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最近、小さな熱帯魚たちを10匹飼い始めました。そのうちの1匹のグッピーはおなかが大きかったのですが、ある朝見てみると、おなかが小さくなってました。生まれたのかなと思って、水槽の中の石を持ち上げてみると、いました!かわいいグッピーの赤ちゃん!ひとつ、またひとつと石を持ち上げると、1匹、また1匹。。。ほんの数ミリと小さいし、身体がほぼ透明なので、よーく目をこらしてみないと分かりません。全部で12匹見つかりました。今、別の容器に赤ちゃんたちだけを分けて飼ってます。毎日大きくなっていくのが楽しみです。↓熱帯魚たち。 近所の市場で数種類の熱帯魚が混泳状態で売られていて、 好きなのを10匹選びました。 グッピーだと思って買いましたが、 調べてみると、めだか?みたいなのや、 レッドプラティ、ブラックモーリー?かとおぼしき 熱帯魚もいます。水替え中。
2024/11/09
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南四環にある花の卸売市場で、小さなキンモクセイの木を買いました。わたしは家に観葉植物がほしいなと思っていましたが、夫がキンモクセイというので、こちらに。花色は白。朝起きて寝室から出ると、ベランダからリビングにかけてキンモクセイの香り。そういえば、実家の庭にはキンモクセイの木が2本あって、毎年この季節には玄関を出るとキンモクセイの濃厚な香りに包まれたことを思い出しました。当時は、数十年後に、中国でキンモクセイの香りに包まれるなんて、思わなかったな。思い出の香り。キンモクセイのあるベランダで早朝の空を見上げるのが日課になっている最近のわたしです。
2024/10/13
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この夏、子供たちと夫を北京に残して、私だけ単身で日本に帰省し、小さな手術を受けました。3週間も子供たちと離れるのはとても不安でしたが、家のことなど子どもたちで分担してやってくれていたようです。手術も無事終わり、術後もおおむね良好で、3週間ぶりに北京に戻ってきた日。北京の空港について、入国検査をすませて荷物を受け取り、外に出てみると。。。娘が私の姿を見て、走り出しました。待っていればいいのに、50mぐらい続く到着出口から続く通路を向こうからこっちに走ってきて、私に飛びついてきました。この子はこんなに私のこと、待っていてくれたんだな。出迎えなんていいよ、って言ったけど、心から私のこと心配して、私に会いたいと思ってくれていたんだなと、胸が熱くなりました。この子たちのためにも、まだまだ元気で頑張らないと。そう思わせてくれた空港での出来事でした。
2024/09/07
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この夏、北京から関西国際空港に降り立ち、初めて入ったトイレがこれ。なぜかトイレットペーパーホルダーの下にちぎったようなトイレットペーパーのかけらがいっぱい散らばっている。「きっとここのトイレはマナー知らずの外国人が多いから、 こんなに散らかっているんだわ。」きれいなトイレを探そうとその横、またその横と覗いてみたが、そこにあったすべてのトイレのトイレットペーパーホルダーの下はまったく同じように、ペーパーのかけらが散らばっていた。マナーを知らない外国人がやったにしては、まるで絵にかいたように同じ状態になっているいくつかのトイレを前に、やや ???? となりながらも、用を足すために、その中の一つのトイレに入った。そして、トイレットペーパーを引き出してカットしようとした時、ペーパーは小さくちぎれ、地面へと散らばった。ペーパーが薄すぎるねん~💦薄すぎて、普通に切ろうとしたらちぎれてバラバラになってしまうねん💦こんなに薄いトイレットペーパーは中国では使ったことがありません。まるで芸術品のように繊細で、普通にちぎったら、砂漠の砂のようにはかなく崩れ去りそうな。。。笑笑)私は、ここを使ったであろう外国人たち?を「マナー知らず」と思ったことを心の中で謝った。そして、期待に胸をふくらませて日本にやってきた外国人たちが、はじめて日本に降り立ち、このトイレで何を思っただろうということに思いを馳せた。(トイレに入って)日本って清潔で便利な国だと思っていたけど、意外にトイレにゴミなんて散らばってるんだー(トイレットペーパーを引き出して)わっ、ペーパーうすっ!取ろうとするとバラバラになっちゃう。(何度も失敗して、やっと紙を引き出すことに成功)ふぅ~っ。けど、これでお尻拭いたら、ちょっとばい菌が手についちゃいそうだな。(↑上記、あくまで私の個人的感想でした。)いったいどのぐらいペーパーを巻き取ればいつもどおりに拭けるのかよく分からないまま、結構引き出して使いましたが(全然環境保護になってない苦笑)、それでもなんとなく物足りない気がしたすっかり日本の常識知らずになっている私なのでした。P.S.もしかしたら、あのペーパーホルダーの高さや位置がもう少し違えば、もう少し紙が取りやすいのかも?
2024/09/06
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ゴールデンウィーク休暇最終日は5月5日、子供の日。ちまきでも作ろうかと思って葉っぱとこしあんは準備していたのですが、旅行翌日で、やる気が失せ気味のわたし。いちおう子供に聞いてみようと息子に、「今日は子供の日だし、ちまき作る?」と聞いてみると、息子、「それより柏餅っていうのはどんなの?」という。そういえば天津旅行の時、裏山に登りながら柏の葉っぱは冬でも落ちないから、子供の日には柏の葉っぱで包んだ柏餅っていうのを食べたりするんだよ~と話したんだっけ。北京生まれの北京育ちで、柏餅を食べたことのない息子に一回ぐらい食べさせてやらないと?うちに柏の葉っぱはないけど、タイ産の白玉粉?があったことを思い出しました。↓これ。たぶん白玉粉だと思うんだけど。。。 あんこは京日のこしあん。クックパッドでいちばん簡単そうなレンチン柏餅レシピを参考にして作ってみました。葉っぱはちまき用の笹の葉を切って作ったなんちゃって柏餅です笑笑ちょっと意外だったのは、作ってすぐ食べるよりも冷蔵庫で一晩置いたほうが味が落ち着いておいしかったこと。作りたてはやわらかくてややねっちょりしていたのですが、(上新粉ではなく白玉粉で作ったから?)翌日はちょうどよいかたさになってました。ちなみに、娘はちまきが食べたいというのでちまきも作りました。紐の巻き方が下手でゴメンなさい~💦料理はいまいち苦手なわたし、ちまきも一番簡単な方法で作成。水に数時間浸したもち米を笹の葉っぱをくるっと円すい状に尖らせた部分に詰めてナツメやあんこを入れてからもう一度もち米で埋め、笹の葉っぱで適当にフタをしてしばって、水からゆでただけ(ゆで時間50分)。それでも、ちまき好きの娘は3日連続で毎日朝ご飯にナツメちまきとあんこちまきを食べてご満悦でした。そんなこんなでゴールデンウィーク最終日も平和に過ぎていった我が家なのでした。
2024/05/05
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ゴールデンウィークは北京から車で1時間半あまり走ったところにあるホテルで一泊しました。そこはいちおう天津ということになっていますが、天津市内からも1時間ほどかかる田舎。「携程」という飛行機やホテルの予約アプリで夫が偶然見つけたところを予約しました。さて、どんなホテルなのかとドキドキしながら到着。中に入ると・・・気持ちのよい吹き抜けのロビー。カフェの向こうに広がるデッキテラスからは、きれいな景色が見渡せます。そして、部屋もひろびろ。ベッドもふわふわ。ベランダのすぐ外は山の斜面になっていて、森林浴を楽しめました。(綿毛も飛んでましたが💦)敷地内に1kmほどの山道散歩コースがあって、山頂にはお城が。門番さんによると、7階建てのこのお城は、2012年に建てられ、2016年に内装はしたものの、家具などのインテリアを入れないまま今日に至るという。周りには別荘らしき建物も。ちょっと熱海の別荘地に雰囲気が似てる?でもこれらの別荘たちも内装は手つかず。せっかく眺めのよさそうな素敵な場所にあるのにもったいないなぁ~。未完成のリゾート地って感じ?夜は、近くのダムで捕れる魚が名物の田舎レストランで食事。翌日は朝食バイキングを楽しんだ後、プールでひと泳ぎ。ホテルは満室だったはずですが、規模の割に客室数が少ないのか、(もしかして客室の一部は稼働していないのかも?)プールもほぼ貸し切り状態でゆっくり過ごすことができました。ちょっと設備は古いですが、清潔だったし満足です。30分ほど行ったところに万里の長城がありますが、今回は行かず。特に観光等はしませんでしたが、田舎でのんびり過ごした1泊2日の家族旅行でした。
2024/05/04
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ゴールデンウィーク、どこも混むけど、まったく出かけないのも子供がかわいそうかと思い、郊外で一泊することに。北京から郊外へ向かう車窓からみえる景色は道の両側に植えられた高くそびえるポプラの木立ち、その向こうに広がる地平線が見えそうな大地。わたし、ほんとに遠くにきちゃったよねぇ。。こんなに広い、どこまでも続く、生まれ育った土地とは全く違う、こんな見知らぬ土地で、わたし、暮らしているんだな。「中国ってほんとに広いよねぇ~」思わず私が言うと、「ほんとにそうだよね!」と娘。その、当然のような、そしてちょっと誇らしげにも思える口調に「ああ、娘はこの大地に生まれ、 この国の風土に育まれた子なんだな」としみじみ。娘にとってはこの風景は心のふるさと。この大地に生を受け、根を張り、この風景をあって当たり前のものと思って育って行っているんだ。わたしから生まれた娘だけど、わたしとの本質的な違いを感じて、ちょっと心に風が吹いた。この異国で、わたしにとっての拠り所は隣で車のハンドルを握るこの夫だけ。夫がいる国だからということがわたしがこの国に暮らす理由。私はこの地平線が見える、この強くてたくましい、自由な大地の風景が好き。だけどわたしが死んだら、この大地に埋まるのではなく、やっぱり灰にして海に撒いてほしい(これ前に考えたこと)。…なんてことをつらつら考えていると、「しりとりしよう!」車中に娘の明るい声が響いた。
2024/05/03
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北京郊外の修理場で昼食を食べながら、案内役の女性が自分の生い立ちを語り始めたつづき。(前回記事、彼女の生い立ち)彼女の告白はさらに続き、孤児だったお父さんは亡くなり、お母さんはそれがきっかけでうつ病になったうえに今は癌を患っているという。その笑顔からは想像もしなかった厳しい環境で頑張ってきた彼女。なんと言葉をかけてよいか分からなかったが、なにか言葉をかけたいという思いで、「お父さんお母さんはあなたを愛してなかったわけじゃなくて、 表現の仕方を知らなかっただけじゃないかな。 今あなたはもう、自立した立派な大人。 あなたがほしい家庭は、 これからあなた自身で作っていく力があるわよ」励ましになるかどうか分からないが、そう言ってみた。すると彼女は、お父さんがお母さんにラブレターを送った話や使えない贈り物を送った話(笑)などをしてくれた。「お父さんはお母さんを好きになって、 ロマンチックなラブレターを書いて、 それで一緒になれたんだね。 そして、あなたが生まれて、幸せだったと思うよ」そう言うと、無言でなにか考えているようだった。「生きる意味が分からない」そんなようなことを彼女が言った。そのテーマ、ちょうどNHK Eテレ「こころの時代」の再放送で見たばかりだったので、あまりの偶然にびっくり。ユダヤ人精神科医フランクルはナチス・ドイツ下でユダヤ人の強制収容所に送られ、自身の父、母、兄、そして妻を失ったけれど、それでも誰も恨まないと言っていたこと、フランクルによると、「あらゆる人生には意味がある」らしいと、番組で見知った表面的なことだが、そんなことを伝えた。はじめて会ったのになぜかとても初めて会ったとは思えないような話をすることになったこの不思議。この世界は不思議に満ちている。この日出会ったのも何かのご縁。彼女が、彼女ならではの意味ある人生を歩んでいけますようにと、去っていく彼女の後姿を見ながらそう願わずにはいられなかった。
2024/05/01
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北京郊外から戻ろうとしたら車がパンクし、修理場でデリバリーを食べながら、案内役の女性が急にしんみりして話を始めたつづき。(前回記事、車がパンクし、初対面の女性と語り合う)なんでも、彼女の両親はいつも喧嘩してて、そういう争い事の絶えないギスギスした雰囲気の中で食事をしていたらしい。お父さんは数年前に亡くなり、その後、お母さんはうつ病を患って、彼女が家に帰っても無表情でベッドにあおむけになっていてそれを見るのがとてもこわく、家に帰りたくなくなったとのこと。話を聞きながら、家庭でお母さんが暗い顔をしていることがどれだけ子供の心に影を落とすか、恐怖心をかきたてるかということに思いを致した。お母さんが笑顔でいること、家庭が明るいことが子供にとっては本当に大切なことなんだな。。彼女が進路を考える時期はちょうどお父さんの葬儀などでバタバタしていて、お母さんは彼女に調理専門に進むように勧めたとのこと。あなたの食事まで面倒見られないから、自分の食べることを自分で解決できるようにと言われたらしい。お母さんの言葉は、思いやりと突き放しを同時に体現しているようでそこはかとない悲しさを感じた。「それで、あなたはお母さんの言うことを聞いて その専門に進んだの?」と聞くとそうだという。「後悔してる?」と聞くと、「後悔はしていない。おかげで私は今、 こうして自立してやっていけてるから」と彼女は私に向かって笑いかけた。きれいすぎる笑顔だった。無理して笑ってるようにもみえた。しばらく話すうちに「あの時、自分の専門をもっと真剣に考えればよかったな」とぽつり。もっと自分を大切にすればよかったということに今になって思い至ったのかもしれない。当時15歳そこそこの女の子が、自分で何もかも決めるのは難しかったと思うし、まだ、両親のあたたかいサポートが必要な時期でもあったのだろう。本当は、もっと大切にされたかった。「お父さんは孤児で、自分の感情を表さない人だった。 たぶん表し方が分からなかったんだと思う。 親も仕方なかったと理解しているつもりだけど、 ずっと欠乏感がある」という。「ご両親を恨んでいるの?」と聞くと、素直にそうだと言ったのがちょっと意外だった。つづく。(次回記事、意味ある人生を行く)↓あやめが花盛り
2024/04/30
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前回の記事こころの時代:ヴィクトール・フランクルの人生に触れるのつづき。NHK Eテレ「こころの時代」の再放送でフランクルの特集を見た翌々日、夫とともに北京郊外に用事で出かけました。小一時間かかる道中、大学を出たばかりかとも思われるまだ学生っ気が残るような若い女性が案内役として私たちの車に同乗してついてきてくれました。さて用事を済ませた後、帰ろうとしたら、なんと車のタイヤがパンクしています。こんな地下鉄もバスもないような郊外でタイミングよくパンクするなんてなにかの運命でしょうか。運良く修理場が近くにあることがわかり、夫はパンクした車でなんとか数百メートルを運転し、修理場までたどり着きました。わたしと案内役の女性は歩いて修理場へ。修理は1時間半ぐらいまでかかるというので修理場でデリバリーをとって昼食を食べることにしました。夫が頼んだデリバリーが新疆ウイグル料理屋の麺や羊肉と人参がご飯の上に載ってる丼だったので、結婚したばかりでウルムチに住んでた頃を思い出し、当時は羊肉ばっかりで野菜は人参だけだったなんて思い出話をしながら楽しく食事。すると案内役の女性が突然しんみりし、「こんなふうに誰かと話をしながら食事をしたのは久しぶり。 いつも一人で食事しているから。」と言った。本人いわく、「食事がこんなに楽しいのは初めて」だという。仕事で忙しくていつも一人で食事しているからこうして誰かと話しながらゆっくり食事することなんてなかなかないのかな、と思ったが、彼女は自分の育った家庭のことを話し始めた。次回記事、彼女の生い立ちにつづく。↓4月末、バラの花が一気に咲き始めました。
2024/04/29
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中国のカレンダーでは5月1~5日がGWとなっていますが、GW前からすでにテレビ三昧のわたし。朝7時NHKニュースを見て、その後、朝ドラを見て、続けてあさイチを見ていたら、門脇麦ちゃんがゲストで出ていました。かわいくて、個性的で、しっかり自分を持ってて素敵な俳優さんだなと思いました。そういえば、数年前の朝ドラ「まれ」では主人公の友人役でいい雰囲気出してましたね!そしてその門脇麦が土曜日のEテレ「こころの時代」でナレーションをするというので、見てみることにしました。麦ちゃんがナレーションを担当するのは、NHK Eテレ、「こころの時代~宗教・人生~ ヴィクトール・フランクルそれでも人生には意味がある」全6回シリーズ。第1回 4月21日(日)朝5時~ 再放送4/27(土)午後1時~第2回 5月19日(日)朝5時~ 再放送5/25(土)午後1時~第3回 6月16日(日)朝5時~ 再放送6/22(土)午後1時~第4回 7月21日(日)朝5時~ 再放送7/27(土)午後1時~第5回 8月18日(日)朝5時~ 再放送8/24(土)午後1時~第6回 9月15日(日)朝5時~ 再放送9/21(土)午後1時~麦ちゃんがなんでこんな番組のナレーションを?と意外に思うかもしれませんが、麦ちゃんはお父さんの影響でいろんな本を読んでいて、あさイチでの話によると、フランクルの「夜と霧」が人生のバイブルといえるほどの愛読書なんだそう。へーーーーー。そして見た第1回。フランクルは、あの有名な心理学者フロイトやアドラーに師事した心理学者で、「ロゴセラピー」の提唱者。「ロゴス」とはギリシア語で、「意味」ということだそうです。ユダヤ人の精神科医フランクルは、ナチス・ドイツの支配下で暴行を受けたり、精神を病んだユダヤ人を数多く診察。わたしが一番印象的だったのは、強制収容所行きが決まって、自殺未遂を起こしたユダヤ人同胞を診察して自殺から救い、救われた人たちは収容所へ送られていった。それをそばで見ていた助手が、「なぜ彼らを救うのか」とフランクルを責めたが、ほどなくして、その助手も強制収容所へ送られることに。助手は自殺未遂を起こしてフランクルのもとに来て救われ、その後収容所へ送られていった。この一連のエピソードに強く心をゆさぶられた。そんなフランクルは4歳の頃に「自分もいつかは死ななければならない」ということに気づいて震撼。それ以来、彼がずっと考え続けてきたことは、「人生には生きる意味があるのか」という問い。どんな人生にも生きる意味がある、それがフランクルが提唱したロゴセラピーを貫く考え方。「生きる意味がある。」収容所送りが決まって絶望し、自殺しようとしたユダヤの人々と緊迫度は全く違いますが、突如としてわが身を振り返り、家事も育児も仕事もちゃんとできず、何も成し遂げていないように思えるこんなわたしの人生にも、意味があるんだ。そう思ったとたん、なにか救われたような気持ちになった。わたしの人生にふりかかる困難、問題、数々の失敗や挫折、失意、焦りや不安、これらはぜんぶ、わたしの人生を彩るエッセンスなのだ。起こることすべてに意味があるんだ、だから、それを味わうことが人生なんだな、そんなふうに思うと、なにか力が湧いてくるような気がしました。意味があなたに問いかけてくるわたしは心理学をきちんと勉強したことはありませんが、フランクルが提唱したロゴセラピーについてもっと知りたくなりました。人間には身体と心以外に、そのもうひとつ上に精神次元がある。精神とは愛する能力だ。「意味への意志」が満たされた時に人間は非常に強い充実感、喜びを感じる。日本ロゴセラピスト協会会長の勝田茅生さんのそんな解説にも心惹きつけられました。この日曜日には第2回が放映されると思って楽しみにしていたのですが、このシリーズ、月1回の放送なんですね。次回はついに、フランクル自身が強制収容所送りに。死と絶望に満ちた収容所の中でフランクルは何を考え、どう行動するのでしょうか。来月が待ち遠しいです。次回記事、車がパンクし、初対面の女性と語り合うにつづく。
2024/04/25
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金曜日の授業が前倒しになり、すでにすっかりGWモードのわたしは朝からテレビ三昧。夫がリビングに出てきたので、夫にチャンネルを譲ることにした。すると夫は君が見たらとやさしい言葉。いやいやわたし、今日は朝からなーんもせずにテレビの前に座ってるだけだからと言った後。急にちがう気持ちが湧いてきて、「そういや、洗濯した!」とベランダにはためく洗濯物を指さしてえらそうに言ったら、「そういや、テレビ台もきれいになってるね」と夫の意外な言葉。おっ、気づいた?にわかに、「わたし朝からいろいろ頑張った!」というプラスの感情が生まれると同時に、やや枯れかけていた夫への愛情がむくむくと湧いてきた。「ありがと、ダーリン。テレビどうそ💗」とそそくさとチャンネル権をゆずり、お茶でも入れようと席を立ったのでした。✨そういや、テレビ台もきれいになってるね~*'ω'*☺-☆✨夫の言葉が私の胸でリフレイン。な~んて心地のいい言葉。主婦は家事をしたってなにも気づかれず、感謝の言葉をかけられることも少ないと思う。やって当たり前、やらなかったらさぼってるということになって、がんばっても気づいてすらもらえないことが多い。それに慣れ切っていた私にとってさっきの夫の言葉は砂漠にオアシスを見つけたような潤いを感じた。自分の小さな仕事に気づいてもらえた喜び。自分の存在や働きが認められたうれしさ。ほめられたわけでもない。なのにこの満たされた気持ちはなんだろう。ちいさなことに気づくこと。気づいたことを言葉にすること。そんなちょっとしたことがどれだけ人の気持ちを満たすかということを実感した。そういや子供だって同じかもなぁ。子供をほめて育てよう、なんてわざとらしいことを思ったりしていたが、意外に忘れてたのがこの、ちいさなことに目を向けて気づく、それをさりげなく伝える、っていうことだったかも。夫の一言から子育ての反省にまで至ったある朝の出来事でした。↓柳の垂れてる葉っぱの先っぽをよーく見て。 これが今北京を飛来する綿毛の出どころの一つデス。
2024/04/25
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昨夜、仕事の準備をしていると、夫が、「またどうせ夜中の3時4時までやるんだろう、 身体に悪いのに!早く寝ろよ」と小言。お小言を聞くのは誰だって気分よくないですが、それを子供の前で言われたのにカチンと来ました。子供の前で喧嘩するのは避けたいのでぐっと言葉を飲み込みましたが、翌朝、夫に苦情。「昨日、どうせ夜中までやるんだろう、身体に悪いのに。 早く寝ろよ、って言ったでしょ。 あんなお小言、あなたが100回言っても 私が早く寝ようとは思わない。 言う意味ないどころか逆効果。 私の気分を害して、結果夫婦間の感情にひびが入り、 聞いてる子供にも悪影響。百害あって一利なし!」とかなり強い口調で詰め寄った。その後、わたしがかけてほしい言葉を伝えた。「私が欲しい言葉は、遅くまで仕事お疲れ様。 頑張ってるんだね。 君のことが大切だから、 無理せず身体を大切にしてほしい。」そして、おいしいお茶でも入れてきて「できるだけ早く寝てね、I LOVE YOU❤」このほうがさっきの小言より100倍効果的。無言で聞いてる夫の横顔に、ちょっと言い過ぎた、これは私の逆お小言?と気づいた私。すっと夫に近づいて、「私はあなたが好きなんだよ」と言った後、「ね、こんな言葉聞くの好き?」と聞いてみたら、夫ニヤニヤ。「さっきのお小言聞くのは嫌いでしょ、 で、今の言葉は好きでしょ。私も同じ」と言ったら、急に空気が緩んだ。だれだって同じ。いきなりお小言は聞きたくないんだ。まず耳に優しいねぎらいの言葉を聞いた後なら、その後、相手の気持ちもちょっとは聞こうかなって気持ちになる。考えてみれば、これは子供だって同じなんだろうな。…と、いつもお小言言われがちな子供の立場になってみてそう気づいた。なかなかいつもは難しいけど、「一言目はねぎらいややさしい言葉」を心がけたいと思ったことでした。
2024/04/23
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今週、中学3年生の体育の中考(初中学業水平考試)が2回に分けて実施されました。(中考は中学卒業試験と高校統一入試を兼ねた重要なテストです。)体育の実施種目は事前登録制で、1.素質項目Ⅰ(①男子1000m走、➁女子800m走)2.素質項目Ⅱ(①懸垂、➁斜め懸垂、③平行棒、④腹筋、 ⑤ボール投げ、⑥縄跳び、⑦垂直飛び、 ⑧立ち幅跳びの8種目より1つ選択)3. 運動能力Ⅰ(①サッカー、➁バスケ、③バレー、④卓球、 ⑤バドミントン、⑥水泳の6種目より1つ選択)4. 運動能力Ⅱ(①②体操平行棒Ⅰ・Ⅱ、③④体操スキルⅠ・Ⅱ、 ⑤武術長拳、⑥武術南拳の6種目より1つ選択)の1~4からそれぞれ1種目ずつ選択、計4種目を受験します。特に何の運動もしていない息子、できるだけ簡単で体力がいらなさそうな立ち幅跳びとバレーボール、武術(長拳)を選択しました。1000m走は必須です。水曜日と土曜日の午後に2種目ずつ受験。(いずれも地壇公園で実施)。特に頑張って練習したというわけでもなかったのにわりと点数がよかったようで、ほっ。中学卒業のためのテストということで、求められるレベル自体そう高くないようです。ちなみに、北京では受験しなくても最低60%の点数がもらえて卒業させてもらえるとの噂。ほんとうかな?いずれにしても無事終わってほっと一息です。
2024/04/21
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2月の春節後から出回り始めたいちごですが、北京では今が旬で安いです。大きさによって違いますが、このぐらいの大きさのが、市場でかごいっぱい(1㎏)15元なり。(↓これは上半分以上を食べた後デス)さっそくいちごサンドに。苺を輪切りにして練乳をかけてパンに挟むだけ。もし時間があれば、サンドした後、袋かラップに包んで1時間ほど置くと苺の香りがパンに移って風味UP。日本のイチゴは高いのでサンドイッチにするのはちょっともったいない気がしますが、北京ではイチゴの出盛りの時期は割と安く手に入ります。かごや洗面器のような容器に盛って売られているものは見える上の部分だけ大きめのきれいな苺を入れ、下のほうは粒が小さかったり傷があったりする場合もあるのでその時は、上のほうはそのまま食べて下のほうのはジャムにします。適当に砂糖を入れてちょっと火を入れるだけでとっても香り高いイチゴ手作りジャムができるのでオススメ。(最初から小粒いちごを買ってきてジャムにしても いいですよね!)イチゴ以外に、マンゴーやバナナなど南国系フルーツも香りがパンに移っておいしいのでときどきサンドイッチにします。フルーツを適当に切って挟むだけ。わが家のすぼら春サンドです。
2024/04/20
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大学構内で見つけた秘密の花園に1週間ぶりに行ってみると、桃の花はほぼ終わっていましたが、ムラサキハナナ(紫花菜)は変わらず咲き乱れています。そして、牡丹の花が咲いていました。先週はまだかたいつぼみだったのに、今もう満開。季節の移り変わりは早いですね。構内の藤棚では藤が開花。校門あたりでは、菖蒲らしき花も咲いています。春も後半に入った趣。怒涛の春が過ぎた後は、あっという間に初夏がやってきそうな北京です。
2024/04/19
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去年に続いて、今年も桜餅を作りました。教えている日本語の教科書に料理の手順を説明する課があって、まずは教師のわたしが学生たちに説明してみせるため、桜餅の作り方の手順を写真に撮りながら作りました。料理下手なわたしも失敗ナシのかんたん和菓子です。《 桜餅 材料(約20個分) 》米 0.5合(約 75g)もち米 2.5合(約375g)砂糖 大さじ3食紅 2、3滴水 600ccこしあん 500g桜の葉 約20枚①塩漬けの桜の葉(タオバオネットで購入)は 水に1時間ぐらいつけて塩抜きし、 キッチンペーパーで拭いておきます。 こしあん(京日ブランドがおすすめ)は 手に水をつけて20gぐらいのお団子を作っておきます。②もち米2.5合、米0.5合を洗って砂糖大さじ3と食紅数滴を入れ、 普通の水加減で炊きます。③炊き上がったもち米を半分ぐらいつぶします。④こしあんより少し多めのもち米で包みます。 手に水をつけ、もち米ボールを作ってから伸ばして餡を包みます。⑤桜の葉を巻いたら、できあがり!⑥食べ切れずに余ったら1個ずつラップに包んで冷凍可。 常温で1時間ほど置くか、レンジで30~40秒で解凍するだけで いつでもおいしい桜餅が食べられますよ♪↓解凍後の桜餅。見栄えは出来立てとちょっと違いますが、 お味はほとんど変わらず美味しくいただけます。(むしろ冷凍したほうが 餅とあんこと桜の葉の一体感が増して美味しいかも!)桜の季節はもう過ぎましたが、北京で和の味を楽しんでいます。
2024/04/15
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めずらしく週末の宿題が早く終わった娘と自転車こぎこぎ、中山公園へ。中山公園は故宮のすぐそばにある公園で、南側は天安門に面しています。総面積23万㎡の敷地には四季折々の花が植えられていますが、今ちょうど色とりどりのチューリップが見頃。中には、こんなふうに花びらが外に開いたものや、花びらの端っこがギザギザになっているものなど、変わったチューリップも見られました。今ほぼ9割がた咲いている感じでしたが、まだつぼみのものも少しあったので、もうちょっと楽しめるかも。チューリップが見たいなという方はお出かけしてみては?現在、中山公園はチューリップ展の期間中で、入園チケットは普段(大人3元)よりちょっと高く、大人10元、子供5元になっていました。(身分証のチェックもあり)。すでに藤棚の藤もほころびはじめ、この後、ボタン、バラも咲いてくるのでまた見に行きたいと思います。
2024/04/13
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金曜日の授業が終わった後、構内を散歩していると、一面がお花畑になっている場所を発見。この花、中国語で「二月蘭」といって、旧暦の二月に咲き始めるのでこの名前がついたそうですが、確かに、ちょっと前から咲き始めて今が盛り。日本語ではムラサキハナナ(紫花菜)というそうです。大学の奥のほうは古い建物群が残っていて、それぞれの建物の前はちょっとしたお庭みたいになっています。お庭にはテーブルと椅子もあって、いい雰囲気。しばしたたずんで、自分だけの花園時間を満喫。そばには梅か桃だかが散り初めでそよ風が吹くと花びらがはらはらと舞い落ちてまるで小さな桃源郷。花の香りが漂い、野鳥のさえずりが耳に心地よいです。様々な花が咲き乱れて、春爛漫。いい季節なので、授業準備も外でやれば気持ちいいかも。これから咲く花もあったのでまたそっと足を運びたいと思います。
2024/04/12
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大学の敷地に桜の木があると聞いていたので授業の後、行ってみるとちょうど満開。きれーい。風が吹くと花びらがはらはらと散って、まるで日本にいるかのよう。なんでも構内には100本以上の桜の木があるようで、北京で桜がピンクの雲のように咲き乱れるのを見られるとは思いもしませんでした。桜は日本より早く満開になったみたい。北京は3月末から4月にかけてモクレン、ライラック、梅、桃、あんずや桜などが一気に開花。まさに百花繚乱の趣です。日本の季節感とはちょっと違いますが、さまざまな花が一気に開花する北京の春もいいものです。世の中は平等とはいえないかもしれないけど、自然はだれにも等しく降り注ぐ天の神様からの祝福。わたしたちの生命がこの長い長い時の流れの中で生かされているんだな。これからまだしばらく花の季節が続くので、よい季節を五感で感じたいと思います。
2024/04/02
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今年の冬は本当に暖かいですね。お天気がいいので自転車こぎこぎ北海公園へ。青い空に白塔がくっきりとしたコントラストを描いています。故宮の北西に位置する北海公園は、かつて遼、金、元、明、清代にわたり時の皇帝が所有した宮廷庭園で、「ここは北京のパワースポットだよ」と友人に教えてもらったことがあったっけ。わずかに緑色を帯びている柳の枝にも、これから伸びゆく生命力を感じます。向こうに見える永和橋を渡って瓊華島へ。この島(万寿山)全体が「永和寺」というラマ仏教寺院になっています。階段を登って頂上にある白塔を目指します。最短距離でまっすぐ上へ上がって行こうとしたら、人がいっぱいでとても混んでいたので、ここから脇道に入って、「静憩軒」というところでちょっと休憩。人も少なくて静かでした。ロウバイの花が咲き始め、よい香りがほのかに漂っています。「冬過ぎて春来たるらし。。。」という句がふと頭に浮かびます。しばらく休んでメイン階段のところへ戻ってみると、さっきよりずいぶん人が少なくなっていました。階段を駆け上って一気に頂上へ。頂上から北海の北側の眺めを満喫。北海は大きな人口湖ですが、溶けかけた氷の境目が波打ち際みたいにみえますね。外に長くいても寒くなく、思いのほかゆっくりできました。本当の春が来るのはまだもう少し先ですが、日差しにも遠からぬ春を感じる新年です。
2024/02/12
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中国では2月10日が旧正月。こちらは新年が明けて3日目になります。つばめ一家も大晦日にあたる9日には親戚と中華レストランで食事。そこは普段も時々行くレストランですが、夫によると、春節前後は個室は完全予約制となり、しかも、料理も好きなものを頼むのではなく、決まったお料理のセットのみ注文可能だったとのこと。それがあまりにもガッツリ肉系でビックリ。牛肉、豚肉、鶏肉、ダッグ、魚にナマコ・・・3,4回分の食事をいっぺんにした感じ。中国はなんでも余るほど注文する習慣がありますが、それをやめようという政府主導のキャンペーンがあったのは何年前だったか。春節はレストランもかき入れ時なので、春節セットメニューと銘打ってここぞとばかり単価の高い肉・魚料理のオンパレードになっていたのだと思いますが、メニューもバランスが大事ですよね。そして春節当日は逆に餃子だけ包んで食べるというごくシンプルな食事になりました(笑)そんな龍年の幕開けを経て、つばめの心に浮かんできた今年の目標は「健康的な生活」。家を整え、身体によいものを適量食べ、電子機器の使用を控え、家族との団らんを大切にする一年を過ごしたいです。ここ数年、バランスを欠いた生活になっていましたが、今年はバランスが取れたリズム感のある生活を心がけたいです。ブログもまた少しずつ復活していきたいと思います。本年もニーハオ中国をどうぞよろしくお願いいたします。
2024/02/12
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日本では今どんな歌が流行っているのかふだん全くついていっていないつばめも、毎年紅白だけは見て、ちょっと日本の音楽シーンのかけらを垣間見させてもらっています。今年はジャニーズの出場しない紅白だったんですね。テーマは「ボーダレス」だったようで、特に韓国のアイドルグループの出場の多さにびっくり。これらの韓国アイドル以上に活躍した日本人アーティストが少なかったということでしょうか。日本語を教えている学生のひとりがK-POP好きで、授業でSEVENTEENの「舞い落ちる花びらのように」を歌ってくれたのもあって、今回の紅白の舞台に注目していましたが、想像以上にかっこいいパフォーマンス&歌でした。学生がはまるのも分かりますね!同じく韓国アイドルグループStray Kidsの歌&ダンスも世界を席巻するK-POPの魅力を存分に感じさせてくれました。K‐POPは男性グループだけでなく、LE SSERAFIMやNewJeansなど女性アイドルグループも大人気。可愛くて、セクシーで、キラキラした表現力あふれる歌、ダンス、表情に目を奪われました。そんなK-POPパワーが目立つ今回の紅白でしたが、わたし個人の一番のお気に入りは生田絵梨花さん。今回2回出場していて、前半「ビートDEトーヒ」で登場した時はそれほど歌がうまいとも思わなかったのですが、(ピアノは上手いと思った笑)後半、ディズニー映画の劇中歌、「ウィッシュ~この願い~」で再び登場し、飛び抜けた歌唱力、表現力を存分に見せつけてくれました。歌い終わった後の希望にあふれる澄んだ目の輝き。歌も、演技も、声優も、司会も、何でもできる本当にマルチな才能あふれるタレントさんですね。若くして大舞台でのあの落ち着きぶりはすごいです。息子は、Mrs. GREEN APPLEの「ダンスホール」が割といいね、と言っていました。それから、ふだん私が「津軽海峡冬景色」を鼻歌で歌うといつも、「やめてくれ~」と文句をいう息子が、今回の紅白では「これも割といい歌だね」と言ったのが印象的でした。母への最大限の譲歩なのでしょうか笑つばめは実際の年代以上に感性が成熟している笑のかもしれませんが、さだまさしさんの歌は、いつも心に沁みるなーと思います笑。しかし今回の紅白を代表するパフォーマンスといえば、YOASOBIの「アイドル」じゃないかな。SEVENTEENを筆頭に、K-POPやJ-POPのアイドルグループたちがバックダンサーというよりフロントダンサー?として次々と素晴らしいダンスパフォーマンスを披露するなか、それに負けない主役としての堂々たる存在感を示したYOASOBIの楽曲と独特の歌声の魅力に、これが今の日本を代表するジャパニーズ・ミュージックだと感じさせられました。そんな紅白を見終わった翌日、洗い物をしながら無意識に私の口から出てきた鼻歌はハマいくの「ビートDEトーヒ」。「ウィッシュ~この願い~」を聞いた後に「ビートDEトーヒ」を聞くと、いくちゃんの歌声のまた違った魅力が感じられますね。そしてこれ、なぜか頭に残って忘れられないメロディー。なんだかんだいいながら、楽しく紅白を観戦したつばめなのでした。
2024/01/08
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新年のご挨拶を申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。2024年になって1週間が経ちましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。日本では年明け早々、いろいろなことがあり、大変な年明けになったようですね。平穏な日常のありがたさを身に染みて感じます。 中国の今年のお正月の祝日は元旦のみ。12月30、31日が土日だったので、それと合わせて3日。新年2日には学校も仕事も始まるという、なんとも短いお正月。私も新年早々に大学の期末試験があり、テスト内容の準備にバタバタしていましたが、今週テストもなんとか無事に終わり、あとは成績つけを残すのみ。そんな短い中国でのお正月でしたが、今年もおせちやお雑煮を作って食べ、NHK紅白歌合戦とその後の除夜の鐘を聞きながら新しい年を迎えられたことに感謝です。↓今年のなんちゃっておせち&お雑煮@北京今年は栗きんとんにちょうどよいお芋が手に入り、きれいな黄色に仕上がりました。今年は金運に恵まれるかも!?お金周りのことと玄関を整えたいと思います。あと、今年は魚清さんでイクラと数の子を購入しました。いつもトビコで代用していたので、我が家のおせちにイクラが入るのは初めて。「ほら、これがイクラやで、鮭の卵やで」と強調してみましたが、子供たちの反応薄し。味もあまり好きではなかったようで、それなら来年はトビコに戻そうかな。トビコはネットでも手に入りやすいです。今年わりとうまくできたのがキンカンの甘露煮。つるっとまあるく仕上がりました。(なぜか!笑)息子に手伝ってもらったからかな?2024年、このキンカンのようにまぁるく家族円満に暮らせますように。。。おせちはいろいろ失敗もあったけど、子供たちは毎年おせちを楽しみにしていて、喜んでくれたのでそれでよしとしましょう。栗きんとんの裏ごしやお煮しめの飾り切り、たたきごぼうなど、子供たちも年末まで宿題に追われつつも色々と手伝ってくれました。わたしの今年の漢字は、「円」。バランスのよい、満たされた毎日を送れるよう心がけたいです。今年もニーハオ中国をどうぞよろしくお願いいたします。
2024/01/07
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週末、夫の上海の友人から送られてきた上海ガニをいただきました。正確にいうと上海ではなく、陽澄湖というところのカニだそうです。海のカニのように大きくはないけど、身が甘くて美味。そして何より、今の季節は1年でいちばんカニが肥える季節で、メスは甲羅の部分には卵が詰まっているし、オスもメスに劣らずカニ味噌おいしいです。南のほうでは紹興酒とともにいただくのかもしれませんが、私は赤ワインとともにいただきました。お・い・し・い~1人で3匹も食べちゃいました。北京はここ数日、寒さが緩んでいますが、週後半からマイナスが常態化しそうです。
2023/11/19
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あっという間に冬モードに入りつつある北京ですが、11月前半の秋模様の記録。↓街角の菊↓民家の菊↓民家の小鳥↓すすき↓野鳥↓銀杏↓落ち葉↓炒りたてのおいしい甘栗↓郊外で食べた肉夹馍↓紅葉もうちょっとだけ、秋のかけらを楽しめるといいな。
2023/11/14
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金曜日、日本語の授業が終わってから食堂で授業の復習資料を作成。午後5時半ごろ建物の外に出ると、外はまっくら。そして、寒い~~~💦いちおうコートは着ているけれど、手袋がない手が冷たい。歯がガチガチ鳴った。ぶるぶる震えながら帰宅。この日の北京は‐2~6℃。数日前まで秋だったのに、北京は突然冬突入。でも、セントラルヒーターが入っているのでうちの中はあたたかです。
2023/11/10
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今日の夕方、うちでごろごろしていると、セントラルヒーターからごろごろという音が。触ってみると暖かい。すでにお湯が通りはじめたよう。うちの家のあたりは、いつも少し早めにお湯が通り始めます。まだ本格的な暖房開始ではないようですが、天気予報を見ると、今週から北京の最低気温は一気にマイナスに突入する模様。秋から冬に突入する一足先にセントラルヒーターのお湯が入り、うちの中は暖かく過ごせそうです。
2023/11/06
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突然思い立って、夫と連れ立って香山へ紅葉を見に行きました。久しぶりの観光地は、人、人、人。。。紅葉にはまだちょっと早く、やっと色づきはじめたという感じ。途中で学生と思しきカップルがいて、若き男性が、いっときも視線を外さずに女の子を見つめていてドキリ!ビックリ!…というか、正直ちょっと、おののいた。あんな熱い目で、長時間、まったく照れも恥ずかしげもなく、視線を外さずに相手を見つめる?日本じゃほとんど見たことがない光景。(単に私が体験してないだけかもしれませんが笑)まるでドラマの撮影かと思うほど人であふれかえるなかで二人だけの世界に入り込んでました。すごすぎる~!紅葉なんてまるで目に入ってない。私も紅葉の比じゃなくこの光景に目を奪われました。あまりに文化の違いを感じて、自分の胸の中だけに収めきれず、隣を歩く中国人夫に、「ねーねー、さっきの見たー!? まるで目からビーム出てるみたいに ずーっと女の子だけ見つめてたよ! あれ、中国文化? あれって、恋する中国人のスタンダード?」と聞いてみたら、自分たちの年代は違うという。うぶな夫世代は、女の子を見つめるどころか目をそらして関心がないふうを装っていた模様。今の若い子と中年世代で、天地がひっくり返るほど大きな変化があったのか?そんなことを思いながらも1時間ほどで山頂に到着。山はまだ青いですね。頂上では、今あちこちの観光地で流行っているその観光地ならではのモチーフをあしらったご当地アイスがあちこちで売られていた。1つ20元(≒400円)なり。山を下り始めたところで、下り道の階段に座り込み、食パンまるごと1斤にガブリッ!とかじりつく若者に遭遇。これ、昔から観光地などでわりと見かけましたが、ここ数年、コロナで観光地にも行ってなかったので、久しぶりに見かけて新鮮。香山は来週が見頃とのことで、さらに人であふれかえるのかなと思います。駐車場もすでにいっぱいだったので、地下鉄西郊線の香山駅からてくてく歩くのもいいかもしれませんね。
2023/10/26
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日曜日、とってもお天気がよかったので、娘と自転車に乗って遠くの図書館へお出かけ。故宮と景山公園の間を通り抜け、北海公園を横切り、西城区の図書館まで自転車こぎこぎ30分。やっと着いたと思ったら、図書館はなにか内部イベントがあるようで閉館中。しょうがなく、また来た道を戻る途中に気になるカフェが。古い教会っぽい建物の入口に1901という看板。入って聞いてみると、1901というのは、教会が建てられた年だそうで、カフェ自体は10年ほど前からやっているそう。フロアの石畳が教会の歴史を感じさせる。中は想像より広く、1階で注文して支払いを済ませて2階へ。私たちは朝9時半ごろ行ったのですが、2階はもう予約席以外はぜんぶ満席。朝からこのお客さんの入りはよほど人気のカフェのよう。席を求めて階段をぐるぐる登って3階へ。3階は2階より狭く、屋根裏部屋風で、これもまた趣あり。3階にはテラス席もあって、日光が直接当たって勉強するにはあまり向かないけど、コーヒー飲みながらのんびり外を眺めたりするのにはGood。秋の澄んだ空気が気持ちいいです。もともと午前中で帰る予定でしたが、とても心地よい空間だったので、ここでランチも食べて、ゆっくり過ごしました。スパゲティは約50元(≒1000円)、飲み物は1cup約30-50元(≒600~1000円)、ケーキ類は40元(≒800円)ぐらいで、最近のこういうお洒落なカフェとしては特に高いわけではありませんが、安くないですね。北京の物価も日本並みか、それ以上に感じることも多い今日この頃。タダの図書館に行くつもりが、プチ贅沢なカフェ時間を過ごした週末でした。
2023/10/22
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連休初日から発熱して体調を崩していた私も復活し、長安街沿いの花壇を見に行きました。昼間の花壇はこんな感じ。↓大雁塔やハト、ラクダなど↓胡柳樹や馬、鹿、鶴など↓楼閣と万里の長城など↓豊かな市民生活など夜はライトアップし、また違った趣に。国慶節連休は混むのであまり出かけませんが、近場で楽しめます。建国記念日である10月1日早朝には30万人以上の国民が国旗掲揚と見ようと天安門を訪れたらしいですが、私は近所の辻々に掲げられた中国国旗を見るだけでじゅうぶん祝福ムードを感じています。
2023/10/06
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中秋節前に日本語教師の方とお食事した際に、「広州酒家」の月餅をいただいた。広州に長く住んだ経験のあるその先生によると、南のほうでは、「広州酒家」の月餅がとても有名で、特に、ハスの実白あんにアヒルの卵黄がダブルで入った月餅が人気なのだとか。へーーー、と思いながらその場で切り分けたものをいただいたのだが、これ、どこかで食べたことのある味。家に帰って見てみると、「広州酒家」の月餅セットが。これ、毎年夫の取引先さんから送られてきて、毎年食べてたけど、そんなに有名な月餅だったとは知らなかった。別の日本語教師の方の話によると、広州酒家の月餅は、日本人の口にはあまり合わないけど現地では1個1000円もする高級品なのだとか。えーーーーっ、1000円?と驚いて、家にあった広州酒家の月餅の写真を撮ってタオバオで検索してみると、7個入りの月餅セットが398元とか出てきた。1個50元、ってことは、やっぱり日本円にして約1000円かぁ!その昔、有名ホテルのロビーなどに並べられた月餅セットの298元とか398元とかの値段を見て、なんて高いんだと思ったものだが、今はどこもかしこも物価が上がり、その辺のさもない月餅セットだって、似たような値段だったりする。贈答品は特に値上がりしやすいのかもしれないけど、1セット7000円も8000円もする月餅セットが大量に行き交う、中国も豊かになったものだとしみじみ思う。
2023/09/29
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中国の今年のカレンダーは、中秋節休暇と国慶節休暇がつながって9月29日から10月6日までの大型8連休。28日に素晴らしく明るい月を見た翌日、中秋節当日に、私はなぜか発熱してダウン。あれこれのやることや外出計画などもチャラになりましたが、逆に連休はゆっくり休めました。普段は本を読みたい読みたいと思いつつ、つい後回しになって、1冊読むのにすごく時間がかかったりしていたのが、発熱して何もしないで読書だけしたら1日で1冊読破。本を読みたいと思っているのに読めていないっていう状況は、ようするに欲張ってあれこれやりたいと思うせいであれこれのやることが頭の中で混乱し、読書までたどりついていなかっただけだったんだなと気づきました。久しぶりに心おきなく読書して、読書の喜びをかみしめているつばめです。
2023/09/29
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今日の授業。いつもの通り5分前に教室に入ると、いつもの通り学生はもう席に座っています。し・か・も。学生が手に持っているものを見たら、なんと前回の授業PPTをプリントアウトしたものを見直しています。これには驚いた。電子版のまま見てもいいのに、わざわざプリントアウトしているところに心打たれました。ひたむきな姿は人を感動させる。授業PPTをここまで見てくれるならわたし、もっと資料作り頑張ろう。もっともっと頑張ろう。思わずそんな気持ちにさせられた朝でした。(※当たり前ですが、世の中国人学生がみな こんなふうだというわけではありません。 その昔、日本語学校で教えていたやんちゃな中国人学生を 校長室に連れて行ったことなど、なつかしく思い出します。。)
2023/09/27
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前回の授業の終わりに、1人の学生が、「~本悠太が好き」とつぶやいた。最近の日本の若い芸能人をよく知らないつばめ、その日の授業の後、こっそりネットで調べてみた。へーーー。イケメンですね。若くして韓国にわたって活躍して、その後日本でもデビューして、映画やドラマにも出て、って、超有名人なんですね。しらんかったー。で、次の授業で「~が好き」という言い方とともに、悠太くんの話を出すと、学生さんたち、一気にテンションアップ。悠太が好き。悠太はたこ焼きが好き。サッカーが好き。香水が好き。やっぱり本当に好きなものを日本語で言えると楽しいんですね。まだまだ授業のリズムもできていませんが、この日は盛り上がって終わりました。
2023/09/25
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中国の新学期は9月。私も大学の新学期を迎え、新しい0初級の学生たちを教えている。去年と同じようにやろうと思っても、まったく同じようにいかないのが教師業。学生が違うと様子がまったく変わる。また、去年はコロナ諸々もあってオンライン+教室のハイブリッドというややこしい授業形態だったが、今年はオンラインなしの完全教室授業。さて、昨日は、自己紹介のレベルアップということで、学生たちの故郷や学部などの日本語での言い方を教えたが、これにずいぶん時間を取られてしまった。まだ1、2回しか日本語に触れたことのない学生たち。言わせてみた後すぐに、「ああ、これは難しいな」と思ったが、学生たちはあきらめない。何度も言ってみて、もう一度言いたい。「もう一度、言ってください」と覚えたての日本語で頼まれ。。。あまりに真剣な目でこちらを見つめるので、「もうこの程度で~」とは言えなくなってしまい、新しい単語やフレーズを5回も10回も繰り返すはめに。その後は、日本語アクセントのルールを教えた。新出単語にアクセント記号がついているので、早めにルールを教えたほうがよいかと思い、今回導入したのだが、これまた時間がかかった。そんなこんなで、この日は予定したところまでいかずに授業終了。ああ、今日の授業は時間配分(というか提出順序)間違えたな~~、と反省しつつ教室をあとにした私。トイレに行ってから建物の外に出ると、後ろから、「がんばろうねっ!(中国語)」という声。振り返ってみると、クラスメイトに明るい声をかけながら手を振って別れる学生さんの姿が。よーく目を凝らしてみると、それは私がさっきまで教えていた2人の学生さん。今日の授業はいまいちいけてなかった、と反省モードのわたしだったが、学生さんたちのやる気に満ちた明るい声が一気にわたしの心をとかしてくれた。こうした学生さんたちの学びへの態度、物事の捉え方にはいつも感心させられる。この大学の学生さんは頭がいいのは間違いないが、生活態度と心構えが優れている、人生に対する態度が前向きで心優しい、それがこの大学で教えることになって以降、わたしが気づいた大きなことのひとつだ。頭がいい人たちは性格が悪いに違いない、と勝手に思い込んでいたが(笑)、それは自分の勝手なひがみであったことをしみじみと実感。まだまだな自分を感じつつも、かわいい学生たちのために、今学期もがんばろう、と思えた一件だった。
2023/09/21
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週末に雑談についての講演を聞き、雑談は人間関係を構築・維持することに主眼がおかれた「交流会話」にあたるという話に目から鱗だった私。ご講演の後半には、雑談の話題選択についてのお話もありました。関係を構築するための雑談の話題選択のコツとしては、その場の話題…①その場にいる人やその場にあるものを話題にする ➁相手の服装や持ち物について話題にする前にした話の続き…以前相手から聞いた情報等々があるとのこと。そして、その話題を取り上げる際の言語形式についても例を挙げてお示しくださいました。例えば、その場の話題の場合、「あ、(名詞)、~ね。」(あ、おでんのメニュー、増えていますね。)(あ、その髪型、素敵ですね。)「あ」で気が付いたことを示し、相手の注意を引くパターン(笑)、なるほど、そう言われてみれば使ってますねー。前にした話の続きだと、「この前【相手のせりふ】っておっしゃってましたけど、 (結局)どうなりましたか?」うんうん、これもよく使うパターンですね。言われてみればその通りなんだけど、言われてみなければ気づかない言語形式ですね。日本語教育でこのような表現を取り上げて教えるということを提案した教科書は、なかったのではないでしょうか。日本語学習者が、会話の流れのいつ、どういうタイミングでこういう表現パターンを使えばよいかを学ぶことができれば人間関係を構築し、深めていくのに大いに役に立ちそうです。このように、便利な表現を、会話の流れの中で提示し、関係の深化に合わせて各課の話題と技術を配置した教材が「関係づくりの日本語会話 雑談を学ぼう」(今田恵美、高井美穂、吉兼奈津子、藤浦五月、田中麻衣 共著)雑談を教えるといっても、何を、どうやって教えたらいいのかって思いますが、これは画期的な教材ですね。登場人物どうしの関係が深まるにしたがって、出てくる話題、会話の流れ、表現などが順に学べるというのはこれまでの教材にない面白い学習順序じゃないでしょうか。 ただ、教師自身が、そもそも雑談とは何なのか、雑談の重要性や意義を認識し、雑談の話題選択や会話展開(流れ)、言語形式などを教えることが学生にとって役に立つはずだという思いを持っていないと、この教材を使いこなすことは難しいのではないかとも感じました。教師側も、雑談について、そして関係づくりのための雑談を教えるということについて自身の考えを深めていく必要があるのかなと感じました。 質疑応答の中で、雑談は技術じゃなくて心の問題ではないか、といった質問も出ていましたが、相手に関心があり、雑談をして人間関係を構築したい(仲良くなりたい)と思っているけれども、どんなふうに雑談したらいいか分からない日本語学習者にとって、会話分析の研究を通じて分かった雑談でよく使われる技術(話題選択、展開、言語形式など)を学ぶことができれば、周囲の日本人と雑談する際のポイントを意識することができ、雑談によって周囲と人間関係を築いていく助けになるのではないか、また、そもそも相手にあまり関心がないといった日本語学習者にとっても、雑談の話題や展開、言語形式などを学び、それを使う練習をする過程で、相手への関心の向け方が分かってくる、そういったこともあるのではないかと想像したりしながら、ご講演を聞いていました。 日本語教材「関係づくりの日本語会話 雑談を学ぼう」は雑談に困っている学生にすぐに役立ち、困っていない(と思っている)学生も、学ぶうちに「なるほど、そうなんだ」と徐々にはまっていきそうなイメージを持ちました。 学生にとっては、「あ、(名詞)、~ね」など、一見すると難しくない表現が取り上げられているので、学生の中で「何を学ぶのか」についてしっかりした意義づけができるよう教師と学生の意識合わせが必要かもしれませんね。 私が今教えている学生さんたちは0初級なので雑談はちょっと早いかな?(…っていうか、雑談の前に「あいうえお」ですね笑)、とは思いつつ、取り入れられるところはないか考えてみたいと思いました。 つづく。↓
2023/09/18
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雑談を取り入れた日本語会話教育についてのオンライン講演を聞く機会があり、とても刺激を受けたので、自分の学びをメモしておきたいと思います。講師は、今田恵美先生。大阪大学・大学院で留学生と日本人学生のコミュニケーションや対人関係構築プロセス、雑談についてご研究され、博士号(言語文化学)を取得されています。さて、雑談とは何か?というそもそもの疑問について。雑談は、人間関係を構築・維持することに主眼がおかれた「交流会話」にあたるというお話が、目から鱗でした。(そうだったのか~!)日本語教育で「会話」というと、すぐに思い浮かぶのが、「誘う」「依頼する」とか「断る」とか、物事を具体的に処理する目的のある会話だったりしますが、「雑談」とはそのような具体的な目的のない、たわいのないものといったイメージ。それが、「人間関係の構築・維持」という、非常に大きな意味のある会話だったんだ、ということが、私にとって大きな驚きでした。(なんと、雑談超大切じゃん!)そして、日本語を学ぶ多くの人たちにとってとても重要なのではないかと思われる「人間関係を構築・維持」することに着目した会話教育が日本語教育の中でほとんどといっていいほどなされていないことにも思いを致しました。(こ、これは必要なのでは?)日本語の文法や語彙などを覚えていけば、雑談は知らないうちに自然にできるようになると考えられる節もあるようですが、「具体的な目的のない時に 何を話せばいいのか分からない~💦」といった学習者の声もあるようです。雑談、日本人でも難しかったりしますよね。ましてや外国語で雑談、簡単じゃないと感じる学習者がいても不思議ではありません。(しかし教師の側も、何をどう教えたらいいのか分からない~💦)そこで今田先生は「関係構築」という観点に着目して大学の日本人学生と留学生との雑談を時間の経緯を追って分析され、①相手と自分が共有する立場を利用して話題を選択している➁ステレオタイプから逸脱した自分の個性について 自己開示を行っている③以前の会話で知り得た相手についての知識や相手との共有体験を 会話の中に改めて示すことで関係を深めていっていることなどを発見されました。これだけ見てもちょっと分かりにくいかもしれませんが、例えば、①だと、同じ職場どうし、大阪出身どうし、阪神ファンどうし、➁だと、中国人だけど刺身が大好きで魚の名前にすごく詳しい、笑笑③だと、「こないだのあれ、どうなった?」みたいな感じでしょうか。(私の勝手な解釈です笑)どれも言われてみれば、確かに雑談ってそんな感じだと盛り上がるよね~、と思い当たることがありますが、特に③番、過去の会話の積み重ねがあって今がある、相手が過去に言った話に触れることで相手に興味・関心を持っていることを示すことができ、そこからさらに関係を深める会話の糸口になると感じ、なるほどと思いました。雑談、深いですね!今田先生は、関係構築のための雑談を教えるうえで通時的な視点を欠かしてはならないということをおっしゃっています。こういった時間軸の視点も、これまで言われてこなかったことではないかと思います。もっと詳しく知りたい方は『対人関係構築プロセスの会話分析』(今田恵美、2015)をどうぞ(笑)↓↓つづく。
2023/09/17
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真夏日が続いた北京も、8月最終週に入って、秋の気配。昨日は初めて虫の声を聞いたと思ったら、今朝は朝から雨がぱらついてます。季節の変わり目が急にやってくる北京。人の人生の変わり目も急にやってくる。昨日と同じ今日が続くと思ったらある日突然、その日常は失われる。その時になって、ああ、あの時こうしていたらと思うけど、日常が戻ったとたん、そんな気持ちは瞬時に消え失せて漫然と日々を過ごしてしまう。日々をちょっとだけ大切に。季節はめぐり、街路樹も色づきはじめています。
2023/09/08
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以前、中国のスタバ月餅を食べた話を書きましたが、今回はスタバのちまき。例によって夫がどこからか引換券をもらってきて、近所のスタバで現物!?に引き換えてきました。月餅はあんなだったけど、スタバのちまきは初体験。どんなのかなぁ~?↓外箱はこんな感じで小さめで地味。↓箱を開くと・・・↓ジャジャーン!龍がミニちまきを運んできてくれました。↓お味は4種類、8個入り。1つずつ真空パックになっていて、 7℃以下の要冷蔵。1個は卵1つ分ぐらいの大きさです。↓スタバ・いたずらピーチウーロン・星氷ちまき 星巴克乌龙小桃气星冰棕↓スタバ・萌えレモンコーヒー・星氷ちまき 星巴克萌檬咖星冰棕↓スタバ・チーズ塩漬け卵黄・星氷ちまき 星巴克芝芝咸蛋黄星冰棕↓スタバ・いけてるココナッツライチ・星氷ちまき 星巴克给荔椰星冰棕(※いずれもつばめの仮訳)そして、口の中でパチパチはじけるキャンディーの粉がついている!しかも唐辛子ピーナッツ味とドライオレンジピール味の2種類。これをつけて味の変化を楽しんで、ということなのか。さて、スタバちまきのお味は、、、、ん!なんか葛まんじゅうみたいな感じ!「ピーチウーロン」は、普通のピーチ葛まんじゅうって感じであまり特徴を感じませんでしたが(っていうか、先に説明読まずに食べちゃったから笑笑笑)、「いけてるココナッツライチ」はココナッツとライチの果肉が入っていて南国っぽい食感と香り。「海南島みたいな味」と娘。チーズ塩漬け卵黄もやわらかい餡が意外にいけてましたが(私の中で塩漬け卵黄はかたいイメージ)、私が一番好きだったのは「萌えレモンコーヒー」。コーヒー豆の粒々が入ったちまきの中にレモン餡が包まれていて味の組み合わせが面白い。ただ、パチパチキャンディーはいただけなかった。意外感といえば確かに意外感はありますが、ちまきをそのまま味わったほうが確実においしいです。キャンディー振りかけるとまずくなります(笑)。ま。スタバはネーミングから連想されるイメージと意外感を売っているわけだから、味は二の次ですね。その割にはおいしかったです。ネットで調べてみると、このスタバちまきセットは8個入り198元。スタバの布バッグがついているとはいえ、50gに満たないミニちまきが1個25元(≒約500円)。スタバちまきを食べながら、今このネーミングと、イメージと、意外感を食べてるんだな~としみじみ。こんな目に見えない空気みたいなものが大きな価値だということですね。「氷ちまき(冰棕)」というのは、ここ数年?で出てきた新しいちまきで、もち米ではなく葛まんじゅうのように透明な皮に、色々な味の餡が入っているもの。見かけが氷に似ているからか「冰棕」と呼ばれていますが、凍っているわけでもなく、加熱せずに冷たいまま食べるちまきです。スタバにかぎらず、タオバオで「冰棕」と打ち込めば色んなのが出てきますので、中国で葛まんじゅうっぽいものが食べたくなった方はお気に入りを探してみるのもいいかもしれませんね!(日本の葛まんじゅうと比較はしないほうがいいとは思いますが…笑)端午節の連休も今日まで。明日は日曜日ですが、子供たちは振替登校です。
2023/06/24
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中国は昨日から端午節の3連休中で、夫も子供たちも家にいるので、家族で中華ちまきを作りました。日本でちまきなんて作ったことがありませんでしたが、こちらでは端午節前にはちまき用の葉っぱなども簡単に手に入るので、去年に引き続き2回目のチャレンジです。ネットスーパーで購入した材料は、もち米500g、葉っぱ30枚、草のひも、甘く煮たナツメ500g、そして、家にストックしていた京日の小豆こし餡。中国北方のちまきといえば、三角の形で具はナツメか小豆こし餡が定番です。作り方はこんな感じ↓①葉っぱを2枚重ねにし、真ん中でアイスクリームの三角コーンのようにくるりと巻いて尖らせます。➁尖ったところにナツメを1つ入れ、水につけておいたもち米を入れます。③またナツメを入れ、もち米を入れます。④三角コーンが全部埋まったら、葉っぱで蓋をするように巻きおろし、 開かないように、葉っぱのひもで適当にグルグル巻きにします。⑤お鍋にちまきを並べ、かぶるぐらいの水を入れて火をつけ、 水からゆでます。沸騰してから20分でできあがり♪(以上、中国人夫から聞いた作り方で、適当です~💦)お味は、ちょっと淡泊ながらも、葉っぱのほのかな香りがしておいしかったです。ナツメはちまき1つにつき2つ入れたけど、甘みが少なめなので、3つ入れたほうがおいしかったかも!ナツメ&小豆餡もいいですね。中国北方は一般に甘いちまきですが、来年は中国南方であるような塩辛いのも考えてみようかしら。簡単とはいえ、わざわざちまきを作って食べるのは年に1回ですが、来年もまた作りたいと思います。
2023/06/24
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5月に初めて受験したJ.TESTの成績が6月初旬に発表されました。J.TESTは、A-C級と、DーE級、F-G級に分かれていて、A-C級に申し込むか、D-E級に申し込むか悩みましたが、資格として認められそうなのはC級(N2相当)以上のようだと思ったので、合格するかどうかはともかく、ひとまずA-C級にチャレンジすることに。結果は…なんと上から3番目の準A級でした。特A級(930点以上/1000点)A級 (900点以上/1000点)CEFRのC2相当準A級(850点以上/1000点)B級 (800点以上/1000点)準B級(700点以上/1000点)能力試験のN1(CEFRのC1)相当C級 (600点以上/1000点)能力試験のN2(CEFRのB2)相当予想外に良い成績でびっくりです。ちょっと良すぎですね。試験1か月ほど前から、毎週土曜日に練習問題をやらせましたが、結局4週で2回分しかできず。(しかも「疲れる」というので、125分通しではなく、 分野ごとに分けて取り組んだ。)とりあえず、試験が全部で8分野125分であることと、8分野(読解80分―①文法語彙、②読解、③漢字、④記述、聴解45分―⑤写真、⑥聴読解、⑦応答、⑧会話・説明)の1分野でも0点があると級認定されないことを伝え、必ず全分野なにか書くように言い聞かせました。一度も125分を通してやったことがないまま本番を迎えたので、そんなに長時間集中できるのか、時間配分ができるかが心配でしたが、当日はなぜか集中力が続いて実力が発揮できた模様。息子の日本語力について、私はせいぜいN2あればよいほうだと思っていたので、7月の日本語能力試験もチャレンジのつもりでN2を申し込みましたが、こんなだったら、N1に申し込んでもよかったかもです。息子はこれまで日本語をきちんと勉強させたことはありませんでしたが、生まれた時からずっと日本語で話しかけ、小3まで毎晩日本語の絵本の読み聞かせをしていました。その後は私も在宅の仕事を受けたりして忙しくなったのもあって、息子の日本語はほったらかしになり、今では(というかずっと前から)兄妹間の会話は中国語、見るテレビもゲームもほぼ全部中国語になっています。そんな状態だったので、息子の日本語力にはあまり期待していなかったのですが、やはり子供の時から日本語に触れていて、日本語に対する勘が働くというのは強いですね。4択の場合、かなりの確率で正答を選ぶことができるようです。机の上ではなく実際の生活でのやりとりの中で日本語を身に着けた継承日本語話者ならではの強みですね。記述は息子にとってそれなりに難しいようですが、長文を記述するわけでなく、ヒントがあったうえで短文の一部を作成する形だし、記述で0点さえ取らなければ他の部分で点を取ればよいので、大きな影響はなかったようです。もちろん、J.TESTで良い点だからといって、日本で生まれ育った母語話者の日本語とは比べようもありませんが、準A級は、「様々な分野、場面において、一般的な話題をほとんど理解でき、 十分なコミュニケーション能力がある。」という判定ですので、非母語話者というカテゴリでみればかなりいい線いっているということを知り、母として意外な喜びでした。(本人は別に喜んでいるふうでもありませんが。)まぁ、日本語がこれだけできるということは、裏を返せば、中国語母語話者のモノリンガルであれば中国語の習得に向けられるべき時間と労力のかなりの部分を日本語に使った(使っている)ということであり、それが全教科を学習するのに使う中国語の習得にハンディになっているのではないかという懸念もあります。そしてそれだけ日本語に時間を使っていても、日本の学校教育を受ける人には到底及ばないという現実もあります。成長過程で二つの言葉に同時に触れながら育っていることはいい面だけではないだろうとは思いますが、我が家はいやがおうでもそういう環境なので、息子にはそれをプラスに捉えて、日本語を家庭からもらった財産として大切にしてほしいなと思っています。
2023/06/05
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こないだ生まれたと思った息子もはや中2。あと半年も経たないうちに中3となり受験生となる。中国では様々な場面で賞状の提出を求められたりするが、うちの息子は習い事もコロナ下で始めたプログラミングが唯一続いているぐらいで、ほかにはっきり特技といえるようなものも思いつかない。何かひとつぐらい特技といえるものを証明できるものがないかしら、と考えてみたところ、ひとつ思いついたのは日本語。あまりにも当たり前すぎて特技とも認識していなかったが、同じ中学校で日本語を話せるのはたぶん息子一人ぐらいだろうから、これは特技といえるのではないか。とはいえ、息子の日本語力は一体どのぐらいあるのか、測ったこともないので分からないし、証明もできない。…ということで、一度J.TESTというのを受けさせてみることにした。J.TESTはA-C(上級)、D-E(初中級)、F-G(入門)の3レベルのテストに分かれていて、特A級(930点以上/1000点) A級(900点以上/1000点)CEFRのC2相当準A級(850点以上/1000点) B級(800点以上/1000点)準B級(700点以上/1000点)が日本語能力試験のN1相当 C級(600点以上/1000点)が日本語能力試験のN2相当 D級(500点以上/ 700点)が日本語能力試験のN3相当 E級(350点以上/ 700点)が日本語能力試験のN4相当 F級(250点以上/ 350点)が日本語能力試験のN5相当ということになっている。準B級以上はN1越え、G級はN5に達しない入門ということで、日本語能力検定試験より細かいレベル分けがされている。真ん中のN3ぐらいはいけそうにも思うけど、N2はビジネスっぽい内容も入ってくるし、いろんな種類の文章が出てきた時に息子はどのぐらい理解できるのか。日常会話程度は一応話せるけど、書き言葉で使われるような日本語表現をどのぐらい理解できるのか。申込前にあたりをつけようということで、週末、息子を連れて近所のスタバに行って、A-Cレベルのテスト問題をさせてみた。結果は、時間内に記述問題までたどりつかず、記述部分は0点。時間外に少しやらせてみたが、時間があったとしてもアウトプットは厳しそう。1分野でも0点があると級認定されないから、ここは1点でも取らないといけないですね。しかし、前半の文法・語彙、読解、漢字の4択問題はそれなりに点数が取れていた。本人によると、一瞬で分かるものもあったが、当てずっぽうで選んだのも多かった模様。その割には意外にできてる、と喜ぶ息子。最近ほとんど日本語に触れていないので、ひらがなも忘れてきてる、と言っていたので、自分が思っていたよりは日本語力あるのかも?、って思い直したみたい。まぁ勘が働くというのも実力のひとつと考えれば、それなりに実力があるということなのかもしれない。自分でその文型を使って文を作れと言われたらうまく作れなくて変な日本語になりそうだけど、4択だったら選べる、そんな感じ。テスト勉強を通じて、日本語力も上がったらいいな。ちなみに、J.TEST(実用日本語検定)は国内外で年6回実施されるので受験チャンスが多く、結果が出るのが早い(3週間後)のも便利なところ。中国政府の認定試験となっており(その分中国での受験料は520元と日本の5200円の2倍近くしますが!)、また過去問とその解答が全て公開され、書店でも販売されています。試験形式としては、読解(文法語彙、読解、漢字、記述問題)と、聴解(写真、聴読解、応答、会話・説明問題)に分かれていて、聴解の点数配分が半分を占めることと、選択式だけでなく、一部ですが記述問題があるのが日本語能力試験と大きく異なるところ。(F‐Gレベルは記述問題なし)「実用日本語検定」というだけあって、より実用的な日本語能力を測ることを目指しているということでしょうか。ほんとは読解試験の後、休みなく聴解試験に入るのですが、息子が疲れたというので、この日聴解テストはせず。(125分間集中してテストを受けるのは結構大変そう。。)聴解の時間は全体の1/3程度ですが、点数配分は1/2ということで、これがどのぐらいできるかが肝心なところですけどね。普段家で息子と話すことが少なくなってなんとなく寂しさも感じていた今日のこの頃、日本語が母子交流のきっかけを作ってくれた感じ(笑)。テストまで週1回2時間、スタバで母子で日本語を勉強できるのがちょっと楽しみです。
2023/03/25
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あまりに長くブログをお休みしてしまって、どこから書いたらいいのかって感じですが、とりあえず昨日、北京を囲む旧城壁に沿って細長く作られた公園、「皇城根遗址公园」をお散歩しました。この日の最高気温は26度。まだ冬が終わった感もないうちに、一気に気温が上がり、気が付いたら梅の花や桃の花もほころんでいました。まだ咲き初めで、つぼみを硬く閉じているのも多く、見頃は来週以降という感じ。この公園には、息子がおなかにいた頃や、子供が生まれてからも毎年小さい息子や娘を連れてお散歩がてら花見に来ていたので、花を見ると、妊娠中の頃の思い出や、子供がよちよち歩きで道を歩いていった様子、小さな凧を手に持ってうれしそうにかけていった様子などが昨日のことのように蘇ります。あれからもう10年以上も経ったんだな。子供たちが小さい時は毎日が必死モードだったけど、振り返ればあれが幸せというものだったのか?なんて思ったり。梅や桃の木、モクレンの木などは時が経ってもいつも変わらずそこにあって、自分の中の記憶をリフレインさせてくれます。春。北京に今年も春がやってきています。
2023/03/11
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最近北京で食べた新しい果物をご紹介。まずは「黄金葡萄柚」。色と大きさはグレープフルーツそっくり。でも、酸っぱくない!果肉はグレープフルーツみたいな黄色ですが、オレンジのように、果肉だけでなく中の薄皮も一緒に食べられます。甘くて、果汁たっぷりで、とってもジューシー!近所のママ友におすそ分けでもらったのですが、夫が気に入ってさっそく箱買いしました。北京で食べた新しい果物その2は、年末に義妹から送られてきたキンカン。皮がやや緑がかっていて、見た目はイマイチなのですが、食べてみると、、、甘い。キンカンは皮だけ甘くて中は酸っぱいというイメージがありましたが、このキンカンは中まで甘くて、皮も実も全部食べられます。こんなキンカンがあったなんて!タオバオネットで「キンカン(金桔)、甘い(甜)」と打ち込んで調べてみたところ、「融安金桔」という名称のキンカンがたくさん検索されてきました。「融安」というのは中国広西省の一地方でもともとキンカンの有名な産地のよう。さらに調べてみると、1年ちょっと前に融安で新しい品種のキンカンが開発され、糖度は20‐24度、28度になるものまであるという。中華人民共和国農業農村部http://www.moa.gov.cn/xw/qg/202111/t20211119_6382536.htmへー--。新しい品種のキンカンだったんですね。酸っぱくないし、皮も身もそのまま食べられるので、ミニトマトみたいな感覚でパクパク食べられます。甘いですが、ほのかに苦みもあって後味さわやか。食後の口直しにぴったりです。日本の果物事情は全然分からないですが、日本にも黄金葡萄柚や融安金柑のような果物があるのかしら。どちらも甘くておいしいですが、時々は酸っぱいのも懐かしくなりますね。
2023/01/26
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今年の春節は1月22日。通常より少し早めの旧正月を迎えています。元旦は年に1回の祝日感満載の私ですが、中国に嫁いで19年経っても、自分の中で旧正月の気分の盛り上がりは元旦に遠く及ばず。逆に中国人の夫は、元旦から子供に宿題をさせるなど、元旦はどうも祝日感がないようですが(1月2日は子供の期末テストだったせいも大きいですが!)、春節前になると、あちこち忘年会に出かけたり、親戚宅へせわしなくあれこれを届けたり、春節前後にはスマホや電話で年始の挨拶に忙しくしています。そして年が明けると、「春節はあれこれ動かずにゆっくり過ごす」モードの夫に対して、私の気分は、せっかくの休みだから、普段できない用事を片付けようよモード。でも、夫に合わせて、夫のいる時にはあまりせかせかせずにテレビの前に座ってゆっくりするようにしています。国際結婚し、文化背景の異なる人と暮らす際に大切なのは想像力。思いやりといってもいいのかもしれませんが、私は、春節の時には、「夫にとっては春節が一年最大のイベント。 私が元旦を迎える時と同じ気持ちなんだ」と想像することにしています。かつては、春節の年越しは、激しい爆竹音が鳴り響き、にぎやかに新年のはじまりを演出してくれましたが、北京市内での爆竹が禁止となって以降、とても静かな旧正月の新年です。想像だけでは盛り上がらない気持ちを完全にコントロールはできませんが、ちょっとは掃除して、普段と違うお菓子や果物などを準備して、夫の気持ちの盛り上がりに合わせていこうと意識した今年の春節です。(これまで諸処バタバタして、そんなことを はっきり意識したこともなかったかも。。。)
2023/01/24
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無事に新年を迎え、息子、娘のオンライン期末テストも無事終了したので、今週、家族で北京郊外のスキー場へ一泊旅行に行ってきました。中国は1月22日の春節(旧正月)を前にすでに一年最大の大型連休を控えた年末ムードに突入しています。スキー場も、ちょうちんや中華結び、福の字飾りが飾られ、まもなく迎える春節の準備も着々と進んでいる模様。家族4人なので大きめの部屋がいいね、ということで、「星空の部屋」に泊まりました。(一番の理由は、この部屋は3人分のスキー場&温泉入場券と 朝食バイキング付きでお得だったためです笑)私は何か落ち着きませんでしたが、子供たちは楽しんでいました。到着当日は部屋でゆっくりして、子供たちはパパとナイトスキーへ。私は部屋でオンライン講座に参加。私の用事も終わり、子供たちが戻った後はみんなで温泉へ。温泉といっても、こちらの温泉は日本のようなしっとりとした趣はなく、水着を着て入り、サウナや岩盤浴、温水プール、子供向けの滑り台付きボールプールに大小様々な色や温度の温泉(お風呂?)が屋内・屋外に並ぶ大型エンターテイメント施設といった感じ。小さい魚が足の垢?を食べてくれるエステ風呂や、温泉の後に寝転んでくつろぎながら囲碁やトランプができる場所、お食事処、子供たちが遊べるブロックやおもちゃなどが置いてあるキッズスペースもあり、湯船につかったり、泳いだり、ゴロゴロしたりして一日過ごせそうな場所でした。結構な人がいましたが、温泉エリア自体が広いのでそれほどの混み感はなく、わりとゆったり楽しめました。春節前後はもっと混むのでしょうね!私たちはナイトスキー後の夜9時に入場したので、2時間弱でしたが、それなりに湯にもつかり、リラックスして部屋に戻りました。翌日はホテルの朝食バイキングを食べて部屋で休んだ後、ホテルをチェックアウトして午後からスキー場へ。天気も良く、抜けるような青空です。2時間ほど滑って自宅へ戻ってきました。北京市内は平日退勤前の時間にも関わらず、すでに渋滞しています。コロナの各種規制が撤廃されて1か月、街にも活気が戻りつつあり、昼時には満席で並ばないと入れないお店も。私は17時からこれまたオンライン授業があったので、渋滞にはドキドキしましたが、なんとか時間前に自宅に到着。1泊2日のミニ旅行も無事終わり、子供たちは春節前の宿題に追われています。
2023/01/10
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皆様、新年あけましておめでとうございます。どんな2023年を迎えていらっしゃいますか。つばめ一家は北京の自宅で年越しそば(今年は事前にネットで手に入れた「どん兵衛」で楽した笑)を食べながら紅白を見、日本各地の除夜の鐘を聞き、新年はおせちをいただきながら、静かなお正月を迎えました。中国では、おせち料理の材料はネットで購入するのが便利。年末はコロナの影響で運送が乱れることを想定し、11月11日のオンラインセールで運送がピークを迎える前から正月用品の買い出しをスタートしました。一番早く購入した正月用物資は三つ葉。北京では三つ葉は普通の市場ではなかなか手に入らないので、昨年は12月にタオバオのオンラインショップで三つ葉(中国語:鸭儿芹)の苗を購入しましたが、輸送途中で凍結し、届いた時には。。。ということもあったので、今回はその教訓を生かし、本格的に寒くなる前の11月初旬に苗を購入し、2か月近くベランダで育てました。日に日に大きくたくましく茂っていく三つ葉を見ながら、「日本のスーパーで売ってるのは もっと茎がひょろ長くて色も淡いよねぇ。 これ、本当に三つ葉かなぁ?」と疑問に思わないでもなかったのですが、どんどん新しい葉っぱが出てきていたので、お正月には葉が開いたばかりの三つ葉を収穫し、お正月のお雑煮の上に飾ってみました。お味は、うん、確かに三つ葉のお味。ふだん中国では食べられない味をお正月に食べられて、つばめ大満足です。我が家は京風の甘い白味噌に丸餅が入ったお雑煮。実家の味はすでにうろ覚えですが、イメージで作ってます。鶏肉でだしを取って、細い正月大根と金時人参、そして三つ葉とゆず、イクラを飾ってましたが、ゆずが手に入らないので、キンカンで雰囲気だけ出してます。イクラも手に入りにくいので、とびこで代用。今年は…どうせ昆布でだしを取るなら、食べちゃおう!ということで、結び昆布でだしを取り、そのまま雑煮の具にしちゃいました。これ、楽で、無駄がなくて、SDGSじゃない?子供たちは昆布が好きなので、ちょうどいいです。(はい、つばめは適当な性格です)12月中ば以降、我が家は娘に始まり、息子、夫、そして最後は私も発熱し、しばらく一家で家にこもっておりましたが、お正月前には一番後に発症したつばめもほぼ回復し、なんとか無事に新年を迎えることができました。今年は新たな気持ちで、家庭も大切にしながら、自分を整え、一歩一歩新しいことにも挑戦していけたらと思っています。今年の私のテーマは「整える」です。皆様にとっても、2023年が素晴らしい一年になりますことをお祈りいたします。本年もニーハオ中国をどうぞよろしくお願いいたします。↓今年のなんちゃっておせち@北京基本、重箱に詰めたら何でもおせちでしょ、ということで、オクラとかキュウリとか入ってます。(2日目は、あいたお重のひとつは果物や鴨肉ハムで埋めてます笑。)昆布巻きは、これまで中国で手に入るものを色々探しましたが、練り物を昆布で巻いた「丸滋」のおでん用冷凍昆布巻が見栄えがよく、子供も好きなので、去年からこれに落ち着いてます。もともと味がついてるので、煮る時はごく薄味でOK。数の子(数魚籽)はネットで1本ずつ真空パックになっている数の子を購入できるショップで4本購入。解凍するだけで食べられて便利だし、コリコリした食感も健在。意外にも子供や夫が食べるので、来年は6本ぐらい購入しようと思います。年末近くなると売り切れるので、11月の出始めに購入するのがよし。ここ数年、芋のセレクトを間違え、オレンジの栗きんとんになったりしていましたが、今年は市場で手に入るオレンジと白の2種類の芋をブレンドし、ちょうどよい黄色になりました。娘が裏ごしを担当、口当たりもGoodです。栗の甘露煮は、丹東省のショップで11月に購入しましたが、コロナの運送規制で1か月以上発送されず、もうこれは年内には届かないかと心配しましたが、ギリギリセーフで届いてよかった!逆にネットで購入したゴボウはいまだに届かず。。。意外かもしれませんが、ゴボウ、北京の普通の市場には出回っていない食材なんです(大きい卸売市場にはあります)。食材豊富な中国ですが、ゴボウはあまり食べないんですね。ごまめはネットで入手した丸友(マルトモ)の煮干しを使用。市場で購入したクルミ入りです。黒豆は、近所の市場で買ったのですが、サイズが小さめだったので、来年は大きいのを買ってみようと思います。かまぼこはタイ輸入のSANKIの冷凍かまぼこです。海外のおせちはワールドワイドですね(笑)日本ではかまぼこの冷凍なんて、って思うでしょうけど、こちらでは通常手に入りにくいかまぼこ、ちくわ、納豆なども冷凍物ならネットで手に入ります。かまぼこを手綱にしようとしましたが、冷凍のは弾力がなくて断念。市松っぽくしてみました。北京でも冷凍でないかまぼこ、どこかで手に入るのかな?日本人の多い地域にはあるのかしら?ご存じの方いらっしゃいましたら教えてください!今年のおせちは早めに必要材料を購入したため、例年よりはバタバタせずにすみました。それと、普段は全く手伝ってくれない息子が「手伝おうか」と声をかけてくれ、中華グワイの皮をむいたり、お煮しめの飾り切りをしてくれたりして、ずいぶん助かりました。細かい作業が好きみたい。おせちって特に難しいことはないのだけど、各種食材の購入と下準備に時間がかかりますものね。料理は得意でないつばめですが、お正月だけは頑張っておせちを準備することにしています。中国で生まれ育つ子供たちが一緒におせちを作ったり食べたりすることで日本を感じてくれたらいいなと願っています。2023年が、良い一年になりますように・・・!
2023/01/04
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12月6日の解放直後から、北京ではあれよあれよという間に発熱者が蔓延。解放2日後には、子供のクラスメイト2人が感染。そして解放4日後には、社区のスタッフ19人のうち、すでに12人が陽性になっているという情報が。ええーっ!?と思ったのもつかの間、私の友人や知り合いにも、一人、また一人と感染者が出て、夫の知り合い家族からも数件、そしてその数日後には、親戚からも感染したとの話が。北京の複数の親戚のみならず、河北省の田舎の親戚からも続々と感染報告が。北京市の学校はほぼ1か月前の11月中旬頃から全ての授業がオンラインとなっていますが、息子のクラスでは発熱して授業をカメラオフで聞く学生が続出し、今週木曜日から、ついにオンライン授業もお休みになってしまいました。先生にも感染者が続出しているのかも!?そして一昨日は大学の知り合いの学生も発熱、聞くところによると、寮でどんどん陽性者が出ていて逃げようもない、自分は発症が遅いほうだとの話。続々と入る身近な感染情報に接し、これは相当感染力が強いな、と思っていたところ、解放から1週間後の今週、ついにわが娘が発熱。39℃台の熱と、関節がしびれるという、まさに聞いている通りの症状。今は熱は下がりましたが、のどが痛いと騒いでいます。さらに数日後。夫と息子が発熱しました。やはり40℃近い高熱と夜中の寝苦しさ。今、家族4人のうち、まだ発症していないのは私だけ。明日は分からないので、今日のうちにこれを書いてます。なんだか喉がかゆいです。。。新型コロナ発生以降、この3年間、家族の誰ひとりとして、一度も発熱しなかった我が家ですが、(子供の体温を毎日学校に報告する必要があったため、非常に気を付けていた)、今、家族3人がベッドに倒れています。↓12月13日午後7時過ぎの王府井
2022/12/17
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12月6日にゼロコロナ政策をやめた北京、今、ものすごい勢いで発熱者が増えています。 「感染者」ではなく、「発熱者」なのは、こうなった今、発熱したからといって、それが新型コロナ感染のせいなのかどうか、確認しない(できない)人もいるからです。検査キットも不足していますしね。 解放(笑)直後は、自宅検査キットの買い占めや価格のつり上げなども起こったようですが、我が家は最初から買う気なし。みんなが欲しがる時期には手に入りにくいだろうし、どこへ行くにもノーチェックになった今、キットを必死に探してまであえて検査する意味も感じません。この時期、発熱したらほぼコロナだろうという認識です。 かつて感染対策が最も厳しかった頃、検査場での毎日PCR検査のほか、うちでも毎日検査するように言われ(つまり1日2回)、無料の検査キットが配られましたが、その後、家に余った大量の検査キットは邪魔なので全部捨ててしまいました。「あれ、取っといたらよかったかな」とちょっと思った程度。自費で買わないといけなくなってはじめて、無料のありがたみを感じた次第。 しかし、新型コロナ陽性にになっても、これまでのように「街道」という市役所より小さい政府の管轄部門に報告しなくてもよくなったし、陽性ということが分かっても、基本は自宅でおとなしくして治るのを待つだけです。 社区(地区自治体)からの通知では、家族が感染した場合でも、同居者は家の外に出てごみ捨てや配送品の受け取りをしてよいことになっています。外に出ていいということになれば、生活必需品の買い物をする可能性もあるでしょう。 これまでは感染者に接触した可能性がわずかにあるだけで、社区の担当者がやって来て、自宅に電子カギを設置され、家族全員ドアの外に出ることを禁じられましたが、いきなり何も管理されなくなりました。むしろ報告してくれるな、といった態度に正直最初は、にわかに信じられない気持ちでしたが、1週間ほどでこの状況にも慣れました。 つまり、感染者や家族は自重しようというだけで、誰かに管理されたり、行き先を制限されたり、罰せられたりすることは基本的になくなったということですね。ある意味、自由になりました。そして、感染しても報告せずに自宅で回復を待つ人が大量にいるのだから、6日以降の北京の新規感染者数の発表はほとんどあてにならないですね。 町中のあちこちにあった無料PCR検査場の多くも解放直前から急速に閉鎖し、また、検査結果が出るのも急に遅くなりました。今週月曜日に夫が受けたPCR検査の結果は、4日後の木曜日になってやっと「陰性0日」の表示が。 今現在、入院病棟を訪れる人は一応PCR検査陰性証明が必要ということになっているようで、夫は火曜日に入院中の親戚に会いに行くために前日に検査場でPCR検査を受けたのですが、待てど暮らせど結果が出ないため、結局親戚には会いに行けず。以前なら、前日夜に受けた検査結果が、数時間後の深夜、または翌朝には表示されていたのですが、解放前後から、検査結果が出ない、遅いといった巷の声を聞くようになりました。 検査を受けて4日後に結果が陽性だった、とか、「検査から0日です」という証明があっても、この4日間に陽性患者と接触している可能性も大いにあり、「検査から0日、陰性」という結果を持って入院病棟に行くことにどんな意味があるのだろう?本当に検査の意味がなくなったな、と感じています。 政府はもう、国民にPCR検査をさせない方向なのかもしれないですね。解放2日前の12月4日には社区から、 「PCR検査に行ったら、10人ひとからげになって 同じ試験管だった人がすべて陽性者扱いとなって 生活に影響が出る。特に必要性がない限り、 毎日PCR検査には行かないほうがよい」 といった通知がグルチャで流れてきたりしました。これまで住民のPCR検査を積極的に進めてきた社区がそんなことを言うなんて、と思ったのですが、これも解放前の伏線だったのかもしれません。だいたい解放の2、3日前頃から、新型コロナは風邪に毛が生えたようなもの、みたいな論調がSNSやテレビなどで大々的に流されたのとほぼ同時期です。 解放直後は、いつも行っていた(笑)PCR検査場が急に閉鎖されて、どこで検査をしたらいいんだ?とか、前日早めの午後2時に検査に行ったのに翌日になってもスマホに結果が表示されない、とか、焦って社区担当者に詰め寄っていた住民たちも、今はもう慣れたのか、社区のグルチャでそういうことを尋ねる人もいなくなりました。 つづく。↓12月13日夜7時すぎの王府井
2022/12/16
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