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『昨日の今日』 本日は広島の気になった情報を見ていきたいと思います。昨日取り上げたばかりの森浦が契約更改に臨み、大幅アップの1億1000万円でサインとの事ですが、巨人の船迫が3年目で早くも9000万となっており、やはり広島は少し渋めですね。ちなみに1年間ローテを守った森が3800万円とこちらも非常に渋めの査定となっており、やはり他球団と比べて資金力のなさが浮き彫りになっていますね。20年以上前の時代ならば松井秀喜氏が2001年当時プロ野球史上最高額となる6.1億円で契約したものの、そこまで多くな開きはなかったかと思うのですが、今や2025年は3億円以上貰っている選手が外国人選手含めて36人もいますが、広島は1人もいません。以前にも書いた事があるのですが、やはり引き留めるべき選手と移籍止むなしの選手をしっかりと選別していかなければ苦しくなってくるでしょう。勿論全員残したい気持ちは分かりますが、結局ある程度選手を残したものの、肝心の本当に残したかった丸はFA移籍されてしまい、FAせずに残留した選手はパッとした成績を残せなかったという一番最悪な展開となってしまった事実を直視して今後に生かすべきだと思います。 話を戻して森浦ですが、東京スポーツに寄ればウェートトレーニングを行って直球に強さを出す事を考えているとコメントしていました。昨日の記事にて「フォームは変えた方が良い部分はあれど、これで結果を残しているのならば下手に弄らない方が良いのかも?」と書きましたが、そちらの路線ならばローリスクかもしれませんね。森浦の投げ終わった形をイメージで例えるならば外野手のバックホームのような形(youtube)になっており、変更した方が良いのかな?と感じるものの、これで結果を残してきているので下手に弄るのも怖いかな?とも思うだけに、筋トレで球威が増せば直球の被打率も改善されるかも?しれませんね。 続いて黒原がデイリーの記事にて体幹を鍛えて故障しないようにトレーニングしていく考えを明かしました。今季は左膝を故障し、当初は「そこまで重症ではない」としておきながら結局重症(こういうパターンが非常に多い)で、手術して全休となりました。今もリハビリ中との事ですが、その間に自身の投球フォームと向き合い、自身の姿勢の影響で腹圧が抜け、お尻も使えておらず、腰や背中、肩に代償が来ている事を自覚した事で体幹を鍛えようと思い立ったようです。 黒原とは話題が逸れますが、個人的には秋季キャンプでの「投げ込み」に対して疑義を唱えていた事を黒原が代弁してくれたような気がしました。必ずしも投げ込みを否定しているわけではないのですが、その投げ込みを行った際に自身の投球フォームのどこに問題があるのか、ある程度球数を投げるにつれてどの辺りが疲労して動作に支障をきたしてしまっているのかをしっかりと向き合い、その上でどの部位を鍛えていくのかを確認していく事で投球フォームを良くしていく、そしてまた投げ込みで確認してみる、という事が大事だと思っています。恐らく黒田アドバイザーもそういった事を話されているのではないのかな?と思います。しかしながら秋季キャンプでの投げ込みは果たしてこのような事に気付いて良化させていく事ができる有意義なものだったのかな?という不安が残りました。見たところ球数ばかりが強調されており、ある程度球数を投げてから良くなってきたというコメントが目に付きました。正直なところ身体が疲れてくればどんな人間でも判断力や動きが鈍るのですからそんな事は本来あり得ないと思うのですが…(普通に考えれば我々の日常生活でも疲れてくれば集中力や注意力も落ちて仕事でミスをしてしまうなんて事があるのではないでしょうか?逆に上がるなんて事が果たしてありますかね?)。上記のようなコメントが目に付いたのでどうもしっかりと活かせているのかな?と不安が残りました。野球太郎No.057 2025ドラフト総決算&2026大展望号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2025.12.02
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『森浦大輔』 引き続き広島の選手を見ていきたいと思います。今回は森浦、栗林の不調もあって抑えに配置転換されて25ホールド・12セーブを記録し、防御率は1.63の好成績を残しています。 まず奪三振率ですが、55.1回を投げて60奪三振で奪三振率9.76と9.00を越える数字を記録しており、奪三振率が9.00を越えるのは2022年以来となります。続い制球力ですが、こちらは19与四死球で与四死球率3.09とまずまずの数字となっていますが、更なる安定の為にはできればもう少し向上させたいところでしょうか。三振は多く奪えていてまずまず良い制球力(4与死球が響いています)なのでK/BBは4.00と高くなっています。 それでは球威の方を見ていきますと、44被安打と昨季の46.2回40被安打から向上しており、WHIPは1.07と島内同様に素晴らしい数字となっています。ただ被IsoPは.092と3被弾した影響もあり、それほど安打を打たれていない割にはやや高いでしょうか。続いてbatted ballですが、67GB:40FB:16LD:13IFFB:3HRとなっており、GB/FBは1.20とゴロの方が多くなっています。 続いて球種ですが、直球(約6割弱)とチェンジアップ(約3割)で90%弱を占めており、それ以外では時折カーブを投げ、カットボールやスライダーも僅かに投げています。得意のチェンジアップは被打率.198で空振り率が20%を越えていますが、直球は空振り率こそ二桁に乗せているものの、被打率は.278と案外打たれています。この辺りはもう少しカットボールやカーブを上手く使えるようになっていければ投球の幅が広がるのではないかな?と思いますが、中々上手くはいかないようです。 最後に投球フォーム(youtube)ですが、毎年の事ですが投げ終わった後に体がピョンと跳ねながら三塁側に流れるのが特徴的ですね。ちなみにカーブを投げるシーンが出てきますが、他の球種の時と腕の位置が違うのでバレバレになってしまっていますね^^;。個人的にはもう少し右膝が突っ張るタイミングを抑え込んで跳ねないようにした方が良さそうな印象なのですが、トップの時の体勢も左手は頭の後ろに隠れており、球速も150キロを計測しており、何よりこれで結果を残してきていますので変えない方が良いのでしょうか?ただやはりこれだと疲労してきた時に打たれてしまう印象で、実際2年連続で直球の被打率は.275以上を打たれており、跳ねない形にした方が良いかと思います。 2023年以外は新人の頃からフル回転しており、小柄な体ではありますがタフネスな左腕で、来季は中継ぎに再び戻るとすれば100ホールドに届きそうです。今季は抑えを務めましたが、やはり直球の球威面の不安やはっきりと左打者を苦手としている事を考えると、やはり従来通りの中継ぎの方が良いかな?と感じます。昨季まではピンチの場面で右の強打者をしっかりと抑える役割を任されていましたが、できればその役割を任せたいなと思います。更なる進化を求めるのならばやはり跳ねる形になる下半身の使い方を見直せばより凄みを増すのではないかな?と思います。他には左打者対策として床田や黒田アドバイザー辺りからツーシームを教わって左打者の内角に投げ込める球種を覚えるのも手ではないかな?と思います。これまで十分な活躍を見せていますが、個人的にはまだまだ色々伸びしろがありそうな投手だと思います。野球太郎No.057 2025ドラフト総決算&2026大展望号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2025.12.01
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