Pastime Paradise

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2025.01.26
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勝手にしやがれ!! 』  セックス・ピストルズ
Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols Sex Pistols (77)
『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン』『プリティ・ヴェイカント』そして幻の話題作『アナーキー・イン・ザ・U.K.』を含む全ロック・ファン待望の処女アルバム
A面
 1. さらばベルリンの陽 - Holidays in the Sun
 2. ライアー - Liar
 3. 分かってたまるか - No Feeling
 4. ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン - God Save the Queen
 5. 怒りの日 - Problems
B面
 1. セヴンティーン - Seventeen 
 2. アナーキー・イン・ザ・U.K. - Anarchy in the U.K.
 3. お前は売女 - Bodies
 4. プリティ・ヴェイカント - Pretty Vacant
 5. ニューヨーク - New York
 6. 拝啓EMI殿 - E.M.I.
 2週間ほど前にPCがクラッシュして買換えたため、今更ながら今回の駄記事がWindows11での初投稿となる。まぁどうでもいいわな、勝手にしやがれ!
 ということで今回は英国のパンクバンド、 セックス・ピストルズ (Sex Pistols)のデビューアルバムにして唯一のスタジオアルバムとなった「 勝手にしやがれ!! (Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols)」を取り上げる。

 原題の「Never Mind the Bollocks」は “くだらないことは気にしない” というような意味で、Bollocksは英国の俗語で “くそっ” とか “なんでやねん” といった俗語だそうだが(睾丸の意味もあるらしい)、「勝手にしやがれ」というのは60年に公開された仏映画「 À bout de souffle 」の邦題を拝借したものと思われる。販売元である日本コロムビアさんの単なる手抜きかもしれないが、このアルバムに相応しい邦題だ。

 セックス・ピストルズのオリジナルメンバーはvoの ジョニー・ロットン (Johnny Rotten)、gの スティーヴ・ジョーンズ (Steve Jones)、bの グレン・マトロック (Glen Matlock)、dsの ポール・クック (Paul Cook)の4人であった。
 72年にスティーヴ(当時はvo)とポール、gの ウォーリー・ナイチンゲール (Wally Nightingale)の3人は ストランド (The Strand)というバンドを結成し、盗んだ楽器を演奏していたという。バンドはロンドンのキングス・ロードにあった マルコム・マクラーレン (Malcolm McLaren)と ヴィヴィアン・ウエストウッド (Vivienne Westwood)が経営するブティック「Too Fast to Live, Too Young to Die」によく出入りしていた。このブティックは「Let It Rock」という名で71年に開店したが73年の改装時に改名、更にその翌年には再改装して「SEX」という店名になった。その店で働いていたグレンがストランドに加入。
 マルコムは74年に渡米して ニューヨーク・ドールズ (New York Dolls)のマネージメントを一時手掛けていたが翌年帰国。スティーヴはマルコムにバンドのマネージメントを依頼、承諾したマルコムは早速ウォーリーを解雇し、スティーヴがgに転向することに。そしてvoにはオーディションでジョニーが決定。
 75年にライヴデビューを飾り、76年にはEMIと契約してシングル “ アナーキー・イン・ザ・U.K. (Anarchy in the U.K.)” をリリース。12月に出演したテレビ番組のインタビュー(生放送!)でのよろしくない言動で一夜にして有名になってしまう。その後も何やかんやあってEMIとは契約破棄に。
 77年2月、バンドの楽曲の大半を作曲し、唯一演奏能力が高くて常識人でもあったグレンが脱退。後任ベーシストとしてジョニーの友人で演奏能力のない シド・ヴィシャス (Sid Vicious)が加入した。
 翌年3月にA&Mレコードと契約するも、これまた何やかんやあって契約破棄に。プレスされていた “ ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン (God Save the Queen)” のプレス済シングルもほぼ全てが破棄された。5月にはヴァージン・レコードと契約してエリザベス女王即位25周年記念祝賀行事に合わせて “ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン” をリリースしたものの、タブロイド紙から強く非難を浴びたうえ、いくつかの大手チェーン店はこの曲を販売中止にし、BBCラジオとテレビ、そしてすべての独立系ラジオ局で放送禁止となった。
 77年10月にデビューアルバム「 勝手にしやがれ!! (Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols)」をリリース。独立テレビ会社協会(Independent Television Companies Association)と独立ラジオ契約者協会(Association of Independent Radio Contractors)がアルバムの広告を禁止したり、ウールワース(Woolworths)やWHスミス(WH Smith)等の小売店も販売を禁止したりしたものの、見事全英1位を記録した。
 しかし78年1月の全米ツアーは当初9公演の予定が7公演で打ち切られ、バンドはあっさりと解散したのであった。

 アルバム1枚を残して花火のように儚く消えたバンドかと思いきや、96年にオリジナルメンバーで再結成して以降、何度か再結成を繰り返している。何だかパンクっぽくないような気がしないでもない。
 その点、2代目ベーシストのシドは79年2月2日、21歳にしてオーバードーズで世を去った。“そのカリスマ性と過激なパフォーマンスに人々は魅了され、波乱に満ちた生涯がパンク・ムーブメントの伝説として語り継がれた” とWikiさんに紹介されており、86年にはシドと彼の恋人だった ナンシー・スパンゲン (Nancy Spungen)の自伝映画「 シド・アンド・ナンシー (Sid And Nancy)」が公開された。

 セックス・ピストルズに関してはもっと色々と書きたかったのだが、ざっくりした経歴しか紹介出来ず残念。とはいえ彼らの活動をリアルタイムで知っているわけでもなく、このアルバム(の中古CD)を購入したのも随分後になってからなので、そこまでの思い入れもないのでまぁいっか…
 最後に邦題について一つだけ。“ お前は売女 (Bodies)” という邦題は残念ながら消滅しており、今は “ボディーズ” となっている。面白味のない時代になったものだ。

 そんなセックス・ピストルズに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪
ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン
アナーキー・イン・ザ・U.K.
お前は売女





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Last updated  2025.02.01 23:15:24
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