2004.12.25
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カテゴリ: 理想の農業
「ドン底主義」は、「心の置きどころひとつ」ということであろうが、この「心の置きどころ」を松田喜一先生は、「心の標準」と表現されている。

【理想の農業、より引用】 ここに甲と乙との二人の者があり、甲も5千円、乙も5千円の財産と仮定する。それのみならず、家族から何から一切同様の事情、境遇であるとする。然らばこの二人の者の幸福は、少しも違いはない筈であらう。

然るに仮に、甲は10年前は千円だったのが、今は5千円になったのであり、乙は同じく10年前迄は1万円であったのが、今は5千円に成り下がったのであるとすれば如何である。現在の境遇さえ同様であるなら同様に幸福と思ったのが、その出発点ひとつ付け加えて見ると忽ち幸福に雲泥の開きが出来て、甲は希望に輝き、乙は失意に泣くという違いになってくる。恐ろしいのは出発点である。否、心の標準である。
(中略)

故に人間は、心の標準が下がっているものは一生感謝があり、余裕が出て来る。思えば我等一生の運命を支配する大問題ではないか。 【引用ここまで】


松田先生は、この心の標準というのを「一生の運命を支配する大問題だ」と言われているのである。心の標準ひとつで、人生が幸福にもなれば不幸にもなるということだ。
しかし、「一生感謝がある。」という境地までには、未熟な小生など到底達することはできそうもないな。





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Last updated  2004.12.25 16:03:36
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