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『スマイルアゲイン』
2006年 / 韓国 全20話
演出:ホン・ソンチャン
脚本:ユン・ソンヒ
出演:キム・ヒソン(オ・ダニ)、イ・ドンゴン(パン・ハジン)、ユン・セア(チェ・ユガン)、
イ・ジヌク(ユン・ジェミョン)、イム・チェム(オ・ジュンマン)、
キム・ボヨン(サラ・チョン)、ホン・ジヨン(オ・ユンギョ)
エンディング・テーマ:『できないこと』(ウ・ソンミン)
* * * * * * *
8話から脚本家変更
とのこと。
うう~ん、納得>ぇ
『サンドゥ学校へ行こう』『パリの恋人』『勝手にしやがれ』…etc.
私の中では“爽やか系ハンサムなのに何故か振られ役”というイメージのイ・ドンゴン。
本人も 新境地開拓
を図ったのか、この作品はちょっと違う彼の姿が楽しめます。
最初は高校時代>韓ドラの法則
ドンゴン演じるハジン始め、主要キャラの簡単な説明文がマンガみたいに出てきたりして
明るい学園コメディの趣で始まります。
『ウッチャッサ』(韓国のお笑い番組)のコント『親切なヒョンスさん』の
キム・ミンスとヤン・サンヒョプがクラスメート役で出てたのが嬉しかったな。
あまり目立たなかったけど。
そんな中、孤児院育ちの貧しいハジンは大学に行く資金欲しさに、
ヒロイン@ダニに敵愾心を抱く金持ちの息子の依頼を受け、彼女を騙そうとするのですが
本当の恋に落ちてしまいます。
そこまでは、割とよくあるシチュエーション。
これで改心して純なラブストーリーになるか、冷たい野心家の青年として歩むか…
その2つが予想されるパターンですが、
何と彼は、別の女性@ユガンと駆け落ちしてしまうのです。
ちょっと、ここは予想外。
個人的に、第1話はイマイチ乗らなかったのですが
この展開に、ちょっと興味が湧いて観続けることができました。
進学どころか、犯罪にも手を染め、転落していくハジン。
愛してもいない女性のために自分の人生を犠牲にするハジン。
彼のお金で留学までし、上昇していくユガンと、彼女のヒモ化していくハジン。
一方、高校時代は軽い接触しかなかったジェミョンは、その頃からスターで
その後プロ野球選手となり栄光の道を歩んでいたのですが、
試合中の怪我により挫折してしまいます。
ハジンは、そんな彼に近付き、親友のふりをして取り入り、野心を満たそうとします。
ピカレスク・ロマンの趣です。
この辺は暗いのだけど、ダニが登場すると画面が明るくなり
元のコメディ・タッチが戻ってくるのが救いでした。
でも、そんな彼女にも色々な試練が降りかかります。
暗く傷ついた人々が微笑みを取り戻していく物語なのかな、と思いました。
まあ、大まかに言えばそうなんですけど(笑)
そこまでシリアスでもなかったかな。
やはり主流はラブストーリーです。
全体に地味な雰囲気があるのと>私だけ?
あまりにも偶然が重なるところは、ちょっと難だなあ…と思います。
スイスに全員が揃っちゃうところとか、
帰国後、全員が同じ職場になっちゃうところとか。
ジェミョン父の過去、ハジン母の死の真相、ユガンの父の行動、
ユガンが取り入るサラの過去、ダニの母の正体…etc.
最初の方で、それらの一部を強調する描き方をしておけば一貫性が出たと思うのですが
伏線が効いてなかった…というより、全てが後付けっぽい印象でした。
だから、途中で脚本家が変わったという噂に大きく頷いてしまいました>ぉ
どうせなら、ハジンをもっと悪人に描いても良かったような気がします。
何となく中途半端だったなあ…。
悪どさから言ったらユガンの方が上だったし(^^;)
彼女が最終的には良い人になっちゃったのは、まあ“お約束”なんでしょうね。
と言いつつ、彼女が不幸になる結末だったら後味が悪かったろうとは思います。
ただ、彼女のために人生を棒に振ったハジンなのに、一時的には怒りを表しても
別れただけで恨みは残さず、むしろ心配したりして気遣ってて
歯がゆいというか…そんなん綺麗過ぎるんとちゃう?
という感じはしました。
まあ、腐れ縁というか(笑)、ある種の愛情は持っているんだろうなあ…とは思いますが。
ジェミョンとの仲も、もうちょい深く描いても良かったなあ。
最後はジェミョンが助けに走ったし、同じ職場のままハッピーエンドだから
2人の間にも真の友情が成立したのだろう…と脳内補完はしましたが(笑)
ジェミョンは夢に挫折し、ソフトボール部の監督という新たな夢も断たれ、
ハジンに裏切られ、ダニとの恋に破れ、父親に失望し…
全く踏んだり蹴ったりの人生だったので、彼のフォローももっとしてやってほしかったな。
最初は彼の方が素朴で純情で良い感じでしたし、後半も思った程ブラック化しなかったし(笑)
ソフトボール部のメンバーも個性派揃いなのに、そこも生かせてなかったですね。
終盤は背景扱いだったし。
ここもまた、脚本家交代による路線変更なんでしょうか?
―ちょっと苦言過ぎ?
まあ、全体的には面白く観ることができました。
ラストにはまんまと騙されましたし(笑)
ダニが何度もハジンに裏切られても、最後の時は
(くっついたり離れたり展開がまだ続くのかい…と一瞬ツッコミを入れてしまったけど)
それをハジンの芝居と見抜き、動じない強さを見せてくれたのが良かったと思います。
キム・ヒソンは、とってもキュートでした。
清楚なイメージはそのままに、男勝りで気が強いスポーツウーマンを生き生きと演じていて
彼女もまた 新境地開拓
ですな。
ところで、「ダニ」と呼ばれてるにも関わらず、字幕は「ダンヒ」と書かれてたんだけど
やっぱ語呂がマズイからかしら(笑)
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☆ やっくんち
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