テリー・ジョンスンこと湯村輝彦氏が甘茶ソウル百科事典以前に雑誌「月刊 宝島」にて連載していたのが、この「湯村天国 SOUL A TO Z」。1988年2月号から1990年3月号までの全25回の連載で甘百に近い内容なんですが、SOUL A TO Z以外の湯村天国の連載含めて、なかなか単行本化してくれないですねえ。そんな訳でこのページではそれら連載の中からダイジェストで幾つか気になる記事をご紹介していきたいと思います。なお、甘茶ソウル百科事典に掲載されている曲については基本的に割愛させて頂きます。
第3回 C (COVER )
第3回はカバーソング特集で「INTRUDERS / COWBOYS TO GIRLS」のカバーについて。「TIMOTHY MURPHY / CORNER BOYS TO GIRLS 12"(PARK PLACE 7176) '87」というのがあるそうだけど、「YOU TUBE」に無しで個人的にも未聴。「80年代のニュー甘茶ソウル・サウンド」ということで聴いてみたいものです。 「PHILLY CREAM / COWBOYS TO GIRLS」
はNORFOLK版に近いノリのモダン・ダンサーって感じでなかなか。 「SWEET BLINDNESS / COWBOYS TO GIRLS」
は更にスピード感の増したディスコものだけど元がいいからか悪く無いですね。
第6回 F (FEMALE)
第6回はレディ・ソウル特集ということで、テリー氏とムーニー氏それぞれの「ジャスト・マイ・タイプ THE QUEEN OF SOUL IN 80'S ベスト10」が掲載されています。
第7回は、ほぼGEORGE KERRの特集。左上にはBERT KEYESとの写真も。記事では 「SOFT TOUCH / IS THIS THE WAY TO TREAT A GUY」
がジョージカーとシルヴィアなんじゃないのか?と憶測が書かれています。このSOFT TOUCH嬢は誰なのか?というのは私がソウル界隈で知りたい最大の謎なのですが、先日「YOU TUBE」でジョージに直接尋ねたところ「(無名なので)覚えていない」ということでした。因みに少し挿入されている男性ヴォーカルはLINDA JONESの兄弟のROBERT JONESだということがリンク先のコメント欄から分かります。SOFT TOUCH嬢もきっとその辺りのニュージャージー人脈の中の誰かの親戚とか姉妹とかといったところなんでしょうねえ。(この辺のことはテリー氏も直接渡米した時にジョージに尋ねていて、その結果がP-VINEの甘茶ソウル日本盤シリーズのライナー、NEW JERSY TIMESに掲載されているはずなんだけど、どなたか分かりませんかねえ?)