第20回和郎女作品展
本日の記事は和郎女作品展とします。
25日の若草読書会の折に、参加者へのお土産にとお持ち下さった押し絵作品をご紹介申し上げるものであります。
<参考>過去の和郎女作品展は コチラ
からどうぞ。
先ずは団扇です。
と言っても普通の団扇ではありません。飾り用の団扇です。
台座とセットになっているのですが、撮影の便宜上、床に寝かせて団扇だけを撮影しました。団扇を台座にセットして立てると、撮影者である小生が寝転がってカメラを構えなくてはならないからです。まあ、これは内輪の話です(笑)。
白露を取らば消ぬべしいざ子ども 露に競ひて萩の遊びせむ (万葉集巻10-2173)
蛍は万葉集には登場しないが1首だけ長歌(巻13-3344)に「蛍なすほのかに聞きて」という形で出て来る。即ち「ほのかに」にかかる枕詞「蛍なす」として登場するのみなのである。よって、万葉歌ではなく、有名な和泉式部の歌でも挙げて置くこととしましょう。
もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づる魂かとぞ見る (和泉式部 後拾遺集巻20-1162)
下の金魚の団扇は、ひょっとすると和郎女さんの作品ではないのかも知れません。
裏面にも何やらの図柄の押し絵が貼り付けてあり、「失敗作がどうのこうの」とか 何やら話して居られましたが、話の内容をよくは聞いていなかったヤカモチさんでありましたので、どちらかが或は両方とも和郎女さんの作品ではないのかも知れないなどという印象を持ちつつ、どちらを表面とも見定めず、季節的には金魚がよかろうと、撮影した次第にて、和郎女作品展として展示してよいものかどうかも判然としないのであります。もし、違っていたら、それは全てヤカモチの不手際、同人の責任であります。
金魚の団扇は壁や柱に掛けて飾る仕掛けになっています。若草ホールには適当な場所がなかったので、廊下に出て、二階への階段に立て掛けて撮影してみました。
上の見返り美人の団扇もこの階段に置けば、飾った状態のものを楽な姿勢で撮影できることに気付きましたが、撮り直しも面倒なので止めました。
以下の作品も壁などに掛けて飾ることが出来ますな。
熊さんは、少しピントが甘かったようで、写りがイマイチです。
上のウサギさんと下のアジサイの作品は、ひろみの郎女さんへのものとして、ヤカモチがお預かりしたのでしたが、翌26日に喫茶店ペリカンの家でその受け渡しを完了いたしました。
どういう話の流れであったかは記憶にないのでありますが、ひろみの郎女さんがご自身の部屋に飾って置くよりも喫茶店の飾りにした方がよいとお考えになったのでもあるか、その受け渡し場所となった喫茶店ペリカンの家にそのまま鎮座することとなり、現在は同喫茶店でこれを見ることができます。
今年に入って4回目の和郎女作品展でありました。
本日もご来場、ご覧下さりありがとうございました。
<追記>
撮影をし忘れた作品「お月見うさぎ」の写真が小万知さんから送られて参りましたので追加で掲載させていただきます。
寄り添ひて たぐひてあらな 高々に 二人の月は 欠けたるもなし(偐家持)
第30回和郎女作品展 2024.07.09 コメント(4)
第29回和郎女作品展 2024.05.09 コメント(2)
第28回和郎女作品展 2024.02.05 コメント(4)
PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着