もう…何がなんだか日記

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お尻ダンス

進駐軍＞『カーネーション』第77話

(4)

テーマ：どんなテレビを見ました？(79886)

カテゴリ： NHK朝ドラ-2＞つばさ～純と愛

お正月休みになったらアレもしようコレもしようと
毎年ウキウキと思うのだけれど
何やかやと忙しく大したこともしないまま終了…というのを
毎年繰り返している

…ひじゅにですが何か？

「男がだんじり曳かんならん様に女はオシャレせんならんねん」 byサエ

昨日のだんじりが伏線？

糸子の町だけでなく他でも同様にだんじりを曳いたらしい。
ヒロイン周辺限定の取って付けた様なエピではなく
岸和田全体の心意気ちゅーことなんだろう。
実話かどーかは知らないけど
昨日の短いシーンで皆のだんじりに込めた思いは伝わってきたので
現実にも皆がああいう気持ちだったのだろうということは察せられる。

そうした比較的理解しやすい（と思える）ものを例えにして
オシャレについて語られるのは、ちょっと新鮮。

伏線というより
男性がああなら女性はこう…
対象は異なっても思いは同じ…ってことで、
共感も湧くし
男も女も何だか愛しい…っちゅー気分になるな。

ああ、まんまと脚本家に乗せられている私（笑）

進駐軍がやって来て“ゴーストタウン”と化す商店街。

戸の影に隠れている木岡夫妻の姿に笑ってしまった。
小原家でも皆が息を潜めている中、聡子ちゃんが泣き声を上げる“お約束”。

ほんの少し前まで敵だった人達だもの、怖いのは当たり前だよね。

進駐軍と聞いて思い出すことの一つは
手塚治虫が通りかかった米兵にイキナリ殴られて
それがトラウマになって後の作品にも影響を与えている
という話。

チョコレートやガムをくれる人もいれば理不尽な行為をした人もいた。

今回ドラマに登場した2人はノンビリしていて気が良さそう。
ドラマ全体が明るいタッチだから前者だろうことはバレバレ。

優子ちゃんが引っくり返った時、優しく抱き起してくれて
糸子達の誤解が解けるのかな？
と、ベタな予想をしていたら
皆が飛び出していってハタキやザル（？）を武器に取り囲む
という、ある意味もっとベタな展開（笑）

でもって、そのままドタバタに発展するというベタベタな手は取らず
優子&直子がチョコレートを齧っているというスッキリとしたオチ。

まさに「チョコレートやガムをくれる」という固定イメージ（？）を
上手く使っているな。

さらに次のシーンでは、木岡家で和んでいる2人を映して
さっきの隠れていた木岡夫妻のシーンとの対比で笑わせる。

こーいうのが気恥ずかしさもなくサラリと描けちゃうところが
さすがBK、さすが関西ちゅーところでせうか？

まあ、関西人が観てどう思うかは知らんが＞ぉ

進駐軍のイメージが変わった糸子が次に注目するのは闇市。
彼らのおかげで色んな物が入ってくるし色んな物を買ってもくれるとか。

新しい物好きの木之元さんは珍しいものを買い漁っている。
糸子の方は家族のための食糧中心。

お菓子（？）を齧りつつってところがまた彼女らしい。
昨日も出てきた、お米売りのオッチャンとは既に馴染みになってるし
相変わらず値切るのが上手いし。

で、物々交換も可ということからオハラ洋装店の現状へと上手く話は移る。

サエさん中村美津子もさり気に再登場。

終戦日にサッサとアッパッパに着替えた糸子だから
洋服作りもサッサと始めるかと思ったら
まだ、その時期ではない…という考えだった様子。

糸子自身が家族に食べさせるために四苦八苦しているから
他の人々も同じ様に、まずは生きることで精一杯と思い込んでいたのだろうけど
サエさんによって女はご飯よりオシャレと諭される。

サエさんは“着る人”で
糸子は、そうした人達のために“作る”ことに喜びを感じている人。
自分は今だに着物ばかりだし。

そんな意識の違いが表れているな。

もう一つは良い生地が入手できない、という事情もある。
良い生地で良い服を作る、というところに糸子の職人としての誇りがあるから。

それでもオシャレしたいという女心を「女心に疎い」糸子が考える。

やはり疎い方ではあるけど糸子ほどではないと思う、ひじゅにとしては
オシャレ＝男のため…ではないな。
そーいう時もあれば、
同性の目を気にして…てのもあるし、
何より自分のため…てのが大きいと思う。

でも、サエさんは糸子とは正反対に「女心」の人だから
「男」を常に意識しているというのも分かりやすい表現。
あそこまで割り切っているのも清々しい（笑）

着る物が人の意識を変えるという根岸先生の教えを受けた糸子は
そこのところはちゃんと分かっているだろうからバランスは良い。

実際、肌着用の生地や軍服用の生地で作った洋服を喜ぶ女性客が殺到したし。

そんな中
戦争の傷跡はまだまだ生々しい…ちゅーことで
サエさんと糸子の会話や＞あの様子、とてもリアル
3人の息子を戦地に送り出した中村美津子を見つめる糸子の視線が
挟まれたところが良かった。

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