広島カープ考察

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2025.12.04
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カテゴリ: 広島東洋カープ


『末包昇大』

 引き続き広島の選手を見ていきたいと思います。
今回は末包、今季は開幕スタメンを外れたものの、秋山が故障離脱した事で4戦目にスタメン起用されて一発を打ってレギュラーを奪い返しました。
しかしながら4月こそ4本塁打を記録してOPS.833を記録するも5月以降はOPSが一度も.700すら越えず、本塁打も8月こそ4本塁打を記録するも1、2本塁打に留まるどころか月間0本塁打もあり、初めて規定打席に到達したものの打率.243・11本塁打・OPS.699とかなり物足りない成績に終わりました。
丁度投稿しようと思っていた時に契約更改(​ 記事 ​)で元西武・中日の和田氏に自主トレで打撃指導を仰ぐ事を明かし、他には右方向への長打を打てるようになる事など語っていました。

 まず打撃内容を見ていきますと、ミートは437打数97三振で4.505とこれまで4.00すら切っていた中で初めて4.50まで到達しており、一番高い数字となっています。
そして四球は33四球でIsoDが.053とこちらも過去のIsoDと比べるとキャリアハイの数字となっており、BB/Kは.340と非常に低い水準ながらも.200すら切っていた過去と比べるとこちらもキャリアハイとなっており、打撃内容自体は良化しつつあるようです。
ただし、肝心のIsoPがレギュラーとして出場するようになった2年目以降では過去最低の.130となっており、長打を期待されている打者がこれだと本末転倒ですね。


 続いてbatted ballですが、139GB:127FB:24LD:42IFFB:11HRとなっており、GB/FBは0.77とやはりフライが多い打者で、その中でも同じくフライが多かった佐々木の0.81や中村奨成の0.86よりもよりフライが多い傾向にあるようです。
そして打球別打率ですが、GB打率が.288、FB打率が.266(内F抜きで.348)、LD打率が.750となっており、内野安打が8本とそこまで多いわけでもないのにゴロのヒットが多いですね。
フライの方は.266となっており、やはり内野フライが多いので技術を向上させてしっかりと外野に打ち返すようになりたいところです。
そして外野への打球方向ですが、レフト方向が65、センター方向が67、ライト方向が52とプルヒッターかと思いきや、今季は案外満遍なく打ち分けていたようですね。
続いて打球方向別打率ですが、レフト方向が.723、センター方向が.433、ライト方向が.365とやはりプルヒッターの傾向が強く、ライト方向にはあまりヒットを打てていませんね。

 最後に打撃フォーム(​ youtube ​)ですが、良い機会だったので打撃指導を受ける予定の和田氏の打撃理論に関する動画(​ ​​youtube ​、​ youtube ​、​ youtube ​)もあったので照らし合わせてみたいと思います。
かつて新人の頃に課題だった二度引きはもうすっかり改善されてバットを引きすぎていた面もなくなったように思います。

和田氏やyoutubeに登場したライパチさんの方がしっかりと下で回転できているのではないかな?と感じました。
ちなみに和田氏は右股関節の大事さを強調しており、しっかりと我慢する事を説いていますね。
ただ個人的な見解ですが、末包の課題としては古田氏、前田氏らと共演している方のyoutubeで和田氏は「体重は軸足に残す」という項目にて「重心は後ろにあるけど、打ちに行く時に体はボール方向に入っていくので、後ろに残ったら体重移動ができない。なので(後ろから)蹴る事によって体重移動する」と語っているのですが、末包の打撃フォームを見てるとそこができてないのかな?と感じました。
他に気になる点としては踏み込んだ時の体勢(割れ?でしょうか)が和田氏やライパチさんに比べるとイマイチなのかも?しれませんね。

 規定打席に到達したものの不本意な打撃成績に終わり、終盤はスタメンからも外されており、秋季キャンプでは久保や中村貴浩といった選手が打撃フォーム矯正の取り組みによって成長を見せており、来季が正念場となりそうです。
youtube ​では今も継続しているそうで、しっかりと課題を認識しているように見えますね。
他にも股関節の柔軟性を向上させるトレーニング(​ twitter ​、​ twitter ​、​ twitter ​)は色々あるだけに、自主トレまでの期間は中村奨成同様に股関節を重点的に鍛えても良いのではないでしょうか。
ちなみに鈴木誠也との自主トレは都合でできないそうですが、恐らくWBCがあるので早めに準備する為なのだと思われます。
ただ上記の通り和田氏と自主トレを行うとの事で、ライパチさんが受けた指摘を受ける事になるのではないかな?と思うのでしっかりと吸収していきたいところですね。
ただ以前の記事で縦振りを追求すると語っていましたが、和田氏は「レベルスイングが良い」と語っているのですが、その辺りはどうなるのか気になるところですね。
ちなみに和田氏と言えば崩されながらも上手く打つ点ですが、和田氏はあまり球を見極めるのが得意ではなかったそうですが、曰く「手が残っていればまだしっかりと強い振る空間が残るので拾えた」と語っていますね。
末包もあまり球を見極めて四球を選ぶといったタイプではないだけに、その辺りも身に付けていけたら良いですね^^;。
来季は30本塁打100打点とかなり大きく出たなという印象ですが、このオフにしっかりと下半身を鍛えて中村奨成と共に真の強打者へと成長してもらいたいですね。

 「余談」

 ちなみに和田氏はレベルスイングを意識しており、スピンをかける事は多少意識するものの、基本的にはボールにバットを真正面からぶつけて押し返すイメージだそうです。
そのイメージは大谷翔平と似ているのかな?と感じ、こちらの​ 記事 ​で100%の力でボールを潰しに行く為にボールの真後ろを叩くと語っており、バックスピンをかけないそうです。
何となくですが、低いライナー性の打球を日韓戦でも打っていた佐々木やレベルスイングを練習してきた渡邉辺りも同行したら面白そうなのですが、如何でしょうかね。





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最終更新日  2025.12.04 01:16:11
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