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先日のNHKのニュースで日本での電気料金の値上げについて特に大きく取り上げていたオール電化(3人家族)の家庭で12月の電気料金が約10万円には本当に驚きました。そこまでの値上げにならなくても平均で4月から1.5倍ぐらいの値上げになるのではと不安を煽るような内容でした。 シンガポールの電気料金はどうなるのかと流石に気になり、先月12月分の請求書を見るとそれまでとさほど変化がなく少しホッとしました(年中エアコンを使うので日本より少し高めです)そして来星当時、ショッピングモールは日本に比べ照明が暗く、エスカレーターも止まっていることが時々あってこの国の電力源は?と調べた事を思い出し(原発がないことだけ判明)改めてネット検索してみました。 2010年までは20%ほど石油をもとに電力を生産していましたが、現在はほとんどが天然ガスでパイプラインを通してインドネシアやマレーシアから輸入しています。近隣の国からの輸入でロシアのウクライナ侵攻の影響は少ないのかと推測します。 さらに調べてみると、シンガポール政府は2013年頃から天然ガスから再生可能エネルギー(太陽光発電)の導入を始め、2018年には全体の0.8%、4年後の2027年には15%、2030年までには年間で35万世帯への電力供給を目指しているようです。 具体的にはオーストラリアに世界最大の太陽光発電所と蓄電設備を設置し、そこからシンガポールまで約5千キロの送電システムで再生可能エネルギーを供給するという「シンガポール ・グリーンプラン2030」というものらしく、300憶オーストラリアドル(約2兆5千億円)以上が投じられ着実にプロジェクトは進行しているようです。 人口が5百万人程度の国だからこそ出来る国家プロジェクトだと思いますが、政府は「小国でも厳しい障害の中で野心的な行動を実行に移せる事を世界に示すことにもなる」とコメントしています。小国が世界6位の広さを持つ国オーストラリアとタッグを組んで産み出す「クリーンエネルギー」は明るいニュースで少なくてもこのプロジェクトによって電気料金の値上げに繋がる事はシンガポールでは無いのではと思っています。
2023.01.31
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「リバー・ワンダーズ」の「大熊猫(パンダ)館」の入り口に入るとすぐ高い木の枝に「小熊猫(レッサー・パンダ)」2頭がいてシンガポールでも人気者です。 今年は元気一杯で動き回っていました。 ちょうど一年前の写真で、ずっと寝ていました。 兎に角動きが早いので周りの人達もシャッターチャンスを狙うのに必死です。私も一番可愛い顔の瞬間をと思っていると、隣にいたカップルの男性が何回か「Pee(ピー)」というので、まさかと思い見上げると確かに「光り輝くような細長い一線」が頭上の近くを通り過ぎました。その正体は「おしっこ」で動きながらというのを初めて見ました。その後気を付けながら何とか横顔を1枚! 日本語で説明があるのが嬉しいです。 丸い顔、目、鼻の周りの白い毛や配置バランス抜群の耳、鼻と左右に伸びる髭、本当にこんな可愛い表情の動物が他にいるかなと思う程で高い人気に納得です。生息地はインド北東部、中国四川省、ネパール、ブータン、ミャンマーで、生息地の減少等で野生では5千頭以下と推測され絶滅危惧種に挙げられています。日本語の説明には「レッサー・パンダの学名は炎のように美しい赤色と特徴から炎色のネコを意味しています。ジャイアント・パンダよりもアライグマやイタチの近縁になります」と説明があります。 先日のNHKの「お金発見~」は「動物園特集」である日本の動物園でレッサー・パンダが歩く様子を下から見られるような設備に2憶7千万円をかけたと紹介していました。特にコロナ禍の中、動物園でより自然な動物の姿を見て癒されたいという気持ちの表れなのだと思います。 ところでふと気が付いたのはシンガポールのレッサー・パンダにはジャイアント・パンダの「Ja Ja」「Le Le」のような名前が無いことです。調べると例えば北海道の旭山動物園のレッサー・パンダには雌「桜桜(リンリン)雄「連連(レンレン)」と名前がついています。2016年に亡くなった象の「はな子」についてはニュースにもなった事を覚えています。シンガポールではジャイアント・パンダ以外には名前が付いていないと思うのですが、これもお国柄なのかなぁと・・。動物に名前を付けその動物への愛情や親しみをしっかり込める日本の良い習慣なのかなぁと思ったりします。
2023.01.30
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2021年8月14日に生まれたジャイアントパンダの雄の赤ちゃん「Le Le」は翌年1月末にガラス板越しの一般公開となり早速見に行きましたが、あれから1年経ってそろそろ親子3頭で仲良く竹を食べているかなと思い「River Wonders」へ行って来ました。 ほぼ一年振りで現在は新たな「Once Upon a Time」というテーマで世界各地の大型河川(ナイル川や長江等々)に生息する動物の大型展示を行っていて、それを見ながらお目当ての「大熊猫館」に向かいました。 親子3頭の姿がすぐ目に入れば・・と思いましたが、入り口に近いスペースには父親の「Kai Kai」が1頭だけでいつも通り完全リラックス姿で竹を食べていました。このスペースとは仕切りがある奥の方に進むとまた一頭だけです。 ちょっと「くまモン」を彷彿させる後ろ姿。 大きさから母親の「Ja Ja」と思い暫く様子を見ていましたが、兎に角ずっと竹を食べ続けています。最初は横を向いていましたが後はほとん背中を向けて「ムシャ・ ムシャ・ムシャ・・」。小さいLe Le(1歳半)はいつ出て来てくれるのかなと待ちましたがその様子はなく、ちょうどスタッフが通りかかったので「Le Leは?」と聞くと「あの子ですよ!」と笑顔で答えてくれました。横にいた人も「Le Leに間違いないですよ。ほら、足を見て。まだまだ小さいでしょう」と。お母さんは中でお休み中で、もう少し待てば2頭一緒の姿が見られたのかもしれませんが、昨日は残念ながら諦めました。 生まれたばかりの時の映像。River Wondersのサイトから。 掲示板にLe Leについて「遊び好きで好奇心が強く冒険家タイプだけれど父親似の冷静さ(Chill?)と母親似の「賢さ」を受け継いでいます。好物は若竹で母親が竹を食べているのを邪魔して奪っちゃったりするのが今のところ好きな事」と書かれています。そして背中の黒い帯状の形が完全に母親似だそうです。 当初は両親パンダの貸与は昨年までの契約だったのが2027年まで契約延長になったので、今度は「親子3頭一緒の姿が見られますよ!」という情報が入ったらゆっくり見に行こうかなと思っています。
2023.01.29
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昨日の「チコちゃんに叱られる」の質問の1つが「流れ星に何故願い事をするのか?」で、流れ星と言うと私は一度だけ北海道の「天売島」で見た事しか記憶がありません。 羽幌町からフェリーで「焼尻島」「天売島」へ。 未だ日本に住んでいた時なのでもう随分前の事ですが、2度焼尻島と天売島に観光で行きました。当時は羽幌町に近い焼尻島は宿泊施設が少なく一泊するのであれば天売島でという選択肢で、初回は日帰りで羽幌町に戻り2回目が天売島宿泊でした。焼尻島はフェリーを一旦下りて1時間半くらいの観光で、また同じフェリーに乗り天売島に向かったため「島」の思い出はほぼ天売島でのものです。 ① 「オロロン鳥(ウミガラス)」の数の多さと凄まじい鳴き声(現在は数減少の危機) ② 鳥同士が間近で命をかけて戦っている様子を初めて見た事。 ③ 海の色が青ではなく「深い緑色」だった事(あれ以上の美しい海の色をその後見ていません) ④ 島にはコンビニ等が一切なかった事(夜は星空以外はほぼ真っ暗) 「天然のプラネタリウム」 焼尻島・天売島の観光サイトの画像から。 自販機はあったので、夜散歩がてら外に出てふと空を見上げると流れ星が1つ目の前に現れ、驚きと嬉しさで「願い事」を考える余裕もありませんでした。その後自販機にコインを入れてジュースを選ぶと「当たり!」が出てもう一本もらえて「そんな願いは・・」と微妙な気持ちになったのをよく覚えています。ついでに書くと旅行から帰って数日後に私は失恋してしまったので、特にこの流れ星体験が忘れられないのだと思います。 「チコちゃん~」の「何故願い事を?」の回答は「神様がこちらを覗いている時だから」で「覗いている隙間から星が流れ落ちる」とロマンチックなもので、流れ星という不可思議な現象を世界中で昔々から「何故?」と思いこのような言い伝えになり日本には明治時代になって欧米諸国から伝わったという事でした(特に日本の戦国時代では不吉な物として捉えられていたようです) 改めて調べてみると「流れ星の正体」は宇宙空間に漂っているチリでした。大きさは僅か1㎜~数センチほどで地球に飛び込んで来た時に大気と激しく衝突し、その際のエネルギーで大気が光を放つと説明があります。だから「星に願いを」ではなく実際は「チリに願いを」です。こういう現象であればもっともっと流れ星を見ているのではと思いますが、北海道の天売島以外(勿論シンガポールでも)見た記憶がないのは、何か珍しい経験と結び付いていないからかなぁと推測したりします。 因みにシンガポールは年中湿度が高いため真っ青の空やきらきら光る星の景色は望めません。海や空の色や星の輝きには大気の乾燥が必要である事をオーストラリア旅行の際に知りました。久々に綺麗な星を見てみたい気分です。
2023.01.28
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昨日NHK「ニュース ウォッチ9」で「WBC代表選手」の発表を見て、現在大リーグ「セントルイス・カージナル」所属の「ラーズ・ヌートバー」選手を初めて知りました。番組ではラーズ選手の両親や野球少年時代の映像や写真も紹介されていました。父親がアメリカ人、母親が日本人のため出場資格があるという事で、史上初の日系人選手の代表入りとなったようです。 番組の中で17年前の2006年に「日米親善高校野球大会」でアメリカを訪れた選手2人がヌートバー家でホームスティしたため、当時18歳だった田中将大選手や斎藤佑樹選手達(ラーズ選手は8歳)と写真を撮ってもらっていてその写真や交流の様子も披露されました。子供の頃からの夢だった日本人として野球をするという事が実現された事に本人以上にお母さんがとても喜んでいる様子でこちらも嬉しくなりました。 因みにラーズ選手は2021はマイナーリーグでプレイし、昨年からカージナルスで主にライトでの起用、メジャー108試合に出場で打率.228、14本塁打。40打点という記録です。長打力と選球眼の良さが魅力で、狙い玉を絞ってスイングするタイプだそうです。大谷翔平、村上宗隆、山川穂高選手との打率争いにも興味深々です。
2023.01.27
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先週から始まった「土曜ドラマ 探偵ロマンス」の大正ロマン溢れる映像も魅力的ですが、初回は草刈正雄さん演じる探偵「白井三郎」のアクションに度肝を抜かれました。70歳とは思えない身のこなしと姿勢の良さは普段から鍛え上げている賜物だと感嘆です。 年齢を重ねる毎に味のある魅力的な演技で2016年の大河「真田丸」ではコミカルな演技も随所にあり主役を食っていると高い評価があった事も記憶に新しいです(息子信勝が朝廷からの官位受託を躊躇している時、草刈さんの「貰える物は病気以外何でも貰っておけ」という台詞と演技には思わず吹き出しました) そして私にとって草刈正雄さんのドラマで今でも印象に残っているのは桃井かおりさんと共演した2003年の「伝説のマダム(全11回)」です。桃井かおりさん演じる「幸せのウェディングドレスを作る」ドレスデザイナー「マダム・マリ」が手掛けるドレスとそれに纏わる恋人同士、家族愛などの悲喜こもごもを描いています。 草刈正雄さん演じる「ゼームス牧師」はマダム・マリが欠かさず墓参りをしている「故・初島ダイゴ」のかつての親友でダイゴのお墓を建てた人物という設定です。出演回数は少なかったと思うのですが、ラスト2回ほどでマダム・マリとゼームス牧師が繋がる過去の経緯、驚きの結末、そして当時としては結構画期的だったと思う「ジェンダーを奇抜に取り入れたストーリー」等々がこのドラマが今でも秀逸だと思う理由です。勿論2人の名演技の相乗効果もあり、特に思い出すのはゼームス牧師の全てを受けいれたかに見える慈愛に満ちた表情です(残念ながらこのドラマにアクションシーンはありません💦) 改めて調べてみると原作(漫画)は「横谷順子」著の「男たちのウェディングドレス」で10年の構想期間を経て実現したドラマで、それだけスタッフ達の制作にかける意気込みがあったのだと思います。因みに朝ドラ「舞い上がれ」に出演中の永作博美さんもマダム・マリの助手役で出ています。 機会があればもう一度見てみたいドラマです。そして「探偵ロマンス」の残り3回、また草刈正雄さんの大・アクションシーンがあるのか目が離せません。
2023.01.26
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スーパー明治屋でKAGOMEの「基本のラタトゥイユ用ソース」を見つけ、出来れば野菜はフランス産とプロヴァンス地方の郷土料理であるラタトゥイユに地元プロヴァンス産のチーズを合わせたいと思って食材店「Huber's Butchery」に探しに行きました。 「Banon(バノン)」14.5ドル/個 「トム・ド・プロヴァンス」 12.5ドル/100g まずはチーズコーナーに行くと、先にネットで検索してお薦め山羊乳の1つにあった「Banon」は栗の葉に包まれていて特徴があるのですぐ見つかりました。そしてその隣に初めて見る同じ山羊乳の「Tomme de Provance French Goat 」があってこちらを選びました。Tommeはフランス南東部では山羊乳や羊乳のチーズの総称に使われていて、このチーズにはプロヴァンスのハーブも含まれていると説明があります。 前回買って気に入った「Semi Dryed Apricot France」 季節が冬のヨーロッパ産の野菜が店頭に少ないという事にお店に行ってから気が付くほど、シンガポールの「一年中夏」に慣れてしまっています💦結局トマトだけがフランス産で、ズッキーニとカボチャはオーストラリア産、マレーシア産の茄子は別のスーパーで買いました。フランス産「セミ・ドライ・アプリコット」は干し柿のような食感と甘さを抑えた逸品でデザートにぴったりです。「Domaine Siouvette」 2021年 13% 葡萄品種はカリニャン、シラー、グルナッシュ ワインは昨年初めて飲んだ「ドメーヌ・ド・スーヴェット」で今のところプロヴァンス・ロゼでは一番のお気に入りで今回で3本目です(昨年の中華の小籠包に今一つだったのは冷やし方が十分でなかった事が判明) そして肝心のマリアージュはというと、ラタトゥイユはレトルトのソースにしてはかなり良い味が出ていて、チーズと共に完璧マリアージュでした。シンガポールでもフランスでもレストランでラタトゥイユを食べた事がないので、何とも比較のしようがないですが家庭料理としては私には文句無しという感じです。 出来ることならいつかニースで最高のプロヴァンス・ロゼに合わせて最高のラタトゥイユが食べたいものです!
2023.01.25
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ロシアのウクライナ侵攻のニュースで今、ドイツ製戦車「レオパルト2」の供与をドイツが許可するかどうか注目を浴びています。最新型戦車が供与されれば戦況やこれからの戦争の拡大に影響の可能性もあるようで、調べてみると19世紀中頃に蒸気機関車製造を始めたクラウス=マッファイ社製でした。 1991年のソ連崩壊でアメリカとの冷戦危機が回避され余剰となったレオパルト2は安価で多く輸出され堅実で発展性のある設計で使用国独自の改修が出来ることも利点の1つのようです。 因みに精強な軍隊を持つシンガポールもレオパルト2を190両保有しているとウィキペディアに記載があります。 小国ゆえに陸だけでなく空も海も万全の軍備を持つシンガポールで易々と他国に攻め入られる心配が無いと思えば安心ですが、つくづく思うのは軍備にかけるお金を少しでも減らす世界になったらという事です。 話は変わって、今読んでいる池上彰著「世界の大問題13」の中にドイツの「メルケル元首相」の事が書かれています。西ドイツで生まれ東ドイツで育った事、前職が物理学者であった事を初めて知りました。2005年から2021年までドイツ初の女性首相として経済復興対策、難民問題への対応など様々な筋の通ったブレない政策は未だ記憶に新しく「ヨーロッパのお母さん」と絶賛された政治家が存在したというだけで羨ましい気持ちになります。 ただ著書「世界の~」の中でメルケル元首相が東ドイツで育ったためロシア語が堪能でプーチン大統領と信頼関係を築き「ロシアと友好関係を保っていた方がヨーロッパにとってメリットが大きい」との考えを貫いた事が今の状況を生み出した原因の1つと彼女の評価が下がっている事も指摘しています。 レオパルト2 写真は2007年ロシアのソチでの会談の様子です。メルケル元首相が犬が苦手な事を知っていて敢えて飼い犬のコニーを連れて来て彼女の周りを歩かせたというプーチン大統領の性格の一端を覗かせるものです。これに対してメルケル元首相は「あのやり口は東ドイツ時代から私はよく知っていて相手の弱点を容赦なく攻撃するKGBの手法よ」とサラリとかわしていたようです。この駄々っ子を軽く諫めるような「肝っ玉ぶり」もプーチン大統領には伝わらなかったのかなと・・。 もし今もメルケル氏が首相であったら、果たしてレオパルト2の供与を他の国々から強い要請があったとしても許可しただろうかと考えてしまいますが、少なくてもどちらの判断になってもこの戦争が一刻も早い収束へと願う事しか出来ません。 昨日のNHのニュースで体操競技で日本を訪れているウクライナの女性選手が「ウクライナでは私達が夜良く眠れるようにウクライナの兵士は寝ないで戦っています」と涙を浮かべてインタビューに答えていました。
2023.01.23
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昨日は「春節イブ」で大体のお店が6時で閉店してしまうので、食べたいなぁと思いながら「贅沢!」と思っていた物をあれこれ急いで買いに行きました。その1つが「米屋の羊羹」です。 左右は「虎屋の一口羊羹(50g)」で真ん中が「米屋のBay-B Yokan(49g)ブルーベリー味 」 ショッピングモール「Plaza Singapura」内の様々な日本食材を扱う「Iroha Mart」で初めて米屋の羊羹を見た時、一口サイズが輸入品とはいえ7.2ドル(700円)は高いなぁと思いましたが「米屋 明治32年創業」の看板は魅力的でした。 前回行った時「たまご饅頭(3.6ドル)」が売り切れで気になっていましたが今回は無事購入です。濃い黄身餡の絶妙な味わいで満足度100%です。日本ではセブン・イレブンでも買えるとは羨ましい限りです。 羊羹の方は最初はブルーベリーの香りが強すぎると思いましたが食べてみると小豆としっかり味が溶け合い、小豆の歯ごたえ感にやはり高級羊羹だと思いました。 実は米屋の羊羹を見た時、元キャンディーズの「みきちゃん」の実家が「羊羹屋さん」である事を2019年の「志の輔落語」で聞いて、早合点で米屋がみきちゃんの実家だと思ったのですが、みきちゃんの苗字通りの「藤村(藤むら)羊羹」でした。調べてみると創業は「安土桃山時代」で「虎屋」の室町時代より200年ほど後ですが、どちらにしても凄い歴史です。夏目漱石の小説「草枕」にも「藤むらの羊羹」が登場しているようです。残念ながら一時廃業していましたが、現在はオンラインで購入出来るという記事も見つけました。一度食べてみたいものです。 羊羹と言えば「虎屋」と思っていましたが、虎屋のホームページにニューヨーク、パリ、シンガポールで2017年に開催された「Yokan Collection」で20社~30社ほどが出店したとあって、それだけ羊羹を作っている会社がある事にちょっと驚きました。 因みに虎屋の海外店はパリ店のみらしく素敵な店構えの写真が載っていました。シンガポールでは虎屋の羊羹の販売はないので、日本の友人が時折送ってくれた時は宝物のように大事に食べています。米屋の羊羹もアンリ・シャルパンティエのモンブランのように「自分へのご褒美」の時の限定品かなと・・。
2023.01.22
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シンガポールは「春節」で今日から4連休になります。今年は卯年ですが以前に干支の中に「猫」がいる国があると聞いて調べてみるとベトナム等いくつかの国で今年が卯年ではなく「猫年」でした。 理由については諸説あるようですが、以下の3点が特にベトナムの猫年の有力説のようです。① アクセントは多少異なるが中国語でウサギは「mao (マオ)」と発音し、ベトナム語のネコを意味する「meo(メオ)」に似ている事。② ベトナムの環境はウサギの繁殖に適せず、長く生活に寄り添ってきたネコ(米や作物に害を与えるネズミを退治する等)が特に農家の人達に重宝された事。③ ウサギには臆病な動物というイメージがある事。 ロシアの干支グッヅ ウクライナ発行の切手 そして更に調べてみて驚いたのはロシア、ウクライナ、ベラルーシなどにも干支があって新年の開運グッヅになっているようです。ロシアとウクライナは中国や日本と同じ12の動物、ベラルーシはベトナムと同じウサギがネコになっています。中国とロシアは隣接した国なので驚く事は無いのかもしれませんが、これは初めて知りました。果たしてロシアとウクライナは今年のウサギに何を託しているのか、そしてベラルーシのネコはどう動くのか・・。 話は変わって猫年がないのはネズミがネコに順位を決めるレースの日をわざと翌日と伝えたためと言われ、それがネコがネズミを追いかける理由、そして神様がネコに「顔を洗って出直して来い!」と言ったためにネコが顔を手で洗う等の面白い話もありますが、ネコとネズミと聞いてすぐ浮かぶのは「トムとジェリー」です。 体が小さいのに優れた頭脳を持つ「ジェリー好き派」が大多数を占めるとずっと思っていましたが、ある統計では「トム好き派」の方が多いそうです。ジェリーはずる賢いとかトムの一生懸命さが好きとかの理由のようです。確かにネズミの悪知恵に騙されて干支レースから脱落したネコ。動物の世界も悲喜こもごもです。
2023.01.21
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17日のNHK「ニュース・ウオッチ9」のスポーツコーナーで今年阪神タイガースから大リーグ「オークランド・アスレチックス」へ移籍した「藤波晋太郎投手」の入団会見の様子と11年前の甲子園「大阪桐蔭(藤波)VS花巻東(大谷)」の対決の映像も流れました。「2012年春大会 初日第3試合」 7回ダメ押し2ランも出て9-2で桐蔭の勝利。 注目度がかなり高かったらしいこの一戦を私は全く知らずYoutubeの8分程の映像で18歳の2人の戦い振りを見てみました。投手として桐蔭から警戒されていた大谷選手が2回裏に放った「なんじゃこりゃ~!」という特大ホームランを打った時の今と変わらぬ笑顔と藤波選手の打たれても爽やかな笑顔・・何だか高校野球の神髄のようです。 藤波投手は入団会見で「大谷翔平との対戦は全部敬遠します(笑)」と絶妙の返しで爆笑を誘ったようですが、また新たに大リーグの試合の楽しみが出来ました。 ウィキペディアでは藤波選手の阪神タイガーズ時の年俸が8400万円(2019年)とあり、今回の大リーグとの1年契約が5億円と情報があるので5倍以上になり「実力のある投手の多くが年俸で大リーグに持っていかれてしまう」と日本野球界を危惧する記事もありましたが、高い年俸に十分見見合う活躍で世界のスポーツ界に日本選手の名前を広め元気をもらいたいと思います。 因みに大谷選手の2022年の年俸は550万アメリカドルとウィキペディアにあり、今日のレートが128円で7億円です・・。実力、人気ともにこれ以上でもいいのかなというぐらいの気持ちになりますが、まずは3月の「WBC」でその存在感で日本の野球ファンを魅了し、その後の藤波投手との11年前の雪辱戦に大いに期待するところです。
2023.01.20
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昨年に続き、今年で2回目となる愛子さまの「歌会始め」の短歌が昨日発表になりました。『 もみぢ葉の 散り敷く道を 歩みきて 浮かぶ横顔 友との家路 』 皇居の吹上の庭を愛子さまが散策し、散ったもみじの葉に覆われた道を歩いた時に、かつての友人と一緒にもみじの葉を踏みしめながら歩いた学校の帰り道を思い出し、その友人のことを懐かしく思った気持ちを詠んだ「友の歌」だそうです。そしてネットの記事には英訳も載っていました。 『 As I stroll down the lane covered with autumn foliage My friend/s profile flashes through my mind Bringing back the memories of days When I walked home from school with her 』 やはり英語にすると長くなってしまい何とも味気ない感じですが、簡潔な文字数で余韻も残す短歌というのは優れた文学だと改めて思います。 ちょうど先週の朝ドラ「舞い上がれ」で舞ちゃんがお母さんと工場の立て直しに奮闘している時に幼馴染で「歌人」の貴司君から届いた絵葉書に書かれた短歌の余韻に浸っていました(こういうのを貰ったら惚れてしまうと・・)『 君が行く 新たな道を 照らすよう 千億の星に 頼んでおいた 』 歌人の「俵万智」さんも「動詞の距離感が絶妙」と絶賛し「祈っておいた」でも「願っておいた」でもない「頼んでおいた」で舞ちゃんに対する信頼が覗いて、だからこそ大丈夫感がぐんと増すとコメントしています。前の回で「トビウオは水の中におってもトビウオやで・・」と哲学的で余韻を残すこの台詞も短歌と同じように心に響きます。 日本最古の和歌集「万葉集」が完成したのは8世紀半ばの事、女性が詠んだ歌も多く残されこの時代に女性が文字を読んだり書いたり出来た国は世界広しと言えども日本だけというのを最近になって知りました。 以前に「万葉集」の単行本を知人から頂いた時「この歌が一番好き」と言われてから私も好きになった「額田王(女性・飛鳥時代)」の短歌です。『 熱田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな』 「さぁ、万全の今この時に船をこぎ出しましょう!」2023年「私の船はいつ漕ぎ出せるか・・」貴司君に「漕ぎ出せるように頼んでおいた」と言ってもらいたい🚢
2023.01.19
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コルクの長さは5㎝でした。 今月友人から頂いたカリフォルニアの「Sonoma (ソノマ地区)」にある「Francis Ford Coppola Winery (フランシス・フォード・コッポラ ワイナリー)」のフラグシップワイン「Archimedes(アルキメデス)2016年 14.5%の初日は「牛筋のワイン&トマト煮込み」に合わせましたが、2日目の昨日はお薦め通りにラムチョップで頂きました。「Huber's Buthery」でオーストラリア産のラムチョップ、イギリス産の羊乳のブルーチーズ、中国産の瓶詰ホワイトアスパラガス、デザートはフランス産のドライアプリコットでポテトサラダだけ手作りです。 新鮮そのものの色合いで写真に撮りました。 ブルーチーズは「Beenleigh」 頑張って食材を買いに行っただけあって、ワインとのマリアージュはどれも素晴らしく、特に塩コショウがいまいちだったラムチョップにブルーチーズを載せると絶妙な味わいになりました。 初日に飲んだ後にボトルの裏のラベルを注意して読んでみると、映画監督フランシス・コッポラが手掛けるこのワインの名前が「アルキメデス」である理由が書かれていました。 『フランシス・コッポラの祖父「Agostino」は古代ギリシャの数学者や発明家でもある「アルキメデス(紀元前287?-212)が発見、発明した物の中でも特にローマとの戦いで使われた鏡(ウィキペディアでは太陽熱取りレンズ)に驚嘆し、自分の長男にアルキメデスという名前を付けた』とあります。ラベルに使われている絵が何だろうと思いましたが、確かにレンズ(鏡)を使ってローマ軍を攻撃している状況を描いています。映画監督フランシス・コッポラの叔父に当たるその人の名前をフラグシップワインの名称に使ったということです。 調てみるとイタリア系のコッポラ家では代々自宅で自分達が飲むためににワインを造っていたようで、ワインに対する熱い思いはもう血筋のように続いているのだと納得です。 やっぱりワインも「一期一会」でこのワインを頂かなければ、そしてラベルをじっくり読む事が無ければ出会いは無かったんだとしみじみしながらワインを味わうと一層美味しく感じられ大満足で完飲で、早速友人にワインの感想やら何やらを(うんちくを含めて💦)お礼メールを送ろうと思います。
2023.01.18
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先日紀伊国屋書店にサリンジャー著「フラニーとズーイ」の村上春樹翻訳版を探しに行ったけれど取り扱いが無いという事で、店内をあれこれ物色して買った新書です。 発行が昨年6月なので、それから世界の状況は変わっていますが、本の表紙の「プーチン暴走 世界は止められないのか?」に止めるための何らかの手段が書かれているのかという期待もありました。 早速読み始め27ページ目に「ユーラシア・グループが発表した10大リスク」という題で3ページほどの文章がありました。ユーラシア・グループは私は初めて聞く名前で「アメリカの国際政治学者イアン・ブレマー氏が率いる会社」で世界がどんなリスクを抱えているか企業経営に影響がありそうな事象をリスクに応じて年初に発表していると説明があります。 驚いたのは2022年2月にロシアがウクライナに侵攻を始める1ヶ月前にリスク5番目に「プーチン大統領の外交政策」を挙げていることです。理由としては2021年の秋以降、既にロシアはウクライナ国境に多数の兵士を配備し圧力をかけていていつ戦争になってもおかしくない状況にあったとあります。 そして2022年の1番のリスクは「中国のゼロ・コロナ政策の失敗」を挙げていました。これは正に的中なのだと思います。 中国がゼロ・コロナ政策に踏み切らざるを得なかった理由が「水ワクチン」とまで揶揄される中国製ワクチンの信頼性の無さで「ウィズコロナの道」を選ぶ事が出来ずロックダウンに頼らざるを得なかった事、中国のプライドでファイザーやモデルナ製のワクチンの使用を禁止した事、それによって世界のサプライチェーンに大きな影響が出て世界経済に大きなダメージを与えた事が書かれています。 余談ですが、シンガポールでは中国製のワクチンを有料で限定的な医療機関のみで接種を行っていました。これは特に中国への一時帰国を希望する中国人を優遇するもので、実際に接種した人のワクチンの効果の低さが噂となって流れるほどでした。 因みに2021年1月発表のリスクの1番はアメリカの「第46代(バイデン)アメリカ大統領」でこれが発表された2日後に未だ記憶に新しい元トランプ大統領の熱烈な支持者による「連邦議会議事堂突入事件」が起こっています。 経済、政治、宗教など様々な視点から何が世界のリスクになり得るのかという情報は持っていないより持っていた方が心の準備としても必要なのかなと思わせられます。少なくてもロシアのウクライナ侵攻の最初のニュースで度肝を抜かれることは無かったのではと・・・。 そして気になる2023年1月5日に発表された10大リスクの1位と2位は「ならず者国家ロシア」と「絶対的権力者 習近平」でした。今年が終わるまでには何か明るい兆しが見えるのか、さらに混沌した世界になっていくのか、この本を読み始めてそれぞれの国が持つ状況やプライドやらで楽観できないという気持ちだけは強く持ち始めています。
2023.01.17
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左が「Robert Modavi」2018年 右が「Archimedes」2016年 昨年2月にアメリカオレゴン州のフラッグシップワイン「Domaine Serene(ドメーヌ・セリーヌ)」のPinot Noir(ピノ・ノワール)100% 2011年を頂いた友人から今年も「家に頂き物で飲まないワインがあるので2本のうち1本を差し上げます」と嬉しいメールが写真付きで届きました。 今回はどちらもカリフォルニアのカベルネ・ソービニヨンで、ちょっと迷いましたがアレキサンダー・ヴァレーをネットでちょっと調べて、ビンテージが2年古く妙に気になる「Archimedes(アルキメデス)」に魅かれて右側のワインを頂く事にしました。早速我が家まで届けに来てくれて日曜の午後ランチを食べながら「アルキメデスって聞いたことあるね~」という話になり、それが古代ギリシャの数学者で「浮力」を発見した人だというのが分かるのに少し時間がかかりました💦 常温で1年ほど保管していたのでということで1週間ほどセラーで寝かせ、昨日待ちに待った1回目を頂きました。最近我が家の定番の「牛筋のワイン・トマト煮」を用意し、重量感たっぷりのボトルの長いコルクを抜くともう凄まじい程のアロマが広がり、一口飲むとただ一言「高級ワイン・・」でした。料理が今一つワインにそぐわないという感じで、ワインの酸味が際立った感がありますがもう少し寝かせるとこの酸味も円やかになるのかもしれません。よく調べるとカベルネ・ソーヴィニヨン以外にも「プチ・ヴェルド(6%)」と「マルベック(5%)」が使われているようで、相性料理はラムチョップとあるので次回はそれに合わせようと思います。 そしてボトルの裏のラベルを良く見るとこのワインは映画監督「フランシス・コッポラ」が手掛けるナパ・ヴァレーのワイナリーで造られている事、何故アルキメデスという名前なのかという理由まで書かれていて驚きました。きちんと翻訳して次回のラムチョップの後の日記で書きたいと思っています。 フランシス・コッポラ監督の「地獄の黙示録」を思い出しました。
2023.01.16
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昨日のNHK「お金発見突撃カネオ君」の「イメージ激変!ごみ処理場のお金の秘密」を見て今まで何となくモヤモヤしていた疑問がかなり解決された気がします。 モヤモヤの1つは2003年に来星してすぐシンガポールでは「ゴミの分別」の必要がなく、政府系の住居(HDB)でも民間のコンドミニアムでも各階にあるダストシュートにひと纏めでポンといつでも何でも捨てられ「何故こんな事が可能?(現在も同じ状況です)」という事でした。 日本ではゴミの分別やゴミの種類によって収集日が違い結構神経を使うことが多く、焼却した際に発生する「ダイオキシン」が特に生殖器に及ぼす影響が大きく取り上げられていました。シンガポールで何故このような事が可能なのか周りの人達に聞いてみると「凄く高価な焼却炉を使っているからダイオキシンは発生しないの」という答えで、それは一体いくら?とか何故日本にはないの?という疑問が続いていました。 広島市中工場 「ドライブ・マイ・カー」中工場での1シーン 番組では外観がテーマパークのような大阪のゴミ処理場や映画「ドライブ・マイ・カー」で注目を浴びた美術館のような広島のゴミ処理施設の「中工場」が観光の名所になっている事や工場内の様子が映し出されました。近代化したゴミ焼却や処理について説明があり、ダイオキシンが発生する原因が食べ物などの生ゴミが焼却炉内の温度を下げそれがダイオキシン発生の原因である事、高温維持できる焼却炉で発生がかなり抑えられ、その性能を持つ高性能焼却炉が1台220億円である事も知りました。具体的な金額が分かると納得の度合いも違ってきます。「セマカウ島」 ネットの画像から。 ただ高性能焼却炉(ドイツ製)を使用しているシンガポールでもゴミ問題は深刻になっているようです。焼却炉で灰にして90%ほどゴミを減らし、その焼却灰を近郊の「セマカウ島」に埋め立てていますが、これも近い将来限界があるそうです。日本ほど厳しくなくてもシンガポールでも分別によってリサイクルなど様々なゴミの活用法の必要があるのだと思います(最近は意識して街中にあるリサイクル用のボックスにプラスチック、衣類などを入れるようにしています) 世界の大きな問題「環境問題」「食料問題」と同様に「ゴミ問題」も一刻の猶予がないのかもしれません。番組では「ゴミから大金を生み出す国 スウェ―デン」のゴミ分別の様子も紹介され、各国の優れたアイデアを共有する必要があるのかと思いました。 ふと今年5月開催の「G7 広島サミット」の会場に「中工場」が使用されればと思いましたが「グランドプリンスホテル広島」に既に決定していました。ただ1人でも多くの首脳や関係者が訪れてくれて、世界各国のゴミ問題解決を共有する機会になってくれればと思います。
2023.01.15
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洋食のお気に入りの1店、イタリアンレストラン「CARUSO」で昨日新年会となりました。前回行った時、前のテーブルのお客さんが注文した「シーバス(スズキ)の塩釜焼」の光景が忘れられず「次回は是非!」とずっと思っていました。 前回の店主自らのサーブ 今回の「スズキの塩焼き」 前回はお客さんの席までワゴンで運んで塩をハンマーで叩き、サーブするというパフォーマンスにも魅かれました。ところが・・、しばらく行かないうちにこのパフォーマンは無くなっていてメニューでもシンプルに「Grilled Sea Bass(スズキの塩焼き)」となっていました。 写真に撮るとあまり美味しそうに見えませんが、これが塩味の上品さ魚の新鮮さともかなりの絶品でした。ワインは1本お店のを注文すれば1本持ち込みがOKなので、このスズキに合わせてスペインの白「Rias Baixas(リアス・バイジャス)」を持ち込みました。ラベルの魚のデザインで「受け狙い」もあったのですがお店のスタッフも「あらぁ~可愛い!」と言ってくれました。肝心の相性は上品なスズキにはちょっと酸味が強すぎたかなという感じで、次回があればリースリングの白が良いかなぁと・・。 葡萄品種は「アルバリーニョ」12.5% 柔らかさと抑えた甘味のティラミスは逸品です。 タコのサラダ、リゾット、トリュフ入りパスタの後、定番のピザ「Puglia(ブラータチーズ、生ハム、水菜)」にはこれも定番のお店の「Primitivo(プリミティ―ヴォ)」を注文し、デザートのティラミスとエスプレッソコーヒーで締めました。 塩釜が食べられなかったので、今朝調べてみるとまず「スズキ」の説明がありました。昔から真鯛以上に神事に欠かせない魚で上品な味わいの高級魚「尾頭付きで頂きたいおめでたい魚」とあり、何と新年をお祝いするのにピッタリでおまけに尾頭付きで昨日は頂き、何だか幸先が良いような気がして単純に嬉しさ一杯になりました🐟
2023.01.14
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朝ドラ「舞い上がれ」で舞ちゃんのお父ちゃん「浩太」さんが亡くなってからあれよあれよの展開で、今日は遂に舞ちゃんがパイロットの内定を辞退、お母ちゃんと共に「Iwakura」の立て直しを決心するという事になってしまいました。舞ちゃんを訪れた柏木さんはその決心を聞き「かすかにそんな気がして・・でもそんな君だから好きになったんだ・・」と既に好きが過去形に。 そのピッタリのタイミングでお父ちゃん役の「高橋克典」さんが今朝のあさイチの「プレミアムトーク」に出演し、最初から涙目で「パイロットの道、辞めたらあかん・・」と思わず漏らすところでこちらもウルウルとなりました。出来る事なら「(現世)に舞い戻りたい!」とも。そして番組後半で音楽一家で育った高橋克典さんがチェロ演奏を披露してその音色に救われた感じでした。 お父ちゃんの死の原因にもなった憎き「リーマンショック(2009年)」で大変な思いをし、その記憶がまだまだ生々しく残っている人も多いと思います。個人的には2006年から2008年までシンガポールの1ドルが75円台と安定していたのが、リーマンショックで突然59円台と円高になり会社利益は打撃を受け、その対応策に忙殺されました。日系企業で閉鎖に追い込まれた所もあり、私自身は減給が1年ほど続きました。やっと回復基調になったところで2011年の東北大震災があり、この時も少なからずの打撃があった事を思い出してしまいます。 話はドラマに戻って、朝ドラでヒロインがここまで大きな決断を自らした作品があったかなぁと思うと、無かったような気がします。改めてタイトルの「舞い上がれ」の意味を考えてしまいます。お父ちゃんの夢だった飛行機の部品を作り上げ、それを載せた飛行機が舞い上がるのか、その部品を載せた飛行機を最終的にはパイロットになった舞ちゃんが操縦しどちらも舞い上がるのか・・。 余談ですが、お薦め映画で以前書いた「Sliding Door」は1本、電車を乗り過ごしてしまったために途中の人生が変わってしまうという話ですが、最終的にはその人生は同じ結末になります。この映画のように舞ちゃんがどちらの道を選んでも最終的には・・・という展開にも大いに期待したいところです。
2023.01.13
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今朝のネットの記事に「タイタニック・ジェームズ・キャメロン 25周年 3D リマスター」が2月10日から全国の劇場で公開とありました。 レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレット主演の映画というのは記憶にしっかりと残っていても公開から25年も経っているという事にまず驚きました。所謂「不朽の愛の名作」として日本でも大ヒットとなりました。 個人的には「不朽の~」という映画があまり好みではなく、見ないつもりが「絶対見るべき!」と同僚からDVDを渡され結局見る事になってしまいました。 唯一涙したシーンは沈みゆくタイタニック号のデッキで楽団員の人達が誇りをもって最後まで演奏を続ける姿でした。 今でも納得いかないと記憶しているシーンは2つで、その1つはケイト・ウィンスレット演じる上流貴族のローズがお金のために強制的に婚約させられたキャルドンに対する態度で、彼には何の罪もないはずなのに一目惚れしたレオナルド・ディカプリオ演じるジャックと当てつけのようにいちゃいちゃした姿をキャンドルに見せつけるシーンでした。時代が20世紀初頭(沈没は1912年)で現代とは違うと言えばそれまでですが、何となくローズの「優しさの欠如」みたいなものを感じました。 もう1つはやはり沈没後、漂流しながらも再会し小さな木片に乗っているローズの姿と冷たい海に浸かっているジャックの姿でした。女性の皮下脂肪の多さを考えても(ケイト~は多少ふっくらめ)逆なのでは・・とか交互に板に乗ったらとか正直思いました。ここもやはり「優しさの欠如」? そして今朝のネットの記事の中にケイト・ウィンスレットが2016年にトーク番組で「ジャックも一緒に乗れたと思う」とコメントしていたのと同番組で俳優仲間が「本当にジャックの事を愛してるなら、少し動いてスペースを作ったはずだ」と語っていたようで、何だか長年の溜飲が下がったというかホッとした気持ちになっているのも不思議ですが、もし不朽の愛の名作であれば「何とか2人で生きる術を探す」という方がぴったりするかなと思ったりします。 と言ってもリマスターで後半の部分が変わっていたら、それはそれでとてもびっくりすると思います💦 ロシアのウクライナ侵攻で「生」と「死」について考えることが増えた昨今の状況で、公開時には生まれていなかった世代の人達がこのリマスターを見てどんな感想を持つのかちょっと興味深いです。
2023.01.12
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「石川数正」役の伴虚無蔵 「伴虚無蔵」役の伴虚無蔵 今週の日曜から始まった大河「どうする家康」に「松重豊」さんが出演する事を知らなかったので、突然画面に現れた時は「あっ、虚無蔵さん」とまず思いました。朝ドラ「カムカム~」ファンもネット上で随分盛り上がりを見せていました。正直に言うと私には初回は虚無蔵さんの圧倒的な演技の一人勝ちという感じで、もう芸名を「伴虚無蔵」さんにして欲しいと思うほどです。 「石川数正」が古参の「酒井忠次」と共に家康を支えた家臣団の1人ということを今回の大河で初めて知りました。 大河のウェブサイトではその人物像を「家康が最も信頼する常識人。カミソリのような切れ味の鋭い頭脳を持ち遠慮なく正論を進言、外交も務め戦国武将と渡り合う度胸の持ち主」と説明があります。 大河に少しでも長く登場して欲しいと思いウィキペディアで石川数正(1533-1593)の人生を見てみました。出自は清和源氏義時の流れを汲む石川氏です。波乱の戦国時代から安土桃山時代を生き、家康が「関ケ原の戦い(1600年)」で勝利する7年前に肥前の国の陣中で亡くなっています。 人生の中で特に興味深いのは織田信長の死(1582年)の後の豊臣側と織田/徳川側の「小牧長久手の戦い」で家康に和睦を進言した後、主君を家康から秀吉に替えていることです。三河勢の軍事的機密を知り尽くしていた石川数正のこの出奔は正に「どうする家康」のタイトルに相応しいほど三河に激震が走り、その後「三河の軍政」を「武田の軍政」に変えたようです。 1585年秀吉の下に出奔した理由については「豊臣家との和睦派として家中で孤立を余儀なくされた」とか「秀吉に帰順を説得された」等諸説あって、これを大河でどのように描いてくれるのか今から楽しみです。 ところで騎乗のCGシーンは私には何とも違和感があって「これってゲームに慣れ親しんでいる若者受けを狙って?」とか思ったりしましたが、まだまだコロナ禍「戦さのシーン」撮影は物理的に難しいところも多々あると思うので「鎌倉殿~」のようにもっと「心理」にぐぅ~っと迫るような展開に今後なっていってくれればと思います。
2023.01.11
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日本にいた時にテレビのコマーシャルで見た「Meercat(ミーアキャット)」を初めて間近で見ました。 体長が25~30㎝ほど体重は1㎏にも満たないマングース科の小動物ですが、木片にうすくまっていると思ったら突然スクっと立ち上がる愛らしい姿を何度も披露していました。コマーシャルでは巣穴からまずそっと顔を出してというシーンだったと思うのですが巣穴のような物は見当たりませんでした。 てっきり天敵の猛禽動物から身を守るために立ち上がって回りの様子を伺うと思っていたのですが、ウィキペディアで調べると「太陽に向かって尾を支えにして直立し体を温めるため」とありました。 食肉類に属するミーアキャットはアフリカの草原地帯、砂漠、サバンナが広がるアンゴラ、ナミビア、ボツアナ、南アフリカのみに生息し、主に昆虫やサソリ類、卵などを食べています。日本の動物園でも繁殖に成功していて絶滅危惧の心配はないようです。 説明版に「複合体穴システム(Complex Burrow System)」という言葉があり野生であれば穴の中にトイレや寝床も備えているとあり、出来ることなら穴の中を覗いてみたいものです。 そしてアフリカの動物と言えば気になるのはアフリカペンギンでここの「ケープペンギン」はしっかりと低温調節されガラス板で外部と仕切りのある中で飼育されていました。思った以上に体が小さくて驚きましたが、調べてみると一番大型の「エンペラーペンギン」で身長が90-110㎝、ケープペンギンは平均で60㎝に満たないようです。そして2000年に起こったケープタウン沖で起こった重油流出事故で油まみれになったケープペンギンの記事も見つけ、確かにその映像をテレビで見たのを思い出しました。油まみれになったケープペンギンを救うために世界中からボランティアが集まったと大きなニュースにもなりました。あれから23年、ケープペンギンも穏やかな生活をしていると思いますが、オーストラリアのフィリップ島で以前見た「ペンギンパレード」のようなパレードをケープタウンでいつか見られる事を願って・・。
2023.01.10
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2023年新年の気合を入れたワインは赤にするか白にするか、ちょっと迷って結局ブルゴーニュ産の白にしました。ムルソーが飲めれば最高!と思いますがシンガポールでは100ドルを超えるので、ワイン・コネクションのスタッフのジャンさんと相談して「Chateau Pouilly(シャトー・ プイィ)Pouilly -Fuisse( プイィ・フュイス」を選びました。店頭価格は68ドルですが「お友達価格」で15%引きの57.8ドルに値引きしてもらいました。 2020年 アルコール度数 13.5% お薦めの相性料理はシーフードで昨日はマグロのたたき&パセリのカルパッチョ風に合わせましたが、久々に飲んだ高級ブルゴーニュ産シャルドネの白と相性はピッタリでした。「ホタテ&パセリのバター焼き」にも合うようなので今日はその一品に合わせるつもりです。 家に帰ってからラベルをよく見ると「Cuvee 1551」とあって、今更聞けない「Cuvee(キュヴェ)って何ですか?」という事で調べてみると「一言では表現しずらい用語」とあり何だかホッとしました。「生産数量のこと」「特別な区画・仕様で生産するワイン」「特別な物」等いくつか意味があるようですが、ラベルの裏には「シャトー・プイィでは1551年にシャルドネ種を使った白ワインの生産が始められ、19世紀からは代々続く家族(現在で6代(母)/7代(娘))の経営になっている」とあるので、このワインのキュヴェの意味は「特別なワイン」なのかと思います。 このワインを検索してみると「砂糖漬けのレモンとパイナップルの香り」とあり、昨日は感じられなかったこの香りが今日感じられたらと・・。
2023.01.09
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昨年1年間お世話になったヨガのインストラクターへのクリスマスプレゼントに芦屋本店の「アンリ・シャルパンティエ」のイチゴのショートケーキを買いに行った時に、ショーケースにディスプレイされていた「シンガポール限定販売 Baked Singapore Sling Financier(シンガポール・スリング フィナンシェ) & PadanMadeleine(パダン・マドレーヌ)」です。 箱の上面 箱の側面 3個入りで10.50ドル パッケージも可愛らしくシンガポール発祥のカクテル「シンガポール・スリング」風味のフィナンシェ2個とパンダン(アジアやアフリカの熱帯地方の植物)マデレーヌ1個入りの小箱で、デザインの花模様も鮮やかで可愛らしくすぐに購入!と思ったのですが、その時は既に完売でした。もう一軒の方にも行ってみましたがやはり完売で「次いつ店頭に出るかは未定なんです・・」と言われてしまいました。 それが昨日お店の近くに行く用事があって取り合えずチェックと思ってお店に寄ってみると販売が開始されていてまずは1箱購入して試食です。シンガポール・スリングの赤色とパンダンの緑色を見るだけでも美味しさがアップする感じです。 試食後、ふと気になって果たしてフィナンシェとマドレーヌの違いって何?と検索すると回答がありました(ブログ グルットピからの引用) フィナンシェマドレーヌ由来「金融家」「お金持ち」という意味。金融家が背広を汚さずに急いで食べられるようにと作られた。このお菓子を初めて作った女性の名前が由来。形金塊をイメージしたと言われる、平たい長方形の焼き型(フィナンシェ型)ホタテ貝をイメージした焼き型(マドレーヌ型)、もしくは、カップケーキ型材料薄力粉、砂糖、アーモンドプードル、卵白、焦がしバター薄力粉、砂糖、ベーキングパウダー、卵、溶かしたバター味アーモンドの甘さと焦がしバターの風味が強い。表面がサクサクで中が柔らかい。バターの風味が甘く香る、しっとりとした食感。 フィナンシェの由来が「お金持ち」とは本当にお正月早々「縁起」が良過ぎです。大阪の知人へは毎年旧正月(今年は1月22日~24日)前後にカードと何か旧正月らしい小さなプレゼント(最近は金運を願って金貨の形をしたチョコレート)を送っていますが、今年はこの小箱をカードと一緒に送ろうと思っています。アンリ・シャルパンティエ好きの彼女がシンガポール限定という事も含めて絶対に喜んでくれると思うので、売り切れ!にならないうちに買いに行かねばと・・(因みに昨日購入の賞味期限は2月1日なので通常3週間くらいのようです)
2023.01.08
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昨年NHKで12月29日、30日と2夜連続で放送されたドラマ「小説 帝銀事件」と著者である松本清張氏の6年に及ぶ取材の様子がドキュメンタリーで放送されました。 番組の最後で死刑囚として獄中死した平沢貞通(1892-1987)さんの「無罪を求める 20回目の再審請求」が現在行われている事を知りました。1948年に犯人として逮捕、1955年に死刑が確定し1987年に亡くなるまでの32年間で18回の再審請求を行い、亡くなった後の19回目まで全て請求は却下されています。 事件当初は警察内でも犯人は軍事関係者と捜査を進め、使用された毒物「青酸ニトリール」が第二次世界大戦中に捕虜の人体実験のために研究・開発された物であること、犯人が湯飲み茶わんに毒物を入れた道具「駒込ピペット」は素人が使うには難しい物であること(平沢さんの自供とも食い違う)モンタージュ写真が平沢さんには似ていないと生存者から証言があった事等などが紹介されましたが、当時日本を占領していたGHQによって軍関係者への捜査にはストップがかけられたようです。 番組を見ながら思い出したのは戦後の軍事裁判による「A級戦犯」に生物兵器の研究、開発、人体実験に関わった人達がリストの中には一人もいなかったという事を何かの本で読んだ事です。「登戸研究所」での研究・開発や「731部隊」が行った人体実験の資料を全てアメリカに引き渡すという条件の下に「免責」という形で罪を課さなかったという内容です。話は飛躍しますが、例えばアメリカが参戦したベトナム戦争で使われた生物兵器「枯葉剤」なども思い浮かび「兵器の連鎖」のような物を感じます。 ネットの記事で事件から75年目となる今年3月に明治大学で「帝銀事件 第20次 再審請求の進捗状況について」の講演会が開催されるのを知りました。 事件当時GHQの大きな圧力の下「誰が猫の首に鈴をつけるのか」から「臭い物には蓋をする」という風潮になったのかなと想像します。その中で取材を続けた松本清張氏の真実を追求したいという精力的な姿には胸を打つものがありました。 今年で戦後78年ですが、まだまだ戦争が残した傷跡が現代にも残っている事を考えると「平和」の大切さをしみじみ感じます。
2023.01.07
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昨日NHKでボール・バーク「エスコンフィールド北海道」の完成式の様子を見ました。可動式の屋根、寒さに強い天然芝の使用、そして天然芝の育成のために壁の素材がガラスである事を知りました。 昨年12月の末に関西大学の教授がその経済効果を1634憶6174万円、今後10年間で6788憶1740万円と試算した記事も読みました。まずは3月14日からのオープン戦7試合、30日の楽天との開幕戦で使用されます。 オープン戦の前の9日から東京ドームで開催される「WBC」のPOOLBの試合の会場は東京ドームで、将来これだけ大きな試合の会場が「エスコン~」になったらと「捕らぬ狸の皮算用」の試算を考えてしまいます。 WBCに参加するロッテの「佐々木朗希」選手がその意気込みを語る様子も先日放送があり、今月末に最終決定の出場選手リストは待ち遠しい限りです。 ところで元日ハムで昨年大リーグ米レンジャーズ傘下3Aの「有原航平」選手が「ソフトバンクに移籍」の小さい記事を見つけました。近藤選手に続き、大リーグへ移籍した大黒柱「千賀滉大」投手の補強のためロッテのオスナ投手と共に柱に据え、来期リーグ優勝を確実にするようです。エスコン~でのソフトバンク戦では近藤選手、有原選手にも大きな声援がファイターズファンから送られることと思います。 新年も明けて3月の本格始動まであと2ヵ月、今年も野球界から大きな元気をもらえる事を大いに期待しています。
2023.01.06
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2023年新年のお蕎麦 2006年のお蕎麦 昨日東京に住む友人(シンガポールの元同僚)から賀正のSMSが携帯に届きました。左のお蕎麦の写真と短いメッセージ「冬に来たの初めてかも?下から登ったので尚更美味しかったです♬」が添えられ、瞬時に「高尾山の11丁目茶屋」のお蕎麦と思い返信すると「アタリです。寒さ吹き飛ぶ美味しさでした☺」とすぐ返信があって、17年前に一緒に高尾山に登って食べたお蕎麦の美味しさが浮かび写真を探すと、しっかり保存していました。今でも人生最高のお蕎麦だと思っています。お蕎麦だけの写真だけだったら流石に分からなかったと思うのですが、決め手は景色を眺めながら飲食出来るコーナーです。 私が登ったのは10月でお蕎麦の後、外のコーナーでのお団子とコーヒーは格別な味わいでした。 高尾山に特別な思いがあるのは2003年来星後に同僚からドラマ「ハコイリムスメ」のDVDを借りて見たことにもあります。2003年のドラマで深田恭子さん(古森灯役)と飯島直子さん(姉の花役)が高尾山中腹にある「11丁目茶屋」の2人娘を演じ、特に「灯」が医大生の彼にどうしても実家が高尾山にあると言い出せず都内に住むお嬢様を演じようと必死になっている姿が何とも愛おしかったです。笑いあり涙ありの恋愛模様や高尾山の絶景といい今でもいくつかのシーンが蘇ります。 2005年にはシンガポールから日本へ本帰国していた友人と翌年の一時帰国の際に「ハコイリムスメ」を一緒に懐かしもう!と高尾山に登った時、11丁目茶屋が実在するお店であることに私は本当に驚きました。その時友人と今度は一緒に富士山に登ろうと約束をして、翌年2人で無事登頂しご来光を拝んだという人生最高の思い出もあります。 冬の高尾山の景色がどんな様子なのかちょっと想像できないですが、何か新年に相応しい「清々しい場所」かなと思い私もその空気感に浸れたらとしみじみしました。
2023.01.05
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「アジア象のショー」を堪能した後、トラムに乗ってアフリカ動物ゾーンへ行きました。まず立派な角が特徴の「Rhino(サイ)」が数頭見えました。 自分なりのベストショット(^^)/ 餌の匂いなのかバスケットを見てなのかゾロゾロと・・。 運良く「エサやりタイム」の数分前に到着したので、間近でエサ(果物だと思います)やりをしている人達の姿も写真に撮る事が出来ました。不思議だったのは柵からかなり離れた所にいたサイがスタッフがエサを入れたバスケットを入り口に運び始めると、ぞろぞろと柵の所に集まって来ることでした。 サイは「Southern White Rhino(南方白サイ)」でエチオピアや南アフリカ等の国に生息と地図(赤印が生息地)に示され、象に次ぐ陸上で2番目に大きな動物のようです。そして説明板で興味を引いたのは平均寿命で自然界(Wild)であれば39歳から43歳、動物園など人間が管理した状況下(Human Care)では45歳ということでそんなに違いはないようです。 やはり日陰が心地良い? 続いて「Grevy's Zebra(グレビー・シマウマ)」です。1882年、当時のフランスの大統領「Jules Grevy」がエチオピアの大統領から贈られたためこの名前になったようです。Wで12~13歳、Hで31歳とかなり違います(絶滅危惧種に指定されています)餌やりタイムと時間のお知らせ板で、餌やり料金は全て動物や動物園の保護のため使われるようです。 キリンの名前が「Rothschild's Giraffe」とワインのメドック格付け一級の「ロスチャイルド」になっていて惹かれました。高さは6mで陸上で一番背が高い動物だそうです。2千頭ほどしか確認されていないためこちらも絶滅が危惧されているようです。寿命も短くWで6~8歳、Hで20歳です。 いろいろなアフリカの動物の中でもやはり柵の前の人が多かったのは「African Lion」でした。 立っていても座っていても「王者」の貫禄十分です。ちょうどライオンの姿をうっとりと眺めていると鶏肉が入ったバケツを持ったスタッフがすぐ横に現われ、ブーンと鶏肉をライオンに向かって投げ始めて驚きました。流石にライオンへの餌やりは一般人は出来ないようです。口に咥える瞬間を!と思いましたが残念ながら上手に撮れませんでした。Wで14歳、Hで30歳です。 動物園の入場券もエサやりも全てネットのみの申し込みで「オランウータンとの朝食」がメインの目的だったので今回はやりませんでしたが、子供も大人もエサをやっている時の表情が本当に楽しそうでエサやりって世界的に動物園でのブームなのかな?とか考えたりしました。人間同士も動物達とも「ご飯」で最高のコミュニケーションが図れるという事なのでしょうか?
2023.01.04
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昨日のNHK「紅白歌合戦 お正月スペシャル」は初企画で見どころ満載のあっと言う間の1時間半でした。特に視聴者からのリクエストによる「紅白名シーン」の映像は驚きや懐かしさで一杯になりました。 1978年(昭和53年) 2002年(平成14年) 山口百恵さんの「プレイバック Part2」の曲は良く知っていても、史上最年少の19歳で紅組の「トリ」を務めたことはすっかり忘れていました。初々しさというよりその堂々とした歌いっぷりに改めて「伝説の歌姫」の実力を感じました。 個人的には来星の1年前に家族と一緒に見た中島みゆきさん(初出場)の「地上の星」は私にも忘れられない名シーンで、黒部ダムのトンネルから生中継(気温が2度だったというのを昨日知りました)のアイデアも凄いですが、歌唱力に圧倒され鳥肌が立つ思いだったのを今でも覚えています。2018年(平成30年) 他にも数々の名シーンが流れましたが、最近の紅白では2018年が特に印象に残っています。日本の歌謡界を長く牽引している松任谷由実さんと桑田佳祐さんは昨年も出場して存在感を強くアピールしてくれました。 昨年で73回目の紅白でしたが、現在の形でラジオ放送で始まったのが1951年、テレビ放送が始まったのが1953年(今年で70周年)です。 紅白歌合戦に特に興味を持つようになったのは2015年に放送されたNHKドラマ「紅白が生まれた日」を見てからで、現在の「紅白歌合戦」の前身となるラジオ番組「紅白音楽試合」がどのような経緯で誕生したのかをドラマで知りました。下記は昨年の1月に日記に書いた内容です。このドラマの中で番組のタイトルから内容までアメリカのGHQの厳しい検閲を受けるシーンがあって、今年百田直樹氏の本や帝銀事件のドラマを見て、再度GHQが戦後の日本に残した物を考えさせられます。 主演は「松山ケンイチ」さんで1945年に復員し放送協会の放送員(ディレクター)に復職した「新藤達也」さんを演じました。 戦後、荒れ果てた土地と傷ついた人々に「歌」で元気を届けようと悪戦苦闘する実話です。当時はアメリカのGHQの検閲が厳しく、番組名の「歌合戦」にまで「合戦」が戦争をイメージさせると却下され、結局「紅白音楽試合」でGHQの許可がおります。 終戦から僅か4ヵ月後の12月31日のラジオ放送に漕ぎつけるため奮闘する人々や、当時戦後の大ヒットになった「リンゴの唄」を歌ってもらえるように「並木路子」さんに出演交渉をするものの並木さんにはどうしても晴れの舞台に出たくない事情が・・・やはり戦争で傷ついた心がありました。 日系アメリカ人でGHQの検閲部署(CIE)の通訳「ジョージ馬淵」を演じた「星野源」さんの演技も印象に残っています。最初はアメリカ人として放送員の人達に対して見下げる態度を取りながらも徐々に真剣に取り組む人達の姿に心を動かされて行きます。 放送協会の屋上で新藤さんたちが焼くサンマの匂いで、たまたま屋上にいたジョージがふと自分のルーツを思い起こしたように「良い匂いだなぁ」と心から穏やかな顔になるシーンが特に印象的でした。 アクシデントに見舞われながら並木さんも出場を果たし、無事ラジオ放送が終了するところでドラマは終わります。 音楽で多くの人を元気にしたい。昨年の紅白からも元気をもらいました。
2023.01.03
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シンガポールのお正月というと旧正月(今年は1月22日~24日)ですが、やはり元旦には日本のお正月の定番「縁起の良い物」を一品でも多くと思います。 昨年末に日本の友人が茅乃舎出汁の「お雑煮のだしとつゆ」を送ってくれて、毎年お雑煮は用意しますが、今年は一味ランクアップの一品になりました。今更ながらですが縁起の良い訳を調べてみました。 縁起の良い食べ物 1. 「雑煮」は元々は年が明けて初めて汲んだ水と初めての火で豊作を願い「年神様」にお供えをし、そのお下がりを野菜などと共にじっくり煮込んで頂いたのが起源だそうです。 今朝はNHKの皇居からの中継「新年一般参賀」を見ながら「お雑煮」を頂いて、気分は完全に日本のお正月です。 黒豆と栗きんとんの小パックはスーパー明治屋で購入しましたが、様々な値上の影響でこんな小さな栗きんとんのパックを見たのは初めてです💦フジッコの「風味豊かな紅あずま餡」90gで700円くらいです。 縁起の良い食べ物 2. 「黒豆」は「マメに働く」「マメに心を配る」との語呂合わせで、また黒色が悪い気を払う色と考えられているそうです。 縁起の良い食べ物 3. 「栗きんとん」は材料の栗やさつまいもの金色が小判に見立てられ、また「勝ち栗」が戦の縁起物とされていたからのようです。今年の私の「金運」は小さいかなと・・。 縁起の良い食べ物 4. 「紅白蒲鉾」は半月形が日の出を表し、鎌(蒲)で悪を払い、矛で身を守るという意味でした。例年用意していたのに今年は1700円ほどになっていて諦めました。自力で身を守るしかありません💦 因みにシンガポールの旧正月で縁起の良い(人気の高い)食材は「鮑」で缶詰でも2万円を超える物もあります。普通は鍋の具材として海老や野菜などと一緒に食べますが、ローカルの知り合いからは「お正月に高い食材を食べるとその一年は食べる物に困らないと言われているのよ」と教えてもらった事があります。栄養価も高い鮑ですが、やっぱり「お金」の事が優先されるのはシンガポールならではかなと思います。 確か「ドンキ」で冷凍の鮑が比較的格安で売られているので「身の丈に合った」鮑で3週間後の旧正月をお祝いしようと思っています。
2023.01.02
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昨日はNHK「紅白歌合戦」の余韻のまま、カウントダウン会場のマリーナ・ベイに向かいました。シンガポールと日本の時差は1時間なので余裕で会場に到着です。コロナ禍で昨年、一昨年は中止とネットの記事にありますが昨年は規模を縮小して開催した記憶が・・。兎に角3年振りの開催と銘打っていて、詳細は明かされないまま最大級のカウントダウンの花火になるということで期待も膨らみました。いくつか有料の会場がある中、ジムの窓から確認したPV(パブリック・ビューイング)の場所に行くと、もう凄い人混みでピクニックのようにシートを敷き食べ物も用意して(お酒は禁止)場所が埋め尽くされていました。 例年通りカウントダウンの前からいくつか小さな花火も上がって空を見ていると、今まで見た事がない映像が次々に空に浮かび始めました。「マーライオン」が登場すると拍手喝采で、船の映像は1819年にラッフルズ卿がシンガポールに上陸してからのシンガポールの歴史を紹介し、その後にシンガポールの国旗が表れた時は雄叫びのよう声が響きました。 人混みに圧倒されました💦 そして2023年へのカウントダウンのため時計が登場し秒針の動きで確実にその瞬間が分かります。まず最初の花火、空に浮かぶ彩りと音だけでいつも「あぁ無事年が明けた」と嬉しさや安堵が入り混じった不思議な快感があってそれだけで大満足です。 果たしてあの「マーライオン’等の映像はどのようにして・・?」と今朝調べてみると、何と4千台のドローンを使っての物と分かりました。実は写真も携帯では全く撮影出来ずネットからの画像です。花火にはもう慣れてしまっていますが、ドローンが空を彩る様子には正直度肝を抜かれました。 花火は30分ほど続きますが、観衆はかなりのヒート・アップで私は花火を振り返り、振り返り見ながらMRT(地下鉄)駅に向かいました。 話は変わって、今朝自分のブログをチェックしていると6月に書いた「チャリティー曲 時代遅れのRock'n Roll Band」のアクセスがいくつかあって「誰かが読んでくれてる」と嬉しい気持ちになりました。 昨日の紅白では「時代遅れの~」を歌う前に今年の紅白が最後のライブとなる加山雄三さんの楽曲「夜空の星」をサプライズで5人が歌った時にはミュージシャンとして「一流の心遣い」のように思えて、勝手に優勝はこの曲にと思ってしまいました(総合優勝は司会の橋本環奈さんにという記事もありましたが・・) 下記は6月に書いた日記の最後の文で歌詞からの抜粋です。無事2023年になりましたが今年はウクライナ問題も含めて穏やかな世界が戻ってくれる事を切に願います。「いつの間にかドラマみたいに時代は変わったよ・・。子供の命を全力で大人が守ること、それが自由という名の誇りさ」
2023.01.01
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