HANNAのファンタジー気分

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February 6, 2026
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テーマ: 中国旅行記(191)
第10回は旅の4日め、1986年1月3日(金)上海、日本租界探検続きです。 『南京路に花吹雪』 森川久美 )を、当時私たちが呼んでいたように 『南京ロード』 と表記しています。記述や画像は当時の私たちの記憶であり、何かの正確な記録や証拠ではありません。写真は汚れなどを修正しています。

虹口公園 (現 魯迅公園 )のすぐ東を南北に通る道路が、 海軍陸戦隊本部 のあった 四川北路 。昔は「 北四川路 」といったその道を、公園から南下する。戦前ぽい建物や、南京ロードに出てきそうな風景があれば、とにかく写真を撮る私たち。それを尻目に、現地の人々は厚着して忙しそうに行き交っている。
 左写真は公園のすぐ南あたりにあった建物で、本郷さんたちの本拠地「五十四号」にちょっと似ている(?)と思うのだが、詳細不明。右写真は、四川北路と 多倫路 との交差点。道端で写真を撮ると、ちょうどバスがやって来て視界をふさぐことがよくあり、私たちは「またバスを呼んでしまった」と言い合った。この写真も、4台ものバスを「呼んで」いるが、奥の建物は、「多倫路250号  孔公館 (旧知恩院)」ある。1924年に建てられ、現存。多倫路は 魯迅 郭沫若 金子光晴 などの住んだ界隈で 内山書店 などもあった場所だが、当時は普通の街角で観光案内もなく、私たちは通り過ぎてしまった。1998年に「文化名人街」として観光整備され、今はレトロを模した店が並ぶという。
 同じ交差点の、街路表示のある所で記念撮影もした(左写真)。背景の建物も窓の形や、観音開きの窓枠が薄青いなど趣があり、 『南京ロード』 3巻の 「誰か…/この魂のために/祈ってくれないか…」 の見開きページみたいな雰囲気! と思ったのだ(全然違うといえば違うのだが)。

 やがて「銃痕の残る」とされる旧 海軍陸戦隊本部ビル を発見(右写真)。住所は四川北路2131号(旧東江湾路1号、現在は北站黄渡路)、東江湾路との交差点にある(『蘇州夜曲』や『南京ロード』に描かれた建物とは異なっている! 森川久美がモデルにしたのは違う建物らしい)。右の方にお店の看板なども見えたが、近づいてみると、1階壁に大書された文字は漆喰で塗りつぶされ、ちょっと怖い雰囲気(下左写真)。ここは撮りまくるのも何だか気が引けて、銃痕を探せずにそそくさと立ち去る。おかげで裏手?にあったらしい史跡の説明板に、我々は気づかなかった。


「海軍さんなら船にでものってろ」/「上海陸戦隊勤務だ」 ――――『蘇州夜曲』


*海軍陸戦隊本部  正式には上海海軍特別陸戦隊本部。海軍第三艦隊所属。1932年に設置され、2000人規模だったそうだ。現在この建物は茶色になった上、1階にはレストランなどお店がたくさん入っているらしい。

四川北路の西側辺りで、年配の中国人のおじさんが、日本語で話しかけてきた。「昔は日本人がたくさん住んでいた」というようなことを語る。若輩者のこちらは、どう返していいか、わからないのだった。
 右写真は、何かのお役所だろう、国旗が立っているし塀の外にポスターの掲示がずらりとある。


北四川路、まだつづく。





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Last updated  February 6, 2026 11:37:29 PM
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