『白い暴動』 ザ・クラッシュ 「The Clash」The Clash(77) ロンドンは燃えている!遂に姿を現わしたバイオレス・パンクの王者、ザ・クラッシュ。ロンドン・スラムの怒れる若者たちがひたすらアナーキーにロックンロール、ロックンロール、ロックンロール……ギ、ギ、ギャオーッ!
A面 1.ジェニー・ジョーンズ- Janie Jones 2.リモート・コントロール- Remote Control 3.反アメリカ- I'm So Bored with the USA 4.白い暴動- White Riot 5.憎悪・戦争- Hate and War 6.ワッツ・マイ・ネイム- What's My Name? 7.否定- Deny 8.ロンドンは燃えている!- London's Burning B面 1.出世のチャンス- Career Opportunities 2.ペテン- Cheat 3.反逆ブルー- Protex Blue 4.ポリスとコソ泥- Police and Thieves 5.48時間- 48 Hours 6.ガレージランド- Garageland 1月にセックス・ピストルズ(Sex Pistols)の「勝手にしやがれ!!(Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols)」、2月にはダムド(The Damned)の「地獄に堕ちた野郎ども(Damned Damned Damned)」を紹介したので、今月はロンドン・パンクにおける三大パンク・バンドの残り一組となったザ・クラッシュ(The Clash)が77年にリリースしたデビューアルバム「白い暴動(The Clash)」を取り上げたい。 以前ブロンディ(Blondie)が76年にリリースしたデビューアルバム「妖女ブロンディ(Blondie)」を取り上げた際に少し書いたが、クラッシュの「白い暴動」は元々セルフタイトルアルバムなのに、アルバムリリースの3週間前に発売されたデビューシングル “白い暴動(White Riot)” の邦題をそのままアルバム邦題にしている。まぁ1枚目はこういう付け方の邦題が多いよね。
79年にリリースされた3rdアルバム「ロンドン・コーリング(London Calling)」で大成功を収めたクラッシュだったが、何やかんやで85年に解散。02年11月にはめでたくロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame, RRHOF)入りが発表され、授賞式での再結成が検討されていた矢先の12月にジョーが未診断の先天性心疾患による心臓発作で亡くなってしまう。まだ50歳という若さで、亡くなる前の晩にはクラッシュの殿堂入りに合わせて発売されたベスト・アルバム「エッセンシャル・クラッシュ(The Essential Clash)」の収録用選曲作業をしていたという。ジョー自身もまさかこのタイミングで世を去るとは微塵も思っていなかったに違いない。翌03年3月に行われた授賞式にはミック、ポール、テリーが出席したとのこと。