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2021.12.15
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カテゴリ: 古刹
2021/12/12/日曜日/快晴

中々に重々しい寺名、縁起によればそれに相応しい歴史があるようだ。

大同元年、806年坂上田村麻呂開山その後空海により真言宗学問所となったという。

ところで、この大同年間という時代は日本各地に爆発的な勢いで寺社が置かれた時代。田村麻呂を祀る、アテルイ石碑の京都清水寺もやはりこの時代の開山。

都を遠く離れた諏訪地域に仏教を学ぶ場所がほぼ同年に用意されたことの背景には諏訪大社の存在があると思われる。

四つの宮を持つ諏訪大社は、更にこの地に古くから勢力のあった集団がいたことも連想される。

神仏習合された時代には宮には神宮寺が置かれた。
紹隆寺は諏訪大社の別当社務所の位置付けで、諏訪大明神の本地垂迹、普賢菩薩蔵が祀られている。

廃仏毀釈の維新時には村の人たちがこの本地を隠し守ったからこそ、今ここに鎮座されてお目にかかることができる。

高島藩主諏訪氏の護仏、聖天さま(←何やら最近やたらと聖天さまが…)秘蔵されていたり、伝運慶の小柄な不動明王蔵も宝物殿にある。

石の景観が面白い庭もあり、見所は満載。諏訪大社に来た時は少し足を伸ばしたい。





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最終更新日  2021.12.15 08:04:03
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