広島カープ考察

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2025.02.28
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カテゴリ: 海外リーグ野球


『新たな選択肢・国際戦の意義』

 今回はチェコの野球について見ていきたいと思います。
チェコ代表のエースとしてWBCや日本・台湾で開催されたプレミア12前の強化試合に先発登板したパディシャーク投手のオイシックス新潟アルビレックス入団が決まりました(​ 公式サイト ​)。
これまではアメリカの大学でプレーしてMLBを目指していたものの、残念ながらドラフト指名はかかららなかったもののMLB以外のプロ野球リーグ入りを目指していました。
公式サイトによりますと、日本戦での好投後にオイシックス球団が興味を持ってオファーを提示したとの事です(こちらの​ twitter ​にてinterviewが掲載されています)。
パディシャーク投手は最速156キロの直球とカットボール、カーブ、スプリットを操り、若干西武時代の松坂大輔氏のテイクバックを彷彿させるような豪快さを感じさせます。
これまでのキャリアについてはチェコ野球を追っている方が​ note
ちなみにチェコ野球と深いかかわりを持つ方の​ twitter ​によりますと、メキシコのプロ野球(LMB)からもオファーが届いていたそうで、恐らく年俸や待遇などはそちらの方が良かったのではないかと思われますが、日本球界を目指して決断したとの事です。

 現状のチェコ球界にはプロ野球リーグはなく、更に以前まではプロ野球選手を目指すにはアメリカの大学へ行く選択肢しかありませんでした(独立リーグに入団した選手はいましたが)。
しかしながらWBCで日本と対戦した事でチェコ野球が知られるきっかけとなり、更に日本だけでなく台湾とも強化試合を行い、更には韓国とも会談を行うなど積極的にアジアの野球強豪国と交流を行う事でより一層今後の選択肢が広がってくるのではないかと期待しています。
実際、同じくMLBを目指していたものの叶わなかったフルプ外野手は巨人が育成契約を結び、最終的にはオイシックス入団を決意したもののLMB球団からもオファーが届くなどプロ野球選手としての道標がアメリカだけではなくなっています。
惜しむらくは3Aまで上り詰めたチェルベンカ捕手の頃に知れ渡っていれば現在20後半の選手もチャンスがあったのかもしれませんが…。

 今季は初めてチェコ人がNPBでプレーする事になるという歴史的なシーズンとなります。
フルプもパディシャークもそれぞれ育成選手と2軍戦参加球団なので2軍戦のみの出場となりますが、ここで好成績を残す事が出来れば支配下登録やNPB1軍球団からの獲得オファー、或いはKBOやCPBLからの獲得オファーがあるかもしれません。
また、彼ら以外の若い有望株(​ twitter ​、​ twitter ​、​ twitter
それと同時に野球の普及や振興・発展の為には如何に国際試合が大事であるかという事を感じるところで、WBC本選での試合がなければ注目を浴びる事もなく、恐らくフルプやパディシャークらのNPB挑戦もなかったでしょう。
こちらはWBC予選の話ですが、スペイン代表のエンカーナシオン内野手にKBOが興味を示しているとの事で、あまり日の目を浴びない国でプレーしている選手らが注目され、そしてプロ野球選手への道筋を開いてその国の野球の機運を高める、そういった意義が国際試合にありますね。

 最後にチェコ代表として選出されてWBCにも参加し、更に金融アナリストとして活躍しているジーマ選手のinterview記事が自身の​ twitter ​にて掲載されていました。
WBC以降じわじわと人気が上昇してきているとの事で、更に現状プロ野球リーグがないので野球で生計を立てる事はできないものの、チェコ野球に可能性を見出して大手企業からの新たなスポンサーの獲得(​ twitter
確かにNPBやその他のプロ野球リーグといった道筋もできつつあって選択肢が以前よりも大幅に増えたとはいえ、やはり彼らの一番の理想は地元チェコでプロ野球リーグができる事だと思います。
現状まだまだな状況だとは思いますが、千葉ロッテとの連携にスポンサーとなった日本企業や政府のスポーツ強化支援種目にも選ばれるなど順調にステップを踏んでいる事は間違いありません。
中東にbaseball united、中国もプロ野球リーグへの移行を目指しており、東南アジアでも佐賀アジアドリームズが独立リーグに参戦して将来的なプロ野球リーグ創設を目指しているだけに、欧州でもそういった機運が高まる事を期待したいですね。






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最終更新日  2025.02.28 00:39:23
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