第12回和郎女作品展
本日は久々の和郎女作品展であります。先日1月20日の若草読書会にお持ち下さった、今年の干支の巳に関する作品を中心にした作品展であります。
<参考>過去の和郎女作品展は コチラ
からどうぞ。
何れも楽しい作品。読書会出席メンバーは、それぞれ抽選で当たった作品をお土産に頂戴して帰りました。
今回はちょっと趣向を変えまして、以下、和郎女作品と偐家持美術館長の駄洒落とのコラボと致します。
先ずはお正月らしく紅白の千両・万両の巳であります。
一攫千金もあれば二蛇万金も・・・ないか(笑)。
地道に暮らすのじゃ(蛇)、巳なの衆。
千両役者と千両白蛇。万両の実と万両の巳。
蛇蛇蛇蛇~ン、蛇蛇蛇蛇~ンはベートーベンの「運命」、
巳~ン巳~ン巳~ン巳ィ~ンはミンミンゼミ。
蛇ンバル蛇ンは、ああ巳情。レ・巳蛇ラブルだなし。(蛇重の桜)
次のオリンピックはリオデ蛇ねえ~の?
ソチは知ら
アナコンダったか?
<この辺まで来るとかなり苦しいですな(笑)。>
上は、「紅梅白梅」ならぬ「紅梅白蛇」でありますな。
類語を探すと、
精米白蛇 (精米白米)
、金波銀蛇 (金波銀波)
、青天白蛇 (青天白日)
、白蛇青松 (白砂青松)
などと色々ある。
「青天白蛇」とは、青空に白い蛇が現れること。この現象が現れると濡れ衣が晴れるとして、これを人々は青天白日の「巳」と呼んだ。そこから転訛したのが「青天白日の身」なのである(笑)。
「白砂青松」とは美しい海辺の景色を褒める言葉であるが、「白蛇青松」は、青い松に白い大蛇が絡みついてその美しい景色が台無しになっていること、またはそのような邪魔物のことを意味するのですな。こういうのを、「蛇に交われば邪魔になる。」と言う。「朱に交われば赤くなる。」はこれから派生したのである(笑)。
因みに、これに似た言葉で「白蛇赤松」というのがある。これは、赤松林に侵入して松茸泥棒をすることを言う。また「白蛇黒松」は、松茸の生えない黒松林に侵入して松茸を盗もうとする馬鹿のことを言うのである。
以上を纏めると「荒唐無稽」又は「口頭巳形」ということになる。
松と青い蛇。青での言い替えで浮かぶのは、
あったら怖い、
青雲の志=青蛇の串刺し
青天の霹靂=青蛇の悪癖
幸せの青い鳥=詰合せの青い蛇
ジャスミン茶=蛇酢味噌茶
ジャズダンス=蛇頭箪笥
巻物と蛇ですな。
とぐろ巻くヘビは普通。
舌巻くヘビはちょっと珍しい。
ハチ巻、首巻、腰巻してるヘビはいまい。いたらジャマイカ?
「う呑み」はしても「ウ巻き」は食わないヘビ。
またまた、白蛇。
白蛇委任 (白紙委任)
、白蛇撤回 (白紙撤回)
、明々白蛇 (明々白々)
や白蛇三千匹 (白髪三千丈)
などが思い浮かぶが、こんなのはどうでしょう。
朝には厚顔ありて夕には白蛇となれる巳なれり
(蓮蛇「白蛇の御文章」)
(原文) 朝には紅顔ありて夕には白骨となれる身なれり
(蓮如「白骨の御文章」)
上左は宝と福の二字の蛇。二字と言えば虹。
「虹」は、古代中国の人は、天に昇った蛇と考えました。それで虫篇が付いている。
それはさて置き、この二字(虹)で、「抱腹絶倒」ならぬ「宝福絶頂」で今年もめでたし、めでたし、なのであります。
右の朝顔は、今回撮影したものではなく、昨年の夏に撮影したものの未掲載のまま小生のパソコンに眠っていたものです。場違いな感は否めませんが、掲載することとしました。こういうのを「夏炉冬扇」と言いますが、季節外れに引っ張り出された朝顔さん、少しもめげず、「朝顔当然」という顔をしているのは立派なものです(笑)。
次はストラップです。
和郎女さんは何でも器用に作ってしまわれますな。
ストラップにも蛇が付いているので、蛇の「駄洒落」ならぬ「駄蛇列」を。
茶番劇=蛇番劇
今年はヘビ年だと巳年生まれがしゃしゃり出て、おか
しなことになることを言う。
目茶苦茶(滅茶苦茶)=目蛇苦蛇(滅蛇苦蛇)
呑み過ぎてへべれけになったヘビが悪酔いで悶え苦
しむこと。転じて支離滅裂な様を言う。
ゴチャゴチャ=御蛇御蛇
偉そうにした蛇がやって来て、まとまりかかった議論
を混乱させてしまうこと。または要らぬ口出しをするこ
とを言う。
いちゃつく=猪蛇つく
猪に蛇が絡み付くと猪は驚いて暴れまくる、そのよう
に見苦しいまでに慌て狼狽することを言う。
以上、偐家持監修「偐代閑話辞典」<かどわかし書店発行>より。
なお、この辞典は「慎重社」や「言うなり書店」では取り扱っていない。
上のストラップの中味は蜆?蜆の上には鈴も付いている。
鈴見てるシジミ、指示待ちのシジミ、支持者にはシジミじゃ
しみじみと身にしむ秋知るシジミ汁、シジミの一味に軋み
趣味地味なシジミ、夜のしじま朝のシジミ、沈むのにシジミ
縮み上ってもシジミ、知事見るシジミ、シジミの味見
シジミも夕涼み
和郎女さんの作品で少し遊び過ぎましたでスネーク。
ではまた、作品写真が溜まりましたら次回和郎女作品展にてお会い致しましょう。ご来場どうも有難うございました。
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