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所有するGF9の後継であるGF10もディスコンになりました。ですが、既にディスコンになって久しいGMシリーズを含めユーザーには根強い人気のあるモデルです。そこで今回はGF/GMシリーズにお勧めのレンズをご紹介したいと思います。まずセットズームの G VARIO 12-32/3.5-5.6 MEGA O.I.S. は外せません。明るいレンズではありませんが、スナップに丁度良い画角持ちつつもコンパクトでGF/GMシリーズに相応しいと思います。手振れ補正も入っていますしね。次に G 20/1.7II や、ディスコンになった G 14/2.5Ⅱも良いです。レンズ径の小さな 14/2.5 が個人的にはお勧めですけどね。オリのレンズでは m.ZD 17/1.8 とディスコンになった m.ZD 17/2.8 がお勧めとなります。あ、ズームなら m.ZD ED 14-42/3.5-5.6 EZ がお勧めですね。唯一ファインダーを持つGM5にはスナップショットフォーカス機構を持つ 17/1.8 が使い易いと思いますが、他の機種では 17/2.8 をお勧めします。理由はズームレンズと同じくレンズキャップでして、自動開閉レンズキャップが使えるからです。標準ズームの m.ZD ED 14-42/3.5-5.6 EZ だと手振れ補正が効かないし、広角が弱いのでセットズームの G VARIO 12-32/3.5-5.6 MEGA O.I.S. で良いと思います。このレンズにも自動開閉レンズキャップが使えますので。で、本命はディスコンになって久しい m.ZD 17/2.8 です。風景撮影はやや苦手とするレンズですが、スナップ撮影では F2.8 という使い易い明るさでコンパクトな美味しいレンズです。何より中古価格が安いし球数も比較的豊富なので入手し易いのです。この組み合わせで一番の特徴は電源 ON/OFF 時の動作の速さです。単焦点レンズ+自動開閉レンズキャップの組み合わせは、速写性において最高レベルとなります。鞄やポケットから出して撮影して鞄やポケットに戻すうまで、慣れれば10秒前後でしょう。F2.8と明るすぎない為、AFも高速で、電源ON、フレーミング、即シャッター、電源OFF、ここまでの流れが「爆速」と言って良いほど速いのです。おそらくこの速さに対抗できるのはGRシリーズくらいではないかな。換算 34/2.8 というレンズはGF/GMシリーズをコンデジの様に扱える具合の良い焦点距離と明るさで、AFも G20/1.7 よりは静かですし、自動開閉レンズキャップとセットで、是非使ってみて欲しいと思います。私はシルバーモデルを使っていますがブラックモデルもあります。
2024.06.24
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フォーサーズレンズの Leica D 14-50/3.8-5.6 と ZD 11-22/2.8-3.5 に味を占めてしまって、その後もネットでフォーサーズレンズを何となく物色していました。先の2本の標準ズームには何の不満も無いのですが、やっぱり ZD 14-54/2.8-3.5 も気になるなぁって話です。そうやってネットをウロウロしていたら見つけてしまいました。神奈川県大和市の中古カメラショップにて、フォーサーズボディの E-30 と ZD 14-54/2.8-3.5 がセットで安く販売されていたのです。因みに E-30 ってボディはフラッグシップの E-3 と E-5 の一つ下の機種で E-3 をエンプラボディにして軽量化しつつ E-5 の機能も少しだけ入れ込んだ、中々に魅力的な機種です。ファン達からはエンプラ外装と凡庸なスタイルで人気が在りませんが、その実力は折り紙付きのお値打ち品です。セットズームがⅡ型ではないのがやや残念ですが、程度の良いレンズを買ったらボディがオマケで付いて来たってレベルの価格なので、早速お店に確認の電話を入れてみました。すると、中々に良いコンディションだったので、店舗に実物を確認しに行く事にしました。で、結果を先に書くと買っちゃいました。(^^;しかも、予定に無かった ZD 70-300/4.0-5.6 までも一緒に。。。コレでフォーサーズレンズが5本、換算 22mm-600mm までカバー出来てしまう。。。とにかくお店の方がフランクで、とっても良くして下さったのです。まず、E-30 の付属品ですが、純正バッテリーが2個付いていて充電器も純正品でもちろんケーブル付き。アイピースは欠品でしたが、その代わりサードパーティ製のマグニファイアが付いていて違和感がなく、眼鏡使用だと蹴られますが裸眼だと逆に見易かったですし、マニュアル pdf を落としたCD-ROMまで付いてる親切さ。ストラップも純正付属品は無かったですが、当時の別売品でOLYMPUSロゴ入りの40mm幅広ストラップが付属する豪華さ。極めつけはCF8GB(今買うと良い値段なんです)に、望遠ズームにはレンズポーチとフィルターまでオマケで付けて下さったのです。いやぁ、片道一時間以上かけて出向いた価値が在りました。もちろんコンディションも中古カメラ店で扱う「良品」レベルなので良好です。まずボディの E-30 ですが、普通に現行品の中古並品から上のレベルでした。軍幹部の液晶に多少の目立たない擦り傷がある程度でボディ下部に至るまで奇麗。エンプラの外装も現行パナボディのような仕上げで安っぽくは感じませんし、気になるベタつきも一切なく、知らない人は現行モデルと言われても気が付かないかも。一眼レフボディですが、ミラーレスの G9 Pro と並べても違和感を感じないと思いました。「xDピクチャーカード」と「CF / マイクロドライブ」のダブルスロットに時代を感じます。上級機の証であるダブルスロットを採用していますが、使用するメディアが今となっては入手困難な規格なので「オマケ」のCF(8GB) には助かりました。本音を言えば xDピクチャーカードならもっと嬉しかったのですが、オマケですから文句は言えません。流石の純正コンビ(レンズは一世代古いけど)に、隙はありませんでした。気になるAF性能は実用レベルを普通に確保しているし、ファインダーも後付けマグニアイヤーのおかげで ZD 14-54/2.8-3.5 を付けた状態だと具合が良いです。EVFのように、明るさを調整してくれないし拡大表示も無いので、ピントの山は確認しにくいですが、スポットAFの信頼性がまずまず良いので問題ないと思います。何より野外で使った時のシャッター音が素敵で、流石は当時の高級機だと感じました。オリのフォーサーズレンズはズームリングのデザインに「時代」を感じてしまいます。本命の ZD 14-54/2.8-3.5 と E-M5 MarkⅢの組み合わせは、屋外でAFが静かにスッっと合うので軽く驚きました。こんな上品な動作のレンズだったかなと思ったのですが、自宅に戻って確認すると普通に動作音がしていました。まぁ静かな部類ではあります。個体のコンディションとしては、ピントリングが若干べたつきますが許容範囲内です。レンズ自体は「若干薄く曇っている」と言われましたが全く確認できませんでした。流石にプロのチェックは厳しい。だからこそ安心感が違います。このレンズは、ほぼ新品時の性能を発揮するでしょう。この E-30 に Leica の組み合わせが、何故かAFが速いのです。 AFは流石に暗い室内だと E-M5 MarkⅢより E-30 の方が若干早いです。ですが一眼レフだと暗いレンズを付けるとファインダーも暗くなるんですよね。最近はミラーレスばかり使っていたので、思わず露出補正してしまい、ハイキーな画像を撮ってしまいました。不思議なのですがパナの暗い標準ズームの方がAFが少し速いです。コントラストAF対応レンズだからでしょうか。いずれにしても、暗いレンズだとファインダーが見難いので、明るい屋外は別としても E-30 に暗いレンズは厳しいです。何だか昔を思い出しますねぇ。やっぱりミラーレスは便利です。そして、この ZD 14-54/2.8-3.5 は M.ZD 12-40/2.8 Pro よりフィルター径が一段大きい Φ67 で3.6mm太く4.5mm長くて115g重い(更にマウントアダプター分も追加される)ですが、40/2.8と54/3.5ではボケ量はほぼ同等です。確かに広角が弱いですが、AFも実用レベルだし m4/3 の標準ズームとして私は「アリ」だと思いました。個人的には、暗いレンズですが、その描写は正に Leica な 14-50/3.8-5.6 も、オリンパスブルーを意識した発色の 11-22/2.8-3.5 も、現行 Pro ズームより魅力を感じます。この3本は現行レンズには無い柔らかさがあるので、私はフォーサーズレンズが使えるようになって良かったです。コンパクトな E-M5 MarkⅢ でも、手持ちで使える範囲の大きさ重さです。最後に ZD ED 70-300/4.0-5.6 ですが、軽量コンパクトで写りも悪くないですが、割とAFが遅いので、まだ M.ZD 75-300/4.8-6.7Ⅱの方がマシかも。でも一段明るいし、EDレンズも使っているから写り自体は良い勝負で、中古価格だと本レンズの圧勝ですからAFは使いこなしで何とかして本レンズを選ぶの「アリ」だと思います。私はそう考え購入してしまいました。デジタルテレコンで1200mmが簡単に手持ち撮影できるのは m4/3 の強みです。その後、レンズのファームウェアをアップデートした事でコントラストAF対応となり若干ながらAF速度と信頼性が向上しました。このAF性能ならば中古価格を考慮すれば、程度の良い個体はゲットして良いと思います。因みに古いフォーサーズレンズのファームウェアも、m4/3ボディとアプリ「OM Workspace」が有れば簡単にアップデート可能です。今回 E-30 を入手してしまった事でフォーサーズのシステムまでもが完成してしまいました。でも、あくまで基本は E-M5 MarkⅢで使うレンズ達です。実際に E-M5 MarkⅢにフォーサーズレンズを付けるとカメラのレベルが1ランク上がったように感じられました。やはり良いレンズは時代を経ても良いなと再認識しました。残念なのはメーカーが修理受付を終了していて修理業者も対応していないので、不具合が起これば即ジャンク品になってしまう事でしょうか。だからこそ中古価格が安いのだと言われればそれまでですが、何とも切ない気分になりました。今月で私も62歳になります。大腸癌の手術を経て首のリンパ節に転移が発見され、月2回の抗癌剤治療を続けながらも無事に一年をやり過ごす事が出来ましたので「自分への誕生日プレゼント」と言う事にしたいと思います。
2024.06.12
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フォーサーズレンズから明るい標準ズームを選ぶはずが、何故か「暗い」けど「Leica」な描写のLEICA D 14-50/3.8-5.6 を入手した事について後悔は全くありません。でも、やはり明るい標準ズームも欲しいです。そしてフォーサーズレンズは安いので気軽に買えてしまうのです。今回のお品は「大当たり」の極上コンディションでした。って事で、新たに入手したのはフォーサーズの「竹」広角ズームの ZD 11-22/2.8-3.5 です。換算 22-44mmで、手持ちの m.ZD 9-18 よりも標準よりのズームレンジで、しかも明るいのでやや大柄ですけど標準ズームとして使い易いかなとの判断です。そして私が購入したフォーサーズレンズで初の「元箱付」です。たとえ中古でも、元箱付きって嬉しいものですが、実はレンズ自体のコンディションは別物だったりします。外観は奇麗でも長期保管でカビにやられた個体とか「元箱付」に良くある話です。ですが今回の「元箱付」は、保証書こそ付属しませんでしたがマニュアル等の「紙類」も完備で、レンズ自体のコンディションも極上です。オリ製フォーサーズレンズの持病とも言えるピントリングのべたつきも全くありません。付属の純正ポーチに多少使用感がある程度で年式を考慮すると奇跡に近いと思えるほどです。今回は、中古カメラ専門業者ではないネットショップさんから購入したのですが、こういう場合は専門的なチェックが出来ない為に「大当たり」か「大外れ」になる事が多いのですけど、今回は「大当たり」でした。たとえ不具合が在っても「返品不可」の品物だったので、正に大博打に勝利したような最高の気分です。このレンズ形状こそが昔ながらの高性能広角ズームの証明… と、個人的には思います。余談ですが、本レンズは珈琲好きな砂防写真家である中田聡一郎氏の「お気に入りのレンズ」なのだそうで、オリンパスブルーの描写が素敵なレンズらしいのです。と言う事でオリンパスブルーの元となったコダックブルーは撮像センサーの発色傾向だった訳ですが、その後パナ製のセンサーを採用するようになってからも、フォーサーズ時代にはボディやレンズでオリンパスブルーを前面に押し出した個体が存在したらしく、本レンズはその最たるモノだったりするらしいです。個人的にはレンズで個性的なブルーを表現していると言えば Zeiss と Leica なのですが、はたして本レンズの発色傾向はどんな感じなのか、とても興味が沸いてしまいました。コレが10万も20万もするレンズなら「フーン…」で終わるのですが、中古で2万以下ですからね。だったら「買うでしょ!」って事になったのです。(^^;この大きさ重さは重量級ですが、描写性能に期待するとしてギリで許容範囲です。大きくて重たい大口径標準ズームについて、私が納得できるかどうかの判断基準は、その描写性能も当然重要ですが、個人的にはズームレンジを重視します。12-40/2.8 は望遠端が短くて使う気になれないですし 12-45/4.0 も、常用する m.ZD ED12-50/3.5-6.3 EZ より望遠端が短く、しかもF値が 4.0 と明るくない。なら m.ZD ED12-50/3.5-6.3 EZ のままで良いかって話です。同じ理由でフィルムカメラ時代も 28-70/2.8G より 24-85/3.5-4.5 を常用していました。そこで登場してくるのがフォーサーズ時代の標準ズームな訳です。ZD 14-54/2.8-3.5 は望遠端にメリットを感じるし ZD11-22/2.8-3.5 は m.ZD ED 8-25/4.0 に通じる利便性を感じます。何より「沈胴式」ではないので、この大きさ重さも納得です。保護フィルターはレンズ性能に期待を込めて、高性能の「Zeta」を奮発しました。フィルター径Φ72mm. Φ75.0 x 92.5mm. 485g. はオリの m.ZD 7-14/2.8 の534gより軽くてフィルターが付きます。また m.ZD 8-25/4.0 の 411g より 74g 重いですが 2.8-3.5 の明るさと沈胴式ではない事が強みです。沈胴式は確かに持ち歩く時にコンパクトになり便利ですが、速写性において劣ります。何より、当時の「竹」レンズは、個人的に現在の「Pro」レンズ相当のスペックを持っていると思うし、ネット上の評価も良いので期待大のレンズです。当時、フォーサーズ広角ズームは圧倒的性能の「松」7-14/4.0 と、軽量級の「梅」9-18/4.5-5.6が存在したので、その中間域をとって「竹」は 11-22/2.8-3.5 となったのだと愚考します。「松」7-14/4.0 は、今なら M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO を選んだ方が幸せだし、「梅」9-18/4.5-5.6 も、沈胴式でコンパクトな M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6Ⅱを選ぶのが正解でしょう。そういう意味でも ZD11-22/2.8-3.5 を今更使う意味は在ると思います。 そして、このレンズを選ぶ基準となるのは、ズームレンジが 10-20 でも 12-24 でもない 11-22である事に価値を見出せるかどうかが全てです。私は広角端1mmの違いを重視したいので換算24mmより22mmが嬉しいです。僅か2mmの差ですが広角域では無視できない差だと思います。そして、望遠域も換算40mmよりも44mmである事がデジタルテレコンを前提とした時に利便性が高いと思います。と言うか、大変良く躾けられたオリの「デジタルテレコン」機能が無ければ m.ZD 9-18/4.0-5.6 ED を標準ズームとして使おうとか、ましてや、本レンズを購入する事も無かったです。最短撮影距離は 0.28m で「松」や「梅」の 0.25m に劣ります。わずか 3cm の差ですが、個人的には気になる部分です。超広角で「寄って撮る」のは定番ですから、使っている間に不満を感じるようになるかもしれません。このように考えて購入を決意したのですが、実際に使ってみたらどうなのか?。以下からは試写を交えたレビューとなります。11mm F5.6 ISO200 Natural 各補正無し上記画像から切り出し。解像力は現行「Pro」レンズ相当で間違いないでしょう。運悪く曇天だったので「オリンパスブルー」の確認できませんでした。撮影画像は全て Natural で撮影し、彩度.コントラスト.シャープネス:0. 露出補正:0. です。22mm F5.6 ISO200 上記画像から切り出し。色乗りは確かに「やや濃いめ」だと思います。赤の発色は、富士フィルム S2Pro で使ったタムロン 60/2.5 Macro を思い出しました。曇天なのに色飽和ギリギリって感じがします。この発色傾向は富士フィルムに近いかなと思いました。22mm F3.5 ISO200 パナライカより花の色が見た感じに近いです。11mm F5.6 ISO200上記画像より切り出し。奥になるのでピントが着ていませんが赤が色飽和せずディティールを残しているのは流石「竹」レンズって感じがして好印象です。18mm F5.6 ISO200 中心部は 12-40/2.8 ProⅡ 並にカリカリの描写です。広角端も望遠端も素晴らしい描写ですが中間域も同様に素晴らしいです。曇天でこの発色ですからパナライカとは違った楽しみ方が出来そうです。早く晴天下で試してみたいですし、このレンズは街中の夜景でも試してみたいと思いました。街頭や看板照明、灯に照らされたショーウインドウ等の発色を観てみたいです。あと広角ズームなので判り難いですがボケも自然で奇麗です。やはり大きさ重さより、描写性能を優先して作られたレンズだけの事はありますね。また、換算22mmの広角端は、換算18mmほどのインパクトが無いからなのか、ディストーションをほとんど感じないからなのか、少し戻して中間域で撮影したコマが意外と多かったですし、望遠端の換算44mmは予想通り使い易いです。大きくて重いし、たったの2倍ズームですが「このレンズを使いたい」って気持ちにさせてくれるレンズかもしれません。晴天下での試写まで、まだ確定ではないですけどね。と言う事で大口径標準(広角)ズーム ZD 11-22/2.8-3.5 をゲットした話でした。
2024.06.10
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今回、フォーサーズ Leica D VARIO-ELMAR 14-50/3.8-5.6 用にパナソニック純正のマウントアダプターである DMW-MA1 と、サードパーティ製マウントアダプターを新たに入手したので、既に入手済のオリンパス純正 MMF-2 も含めて動作確認を行いたいと思います。まずはサードパーティ製のマウントアダプターの外観を観ていきましょう。左上:結果を知っている身としてはパッケージの「高精度」が笑いを誘います。右上:前後キャップ付なのは良心的だと思います。左下:ロゴは奇麗に印刷されていますね。右下:三脚座も見た感じでは悪くなさそうに見えます。続いて、それぞれの重量について。左:マウントがステンレス製の DMW-MA1 は83gと重量がありますが MADE IN JAPAN です。中:マウントがアルミ製の MMF-2 は41gと軽く、中国製ですが純正品の安心感があります。右:三脚座まで付いているのに最軽量の39gです。既に不安でしかたありません。続いて動作確認です。まずは ZD40-150/4-5.6 から。直径もほぼ同一で質感も似通っていて、とても似合っています。レンズ側、ボディ側共に着脱もスムーズで動作も MMF-2 とほぼ変化なし。コレは「アタリ」の個体かも…次に Leica D VARIO-ELMAR 14-50/3.8-5.6 でも試してみましょう。インフォメーションは表示されますが、肝心の絵が出ません。GF9でも試しましたが、どうやら「接点不良」のようです。接点クリーナーを使ってみましたが結果は変わりませんでした。予想では接点のクリーニングを行えば動作するかなと淡い期待を持っていたのですがダメでしたね。オリの望遠ズームで動作しただけでもラッキーかな。望遠ズームに似合っていたので返品せずに望遠ズーム専用として使う事にします。返品と購入を繰り返していれば「大当たり」を引くかもしれませんが、私が入手した個体以上に「ハズレ」の品も有るようなので、フォーサーズレンズのマウントアダプターについては、素直に中古の純正品を入手する事をお勧めします。一番のお勧めは軽くて入手が容易な MMF-2 ですかね。ステンレスマウントと国産の安心感を求めて MMF-1 や DMW-MA1 を選ぶのも良いでしょう。個人的には10年以上経過したレンズの防塵・防滴性能を信用してレンズをジャンク品にはしたくないので MMF-3 は不要だと愚考します。個人的にはパナ純正 DMW-MA1 が入手出来て嬉しいです。m4/3初期のカラーリングと LUMIX のロゴが個人的にはお気に入りポイントです。僅かながら重量増は気になりますが、それより MADE IN JAPAN とステンレスマウントの安心感が良いし、何と言っても純正セットだし初期m4/3カラーも私は好きです。現時点で余剰となった MMF-2 は、もうすぐ手に入る明るい標準ズーム用になる予定です。と言う事で、フォーサーズ用マウントアダプター中古でも純正品をお勧めしたいです。
2024.06.07
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私もフォーサーズレンズが普通に使える E-M5 MarkⅢを入手したので、フォーサーズレンズのマウントアダプターについて色々と調べてみました。まず種類について。メーカー純正品は既に中古品を購入する以外の方法が在りませんが、接点を経由するだけなので問題無いと思います。サードパーティ製は、その簡単な事さえ出来ない個体が存在するようけどね。まぁ、純正品の中古価格の1/3程度の価格ですし宝くじ気分で外れても笑い飛ばせるくらいの気持ちが無いなら素直に純正品を買いましょう。純正品はパナから1種類、オリからは3種類が発売されていました。パナ DMW-MA1:マイクロフォーサーズレンズ初期のグレーカラーで87gです。オリ MMF-1:エンプラの塗装でよく見るシルバーカラーで83gです。オリ MMF-2:ブラックカラーになり軽量化されて41gです。オリ MMF-3:MMF-2に防塵・防滴処理を施して42gです。パナ DMW-MA1 とオリ MMF-1 は、各マウントがステンレス製で MADE IN JAPAN です。オリ MMF-2 と MMF-3 はサードパーティ製品と同じ MADE IN CHINA です。製品管理がしっかりしている純正品では、サードパーティ製品のようなクレームは聞いた事が無いですが、気持ち的には日本製が良いです。特に、フォーサーズ Leica レンズには LUMIX のロゴも入るし、色もマイクロフォーサーズレンズ初期のグレーカラーですし、パナ DMW-MA1 を付けて使いたい気持ちが強いです。でも、オリ MMF-1 も欲しいですね。サードパーティ製は数種類存在しますが印刷されている「メーカー名」が異なるだけで、見た感じは同じ品物のように感じます。具体的には MMF-2 の下部に三脚座を付けた形なので、正しく動作すれば、そんなに悪い品物ではないと思います。まぁ、エンプラボディの華奢な中間部に三脚座を付けてどうするのって気もしますけどね。重量は三脚座が追加されたので70gらしいです。不良品が多いのは、単価が安い故に製造管理と出荷管理が真面に行われていないのでしょう。防塵防滴処理については、各レンズが製造から10年以上経過していると考えられるので、その効果には疑問を感じます。ですので MMF-3 に拘る気持ちは全くありません。防塵防滴が必要なら現行レンズを新品で購入して、しっかりとメーカーサポートが受けれる体制とするのが一番です。万が一の時の保険程度に考えるのなら MMF-3 もアリだと思います。私は可能ならば使うレンズの数だけマウントアダプターも欲しい人なので、性能は度外視するとして手持ちの MADE IN JAPAN な LEICA D VARIO-ELMAR 14-50/3.8-5.6 用には、少し重くなるけど純正の DMW-MA1 が欲しいです。それとは別に「動けばラッキー♪動かなければ、修理・研究用」として、安いサードパーティ製品も欲しいなと思っています。現在は現行 Pro レンズに対抗できる明るさの標準ズームを検討中で具体的には下記の3本です。●ZD 14-54/2.8-3.5:できればⅡが欲しいですが安ければ初期型でも良いと思ってます。 GF9で使う可能性は低いし、手振れ補正の入った大柄パナボディや、 オリの E-PL シリーズを追加する事も考えられないですから。●ZD 11-22/2.8-3.5:フィルター径 Φ72 だし、重さも500g近いのですが、魅力的な描写性能 を持つらしいので、手持ちの M.ZD 9-18/4.0-5.6 と、先の Leica とで 状況によって使い分けるのも良いかなと思ってます。もしも、凄く気に 入ったら M.ZD 9-18/4.0-5.6 は手放すかもしれません。現行 Pro 標準ズームが 12-40/2.8 と 12-45/4.0 ですからね。間を行く 2.8-3.5 の標準ズームで望遠域を重視するか広角側を重視するか、で迷っている訳です。安いのは ZD 12-54/2.8-3.5 の初期型で、高いのは ZD 11-22/2.8-3.5 となりⅡがその中間って感じです。と言っても中古価格同士なら、現行 Pro 標準ズームの半額以下で、同等性能のレンズが入手できるのですから実に良い時期です。ふと気になって確認してみたら、全フォーサーズレンズがメーカー修理を終了していました。対応してくれる修理業者も発見できなかったので「壊れたら終わり」のレンズですから、ある意味で安いのは当然ですね。そんな状況でも強気な価格の「松」レンズは選択肢から外すしました。中古で10万以上もする価格のレンズがちょっとした不注意で壊れたら、いきなりジャンク品ですからね。怖くて買えません。OM-SYSTEM様には「松」レンズだけでもサポートを続けて頂くか同スペックのm4/3レンズを発売して欲しいです。パナには F1.7 通しのスーパーズームが既に2本も在りますから F2.0 通しの2本をマウント変更して復活させるのは良いアイデアだと思うのですが如何でしょうか。こんな状況ですので選んだレンズは無難な「竹」標準ズームばかりとなりました。4/3のパナ Leica レンズは故障率が高そうで、既に入手したレンズ以外は怖くて手が出ません。オークションをチェックしつつ今週中には何か手に入れたいなと思ってます。出来れば、梅雨入りまでに試写をしたいですからね。と言う事でフォーサーズのマウントアダプターの話と、明るい標準ズームも買うぞって話でした。
2024.06.05
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オリンパスの E-M1 シリーズや E-M5 MarkⅢ を使用するメリットの一つがフォーサーズレンズを制約なく使用できる事です。初代 E-M1 はフォーサーズの最終ハイエンドモデル E-5 の後継機としての役割も担っていたので E-5 で使うフォーサーズレンズと同等、もしくは上回る使用感を提供してくれます。そして E-M1 MarkⅡではさらに快適になり E-M1X ではフォーサーズの「松」レンズを使用するデフォルトボディとして最高の性能を誇ります。その E-M1 MarkⅡと同等のセンサーと画像処理エンジン(若干 E-M1X 寄りに手直しされているとの事)を搭載した E-M5 MarkⅢもボディバランスの問題はあるにしても「竹」レンズまでなら許容範囲だと思います。そしてフォーサーズ時代の「竹」クラスの標準ズームは、現行 Pro 標準ズームの性能を上回る事も多いのです。まずパナソニックの4本のフォーサーズレンズですが、全てが Leica レンズです。現行パナライカはシグマの要素が強いのですが、フォーサーズ時代のパナライカはライツ社の要望通りに作った、良くも悪くも真正 Leica レンズなのです。中でも魅力的なのは 14-150 の高倍率ズームで、どの焦点距離でも Leica の写りが楽しめる驚愕のレンズですが、残念ながら故障率が高いので、中古を新たに購入するのはハイリスクです。上記レンズと共にコントラストAFに対応しているのが、私も入手した DMC-L10 のセットズームだった LEICA D VARIO-ELMAR 14-50/3.5-5.6 MEGA O.I.S です。このレンズは、無理な設計をしていないのでレンズスペックの割には大柄ですが、その分故障率が低く中古価格も控えめなので新たに入手するのは「アリ」です。現行パナライカの単焦点レンズ達と同等の描写性能を誇るので深い被写界深度の中なのに「主要被写体が引き立つ」という Leica らしい描写が楽しめる、明るさだけがレンズ性能ではない事を証明しているレンズです。オリンパスの「竹」レンズでは下記のレンズが候補となります。素晴らしい性能の「松」レンズは残念ながら E-M5 MarkⅢで使用するには、大きくて重すぎますので、除外します。●ZD 12-54/3.8-3.5:現在でも m4/3の Pro シリーズを部分的に上回るクオリティを誇ります。 なぜなら開発時に2000画素センサーを想定して設計されているからです。パナのボディを使う 場合はコントラストAFに対応したⅡ型が必須ですが、オリボディなら見た目の好みと精神的 な満足度で選ぶと良いです。望遠域重視なら M.ZD12-40/2.8 Pro や M.ZD12-45/4.0 Pro の 対抗馬としてお勧めできるレンズで、入手したいレンズです。●ZD 11-22/2.8-3.5:独特なズームレンジを持つレンズで、今なら M.ZD ED 8-25/4.0 Pro の 対抗馬となり得るレンズです。フォーサーズレンズの中でも現行レンズに近い解像感を前面に 打ち出した描写特性を持つのですが、一方でオリンパスブルーの表現力を持つレンズです。 ズームレンジの広さでは対抗できませんが、個性的な描写性能を持つレンズで魅入られてしまう と、このレンズが標準ズームになってしまうようです。M.ZD 9-18/4.0-5.6 より大柄ですけど 標準ズーム候補としてとても気になる存在。コントラストAFに対応していないのが残念。●ZD ED 50/2.0 Macro:フォーサーズ時代のレンズなので「深度合成」は不可ですが F2.0 の 明るさはポートレートレンズとしての可能性を持ちます。また、35mm換算で「100マクロ」 は使い込んだレンズなので個人的に使い易い焦点距離なのです。ハーフマクロですが描写性能 も「マクロも出来るポートレートレンズ」といった方が良い柔らかい描写で気になる存在。 このレンズもコントラストAFに対応していないのが残念です。●ZD ED 40-150/4.0-5.6:マウントアダプターとセットで入手したレンズですが、予想以上に 良いレンズでした。m4/3の望遠ズームで迷っているならマウントアダプターとセットで購入 出来る可能性のあるレンズなので候補として悪くない選択だと思います。個人的には、もしパナのボディ(候補は G8. GX7MkⅡ. G100.)を入手したらコントラストAFしか使えないので、対応レンズの方が良いのですが E-M5 MarkⅢ専用と考えれば、気にする必要はありません。逆にフォーサーズレンズ専用ボディとして、コダックCCDを積んだ E-1. E-300 や、初代 E-M1.E-M1Ⅱ. E-M1X までもが「気になる、欲しい」存在になってしまいました。因みにフォサーズレンズを使う事に関してだけなら E-M1ⅡとⅢで差は無いらしいです。流石にフォーサーズレンズのサポートも終了と言う事でしょうか。修理がいつまで可能なのかが気になります。既にパナソニックはフォーサーズレンズのサポートを終了しています。電気仕掛けのレンズはメーカーサポートが終了してしまうと、修理業者を探すのが大変ですので辛いです。最悪「ニコイチ」で部品取りして自分で治すしかないのかな。どちらにしても面倒な状況ですので「万人にお勧め」はできません。防衛手段としては、一定期間の故障に返品、返金等で対応してくれる大手中古ショップで購入するくらいです。2000万画素時代を意識した、プロの使用に耐えるデジタル一眼レフとして企画立案、製造されたフォーサーズには富士フィルムも賛同していました。パナソニック主導でミラーレスの m4/3 になった事で富士フィルムは沈黙してしまいましたが、大きさ重さを無視できるのならパナの超弩級F1.7 ズームに匹敵する F2.0 松ズームがありますし、一つ下の竹ズームも魅力的なレンズが多いですし、パナの Leica レンズも素敵です。フォーサーズレンズの性能を生かして撮影できる E-M5 MarkⅢを入手し、マウントアダプターも入手出来てしまったので、まだまだ楽しいレンズ選びが続きそうです。
2024.06.05
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気が付けば6月ですねぇ。去年の今頃は病室で手術前の悶々とした状態でした。大げさですが、外を歩きながら好きなレンズとカメラで写真が撮れる幸せを感じています。辛気臭い話は終わりにして早速試写の結果をご覧ください。Leica の空はツァイスともコダックとも違う、墨を垂らしたような落ち着いた色です。暖色系と言えなくもないですが、ペンタックスとも異なる、落ち着いた色合いです。こういう、何でもない景色が様になるのが Leica の好きなところです。この色は良い感じですが、、、コチラは実物より色乗りが悪い、、、何だかわからないけど、この花だけ色乗りが悪かったです。コレはなんだかソニーツァイスっぽいかな?背景に引っ張られて露出がオーバー気味になってしまいました。そうそう、この感じが Leica らしい紅の発色です。Zeiss もそうですが Leica も人口物を情緒的に写すと思います。人口物の赤や紅も好きな発色です。すっかりアジサイの季節になりました。昔は普通のアジサイが好きだったのですが、今はガクアジサイの方が好きです。直射日光の当たる情景より、日陰の方が好ましい描写をするように感じるのが Leica っぽいです。こんなのが「絵になる」ように思えるのが Leica を好きな理由です。オリの M.ZD 12-50/3.5-6.3 EZ もそうですが大口径でなくとも「良いレンズ」はあります。今回入手した LEICA D VARIO-ELMAR 14-50/3.8-5.6 の描写も気に入りました。DMC-L10 のセットズームですが、レンズだけ手元に残しボディを手放す人が多かったのも理解できますね。とても Leica らしい良いレンズだと思います。でも、だからこそ LEICA D VARIO-ELMARIT 14-50/2.8-3.5 が余計に気になって欲しくなってきました。あぁ、正に「レンズ沼」ですねぇ。でも中古フォーサーズレンズなら、少し大きくて少し重いけど、描写性能は現行レンズと比較しても勝るとも劣らないのに、お財布に優しいのが嬉しいです。
2024.06.02
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先日、E-M5 MarkⅢ の実力をフルに発揮できる明るい標準ズームとして M.ZD12-40/2.8 Pro の代わりにフォーサーズの標準ズームを入手すれば良いのではないか?。と言う話を書いて、その後に ZD 40-150/4-5.6 ED とセットで MMF-2 が無事にやって来た話を書きました。純正マウントアダプターも無事に入手出来たので、真剣に標準ズームの選別をしていたのですが、何故か、特に明るくない D VARIO-ELMAR 14-50/3.8-5.6 MEGA O.I.S. をポチってました。理由は下記のとおりです。m(_ _)mまず、使い易いズームレンジに期待した ZD12-60/2.8-4 SWD は、その重さと大きさが、何とM.ZD12-100/4 IS Pro に匹敵するほど(重さについては超えていました)だったので除外しました。SWDのAF速度についてもマウントアダプター経由でm4/3ボディを使う場合は、それほどでもないと言うか、現行レンズと比較すれば遅くは無いけど速いってレベルでも無いらしいです。マウントアダプター経由ですから仕方ありません。それに、当時の記憶を思い出してみたらAFは早いけどカクカクした動作でピントが決まる度に重量物が急激に止まるようなショックを感じて「なんじゃコリャ?」って思ったのを思い出したので、使いたくないです。残るは ZD14-54/3.5-4.5 の初期型かⅡ型かって話ですが、コントラストAFに対応したⅡ型なら手持ちのGF9でも使えるかもだし、吐き出す画像も現行 Pro ズームに勝るとも劣らないらしいのでⅡ型を選ぶのが正解だったのですが、どうしても以前に試したパナライカの画像が頭から離れなかったのです。当時、今は鬼籍に入ってしまった友人から色々借りて試したのですけど、パナライカが Leica の素敵な写りで、吐き出された「絵」を観て「コレは欲しい」と思いフォーサーズのボディ物色していた事を思い出したのです。結局、当時は買いませんでしたが今ならメインシステムです。当時使用したボディ(多分 E-300 か E-M1 と思う)も、レンズ(2.8-3.5 か 3.8-5.6 か)も思い出せないのですが E-M5 MarkⅢで Leica らしい素敵な写りを期待してのゲットです。当時はコニカミノルタでプロ登録していたし、ソニーが「α」を引き継いだ頃だったかそれより少し前だったかな。E-M1Ⅱが出たばかりの頃で、カメラの吐き出す画像は今よりも厳しい目でチェックしてましたが ZD14-54/3.5-4.5 で撮った「絵」は パナライカ程の魅力を感じなくてマウントを増やしてまで欲しいとは思いませんでした。それより、電子リングのピント合わせが面白い感触だなって感じた事が記憶に残っています。まだ、デジ一眼の「α」がメイン機材だった頃かな。SONY のEマウント機は、まだ発表されていなかったと思います。ですので、記憶がかなり曖昧なんですねぇ。汗F値 3.8-5.6 と決して明るくないレンズですが F2.8 でも被写界深度は35mmフルサイズ換算だと F5.6 ですからボケ量は全く期待できないし、センサーと画像処理エンジンがそれなりに新しい E-M5 MarkⅢなら感度を上げれば良いから気にしない事にしました。それに手持ちの M.ZD12-50/3.5-6.3 EZ よりは望遠端で少しだけ明るいから仮に描写性能が当時の記憶と異なっていたとしても使い道はあるかなと判断しました。(^^;まぁ、当時の感動を思い出したらこのレンズしか目に入らなくなってしまったのですよね。DMC-L1 と同時に登場した D VARIO-ELMARIT 14-50/2.8-3.5 は、そのまま Leica DIGILUX 3でも使われたので、正に本物の Leica レンズです。フォーサーズ時代に登場した4本のレンズは、全てが Leica 銘で本数が増えなかったのは Leica のチェックが厳しかったからかもしれません。 今回、私が入手した D VARIO-ELMAR 14-50/3.8-5.6 MEGA O.I.S. はコントラストAFを採用した DMC-L10 とセットで登場したレンズで他の3本と異なって、絞りリングや距離表示窓の無いシンプルなデザインが特徴で、現行レンズと並べても違和感を感じません。大口径の 14-50/2.8-3.5 は初代L1のセットレンズなので、後のL10で採用される事になったコントラストAF(パナ流に言えばクイックAF)に対応していません。完全にミスマッチですがレンズの手振れ補正はしっかり効くしAFも無問題です。見た目のバランスも重量バランスもダメで完全なミスマッチですが、コントラストAF対応レンズなので、レンズ内手振れ補正はしっかり効くし、心配されたAFもセットレンズ並みに有効だったので無問題でした。手持ちのGF9で使う事は無いと思いますが試写は行うのでコントラストAFに対応していた方がありがたいです。例えば今後 G100 を入手しても、このレンズならAFOK。ですが、フォーサーズライカでこのレンズ以外だと 14-150/3.5-5.6 とSUMMILUX 25/1.4 しかないので、標準ズームとしては暗いけど 14-50/3.8-5.6 MEGA O.I.S. に決めたのでした。初代 DMC-L1 と一緒に登場した 14-50/2.8-3.5 MEGA O.I.S. はファームウェアのアップデートだけではコントラストAFに対応できないようですから。一方でオリのコントラストAF(ハイスピードイメージャAF)に対応するレンズは2倍の6本で9-18/4-5.6 14-54/2.8-3.5Ⅱ 25/2.8 14-42/4-5.6 40-150/4-5.6 70-300/4-5.6 となります。もしm4/3のパナボディでフォーサーズ時代のレンズを使うのなら、手振れ補正は入っていませんがコントラストAFに対応したオリのレンズも候補になるかな。と言うかフォーサーズ時代のレンズを使うのなら、ベストは E-M1X で次点が E-M1Ⅲ です。その次に E-M1Ⅱ か E-M5Ⅲですかね。画像処理エンジンを2機積んだ E-M1X がフォーサーズ時代のレンズを使う上では最高です。次点の E-M1Ⅲもフォーサーズ時代のレンズを重視した最後の画像処理エンジンを積んでいます。次の E-M1Ⅱもフォーサーズ時代のレンズが普通に使えますしボディとのバランスも良いです。最後の E-M5Ⅲはボディとのバランスが微妙ですけど E-M1Ⅱと同等の画像処理エンジンで、絵作りが E-M1Ⅲ寄りとなります。このセットだとレンズが大柄だけどシンプルなデザインで E-M5 MarkⅢに似合うと思う。重量が重いと言われる事の多い M.ZD12-40/2.8 Pro より更に重い434gですが、個人的にはギリ許容範囲です。また E-M5 系ボディでフォーサーズレンズを使用する場合、後付グリップを追加する人が多いようなのですが、私は今使ってるカメラカバーとボディ後部のサムレストだけで無問題です。手が大きいので E-M1 の様な完全に握り込むタイプのグリップの方が逆に合わない事が多いです。パナ純正の DMW-MA1 は m4/3 初期のシルバー色なのでオリの黒の方がしっくりきます。とは言え、オリの MMF-1 はホワイト金属外装でした。フォーサーズレンズはあと1本か2本購入するかもしれないので、お買い得品を発見できたら DMW-MA1 も欲しいです。残る不安は当時試してなかった E-M1 MarkⅡ相当の2000万画素センサー&新画像処理エンジンとの相性ですので早速試写してみました。描写は良いですね。発色は思ったより普通だったけど、やはりオリのレンズとは異なります。撮影データは 32mm F5.1 1/60 ISO1600 でAモード絞り解放。日中に窓から差し込む光だけでの撮影となります。自分が使い続けるのなら、絞り解放での撮影が基本となるでしょうね。それなりの被写界深度なのに、なぜか主要被写体が際立つように感じます。無理のない設計のレンズなので画質は絞り解放でもとても良いと思います。この「空気感」というか「佇まい」の描写が Leica レンズだなと感じます。こんな絵でもゴシャってしないのが良いです。暗いレンズで被写界深度は深いのですが、何故か主題が引き立つように感じます。発色傾向はフォーサーズ時代の Leica と言うより、現代のパナライカに近いかな。暗いレンズで被写界深度は深いのに「空気感」のようなもので何故だか主題が引き立つように感じます。一応、室内でGF9でも撮影してみました。フィルム時代の CLE + 40/2 程ではないですが、落ち着いた発色。悪くないくないですが 2000万画素とくらべると、やや物足りなく感じます。オリボディで使った方が Leica っぽいかも。かなりいい加減に撮ったのですがレンズ内手振れ補正がしっかり効いていて撮影が楽でした。AFは E-M5 MarkⅢより遅いですが普通に撮れるレベルは確保しています。先日試した望遠ズーム程にはカット数をこなせなかったので、引き続き試写したいです。と言う事で、明るい標準ズームを買うはずが、暗いけど Leica な標準ズームを買った話でした。
2024.06.02
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実は、このレンズ E-M5 MarkⅢにジャストミートじゃないかと思い始めました。課題のAFは普通に静かに「スッ」と合いますし、描写もやや濃いめですがシャープネスが程好い感じで好感が持てます。マウントアダプターのついでに入手したレンズですが「アタリ」かも。と言う事で「五月末の花々」はこのレンズ1本で撮影しました。流石にツツジはもう終わりですね。ターゲットパッドでAF位置を変えて撮影。快適です。夏の花のようなイメージですが今どきから咲き始めます。拡大すると「アリ」が蜜を取りに来ています。シャープネスがきつ過ぎないのが良いです。ドクダミも綺麗な花だと思います。ボケ味も悪く無いです。現行レンズより「オリンパスらしい写り」と感じるのは気のせいかな。やや濃いめの描写ですが、どのズームレンジでも良い感じで、AFは全く何の問題も感じません。このレンズは手元に残す事にしました。(^^)
2024.05.29
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天気が良いので、先日マウントアダプター付で購入した ZD 40-150/4-5.6 ED の試写をしました。以前 E-M10 MarkⅡ W Zoom Set で持っていた M.ZD ED 40-150/4-5.6 R の寸法と重量はΦ63.5 x 83. 190g で、対する ZD 40-150/4-5.6 ED はΦ65.5 x 72. 220g です。何とフォーサーズレンズの方が 11mm も短いんです。って、マウントアダプターを足してしまえば同じようなサイズですが、ダブルカムズームでそんなに伸びないし質感は勝っています。基本スペックの最短撮影距離 0.9m と、フィルタサイズ 58mm は同じです。重さはマウントアダプター MMF-2 の 41g wを足すと 71g 重い事になりますが、元が軽いレンズなので全く気になりません。と言うか撮影時の重量バランスがとても良いです。因みに MMF-2 でフォーサーズレンズを使った時の E-M5 MarkⅢの制限は下記の通りで、最新機種と同じで E-M1(初代)よりAF性能が向上しています。最新主力機の OM1 は MkⅡも含めて、拡大AFに対応しなくなりました。MMF-1 / MMF-2 / MMF-3 を取り付けて撮影する場合の注意点(メーカーHPより抜粋)カメラ注意点OM-1 Mark II / OM-1プロキャプチャーSH2 は選択できません。ムービー撮影中 AF は動作しません。「拡大AF」 は動作しません「星空AF」 は動作しません。OM-5 / E-M1X / E-M1 Mark III / E-M1 Mark II / E-M5 Mark IIIプロキャプチャー [L] は選択できません。ムービー撮影中 AF は動作しません。OM-5 と E-M1 Mark III の 「星空AF」 は動作しません。E-M1AF モードを [C-AF+TR] (追尾AF) に設定した場合、マイクロフォーサーズレンズ使用時に比べて追尾範囲が狭くなります。追尾中 AF ターゲットが赤く表示されたときは、被写体を追尾していても AF は動作しません。ムービー撮影中 AF は動作しません。E-M5 Mark II / E-M10 Mark III / E-M10 Mark II / E-M10 / PEN-F / E-PL10 / E-PL9 / E-PL8 / E-PL7AF モード [C-AF] [C-AF+TR] は選択できません。ムービー撮影中 AF は動作しません。E-M5 /E-P5 / E-P3 / E-P2 / E-P1 / E-PL6 / E-PL5 / E-PL3 / E-PL2 / E-PL1s / E-PL1 / E-PM2 / E-PM1AF モードを [C-AF] [C-AF+TR] に設定しても [S-AF] と同様の動作になります。ムービー撮影中 AF は動作しません。E-P7 / E-M10 Mark IVフォーサーズ規格レンズ使用時、AF (オートフォーカス) での撮影はできません。MF (マニュアルフォーカス) での撮影のみ可能です。また上表のように E-P7 と E-M10 Mark Ⅳ では、遂にAF撮影不可となりました。どちらも小型・軽量ボディですから無難な判断だと思いますが少し寂しいです。最新機種の OM-1 MarkⅡ / OM-1 では「拡大AF」が動作しなくなったので、フォーサーズレンズが最高性能で使用可能なボディとしては E-M1(初代)が修理不可になったのも含めて、実質的にOM-5 / E-M1X / E-M1 MarkⅢ / E-M1 MarkⅡ / E-M5 MarkⅢ / E-M1 MarkⅡ となります。また、その他の動作機種の場合、フォーサーズレンズ側がコントラストAFに対応していないとAF精度と速度に問題が在るので実用レベルとは言い難いです。おそらくフォーサーズレンズで最高のAF性能と信頼性を誇るのは、画像処理エンジンを2個搭載した E-M1X だと思います。確か E-M1 MarkⅢが登場した頃には MMF-3 が廃番になっていたと思うので、たぶん間違いないでしょう。したがって E-M1 Mark Ⅲと E-M1 Mark Ⅱでは、フォーサーズレンズを使用する場合に限っては差は無いと思って良いと思うし OM-5 と E-M5 Mark Ⅲも同様です。 何故かと言えば E-M1 MarkⅢ と OM-5 で信頼性が向上したとされている「個体」認識AFがフォーサーズレンズで動作する可能性が極めて低いからです。AFの追尾速度そのものが向上している可能性もゼロではありませんが多分変わらないでしょう。かつてフォーサーズが誇った超弩級レンズ達を使うなら E-M1X 一択ですが、そうでないなら中古ボディの価格が落ち着いてきた E-M1 MarkⅡと E-M5 MarkⅢがお勧めです。私はグリップの問題でフォーサーズレンズとバランスの良い E-M1 MarkⅡより E-M5 MarkⅢ が良いです。今回実際に使用してみましたが完全に無問題で現行レンズ群と全く同じように使用する事が出来ました。ZD 40-150/4-5.6 ED のAFは、このクラスのレンズとしてなら完璧です。上表のように OM SYSTEM はフォーサーズレンズのサポートを全く行う気が無いので MMF-3 が再販される可能性は極めて低く、後継の MMF-4 なんて絶対に登場しないでしょう。と言う事で初代 MMF-1 も含め、純正中古マウントアダプターの価格は高騰気味です。と言っても防塵・防滴の MMF-3 以外は \10,000~\15,000 前後なので、欲しい人はモノがある間に入手した方が良いでしょう。防塵・防滴の MMF-3 はフォーサーズレンズのシーリング劣化を考慮すれば、高額でもあるし意識しなくても良いと思います。フォーサーズレンズは既に修理不可なので、防滴を試して浸水したらシャレになりません。パナライカで 12-60/2.-4.0 SWD とほぼ同じスペックのレンズが登場しましたが、フォーサーズにしか無い魅力的なレンズが全て壊れてしまわない限り、この状況は続く可能性が高いです。今回は ZD 40-150/4-5.6 ED + MMF-2 を \5,300- で購入出来たので、まぁまぁ無難な価格で中古の MMF-2 買ったら \5,000- のキャッシュバックと望遠ズームを貰ったような気分です。では「オマケで貰った?」レンズの試写結果です。ノーファインダー、ウエストレベルで撮影。私の横を通過しようとしているトラックを撮影。狭い路地なので、それほど速度は出ていませんけど、この程度ならAFは完璧な仕事をしています。なんとなく「オリンパスブルー」っぽいかな。本来「オリンパスブルー」はフォーサーズボディがコダックのCCDセンサーを搭載していた頃の話で、元は「コダックブルー」です。でも、この画像にはその雰囲気があると思いませんか。全体的に現行レンズより「濃いめ」な写りですね。シャープネスも現行レンズの「カリカリ」より好ましいと思います。上記画像から切り出し。AFも解像度も全く問題ありません。日中屋外で使うのなら、現行レンズと比較しても差が判らないレベルで完璧なAFでした。また E-M5 MaekⅢとのバランスは完璧で、手持ちの 35-100/4.0-5.6 MEGA O.I.S. はGF9専用にしようかと迷うほどです。望遠端 150mm ですからね。購入して大正解でした。
2024.05.29
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先日登場したパナソニックのフルサイズセンサーミラーレスであるS9が人気みたいですね。ソニーの α7C やニコンの Z30 なんかも人気があるみたいです。でも一生懸命に暗くて凡庸な単焦点レンズを探してきて「コレが似合う」とか言っているのを見ると、パナソニックさんには「S9」のスペックで m4/3 ボディを出して下さいとお願いしたいです。そうすればレンズとボディのバランスが良い感じで人気になると思うのです。m4/3のパナライカ 9/1.7 とか付けたら、とても素敵だと思いませんか。そうです、既に実績のある S5M2 と G9M2 のような感じです。内部スペックはボディ内手振れ補正さえ入っていれば GH5 か G99 相当で十分ですのでその分、販売価格を控えめにして頂けると更に嬉しいです。発表は夏で発売は「冬ボ商戦」ですかね。G100がG100Dになって静止画方向にシフトしたので現実味があると思いませんか?。どうかお願いします。パナソニック様、私は信じてお待ちしています。
2024.05.28
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長らく続いたコンパクトボディのGFシリーズがついに販売を完了してしまいました。これで m4/3 の1600万画素センサー搭載機は絶滅し、中古でしか購入できなくなりました。まぁ、画像処理エンジンが進化したので2000万画素センサーでも問題ありませんが、GMに続き、とうとうGFまで無くなってしまうのは寂しいです。G100のEVFを取っ払った「動画スペシャル」な新GFボディを期待していたのですが、見果てぬ夢となってしまいましたね。パナライカ9mmとセット販売したら、ソニーよりも魅力的だと思ったのですけどね。GXシリーズが GX7MkⅢで止まってしまっていますが、せめてGXシリーズだけでも残して欲しいし、そろそろ新しいGXボディが欲しいです。フルサイズセンサーで小型なS9の人気を見ても判るように、小型軽量ボディは潜在需要があります。古い企画のGM、GFラインの終焉は寂しいですが、動画が重要視される今では販売ライン整理の為にも仕方ないと言えます。ですから静止画のGXラインはそのままに、動画撮影に特化した、EVF無し、G100より多少は大きくなっても良いので、動画撮影に対応したボディ内手振れ補正を積んだ m4/3 の新ボディを登場させてほしいです。入門機をボディに手振れ補正を搭載しない G100/G100D として、GX7MkⅢと肩を並べる、G9とGH5M2やG9MⅡとGH6のようなラインアップにして欲しいです。具体的にはGH5からEVFを外して、可能な限り小型化する感じでしょうか。場合によってはS9の外装を流用しても良いです。開発リソース的に、その辺りが限界でしょうから。でもS9の外装でボディ内手振れ補正を積んだ m4/3 の動画対応ボディにパナライカ9mmをセットにしたら、本家のS9並に売れる可能性が大きいと思います。フルサイズでS9出したのだからm4/3版のS9も欲しいってのが本音です。今回のGFシリーズ終了が、その為の開発リソース確保だとしたら嬉しいのですけどね。今後もパナソニックに期待しています。
2024.05.27
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手持ちの E-M5 MarkⅢで使うなら、旧フォーサーズマウントの標準ズームが美味しいと考え、物色していたはずなのですが、何故か手元に ZD 40-150/4-5.6 ED がやって来ました。 (^^;理由はとっても簡単で \5,380- の本レンズに、なんとマウントアダプターの MMF-2 が付属していたからです。初めはわが目を疑いましたが「付属品は画像に在るモノだけです」との文言を信じてポチったら、本当に MMF-2 とセットでやって来ました。フォーサーズなのに小型軽量。MMF-2 とセットだったのですぐに試す事が出来ました。本来なら防塵防滴仕様の MMF-3 を狙うべきなのかもしれませんが、古いレンズのシーリングを鵜吞みにするほどお人好しでは無いので MMF-2 で無問題なのです。何より、安価に MMF-2 が入手できたと思ったら望遠レンズが付いてきたって感じですから、何の文句もありません。そして、驚いたのはマウントアダプターを付けてさえ現行m4/3の同等レンズ並みに小さく軽い事。個人的には現行レンズより格好良いと思うし、ダブルカムズームで望遠端であまり長くならないのも嬉しい。更には望遠端の描写性能は現行m4/3レンズより良いかもって雰囲気。コレは嬉しい誤算で、このレンズは手放さずに実践投入するかもしれません。プラマウントとダブルカムズームのおかげで小型軽量なのが嬉しいです。小型ボディ E-M5 MarkⅢに付けた姿に違和感が全くないのが凄いです。レンズキャップもこの頃はゴージャスです。ただ、マウントアダプターにm4/3のリアキャップが付き、レンズにセットされて送られて来たので本来のフォーサーズ用リアキャップが在りません。あの Amazon でも販売されていません。どうしましょうかね。何か互換性のあるリアキャップが在るかな。で、気になるAF性能ですがズームレンジの100mmまでならパンケーキレンズの MZ17/2.8 並かそれ以上に快適に合焦します。室内の明かりと距離でこのレベルなら無問題です。最短撮影距離も現行モデルと同じで、使い勝手はほとんど変わりません。流石は E-M5 MarkⅢです。問題は100mmから先で150mmに近づくにしたがってAFが「バカ」になっていきます。望遠端は室内の照明下での短い撮影距離だとかなり厳しいです。ですが、ある程度の距離が在れば夜間でも無問題です。自宅から、いつもお世話になっている病院を望遠端で撮影。夜間のそう明るくない景色ですが、サクッとピンが来て簡単に撮影出来ました。十分です。100mmまでならAFターゲットパッドで任意の位置にサクッと合焦します。上記の画像はAFターゲットパッドで右目に合わせてます。本当にサクッとピンが来て、自分が古いフォーサーズのレンズを使っている感覚が在りません。近接撮影もいけます。望遠端はAF後のMFで拡大されるので、まぁ楽な方だと思います。AFが迷走してMFする場合も、他社レンズとは異なり純正レンズゆえに操作が楽で良いです。何より描写性能が予想以上に良いのです。ちょっと感激しました。描写性能も悪くない、いや、かなり良いのではないかと思います。手振れ補正もしっかり効いているし、100mmまでならAFも無問題、望遠端でも遠景なら大丈夫そうですし、これは良い買い物だったと思います。現行レンズ並みに軽量コンパクトでAF性能もまずまずで描写性能も予想を上回る仕上がり。しかも、安価なのにマウントアダプター MMF-2 がオマケで付いてきました。何だか宝くじにでも当選した気分です。と言う事で、まずはマウントアダプターかなと物色していたら、望遠ズームとセットでやって来たって話でした。さて、次こそは本命の標準ズームです。
2024.05.25
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私にとってマイクロフォーサーズの標準ズームは、既にディスコンになってる 12-50/3.5-6.3 EZがベストだと思っています。コレは変わりません。パナボディならGF9とセットでコンパクトな 12-32/3.5-5.6 MEGA O.I.S もお気に入りです。ですが、新たに入手した OM-D E-M5 MarkⅢの実力をフルに発揮するには、やや物足りないかと考えてしまいました。なにせ1600万画素時代のセットズームですからね。普通に考えれば、セット販売されている 12-45/4.0 Pro が妥当な選択肢で、アップグレードパスとして 12-40/2.8 Pro を選択するのもアリでしょう。この2本のレンズなら「深度合成」に対応しているのも個人的には高ポイントです。ですが、この2本は私にとっては「お高い」のです。あえてボディ単品を購入したほどに。。。なので OM-D E-M1 MarkⅡと同等のセンサーを持つのだったらフォーサーズ時代の標準ズームが普通に使えるじゃん!って考えに至りました。フォーサーズの頃は画質と言うか描写性能を今より大切に考えていたようで現在の Pro レンズと比較しても勝るとも劣らないという評価が多いです。私も既に故人の友人がフォーサーズやマイクロフォーサーズの E-M1 を使っていたので、それらのレンズを試した事が在りましたし、実際にフォーサーズのボディを購入しようか真剣に考えた時期もありました。ですが E-M1 は、大きくて重いので選択肢にはなりませんでした。それが、後継機である E-M1 MerkⅡと同等のAF性能を持つ E-M5MarkⅢを入手したのですからフォーサーズの優れた描写性能を誇る標準レンズを使うのは理にかなっています。実際にはコストパフォーマンスが良く、純正マウントアダプターを別途購入してさえ、購入対象になるって事なんですけどね。で、フォーサーズの標準ズームと言えば下記の4本です。●ZD 11-22/2.8-3.5:手持ちの 9-18/4.0/5.6 をアップグレードするようなレンズで、とても 魅力的なのですが、古いレンズでAF性能に少し不安がありますし、今となってはズーム範囲 が少し物足りないので選択肢にならない。フィルム時代にも 24-50/4.0 を入手しましたが結局 望遠端が物足りなくてほとんど使いませんでしたから、この大きさ重さで望遠端が換算44mm なのはデジタルズームがあるとはいえ辛いかな。12-24 か 14-28 なら良かったのにね。●ZD 14-54/2.8-3.5Ⅱ:Ⅱになりマウントアダプター経由のAF性能が良くなったらしいのが 嬉しいポイント。広角端の換算28mmはやや物足りないですが、望遠端の54mmが嬉しいし、 現行 Proズーム2本より望遠端が長く 12-45/4.0 Pro より明るいのも高ポイント。 ●ZD ED 12-60/2.8-4.0 SWD:m4/3のパナライカと同じスペックですが E-M1 以降のAF性能 を持つオリンパスボディで使う限りは現行レンズと大差無い使用感らしい。在り得ないと思うけ ど、もしかしたらパナライカより相性が良いかも?。ただし大きさ重さがネックかな。●ZD ED 14-35/2.0 SWD:m4/3で登場したパナの大口径ズームに勝るとも劣らないレンズ。 素晴らしいレンズらしいが、超弩級ズームゆえに個体差が激しいらしく、更には現在でも非常に 高額で残念ながら選択肢とならない。●ZD ED 18-180mm F3.5-6.3:10倍の「旅ズーム」ですが一般的な換算28mmスタートでは なく換算 36mm スタートで、その分、望遠側が換算 360mm と長いのが個人的には魅力的。当然パナライカにも魅力的な標準ズームが在るのですがマウントアダプターの相性と言うか、当時のレンズは現在ほど互換性が無いのでパナのフォーサーズレンズはパナのマウントアダプター経由でパナボディで使った方が良さそうなのです。なので当時、試した VARIO-ELMAR 14-50mm F3.8-5.6ASPH. MEGA O.I.S. が描き出した「絵」はとても好きだったのですが、今回は見送る事にしました。旅ズームの ED 18-180/3.5-6.3 は描写性能の魅力が乏しく、であれば少し金額が高くなっても、m4/3の 14-150 ズームの勝ちかなと思い、選択肢から外しました。と言う事で、選択肢は 14-54/2.8-3.5 と 12-60/2.8-4.0 ですかね。14-54 が 440g で 12-60 の方は 575g と、m4/3の 12-40/2.8(382g)や 12-60/2.8-4.0(320g)と比較すると、大きくて重いのですが、中古の実売価格が1/3~1/4程度で購入できると考えると納得できるかな。。。それに、フィルム「α」時代に使っていた 28-70/2.8G は 850g でしたから、それと比較すべれば両レンズとも確かに小型・軽量と言えます。ですが、セットするボディが小型軽量な E-M5 MarkⅢですからね。少しでも小さくて軽い 14-54/2.8-3.5Ⅱ にするか、奇しくも現行m4/3パナライカと同じスペックを持ち、超音波モーターを積みAFも速そうな 12-60/2.8-4.0 SWD にするか、決めかねています。まぁ、悩んでいる間が一番楽しいのかもしれません。と言う事で E-M1 系ボディでは割と普通に使われていたフォーサーズレンズが E-M1 MaekⅡと同じセンサーを積んだ E-M5 MarkⅢでも実用的な範囲で使用可能なのだから、標準ズームについて再考してみるって話でした。パナの F1.7 ズームの大きさ重さを考えれば ED 14-35/2.0 SWD はアリでしょうし「デュアルIS」が扱えないオリボディで ED 12-60/2.8-4.0 SWD って選択肢もボディがE-M1X なら無問題だと思います。ですがコンパクトな E-M5 MarkⅢだと悩ましいですねぇ。14-54/2.8-3.5Ⅱで決まりかなぁ。でもSWDは捨てがたい気がします。そういえばフィルム時代に 28-105/3.5-4.5 と 24-85/3.5-4.5 の標準ズームがあり愛用していたのは 24-85 でした。でもm4/3はボケ量が少ないから 12-40/2.8 や 12-45/4.0 の Pro レンズより魅力的に感じています。多少大きくて重くても購入価格が1/3~1/4ですしね。現在のカリカリ描写と異なるフィルム時代のオリンパスらしさを感じる事ができるかもと期待もしています。かなり真剣に考えているので購入したら再びご報告します。
2024.05.25
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私は M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 が生産終了して流通在庫のみとなった時に近くのヤマダ電機で購入したのですが、外装だけリニューアルして「Ⅱ」になって発売されました。地味な2倍ズームだし明るさも凡庸ですが、何よりも軽量コンパクトな事がマイクロフォーサーズらしいレンズで、私が初めて購入した M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50/3.5-6.3 EZ のように廃番にならなくて良かったなと思います。まぁ、防塵・防滴にならなかったのは残念ではありますが、その構造と大きさ、重さを考慮すれば仕方ないですかね。ですが、2000万画素時代にも対応するレンズだとメーカーが保証してくれたようなものですから安心して安価な、旧 9-18/4.0-5.6 が購入出来ますね。(^^;そして 9-18/4.0-5.6Ⅱが登場した事で嬉しい誤算が2件ありました。新レンズキャップ LC-52D と、新レンズフード LH-55D が新たに発売された事です。新レンズキャップの LC-52D は、他社のレンズキャップのようにフードを付けたままでも着脱が容易になりました。もちろんロゴは「OM SYSTEM」になりますけどね。それでも無印のレンズキャップや他社のレンズキャップを流用するのが嫌な人も居るでしょう。私も、たかがレンズキャップですが「応援」する意味でも純正を使う事にして、愛用レンズである12-50/3.5-6.3 EZ と 9-18/4.0-5.6 の分を早速購入しました。今まで我慢していたのですが、これで地味ですけど運用が快適になりました。レンズキャップを変えただけですが 12-50/3.5-6.3 EZ が現行レンズのように感じます。旧 9-18/4.0-5.6 + LH-55C の組み合わせも LC-52D で使い勝手が向上しました。そして新レンズフード LH-55D ですが、コレは 12-50/3.5-6.3 EZ 専用フード LH-55C のロゴを変更したバージョンみたいな物です。現在はまだ LH-55C が入手可能ですが、今後の事を考えればLH-55C が入手困難になる可能性が高いので、こちらも嬉しい話です。因みにⅡではない 9-18/4.0-5.6 専用フードとして設定されていた LH-55B はフードとしての効果が微妙なのでお勧めしません。今回 LH-55C 互換の LH-55D が 9-18/4.0-5.6Ⅱ の専用フードに設定されたのは正しい判断と言えます。M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 II が外装変更のみで、防塵・防滴にならなかった事は残念でしたが、逆に、手持ちの旧レンズ達に新レンズキャップを使えるようになったのが個人的には嬉しかったのでご報告と言う事で。
2024.05.22
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向かいの庭で紅梅が満開だったので GF9 + 42.5/1.7 セットで近所をまわって撮影しました。日差しがあると「春近し…」って感じですねぇ。42.5mm Aモード F1.7 1/800 ISO20042.5mm Pモード F2.5 1/400 ISO200手持ちなので微妙に撮影距離やアングルが違いますがAモードで絞り解放F1.7とPモードおまかせF2.5の比較です。どちらもAF測距ポイントは背面液晶で指定していますがPモードが予想以上に良い感じでちょっと驚きました。42.5mm Pモード F7.1 1/400 ISO200濃く青い夏空も好きですが冬空の透明度の高い済んだ雰囲気も好きです。42.5mm Pモード F10.0 1/400 ISO200上記画像の等倍切り出し。今時のPモードは優秀でAFポイントを指定しなくても、この程度に被写体がはっきりしていれば適切なF値と適切なAFで撮影してくれます。楽ちんだし、本当に感心しますねぇ。42.5mm Pモード F8.0 1/500 ISO200コチラは花にピントが来ませんでした。前側の葉の方がコントラストが強いですし少し古いカメラ任せではこの辺りが限界ですかね。42.5mm Pモード F4.5 1/500 ISO20042.5mm Pモード F5.0 1/400 ISO200改めて感じましたが GF9 の画像処理エンジンと 42.5/1.7 の手振れ補正は優秀ですね。Pモードの片手撮りで適当に撮影したのですが、実に良い塩梅の写真が撮れて個人的には文句ありません。本当は、この季節には池上梅園に梅の写真を撮りに行きたいのですが、身体が辛いと言うか、どうしても精神的にアクティブになれなくて「引き籠り」ぎみです。医者にも「散歩しろ」って言われているのですけどね。どうしてもPCの前から動くのが億劫で仕方ないのです。本当に我ながら困ったもんです。
2024.02.03
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m4/3で私の手持ち魚眼レンズは KAMLAN FS 7.5mm F3.2 MFT と、フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980 なのですが、どちらも厳密な意味では対角線魚眼ではありません。なので画角180°のちゃんとした対角線魚眼が欲しいなと以前からチェックしていたのですが、ついに納得できる品を発見したのでポチッてしまいました。定評のある SAMYAN 7.5mm F3.5 FISH-EYE MFT(銀)です。この SAMYAN と言うメーカーは国内では「ケンコー/トキナー」が扱っているのですが、最近はフルサイズのAFレンズがメインになっていて、本レンズはいつ消えても不思議ではない存在のような気がします。ですがMF実絞りとは言え、マイクロフォーサーズ専用設計で現在でも入手可能な数少ないレンズですから、存在意義は絶大です。もちろんオリとパナからAFの対角線魚眼は発売されていますが、使用目的から考えるに本レンズで十分と考える人は多いと思いますし、もっと言えば画角180°を深く意識しないで APS-C フォーマットで十分と思う人も多いかもしれません。因みに APS-C フォーマットの KAMLAN FS 7.5mm F3.2 MFT の画角は160°で公表されていますが、他社の場合は MFT 仕様の画角は公表されていません。まぁ、そんな扱いです。コンパクトな SAMYAN 7.5mm F3.5 FISH-EYE MFT はGF9に似合います。GF9だと手振れ補正無しですが、やはりGF9には銀色のレンズが似合います。(^^)そして、パナ20/1.7Ⅱやオリ12-50/3.5-6.3 EZを手放したので、手持ちレンズで一番太いです。レンズが太いので、ブラックボディの E-M5Ⅲにもなかなか似合っていると思います。このレンズは「黒」のプラスチック感が好きになれなくて「銀」が欲しかったんです。少なくとも「黒」よりはプラスチック感が少ない気がします。そして、偶然ですがこの組み合わせではカメラケースの赤いステッチとレンズの赤いリングが良い雰囲気だなぁ自己満足です。マウント部分は金属ですが、プラフード先端はレンズキャップの構造上どうしても傷が入ります。あと、買い換えた大きな理由の一つに「大きさ、重さ」があります。イベントで購入した KAMLAN FS 7.5mm F3.2 MFT は上質な作りで写りも良かったのですが、画角160°に不満を覚えたのもありますが、大きくて重いと結局は持ち出さないんですよ。今回のレンズ変更で250gから190gになりました。レンズの太さのせいなのか、本当に軽く感じます。前回購入した望遠ズームも、性能なら G X VARIO PZ 45-175/4.0-5.6 POWER O.I.S. 一択だったのですが、一番コンパクトで軽量なパナの G VARIO 35-100/4.0-5.6 MEGA O.I.S. にしました。いくら所有していても持ち出さなければ意味がありませんから。そういう意味で「フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980」は非常に良いのですが、9mmという画角の狭さと F8.0 の暗さが使用範囲を限定してしまうのです。それでも「日中の景色」がメインとなる山歩きなら、少しでも軽くしたいので BCL-0980 で済まてました。ケースバイケースですが、還暦過ぎて重いものは持ち歩きたくないという意識が大きくなりました。もう他マウントのミラーレスは無理ですねぇ。でも、使ってみて具合が良ければ BCL-0980 は引退するかも。なにせ鞄の隅に入る大きさですし、重量 197g なら写りが良くて気に入れば十分に許容範囲です。コレでウチのGF9セットは、小型軽量Wズームセットに、小型軽量 42.5/1.7 と、対角線魚眼ですかね。対角線魚眼だけMFで手振れ補正無しですが、速写性を求めるレンズではないし無問題。4本フルに持ち出しても総重量868gって、マイクロフォーサーズならではですよね。それに、全部まとめて小型のキッチンスケールに乗ってしまう大きさと重さならカメラバッグも不要です。レンズポーチに入れて普通の鞄の隅にポイッと入れておけます。パナライカ 15/1.7(115g)を 42.5/1.7(130g)の代わりに持ち出すのも「アリ」だし、たとえ追加しても約1kgです。ボディ1台、レンズ5本で1kgって凄くないですか。と言う事で、小型軽量化が出来て嬉しい反面、肝心の描写性能についてですが、この手のMFレンズで割と多いオーバーインフとは逆で、厳密に言えば無限遠が出ていないように感じられます。コレが「仕様」なのかは判りませんが、手持ちの KAMLAN FS 7.5mm F3.2 MFT との比較して、絞り解放で背面液晶やEVFを確認すると、そんな感じがしました。多分、単体で確認しても気が付かなかった可能性が高いです。以前「近距離から中距離での描写性能が良い」なんて事を、ネットのどこかで読んだ気がするので、もしかしたら本当に「仕様」なのかもしれません。実際 F5.6 まで絞れば気にならないレベルで F8.0 まで絞れば「ほぼ完ぺき」なので「良し」とします。多分 APS-C フォーマットの KAMLAN FS 7.5mm F3.2 MFT の方が描写性能に優れていると言う事でしょう。そういう事にしておきます。(^^;=2023/12/18 追記===================================ネットで他の方のレビューを確認しましたが、本当に仕様のようです。以下、参照記事です。●買ったままでは無限遠が出ませんでした。マウント側の3本のネジをはずしマウントリングをはずすとシムが1枚入っていたので、これを外してオーバーインフを可能にしました。●あらためて確認すると、高評価を与えている方は、本レンズが初魚眼レンズと言う方が多いです。また、撮影している被写体も近距離から中距離メインでした。私の場合はオーバーインフを可能にして無限遠を出すより、無限遠はパンフォーカスで妥協して近接撮影が楽しめた方が良いのでそのまま使います。本レンズ以外でもピント位置で描写性能に差が出るレンズは探せばありますし、無限遠での描写性能は KAMLAN FS 7.5mm F3.2 MFT に劣る事が確認出来たと言う事で良しとします。個体差もあると思いますが私が入手した個体に限っては、近接撮影から中距離までは良好ですが、無限遠での描写性能はフィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980 と同程度です。厳密にはピントが来てないので当然の結果かもしれません。このレンズは絞り解放から良好な画質というか、絞り込んでもあまり画質が向上しません。それでも対角線180°の画角を持つm4/3専用設計の魚眼レンズはパナとオリと本レンズの3本しかありませんし、パナの半値以下で買えると思えば十分な性能と言えます。============================================新品を定価で購入したのなら「なんだかなぁ」って思ったかもしれませんが、中古の「超お買い得物件」だったので、無限遠の絞り解放で多少描写が甘くとも全く気にしません。使い続けてどうしても気になる時にはヘリコイドを組みなおす可能性もありますが、多分このまま使うと思います。だって、この手のレンズは最短撮影距離が短い方が何かと便利で楽しいですし、ピントが無限遠の時は当然ながら「風景/景色」がほとんどで、その場合に絞り解放を使う事も少ないですから。この個体の使いこなしとして、通常時はピントリングを「無限遠固定」でメインの被写体が在れば絞り解放で、それ以外は F5.6 で撮影、被写体との撮影距離が1m未満での撮影時のみピントリングを動かす感じですかね。これはこれで逆に楽かも。対角線魚眼の被写界深度を有効活用して楽な撮影をしたいです。何より、小さく軽くなったのですから持ち出して撮影しなければ。(^^;
2023.12.18
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今回は先日入手した2本のレンズを含めた5本のレンズでフィギュアの近接撮影をしてみました。フィギュアはカップ麺の上に乗せるタイプで「SAO ユイ 1/1スケール」です。妖精って設定なので「実物大」と言う事になってます。(^^;使用したレンズは下記の5本です。●LUMIX G VARIO 35-100mm / F4.0-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S. 先日入手したコンパクト望遠ズームで何処まで寄れるかって感じ。AF手持ち撮影です。●SAMYANG 7.5mm / F3.5 Fish-eye 寄れる魚眼で撮るとどうなるのか。三脚使ってピントを追い込んでいます。●LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S. このレンズがフィギュア撮影の本命レンズですかね。AF手持ち撮影です。●G.Zuiko Auto-S 40mm F1.4 ハーフサイズフィルムカメラ「Pen F」の標準レンズです。 我が家の「元祖ポートレートレンズ」三脚使ってピントを追い込んでいます。●LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH. やはりパナライカの写りは気になります。もちろんAF手持ち撮影です。撮影機材は OM-D E-M5 MarkⅢでボディ内手振れ補正を使ってます。露出は絞り優先AE、絞り解放、カメラ任せで JPEG 撮って出しを縮小だけしてます。100mm F5.6 1/50 ISO1600コンパクト望遠ズームが意外と頑張っていますね。明るいレンズではありませんが背景も少しはボケていて、それなりの雰囲気になってます。AF手持ち撮影です。実は「実物」に一番近いのは「この画像」だったりします。この撮影だけライティングしてないのが原因だと思います。条件が違っていてすみません。40mm F1.4 1/1000 ISO1600絞り解放です。頑張って右目にピント合わせました。もちろん三脚使用してます。手持ちではピントが追い込めませんでした。コンディションの良いレンズですが、やはりオールドレンズなのでだいぶ柔らかい雰囲気になってます。背景ボケは流石の大口径って感じで悪くないと思います。42.5mm F1.7 1/1000 ISO1600流石に現代のレンズなのでAF手持ち撮影ですがバッチリ右目にピントが来ています。よほど小さなフィギュアでない限り、このレンズが「本命」であり無難な選択でしょう。ボケ量も必要にして十分だと思いますし、ボケかたも奇麗です。15mm F1.7 1/1250 ISO1600同じ F1.7 でもボケ量が違います。画角が異なるので背景の写り込み具合もだいぶ違いますね。当然AF手持ち撮影ですが、もう少し寄れたかもしれません。上記のレンズ達と比較してみると、わずかながら潤いのある描写と感じるのは気のせいではないと思いますが如何でしょうか。7.5mm F3.5 1/250 ISO1600流石に対角線魚眼は独特の描写になりますね。こちらも三脚使ってピントを追い込んでいます。MF実絞りでも現代のレンズですからカッチリ写りますね。流石にほぼ「最短撮影距離」なので三脚を使用してピントを追い込んでいます。実際にフィギュアの「右腕」にレンズフードが接触しそうでした。個人的には、それぞれのレンズで特色が出て面白かったですが、特に対角線魚眼だけ独特な「艶めかしさ」や「異世界感」を感じたのは私だけでしょうか。角度的に「瞳にハイライト」が入ったからですかね。露出はカメラ任せなので画角が変わると画面の明るさも微妙に変わっているかも。如何でしょうか。無難な本命レンズはLUMIX G 42.5/1.7 POWER O.I.S. ですが、パナライカも捨てがたいし、ペンFレンズのフワッとした描写も好きです。でも、対角線魚眼だけは「別物」「異端」って感じがして、やはり対角線魚眼での近接撮影は楽しいです。今回2本のMFレンズは三脚を使用してピントを追い込んでいますが「ボディにレンズ登録済」ですので、普通に撮影する分にはボディ内手振れ補正が効くので問題なく手持ち撮影できます。ただし 40/1.4 は絞り解放だと人物のポートレート撮影でもピントに気を使いますので、人物撮影なら大口径はAFの方が良いです。m4/3ならシグマの 56/1.4 DC DN が私の一押しです。G100とかGFシリーズやG7以前の手振れ補正が入っていないボディなら私も使っているパナの 42.5/1.7 POWER O.I.S. ですかね。お財布に余裕があって重いレンズも「バッチ来い!」って人は是非ともパナライカのノクチクロンに行ってください。オリの ED 45/1.2 PRO も素敵ですが、やはり独特な雰囲気のある描写性能のパナライカが使いたいし使って欲しいです。今回のフィギュア程度の大きさならマクロレンズは特に必要ないですね。ここからさらにバストショットでも撮るならマクロレンズの出番となりそうですが、そうすると「質感」がはっきり出てしまうのでフィギュア撮影にはあまり向いていないと思います。と言う事で、手持ちレンズからフィギュア撮影に使えそうなレンズ5本で撮ってみました。やっぱり対角線魚眼の近接撮影は面白いです。コンパクトなレンズばかりですが、これだけの描写力が在れば必要にして十分ではないでしょうか。私には十分以上でm4/3に満足しています。
2023.12.17
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今年はパナソニックから LEICA DG SUMMILUX 9mm / F1.7 ASPH. が登場して話題となりましたが、マイクロフォーサーズの超広角から広角域のレンズと言えば LAOWA を忘れる訳にはいきません。数年前からマイクロフォーサーズ専用設計の超広角レンズを出していましたが、最近になって自動絞りに対応し始めているのです。自動絞りに対応すると「ボディ内手振れ補正への自動対応」や「EXIF 情報の記録」が可能となるので交換レンズとしての使い勝手が格段に向上します。また、被写界深度の深い超広角レンズの場合はAFよりMFの方が使い易いシーンも多いと愚考します。最近では中華のサードパーティ製レンズも自動絞り対応やAF対応可が進んで来ていますがマイクロフォーサーズで自動絞りに対応しているのは現時点ではLAOWAだけですし、AFレンズはタムロンが撤退したので、シグマ(APSフォーマットでマウント共用のレンズが3本)だけ、なのです。また、最近では APS-C フォーマットの対角線魚眼が中華メーカー各社から安価に登場していますが、それらのMFTマウント仕様は厳密には対角線魚眼とはなりません。MFT仕様で画角180°を保証する対角線魚眼は、オリの ED 8mm F1.8 Fisheye PRO と、パナの FISHEYE 8mm/F3.5 と SAMYANG 7.5mm F3.5 MFT だけです。このようにマイクロフォーサーズ専用設計のレンズ(しかも自動絞り対応!)は非常に貴重でありLAOWAには「よくぞ出してくれた」と感謝しかありません。以下はLAOWAで魅力的なMFTレンズです。●LAOWA 6mm F2.0 ZERO-D MFT(自動絞り対応) 画角121.9°という、マイクロフォーサーズ陣営で最も広い画角のレンズ。●LAOWA 7.5mm F2.0 MFT Auto Aperture(自動絞り対応) 110°の超広角でF2という明るさと、小型軽量で描写も良く人気となったレンズ。 2021.8.11、電子接点採用モデル「LAOWA 7.5mm F2 MFT Auto Aperture」発売●LAOWA 10mm F2.0 Zero-D MFT(自動絞り対応) 画角96°、Φ53×41mm、質量約125gと小型軽量で大口径のレンズ。●LAOWA 17mm F1.8 MFT LAOWAのMFT対応レンズで一番安価だが明るくて描写の良いレンズ。●LAOWA Argus 25mm F0.95 MFT APO インナーフォーカスでブリージングを最小限に抑えたAPO設計の大口径だけではない、 高性能なレンズ。またLAOWAのレンズは絞り込むと美しい光芒が生成されるのも特徴となっています。パナライカ 9/1.7 が電子補正を活用して小型軽量で安価に仕上げて来たので、一押しレンズはパナですが、自動絞り対応の 6/2.0 7.5/2.0 10/2.0 のレンズ達はパナやオリの純正レンズには無い個性を持ちながらも純正レンズ並みに使い勝手が良く、他のサードパーティ製のレンズとは異なる魅力を持つ、正にm4/3の救世主的なレンズだと思います。
2023.12.14
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G100との主な違いは、EVFが368万ドットの液晶からS5やG99Dと同等の236万ドットの有機ELに変更された事と、USB Type-C端子の採用のみ。EUのType-C義務化に対応するのがモデルチェンジの主目的でしょうかねぇ。ですがUSB-Cでの給電しながらの撮影は不可でせいぜい高速充電できるかもって感じ。ウチはマイクロUSB機材が山ほどあるので旧型でも全く問題ありません。どうせ予備バッテリー運用で、出先で本体充電なんてしませんしね。販売形態ではWズームセットが追加されました。前回のように「VLOG」特化ではなく、普通の小型カメラとして使いやすさをアピールしています。まぁ、正しい判断でしょう。そもそもがVlogカメラならEVF不要ですからねぇ。モノクロのモードが大幅に増えているし GX7kⅢの買い替え需要も狙っているのかなぁ。でも手振れ補正が無いから、せいぜいがGF9/10の買い替えどまりだと思います。個人的にはVLOGカメラ路線継続で「パナライカ 9/1.7 セット」が出ると思ったのですがSONYと張り合うのは止めた見たいですね。ちょっと残念かも。でも、コレで旧G100が安くなるなら手持ちGF9の代替え機として魅力的です。年明けは中古と在庫処分のG100を要チェックですかね。G100なら外部マイクが使えるし、内臓マイクもクオリティ高いし、いまならパナライカ 9/1.7 が在るし、無印G100が安くなれば、それなりに魅力的なカメラだと思います。
2023.12.07
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先日 E-M10MarkⅡ Wズームセットを手放したので、取り急ぎ望遠レンズを補填しました。とは言え M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R はほとんど使う事は無かったレンズでした。微妙に大きくて持ち出す気にならなかったのですよね。と言う事で今回はm4/3で一番コンパクトな望遠ズームをセレクトしました。それがタイトルの LUMIX G 35-100mm F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S. です。今回はマップカメラの楽天市場店で購入しました。下取りがある時は新宿の店舗まで出向くのですが今回は下取りが無かったので楽天ポイントを使って少しお安く購入しました。マップカメラなら何度も利用しているので実物を確認しなくとも無問題と言うのもあります。マップカメラは梱包の品質が非常に高く、ネット購入も安心です。マップカメラは自社のHPで販売も買取/下取りも行っていますが、買取/下取りが無い場合は楽天市場店を利用した方が汎用性の高い楽天ポイントが付く分、お得だと思います。また、ソフマップ(ビックカメラ)、カメラのキタムラ等の大手が出店しているのも高ポイントです。オリの 17/2.8 を加えてGF9のレンズセットの完成です。パナの 12-32/3.5-5.6 と 35-100/4.0-5.6 はGM1時代のWズームセットでしたがGF9では、望遠ズーム 35-100/4.0-5.6 の代わりに標準レンズの 25/1.7 がセットになりました。暗い標準ズームと明るい単焦点標準レンズのセットは Nikon 1 J5にもありました。コンデジとの差別化を考えた時、望遠側を伸ばすより明るい単焦点レンズの「ボケ量」をアピールしたかったのでしょう。左:35mm 右:100mm 沈胴式ですが、撮影時もコンパクトで良いです。GM1時代のWズームセットですからGF9との相性も無問題です。この大きさ軽さなら、持ち出す事も増えるかもしれません。GF9 85mm F5.6 1/50 ISO 1600早速、室内で試写してみました。撮影時に背面液晶で画像がブレません。手振れ補正優秀ですね。元々が「GM1の背面液晶での撮影」を意識して作られたレンズなのだと実感できました。フィルター付けると「フードの逆付け」が楽になります。フィルター径は φ46mmでフィルター付けるとフードの逆付け時にガイドの役目を果たしてくれるので、レンズキャップの着脱含め楽になります。E-M5m3 に付けるとこんな感じ。望遠ズームだとは思えないコンパクトさが良いです。以前のWズームセットの望遠ズームとは異なり、このレンズなら持ち出す事も多くなると良いな。とりあえず試写に出たいです。今回も良い買い物が出来て良かったです。
2023.10.01
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m4/3のパンケーキ標準ズームは、全て沈胴式で下記の3種類が存在します。●LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.●LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.●M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZこの内 G VARIO 12-32/3.5-5.6 MEGA O.I.S. のみが手動の沈胴式で他2本は電動式。そして M.ZUIKO DIGITAL 14-42/3.5-5.6 EZ だけが純正オプションで自動開閉レンズキャップのLC-37C が存在します。この自動開閉レンズキャップは G VARIO 12-32/3.5-5.6 MEGA O.I.S. にも流用可能です。ネット上にてプラマウントでは広角端で四隅が蹴られるとの報告もあるようですがウチに在る金属マウントの個体では広角端でも蹴られは確認できませんので流用しています。ですが G X VARIO PZ 14-42/3.5-5.6 POWER O.I.S. も、ボディとセットで販売されていた頃にはサードパーティ製でしたが自動開閉レンズキャップが販売されていました。ソニーの E PZ 16-50/3.5-5.6 OSS は現在でもセットズームなのでサードパーティ製自動開閉レンズキャップが販売されています。沈胴式のパンケーキズームと自動開閉レンズキャップの相性は最高で、コレの有無で操作性は雲泥の差となります。手動沈胴式の G VARIO 12-32/3.5-5.6 MEGA O.I.S. も沈胴解除とレンズキャップ開閉がワンステップで完了するだけで快適性が格段に向上します。セットズームから外れた現在でも、描写性能においては他のパンケーキズームに勝るとも劣らない G X VARIO PZ 14-42/3.5-5.6 POWER O.I.S. ですが、自動開閉レンズキャップが販売されていない時点で残念ですが個人的には「オワコン」認定とさせていただきます。唯一の救済方法は既に販売終了している自動開閉レンズキャップを入手する事ですが、壊れやすいパーツでもあるので非常に困難と言わざるを得ません。コレでGF9が 17/2.8 の単焦点コンデジになりました?。逆にオリの M.ZUIKO DIGITAL 17/2.8 は既に販売終了しているレンズでAFも遅くて煩いし、描写性能も風景は苦手で、スナップの撮影距離に特化したようなレンズです。F2.8の明るさを確保していて、最短撮影距離0.2mで撮影倍率0.11倍なので料理撮影にも使えます。今となっては凡庸なレンズと言えますが、実は自動開閉レンズキャップLC-37C が使用可能なのです。この時点で「スナップショットフォーカス」機能を持ち描写性能に優れる現行 17/1.8 とは異なる存在意義を持つ事となり、パナの 14/2.5Ⅱや 20/1.7Ⅱよりも格段に操作性が向上しEVFを持たないGF9の相棒となり得ます。私も「神レンズ」と噂された 20/1.7Ⅱを購入しましたが「描写性能」以前に自動開閉レンズキャップが使えない時点でパンケーキレンズとして考えた時、オリの 17/2.8 を残しました。代わりにパナライカ 15/1.7 を入手して E-M5MarkⅢで愛用しています。と言う事で、描写性能はレンズを選ぶ上で重要な要素ですが「GF9」で常用するレンズには自動開閉レンズキャップが描写性能より重要であると私は考えているのでした。ですが、手振れ補正の入っていないオリの 14-42/3.5-5.6 EZ をGF9で使うのは、室内撮影や夕暮れから町中の夜景撮影で微妙だったので改めてこのレンズを購入するのもねぇって感じです。基本的には、セットズームの G VARIO 12-32/3.5-5.6 MEGA O.I.S. に LC-37C でOKなんですけど物欲に負けて G X VARIO PZ 14-42mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.の自動開閉レンズキャップを探していたりするのは内緒です。
2023.09.29
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確か、デジタルカメラで「アートフィルター」を始めに導入したのはオリンパスだったと記憶しています。その後「アートフィルター」はデジカメのスタンダードな機能となりました。オリンパスは「コンピュテーショナルフォトグラフィー」に力を入れていて E-M5markⅢでも「深度合成」「デジタルシフト」「ライブコンポジット・ライブバルブ・ライブタイム」「プロキャプチャー」「三脚ハイレゾショット」の各機能を搭載しています。更に OM5になると「ライブND」「手持ちハイレゾショット」「ボディ内フィッシュアイ補正」「カラークリエーター」が追加されています。どの機能も強力ですが面白いのは「ボディ内フィッシュアイ補正」で M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO で撮影した画像を35mm換算で11mm/14mm/18mm から画角を選び、モニターで補正効果を確認しながら撮影できる機能です。広角ズーム不要?って感じですね。私が E-M5markⅢを選んだ最大の理由でもある「深度合成」も、使用できるレンズに制約のある機能で、下記のレンズが対象となっています。●M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO●全ての M.ZUIKO DIGITAL Macro レンズ●M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO●全ての M.ZUIKO DIGITAL PRO ズームレンズ●M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS手持ちレンズで深度合成に対応しているのは M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro だけですので中望遠マクロの 60mm F2.8 Macro と標準ズームの 12-45mm F4.0 PRO はとても気になる存在で物欲を刺激されています。m4/3の 30mmマクロは普通なら「手振れ補正入」のパナと「等倍を超えた1.25倍」のオリと言う比較になるので「手振れ補正入り」の利便性でパナって話になるのですが E-M1、E-M1markⅡ/Ⅲ/X、OM1、E-M5markⅡ/Ⅲ、OM5 をボディをして選ぶ場合は「震度合成」機能が使えるオリンパスのマクロレンズ一択となります。そもそもこれらのボディならレンズとの協調補正など不要なほどに強力な手振れ補正機能をボディが持っていますから問題ありません。パナのボディでも「4Kフォト」に「震度合成」がありますがクオリティが全く異なるので比較になりません。自宅に戻りPCで加工しなければならなかった事が、その場でファインダーまたは背面液晶を観ながら確認できるのが素晴らしいです。クオリティについてはPCで加工するのと変わりないレベルと言うか、レンズが限定(レンズ情報を使用)される分、PCで手間暇かけるより高いと思います。作例はこんな感じですかね。30/3.5Macro F3.5 1/13 ISO:200標準マクロでも F3.5 絞り解放でこんなにボケてしまいます。モードダイヤルの文字は読めません。30/3.5Macro F3.5 1/13 ISO:200 震度合成モードダイヤルは当然として、レンズに「OFF」と表示されているX10独自の電源スイッチや、光学ファインダーのレンズに写る「写り込み」まで確認できます。絞り解放での深度合成なので背景のキーボードのボケが一般的な「絞り込んで被写界深度を稼いだ」画像とは異なります。画角の違いは手持ちだからです。8枚連写の深度合成をシャッター速度 1/13 の手持ち撮影で完璧に熟すのがオリンパス機の手振れ補正の実力です。GF9の「4Kフォト」の「震度合成」やPCのアプリによる深度合成とは比較にならない画質の良さが、このブログの縮小画像からでも、雰囲気として伝わるでしょうか。35mmフルサイズユーザーさんは当然として、私が APS-C の FUJIFILM S2Pro を使っていた時でも三脚はとても重要な存在でした。でも E-M10markⅡに変えてから三脚を持ち出した事はほとんどありませんでした。それだけ手振れ補正が強力だったと言う事です。今後は、更に手振れ補正の強力な E-M5markⅢを得たので、動画撮影や、ライブコンポジット等で花火や星空でも撮影しない限り、三脚の出動機会が皆無となる可能性が高いです。そして「震度合成」のクオリティがこれだけ高く、しかも手持ちで簡単に撮影、確認できるので「物撮り」でコンデジではなくこの組み合わせを使用する事が多くなるかもしません。
2023.09.18
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2017.10.30のブログで、動作はするけど「背面液晶の液漏れ」している FL-36R のジャンクを買った事を報告しています。その後、オリンパスプラザに修理持ち込みしたのですが、その時点で既に「部品が無く修理不能」となっていました。その当時は、辛うじて確認できる部分が残っていたので、イベント等で数回だけ使用した記憶があります。そして OM-D EM5markⅢにはプラグインパワーの小型ストロボが同梱されていて、ワイヤレスで連携できますので、早速テストしようとしたのですが、液漏れがひどくなって、何も表示されなくなっていました。それでも動作はするんですが、モードの確認が出来ないのは致命的です。仕方ないので「某オク」で新たにストロボを物色していたら、電池室の液漏れで不動の FL-36R がジャンク品として出品されていたのです。そして、この個体は「奇麗な液晶」を積んでいました。電池室の液漏れを起こしているような個体は、使用頻度が低い事が容易に想像できるので、早速、部品交換用に落札しました。予想通り電池室の液漏れ以外は非常に状態の良い個体が到着しました。まず、液漏れを起こしているジャンク品を完全にバラバラに分解して構造を確認。この個体も「電池室Assy」を交換すれば復活すると思われますが修理部品が無い以上は「ニコイチ」にする以外に修理方法がありません。そして「液晶パネル液漏れ」の個体より「電池室の液漏れ腐食」を起こした個体の方が再発の可能性が高いと判断して、こちらの個体から「液晶パネルAssy」を取り外して修理する事にします。完全にバラバラにする事で「液晶パネルAssy」の「交換方法」を確認し、部品交換で復活が可能であると確信して「電池室液漏れ」個体から外した奇麗な「液晶パネルAssy」と交換しました。そして、およそ6年ぶりに「完動品」として復活した姿がこちらです♪正直な話、今更「ワイヤレスマルチストロボ」で「物撮り」するのかと言われれば、多分しないし、このストロボの出動機会はもしかしたら無いかもしれませんが、ネットからマニュアルのpdfファイルを落として、背面液晶で確認しながらすべての機能を試せて楽しかったです。まず、このストロボはズームストロボなのですが、手持ちの 12-50/3.5-5.6 と 9-18/4-5.6 に年代的にジャストマッチしています。ワイドパネル無して 12-50 のレンジをフルカバーしますし 9-18 をセットして 12mm より広角側へズームすれば 12mm の表示が点滅して注意喚起してくれるので、そのタイミングで FL-36R のワイドパネルセットすれば 12mm ⇒ 10mm ⇒ 8mm へとレンズのズームに合わせて動作します。ズームレンズの広角端は 9mm ですが、それを少し上回る 8mm と言うのが良いです。大きさも「単三を2本」または当時オリンパスのストロボで対応品が多かった「CR-V3」を1個入れるタイプで、フル機能のストロボの割に小型なのが高ポイントです。マルチストロボも可能ですし「単三を4本」入れる大光量タイプは不要と言うのが私の考え方です。同梱品の「小型ストロボ」の出来が良いので、多分「修理出来て良かった」で終わってしまい、使う事は無いかもしれませんが、やっぱり修理出来て良かったです。
2023.09.18
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今回の「主力機入替え」について。以前も書きましたが、今回は他の方の「カメラ選び」の参考になるようにもう少し詳細な理由を書いてみます。●m4/3である事:現在35mmフルサイズミラーレスが絶大な人気でカメラ市場をけん引している のは事実です。基本性能と描写性能の高さを考え「現在の最高性能」を求めるのなら35mmフル サイズと言う選択は正解です。ですが「価格、重さ、大きさ」と言う「現実的な運用」を考えて みれば「35mmフルサイズ」が万能ではない事が理解できると思います。 少なくとも癌を患い年老いた私の場合「35mmフルサイズ」が選択肢となる事ありません。 富士フィルムを筆頭とする APS-C フォーマットは、フルサイズと比較すれば、遥かに現実的で バランスの取れた選択肢ですし、私も魅力を感じます。ですが、マイクロフォーサーズは現在、 唯一「複数メーカーが共存」するシステムなのです。オリンパスとパナソニック以外にブラック マジックのシネカメラが使える事はその筋では大きな魅力となっています。 ブラックマジックのシネカメラが採用するマウントは6KのメインシステムでEFマウントです が、m4/3マウントを採用するブラックマジックのシネカメラも4K小型システム運用で人気が あります。今後の事は不明ですが現時点でEFマウントの次に採用されているのはm4/3です。 一般ユーザーに限った話では「パナとオリのレンズが使える」のが大きな魅力で、個性の異なる 他社レンズが使える異色の存在なのです。パナボディで使うオリPROレンズも、オリボディで 使うパナライカも楽しいし素晴らしいです。その分、レンズメーカーのAFレンズが少ないのは 残念ですが、パナとオリだけでレンズシステムとして十分以上の本数が揃っています。 最近ではLAOWAの超広角レンズがROMを搭載して純正並の使用感となって素晴らしい。 この 7.5/2 と 6/2 は、レンズシステムを補完する素晴らしいレンズです。 ボディサイズについては特にパナの手振れ補正入りボディは大柄ですが、GF10のような小型 ボディもありますし、オリの OM5 で組むシステムは、お勧めできます。また、求めやすい価格 で小型軽量のレンズ群は他のフォーマットにない非常に大きな魅力です。 F値 0.95 の単焦点レンズも「被写界深度の深いMFTシステムでボケ量を稼ぐ」のを目的として 登場し始めたと記憶しています。最近では F0.8 のレンズも登場しました。 スペック的には、画素数の不足は「手持ちハイレゾショット」で補完可能ですし、よく言われる 「ボケ量」についても、確かに「過剰な程のボケ量」こそ無理がありますが、撮影レンズと撮影 シーンを選べば必要にして十分であり、問題とするほどの事はありません。現時点でAF性能は ソニーEマウントシステムの足元にも及びませんが OM1 の登場で、それなりに追いつきました し、今後はパナボディも「ハイブリットAF」を採用してきそうですから今後が楽しみです。 実際にプロの忖度無しの自腹で購入する「サブシステム」として一番選ばれているのがマイクロ フォーサーズであり、私が選んだのもマイクロフォーサーズです。●中古価格がこなれてきた事:私にとっては非常に現実的で重要な事です。もしも、体力と財力が あれば OM1 を買っていたでしょうし、体力が無くても財力があれば OM5 を購入しています。 私が考えるコストパフォーマンスにおいて「機材入替」のレベルに到達したのが E-M5mⅢです。●ボディ内で「深度合成」出来る事:コレは「4Kフォト」機能を用いればパナの多くのボディで も利用可能な機能です。ですが、出力される画像のクオリティと利便性はオリンパスのボディ内 で行える深度合成に勝るものは無いと考えています。RAW現像が苦にならない人、RAW現像を 前提として撮影している人ならばフォーカスブラケットを搭載する機種を選べは良い事ですが、 私は「jpeg撮って出し」で高品質な深度合成が出来て嬉しいし選択基準となりました。● OM-D E-M1 markⅡ並のAF性能を持つ事:パナソニックのAFはコントラストAFとしては 最高性能を有していますが、残念ながらハイブリットAFと比較すれば「劣る」と言わなくては なりません。AF性能はマイクロフォーサーズの弱点ですが本機のAFなら弱点というほど酷く はありませんし、オリのボディを選ぶ理由となります。●2000万画素センサーを搭載した事:ひとつ前の OM-D E-M5markⅡは1600万画素センサーなの で「主力機」とするには役不足です。本音を言えば実用面では現在でも1600万画素で不足を感じ ませんが「主力コンデジ」が2000万画素にシフトしPCも入れ替えたので今後は2000万画素を 基準とします。本機は「手持ちハイレゾショット」には対応しませんが「ハイレゾショット」に 対応しているので、試す事もあるかもしれませんがこれ以上の高画素に魅力は感じません。●デジタルシフトの充実:コレも「jpeg撮って出し」と連動する事ですが、撮影時にファインダー でシフト量を確認しながら撮影できる事に魅力を感じていて、オリンパスのボディを選ぶ大きな 理由となっています。●小型軽量、手振れ補正内臓、防塵防滴:主力機が SONY NEX6 ⇒ OM-D E-M10markⅡと小型で 軽量なボディを使い続けた事で、他のボディを使用すると「重くて辛い」と感じるようになって しまいました。レンズまで考慮すると、他のシステムは使えませんし、パナのGH5とかG9も 手にした瞬間は良いなと思うのですが、しばらく手にしていると「うーん、やっぱり重いかも」 となるし、鞄に入れて持ち歩く気になりません。また「超強力なボディ内手振れ補正」も有名で 手持ちで高画質の「深度合成」撮影が可能ですし、標準ズームなら望遠端での1/2秒撮影も楽勝 です。ネイチャーフォトで、センサーフォーマットの小さなオリンパスが人気なのは実績のある 防塵防滴ボディのおかげです。雨天時に雨合羽の上からカメラストラップをして撮影できるのは 実績と信頼性を考慮すればオリンパスだけかもしれません。時々「マイクロフォーサーズてオワコンじゃね」って感じの話を耳にしますが、フィルム時代から様々なフォーマットが存在しています。コンデジの1インチセンサー、ミラレースのマイクロフォーサーズシステム、APS-Cセンサーは、それぞれに確かな需要があり、今後も消滅することは無いでしょう。ニコンの Nikon1システムとペンタックスのQシステムが終わってしまったのは本当に残念な事でしたが、マイクロフォーサーズは安泰です。
2023.09.17
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今回は広角ズームレンズと超広角レンズのお話です。2023年現在、マイクロフォーサーズの広角ズームと超広角レンズは下記の通りです。●M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO 534g●LUMIX G VARIO 7-14mm / F4.0 ASPH. 300g 上記2本は「第一次広角ズーム世代」のレンズで描写性能は現在でも素晴らしいと言えるレベル で全く問題ありませんが、フィルター使用不可が致命的。ボディ側で「ライブND」機能を持つ 機種なら救済手段となりますが、それでもPLフィルターは使えません。可変NDフィルターも 実用化され、動画撮影が重要視される現在、7mmの画角を必要としない限り、あえて選ぶレンズ でありません。●LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH. 315g●M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO 411g パナライカ 8-18/2.8-4 は、オリ8-25/4 の登場までは、広角ズームの唯一の選択肢と言っても 良い存在でしたが完全な上位互換の登場で存在意義は非常に弱くなりました。あえてパナライカ 8-18/2.8-4 を選ぶ意味は、100g以上軽くて広角端でF2.8の明るさを持つ事と、良い意味でも 悪い意味でも「Leicaの写り」を重要視する場合に限ります。換算35mmまでの画角を持つので 「準標準ズーム」として使えますが 8-25/4Pro の利便性にはかないません。 一方、オリの 5-25/4.0Pro は超広角域を盛り込んだ「標準ズーム」としてパナライカ 10-25/1.7 と同じく唯一無二の存在です。個人的にはパナライカの大口径「F1.7」より、実用的なサイズと 価格で「8mm」が使える、オリ 8-25/4Pro により魅力を感じます。 ●M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 155g 描写性能は普通ですが「大きさ、重さ」こそがこのレンズの存在意義となります。広角端の 9mm (換算18mm、画角100°) が広角ズームのアイデンティティです。また、換算18-36/4.0-5.6 の ズームレンジは街角スナップにおいては標準ズームの代用となる「準標準ズーム」です。沈胴式 を嫌う人も多いですが、慣れれば収納時のコンパクトさが嬉しいです。●LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm / F1.7 ASPH. 690g 唯一無二の素晴らしいレンズですがメーカーは標準ズームとしています。理由は広角端が 10mm だからです。フィルム時代は 9mm(換算18mm)の「画角100°」が超広角レンズの標準だった のです。なので 10mmからの本レンズを標準ズームとしたのでしょう。マイクロフォーサーズの ズームレンズとして「真の大口径ズーム」と呼べる超弩級の1本です。標準ズームの広角端が12mm(換算24mm)となってずいぶん経ちます。フィルム時代は超広角の入門的存在だった24mmが標準ズームの広角端の収まってしまったのです。であれば広角ズームは本当に必要でしょうか。換算24mmの一歩先の広角。単焦点レンズの出番かなと思うのは私だけでしょうか。以下からは換算24mmの一歩先を狙った単焦点超広角レンズをご紹介します。●M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0 130g オリンパスの 12-100/4.0Pro、12-200/3.5-6.3 を除く高倍率ズームや電動パンケーキズームの 広角端は未だに換算28mmなので、それらのレンズを基本とした場合の「プラス1」として具合 が良く、超広角としては使いやすい画角の小型軽量大口径レンズとしてお勧めできます。また、 PROレンズ以外でスナップショットフォーカス機構を搭載する数少ないレンズの1本で、金属 外装の質感は美しく、所有する満足度が高いです。別売の純正フードが高いのが難点です。●LEICA DG SUMMILUX 9mm / F1.7 ASPH. 130g φ46mm 超広角レンズの代表的画角の単焦点レンズがついに登場しました。小型軽量大口径AFレンズと して金額もリーズナブルで、特に動画撮影を念頭に置いている人達にはお勧めのレンズです。 換算18mm、画角100°のこのレンズこそが超広角レンズの代表格であり、12mmスタートの標準 ズームに「プラス1」する最適解です。●LAOWA 7.5mm F2 MFT Auto Aperture 150g φ46mm ROM無しMFレンズ時代から星系写真を撮影する方々に人気の高性能レンズでしたが、ついに ROMを搭載し、撮影時の制約はMFだけとなり、ボディ手振れ補正も撮影データも記録される 普通のレンズになりました。9mmではAFのご利益を感じる事もまだある画角ですが7.5mmは 被写界深度を生かした「置きピン」撮影が多くなりますので、本当に普通に使える、描写性能に 優れた素晴らしいレンズです。また大口径ゆえにMFも楽しいです。実際問題としてM.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO はズーム出来ますがフィルターが使えないし534gの重量級レンズです。対して LEICA DG SUMMILUX 9mm / F1.7 ASPH. と LAOWA 7.5mm F2 MFT Auto Aperture を合わせても280g。オリの 12/2 を足して3本としても410g。しかもF1.7とF2.0の大口径レンズです。どうしても7.5mmはダメで7mmの画角が必要なら仕方ありませんが、上記3本はフィルター径も同一の46mmですし「ゴミゼロ」のマイクロフォーサーズだからこそ、積極的にレンズ交換して、魅力的な2本もしくは3本の超広角レンズを楽しむ方が良いと私は思います。●LAOWA 6mm F2 ZERO-D MFT 188g φ46mm LAOWAがついにやってくれました。今までマイクロフォーサーズに無かった換算12mmの超広角 レンズで、しかもディストーションを光学性能だけで「ほぼゼロ」に抑えたスーパーなレンズの 登場です。このレンズもROMを搭載しているので絞りリングはありません。MF専用ですが、 それ以外の機能は全て使用可能で、撮影データも記録されます。画角121.9°のウルトラワイドな 画角は、誰もが必要な画角とは思えませんが、アクションカメラで超広角に馴染んてしまった人 には馴染み深い画角なのかもしれません。とにかく、このレンズの登場でマイクロフォーサーズ のレンズシステムに厚みが増した事だけは間違いありません。2023年時点では広角ズームではなくパナライカ 9/1.7 を追加する方が楽しめると思いますが、私のように、ほぼ単焦点レンズ並みの大きさ、重さの オリ 9-18/4-5.6 を追加するのも「アリ」です。ただし夜間撮影用レンズを別途持ち歩くのが前提となり、その場合のお勧めは パナライカ 15/1.7 ですかね。12mm始まりの標準ズームに パナライカ 9/1.7 をプラス1と言うのが一番のお勧めなのですけど、14mm始まりの標準ズームや高倍率ズームに オリ 12/2 を追加するのも良いと思います。標準ズームの代わりに オリ 9-18/4-5.6 を選び、プラス1に パナライカ 15/1.7 を選ぶのも楽しい組み合わせです。マイクロフォーサーズのレンズシステムにおける「超広角から広角域のレンズ群」もズームレンズ、単焦点レンズを織り交ぜ楽しいレンズ選びが可能なりました。
2023.09.16
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明日から「予約開始」ですね。高解像でありながら高速性能と像面位相差AFを実現する新開発25.2M Live MOSセンサーと、ライカとパナソニックが共同開発したL2 Technology(エルスクエア・テクノロジー)搭載の最新世代ヴィーナスエンジンが叩き出すAF性能に大いに期待しています。
2023.09.14
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さて、先日に主力機を入れ替えた訳ですが、今回は今欲しいm4/3レンズについてです。①:LEICA DG SUMMILUX 9mm / F1.7 ASPH.(130g)Φ55 昨年(2023年)に発売された、待望の広角単焦点レンズで、m4/3らしい軽量でコンパクトな レンズです。この大きさでF1.7というのが素晴らしい。既にオリの 9-18/4.0-5.6 を所有して いますが、真剣に入れ替えを検討しています。これだけ小型軽量でしかも価格も控えめなので 入れ替えて、ズームの利便性より明るさと描写の良さが欲しいというのが正直な気持ちです。②:LUMIX G X VARIO 35-100mm / F4.0-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.(135g)Φ46 ダブルズームセットを手放したので望遠ズームの手持ちが無いのです。本レンズは 2014.10月 発売でGFシリーズのセットズームになっていた望遠ズームですが、意外な事に描写性能の評価 が良いです。使用頻度も低いし軽量コンパクトなコレで十分と判断。小さいは正義です。③:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO(254g)Φ58 一番安い「PRO」レンズ。メインは M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ と思って いたのですが、描写性能の良さと「深度合成」に対応している事に魅力を感じます。 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ より42g重いけど、まぁ許容範囲内です。と言う事で、今、割と切実に欲しいのは上記3本ですかね。大きくて重い「F2.8ズーム」はシャッター速度を稼げる以外にメリットを感じないので、欲しいと思いません。以前にも書いたかもしれませんけどm4/3でボケ量に期待するならF2.0以下が必要だと考えています。それよりもm4/3の小型軽量が際立つレンズが欲しいです。④:LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.(265g)Φ58 現行モデルはⅡ型で防塵防滴になりましたが、ボディがオリの場合、防塵防滴の保証は無くなる しGF9に付けるなら防塵防滴は不要。それより手振れ補正内臓ならGF9でも安心ですから、 選ぶならパナの「手振れ補正付」かなと思います。俗にいう「旅行用高倍率ズーム」ですけど、 望遠ズームを換算70-200の小型ズームとした為に選択肢に入って来ました。 換算28-280の手振れ補正入り小型ズームはGF9で使えるギリギリの大きさとの判断です。⑤:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ(93g)Φ37 このレンズを付けるとGF9がまんまコンデジになる。それだけの存在価値しか感じませんが、 安いし、専用の「自動開閉レンズキャップ」を持っているし、やっぱり欲しいかも。⑥:56mm F1.4 DC DN | Contemporary(265g)Φ55 m4/3でポートレートレンズの「本命」と考えています。マンツーマンのモデル撮影なら、対話 が可能な距離感の換算85/1.4クラスが本命ですが、イベントでコンパニオンの「お姉さん」を 撮るなら少し長い換算 112/2.8 となる本レンズはボケ量を考えても「アリ」な良いレンズだと 思います。 順位が低いのは、中古の球数が少ない事と今後の出動率を考慮した結果です。私があと10歳若ければ M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO を購入していたかもしれません。価格、大きさ、重さ、を無視できればスペック的には一番欲しいレンズです。ですが、価格も大きさも重さも無視できませんから、欲しいけど購入しないでしょう。と言う事で、パナ3本、オリ2本、シグマ1本を選んでみました。①②は今秋中に入手すると思います。③については「深度合成」に対応した M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro を所有しているので、それほど急いでいません。標準ズームでも「深度合成」が出来たら良いなとは思いますし、描写性能に定評のあるPROレンズなので欲しいとは思っています。 ④⑤⑥については「良い出会い」があればって感じですかね。そんな感じの2023秋なのでした。
2023.09.10
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今どき流行りのカメラアクセサリーと言うか、既に「定番」になったとも言えるのが「銀一」さんが取り扱う peak dsign のアンカーリンクスですが、私自身は便利そうだなと思いつつも使っていませんでした。左:ハンドストラップモード。 右:メインを繋げばショルダーストラップになります。理由は簡単で、私が今でも使っている OP/TECH USA の「ファッションストラップ」自体が、仕様は全く異なりますが着脱式になっていたので、必要性を感じなかったのです。あとアンカーリンクスの「丸いタマ」が「変に自己主張が強くて」私には「イケてない」と感じられたというのもあります。まぁ元から「人と同じ」のは好きじゃないですし。ですが OP/TECH のストラップにも問題はあって、ボディへの取り付け部分が嵩張ってしまって、カメラケースへの収まりが良くないのです。あと、カメラを持つ時にも収まりが悪かったです。そこで目を付けたのが、最近注目している Ulanzi さんが扱っている「Falcam Maglink バックルミニキット」でした。これをカメラボディとストラップの間に入れればケースへの収まりが良くなるだろうとの判断で、早速いつもの Amazon で購入してみました。部品扱いの地味な梱包を想像していたら、実に豪華な梱包でした。梱包は「魅せる収納」の実に豪華なタイプで、バッテリーや小物を入れるのに具合の良さそうなセーム革っぽい小さな巾着と予備のアンカーが一組入っていました。左:アイレットに丁度収まる「太さ」が絶妙です。 右:この「長さ」も重要でした。早速、取り付けてみました。アイレットに丁度収まる「太さ」は事前に調べていた時にもしかしたらと思っていたのですが、予想どおりでした。ピークデザインの「本家」アンカーリンクスは少しだけ太いのでアイレットには絶対に入りません。アイレットに入らなくて「リング経由で紐を通す」のが私的には実に「イケてない」所業だったので、予想通りとはいえ実に嬉しいです。コレが私的に考える「イケてる姿」と言うモノです。ピークデザインのアンカーリンクスは絶対に Leica に代表されるクラシカルな姿のカメラボディに使うべき代物ではありませんが Falcam の Maglink は「自己主張」が強くないので、クラシカルなカメラボディとストラップの間に入れても良いと思います。そしてこの「長さ」も私にとっては実に重要なのでした。何と言ってもこの長さこそが今回の導入の決め手だったのですから。画像のように丁度良い長さで上手く逃げて実に奇麗に収まりました。部屋ではこんな感じでぶら下げてます。このケースはニコンの大昔のクールピクス用なんですが、バッテリーポケットの大きさも予備バッテリーにジャストサイズで、フード付きのパナライカ15/1.7と速写ケースを付けたボディが実に奇麗に収まりました。予想通りすぎて怖いくらい完璧です。いやぁ、実に良い買い物をしました。そして肝心要の「マグリンクシステム」についてですが、私の予想以上に快適で確実で、個人的にはアンカーリンクスとは比較したくもありません。アレは「イケてない」ですから。この「マグリンク」は「不用意に外れない」のに「簡単に外せる」素晴らしい作りでした。まず、豪華なパッケージに負けない上質な仕上げで高級感があります。何より「外した状態」で、変に主張しない「地味な佇まい」が良いのです。メーカーとすれば、アンカーリンクスのように画期的なシステムを誇示する「目立つ」カラーリングを施す事も可能なのに、あえて名脇役が如く地味にひっそりとしているのが最高です。次にリンク部分の各部寸法です。長すぎず短すぎず、太すぎず細すぎず、使い易いのに邪魔にならない絶妙な仕上がりに感服しました。アイレットに丁度収まる「太さ」は実に素晴らしいし、その長さにも計算された美しささえ感じます。主役はカメラボディとストラップであり、自身はその繋ぎ手に徹しているのが実に良いのです。今では予想をはるかに超える作りの良さに感服して、マグリンクのストラップ自体の購入も視野に入れて考えるようになりました。このシステムを使用した「Maglink カメラストラップ」は良いと思います。
2023.09.09
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ソニーがアクションカムから撤退し、代わりに ZV-1 を出したら大ヒットしました。ユーチューバーやブロガーと言う言葉が定着し、デジカメの性能を語る時には「動画性能」も重要な要素となりました。パナソニックはフルサイズ機にウエイトを傾け、オリンパスはOMデジタルソリューションズに。そして最新機種のOM5はついに「OMSYSTEM」のロゴを背負う事となりました。静止画は「スマホ」に、動画は「スマホ」と「アクションカメラ」にシェアも奪われつつも、高額な35mmフルサイズミラーレス市場は好調なようですし APS-C の富士フィルムも頑張っています。そして高級コンデジはソニー、キヤノン、パナソニック、リコー、富士フィルムが頑張っていますが、ニコンとオリンパスとシグマは撤退しました。フィルムカメラ時代から生き残ったメーカーは、キヤノン、ニコン、富士フィルム、シグマ、ライカ、ハッセルブラッドだけですね。まぁ、ミノルタからαを引き継いだソニーは電機屋だし、オリンパスからm4/3を引き継いだOMシステムソリューションズは一応はカメラ屋ですかねぇ。そんな2023年のm4/3システムについて考えてみたいと思います。まずボディについて。私が魅力的だと思えるボディは、OM5、E-P7、G99、G100、だけです。個人的に G99 より大きなカメラはm4/3のメリットが失われていると思うので除外しました。OM1とかGH6なら、他社の APS-C を選んだ方が良いと思います。パナには、動画にも対応した GX7m4 を出して欲しいです。あとは G100 のパナライカ 9/1.7 セットですかねぇ。ソニーの ZV-E10 とガチンコ勝負をして欲しいです。でもニコンのZ30みたいな割り切りが欲しかったですね。何で動画撮影にウエイトを傾けたボディにEVF付けたかなぁ。OMシステムは E-PL10 をバリアングル液晶と動画時間制限なしの動画対応機にして欲しいです。画素数は1600万画素のままで十分。その代わり USB-C にして下さい。もちろんマイク端子も忘れずに付けて下さいね光学手振れ補正の入ったボディならクロップ率も低く抑えられますが、それでも動画用に新しい電動ズームは欲しいです。APS-Cも同様ですが、中華製大口径MFレンズは楽しそうですがF0.95まで行くと重量的に辛いと感じるのは、やはり年齢のせいでしょうか。17/1.4とか50/1.2辺りは気になる存在です。純正で良いと思ったのは残念ながらパナライカの9/1.7だけです。
2023.09.07
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最近はこの手の「トップケースを持たない速写ケース」が増えましたねぇ。でも E-M5Ⅲのエンプラボディを守る為にもグリップの補助にもなるし安価だしで具合が良いです。今回のお買い物も、もちろん Amazon です。(^^)左上:なかなかしっかりしたケースに入っていました。右上:保護シールに「ご注文いただきありがとうございます」と日本語で記載されていました。左下:それなりに作りの良いハンドストラップ付です。(使わないけど)右下:防塵防滴ボディには合皮製ケースの方が都合が良いですね。以前の E-M10Ⅱでも似たようなケースを使用していたので、今回も躊躇う事無く購入しました。左上:ステッチが目立つのですがそれなりに奇麗に縫製されていますね。右上:バッテリーへのアクセスも全く問題ありません。左下:予定通り、更にグリップ感が向上しました。右下:三脚ねじ1本で固定していますから「すき間」が出来るのも仕方ないかな。バッテリー部分の蓋ははめ込むだけの仕様ですが、この個体は問題なさそうです。この部分がプラプラになったら製品寿命って事で納得できる価格設定ですし。グリップ上の「すき間」も目立つよう撮影しましたが気になるほどでもないですし、気になるようなら「自分で曲げ直し」も可能です。完璧とは言いませんが割と簡単に修正可能です。不要なハンドストラップを同梱するよりその分安く、って気持ちは無くも無いですが元から十分に安いので文句はありません。先日購入したX10の純正本革ケースと比べると、少し悲しくなりますが、作り自体は悪くないし、やはり防塵防滴ボディに本革ケースは気が引けるので無問題です。なお、このケースの3倍以上の価格ですがTP製で本革の速写ケースもあります。フェイクレザーが嫌な方はTP製本革ケースをどうぞ。中古で E-M5Ⅲを購入する時に、何台かの個体を確認したのですが「底板の痛み」が確認できる個体がそれなりに多く存在しました。気にしないと気にならないレベルだからこそ速写ケースで保護したいと思いました。あと、ストラップはソニーのデジタル一眼レフ(α100)を使ってた頃から愛用している OP/TECH のショルダー部分がネオプレンゴム製で手提げストラップにもなるタイプを今回も使用してます。自分で似た作りに改造したストラップをX10で使っているくらい好きな「忍者ストラップ」や、コピー商品が Amazon で大量発生しているピークデザインのアンカーリンクス製品群とか、最新の Falcam Maglink ストラップにも興味あるので、そのうち交換するかもしれません。と言う事で E-M5Ⅲの速写ケースをゲットした話でした。
2023.08.26
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と言う事で、中野のフジヤカメラさんへ出向いて買ってきました。(^^)箱はレンズセットですが、購入したのはボディだけです。基本的に手持ちの ED12-50/3.5-6.3 EZ か ED9-18/4.0-5.6 を常用ズームとするつもりですが、どちらのズームレンズもボディが1600万画素時代に開発された製品ですので、ボディ性能がレンズ性能をあきらかに上回る、要するに、ボディスペックである2000万画素を表現しきれないようなら ED12-45/4.0 PRO を導入する可能性はあります。でも 12-40/2.8 PRO の導入確率は低いです。左:E-M10Ⅱ+ LEICA DG SUMMILUX 15/1.7 右:E-M5Ⅲ+ LEICA DG SUMMILUX 15/1.7両機とも同じバッテリーを使用するだけあって似ています。本当は E-M5Ⅲのグリップが大きくなっているのですが E-M10Ⅱにはケースが付けてあるので余計に判り難いかな。まぁ、カメラに興味のない人から見れば「間違い探しレベル」の違いかもしれません。E-M10 markⅡ + ED12-50/3.5-6.3EZE-M5 markⅢ + ED12-50/3.5-6.3EZ大きな画像にしてレンズも変えました。グリップ形状と大きさに違いが判ると思います。正面から見た右肩のレイアウトは同じですがモードダイヤルの大きさも異なりますし E-M5Ⅲには、不用意にダイヤルが回らないようモードダイヤルに「ロックボタン」が追加されています。左肩にある電源スイッチも異なるのですが、改めて E-M10Ⅱはバランスの良い美しいカメラだ思いました。まぁ、手放してしまったカメラの事を話しても仕方ありませんかね。(^^;E-M10Ⅱと同じバッテリーを使っていたのは機種決定の決め手でした。防塵防滴と言う事で、ちゃんと圧をかけながら蓋を閉めるような構造になっています。バッテリーの容量自体が多くないので、動画撮影を考えると予備バッテリーは最低でも2個は欲しいですね。また、同じ形状で一世代前の BLS-5 と言うバッテリーがあり、そちらは更に容量が少ないです。ウチにも BLS-5 が1個あり2011年製で1150mAhでした。一方の BLS-50 は1個が 2017年製で、本体に付属したのが 2020年製でした。容量は1210mAhにアップしていますが今どきのバッテリーとしては容量少なめと感じます。事実 RX100 や ZV-1 で使われている NP-BX1 は BLS-50 よりも小振りですが容量は 1240mAh と多いです。このクラスからメディアスロットが独立しますし、親指のグリップぶも大きいですね。この蓋もしっかりと防塵防滴に配慮した構造となっています。グリップ側からメディア交換するのは好ましいです。ウチの機材だと他では PENTAX Q7 もこのスタイルです。また前後のグリップが大型化されていて、より大きなレンズとのマッチングが考慮されていますし、私は使いませんが、純正で後付けグリップも容易されています。Φ3.5のマイク入力端子があるので「29分縛りあり」ですが動画撮影できます。一番上がΦ3.5のマイク端子で、次に何故かΦ2.5のリモートケーブル端子が来ます。本機は Wi-Fi も Bluetooth v4.2 も搭載しているのに有線リモコン端子は必要でしょうか。仮に優先リモコンを使うとしたら USB 接続で使用できるようにするべきです。そしてこの場所に必要なのはヘッドホン端子だと思います。ひとつ前の E-M5Ⅱにシンクロ端子が付いていたのはマニアックで良かったですが、このリモコン端子は気に入りません。その下の micro USB 端子も E-M1Ⅱでは既に USB-C になっているのに変化なし。そして OM5 になっても残念ながら変更されませんでした。せめて OM5 になった時には変更して欲しかったです。本当に E-M5Ⅲの数少ない不満点です。E-M10Ⅱでは内臓だったフラッシュが E-M5Ⅲでは外付け(同梱)となりました。プラグインパワーでバウンス撮影も可能な「優れモノ」です。あまりの小ささと造り良さに実物を手にするとちょっと感動します。ソニーにもプラグインパワーの小型フラッシュを出して欲しいと思ってしまいました。ですが最新の OM5 では同梱ではなく別売となったようです。まぁ、動画対応に重きを置いたので不要と判断されたのかもしれません。バリアングル液晶は排他的にEVFを使用する事が出来て気分が高まります。先代の E-M5Ⅱからバリアングル液晶を採用していて、液晶を閉じてEVFで撮影するスタイルは、フィルム時代の一眼レフのようでテンションが上がります。個人的に好きな部分です。今まで使ってきた E-M10Ⅱとの比較で、大きさは横幅で5mm、高さで2mm、奥行で3mm大きくなりましたが、それでも小型軽量なボディだなと感じます。重量もデータ上 15g 重いようですが、前後のグリップが大きくなり、しっかりとボディを保持出来るようになったので気になりません。新たに「像面位相差AF」を E-M1 シリーズに次いで採用した事で、パナソニック機に勝るとも劣らないAF性能を手に入れただけでなく、従来の「マイクロ」ではないフォーサーズレンズを快適に使用する事も出来ます。まぁ、中古市場に魅力的なフォーサーズレンズが全くと言って良いほど出てこないので、初代 E-M1 の頃みたいな話題にはなりませんね。今では、きっと知らない人の方が多いでしょうし、興味を持つ人も少ないでしょう。でも、パナライカのフォーサーズレンズ達は素敵な描写をしていました。確かにAFは速くなっているのだと思いますが、爆速AFの ZV-1 を運用し始めたので感覚的には速いと感じません。気持ち良くピントが来ますし、遅いと思わないので速くなったのでしょう。元々がAF速度に不満を感じる事は多くありませんでした。フィルム時代の α9000 から色々なAF機を使ってますから。問題は「信頼性」ですが、室内で軽く試した限りでは問題なさそうでした。E-M5ⅡからⅢになって新たに採用された「有機EL」のEVFですが、既に NEX6 と E-M10Ⅱが「有機EL」のEVFだったので、特別に思う事はありません。ただ NEX6 のEVFは色味が派手だったので E-M10Ⅱや E-M5ⅢのEVFの方が個人的には好ましいです。せっかく追加された「ハイレゾショット」ですが PRO レンズ持ってないし、多分使いません。ですが OM5 の「手持ちハイレゾショット」なら試したかもしれません。手放した E-M10Ⅱにも搭載されていた「デジタルシフト」は使います。その場でカメラ内で、それこそティルト/シフトレンズを操るように操作可能なこの機能が好きです。この機能に初めて触れたのは RICOH のコンデジで、確か書類の複写に使う機能として搭載されていたと記憶しています。コピー台(複写テーブル)なんか用意しなくても、簡単に撮影出来て便利です。基本は建物撮影時の補正ですが、楽しめる機能です。他社のミラーレスでこの機能を見た事が無いので、そういう意味でもオリンパスのボディをこれからも使うと思います。そう言えば「ライブコンポジット」は他社でも始めましたね。そうそう「アートフィルター」も始めたのはオリンパスでした。カメラボディの設定はボチボチやっていこうと思います。とりあえず「デジタルテレコン」と、他社製のマニュアルレンズ使用時の「拡大表示」の設定だけはします。自分の機材として手にしてみるとエンプラボディはそれほど気になりませんでした。おそらく各種スイッチ類の操作感が上質だからでしょうね。でもガチの金属ボディな RX100 の方が更に上質ではあります。でも、それなりな「雰囲気」を持ったボディですね。買って良かったと思います。
2023.08.26
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ウチのm4/3主力機は長らく新品で購入した OM-D E-M10 markⅡ(Wズームキット)でした。小型軽量ながら軍幹部が金属で質感が高くお気に入りのボディでしたがAFの信頼性ではサブ機である Lumix GF9にさえ劣る時があったのは厳しい現実です。コントラストAFではパナソニックの「空間認識」が勝ります。そのAF撮影の信頼性向上が、今回のボディ変更における最大の目的となります。ですから主力機の入れ替えはパナボディも含めて長らく検討していました。主な候補は下記の通り●OM-D E-M5 markⅢ●Lumix G8●Lumix G99、の3機種です。でも、コンデジのメイン機が ZV-1 と RX100(初代)という2000万画素機になりつつある現在、主力機が1600万画素と言うのも寂しい気がしますので最終的には E-M5ⅢとG99の一騎打ちとなりました。結果、より小型軽量で手持ちバッテリーを流用可能、価格も下がった E-M5Ⅲに決定です。今回購入する OM-D E-M5 markⅢ は OM-D E-M1 markⅡと同等のAF性能を有していると言われていますから、AF性能の向上には大いに期待しています。そして今回は手持ち機材から E-M10Ⅱ(Wズームキット)とNEX6(16-50PZ付)とWG-M2と、プロストやらケースやら色々を手放して、中古の OM-D E-M5 markⅢ(ボディのみ)をゲットする事にしました。なのでメインズームは手持ち機材から、私がm4/3システムデビューした時、一番初めに新品を購入した ED12-50/3.5-6.3EZ の予定です。3.5-6.3 とF値は厳しいですが、静かで速いAFとパワーズームが動画撮影にも活躍してくれると思います。現行の ED12-45/4.0PRO は望遠端が5mm短い45mmなのが気に入りませんが、描写性能に定評があるので、もしかしたら追加購入するかもしれません。同様に新品販売末期に滑り込みで新品を購入した ED 9-18/4.0-5.6 もメインズーム候補です。ちなみにF2.8標準ズームには興味がありません。理由は簡単で35mm換算F5.6で APS-C 換算でもF3.5ですからボケ量が期待できず、メリットはシャッター速度が稼げるだけだからです。F2.8標準ズームとは35mmフルサイズだからこそ意味があると思っています。換算すると APS-C ならF2.0だしm4/3ならF1.4です。ですから35mmフルサイズ以外はボケ量を求めるなら単焦点レンズしかありません。そしてm4/3でボケ量に期待するなら F2.0 より明るい単焦点レンズを選ぶしかないです。オリの 45/1.8 も、パナの 42.5/1.7 POWER O.I.S.も小型軽量で安価だし、35mm換算でF3.5となるのでボケ量に期待が持てます。大きくて重い、オリの 45/1.2PRO や、パナライカの 4.25/1.2 POWER O.I.S.に手を出すくらいなら APS-C やフルサイズに移行した方が良いと考えます。F2.8標準ズームより、普通の標準ズームに追加して、パナ 42.5/1.7 POWER O.I.S.と、パナライカ 15/1.7 を使う方が軽いし、楽しめます。パナライカ 25/1.4(1型)を足して4本構成もアリです。3本構成なら重さと金額はそれほど変わりません。それにオリンパスボディならレンズ交換も「ゴミ0」ですからガンガンレンズ交換できます。そんな感じで、今回はボディのみ追加しますが、Wズームセットを手放して望遠ズームが無くなったので、以前から狙っていたパナの PZ 45-175mm / F4.0-5.6 ASPH. / POWER O.I.S. は近日中に入手したいです。と言う事で、今回購入する OM-D E-M5markⅢについては、また次回と言う事で。(^^;
2023.08.24
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今回購入した VLOGCAM ZV-1 とほぼ同時期に登場し、新たな市場となる VLOG カメラというジャンルを創設した G100 ですが、当初はライバルと言われていた ZV-1 はその後、派生機を生みつつ先日 ZV-1Ⅱへ世代交代し流通在庫と中古のみとなりました。この ZV-1 は、まさに新ジャンルを作り出したと言って良いでしょう。今では同社の RX100M7 や Canon PowerShot G7 X Mark III もマイク端子を搭載し ZV-1 に迫る勢いでしたから ZV-1Ⅱは本当に良いタイミングで登場したと思います。対する Lumix G100 ですが、遅ればせながら、ついに、やっと、今更かもですが、パナソニックから単焦点で超広角な LEICA DG SUMMILUX 9mm / F1.7 ASPH. が登場しました。ですが GF10 ベースの G100 には致命的な欠点が二つあり、せっかく OZO Audioという素晴らしいオーディオシステムを搭載しながらも VLOG カメラとしては見向きもされないのでした。それは小型化を意識するあまりベースボディを GF10 とした事です。結果として手振れ補正は動画撮影時のみで、しかも脆弱でクロップ率の高い電子式補正です。手振れ補正の入ったレンズと強調して5軸手振れ補正と言っていますが、手振れ補正の入ったレンズで G100 のような小型ボディに使えるレンズで、更に動画撮影と相性の良いレンズが無いんです。はっきり言って詐欺ですな。次に動画撮影時間の29分縛りです。だから GH5 のサブ機や動画入門機としてG8かG99を買う人が多かったのですけど、そうなると手軽さで ZV-1 に対抗できないのは当然です。正直な話 m4/3 のG99より APS-C の ZV-E10 の方が手軽に感じるし人気もあるようです。私が思うに DC-G100 は、少しくらい大柄になったとしても、しっかりした手振れ補正を内蔵した DC-GX7MK3 ベースで作り、EVFを排除したスペースを生かして熱対策を行い、真の GH5 のサブ機として作るべきでした。そして超広角レンズの 9/1.7 がもう少し早く登場していれば ZV-E10 のよきライバルになっていたと思うのです。現状の、静止画撮影時の手振れ補正は無し、動画撮影時は脆弱な電子式手振れ補正のみで熱に弱くて29分制限のある GF10 ベースでは話になりません。個人的には G100 の「カメラらしいスタイルで小型軽量なボディ」が好きで、たびたび購入を検討しますが、最終的には、静止画の手振れ補正が入ってないし、動画撮影時の手振れ補正も電子式の残念な仕様なら、手持ちの GF9 と大差ないって感じるし、しっかりした手振れ補正が入ったオリンパス E-M10Ⅱがあるからいいやって感じになります。パナのm4/3ボディで魅力を感じていた DC-GX7MK3 は店頭から姿を消して久しく、本当に魅力的なボディが無くなってしまいました。動画性能も確保した DC-GX7MK4 が出ませんかねぇ。。。唯一の救いはOMデジタルソリューションズの OM-5 と OM-D E-M5 Mark III でしょうか。とくに OM-5 は動画の時間制限が無くなったし、画像処理エンジンが進化してAFが更に良くなったし、ライブNDも積んだし、手持ちハイレゾショットも撮れるし、縦位置動画も撮れるし、WEBカメラ機能もあるし、お財布に余裕があったら本当に欲しいですけど、実際には中古が入手し易くなった E-M5 Mark III でさえ簡単には手が出ません。だからこそ G100 の購入を毎年のように考えるのですが、本当に残念なカメラです。
2023.08.07
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今回は少し前に登場したマイクロフォーサーズの広角ズーム2本についてです。元の原稿は2021.11.に書いたモノで、多少の追記をしています。(^^;はっきり言ってパナの攻勢に対するOMシステムの逆襲に過大な期待をしていたのでしょう。パナの LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm / F1.7 ASPH. が驚愕のスペックでしたし。ですが冷静にスペックを検証してみると M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO は絶妙な設計のレンズだと思うようになりました。まず大きさと重さについて。パナ:10-25/1.7:φ87.6mm×約128mm 690gOM:8-25/4.0:φ77mm×約88.5mm 411g(ただし沈胴式)フィルターサイズもパナが 77mm でオリが 72mm です。昔の事を考えればフィルターが使えるだけでも凄いのですが 72mm の方が使い易いです。OMの 8-25/4.0 は沈胴式レンズなので撮影時の全長はパナ 10-25/1.7 と大差なかったりするのですがフィルター込みで約300gの重量差と大きさの違いは運用面でかなりの違いとなります。はっきり言って私にパナ 10-25/1.7 の運用はムリですが、OM 8-25/4.0 なら運用できそうです。パナ:10-25/1.7 は換算 20-50/1.7 で 20.24.28.35.50 の5本分のレンズ域をカバーしますが、OM: 8-25/4.0 は換算 16-50/8.0 で 16.18.20.24.28.35.50 と7本分のレンズ域をカバー。広角域での2mmの差は絶大で、換算16mmスタートのズームとして最大となる3.1倍の高倍率ズームをこのサイズで実現しているのはマイクロフォーサーズ規格ならではと言えるでしょう。ですが iPhone 13 の広角は単焦点とは言え、換算13mmなんですね。そのうち、このレンズたちが標準ズームと呼ばれる時代が来るのでしょうか。。。パナ 10-25/1.7 は、世界初となる開放F値 1.7 と言う脅威のスペックですが実用面においては換算 20-50/3.4 ですから、フィルム時代に 24-50/4.0 と言うレンズが存在した事を考えると、実は微妙です。もちろんシャッター速度が稼げるので黄昏時から宵闇撮影では重宝しますし、本レンズの真骨頂とも言えます。光量の少ないシーンで実力を存分に発揮するレンズです。対するOM 8-25/4.0 は換算 16-50/8.0 となりますが、こんなに広角側に広いズーム域の標準ズームは他に存在しません。超広角撮影が基本となるアクションカメラやスマホが普通になった現在でも広角撮影に強いと断言できるレンズで、広角ズームを必要としない標準ズームです。また F4.0 の絞り値は被深界度的には換算 F8.0 になりますが深い被写界深度を生かした撮影を考慮すれば大きなデメリットとは言えません。パナ 10-25/1.7 との価格差と重量差を考慮すれば F1.7-F2.0 クラスのレンズを1本、余裕で追加できますし。と言う事で M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO は今時の標準ズームとして改めて魅力的であると判断しました。私の場合は画質面で劣りますが、よりコンパクトで軽量、何よりも安価なM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 を選びましたが手振れ補正の入ったボディとのコンビは極めて魅力的な組み合わせだと思い直しました。お財布に余裕があるのが前提とはなりますが、動画撮影も視野に入れるならパナの F1.7が非常に魅力的ですし、より広角域での撮影を望むなら、パナより広角側に強くてコンパクトな本レンズを積極的に選ぶべきだなと思います。
2023.03.11
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再びGF9のグリップを交換してみました。以前 PL3 のために購入したグリップです。アルミ製で偶然にもマッチングしました。かなり良い雰囲気だと思います。 やはり既製品なので完成度が高いです。以前のグリップも自分的には良かったのですが、やはりボディとのすり合わせは微妙だったので、グリップの安心感は遥かに向上しました。まさにジャストフィット。かなり昔に廃盤になっていますがUNの製品で型番は「UNX-9117 E-PL3/PM1 グリップ」です。もしデッドストックを見つけたのならGF9にお勧めできます。グリップが付いている現行GF10より使い易いと思います。
2021.12.11
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RFカメラスタイルの定番ボディとしてモデルチェンジを繰り返していたスタンダードモデルとも言える DC-GX7 Mk3 が生産終了となりました。流通在庫が終了すれば新品で購入する事が出来なくなります。これでパナのボディ内手振れ補正は大柄な一眼レフスタイルボディのみとなりました。コンパクトなGFはボディに手振れ補正を内蔵していませんしG100は電子式手振れ補正のクロップが酷くて実用レベルではありません。個人的にやや大柄だと思ってはいましたが、やや大柄な分、操作性に優れた素晴らしいボディだったGX7Mk 3 は「GXシリーズの完成系」として残して欲しかったです。時の流れと言うか、カメラのスタイルが変化してしまったので仕方ないのかもしれません。雰囲気のある素敵なボディだっただけに残念です。こうなるとG100がとても残念なカメラボディに思えてきます。EVFを廃し、ボディ内手振れ補正を入れていれば、ソニーの「Vlog」カメラに勝るとも劣らないカメラになったと思います。このボディに一眼レフスタイルのEVFを採用したのは用途が異なるので誤りでしょう。こうなったらEVFを廃し Dual I.S.2 を搭載したG200の登場を期待します。
2021.11.07
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先日、OMデジタルソリューションズ カスタマーサポートセンターよりタイトルのメールが届きました。アフターサービス期間が終了となり、代替プランとして手持ちの本レンズを修理センターに送る事で下記レンズを割引価格で交換販売するキャンペーンらしいです。■交換対象製品◆M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO オンラインショップ価格 :¥104,500(税込) プレミア会員価格(*2) :¥94,050(税込)⇒本キャンペーン価格 :¥59,800(税込)◆M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO オンラインショップ価格 :¥74,800(税込) プレミア会員価格(*2) :¥67,320(税込)⇒本キャンペーン価格 :¥52,800(税込)◆M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro オンラインショップ価格 :¥52,360(税込) プレミア会員価格(*2) :¥47,124(税込)⇒本キャンペーン価格 :¥ 37,400(税込) まぁ、既に販売終了してそれなりに時を経た製品ですからアフターサービスが終了する時期が来るのは仕方ありませんが「え、早くない?」って思うのは自分が歳をとった事で時間の流れを早く感じるようになったからでしょうか。上記キャンペーンは11/23までで数量限定だそうです。さて、それぞれの代替プランについて個人的な感想は下記の通りです。まず 12-40/2.8Pro は写りの良いレンズですが一番のネックは大きくて重い事。代替するなら一番の候補ではあります。個人的に本レンズのマニュアルクラッチフォーカスは好きですが、電動ズームではないのが残念です。金額的には中古並の価格設定なので代替プランとして魅力的では有ります。年に一回くらいは欲しいと思うレンズですが、換算 24-80/5.6 だと思い直す事で購入せずに来ました。ですが F2.8 が稼ぐシャッター速度は屋内撮影や夜間撮影では重宝しそうです。 次に 12-45/4Pro は望遠端では明るいですが 12-50/3.5-6.3EZ と比較すると、ズームレンジは短いし、マクロは弱いし、極め付けに大きくて重い。個人的には凡庸なレンズとの認識でして金額的にも新しいレンズだからか割高で、この価格設定なら、私は実売価格で更に安価なパナの 12-60/3.5-5.6 POWER O.I.S. を選びます。パナレンズなら手振れ補正も内臓していますしズームレンジの長いし、中古の流通在庫も多くそちらなら更に安くなります。最後の ED60/2.8Macro は既に他の標準ズームを主力として使っている事が前提なのでしょう。こういう考え方は悪くないと思います。まぁ本レンズも古いレンズですから在庫処分の意思を感じなくも無いですが、悪く無いプランだと思います。金額設定も妥当でしょう。換算 120/5.6 となる60/2.8Macro は描写性能に定評のあるレンズで、本レンズならボケを楽しむ撮影も割と容易だと思います。マイクロフォーサーズを始めた頃はとても欲しいレンズでしたが、ポートレート撮影の機会が激減した現在では手持ちの 30/3.5Mcro だけで足りています。結果として私は買い換えません。この 12-50/3.5-6.3EZ のメリットは小型軽量でズーム時に全長が可変しないパワーズームだと言う事があげられます。ボディのデジタルテレコン機能を使えば換算200mmの画角になる本レンズは被写体の意識をカメラから外すのにも重宝します。現在、マイクロフォーサーズの標準(25mmを含む)ズームでトップクラスといえば下記の6本でしょう。LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm / F1.7 ASPH.換算20-50/3.4LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.換算24-120/5.6-8.0LEICA DG VARIO-SUMMILUX 25-50mm / F1.7 ASPH.換算50-100/3.4M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO換算16-50/8.0M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO換算24-80/5.6M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO換算24-200/8.0上記のスペックを見ればオリの 12-40/2.8Pro がスペック的に弱い事が理解できるでしょう。換算 80/5.6 はポートレート撮影でのボケ量に全く期待できません。であればパナライカの 12-60/2.8-4.0 の換算 120/8.0 の望遠効果を選択した方が有効です。シャッター速度的にはスペックどおりですし。最新レンズであるパナ 25-50/1.7 でさえ換算 50-100/3.4 だと思えば、標準から中望遠レンジではポートレート撮影にてボケ量を期待する事は難しいと理解できます。マイクロフォーサーズでボケ量に期待するなら素直に下記レンズを使いましょう。LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.換算85/2.4M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO換算90/2.4フィルムと比較した場合に完璧なピント位置が極めて薄いデジタルでは上記レンズで必要にして十分だと思います。逆にフルサイズの85/1.4では、絞り開放撮影で期待するボケ量は得られるかもしれませんが瞳にピントを合わせたとしても瞳の手前と奥側でピントが異なりフィルムのような表現は難しいと判断します。と言う事で、マイクロフォーサーズのズームレンズではボケ量に対する期待ができないのならば 12-50/3.5-6.3EZ はスペック的に魅力的なレンズと言えないでしょうか。確かに 1600万画素時代のレンズなので2000万画素センサーで使えば描写性能的に不満も出ますが、マイクロフォーサーズの標準ズームとして素晴らしいレンズだったと思うのです。ついにアフターサービスが終了しましたが、壊れるまで使い続けたいと思っています。
2021.11.02
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昔は建築撮影用のレンズとしてシフトレンズがありました。現在でもシフトレンズは存在しますが、その光学設計的にAFは不可能であり「キワモノ」レンズの感覚が強いかもしれません。また、現像ソフトでデジタルシフトが可能ですから、さらにその感覚が強くなっているかもしれません。ですが、現像ソフトを使うのは面倒だと思いませんか。私は面倒です。と言う事でオリンパスのボディを使うのが必然となります。現行ミラーレスカメラで唯一の「デジタルシフト」搭載カメラだからです。ボディ搭載機能として E-M1 MarkII/X/III E-M5 Mark III ならXY2軸同時に、それ以外のボディでもXYの2軸から選択して撮影時にデジタルシフト効果を確認しながらAF撮影できるのです。しかもデジタル接点を持つすべてのレンズで。広角ズームを使用する。もしくは標準ズームの広角域を使用する時、デジタルシフトを使用するとその効果は絶大です。スチル(静止画)限定であり、他の機能と併用する事は出来ませんが、私がオリンパスのボディを使う最大の理由かもしれません。広角レンズを用いた撮影をする事が多い人にはぜひとも体験して欲しい機能です。
2021.08.10
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少し前までマイクロフォーサーズの盟主はオリンパスでした。最近はそのオリンパスが危うかった為にマイクロフォーサーズの規格そのものまでが危ぶまれていました。そんな中で、パナソニックが立ち上がりました。オリンパスが怪しくなってからのパナソニックの攻勢は、フルサイズ規格をも所有する事になったというのに素晴らしいです。完全にマイクロフォーサーズの盟主はパナソニックとなりました。最近登場したボディは G99・G100・BGH1・GH5II の4台。最近登場したレンズは 10-25/1.7・25-50/1.7 のスーパーなレンズ2本。もしかしたら 50-100/1.7 も出るかもしれません。フルサイズに参入したにもかかわらず、コレだけの攻勢をかける。流石はマイクロフォーサーズの盟主です。そして、オリンパスのマイクロフォーサーズはOMデジタルソリューションズが引き継ぎました。こちらは既存のオリンパスカメラ製品をすべて引き継ぎましたが、新たに出したのは微妙に残念なボディの E-P7 と、微妙に物足りない 8-25/4.0 PRO です。まず、ボディの E-P7 についてですが、ソニーが RX100 で画期的なポップアップ式 EVF を搭載した III を出したのは 2014 年の事でした。現在は VII ですが、ポップアップ式 EVF は確実に進化を続けています。またフルサイズセンサー搭載でコンパクトな α7C も登場しました。このご時勢に α-7C 比でセンサーサイズが二周りは小さい E-P7 はポップアップ式 EVF を搭載出来ませんでした。確かに1インチセンサーの RX100 よりはセンサーサイズは大きいですが、フルサイズセンサーを積んだ α7C でさえ普通の EVF を搭載しています。対する E-P7 は外付け EVF にも対応していません。光学ファインダーを外付けするのみでは、まるで初代 E-P1 です。オリンパスの E-P シリーズは E-P2 から外付けEVF に対応していたし、先日まで発売されていた Pen F は EVF を内蔵していました。小型・軽量化を最優先し、時流の変化にも対応したと言えば聞こえは良いですが、ダウングレードだと思われても仕方ないと思います。確かにEVFを使用する事は減っているのかもしれませんが「使わない」のと「無い」のは別次元の話です。潔くストロボも外付けとして更に小型化を進めた E-PM シリーズの復活だったなら、それでも納得できました。まぁ E-PM シリーズとするには現状のままでは若干大きすぎますから、無難に E-PL11 とすれば良かったのではないでしょうか。そうすれば評価されたのではないかな。少なくとも私は評価します。確かにスマホが一般的となった現在において EVF を搭載しないという選択肢は「アリ」でしょう。ですが、上級機である E-P7 にはポップアップ式 EVF を搭載して欲しかったのです。RFカメラスタイルの上位機種で EVF に対応していないのは全メーカーの中でも E-P7 だけです。同じセンサーサイズのパナソニックどころか、よりセンサーサイズの大きな他社のRFカメラスタイルの上位機種は全て(EOS M-6 のみ外付)が EVF を搭載しているのです。このカメラの評価はこれからと言う事になりますが、現時点で店頭価格はパナの G100 と同じくらいです。マイク端子が付いていてバリアングル液晶だったなら EVF が無くとも V-LOG カメラとして評価できたかもしれません。なんとも中途半端な機種だと感じてしまうのです。逆にパナの G100 は、あんなに立派な EVF が必要だったのか疑問を感じますけどね。レンズについても同様です。まぁ 12-45/4.0 の時にも感じた事ですが、何の芸も無い F4.0 のレンズが「PRO」で良いの?って話です。確かに 12-100/4 IS は F4.0 で「PRO」ですが、こちらはオリンパス初の手振れ補正内臓レンズで、しかも高倍率ズームですから F4.0 でも大口径なのです。だからこのレンズは売れました。全マイクロフォーサーズレンズの中でも、非常に優れたレンズです。このレンズ以外でISが入っているのは 300/4 と 150-400/4.5 だけです。ここまでなら「PRO」レンズで F4.0 より暗いレンズにはISが入ると言えたのですけどね。残念ながら 12-45/4 と 8-25/4 が、その流れを壊しました。描写性能の良さをアピールしたいなら「PREMIUM」で良かったと思います。もしかしたら「無印」がズームで「PREMIUM」は単焦点なんでしょうか。だったら「無印」にするべきでした。でも、今から出すなら「PREMIUM」の 12/2.0 とか 75/1.8 も価格を上乗せして「PRO」にしそうな気がします。 12-45/4 と 8-25/4 が PRO を名乗った事で個人的には信頼度が失われました。私の愛用する無印の 12-50/3.5-6.3 EZ と 9-18/4-5.6 の後継が、大きくて高くて重い 12-45/4.0 PRO と 8-25/4.0 PRO ですからねぇ。12-45/4.0 PRO はF値固定で明るくなったって言っても F4.0 ですから広角端では逆に暗くなってるし、価格は倍近くまで跳ね上がってるのに望遠端は短くなって、マクロ性能でも劣り、その上に大きく、重くなってます。こんなスペックで「PRO」ですよ。コレが「駄レンズ」じゃなかったら何なのかって話です。このレンズが「無印」か、百歩譲って「PREMIUM」だったのなら納得できたのですけどね。えっ?「PRO」?? 無いわぁ。こんな駄レンズを「PRO」にしちゃうの?。マジで?。って感じだったのに、今回登場した 8-25/4 も同様に「PRO」でした。こちらは 9-18/4-5.6 の後継か、もしくは新ジャンルの標準ズームだと思うのですが、それでもパナと比べてしまうと「PRO」を名乗る事に疑問を感じます。まぁ 12-45/4.0 PRO よりは遥かにまともですが、それでもIS搭載しない F4.0 が「PRO」は無いと思うのです。パナの 10-25/1.7 に対して広角端で 2mm 広い事は大いに評価します。でも 8-25/4-5.6 にしてもう少し小さくするとか、何なら 9-25/4.5-6.3 とか 10-25/4.5-6.3 までスペックを落として価格を下げるとか、小型化するとか、もう少し頑張って欲しかった。どうしても物足りなさが残るのです。せめて「PRO」じゃなければ、個人的な感じ方はもっと良かったのですが。
2021.08.03
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天候の変化が著しい昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は相変わらずの在宅勤務(巣篭もり状態)で話し相手はアレクサくらいです(苦笑)本日は買い物帰りに通った公園の花が綺麗だったので久しぶりに GF9 を持ち出して撮影してみました。ほんの数枚ですけどね。レンズはポートレートレンズの G 42.5/1.7 POWER O.I.S. です。強力な手振れ補正を内蔵しているので GF9 でお気楽撮影できるのが強みのレンズです。パナの 42.5/1.7 は換算 85/3.4 ですから人物ポートレートで開放から安心して使えるし、花の撮影にはちょうど良い塩梅だし、小型の GF9 に強力な手振れ補正の入った本レンズの組み合わせは気軽に片手撮影が出来て非常に快適です。もちろん今回もすべて片手撮影です。私のスマホは iPhone 8+ なので片手撮影は難しいですから、機材持ち出しの手間はありますが撮影するならこちらの方が楽です。F1.7 1/2500 iso200 AモードF1.7 1/3200 iso200 Aモードおそらくキンシバイですかね。曇天でしたしAモードの撮りっぱなしで見た目どおりの発色です。落ち着いた色調はフィルム時代の Leica に通じるモノを感じます。35mmフイルム時代に一般的な花の撮影では 50/2.8MACRO や 100/2.8MACRO が使い易かったのですが、最短撮影距離が短めな本レンズも当然ながら使い易いですし F1.7 開放ならボケ量は必要にして十分以上ですから、大きなセンサーサイズのカメラは不要と思います。上記の花が撮りたかっただけなのですが、せっかく久しぶりに GF9 + 42.5/1.7 を持ち出したのでもう少し撮影してみました。F2.2 1/3200 iso200 AモードF2.5 1/2500 iso200 Aモードこちらはフヨウっぽいけど何の花かな。花の名前は難しいです。更には適当に撮影していたので背面ダイヤルで絞り値が変わってしまったのに気が付きませんでした。曇天での撮影でしたが、老眼だし背面液晶での撮影データ確認は難しいです。華やかな雰囲気にするなら露出は +1.0 でも良いでしょうか梅雨時の雰囲気は補正無しの方が好みかな。F2.5 1/1000 iso200 Aモードこちらは形がなんとなく面白かったので撮影してみました。何となく擬人化で酸そうな雰囲気がしませんか。。。F1.7 1/1300 iso200 Aモード人物ポートレートを想定して少し引き気味の状態で撮影してみました。この程度に背景が省略できれば十分ではないでしょうか。欲を出すならオリの 45/1.2 やパナの 42.5/1.2 がありますしMFで良ければ コシナの 42.5/0.95 なんてレンズまであります。また、オリの 75/1.8 は換算 150/3.6 ですから、こちらも女性ポートレートには良いでしょね。個人的にはポートレート撮影の機会が激減しましたのでもう中望遠は欲しいと思いませんがマイクロフォーサーズだからボケが足りないって事は無いと思います。この後、数時間で物凄い雨になりました。よくマイクロフォーサーズは高感度撮影に弱いと言われますが今回の撮影も何時降り出してもおかしくないほどの曇天でしたが撮影感度は iso200 です。スナップや記念撮影では被写界震度もある程度必要になりますし、明るくても小さくて高くない単焦点レンズが揃っていますから、言われるほど夜間撮影に弱いとは思えないです。たとえばパナのセットズームである 12-32/3.5-5.6 は広角端で換算 24/7.0 となります。フルサイズが高感度に強いって言っても f7.0 まで絞らないと同じ被写界震度にはなりません。と言う事で、改めてマイクロフォーサーズは中々に良いフォーマットでありシステムだなと思ったのでした。
2021.07.13
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ミラーレスの市場ではフルサイズが人気のようですが、果たして市場のニーズにマッチしているのでしょうか。今やカメラの入門機はスマホと言って間違いないでしょう。そしてスマホカメラのトレンドは広角(超広角)であり、このムーブメントにマッチしているのはマイクロフォーサーズだけです。*メーカーHPよりパナソニックの LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7 ASPH. は換算20mmから標準50mmまでをF1.7という大口径で実現するスーパーなレンズです。それでもフルサイズとボケの量で比較するならf3.4相当ですから「ボケ」のメリットはたいした事はありませんが、シャッター速度を稼げるメリットは変わりません。フルサイズで 20-50/3.4 と言うレンズを作ろうとすれば大変な事になるでしょう。広角側での1mmの画角の違いは予想以上に大きなものなのです。*メーカーHPよりオリンパスの M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO は同様に換算すると 16-50/8 と言うレンズになりますが、実際のF値は4.0ですから十分に実用可能です。広角寄りの標準ズームでのF値の明るさは「ボケ量」の確保ではなくシャッター速度の確保にあるのでマイクロフォーサーズはボケが少ないというデメリットも気になりません。上記2本の「広角寄り標準ズーム」の存在はマイクロフォーサーズ最大のメリットであり、スマホカメラからのアップデートで画角の不満を感じないで済む唯一の存在です。35mmフィルム時代の標準ズームは 35-70 から始まりました。その後、スナップカメラ(レンズは30から35mmの短焦点が付いていた)が普及した事で 28-70 となり、スナップカメラがズームを装備(35-70か28-70)するようになり表十ズームは 24mm から始まるようになりました。スマホカメラのレンズは28mm相当ですが、アスペクト比は16:9だったりします。そうなると24mmからのズームでは物足りなくなってしまいます。特に最近のカメラ機能を重視したスマホは超広角を装備しています。この流れに対応できるフォーマットがマイクロフォーサーズなのです。1インチでも対応できましたが Nikon1は無くなってしまいました。APS-C なら頑張れば対応できるかもしれませんがフルサイズに特化している現状では各メーカーとも対応は難しいでしょう。もし、スマホやアクションカメラからのアップデートで換算24mmの画角に不満を感じるのならマイクロフォーサーズ以外の選択肢を選ぶと不幸になります。w動画を意識した場合も同様ですね。パナの G99 + 10-25/1.7 は動画撮影において無敵の存在でしょう。私はフルHDで十分なので中古の G8 + オリ8-25/4 のコンビですかね。オリのボディなら M1-2 か M5-2・M5-3 でしょう。手持ちのバッテリーを有効活用する事を考えれば E-M5-3 ですかね。でもパナの G8 は魅力的です。動画を重視せず、でも広角メインな私は先日入手したレンズをメインに書き組み合わせです。販売終了したボディとレンズの組み合わせですね。こ の OM-D E-M10 MkⅡは軍艦部が金属製で、その質感は個人的には現行 E-M5-3 を上回ると思っています。機能的にも必要にして十分です。換算18-36/4-5.6 の本レンズは今(2021/6/30)ならまだ入手可能です。デジタルテレコンで換算72mmになるので個人的にはこのレンズで十分でコンパクトなのが嬉しいです。オールドレンズでスチル画像を楽しむ事を考えればソニー α7cとか中古の α7-2 が非常に魅力的なのですが、現在の中古市場を考慮するとあらたにオールドレンズを手に入れるのは馬鹿げていると思えるほどに高価格ですし、今更そんな楽しみ方をしたいとも思いません。一般的なモニターの上限が4Kですし、100インチの4K画像でも不足を感じる事はないので、画素数的にも1600万から2000万画素で十分で、だとすればセンサーサイズもマイクロフォーサーズで良いかなと考えるのです。確かに「ボケ量」を意識すれば、大きなフォーマットサイズが有利ですが、オリの 45/1.2 や、パナの 42.5/1.2 は、その描写性能も十分で、女性ポートレート撮影において、背景のセレクトは重要となりますが無問題です。私も女性ポートレートではフィルム時代の Pen-F 用 40/1.4 を使用していますがMFがシビアで気を使いますが、穏やかなフレアも好印象であり、全く不足を感じません。それでもMFがシビアすぎて辛いのでパナ 42.5/1.7 POWER O.I.S. を導入しました。GF9 + 42.5/1.7 POWER O.I.S. の組み合わせは気軽にポートレートが撮れて具合が良いです。確かにフルサイズ比なら 85/3.4 ですが、コレほど小さなセットを実現できるのが最大のメリットです。2021年においても、小型、軽量、低価格、の三拍子揃ったマイクロフォーサーズが私にとってベストなカメラシステムですし、動画撮影は当然としてスチル撮影でもお勧めできるシステムです。
2021.06.27
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噂されていたレンズがやっと出ました。何で E-M5MkⅢと同時に出せなかったかなぁ。同時に登場した E-P7 で使用するにはバランスの悪いレンズです。私の大好きな M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ がディスコンになって、やっと登場した後継レンズが M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO だった時にはとても失望しましたが、今回は良いレンズだと思います。ですが何故オリンパスブランドのレンズは新しくなる度に大きく重くなってしまうのでしょう。センサーサイズを考慮すればデジタル補正を積極的に活用してでも大きさと重さを意識して欲しいです。このレンズも F1.7 通しのパナよりは小さいですが、沈胴式なので運用時はそれなりの大きさになります。沈胴式を嫌う人も居ますが私は嫌いではありません。今後は換算24mmより更に広角寄りの標準レンズが増えることに期待しています。今度はパナから F4.0-6.3 クラスの小型ズームを出して欲しいな。オリンパスブランドの F4.0 シリーズはすべて標準ズームのバリエーションで「広角寄り」と「高倍率」に比べれば「普通」な 12-45/4 が魅力に乏しいのは在る意味当然でしょうか。パナにはパナライカ 12-60/2.8-4 が在り、とても魅力的なレンズで廉価版の 12-60/3.5-5.6 も在ります。このレンズは、最近登場したオリンパスブランドのレンズの中では売れるレンズになると思います。フィルターも使えるし、パナボディのユーザーも興味を持つでしょう。カメラや写真への情熱が高かった頃なら私も欲しいと思ったかも。ですが、現状では先日 M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 を駆け込みで購入しておいて本当に良かったと思っています。デジタルズームやデジタルテレコンも使えると考えれば十分に標準ズームの役目を果たしますし、大きさ重さの違いは何もにも変えがたいです。私は買いませんけど、このレンズが売れる事を願っています。
2021.06.13
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OLYMPUS がカメラメーカーではなくカメラブランドとなり、そのブランドを持つOMデジタルソリューションズから初のカメラボディが登場しました。メーカーHPより。フィルムカメラ時代の PEN F を思いっきり意識したスタイルですが、ポップアップ式のEVFが内蔵されているのかと思ったら内臓ストロボでした。機能的に必要なデザインではなくノスタルジックなデザインの為のデザインだった事に失望しました。ソニーの RX100 はⅢからポップアップ式EVFで現在はⅦとなり、そのポップアップEVFは順調に進化しています。このボディも軍幹部右手のデザイン的にポップアップ式EVF内蔵だと思い、とてもワクワクしただけにとても失望しました。フルサイズセンサーを搭載した α7C が存在するこのご時勢で、この大きさでEVFが入っていないのにコンパクトボディとか、もう言葉もありません。歴代 m4/3 ボディを考えるとEVFに対応しないこのボディをコンパクトと呼ぶのに違和感を感じます。中古市場で旧 PEN-F の価値が高まるでしょうね。まぁ、パナソニックとの比較でボディ内手振れ補正が入っている事だけは評価しますが、それでも製品末期の GX-7MkⅢとの比較で機能的に上回る部分を見つける事が出来ません。個人的には、このデザインでポップアップ式EVFが内臓されていない事に怒りさえ感じます。本来、オリジナルボディのこのデザインは光学ファインダーの為のデザインだったと言う事をどう考えたのでしょうか。他社の現行カメラボディの研究や評価は行っていないのでしょうか。このカメラの仮想ライバルは何でしょう?。このデザインでポップアップ式EVFを内蔵しなかった事に、過去の名作を自ら愚弄しているようにさえ感じました。個人的にはデザインと機能のミスマッチと言う意味で、申し訳ありませんが「最低」と評価させていただきます。もし、このカメラを購入したら内臓ストロボ抜いて素通しのアクションファインダーにでもしたいです。絶対に買わないですけど。このカメラを作った人々に問いたいです。「なぜこのデザインでポップアップ式EVFを内蔵しなかったのか。」と。そういえば、昔「シャラン」って言うミニカメラがありました。ライかとかニコンとかコンタックとかローライとか往年の名機を模した製品でした。中でもローライ型はウエストレベルファインダーを再現していてとても好ましく思っていましたが、これは「ミニカメラ」だから良かったんです。今回、このデザインを復刻するのであれば、背面液晶はバリアングルで隠せるようにして、ポップアップ式EVFを組み込んでこその E-P シリーズではないかな。それにしても E-P シリーズで外付けを含めてEVFに対応しないのは2009年に登場した初代 E-P1 以来と言うことになり、時代を10年ほど遡ってのダウングレードです。コレは E-PL シリーズでしょう?。なんでコレが E-P シリーズなの?。E-P5までの外付けEVFから、EVF内臓の PEN-F となって大柄になったボディをポップアップ式EVFで小型化するのが流れ的にも当然だと思ったのですが、まさかEVFを搭載しないとは思いませんでした。本当にどうしてコレが E-P シリーズなんでしょう?。これでOMデジタルソリューションズのカメラに共感出来ない事が理解できました。最初に出したカメラボディがコレだった事に失望しました。このメーカーに技術と熱意を感じる事が出来なくなりました。このボディを見てしまうと、多少大きくても重くても PEN-F は良いボディだったなぁ。そうのように思ったし、買うなら GX-7MkⅢだな思ったのでした。
2021.06.13
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先日は、おそらく在庫処分の ED 9-18/4-5.6 をあわてて購入したのですが、その後、すぐにネット購入した LH-55B 互換フードがやっと届きました。互換フードと言えば JJC の製品が有名ですが、今回は更に安い無名の互換フードを選びました。純正品にも言える事ですが、この大きさと形では光を遮るフードとしての役割には疑問を感じますし、物理的なプロテクターとして考えれば安物で十分との判断です。発送目安20日前後と記載されていましたが約2週間で到着したので良い方ですかね。物は事前に確認した評価通りで、そのままでは装着できず、ヤスリで削って装着可能となりました。まぁ純正品の 1/5 の価格ですし、納得して購入しているので無問題です。形状はほぼ同一ですが、この互換品は厚みが薄く柔らかい気がします。左上:沈胴レンズなので、この状態では撮影できません。右上:18mmが一番短くなりこんな感じ。9mm側だともう少し伸びます。左下:大昔のニコンクールピクスのケースがジャストサイズでした。右下:この形状のフードだと、こんな置き方ができます。屋外撮影において、アスファルトやコンクリートの上にカメラを置くことがあるのですが「右下」の置き方ならボディに傷が付く事が在りません。とてもコンパクトな広角ズームですから G100 にも良いかもしれませんね。仕上げは良いとはいえませんが、形状はほぼ純正と同じです。コンパクトな E-M10MarkⅡなので、純正の組み合わせも似合います。左下の画像のように逆付けも出来ますが、立て付けが硬いので右下の画像のように嵌めただけの状態でケースに収納可能だったのは結果オーライな感じですが気に入りました。まぁ、今回も納得できる買い物が出来ました。
2021.04.09
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昨日の東京地方は「暖かい」を通り越して「暑い」って感じさえする良い陽気でした。そして、在宅のお仕事が早く終わったので「GF9+M.ZUIKO 9-18」で試写してみました。やはり、このレンズは GF9 に似合うと思います。上画像のように置くとレンズ側に傾いてしまいますが、フードをネット注文しているので、また雰囲気が変わると思います。ボディにもレンズにも手振れ補正が入っていない組み合わせとなりますが、開放F値 4.0-5.6 なら日中屋外では無問題ですし、夜間撮影や室内撮影も頑張れば何とか撮影できます。まぁ、今時のフラッシュコントロールは優れているので内臓フラッシュを活用しても良いですし。上記画像は XF1 で撮影しています。レンズのリング部分にスノークロスのような光芒が入っているのは XF1 で撮影した場合の仕様です。強い光源がある時に絞り込まれると6枚の絞り羽に合わせてスノークロスのような光芒が入るのです。この撮影の時も内臓フラッシュを使って故意に光芒を入れていて XF1 のお気に入りポイントだったりします。桜は入学式まで持ちそうも無いですね。GF9 のデジタルテレコン(記録画素数 S)にて撮影。パナの場合はトリミングなので上記画像は「縮小専用」での画像圧縮を行っていません。撮影後のトリミングでも結果は同じなのですが、撮影時の気分はだいぶ異なりますので無意味だとは思いませんけど、画素補完してくれるオリンパスのデジタルテレコンの方が好きです。フィルター換えたんですが、元画像ではゴーストも確認できるし少しフレアも出てます。最短撮影距離は個人的には「合格」です。チューリップはもう少し開いていないほうが好きですねぇ。最近の陽気でいろいろな花々が一気に咲いた感じがします。絞り開放だとパンフォーカスにはなりませんが「ぼけ味」は悪くないと思います。GF9 とのバランスも実に良いのですが GX7Mk2/Mk3 なら手振れ補正がボディに入っているのでベストマッチかもしれません。最近のパナのレンズはG系ボディ向けの大柄なレンズが多いですから貴重な選択肢だと思います。既に新品での入手は難しいかもしれませんが 8-25/4 が登場すれば中古市場も安定すると思いますし、小型軽量という m4/3 イメージをしっかりと持つこのレンズは手に入れて正解でした。
2021.03.30
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先日、在庫処分と思われるバーゲンセールで購入した M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18/4-5.6 の試写をしてみました。撮影地は自宅の窓からと、近所の八幡神社とその途中。カメラは純正の組み合わせとなる E-M10 MarkⅡです。画像は JPEG 撮影後にフリーウェアの「縮小専用」にて縮小のみ行っています。画像の左右に注目。広角ズームなのにディストーションが目立ちません。上段f10、下段f11。レンズ前面に2枚も配置したオリンパス自慢のDSAレンズのご利益でしょうか。このサイズの広角ズームとは思えないほどにディストーションが全く気にならなかったのには驚きました。判り難いですが画像の左右に故意に建物の壁面を入れていますがファインダーから見ただけでも軽く感動しました。希望小売価格7万の面目躍如と言ったところでしょうか。確かに広角端は多少物足りませんが、現在の販売価格なら買って正解でした。第一印象では、建物撮影や室内撮影に重宝するレンズですね。すぐに流通在庫も枯渇すると思いますので気になった人は急いで購入する事をお勧めします。Pモード、S250/F10 9mm広角端 通常撮影Pモード、S250/F10 9mm広角端 同じ位置からデジタルシフトにて。次は E-M10 MarkⅡのデジタルシフト機能を使用しました。この画角だとデジタルシフトのご利益は絶大です。解像度こそ 1200 万画素時代に登場したレンズ(2010年発売開始)なので 2000 万画素時代の今となっては凡庸ですが、それでも1600 万画素の OM-D E-M5 は意識して作られたのでしょう。少なくとも 1600 万画素の E-M10 MarkⅡで使う分には良い感じです。フード無しで古い SL-C フィルターを付けての撮影でしたが、フレアは全く気になりませんがゴーストは出ました。まともなフィルターなら大丈夫かな。広角ズームのフードはゴーストやフレアに対しては役に立たないので、気になる時には手でハレ切りする必要があるかも。とりあえず、まともなフィルターに交換しましょう。アートフィルターで遊んでみました。近接撮影はデジタルテレコンで補えます。今時は広角レンズの画像が多いので、すっかり見慣れた画角という感じ。まさに今日が満開と言う感じでした。換算 18-36/4-5.6 と言うスペックは広角ズームなのですが、デジタルテレコンを使用すれば望遠側が 72mm になるので標準ズームの代用とする事が可能です。マニュアルの沈胴式ですが撮影開始時の違和感にはすぐに慣れます。収納時の沈胴操作も高倍率ズームのズームロックと同様で思ったほど苦になりません。まぁ、パナの 12-32/3.5-5.6 を使った事のある人なら気にならないと思います。P S50/F6.3 +0.7 18mmP S250/F11 -1.7 10mmP S40/F5.6 +0.7 18mm 内臓ストロボ使用P S80/f8.0 18mm 内臓ストロボ使用上記画像はすべてデジタルテレコン機能を使用して撮影しました。撮影機材を持ち歩かなくなってしまったので、ストロボ内蔵も個人的には必要な機能です。デジタルテレコン使用でこの位の撮影倍率。もちろんノートリミングです。オリンパスのデジタルテレコンは画素補完されているので上記の元画像も 4608x3456 となります。一方のパナだと画素補完されないので、テレコンと言うよりトリミングと言った方が良いかな。薄枠ではない普通のφ52フィルターが使えるのでPLフィルターもおそらく大丈夫でしょうし、明るさも F4.0-5.6 と言うのは一般的な標準ズームのスペックなので 24mm では物足りないと感じる人の標準ズームとして実用に耐えると思います。今時の 2000 万画素機では、もしかしたら物足りなさを感じるかもしれませんが、それは他の F5.6 クラスの標準ズームでも大差ないでしょう。今度はパナ GF9 で使ってみますが、少なくとも E-M10 MarkⅡの表君ズームとして使う事は可能だと判断しました。
2021.03.26
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先日、オリンパスオンラインからメールが来て「3月19日(金)よりM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6の販売価格が39,600円(税込)とよりお買い求めやすくなりました!」との連絡をいただきました。期待の 8-25mm F4 は未だ発表されていませんが、ぶっちゃけ在庫処分で、希望小売価格の半額でのバーゲンセールです。確認したところ、すでにオンラインショップでは売り切れだったのですが、近くのヤマダ電機で \36,000(税込、ポイント1%)で確保できました。在庫処分とはいえ、久しぶりに新品のレンズを購入しました♪このレンズは収納性を優先した沈胴式ですが、広角ズームでは唯一の存在ではないかな。当時はそれほどに「コンパクト」に拘っていたと言う事で、現在の大柄なレンズのオンパレードは、個人的には悲しい限りです。以前より 9-18/4-5.6 は欲しいレンズだったのですが、先日までの中古相場より安価に新品が購入できるのですから、買わないという選択肢はありません。左から、レンズ収納時、広角端(9mm)、望遠端(18mm)です。上記画像のように収納時はコンパクトですが、使用時は沈胴を解除するので標準ズームのように伸びます。ズームで全長が変わりますがインターナルフォーカシングなのでフォーカシングで全長は変わりません。フォーカシングは動画対応で静かだし、フィルター取付部分が回転しないのとフィルター径が52mmと小さいのでPLフィルターが使い易いです。換算18-36mmと言う画角は、フィルム一眼末期頃からデジカメ初期の頃に各社から登場した広角ズームのスペックですから、今となっては広角ズームとしての魅力に乏しく、在庫処分のタイミングとしては遅すぎるかもしれません。ですが、パナの35-100/4-5.6 MEGA O.I.S. と同じくマイクロフォーサーズらしいコンパクトなレンズの代表的なレンズで、広角ズームながら沈胴式を採用した事に大しては賛否両論ありますが、個人的にはとても評価していて好きなレンズです。手振れ補正は入っていませんがコンパクトなので GF9 に似合います。画角 9-18mmでF値 4-5.6 のスペックは手振れ補正が無くても屋外なら無問題だし、暗くない屋内でも普通に使えます。AFは静かな動画対応型だし、Φ52のフィルターが使えるのも高ポイントで、今時のレンズとしては「手動式沈胴レンズ」と言うのはデメリットですが個人的には悪くないレンズだと思います。少なくともパナの G100 とセットで使うならこのレンズの方が妥当だと感じます。アクションカメラとの比較では手振れ補正については比較できるレベルに無いですが「ズーム」のメリットもあるし、コンパクトな動画向けレンズとして使うのも「アリ」かもしれません。ボディ内手振れ補正なら当然ですが無問題。フードは 12-50/3.5-6.3 EZ と共用です。と言うことで、今回の改定された価格なら、コンパクトだしデジタルテレコンを活用して「準標準ズームとしてお勧めできる」と言いたいですが、各社スマホの広角レンズ採用とアクションカメラの普及が進んでいますし、デジカメの標準ズームも換算24mmからが一般的になった今となっては「在庫処分」も納得のレンズです。描写性能は 12-50/3.5-6.3 EZ と同じく「可もなく不可もなし」で、たとえば iPhone 12 Pro と比較してしまうと、もともとの価格設定では悲しい気分になったでしょうから、今回の価格改定は良い判断だったと思います。もうすぐ登場するであろう 8-25/4 Pro は高くて大きなレンズになりそうですから、私にとっては嬉しい価格改定でしたし、似たような事を考えるユーザーがそれなりに残っている今なら無事に在庫処分できるでしょう。個人的には今度出ると言われている「8-25」 は「F4」ではなく「F4.5-6.3」と暗くなっても良いので小型化と軽量化を重視した「第2の標準ズーム」として発売して欲しかったです。そうだったならば、今更 9-18/4-5.6 なんて半端な画角のレンズに手は出さないんですけどね。でも「8-25」は「F4 Pro」になりそうですから、ある意味「妥協しての購入」ですが、ボディ搭載の「デジタルテレコン」を使えば今時の「広角寄りの標準ズーム」として活用できそうです。思えばマイクロフォーサーズのデビューとなった 12-50/3.5-6.3 EZ も流通在庫処分の投売りで購入しました。ボディを持っていないのにレンズを先に買ったのです。それほど 12-50/.5-6.3 EZ は「お気に入り」のレンズなのです。今回の 9-18/4-5.6 は画角だけを見ると今時のレンズとしてはスペック的に微妙ですが、在庫処分のこの価格なら個人的には「アリ」です。前回 12-50/3.5-6.3 EZ の流通在庫が消えてから 12-45/4 PRO の登場までには時間がかかりましたが、今回の 8-25/4 PRO の登場は何時になるでしょうね。たぶん買いませんけど、OMデジタルソリューションズの頑張りには期待しています。
2021.03.24
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明日から CP+ ONLINE が開催されますね。一応は事前登録しましたが、どうも魅力に乏しいなと感じてしまいます。やはり古い世代のオジサン的には「実物をこの目で見たい」と言う思いが強いです。同時開催の「セール」も楽しみの一つだっただけに本当に残念です。コンパニオンさん達も、展示会関係のイベントが全滅で厳しいでしょうねぇ。現在の私はメインシステムが m4/3 ですが「オリンパス」から「OMデジタルソリューション」に移行して初のイベントだっただけにオンライン開催の意味を考えてしまいます。オリンパスが最後に出した E-M10MarkⅣは悪くないと思いますが、現在でも「パパママカメラ」の需要は在るのかなぁ。それより E-M5MarkⅢが金属ボディを止めたのが残念です。まるで E-M10 ですからね。バッテリー共通化は良いとしても「らしさ」が失われてしまいました。2Mセンサーになった E-M10 で充分って思われても仕方ないような。。。それにオリンパスの「野鳥撮影特化」みたいな考え方も m4/3 の特性を生かしているとは思いますが、パナの小型システムや、ソニーの α7C も参考にして欲しいです。もう「安かろう悪かろう」の E-PL シリーズは止めてコンパクトな E-PM シリーズを復活させて欲しいです。レンズも「デジタル補正」を積極的に活用した「小型ズーム」が必要でしょう。個人的には 12-45/4PRO には失望したし 10-25/4 にもあまり期待していません。どうせ「大きくて、重くて、高額」な PRO レンズとして出てくると思いますが私が欲しいのは 12-50/3.5-6.3 や 9-18/4-5.6 の後継レンズであって Pro レンズではないのです。パナソニックの m4/3 も「鬼っ子」の G100 以降は「ほぼ業務用」の DC-BGH1 と言うのが悲しいですが、それでも G99 や GX7MarkⅢの完成度が高いですから無問題です。小型の GF10 も在るし。まぁ、ソニーの α7C を見てしまうと G100 や GF10 にもボディ内手振れ補正入れて欲しくなりますけどね。それより 14-42/3.5-5.6 の後継レンズが欲しいです。確かに 12-32/3.5-5.6 も良いレンズですが、あと少し物足りないのです。今時のスマホはツインレンズやトリプルレンズが普通になりつつあるのに m4/3 は未だに広角が弱いと感じます。特に広角よりのズームレンズはスマホに対するアドバンテージになると思うのですけどね。フルサイズセンターに特化したような現在のレンズ交換式カメラ市場には、あまり興味が沸きません。それより Insta360 ONE X2 の方が気になります。レンズ交換式で気になるとしたら APS-C サイズの「フジ」ですが、もうシステム入替は嫌なので m4/3 陣営に頑張って欲しいです。
2021.02.24
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ついにオリンパスのカメラ事業が亡くなりました。引き継いだ新会社の社名は「OMデジタルソリューションズ」だそうです。現時点では、新会社HPの下記アドレスhttps://om-digitalsolutions.com/ja/から製品ページに飛ぶと、旧オリンパスの製品ページアドレスhttps://www.olympus-imaging.jp/に誘導されます。何時までこの状態が続くのでしょう。とりあえずHPくらいは早急に作って欲しいですが、新製品のアナウンスがあるまでそのままでしょうか。ツイッターの方では「Penちゃん」とか言う新キャラクターが出てきますが、そんな事よりHPを刷新して欲しいですね。あとは新ボディと新レンズの「ロードマップ」の少しでも早い発表ですかね。現時点ではオリンパスブランドの製品は「店頭在庫処分」にでもならない限り、怖くて買う気になりません。ペンタックスは「ブランド」だと強調しているリコーのHPを参考にして欲しいです。マイクロフォーサーズ陣営としては、パナソニックが元気で昨年末に G100 につづいてボックスカメラを出したりしていて元気なのが不幸中の幸いでしょうか。そう言えば「フォーサーズ協賛メーカー総合カタログ」はどうなるのかな。ペンタックスみたいに元の会社が消滅したのなら、まだ良いのですが今の状態は個人的に納得できません。非常にモヤモヤします。過去の例で言うと、ミノルタがコニカミノルタになった時も、コニカミノルタからソニーになった時も、すべてのボディとレンズは一気にブランド名を一新していました。旧ブランド製品は店頭在庫の一斉処分でした。今回も、せめて元々のオリンパスが社名ロゴを変更するとか、新会社の方で現行ボディとレンズのロゴを全部変更するくらいの事をやって欲しかったです。オリンパスもOMデジタルソリューションズも覚悟(予算?)が足りないのかなと感じてしまいましたし、これでは新製品にも全く期待できません。オリンパスは今もカメラやってますよ的な温くて緩い感じがします。現在の「全く別の会社の製品である事が非常に理解しにくい状況」は「これって詐欺なのでは?」と思ったほどです。このままでは、どう考えても、都合の良い「流通在庫の整理会社」って感じしかしません。上記にも書きましたが、私は元々のオリンパスが社名ロゴを変更するか、現行「オリンパス」ロゴの製品が店頭から消えるまで、OMデジタルソリューションの製品を買う気持ちにならないし、他人に進める事もありません。もし買うなら中古です。株主にも、顧客にも迷惑かけた認識と、心機一転、再出発の覚悟が全く感じられません。タイトルでは「発進」と書きましたが、全くやる気が感じられないし、少しも発進してない気がしました。あぁ、残念です。せめて、今年中に出るであろう新型ボディでは、新しい「オリンパス」ロゴを使うか、それまでに元々の会社が現行オリンパスロゴを変更するか、何か判り易いアクションを起こして欲しいです。少なくともOMデジタルソリューションズの製品は、オリンパス株式会社とは「全く関係ない」事が誰にでも理解できるようにして欲しいし、当然の義務だと思うのですが、私が間違っているのでしょうか。。。
2021.01.11
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