昨日(3日)は左目の後発白内障の治療でした。左目の視力が落ちて読書などが困難になる状態、ブログPC画面も何やら見えにくい状態になっていましたので、病院眼科を受診した処、水晶体の収まっている袋に濁りが生じている所為だろうということで、それをレーザー照射して除去しましょうという診断。その診断に基づくレーザー治療施術が昨日の午後のことでした。瞳孔が開きっぱなしになる目薬をさされて待つこと10数分。施術室に案内され、其処ででパチッ、パチッとレーザー光線で汚れを除去して戴きました。
昨年2月に白内障の手術を受けて左右とも人工水晶体になっているヤカモチの眼球でありますが、手術後快適だった視力が1年余で不調になるとは想定外のことでありました。
レーザー治療後は左目の視界は極めて明瞭となり、恰も白内障手術直後のような色彩の鮮やかさが甦りましたが、どうも左右の焦点距離に差異が生じているようで、文字などを見る時の違和感は依然残ったままです。これは眼鏡で調整するしかありませんですかね。近距離は裸眼で、遠距離は眼鏡で、というのが昨年手術時の小生の選択にて、術後最近まではそれで不自由なく来ましたが、どうやら近距離もそれ用の眼鏡が必要となるのでしょうか。
なお、今回気が付いたことは左右の眼球に視力の差異が生じた場合は、より視力の良い方の目で見るように脳の方は自動的に選択するようです。レーザー治療以前は主として右目で見ていたヤカモチですが治療以後は左目で物を見ているようです。この変換が完結するまでの過渡期は左右の葛藤があってものが見えにくくなるようですが、やがて折り合いがついて何れか一方が支配的となることによって違和感が減殺されるようです。
さて、眼球の話はこれまで。本日は月例の墓参でありました。少し小雨模様でしたが出掛けることにしました。
墓地の入口近くにある池には睡蓮が咲き、雨滴がつくる水紋も風情がある。
その前に墓参恒例の今月の言葉です。
行き詰まるのは自我の思いだけであるーー清沢満之
物事は自己の思い通りに動くものもあるが、それとは関係なく動いて行くものの方が多い。行き詰まる、というのは物事が行き詰まっているのではなく自己がこうあって欲しいと願う方向に進まない状態のことを言っているのであれば、確かに行き詰まっているのは「自我の思い」であって、物事の方ではないとも言えますかね。少し「自我の思い」から距離を置いて物事を見つめ直してみれば、その打開策も見えて来るということはあるでしょう。つまりはそういうことでしょうか。
寺の門前の言葉など「吾事に非ず」とザクロは花を付け、実を付けていました。こちらは「自我の思い」などありませんから、年々歳々、時到れば滞りなく花を咲かせ、実を生らせます。
では、墓参恒例のその前後の花散歩であります。と言っても今日は小雨にて遠回り散歩ではありませんので、往復の道すがらの花たちに過ぎません。
自我の思いなきは、サルスベリの花も亦同じ。
雨が降るとサルが一層滑りやすくなるというものだが、それを見越してか、隣の柿の木の切株には「サルノコシカケ」が用意されて居りました。まあ、これが「サルノコシカケ」かどうかは定かではありませぬが、サルの姿も見掛けませぬから「ドナタノコシカケ」であってもいいのではあります。
これはルリタマアザミ。去年の今頃この花を初めて目にしてブログに載せた時に、小万知さんからその名を教わったのでありました。墓への道すがらのお家の庭にあるのですが、今年もフェンスから頭を出していました。 <参考> 墓参・花散歩 2014.7.6.
先月に続いてのムラサキツユクサです。雨露を帯びたムラサキツユクサという処がミソであります。
そして次はヤブガラシの花。
ヤブガラシの花は昨年7月の記事にて掲載済みの花で芸がない。ということで、今回は、同じ「ヤブ」仲間の「ヤブジラミ」をご紹介します。ヤブから棒でもヤブ蛇ではないでしょう。
ヤブジラミとはまた結構な名前を頂戴したものです。本家のシラミは駆除されて目にしなくなりましたが、ヤブジラミは堅調に勢力を維持しているようです。
この花の種子は所謂「ひっつき虫」の一種。草むらに立ち入るとこいつがいっぱいズボンの裾や靴下などにくっついて往生するが、これが「ヤブジラミ」という名の由縁であれば、まあ、この有難くない名も自業自得という奴ですな。
これはヨモギの仲間でしょうか。葉を潰して匂うとヨモギに似た香でした。ヨモギは約30種あるそうですが、その区分などはヤカモチには不可能。ヒトツバヨモギなんぞという名のヨモギもあるようですから、名前から言えばこいつの葉の形状から見てヒトツバヨモギかも知れないとヤマを張ってみましたが、勿論さしたる根拠もない、いい加減な話でありますので、マユツバヨモギであります。
ヒメジョオンとハルジオンは似ているが、茎を折って見れば区別が出来る。茎が中空なのがハルジオン、中身が詰まっているのがヒメジョオン。だからと言って行き詰まっているわけではない。
ヒイラギナンテンの実はブルーベリーみたいですな。
ムクゲは白花がより美しい。雨に濡れたる様はさらなり(笑)。
他愛の無い無駄話でした。
しかし、字数制限ですので、ここまでとします。
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