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ブログを書くにはどこで時間を作るべきか。千葉に引っ越しをした今の状況ではなかなか難しい。。。考えた末の答えは、通勤の電車の中。これならイケる!ということで、iPhone 4Sを使って書くことにしました。ただ、この楽天ブログ。スマートフォンでは書きづらいは、見づらいは。ということで、少しだけ以前に書いていたアメブロに移籍します。これからは「なう」とかもありますし、更新の頻度は上がると思いますので改めて、よろしくお願いします。アメブロ http://ameblo.jp/will-since2000/
2012.04.26
今年の中学3年生である東所沢教室13期生。三者面談において、今の時期に決めておくべき大切な二つのことを話し合っています。その一つは、本当に生きたい学校を決めること。そして二つ目は、そこに至るまでの中間指標を立てること。行ける学校ではありません。将来の理想の姿から逆算しての最適な学校です。それが決まれば、後はそれを叶えるために、一つ一つクリアすべきことを挙げていく。こういったことをを今の時期にしっかりやっておくことが、のちの伸びに大きな影響を与えるんですね。受験が近づいてくると、生徒本人だけではなく、保護者の方も含め、悩んだり、迷ったりするものです。致し方ない面もあるのですが、この時間が実にもったいない。そんな状況に陥ってしまったときに、ここで語り合ってつくったビジョンが活きてきます。志望校や将来の夢は、見つけようとしなければそうそう見つからないものです。自然と見つかることもあるでしょうが、今は昔と違って選択肢が多すぎです。「いつか見つかる」という、使い古された言葉を信じるのは、非常に危険だと言わざるを得ません。うちの塾生では無い方も、この記事をご覧になった今がいい機会。ぜひ話し合ってみてはいかがでしょうか。
2012.04.23
明日からついに新年度。13期生となる新中3メンバーの大切な一年が始まります。『彼ら一人一人、その後の人生に影響をあたえられるような、そして、自分の子どもに語り続けられるような、そんな1年にする。』そんな思いを込めて、今日一日中、年間のスケジュールを練っていました。(計画通りになることはまず無いんですけどね。ジンクスみたいなものです)明日は、郵送が間に合わなかった選抜・普通へのクラス分けの発表から始まります。一年の計は元旦にあり。明日は、365日分の1日ではなく、いつもより少しだけ厳かな気持ちで迎えて欲しいですね。
2012.03.27
明日の卒塾式が終わるまでは、ゆっくり書けません。とりあえず、書きたかったことのお題をまとめておきます(後で改めて書きたいと思います)。・受験結果事前に厳しいとわかっていた上で、それでも今後の人生を考え、最後まで挑むことを選んだ4名の生徒以外は全員合格。倍率が低く、また問題も過去最高に難しかったこともあり、最上位校を除けば、番狂わせは起こりにくかったように思います。・神奈川での会合学生時代からの友人、小川に誘われて神奈川まで。そこでいただいたご縁の数々。感謝!・新年度募集募集開始からわずか10日間ほど。あっと言う間に、新小学6年生が満席に。感謝の気持ちよりも、緊張感しかありません。裏切ることのないよう、当たり前のことですが、全力を尽くします。・以前に勤めていた塾の先輩が引退独立され、ずっと地域の子どもたちのために尽力されていらっしゃいました。このたび、ご結婚されるということでの決断。今後は、妻として旦那さんを支えていかれるそうです。それでは、明日の卒塾式の準備に勤しみます。・・・今日は、寝られるかな(-_-;)
2012.03.17
年に一度の募集広告が新聞に折り込まれたのは2月末。そして、新年度の募集開始が3月4日の保護者会でした。その時点で、残り6名となっていた新小学6年生(現在5年生)は、今のところ4名の方が体験授業の最中。例年通りの流れで行けば、5月くらいまでには16期生となるメンバーが決まりそうです。そして、驚きは新小学4年生(現小学3年生)。こんな早い時期から興味を持って下さるなんて感激です!もしかすると過去最多の人数で春をスタートできるかもしれません。それにしても、新所沢教室の方では初の抽選会が行われましたし・・・皆様方のお心を想像すればするほど、お腹の奥底がキュウっと引き締まります。まずは、12期生の保護者の方や13期生の保護者の方から、さらなる進化のためにといただいた貴重なご助言、『成長の過程を可視化する』を意識して進めてまいりたいと思います。母校と呼ばれる学び舎へ!今年もウィルをよろしくお願いします。
2012.03.07
今日は寝ました、いやもう寝まくりました。12時間一度も目を覚まさず、というのは自分でも驚きです。保護者会の準備で丸二日寝てなかったですからね・・・もっと早くから準備しておけという話なのですが。さて、昨日の保護者会、お休みのところお集まりくださいました皆様、ありがとうございました!新中学3年生の会は、予定の時間を40分も過ぎてしまいましたこと。外部生対象の会は、朦朧とする意識をつなぎとめるのに必死で、熱意を伝えきれられなかったこと。そして、寝不足からくる充血した眼と脂テカり。この3点は深く反省していますが、どうしても伝えておきたかった情報(勉強の仕方)は伝えきれたかなと思っております。さて、まだまだ僕の心は次の年度へと進んではいませんが、教室は明らかに世代交代の装い。「もう彼らと一緒に勉強はできないのか・・・」寂しいけれど、そういうものと割り切るしかない。一方でこの時期には、「大学合格しました!ウィルの先生として戻ってきてもいいですか?」という嬉しい声。ウィルで講師をするには、MARCH以上の難関大学への合格が条件です。このメールはそういった大学への合格の報告でもあります。時の流れは早い・・・僕の体力が衰えるのも納得ですね。
2012.03.05
自己採点を終えた後の生徒の表情。毎年のように見てきたこの風景も、今年はちょっと違う。(満面の笑顔ではしゃぎたい衝動を抑えるのに必死な者もいれば、ただただ、その場に呆然と立ち尽くす者やうなだれる者もいる)そんないつもの風景・・・が、今年は違う。確かに、笑顔の者もいる、うなだれる者もいる。しかし圧倒的多数は、「これって、ダメ・・・なのかな?」という表情。その原因は、今年から始まった一回入試。彼らの頭の中にある植えつけられているボーダーラインは、昨年までの前期入試(上位75%)の点数だから。きっと学校も、必死にがんばっている生徒の心に、「今年は一回になるから間違いなくボーダーはかなり下になるよ」なんて、わざわざ水を差すようなことはしなかったのだろうね。一回入試になるということは定員のすべて100%ラインが合格ラインになります。ほとんどの学校の定員である360人を例にとれば、昨年までのボーダーから、さらに90人程度下まで今年は合格となるわけです。であれば、ボーダーは下がるに決まっています。(ちなみに、そういったことは当然知った上で、ウィル内部の志望校最終判定テストの合格ラインを昨年の75%ラインで掲載してあります。その意図は、上述したように気を抜かせないこともありますが、昨年までのボーダーより90人下の点数が全く読めないということも要因です)きっと、今年の埼玉県の受験生は、例年に比べはるかに多くの生徒が、微妙な面持ちで家路に着いたことでしょうね。合否が実際のところ何点くらいで分かれるのか、安心させてくれる言葉をかけてくれる人は、今のところ誰もいないのですから。さて、合否も気になるでしょうが、ウィルの生徒には、それよりも大切なことを、神妙な面持ちの彼らにだからこそ伝えられる言葉で話したつもりです。この日のこの言葉を、3年間持ち続けていてくれることを願ってやみません。最後に、懸命にがんばった生徒の中の生徒へ私信。すばらしい点数だった。最後の最後で大きく成長してくれてとてもうれしく思っています。でもね、あえて厳しいことを書かせてもらえれば、やはりハイレベルの中での勝負の分かれ目は、ああいう自分でも驚いてしまうような単純なミスなんだ。あれを予見していたからこその、キミに課した指示。そんなんじゃダメ!100点じゃなきゃダメ!の冷たい言い放ち。今、「こういうことだったのか」と思って心に染み渡らせてくれたら、さらに最高です。
2012.03.02
今年の県立受験生19名。講師たちがみんなで集まって合格を祈願してきたという湯島天神の鉛筆を渡しながら、一人一人に声をかけて送り出しました。この日を毎年迎えますが、こういった経験を15歳の時にしているということは大きいですね。僕の育った北海道の田舎では、これほどまでの緊張感はなかったですから。15歳の青年にとって、選抜される最初の時。実力以上は望まない。なぜなら、実力以上が出た偶然は次の勝負の油断に繋がります。そんなおかしな成功体験は人生が終わるころでいい。やったらやっただけの結果になるんだな、という体験をさせたい。そう、それで十分に合格できる力を備えさせたのだから。実力どおりのものを出してきてくれればいい。今はただ静かにそう願っています。
2012.03.01
ついに最終的な倍率が公表された。これで相手となる人数がはっきりしたことになる。残りの時間は3日間。睡眠時間はしっかりと確保しなければならないので、1日6時間を睡眠に当てたとして残りは54時間(学校での時間も含める)。その中で勉強に費やせるのはどのくらいだろうか。残された時間は少ない(かもしれないが)、その時間を最高の集中力、まさに100%で臨んでほしいと思う。本気の本気、もうこれ以上できないってくらいの本気。後で思い起こしたときに『あの一週間はめちゃくちゃがんばったなぁ』って、自分で自分に胸を張って言えるくらいの本気な時間を過ごしてほしい。90%ではダメ。100%でなければ絶対にダメ。100%でなければ意味が無い。90%だと失敗した時に甘えが出る。「本気でやっていれば違った結果になっていたかも」って、自分に少し言い訳をしてしまうかもしれない。でも、100%は違う。失敗したということは自分の完全な能力不足、実力不足であったと受け入れなければなけない。100%で負けたらつらい。でも、つらいからこそ、今の自分のままではダメだと打ちのめされるからこそ、自分の枠を広げようとする力が生まれてくる。受験のご褒美は合否に非ず。手を抜いての勝利から得るものは束の間の安堵だけだよ。賢者はその「先」を見て「今」を過ごしているんだからね。
2012.02.28
今年からは埼玉県も一回入試。その日まで、残すところ4日間になりました。ウィル東所沢教室の12期生のうち、今年は19名が県立を志望。毎年のことではありますが、自習に来ているみんな、ホントいい目をして励んでいます。しかし・・・受験っていいですよね。15歳の子どもですから、その15年分の1日の価値、その人格における影響力たるや、我々大人とは全然違います。みるみる成長していく、とはまさにこのことでしょう。日々迫っていく本番の日。焦る自分、自らを鼓舞する自分。不安をかき消すようにひたすら没頭する自分。今まで感じ得ないほどの速さで進む時計。そして、そんな時を一緒に過ごし、笑い合い、励まし合う仲間。これは一般受験をしている生徒にしか得られない貴重な経験です。だからこそ、このかけがえのない機会を、その価値を、少しでも高めてあげることが、僕らの仕事だと思っています。生徒自身はキツイのかもしれません。でも、キツイ時にこそ、人は伸びていく。キツイくも充実した日々が、その後の人生を歩む際の糧になる。みんなはきょう一日で、気づかないうちに昨日より大きく成長したよ。明日は明後日よりも成長しよう。がんばったらがんばっただけ、合格発表の価値は上がっていく。そしてそれは、キミをさらに大きく、強く育ててくれるから。がんばれ!受験生!!
2012.02.26
みなさま、新年あけましておめでとうございます(笑)。学校と同様に、この仕事は「年度(4月~3月)」で動いていますので、年が変わったからといって何が変わるわけでもありません。あ、変わったこと1つありました、妹の結婚ですね。親族に学校の先生が加わりました。僕の大学の関係上、友人に学校教員は多いですので、なんだか世の中に『先生』ってめちゃくちゃいっぱいいるような感じです(笑)。さて、今の時期になりますと、日々の仕事の合間を縫って、年に一度の広告づくりに着手しなければならないんですね。※年に一度のウィルの広告は2月25日(土)、新聞に折り込まれます。がんばって作りましたので是非ご覧くださいね。そこで、東所沢教室と新所沢教室の生徒の偏差値を集計してみたんですが・・・新所沢の中3がものすごい!過去最高の結果だった東所沢の9期生にはわずかに及ばないものの、それに近いとんでもない高い数値。一昨年から、意識の高い生徒たちが集まっているとは聞いていたんですが、ここまでの学力まで上げてきているとは・・・衝撃です。たとえば、東所沢の選抜クラスは毎年のことながら安定して高い学力(平均66.5)になっていますが、それと比較しても平均で1.7も偏差値が上。1.7と言われてもそれがどれだけすごいかわかりにくいかもしれませんので、あえて特徴的な表現をするならば、県内最高峰、川越高校・川越女子高校に選抜クラス12名中7名が合格圏内にいるということです。※ ちなみに、1つの中学校から川越・川女へ進学できる生徒は5%くらいでしょうか。東所沢には、県内トップ、全国屈指の浦和・浦和一女クラスがいるものの、偏差値70クラスの生徒数では及ばず・・・まぁ、生徒の夢を叶え、日本の礎を担う人間を育てることが仕事ですから、偏差値だけじゃないんですが、東所沢教室長としてはちょっと悔しいところです(笑)。さて、県立入試本番まで残り21日。今まさにこの瞬間からでも構わない。生涯一度きりしかない「高校入試」を大切に、大事に、残された時間をめちゃくちゃ濃いものにしていきましょう!メールアドレスを知らない卒業生たちへの私信大学合格の報告に来てくれたみんな、会えないこともあるけれど、他の講師からちゃんと聞いているよ!すべて終わったらまた来てね。本当におめでとう!そして、後輩のために差し入れをしてくれるみんな、ありがとう。その気持ちは後輩たちにしっかり伝わってるからね。
2012.02.09
『あと少し、わずかの偏差値が足りない。』そう思って懸命にがんばっている学生がいる。全国にたくさんいるだろう。「なぜこんなにもがんばっているのに上がらないのだろう?」「やり方が間違っているのかな?」「効率が悪いのかな?」疑心暗鬼に駆られることがあるかもしれない。いや、ちょっと待って!ここまでそのやり方で伸びてきたのなら、残りわずかな時間、そのやり方を捨てて、違う方法を試みるのはリスクが高い。偏差値は順位。マラソンでたとえてみよう。たとえばキミの偏差値が60だとしたら順位は今、100人中15位。偏差値を65にしたいのなら、それは順位を7位に、そう8人抜かなければならないということ。キミよりも先に走っている8人だ。キミの後ろにいる8人とは違う。そう簡単に抜けやしない。逆に言えば、偏差値が変わらないということは、後ろを懸命に走っている16位に抜かれもしなかったということ。決してキミのがんばりが実を結んでいないということではない。今まで走ってきた距離は42.195キロのうちのおよそ8割に当たるおよそ33.7キロ。残りは10キロ弱。残りわずかとみるか、まだあるとみるか。将来へとつながる、まさに気概あるラストスパートを見せてほしい。そう、川内さんのように。ひたすら前へ 公務員ランナー川内激走「頭の中に日の丸が浮かんだ」 福岡国際マラソンで日本勢トップの3位に入った、埼玉県庁勤務の公務員ランナー、川内優輝(24)は、9位から猛烈な追い上げを見せた。 最後は粘って2時間9分台を残り3秒というところでキープしてゴール。「前の選手を追っている間に、頭の中に日の丸が浮かんだ」と川内。「前に行ければ何とかなると思っていた」という言葉通り、歯を食いしばって、前だけを見つめての後半の力走だった。 これでロンドン五輪へ前進した。「野性の勘というか本能だけで走った。苦しいけれど一番好きな場面」と完全燃焼。 ゴール直後、倒れこみ係員に運ばれたが、落ち着きを取り戻すと「気持ちのいいレースができた」と語る笑顔がまぶしかった。福岡国際 公務員ランナー川内 驚異の追い上げで3位 五輪に名乗り ロンドン五輪の代表選考会を兼ねた福岡国際マラソンは4日、平和台陸上競技場発着で行われ、ケニア出身で一般参加のジョセファト・ダビリ(小森コーポレーション)(26)がマラソン初挑戦で2時間7分36秒を記録し、優勝。2位にもケニアのジェームズ・ムワンギ(27)が入った。 日本勢は埼玉県庁勤務の公務員ランナー、川内優輝(24)が2時間9分57秒で3位となった。4位にはトヨタ自動車九州の今井正人(27)が入り、川内は五輪代表に名乗りを上げた。 川内は20キロ付近で先頭集団にから遅れ一時9位まで後退したが、その後粘りの力走を見せて盛り返し、36キロ過ぎには日本人トップの3位に浮上。 その後、先を走っていた今井と抜きつ抜かれつの激しい駆け引きを展開。最後は実戦経験豊富な川内が競り勝った。
2011.12.07
12年目となる今年も、例年と同様に大半の生徒が志望校の偏差値に届いている。偏差値が高ければすべて良しというわけではないが、それでも偏差値60(全体の15%)以上の学力の生徒が、全生徒のおよそ3分の2に当たる17人というのは、自分の教え子ながらも「よく頑張ってる」とねぎらってあげたい。ただ・・・その中には、残念ながら志望校を回避せざる得ない生徒がいることも確か。理由は通知表。偏差値が上がっていったから、通知表が低く見えてしまうのか。それはわからないが、通知表の価値を、ただ「大事だ!大事だ!」連呼するのではなく数字で正直そのままに伝えたことが、プラスに働いた生徒ももちろんいる中で、マイナスに働いてしまった生徒もいたということなのかもしれない。ここ埼玉県の入試制度では、通知表と入試得点の合算で選抜されることになっている。当日ふたを開けてみなければわからない入試得点に比べ、通知表は持ち点になるのだから、確かに大事だ。しかし逆転が難しいと言うほど差がつくかと言えばそれほどでもない。学校ごとに計算式が異なるので一概には言えないが、たとえば所沢市のトップ校である「所沢北高校」の場合であれば、通知表3年間オール38の生徒と、3年間オール30の生徒において、入試得点の差はどのくらいになるだろうか。通知表で1がつくことのなくなった現行評価制度では事実上の4段階評価と言っても過言ではなく、3は真ん中を含むそれ以下に当たる。よって3年間オール30とは、校内の真ん中かそれ以下。そんな生徒と、3年間しっかりがんばって38を取り続けた生徒との差。その差は入試当日で40点(500点満点中)。一教科につき8点。およそ2問ずつ。偏差値にするとおよそ4。これが大きいか、小さいか。その判断は人によって様々。大きいと言われれば、そうですかね?と答えるし、小さいと言われれば、そうですかね?と答える。ただ言えることは、通知表だけであきらめる必要なんてない。実力で如何様にもなる。だから最後まであきらめずに頑張りぬけ!そう伝え続けた結果・・・通知表はなくても大丈夫なんだと解釈した生徒が生まれてしまったのかもしれない。いや、まあ想像だけれど。。。いまや通知表は、定期テストの点数だけ良くてもそんなに変わるものでもなく、授業態度や提出物、小テストなど、日々の修練の重要性を説いていくしかない。どうしたものか。今いる生徒たちにできる最良の方法をとっていくのはもちろんのこと、次なる生徒たちのための改善もまたとりかかっていかないと。それにしても・・・昔は偏差値を上げることの方が難しかったのにな。今は、逆だ。
2011.12.06
いよいよ師走。事実上、中学校最後の定期テストも終わり、偏差値が出る唯一の公的テスト、『北辰テスト』も残すところあと1回。志望校まで手が届いていない状態であれば、否が応でも焦りが出てきます。そんな中、生徒たちに先日伝えたこと。「ちゃんと勉強してる?」そんな風に親から言われている人、手を挙げてくれないかな?はい、ありがとう。手を下していいよ。やっぱり結構いるね。そうすると、どんな気分になる?嫌な気分だよね、ちゃんとやってるよ!って言いたくなるよね。うん、キミらは勉強していると思う。それは数字が表わしているよ。今年も、ウィルの生徒は平均偏差値60を超えました。選抜クラスではすごいもんで、偏差値65に満たない生徒は1人かな。いいかい、偏差値は順位。偏差値60は全体の上から16%くらいにいることを表します。その位置にいるってことは、それだけの勉強をしている証だよ。さて、とはいえ、いくら偏差値が高くても、大事なことは志望校へ届いているかだよね?はい、○○くん。キミの志望校はどのくらいの偏差値だい?・・・そうだよね、偏差値65は必要だ。ということは、上位7%に入らなければならないってことだよね。ここでもう一度聞くよ?キミたちはその偏差値になれるようにちゃんと勉強しているかい?クラスに35人いるとしたら、3位じゃなければss65にはならない。毎日寝るときに、「今日はクラスで自分より勉強していた奴は2人しかいないだろうな」と確信できているかい?自信持ってそう言える人、はい、手を挙げて。・・・あまりいないみたいだね。ということは、ちゃんとはやってないんじゃないかな。才能がみんな同じだと仮定するなら、純粋に時間勝負になるでしょう?7%に入りたいなら、7%の勉強時間じゃないとダメでしょう(笑)。まさか、「オレは他の凡人とは違うからそこまで時間をかけなくても大丈夫」なんて、本気で思っているナルシストはいないよね(笑)。親の言う、「ちゃんと勉強しているの」の言葉は、そういう意味だよ。お父さん、お母さんはちゃんとわかっているよ、キミらが勉強しているのは。がんばっているのはわかってるさ。だって偏差値で順位が表わされてるんだから。誰よりもキミたちの成功を祈っているご両親の言葉、せっかくだもの、前向きにとらえないともったいないよね。
2011.11.29
民主党・自民党・共産党という既存の巨大政党を敵に回し、新聞や雑誌、テレビなどのメディア媒体がバッシングを浴びせても、本人のネットを介した情報の伝達手段(ブログ・Twitterを代表するSNS)で対抗できる、そんな世の中になってきていることを肌で感じた選挙でした。投票率が10%上がれば、府内は70万票が動き、市内であれば20万票が動きます。今回の大阪ダブル選挙、市長選の得票差は20万票、府知事選は80万票。無党派層(主に若者)が選挙に参加して、今回のように投票率が17%(市長選)も上がれば、既存の体制など容易に壊れます。民主主義の長所と短所はまさにここにあり、ですね。以前にも書いたことがありますが、学校教育で、政治についてもっともっと教え込まなければいけないと思います。
2011.11.28
先日の先生とのお話の中でのことです。「私の目標は、学習障害を持つ子どもたちが成長した先、社会に貢献して笑顔で生活できるような枠組みを作ることです。障害を持った子どもたちにも素晴らしいところがある。そこを伸ばし育むことは、その子にとっても、社会にとってもプラスになる。」そうおっしゃられた後で・・・「私はもう脳がいつまでもつかわからない。できるところまでやり抜きますが、時間はそう多くはないですね。ですから、この後は私の教え子たちの出番です。私の教え子たちはみな優秀です。この国の重要なポストについていくでしょう。」先生の教え子の方を、僕は3人しか知りません。しかしこの3人が3人ともとんでもない!そこで僕はその3人の名前を挙げて、先生の教え子はみんなこの3人のような方ばかりなのですか?と伺いました。そうすると先生は、「彼女らは特に素晴らしい教え子ですが、他の教え子にも同じくらいに素晴らしい人たちがいます。なぜかと言いますと、私の研究室は学類の中でも特別に厳しいことで有名です。そこをわざわざ選んでくるような生徒ですから、みな、そもそも優秀なのですよ。」先生は、意図的に厳しい研究室だということを広めているようでした。そうか、厳しいゼミは避けてたもんな、みんな。だからダメなのか(-_-;)たとえば偏差値の高い学校の方がおのずと人格的にも優秀な人が多くなるように、ハードルの高い場所であればあるほど優秀な人が集まるようになっているんですね。言うは易しでそう実行できることでもないですし、そもそも自分にもできなかった(知らなかった、もある)ことなので、偉そうなことをいう気は毛頭ないのですが、そういった環境に身を置こうと思えば容易に置けるのが学生。社会に出てからでは階層が分かれてしまってそう動けません。この記事を読んで、「そうか、自分を厳しい環境へ置かなければダメなんだ!」と思ってくれる学生が0.1%でもいてくれれば本望です。それが、僕が先生から頂いた時間という「贈り物」へのお返しとなるでしょうから。
2011.10.27
先日23日、任期満了に伴う埼玉県所沢市長選により、新人の自民党推薦、藤本正人氏が民主党の現職、当麻よし子氏を押さえ初当選しました。この結果を受け、藤本氏の公約は推進されることでしょう。さて、藤本氏の具体的な公約は以下の5つのようです。・3学期制の復活、隔週で土曜日授業を実施・校庭の芝生化、校舎は温もりのある木の内装に変えていきます。・小中高一貫の私立学校も誘致します。・発達障害児支援を厚くします。・3世代同居など優遇策を模索します。さすが元高校教師、公約が教育ばかりですね。さて、政策の是非はともかく、公約の達成率にはこだわりを持ってもらわなければなりません。言うまでもなく、候補者を選ぶ最大の指標となるものが公約です。公約を守らなくても選挙に影響が出ないのなら、政治家は選挙の時だけ大言壮語、甘い言葉を連発するでしょう。言うまでもなく、政治家を育てるのは、有権者です。有権者が親、政治家が子。子が悪ければそれは親のせいです。有権者が公約の達成度の低い候補者を落としていく。公約の内容や達成率がそのまま選挙結果に出るようになれば、この国は大きく変わるでしょうね。
2011.10.26
日曜日に、抜き打ちで中学校の学校公開(≒参観日)に行ってきました。そっ~と、生徒に気づかれないように教室の後ろから覗いて回りましたが、いたってみんなお行儀がよい。今年の中学生は落ち着いているんだなぁ、なんて、隔年で学校を見て回っている僕からの印象でした。さて、ここからはただの自慢です。各学年のフロアの廊下に貼られている「○○テスト 満点賞」みたいな紙、よくありますよね。あれに載っている生徒、うちの生徒がいっぱいウィルの生徒は一学年28人と決まっています。東所沢教室の場合、生徒は3つの中学から集まってきていますから、そんなに多いわけではないのですが。『がんばる生徒が集まってきてくれているんだなぁ』と改めて実感しました。今度、塾に来た時に褒めてあげようと思います。さてさて、話は変わって、その日の夕方です。筑波大学障害科学系の先生とお食事。学習障害など、脳の発達障害におけるまさに日本の第一人者の方ですから、お会いする前はそうりゃあもう、めちゃくちゃ緊張しました。「いつ塾を始められたんですか?」「どういう教育をお考えですか?」まず最初に、そんな質問をしてもらって、そこからは先生の熱い思いをうかがいながら、おいしいワインとお食事をごちそうになりました。先生のお話の中で一番心に残っているのは、「学校の先生は、自分の教え子の卒業後に関心がない」ということです。ここで言う「関心がない」というのは、自分の行った教育の結果、卒業した生徒の何人中何人がどうなったのか、追跡データを集めないという意味です。データがなければ、検証も改善もできない。技術の継承もできない、と。「うちの塾では、かなり多くの卒業生が集まってきてくれますので、ある程度の検証はできているかと思います。」僕がそう答えると、先生は即座に「卒業しても顔を出しにくる塾という塾はすばらしいですね。その生徒たちはあなた方の教育が成功した例なのでしょう。では、卒業後に集まってこない、卒業後の情報もつかめなくなってしまった生徒はいませんか。なぜ同じ教育をしたのに違う結果となってしまったのか、その検証も大事ではないですか?」と、おっしゃいました。ウィルのような塾は極めて特殊です。28人という定められた人数で3年間もの長い時間、一緒に過ごします。当然、結びつきも強い。そんな僕らでさえ、卒業生全員の3年後、5年後の姿を(もちろん教え子としていつも気にかけていますが、そうではなく)自分の教育の成果がどれだけ残っているかという視点で考え、検証したことはほとんどありません。そして、きっと全国の学校の先生も。・・・あまりここで詳しく書き記しても、興味のある方はそういらっしゃると思いませんのでこのあたりにしておきます。僕にとって、とても大事な時間でした。来月、再来月とお会いできることと思いますが、どうかこれからもご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
2011.10.24
つい一昨日の授業で、スティーブ・ジョブズ氏のことを話しました。何かを生み出すことで世界を変える人がいる。世界を変えることで、たくさんの人が幸せになる。人を幸せにすることができると、自分も幸せになる。その一例として、彼のことを少しだけ紹介したのですが・・・その次の日、ジョブズの訃報。思えば、中学1年生を博物館へ連れて行ったこの前の日曜日にも、『未来に先回りして点と点をつなげることはできない。君たちにできるのは過去を振り返ってつなげることだけなんだ。だから点と点がいつか何らかのかたちでつながると信じなければならない。』この、ジョブズが学生たちに語った有名な言葉を、僕なりにかみ砕いて伝えました。ダヴィンチのような偉人として後世に語り続けられるだろうとも言われる人物、スティーブ・ジョブズ氏。ご冥福をお祈りいたします。、
2011.10.07
人は誰でも幼き時は社会から守られる。だから自分が大人になったら社会を構成する一員となって、幼き者を守る側に立たなくちゃいけない。社会を構成する一員となるというのは、なにも難しいことではなくて、それぞれが、誰かの役に立つ、誰かに必要とされる存在になるということ。電気を送ってくれる人がいて、水を流してくれる人がいて、テレビ番組を流してくれる人がいて、テレビ自体を作ってくれる人がいて、クリーニングをしてくれる人がいて、電車を動かしてくれる人がいて、スーパーに品物を置いてくれる人がいて、キリがないけど、こういったたくさんの誰かのおかげで、みんなが便利に生活させてもらっているんだ。Mr.Childrenの彩りという歌の詞にこんなフレーズがある。僕のした単純作業がこの世界を回り回って まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく そんな些細な生き甲斐が日常に彩りを加える モノクロの僕の毎日に少ないけど赤 黄色 緑なんてことのない作業が 回り回り回り回って今 僕の目の前の人の笑い顔を作ってゆくそんな確かな生き甲斐は 日常に彩りを加えるモノクロの僕の毎日に 頬が染まる 温かなピンク増やしていく きれいな彩り 社会を構成する一員になるということは、こういうことなんだと思う。そして、その謝礼(収入)。それはその仕事をしてくれた人数で割るんだね。だから当然、できる人が少ない仕事には多くの謝礼(収入)が入り、そうでなければ、人数で割るわけだから謝礼は少なくなる。給料が多い仕事、少ない仕事ってのはこうして決まってるんだ。人には「欲」があって、生きるにはできれば幸せに生きたいでしょう。自分を必要としてもらいたい。自分を認めてもらいたい。そういう欲求を満たすために、社会が求める能力を育て、鍛えていこうとみんな頑張るんだ。普通科目と呼ばれる国語・数学・理科・社会・英語は、そのための数ある「自分を鍛える」種目の1つであって、さらに最も活用範囲の広い能力を育てる種目だといわれているんだよ。どの職種に行こうとも活かされる能力を育てられる、という汎用性の高さが逆に実用性を感じられなくしてしまうから、「こんなの意味あるの?」と感じてしまう要因になってしまうんだけどね。何かをやりたいと思った時に、その仕事ができるようになるには頭を鍛えておくことが必要でしょう。そう、なんでも吸収できる頭。将来何をやりたいと思うかわからない今だからこそ、何でも吸収できる頭を育てているんだよ。そもそもさ・・・意味がないようなことを、大人は子どもにさせるわけないでしょ。
2011.10.03
東京都には、私立中学が180近くある。そのうちの40校から50校程度が事実上、生徒が集まらずに全入状態だという。そんな東京を追うようにして、埼玉県でも私立中学が乱立している。今後もこうした流れは続いていくというけれど、はっきり言って、その意義はどこにあるのだろうか。中学から階層を分けるってことですよね?しかも学力で。『階層は区切ればそのまま固定化する。』この原則から言うと、12歳での階層分けは社会的に意義ある行為とはいえないのではないかと思う。もちろん、上に突出した層または下に突出した層には適した環境を整えるべきです。しかしながら大多数、全体の8~9割に該当する子どもにとって、階層分けのメリットはデメリットを上回れると言えるのだろうか。授業時間数、面倒見、進学実績、偏差値、そういったメリット(売り文句)だけを耳にして、デメリットは考えたこともない、では目も当てられない。階層分けのデメリットは当然、メリットと同じくらいに大きい。限られたモノサシで育まれる狭き視野と、限られたタイプの人間としか接しないことによる排他的価値観。固定化しやすい順位からくる劣等感と無気力、自分を認めてもらえないことからくる虚無感。温室で雨風に晒されない環境で、栄養たっぷりに育まれた頭脳。それは温室で雨風にさらされない環境でこそ輝くことでしょう。では、温室で雨風に晒されない環境で、うまく育つことができずに遊んでしまった人はどうなるのだろうか。学校は社会の縮図でなければならないと思う。社会からあまりに離れた環境で青年期を過ごすことは、授業時間なんかよりもはるかに大きな何かを失いかねない。
2011.09.29
一旦は、車での送迎ができる方のみ来塾可能として、復習のみ(先には進まない)授業にしようと思いましたが、さすがに雨風が激しく、生徒の安全に不安がありますので休校にいたします。なお、授業の振り替えは規約にありますように行えませんので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。学習塾ウィル 代表 横井
2011.09.21
19日の昼に、無事日本に帰国しました。昨年に続いていただいた、かけがえのない機会。自分にとっても、ものすごい刺激を受けたこの経験を、自分の教え子たちにも与えたい。そこで、今年は授業のない7人の時間講師を引き連れていってまいりました。日本に戻ってきて、今こうして思い起こせば、昨年とは違うたくさんの感動が目に浮かびます。昨年は、講師として呼ばれ、講師として授業をし、講師として生徒たちと交流してきました。しかし、今回は彼らと同じ年齢の学生たちが主体。彼らの反応も大きく違って当然ですよね。いや、若さゆえの粗さ、まっすぐさには、苦笑する場面もありましたが、全体的には最高の4日間でした!初日には、空港までお出迎えの後の食事会。二日目は、授業の後に、タイの4年生80人からの盛大な歓迎会。AKBやSMAPなどの振り付け&衣装付のダンスや、浴衣での炭坑節。そして、5つの和太鼓でのImpossible Missionのテーマ。手には豆だらけで、この日のために準備してくれたことに感動するうちの講師たち。三日目には、タイの学生たちがバンコク市内の仏教寺院を案内。(できるだけ話す機会を増やすために、班を3つに分けました)最終日は、同じく班に分けて、1日中、タイの学生たちとショッピング。僕は、基本的に、彼ら学生たちの交流の機会をわずかでも減らしたくなかったので別行動でしたが、互いに泣いて抱き合って別れた話や、一生の親友になろうとお互いにプレゼントを交換した話などを、興奮気味に話し、「本当に来てよかった!」「本当に素晴らしい出会いだった」と語る、うちの講師たち。そして、帰国後にタイの学生から届くメールのほとんどにある、「日本語をもっともっと勉強したい。そうしたらもっともっと仲良くなれる。今までで一番楽しかった時間だったです」との言葉。 互いにまっすぐに受け止め合った4日間だったんでしょうね。『この出会いを、大きくするも、小さくするも、すべてはこれからの君たちしだいだよ。』『この国際感覚、異文化コミュニケーションの価値を、明日から教壇になって生徒たちに伝えていってくださいね。』そう、彼らに伝えて成田で別れました。最後に、タイの学生からもらったメールのいくつかを紹介します。日本語、上手ですよ。「本当に本当に素晴らしかったです。 横井先生と大田先生のおかげでみんなに出会えました。本当にありがとうございます。」「お別れするときが、とても残念で、悲しかったです。本当に本当にまた会いたいです。またタイに来る機会があれば、必ず私たちを連絡してください。私はず~っと連絡したくて、色々なことを話したいんですが、できますか?迷惑ですか?」「先生、今回の日本人と交流はとても楽しかったです。日本人も同じことを感じてると思います。別れる前に泣いている人もいました。みんなとてもいい人です。私の日本語は他の人と比べたらまだまだです。しかしみんなと交流できて本当によかったとおもいます。」本当に素晴らしい機会を与えてくれた親友、大田くん。そして、ホーガーンカー大学に感謝!
2011.09.21
昨年に引き続き、今年もタイのホーガンカー大学へ招かれましたので、15日からの塾の休校日につなげて行ってきたいと思います。依頼された内容は、日本語学科での講義。昨年の講義の経験もあって、今年は企画をこちらからも提案してみました。それは・・・うちの学生講師たちを一緒に連れて行って、彼らにも「ものすごい大きな経験」、他国の大学の教壇に立たせるそして、その後でうまくいけば、タイの大学生たちと交流へと繋げていくというもの。そこで、参加希望者を募ったところ、塾の勤務がない講師の大半が「そんな体験一生できないですよ!ぜひ、連れて行ってください!!」と手をあげました。ということで、総勢8人で行ってきます!日本代表として恥ずかしくないように、しっかりやってきますねそれにしても・・・35歳になった僕でも、あの経験はとんでもなく大きかったですからねぇ。。。20歳そこそこでこんな体験ができたら・・・ん~、うらやましい!
2011.09.06
このブログです。 ここ先日、仕事帰りの電車で卒塾生(7期生)に久々の再会。5年ぶりだもんね。もう立派な大人の女性。こちらからじゃ、きっと気が付かないよ(笑)。そこで・・・人伝には聞いていた話を、彼女自身の口から聞きました。大事にしていた妹さんを昨年、亡くしたということ。「小学6年生の冬に発病して、その年の11月には旅立っていってしまったから、ホント、あっと言う間だったんだ。」どこまで詳しく書いていいのかわからないです。ただ、お母さんの書いているブログを広めてほしい、という彼女の応援を少しでもしたいと思いました。お母さんが一生懸命に書いているから。お母さんと妹の想いがそこにあるから。そう彼女は言っていました。電車のドアが開き、立ち上がった彼女が最後に言った言葉。「早く結婚して、子どもを産んで、お母さんに抱かせてあげたいんだ。きっとその子が妹の生まれ変わりだと思うから」手を振る彼女の表情、いい笑顔でした。
2011.09.06
下書きしたままアップしていなかったブログを、今更ですが更新します。(8月31日の日記)12期生の講習も無事終了!英語科においては、過去のデータと照らし合わせてみて、例年とほぼ同じような仕上がりになりました。もちろん、一人一人で見ていけば、まだまだポテンシャルを引き出せていない生徒もいますが、全体としてはおおむね目標に掲げた志望校の偏差値には到達させることができました。※とはいえ、北辰の過去問を使っての測定結果。あくまでも実力的には・・・という意味でしかないのですが。スポーツでもそうですが、実際の結果というものは実力だけでは測れないですからね。さてさて、今年の100問テスト。大勢の卒塾生たちが後輩たちの激励に集まってくれました!さながらミニ同窓会差し入れの量たるや、過去最高。大げさではなく、本当に「山」のようになっていました。彼らがこうやって、差し入れを持って集まってくれる。一人ひとりの心にある想いは「先輩たちがやってくれたから、僕らも後輩たちのために」。誰かに頼まれてやっているわけではない、これこそが「伝統」ですね。本当にありがとう!このバトンをしっかりと受け取り、今年の12期生もきっとやってくれることでしょう。まずは初戦、9月4日の北辰テスト。さあ、平成24年度入試の始まりです。以上、ここまでが8月31日のブログの内容です。その北辰テストが終わった今日。みんな、どうだっただろうか。今日はずっと気になって気になってしょうがない。
2011.09.04
テレビや雑誌などのメディアに興味がありますでしょうか?という突然の電話。こういうのってたまにある。とりあえず、会ってみることに。本物かどうかは、「どういう経緯で僕らを選んでくれたのか?」という質問を投げかけてみればわかる(と思っている)。だって、本当にうちに興味を持ってくれたのなら(≒メディアで取り上げたら面白いと思ってくれたのなら)、当然、答えられるはずですもん。結果としては、結構マトモでした。※失礼な物言いですいませんちゃんと調べてくれた上での依頼だったんだなって。このブログを見て、興味を持ってくださったようでした。ちなみに、依頼のあった媒体はこちら。近日中にお返事するということにはしましたが・・・今回はやっぱり遠慮したいと思います。だって、僕らがここに加わるの、謙遜まったくなしで違和感ありありですから。
2011.09.02
ある生徒との、今日の授業前の一コマです。その生徒は、典型的な「満たされた」子ども。フツーでいいといって平均点を目標にして満足。※最近「人間の欲望は満たされることがない」という言葉は嘘だと確信しています。もう今の世の中に子どもたちは十分に満足のようです。もはや言うまでもなく、彼らのフツーは、ご両親が子どものために頑張って成し遂げた今の生活なわけで・・・また、そういう子に限って平均をはるかに超える裕福な家庭なんですねぇ。。。なんてったって、大人になって乗りたい車は「ポルシェ」だそうですから(笑)。みんな個人差はあるにせよ、確実に伸びて行っているこの講習中。ただ一人、いつまで経っても気合の乗らないその生徒に、いったい君はどう生きたいのだ、と軽くお説教。その時に、口から出た高校名は、なんと今の学力より偏差値で10以上高い!「それは、今のままでは無理でしょ。目標が高いのは悪いことではないけど、行動が伴なわな過ぎだもの。でも、夢を叶える手助けをするのが僕らの仕事。何が何でもやると言うのなら、全力で応援する。」そう伝えると、本人いわく「自分で勉強するのは無理だけど、やらせられればやれると思う。」う~ん・・・自主性を育ててあげられなかったのは残念だけれど、今までどんな働きかけをしても、自分の意見を発することなどまったくなく、誰と一緒でもただいつもニコニコ佇んでいるだけだったころから比べると、自発性は成長したと言えなくもない。こんなわずかな変化でも、僕にとってはうれしかった一瞬。「わかった!よし、じゃあ今からオレらも全力で個別サポートするから、言われたことは確実にこなすようにね!」そう伝えると、「わかりました。言われたことはどんなことでもやります。」その瞬間、彼のT-シャツの文字に目が行ってびっくり。デカデカと、achieve anythingというわけで、今年のキャッチフレーズはこれで決まり!
2011.08.26
明日から講習再開ですね。英語科は、講習の前半で中学校の全範囲を修了。明日からは実践、実践、実践の毎日です。今年の生徒たちはこの休み期間中にどれだけ「没頭」できたでしょう。彼らの一人一人に課した長文テキスト、そこへの書き込み方。それを見ることで、例年と比べての状態を測り、調整を加えていきます。今年の12期生はどんな状態なのか、楽しみ半分、不安半分話は変わって、今年で10年目、伝統の100問テスト。卒業生も集まって、後輩たちに檄を飛ばす夏の一大イベント。11期生の様子10期生の様子9期生の様子今年は28日にやります。これを見てくれている卒業生諸君!自分たちも先輩たちからもらった「愛」、後輩たちへと繋いでいってね。
2011.08.15
劇団にこっとちゃ茶(通称:にこちゃ)という劇団があります。団員は小学校4年生から18歳までという「子ども劇団」です。その劇団に、小学生から教えている女の子が所属しています。ひたむきに一生懸命にやっていることはよ~く知ってましたから、その姿を観てみたいなと、予てより思ってはいたのですが、なかなか都合も合わず・・・そんなこんなで月日ばかり過ぎていたところでの今回のチャンス。生徒からのお誘いと、僕らの休みが合致。ということで先日、行ってきました。文化芸術に親しみがない僕にとっての初ミュージカル。そんな僕でも、彼ら彼女らがここまでに要した努力の時間、そして、この劇にかける想いがビシビシ伝わってきました。意図を勘違いされて用いられることが多い言葉に、「部活を一生懸命にやった人は勉強もできる」があります。部活に懸けた一生懸命さが、そのまま勉強に活かされることはほとんどないでしょう。なぜなら種目が違うからです。将棋に一生懸命取り組んでいたから、野球をやらせても一生懸命やるだろう、はちょっとムチャです(笑)。しかし、部活で学んだ「努力をしなければうまくならない」「努力をすれば必ず上達する」という経験は活かされます。努力しなければうまくならない。努力しても成し遂げられないことがある。それでも、努力する以外に道はない。才能ないとか嘆いていても仕方がない。もっと楽な方法を、なんて探してる時間がもったいない。楽な道を探して右往左往してしまうのは人の常。しかし、懸命に何かに打ち込んで得た経験が、真理が、こういった逃避の本能を打ち消してくれる。部活もこの夏にようやく落ち着いてきたところです。がんばってきた子どもたちが、勉強に対してつい逃げ腰になってしまったとしたら、こう言ってあげてください。練習しないでうまくなる方法があったかい?練習すれば、必ず前に進むんだよ。と。
2011.08.08
先日、祖母の通夜、葬儀を終え、北海道から戻ってまいりました。急な代講となりご迷惑をおかけしましたが、おかげさまで、祖母の最期の言葉を聞くことができました。明後日からは、これまで以上にパワフルに仕事を行っていきます!祖母が危篤との報を受けたのが7月19日。6月半ばには、元気に電話で話をしたばかりなのに・・・いったいどういうことなのか。病状は「間質性肺炎」、吸えども吸えども肺に酸素が行かなくなる病気です。もがき苦しむゆえ、もっともつらいとされる呼吸器の病気。「祖母には、回復の見込みがないとは伝えていない。オマエが関東から突然に来たら、自分はもう長くないのではないかと察すると思い、今まで言わなかったが、明日にでもモルヒネの大量投与を行い、意識を断つとのことなので一応知らせる。」父からの連絡に驚き、いつから入院していたのか問うと、わずが10日前とのこと。突然のことで父自身も平静を必死に保っている様子でした。幼くして母を亡くした僕ら三弟妹を育ててくれた祖母。僕が札幌の病院に駆け付けた時、呼吸器を付けながらも険しい表情で必死に息を吸い、もだえながらも絞り出すようにかけてくれた言葉。「なんだい、ちゃんと食べているのかい。身体は資本だから大事にせんといかんよ」「今のばあちゃんに言われてもなんの説得力もないわ。早く治しや」そう応じると、「これは、し・に・や・ま・い」と言って、かすかに笑顔を見せてくれました。医師の勧めでモルヒネの大量と投与が始まったのは、それからわずか2時間ほどのことでした。もがき苦しむ姿をもう見ていられないという、父たちの判断です。薄れゆく意識の中、祖母は死期を悟ったのか、懸命にベッドの周りにいる人に話そうとしました。一旦、声を出せば、呼吸が乱れるため、いっそう苦しみます。でも、周囲の制止を振り切って、懸命に声をかけていました。僕が、最後にもらった言葉。「遠くから来てくれたのに、なんもこしらえてやれんと、ほんとにごめんねぇ」人の一生、いつ終わるかもしれない日々。明日、終わってもなんら不思議はない。母は、35歳で入院し、その4年後にこの世を去りました。その年に今僕はなっています。今、生きているこの時間を大切にしよう。なぜなら、あなたが今いるこの時間は、誰かが必死に求めても得られなかった時間だから月並みなこの言葉が、胸に突き刺ささっています。P.S 異変を感じたら、病院にはすぐに行きましょう。
2011.07.30
たくさんの生徒が参加してくれた、第一回「社会科見学」。およそ50人の生徒たちを連れて、上野にある日本一の博物館、「国立科学博物館」へ行ってきました生徒たちは僕らの期待以上に大はしゃぎ。いやはや・・・興奮しすぎです「学校の先生の苦労がよくわかりましたよ(笑)」そんなことを言いながらも、生徒たちの活き活きとした表情に釣られてか、いい表情。地質学を専攻している講師、機械工学を専攻している講師、他にも、応用化学、生物薬学・・・そういった自らが専攻する分野から働きかけ、保護者の方や小学校の先生と一緒に行くのとは違う色を出すこと。それがウィルの社会科見学の最大の魅力でありたい。生徒たちが博物館で見て聞いたことを家で話してくれたとしたら大成功なのですが・・・どうだったでしょうか?「塾はテスト対策をするところ、勉強を詰め込むところ」そのイメージが間違っているとは思いません。いや、むしろそのイメージは多くの場合当てはまるのでしょう。しかし、ウィルは違う。違う方法で子どもたちの学力を伸ばしたい。この思いに賛同してくれる人たちが集まってきてくれている。そのことが、僕らの力の源です。さて次は、多くの中学生に巣くう歴史嫌いの虫を退治するために、江戸東京博物館へと連れて行きます!
2011.06.27
想像力・・・というか、想定力かな。目の前の現象をより身近に、自分に近い距離で捉える感覚を養うには、もってこいだと思いました。あ、すいません、何の話かわかりませんね。下見に行ってきた『博物館』のことです。たとえば、恐竜の化石。『こんな生き物がいたんだ』までは誰もが感じることでしょう。しかし、その化石に肉付けし、色を付け、目の前に出現させてながら説明を読んでいくことができるかどうか。さらに、そういったことが限定された範囲のみならず、広く様々な範囲で(個々に差はあるとしても)できるかどうか。教室ではなかなかできないことを、ここならばできるかもしれません。想定力を育てる もちろん、ただ連れていけばおのずと身に付く、なんてはずもなく、かなり働きかけ、声かけには技術が必要でしょう。しかしながら、僕らだからこそできることがきっとある。たとえば、小学校の先生は、全員が教育学を専攻されています。教育学を専攻されている方だからこそできる働きかけがあるとすれば、たとえば僕、歴史学を専攻しているからこそ話せることがある。地質学を専攻している講師、機械工学を専攻している講師、他にも、応用化学、生物薬学、などなど。各講師が専攻している様々な分野から働きかけができる。当日は、講師2人に生徒6人の班行動。一人でもいい、心に響く、人生が変わる、最良の日にしたいと思います。
2011.06.13
今年から始まる新企画、第一弾。小学生対象の「博物館見学」。その下見に行ってきます。毎年高い平均偏差値をキープできている一番の理由、それは僕らの教務力ではありません。その秘訣は、保護者の方から頂いている時間だと思っています。時間をいただいてるからこそ、小手先のテクニックに頼らない教育、そして、量に頼らない「考える授業」を行えるのですから。今年から始まるこの企画、参加希望生徒は、なんと驚きの40名。※ありがとうございます!引率は、自然科学系の学問を大学で専攻している者を中心に選抜された16名の講師陣。「自らの専攻する分野をもって、子どもたちの目を輝かせてもらいたい!」それがこの企画の肝。では、日本一の博物館、国立科学博物館へ、上野まで行ってまいります。
2011.06.11
今期から開講した難関私立コース。初日に夏前までの方針を伝えた上での二回目からの授業は、私立『本郷高校』の入試問題の中にある、知らない英単語をひとつひとつ、辞書を使って丁寧に覚えていくというもの。ここでの注意点は、書いてある和訳をただそのまま覚えていくというような、意識の伴わない『作業』にはしないこと。辞書にあるいくつかある和訳、例文を見て、イメージに落とし込む努力をすることが大事だよ、と時間いっぱい辞書とにらめっこの授業をしました。目に見える行動は同じでも、意識によって、効果は雲泥の差となる。※生徒諸君、ここ大事だよ!いい例としては、スキーの荻原兄弟ですね。彼らは双子。遺伝子レベルでも、後天的な家庭環境においても、差なんて限りなく小さい。にもかかわらず、自分と弟、次晴との差はどこから生まれたのか?その問いに対する兄、健司さんの返答。『まったく同じ質、同じ量のトレーニングをしていても、ぼくは体を動かしながら、「この動きはあの技に」「この筋肉はあの動作に」といつも考えて体を動かしているんですが、次晴は、トレーニングが辛いから、頭の中では辛さから逃げるために、自分の好きな音楽だとか、今日は何を食べようかとか、練習にまったく関係のないことを考えたりしていたみたいですね。意識の持って行き方の違いで、同じ質、量をこなしても、パフォーマンスに差が現れてくるのだと思っています。』オレもそれなりにやってるんだけどなぁ・・・なんて思っている人は、ちょっと考えてみたい話だと思いませんか?意識をどうもっていくかで、今までと同じ時間、同じテキストを同じようにこなしているのに、その効果が劇的に変わってくるんだから、やらない手はないですよね。
2011.05.20
「普通でいい。普通で十分。だから、がんばらなくてもいい」よっぽど日々が幸せなんだろうねぇ。「いや、幸せってこともないけど・・・欲しいものもないし、今の生活で十分かなって」今の生活で十分?は? ふざけるな!オマエが手に入れたモンじゃないだろう!と、こんな言葉を発しようものなら一喝したいところですが・・・。今の大人たちが「がんばって」創ってくれたこの国が、最高形態に達したということなのかもしれません。「子孫の為に美田を買わず」西郷隆盛の言葉で、子供や孫たちの幸せを願い、財産を蓄え、残すようなことをすると、結局は自立心を失わせ不幸にする、という意味ですが、こういう自立心を失った「普通でいいや」精神の子どもたちが増えるというのは、見方によっては素晴らしいことなのかもしれないな、なんて社会学的見地から皮肉の一言も言いたくなる今日この頃です(-_-;)
2011.05.17
男の子と女の子の違い。そりゃあもうたくさんあります。まったく違う生き物です。お父さん、お母さんはその違いを人生の中で、そう特に恋愛経験や夫婦関係の中で感じていらっしゃるじゃないですか異性のことを考えるときに、「自分だったら・・・」はキケン。では、どうしたらよいのか?それはですね・・・息子のことはお父さんに、娘のことはお母さんに、意見を聞くことですね。とりあえずは、男の子と女の子はまったく違うってことを頭に置いておく、ただそれだけでも大きな意味を持ってくると思います。
2011.05.10
忘れられない人がいる。忘れられない時間がある。忘れられない場所がある。流れゆくときの中から、そんな忘れたくない記憶を一つ一つ紡いでいく。喜びも、怒りも、哀しみ、楽しさも、一つ一つを大事に紡いで、ぜ~んぶひっくるめて、いい人生を過ごしているなぁと振り返られる大人にあこがれる。せっかくの人生、同じ時を過ごすなら、できることなら濃いものにしたい。誰よりも。
2011.05.10
土曜日は1期生に誘われてちょっと飲み過ぎ月曜日の今日は、午前中に4期生から「小学校教員正採用」の吉報を受け、午後からは5期生のお誘いを受けて6年ぶりの再会。先生はまったく変わらないですね!そう言ってくれるみんなはすっごく変わっていってるね。立派な大人になってすごくうれしいよ。「自分の仕事がこうやって「カタチ」になっているんだ」そう思える幸せをくれてるんだよ。本当にありがとう。明日もがんばろう
2011.04.25
公民を育てる教育をしないとこういう国になってしまうということ。(その1)官房長官はがんばっている。総理大臣はどうしようもない。なぜ、そう思うの?だって、官房長官ばかりテレビに映るから。官房長官のお仕事って何か知ってる?(その2)政治家はどうしようもない。だから選挙に行っても意味ない。政治家を生むのも有権者なら、育てるのも有権者。それって、うちの子どもはどうしようもない。育てても意味ない。って、育児放棄しているのと変わらない。(その3)政治家の言ってることってわからない。もっとわかりやすく伝えてほしい。わかる努力をしてから言うべき。(国を動かすレベルの政治がわかりやすいはずがないけど)先生の言ってることってわからない。もっとわかりやすく説明しろ。が、そう違和感なくまかり通ってしまう世の中が問題。だったら、自分ならできるのだろうか。できないなら、批判は節操を持ってすべきだと思う。(その4)今、被災者の方々が最も頼るべき人。今、被災者の方々を最も多く救える人。それが「菅直人」総理大臣。その人に罵声を浴びせる被災者を見てやるせない気持ちになった。聖人君子はいない。自分に罵声を浴びせる人を救うために、自らの命を賭けられるだろうか?逆に、期待して頼ってくれる、信じてくれる人のためには、本気で命を賭けられる。それが男という生き物だと思う。歴史上にも、そういった例は多数存在している。また、ピグマリオン効果とゴーレム効果もある(説明割愛)。とにかく、罵声を浴びせられて、より一層がんばるなんて人はいない。原発にOKを出したのも、地震が起きたのも、菅直人総理の責任ではないのだ。最も頼るべき人に罵声を浴びせる、その意味がわからない、と、生まれてからずっと住み続けていた町、家が、この震災で水の底に沈んでしまい、現在も学校暮らしの親戚の弁。こういった人が増えているその理由は、すべて義務教育期間の社会科の指導にあると思う。こういったことを教わっていないのだから仕方がない(・・・とまでは言えないのだけれど)。特に「公民」。公民とは、政治に参加することができる見識のある人、社会作りあげる能力を持った人のこと。そういった人を育てるはずの教科が「公民」であるはずなのに、使命感を持っておられる学校の先生はどれくらいいらっしゃるのだろう。参議院の定数とか、任期とか、解散がどうのとか、それも大事じゃないとは言わないけれど、そんなことよりももっともっと大事なことがあると思う。少なくとも、僕は「公民」という科目がこういった意味ある教科だということを大学で教わるまで知らなかった。うちの大学講師陣に「公民」の意味を伝えたら、みんな眼の色を変えてくれる。生徒たちに伝えたら、教室中が政治談議になる。経済談議になる。政治を大学でやりたい。経済を大学でやりたい。そういった生徒たちがどんどん出てくる。もう、感情赴くままに勢いで書いちゃってるのでこの辺でやめておくけど、ちゃんと教えればほぼ全員が政治や経済に関心を持ってくれる。政治に関心ない人を作っているのは間違いなく「学校」だと思う。そして、政治に関心ある公民を育て、すばらしい社会に変えていける力を持つただひとつの場所といっても過言ではない場所でもある。学校の先生の仕事はものすごく大きく、尊い。
2011.04.22
保護者の方から、東中学の昨年度の卒業後進路先が記された表をいただきました。見てみると、偏差値65を超える高校への進学者数は16名(およそ180名中)。偏差値とは順位なわけですから、これはいわば当たり前の数字。なぜなら偏差値65というのは、およそ上位7%の位置をさすのですから。それはわかってはいました。頭では。でも、その数を改めて目にしてみて、今は目が醒めたような気がしています。初めて塾生の平均偏差値が60を超えたのが5年前のこと。そんな塾は聞いたことがない、とたくさんの塾から電話やメール、訪問などを受けたものです。僕らもそんな生徒たちのことを誇りに思い、また彼らもこの塾のことを誇りに思ってくれました。それ以来、うちの塾生はずっと平均偏差値60を超えています。半分近くが65を超えていく、そんな素晴らしい生徒たちなのにもかかわらず、いつのまにか彼らに対する感覚がマヒしていました。みんなホント、がんばっているよ。たとえば偏差値55、それだって素晴らしい数字だよね。一人一人みんな確実に成長、少しずつでも前の自分よりも伸びていってるよね。そうだよね、保護者の方の「もっともっと」は、親なんだもの、それは自然なことだけど、オレまでそうなってどうするの?って感じだよね。多くの経験、専門的な知をもとに、客観的な視点で情報を伝えるのが、プロの仕事でしょう。彼ら一人一人の現時点でのポテンシャルを最大限に引き出すことと、全体の底上げと称して全員に際限なく求めてしまうことは似ていて非なるものです。『生徒たちを誇りに思う』この気持ちを抱いていない指導者にはなりたくない。そのためにも、この表は壁に貼っておきたいと思います。持って来てくださった保護者の方、ありがとうございました。
2011.04.20
ゲストを招いています誰かというと、タイの大学で教壇に立っている友人。日本に一時帰国しているらしいので、ちょっと寄ってもらいます。(さらに、授業にも少し入ってもらいます)国際的な視点を持つ、ひとつのきっかけになればいいですね。
2011.04.13
計画停電、事実上の「終了宣言」海江田経済産業相は8日の閣議後記者会見で、地域ごとに順番に電気を止める計画停電について、「実施するのが原則から、実施しないことが原則になる」と述べ、同日で原則打ち切ると表明した。現在行っている計画停電については、事実上の「終了宣言」となる。ただ、不測の大停電を生じさせないための「緊急措置」として、計画停電の仕組み自体は残す。また、政府の電力需給緊急対策本部は8日、東京電力と東北電力管内における夏の電力不足対策の骨格案を正式に発表した。契約電力に応じて夏のピーク時間帯の最大使用電力の抑制目標を明記し、大企業の工場など大口需要家は平年より25%程度、町工場などの小口需要家は20%程度、家庭は15~20%の節電目標を設けた。計画停電や不測の大規模停電の回避を目指す。対策本部は幅広く意見を聞いた上で、4月末までに需給対策を最終決定する。(2011年4月8日12時00分 読売新聞)よし!これで平常通りにできる。二転三転させてしまい大変申し訳ありませんが、すでに各ご家庭に文書にて送付してございます「4月中は停電するしないにかかわらず、該当日はすべて臨時休校とし、土曜に代講する」の原則を来週より撤回したいと思います。本日中には「原則を撤回し、通常通りに戻す」という内容の文書を作成し、月曜着で送付いたしますので、おもに運動系の習い事を土曜日にされている生徒も来週からは大丈夫になります。これでやっと業務に専念できます
2011.04.08
計画停電近く終了宣言、4月中実施なしの公算大経済産業省と東京電力は6日、地域ごとに順番に電気を止める計画停電を、原則として行わない「終了宣言」を近く出す方針を固めた。計画停電は、3月28日を最後に実施されておらず、4月中は実施しない公算が大きい。東電が、計画停電の終了宣言を出すのは、気温が上昇して暖房需要が減ったことと、火力発電所が再稼働して電力供給が需要を安定的に上回る見通しになったからだ。東日本大震災で、東電の発電所の多くが被災した。計画停電は、東電の電力供給力が震災前の約4割減の3100万キロ・ワットに落ち込んで電力需要を下回る恐れが出たため、3月14日に初めて実施された。だが、節電が進んだ結果、電力需要は3000万~3500万キロ・ワット程度にとどまり、一方で現在の供給力は4000万キロ・ワット程度に回復している。(2011年4月7日01時26分 読売新聞)
2011.04.07
今日から新年度スタートです。ただ、時間割の告知に問題がありました。もし間違ってしまった場合はしっかりと代講させていただきます。さて、明日ですが文書で告知しましたように、計画停電の該当日のため臨時休校とします。授業の代講は、9日(土)になります。時間帯は、小学生:14時~15時中学生:17時~18時半となります。今後の対応ですが、どうやら計画停電も実施されなさそうですし、できれば体育系の習い事がある生徒の多い土曜日の代講は避けたいです。今一度、再検討が必要かと感じております。
2011.04.07
中学3年生以外の時間割についてです。昨年は、どの生徒がどの曜日に来るかをこちら側で決めさせていただき、もしご都合が合わない場合は変更する、という方式を採り、文書にて送付させていただきました。結果的に、どの生徒がどの曜日にいるのかということが文書にてわかるという個人情報の問題、そして誰々と一緒がいいというような連絡が女の子を中心に塾に寄せられました。そこで今年は、最初から習い事の都合や生徒同士の友人関係などを考え、一年間通塾が可能な曜日を、各ご家庭で自由に選んでもらう方式を採ったのですが、その意図を生徒に口頭で伝えるだけになってしまっていました。その結果、こちら側の伝達の不備から各ご家庭までその意図が伝わらず、結果的に混乱を招いてしまったようです。つきましては、授業日を選ぶにあたり昨年と同じように、まずはこちらである程度の大枠を決めさせていただき、その上での[自由選択]とさせていただきます。保護者の方々には多大なるご迷惑をおかけしてしまいまことに申し訳ありませでした。小学6年生【算数】 ・東所沢小学校在籍の生徒≪水曜日≫ ・上記以外の小学校在籍の生徒≪月曜日≫中学1年生【数学】 ・柳瀬中学校在籍の生徒≪水曜日≫ ・上記以外の中学校在籍の生徒≪木曜日≫中学1年生【英語】 ・柳瀬中学校在籍の生徒≪火曜日≫ ・上記以外の中学校在籍の生徒≪金曜日≫中学2年生【数学】 ・安松中学校在籍の生徒≪金曜日≫ ・上記以外の中学校在籍の生徒≪月曜日≫中学2年生【英語】 ・安松中学校在籍の生徒≪木曜日≫ ・上記以外の中学校在籍の生徒≪火曜日≫※ もちろん、これはあくまで大枠です。好きな曜日をお選びいただいて構いません。
2011.04.06
二日間臨時休校を挟んで、今日が講習の二日目。計画停電の影響でイレギュラーの日程表となり、保護者の方々ならびに生徒にはご不便をおかけいたしますが、なにとぞご容赦ください。さて、講習期間中の確認です。4月1日 14時開塾 平常通りの時間割で授業を行います。4月2日 14時開塾 平常通りの時間割で授業を行います。4月3日 10時開塾 この日だけの特別時間割(各ご家庭に配布済み)で行います。4月4日 休館日4月5日 休館日 4月6日 14時開塾 平常通りの時間割で授業を行います。では、今日も気合入れていきます!
2011.03.31
更新してみました。計画停電の影響で、突然の休校や、予定外の補講、電話が繋がらなかったり、連絡が行き届かなかったり・・・。こんな状況でも、ご助言いただけたり、笑顔で受け入れてくれる方々、日本人ってのは懐が深いなぁと改めて感謝の気持ちが湧き上がります。混乱しているのは日本中一緒。一日でもこの状況を回復させるためにも、ACではないですが、できることを少しずつやっていくしかないのですね。「今、目の前にある、できることをしっかりと」さあ!来週から12年目、年度のスタートです。
2011.03.23
今日は、どこも停電が無いようですね。これから暖房をしようしなくてもいいような陽気に包まれれば、もしかしたら停電はあまり行われないかもしれない、なんて期待したりして。岩手の親戚から一報が届きました。「やっと携帯が使えるようになりました。とりあえず生きています。今日、避難所で○○さん(←共通の親戚)に会うことができました。消防で忙しいので後日また電話します!」これで3人目の安否がわかりました。一先ず、よかったさて、次は火曜日が停電の可能性あり、とのこと。本日、電話とメールでご連絡いたしましたが、この日の授業は時間そのままに土曜日の26日にスライドします。習い事や部活の関係で大変かもしれませんが、どうかご容赦ください。とにかく、こんな時こそハチドリの一滴の精神。I'm only doing what I can do !『ハチドリのひとしずく』(辻信一監修、光文社)森が燃えていました。森の生きものたちは、われ先にと逃げていきました。でもクリキンディという名のハチドリだけは、いったりきたり口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます。動物たちがそれを見て「そんなことをして いったい何になるんだ」といって笑います。クリキンディはこう答えました。「私は、私にできることをしているだけ」
2011.03.19
ある生徒のことを、3月10日からずっと、今も毎日考えています。常に「自分の行きたいところから逃げない!」受験を勧めてきました。残念ながらその全員を合格させられたわけでもなく、不合格になった生徒の顔を思い起こせばまったく悔いが残らないはずはありません。しかし、五分五分での勝負に果敢に挑んだ上での不合格には、そのあとも前向きなパワーがみなぎる。その顔は決して敗者ではない、充実感がにじむ。今までの不合格になってしまった生徒たちのほとんどは、そんな表情で卒塾を迎え、その経験を胸に高校生活をすばらしいものに変えていきました。今年、一人どうしても、今も納得できない受験結果に終わらせてしまった生徒がいます。落ちるはずのなかった生徒。あらゆるデータで余裕があった生徒。開校以来11年で、合格確実なっていた生徒が不合格になったことは1例だけ。。。2例目になってしまったその生徒。何が足りなかったのか、今もその理由がわからない。きっとずっと悩み続けるだろう、彼も、そして僕も。3年後、この経験がよかったと思える日まで。僕と彼との受験は、まだ終わっていない。
2011.03.19
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