広島カープ考察

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2025.11.19
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カテゴリ: 広島東洋カープ


『栗林良吏』

 引き続き広島の選手を見ていきたいと思います。
今回は栗林、今季も抑えとして開幕を迎えたものの調子が上がらずに中継ぎに回り、それ以降は調子を取り戻した事で、結果としては55試合に登板して防御率2.24の成績を残しました。
来季は新井監督の打診を受けて先発への転向が決まりました。

 まずは奪三振率ですが、52.1回を投げて54奪三振と投球回数を上回る数字で奪三振率は9.29と高い数字を記録しています。
続いて制球力ですが、こちらは19与四死球で与四死球率3.27とまずまず平均ぐらいの数字となっており、昨季よりは悪いものの一昨年よりなら良い数字となっています。
ちなみに与四死球率に関しては隔年気味の傾向があり、悪い・良いというサイクルになっていますが、今季の3.27は別に悪い数字というわけではないかと思います。
奪三振率が高い上に与四死球率はまずまずという事で、K/BBは3.00と十分な水準となっています。

 それでは球威の方を見ていきますと、35被安打と投球回数よりもかなり少ない数に留めており、制球もまずまずなのでWHIPは1.01とかなり優秀です(ただ昨季は0.89)。

続いてbatted ballですが、75GB:39FB:6LD:10IFFB:3HRとなっており、GB%は56.3%と昨季の53.1%よりも高くなっていますね。
ただGB%が56.3%の割には被IsoPが.100近いという事はやや長打を浴びる割合が高かったと言えるかな?と思います。

 続いて球種ですが、相変わらず直球とフォークで全体の3分の2を占めていますが、昨季よりも直球の割合(37%)が増えて一番多く投げており、一番多く投げていたフォークの割合(29%)が減りました。
次に多く投げていたのがカーブで18%、カットボールが16%となっており、これも毎年感じる事ですがリリーフの投手の割に複数の球種を織り交ぜた投球をしていますね。
やはりフォークは被打率.171と昨季と同じで打たれておらず、空振り率は20%を越えるなど優秀な球種となっています。
今季は「フォークが不調」とよく言われていましたが、寧ろ直球の方が被打率.216と悪くはないものの昨季の.140と比べると悪化していますね。
また、カットボールが被打率.250と昨季の.150から.100以上悪化しており、直球とカットボールが不調だったと言えるでしょうか。
ちなみにカーブは被打率.103で昨季の被打率.316から大幅に良くなっており、フォークとカーブが良いと言う事はしっかりと縦回転や振り下ろす形が良かったと言えるのかも?しれませんね。

 最後に投球フォーム(​ youtube ​)ですが、シーズン途中からは走者がいない状況でもクイック投法で投げていました。
過去記事でも何度も触れていますが、トップからリリースにかけての動作に負担がかかりやすく、実際に右肘にかなり負担がかかっていてクリーニング手術を受けました。

ちなみにデイリーの​ 記事 ​によりますと、上体を反るのが早いと指摘を受けたとの事で、それによって力が分散していると言われたとの事ですが、個人的にはひょっとすると上体を反るのが早いから危ないトップの体勢になっているのかも?と思いました。
また、これも1年目の時から指摘していますが、リリースする際に右足が地面から離れていく中で、右膝がしっかりと本塁に向かずに右打席の方を向いており、できればここも改善できればなと思います。

 以前にも書いたのですが、正直なところ栗林の先発転向には反対の立場です。
やはりトップの体勢の右肘の位置が胸と同じぐらいの位置で非常に低く、そこからかなり結構無理して引き上げてほぼ真上から腕を振り下ろす形になるので右肘に負担がかかりやすいフォームです。

ちなみに高木投手の記事でも「この投手は先発よりもリリーフになった方が良いのではないか」と書かせていただきました(その理由はやはり危ない投球フォームで、将来のクローザー候補として1イニング限定・3連投厳禁といった制約をつける必要あり)。
ただトレーナー下で上体を反るのが早いとの指摘を受けてたとの事で、ひょっとすると危ないトップの体勢が矯正されるかもしれないだけに、その辺りは春季キャンプでどのような形になっているのかを見たいなと思います。
個人的にはドラフトで期待できそうな先発候補(斉藤投手や最新の​ 投球フォーム ​を見ると工藤投手もあり、他には赤木投手)が入団した上に高や辻、菊地ハルンといった若い期待株がいる上に別に今季も不振ではなく寧ろ好成績を残しただけに、来季は元のクローザーという位置に戻った方が良いのではないかな?と思います。

 「追記」

 栗林の話から逸れますが、ドラフト4巡目の工藤投手の投球フォームが劇的に良くなっていましたので、紹介させていただきました。
工藤投手の記事では全日本大学野球選手権の時に登板した投球フォーム(​ twitter ​)を掲載しましたが、秋の方が良い形で投げられているように思います。
巷では工藤投手がリリーフ、高木投手が先発という意見が多いですが、個人的には寧ろ工藤投手が先発、高木投手がリリーフではないかな?と思います。







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最終更新日  2025.11.19 00:40:35
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