でいちいち様子をチェックしてしまう、という説明を聞いてやっと、big sisterの監視、干渉が理解できました。ニューヨークで世話をするのは身近で良いけれど、大都会なので誘惑も多いだろう。ドラマでこのパターンは多いですが、仕事も神経を使うのに、頻繁に妹の行動をチェックしなければならないのはきついですね。ちなみに、ついこの間まで彼氏と同居するとかしないとかでウキウキしていたのは忘れましょう。(笑)リチャードの設定は何となくユナボマーの人を思い起こさせました。このまま精神鑑定が行われたら、殺人事件などは問われないことになるのでしょうか。日本では、兄弟は他人の始まり、とか言いますので、マークが兄のことで責任を感じて立派なことだと思います。このストーリーで以前見た「Huff~ドクターは中年症候群」というドラマを思い出しました。精神科医の弟が精神疾患で、結構心の深いところを扱っていて心に染みるシリーズでしたが、兄弟が病気という点では「NCISニューオーリンズ」のラ・サールもそうでしたね。やはり兄弟の面倒を見なければならないという姿に、胸が締め付けられる思いがします。ところで、タイムスズクエアでのロケが印象深かったです。この時期はコロナから回復時期にあたるのでしょうか、人の数は多くなかったですね。それでも、人混みの中で堂々とロケをやっているのがうれしいです。それと、広告の中に「TINA」というのがあって、これはティナ・ターナーのドキュメンタリー映画のようですが、彼女つい最近亡くなったんですよね。これ、見てみたいなと思います。
June 3, 2023
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『善玉』ケイシーのお当番エピソードですね。できればダッキーが一緒だったら良かったですが、それでも十分に楽しめました。キャラクターが成長したということかな、お団子2つの髪型が可愛いなと思いました。メアリー・ラレド大尉の自宅でNCIS捜査官のオーティス・カトリが死亡しているのが見つかる。アナフィラキシーショックによる血管浮腫で顔が腫れ上がっており、指紋で本人であることが確認された。オーティスはラレドの乗船任務中、飼い猫の餌やりをしていたことから、猫アレルギーかと思われた。しかしジミーは事故ではなく、床の血痕を拭き取った跡とその上を猫が歩いたこと、また犯人がいるとすればその指紋が一切検出できないことから、殺人を疑う。オーティスは有事対応チームで国際的な人道支援の仕事を担当し、誰からも好かれる良い奴だった。犯人が出血し、その血の上を猫が歩いたのなら、足の裏に犯人につながる証拠があると見られるが、今のところ猫は見つかっていない。ジミーはケイシーが出勤していないことくを不審に思うが、パーカーの元には今朝休むという連絡があったという。検視の結果、オーティスの死因はごま油によるアレルギーで、それもかなりの量を摂取したらしい。犯人に盛られたとすると、顔見知りだったのか。オーティスの妹に交友関係などを尋ねると、仕事が全ての人で誇りを持って仕事に向き合っていた、親しいのは同僚だけだという。ただ、先週は何か様子が変だったという。ケイシーがいないため、ジミーがラボのシステムでオーティスのPCに付いていた指紋を検索していると、ケイシーが出勤してきた。一致した指紋はケイシー本人のもので、驚く一同にケイシーは取調室で手続きに従い、自分がパーカーらに質問するという。わけがわからないまま、マクギーは入手した電子部品の使用目的について尋ねられ、お気に入りのクマのぬいぐるみの修理に使ったと答える。ケイシーはBX57の捜査終了を宣言し、チーム全員の容疑は晴れたという。やっとケイシーは、NCISに内通者がいることを国防犯罪捜査局(DCIS)の要請で調べていたことを明かす。すでに3ヶ月もたった一人で調べていたと言い、ヴァンスさえ知らなかった。ケイシーはNCISの中で全チームと仕事をしており、怪しまれずに捜査することができたというが、その調査結果でオーティスが局内のセキュリティをかいくぐろうとしていたことがわかったという。ただ目的まではわかっておらず、ヴァンスはこの先の調査はパーカーのチームが引き継ぐと言って、DCISの捜査官を追い出す。オーティスはNCISのサーバー内からデータを転送しようとしていたらしく、彼のPCには石油や技術系の大企業のリストがあり、海軍の情報を流す相手だったのではないかという。しかし日頃の様子からオーティスが産業スパイだったとは考えにくい。チームはケイシーに疑われて、何を調べられていたのか気にする。ケイシーはオーティスがNCIS内部のデータを盗んだのではなく、NCISのシステムを使って外部のデータを盗み、さらにデータにランサムウェアを仕込んでいたのだと指摘する。つまり、大企業のリストは被害者リストということになる。NCISのサーバーが重くなっていたのはこのためだった。オーティスは身代金被害を受けた相手に殺されたのか。リストの中の会社で、ステイホームマーケット社だけが身代金を支払っていないことがわかる。CEOのトラヴィス・バルトーニに話を聞くと、自力でプログラムを解除しようとしていたら、犯人は今朝身代金を3倍にしてきたという。その時すでにオーティスは死亡しており、バルトーニはつい先程その金を支払ったというが、送金先については答えたくないという。NCISはケイシーにステイホームマーケット社に潜入させ、サーバールームで送金先のデータを盗ませることにする。通風孔から排気ダクトを通ってサーバールームに侵入したケイシーだったが、そこで従業員に出くわしパニックになる。「考えすぎるな」とアドバイスを受け、応用力を発揮したケイシーが従業員をやりこめると、サーバーからケイマン諸島の口座名を突き止めた。さらに、その口座からは自動振替で、様々なチャリティ団体に身代金が支払われていることがわかる。多くの企業で慈善団体やガン研究団体などに寄付をすると公表しながら、支払っていない実態があり、オースティンはランサムウェアを使って企業の金を寄付していたのだった。善玉のハッカーといえるだろう。逃げた猫の捜索を担当したナイトが猫を見つけ、足の裏の血液を採取した。その人物は何と、DCISのグレイソンだった。その頃、ケイシーは捜査の状況をグレイソンに報告していた。NCIS内に内通者はおらず、オースティンはランサムウェアで大企業から金を奪っていた。オースティンを殺した犯人はまだわかっていない。盗んだ身代金はすでになくなているというと、グレイソンはチャリティに返してくれとは言えないと答えた。ケイシーはなぜチャリティの事を知っているのかと問い、オースティンを殺した犯人だと気づく。チームもケイシーが危険だと気づき、グレイソンの車に向かう。ケイシーは自らグレイソンを逮捕した。グレイソンは公約を守らない大企業から金を奪い、チャリティ団体などに金を回していたが、オーティスに気づかれ報告を受け、しかたなく捜査を始めた。後に引けなくなったグレイソンはオースティスを殺して罪を着せようとした。オーティスは善玉ハッカーではなかったが、ヴァンスはオーティスはヒーローだったと、妹に告げる。ケイシーはトレーニングしているボクシングで、自分を信じて一段の成長を見せる。ケイシーは銃を持つことをためらったり、危険がつきものの職場でどう自分を守るか考えてトレーニングしていたのでしょうね。考えるな、直感を信じろというのを初の?潜入任務で実践して、知恵と度胸でやりとげました。ブラボー!これは大きな自信になりますよ。「エイリアン」のリプリーだとか、勇ましい女性のイメージが出てきましたが、ゲームのアバターになりきるというのが、今風です。ところで、エアダクトを通り抜けるシーンはどうしても、スタトレのジェフリーズチューブを思い出してしまいます。オーティスはいくらロビンフッド的な善意の人だったとしても、やったとしたら犯罪ですし、濡れ衣だったことできちんと栄誉を授けられて良かったです。その他、まずは「サルにもわかるアビーのラボ」というのが出てきて大感激。マクギーのベアリー・スマイルズも過去に出てきたのですね、いろいろ憎い演出をしてくれます。ところで、私事で恐縮ですが子供の頃お友達の家で猫に引っ掻かれたことがあり、おうちの人が慌てて傷口に消毒薬を塗ってくれたという記憶があります。爪の間には様々なばい菌がいるから、ということだったと思います。だから、ナイトもすぐに手当をしないとね。ジミーが手当をしてくれて良かったです。
June 3, 2023
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今度はギリシャ神話を持ち出して、神をも恐れぬ傲慢さとか自信過剰な行動を匂わせるタイトル。オイディプス(エディプス)はマクレーンとその信奉者たちということになるのかなあ、それともやっぱりウィートリーかなあ。ザクッとした展開も、あと僅かでしょう、パッパと行きましょう。ガルシア知事はデータセンターのハッキングとマクレーン脱獄の背景にウィートリーが関わっていることを理解し、組織犯罪特捜班に全面的に協力することを約束する。潜伏中のマクレーンをウィートリーが誘拐し、拘束した上で頼みたいことがあるという。マクレーンの信奉者たちを実際に集めろということだが、断ろうとするとウィートリーは同じく拘束しているアンジェラに銃を向ける。マクレーンはやむなく引き受ける。組織犯罪特捜班は、マクレーンからウィートリーの違法な株式取引の手がかりは得たが、検察はまだ逮捕の段階に至っていない。マクレーンの信奉者が集まるサイトで、偉大な愛国者であるマクレーンを執拗に追い回す警察組織に怒りを覚え、信奉者は集まれという書き込みがあった。某所でウィートリーに操られたマクレーンが、信奉者たちに「約束の地」を合言葉に、政府や社会システムに罪を償わせるため騒乱作戦を行うと、指示を与える。政府の文書などが保管されている倉庫に侵入者があり、政府の建物の設計図が盗まれた。逃げ遅れた男を逮捕し尋問すると、オンラインで強盗を指示されたという。彼らは一握りの大金持ちが政府を動かし自分たちに都合の良い法律を作ると考えており、次の作戦は木曜日の集会で明らかにされるという。ステイプラーは自分が潜入するとベルに訴え、ベルの反対を押し切る。ハンチング帽を被った人々が会場に集まり、ステイプラーは周囲の様子を伺い、サブリーダーのような立場の男たちがいることを確認する。スクリーンに素顔を見せたマクレーンは、騒乱作戦の第2段階として社会の格差を支える5つの柱を攻撃するという。具体的な場所は明示しなかったが、政府機関や裁判所などが攻撃の対象となり、ステイプラーはマクレーンの動画を分析して撮影した場所を特定するようにいう。参加者にはそれぞれカードが渡され、作戦での持ち場が指示される。ステイプラーは若い女性と共に攻撃チームに割当られたが、リーダー格の男たちから身元を疑われた。ステイプラーはすぐさまマラカイの名を挙げ、男たちの信用を得る。攻撃チームは5台の車に巨大な爆弾を備え付け、それぞれの目的地へ向かった。攻撃対象が不明なため、市警はパトカーを総動員して連邦ビルを警護し、特殊部隊、爆弾処理班、テロ対策班も待機して、ベルはステイプラーのGPSを追う。当然市民からの緊急対応はできなくなる。ステイプラーの乗った車は刑事裁判書が入る連邦プラザに到着したため、ベルは建物内にいる人の避難を進める。ステイプラーは自分が起爆させると言って他の参加者を人払いし、「同志」ビルを逮捕する。その後到着した爆弾処理班により爆弾は回収されたが、残り4箇所の攻撃対象はいまだ不明だ。ステイプラーは同志ビルにマクレーンの背後にウィートリーがいて、彼こそ一人握りの大金持ちで、自分たちのような信じるものを騙し従わせるのだと説得する。実は自分たちは、同じ敵を倒そうとしているのだと説明すると、ビルは残りの4箇所の攻撃対象を明かす。そのおかげで、3箇所については事前に爆破を阻止し、また唯一爆発してしまった株式取引所については避難が終了して被害者は出なかった。ウィートリーとマクレーンの居場所はまだわかっていない。その頃、ウィートリーはアンジェラを解放してまんまとマクレーンを利用していたことを明かし、アジトに爆弾をしかけてその場を去る。ウィートリーはマクレーンの信奉者を使って、ビッグアレックス変電所へ向かう。マクレーンの動画を分析したミントクは、マクレーンの居場所がサウススロープのリサイクル工場だと絞り込む。ステイプラーとベルがマクレーンを救出し、アジトに残された資料から6番目の攻撃対象があることがわかる。ウィートリーの目的はニューヨーク市の停電なのか。ステイプラーとベルがビッグアレックスに到着すると、ウィートリーは変電所のシステムをハッキングしてウィルスを仕込んでいた。やがて、ニューヨーク市はカスケード的に停電が始まる。もう、ウィートリーが何をしたいのかよくわかりません。すでに大金を手にしているのだから、このままどこかの楽園に愛する元妻としけこんで余生を楽しめば良いと思うのですが、あえてマクレーンの名を借りて世間を騒がせるのですね。そういえば息子も娘もいたのに、そちらの方はどうなっているのか。もう家族の絆とか愛情はないのか。ウィートリーは壊れましたか。しかし、ステイプラーをいたぶるのも、今となるとあまり効果がなさそうな感じです。アンジェラも結局、一体どっち側の人間?という感じで、わけわからん。はっきりしているのはマクレーンは本当に善い人で、多少はアンジェラに惹かれていてウィートリーの言いなりになったということでしょうか。でもせっかくステイプラーに重要な情報を提供したのに、社会を騒乱に導いてしまった罪は相当な重さになりそうですね。ミントクがこの際に、とばかりにステイプラーを罵倒するのが良かったですね。ジェットに「後でボコられるだろうか」とか、良いスタンスで笑いを取っています。実際にフォローをお願いします。IT系に2人の捜査官を置くのは難しいのかもしれませんが、ミントクのキャラクターが気に入りました。本当にできることなら、ジェットとカップルになれば良いなあ。信奉者たちがなぜハンチング帽をかぶっているのかが、わかりませんでした。特にハンチング帽にメッセージがあるとも思えないし、これじゃ逆に目立ちますよね。ステイプラーが逃した女の子、雰囲気に飲まれて深く考えずに参加する人も多そうで、そういう人材を利用するのは怖いことだと思いました。
June 2, 2023
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